• プライベート・プラクティス

海外ドラマNAVI

WEEKLY NEWS

COLUMN

About プライベート・プラクティスについて

Category カテゴリー

Writer ライター

HB
シアトルでハチドリの餌付けをするのを夢見る30女。


4月2日(水) #13「喜びと人生と」

13 アディソンとジェイクの結婚式が行われ、ナオミもお祝いに駆け付ける。クリニックでは、ヴァイオレットが数年間担当していた患者ホリーの診察を終了させる。ミランダは、シェルダンを訪ねてクリニックに来院した際に発作で倒れ、聖アンブローズ病院に運ばれる。クーパーは三つ子の世話のため専業パパとなるが、子育てのストレスは溜まる一方。そんな中、ナオミがクリニックを再び訪れる……。


6シーズンにわたって描かれてきた、迷えるオトナたちのプラクティス。いよいよ、今回のエピソードで完結です!
何と言っても嬉しいサプライズはナオミの再登場! しかし、ナオミが最後の最後でこんな風にストーリーに絡んでくるとは思ってもみなかった!!

 

●アディソンとジェイクが結婚!
ついに執り行われることとなったアディソン&ジェイクの結婚式。ニューヨークからはナオミも駆け付け、二人はクリニックのメンバーや友人たちに囲まれて晴れて夫婦となります。お祝いムードいっぱいの宴席では、ナオミとサムが久しぶりに会話。そして……、な、何と!その流れから二人はベッドイン!

 

●患者ホリーの診療を終了させようとするヴァイオレット
月日は流れ3カ月後。交通事故で6年前に両親と恋人を失くし、自分だけがその事故で生き残ったことにショックを受け、ずっとヴァイオレットのセラピーを受け続けてきた患者のホリー。憧れだったパリのル・コルドン・ブルー(料理学校)に願書を出すなど前向きになってきたことから、ヴァイオレットはそろそろ彼女もセラピーを卒業する頃だと判断します。けれども、いざ合格通知が来ると、ホリーはヴァイオレットから離れるのを躊躇し「パリには行かない」と言い出します。ヴァイオレットはもう少しセラピーを続けることにするのですが、結局、このセラピーがホリーの自立の足かせになっていると判断。「あなたが選んだこと」と言って、パリに行くようホリーを説得します。ヴァイオレットに背中を押されたホリーは、新しい一歩を踏み出そうとついに決心。ヴァイオレットに礼を言うと、彼女に見送られながらパリへと旅立っていくのでした。

 

●倒れたミランダを支え続けようとするシェルダン
シェルダンを訪ねてクリニックにやって来たミランダ。突如発作を起こして倒れ、聖アンブローズ病院に運び込まれます。その後、容体が安定したミランダは「病院を出る」と言い出します。今は病院にいるべきだと説き伏せるシェルダン。しかし、ミランダは聞き入れようとしません。ガンの進行にともない自分が人間としての尊厳を失っていく様を、シェルダンに見られたくないと考えていたのです。「別れて」とシェルダンに迫るミランダ。シェルダンがそれを拒否すると、ミランダは自分から病院を立ち去ります。辛い状況に追い込まれるシェルダン……。しかし、自分がミランダを深く愛していると再認識したシェルダンは、彼女に会いに行って「君は最後の瞬間まで愛されていいはずだ」と説得します。そしてミランダは、このシェルダンの心からの訴えに応じます。シェルダンは仕事を辞め、二人は残された日々を美しい海辺で静かに過ごすのでした……。

 

●アンジェラとイーライの交際を認めるジェイク
いまだ大学教授のイーライと付き合い続けているアンジェラ。大学を休学し、イーライと一緒にローマに付いて行くと言い出します。もちろんジェイクは反対しますが、アンジェラは「パパの許可は必要ない」と突っぱね……。最終的には、パリへの出発前に顔を見せにやって来たアンジェラに対し、「お前を幸せにできる、もしそれがイーライだと言うのなら、敬意を持ってお前を送り出す。だが、誰に送り出してもお前はいつでも僕の娘だ」とジェイクは二人の交際を認めます。こうして、ジェイク&アンジェラの父娘はようやく和解するのでした。

 

●専業パパとして三つ子の世話をするクーパー
三つ子の世話のため仕事を休業し、専業パパになったクーパー。3人の世話を一人でこなすのは大変で、ストレスは溜まる一方。結局、シャーロットに子守を雇うことに同意させ、自分も仕事に復帰することに!

 

●ナオミが妊娠!お腹の子の父親はサム!
アディソンの結婚式から3週間後。ナオミが突然クリニックのアディソンの元を訪れます。実は彼女、妊娠していたのです!アディソンによる超音波検査を受けながら、ファイフと別れたと話すナオミ。その後、サムとナオミがクリニックのキッチンで妙に意識し合っているのを見たアディソンは、ナオミのお腹の子の父親がサムだと気付きます。自分の結婚式の時にナオミとサムは関係を持ったのだ、と。アディソンはナオミ本人に確認。ナオミはお腹の子の父親がサムであることを認めますが、「このことはサムには言わないで」と強く口止めします。
アディソンは、ナオミの妊娠の事実は伏せたまま「ナオミはファイフと別れた。彼女はまだあなたを愛してる」とサムに告げます。ミランダのためにクリニックを辞めたシェルダンの決断にも触発されたサムは、自分も正直になろうと決意。ステファニーと別れてニューヨークのナオミを訪ねると、「君を愛してる」と告白します。てっきり、アディソンから妊娠のことを聞いたのだろうと思ったナオミは、「私があなたの子を身ごもってるからってそんなことしなくていい」と返答。妊娠の事実を知らなかったサムは驚きます。ここで初めて、サムはただ「愛してる」と伝えに来たのだと理解するナオミ。こうして、お互いの愛を確認し合った二人は、再びともに生きていく道を選択。あらためて結婚式を挙げるのでした。

 

●ヴァイオレットの2冊目の本のタイトルは……!?
2冊目の本を書き終えたヴァイオレット。クリニックのキッチンで仲間たちにそれを報告。「患者やクリニックの医師たちを描いた、喜びと、人生の旅がテーマの本」と説明します。その本のタイトルは……『プライベート・プラクティス』!!!
こうしてオトナたちの迷えるプラクティスは完結するのでした。

 

……というわけで、最終回はいかがでしたか? 6年かけてようやく辛い経験を乗り越え、新たな人生をスタートさせることにしたホリーという患者を、このドラマの象徴のような存在として登場させる演出には、なるほど!と思いました。ヴァイオレットの著書のタイトルが『プライベート・プラクティス』という締めくくりも、実にきれいにまとまっていましたね。
ただし、ナオミの妊娠、そして彼女とサムの再婚には驚かされました! 子どもは持ちたくないということでアディソンと破局したサムでしたが、結局は、ナオミじゃなきゃダメだったということ!? ステファニーが可哀想な上に、ちょっと強引かな……とは思いましたが、予想外の展開、最後の最後まで楽しませてもらいました。個人的には、デルの娘のベッツィーが今もナオミの元で幸せに暮らしていることが確認できたのも嬉しかったです。

 

振り返れば、この「プライベート・プラクティス」というドラマは実に挑戦的でした。日本のドラマでは到底扱えないようなセンシティブな問題にも深く切り込み、医療ドラマの枠に収まらない独自のジャンルを確立させたのは本当にすごいこと。重いテーマを何度となくぶつけられ、見続けるのが辛くなることもしばしばでしたが、このドラマからたくさんのメッセージを受け取った、そう思います。

 

最後に。これまで「プライベート・プラクティス」ブログにお付き合いくださり、ありがとうございました!


【注目のセリフ】
「大人と何を話せばいいか分からない。通じ合うのは公園にいる寝不足の母親たちだけ。言っとくけど、その母親たちと育児のストレスを分かち合って絆が生まれたら、僕はやがて彼女たちの誰かとセックスするようになるだろう。授乳時間が同じだから。いいのか? 僕が公園の母親たちとセックスしても。このままだとそうなる。子守を雇うしかない」by クーパー
 ……母親たちとセックスとは飛躍しすぎだけど、あのシャーロットを説き伏せるにはこのぐらいで正解。
「愛し合っている者に愛ではないと説得するのは不可能だ」by シェルダン
 ……格言レベルの一言。
「君の最後の尊い日々を僕は大切にする。君が僕の名前を忘れてしまったら僕が思い出させる。君は最後の瞬間まで愛されていいはずだ。愛に包まれ、君を愛する男の顔を最後に見ながら死んでいっていいんだ。そして僕はできるだけ長い間、精一杯君を愛していいはずだ。だから立ち去らない」by シェルダン
 ……シェルダン、かっこ良すぎる!!
「肝心なのは、お前を引き渡す相手がいい男だということ。お前を幸せにできる、もしそれがイーライだというのなら、敬意を持ってお前を送り出す。だが、誰に送り出してもお前はいつでも僕の娘だ」by ジェイク
 ……シェルダンの勇断が、頑なだったジェイクにも影響を与えたのか!? とにかく、こちらもハッピーエンドで一安心。


【曲情報】
♪"No Diggity (Blackstreet Cover)" Chet Faker

アディソンとジェイクの結婚式のシーンで。
♪"It Must Have Been Love (Roxette Cover)" Kathleen Edwards
ヴァイオレットがホリーを見送り、ジェイクがアンジェラと和解するシーンで。
♪"Clouds Above" Angus Stone
エンディング、サムとナオミがお互いの気持ちを確かめ合い、シェルダンとミランダがビーチで静かな時間を過ごし、アディソンがナオミへのお祝いスピーチをカメラの前で披露し、サムとナオミが結婚式を挙げ、ヴァイオレットが2冊目の本が書き上がったことをクリニックのメンバーに報告し、そのタイトルをめぐってみんながあれこれ言うシーンで。

2014.4. 2|エピソードガイド、プライベート・プラクティス6 フィナーレ|コメント(0)トラックバック(0)

3月26日(水) #12「まっさらな未来」

12 ついにシャーロットが産気づく。同じ頃、ヴァイオレットはクーパーの三つ子に本を贈ろうと訪れた書店で、オーナーから口説かれていた。友人にガンのことを話すようミランダから忠告されたシェルダンは、放射線治療を受けたことをサムに打ち明ける。一方、アディソンはヘンリーとの養子縁組を決める審問のため、裁判所に出向く。形式的な審問だったはずが、ミルドレッドから「懸念あり」のファックスが入り……。


いよいよ残すところあと2話! シャーロットはいよいよ三つ子のうち二人を出産、クリニックのメンバーたちにも、それぞれの未来が見えてきます!

 

●再び本を書く決意を固めるヴァイオレット
シャーロットとクーパーの三つ子に本をプレゼントしようと書店を訪れたヴァイオレット。本とぬいぐるみなどをギフト用のカゴに詰めてほしいと、書店のオーナーのチャールズに依頼。彼はヴァイオレットの本の読者だと言い、彼女にアプローチします。そして、「本に出てきたご主人は?」と質問。その時ヴァイオレットは、自分がピートの存在を忘れていたことに気付きます。
その後、シェルダンにミランダを紹介され一緒に食事をしたヴァイオレット。二人の仲睦まじい様子を目の当たりにします。さらに、病院に戻るとサム&ステファニーのキスシーンを目撃。居たたまれなくなった彼女は、陣痛で苦しむシャーロットの病室に逃げ込んでひとしきり泣きます。今にも出産をしようとしているシャーロットや、アディソン&ジェイク&ヘンリーも幸せそう。でも、自分はもう出産も結婚もしないだろう……。落ち込むヴァイオレットでしたが、サムに話を聞いてもらい「君は未完成だ」と言われると前向きな気持ちに。その後、書店にギフトを受け取りに行ったヴァイオレットは、あらためてチャールズからデートに誘われますが、「ひとりで生きていこうとしているから」と断ります。そして、再び本を書く決意を固めるのでした。

 

●サムにガンのことを打ち明けるシェルダン
相変わらずミランダと順調そうなシェルダン。しかしミランダは、自分の死後にシェルダンが孤独になってしまうことを心配し、ガンであることを仲間に打ち明けるよう言います。その言葉を聞き入れたシェルダンは、放射線治療を受けたことをサムに報告。自分の体を心配してくれていたサムに礼を言い、サムもちゃんとシェルダンが治療を受けていると知って安堵。二人は和解するのでした。

 

●シャーロットが出産!クーパーは念願の広い家をゲット!
シャーロットは陣痛が始まってもその後のお産がなかなか進まず、痛みから超不機嫌に。そんな中、クーパーは大家族で住める家を買ってシャーロットを驚かせようとしていたのですが、狙っていた家に別の夫婦が入札したため競合という事態に。クーパーはメイソンを連れて家の売り主に会いに行き、ライバル夫婦と対峙します。ライバル夫婦は、クーパーの職業をこき下ろそうとし、自分たちがいかに買い手にふさわしいかを姑息にアピール。するとその時、いよいよシャーロットの分娩が始まるという連絡が。クーパーはメイソンを連れて、戦い半ばで退場します。
その後、シャーロットは三つ子の一人を出産。残る一人は横向きになっていたものの、壮絶な痛みをともなう内回転術に耐えた彼女は、最後の一人も無事出産します。
メイソンは、産まれた赤ちゃんの一人をキャロラインと命名。クーパーは残る一人にレイチェルという名前を付け、先に産まれたジョージアを含め、三つ子全員の名前が決まります。その時、家の売り主からクーパーに家を売るとの連絡が。夫婦+息子+三つ子の大家族は、素晴らしい家を手に入れたのでした。

 

●いつかジェームズの子どもを持ちたいと確信するアメリア
ジェームズからいずれ子どもを持ちたいという気持ちがあるのか尋ねられたアメリア。無脳症の赤ちゃんを産んだ経験からもう出産はしないと自分に言い聞かせていた彼女は、その問いに即答できず……。けれども、シャーロットの出産に立ち会って感動したアメリアは、ジェームズに「いつか、あなたの子どもが欲しい」と素直な気持ちを話します。いつかそんな日が来ることを夢見て、笑顔で抱き合う二人!

 

●アディソンはヘンリーの正式な親に!
シャーロットの分娩前、ヘンリーとの養子縁組を決める審問のため裁判所に出向いていたアディソン。形式的な審問だったはずが、ミルドレッドから「懸念あり」のファックスが入ります。原因はジェイクの逮捕歴と、彼と娘アンジェラとのいさかい。判事はさらなる審査を求め、別の日に最終決定が下されることとなってしまいます。ショックを受けたアディソンはミルドレッドのオフィスへ。けれども、「決めるのは判事よ」とミルドレッドに突き放されてしまいます。もしかしたら、ヘンリーを失うことになるかも……。アディソンは不安のどん底に突き落とされます。
一方、自分のせいで養子縁組が決まらなかったと知ったジェイクは、判事に直談判しに行きます。そして「すべて娘を守ろうとしてやったこと。ヘンリーも守ります」と話し、「もしヘンリーとアディソンを引き離すことになるなら自分が身を引く」と断言します。このジェイクの訴えに心を動かされた判事は、ついにヘンリーの養子縁組の決定を下し、ヘンリーは正式にアディソンの子どもに! その書簡をアディソンに渡したジェイクは「いつ結婚式を挙げる?」とアディソンに聞くのでした。

 

……というわけで、それぞれのキャラクターにスポットを当てたエピソードも一巡し、クリニックのメンバーたちの幸せのかたちが見えてきた今回。末期ガンの恋人を持つシェルダン、一人で生きていく覚悟を決めたヴァイオレットには不安要素がないとは言えませんが、二人とも人生に前向きですから、きっと明るい未来を切り拓いていってくれるはず!

 

それにしても、シャーロット&クーパーの赤ちゃん、ジョージアちゃんは本当にかわいかったですね!いい歳した大人が、ジョージアちゃんに向かってそれぞれ胸の内を明かす演出も面白かったです。

 

さて、いよいよ次回は最終話!あの ナオミも再登場します。迷えるオトナたちの終着点は!? どうぞお見逃しなく!


【今回のゲスト】
書店のオーナーのチャールズ役は、「ウェアハウス13 ~秘密の倉庫 事件ファイル~」へのゲスト出演や映画「アイアンマン」「エリジウム」などで知られるファラン・タヒール。
クーパーとの競売となった夫婦の夫役は、映画「白銀に燃えて」のマッケンジー・アスティン。「グレイズ・アナトミー」シーズン8の第1話、2話には、道路にできた陥没穴に落ちたダニー役でゲスト出演。
家の売り主の夫人役は、「スネーク・フライト」「インシディアス」など映画への出演画多いリン・シェイ。


【注目のセリフ】
「あなたはこの病院で最高の産婦人科看護師。今まで私の担当だった。私が雇った。だからって私の分娩に最後まで付き合うことない。やり遂げられないのが普通だから」by シャーロット
 ……相手にノーと言わせないところが、さすがシャーロット!
「一度彼がオフィスで辞書を読んでるのを見たことある」by ヴァイオレット
 ……仕事の合間に辞書を読むとは、シェルダンらしい!
「そりゃ、僕だってその場に一緒にいたいが、シャーロットをほかの医師に任せたりしたら、その医師が気の毒だ」by ジェイク
 ……ジェイクの言う通り。
「まだ7センチ。たいしたことない。オオカミ少年みたいな子宮ね」by アメリア
 ……辛い出産経験がありながら、シャーロットのお産に冗談混じりで付き合えるアメリアってすごい。
「つまり、君の人生という本は未完成の作品だ。だからヴァイオレット・ターナー、君は未完成だ」by サム
 ……ヴァイオレットにとって何よりの励ましの言葉。


【曲情報】
♪"Windy Cindy" People Get Ready

ヴァイオレットが書店でオーナーと会話し、ジェイクが養子縁組を決める審問を控えたアディソンに花束を渡すシーンで。
♪"Ghosts" Broken Anchor
ガンのことを友人に打ち明けるようミランダがシェルダンに言い、陣痛に苦しむシャーロットにアメリアが付き添い、サムがヴァイオレットを励ますシーンで。
♪"I Will Go" Kris Orlowski & Andrew Joslyn
エンディング、シャーロット&クーパーの三つ子の名前が決定すると同時に、クーパーが家を買えることが分かり、ジェイクが判事に直談判した結果、ヘンリーが正式にアディソンの子として認められ、それをジェイクから知らされたアディソンが喜ぶシーンで。

2014.3.26|エピソードガイド、プライベート・プラクティス6 フィナーレ|コメント(0)トラックバック(0)

3月19日(水) #11「恋の資格」

11 断薬2年目のアメリア。アパートに引っ越して一人暮らしを始める。ヴァイオレットたちは、彼女のデート相手として独身男性を次々に紹介するが、うまくいかない。そんな中、アメリアは発作を起こしてERに運び込まれたケイという女性の診察をジェームズと担当。ジェームズはアメリアを夕食に誘い、二人は深夜近くまで楽しい時間を過ごす。翌日、検査したケイの脳に病変があることが判明し……。


今回の主役はアメリア! 今シーズン、シェルダンと同様に登場シーンが比較的少なかった彼女のここ4カ月のプライベートが丁寧に描かれます。それぞれのキャラにスポットを当てたエピソードが用意されている今シーズンは、時間軸が前後するのが特徴です。

 

●アメリア、断薬2年目
断薬から407日が経過したアメリア。アパートに引っ越して一人暮らしを始めます。クスリやお酒の誘惑を退けながら1日1日を積み重ねてきた彼女は、もう長らくデートもしていない状態。ヴァイオレットたちは、アメリアのデートの相手にと独身男性を次々に紹介しますが、どのデートも最悪の結果に……。

 

●ケイという女性の治療をジェームズと担当するアメリア
ERには、舞台のオーディション中に発作を起こしたケイという女性が運び込まれます。アメリアはジェームズと彼女の診察を担当することに。この流れでジェームズは、「金曜日だよ!」とアメリアを夕食に誘います。ジェームズは毎週金曜日、ポテトがおいしいと評判の店に通っているのです。アメリアはひとまず帰宅しますが、ジェイクから「うまいポテトにはなかなかありつけない」とアドバイスされたことを思い出すと(これ、第7話の出来事ですね)、ジェームズのいる店へ。彼と夕食をともにし、深夜近くまで楽しい時間を過ごします。当然、別れ際には彼とキスすることになるだろうと思っていたアメリアですが、意外にもジェームズはハグでアメリアを見送り……。肩すかしを食らったアメリア、翌日ジェイクに不満をぶつけます。「時間をかけて引きつけろ」とジェイク。

 

さて、引き続きケイの検査結果を見ながら彼女の発作の原因を探るアメリアとジェームズ。脳に一つの病変を見つけて真菌感染が原因ではないかと推測。抗真菌薬と抗けいれん薬で経過を見ることにします。そして、ジェームズは再びアメリアをデートに誘います。じらそうとするアメリアでしたが、結局は彼とおすすめのイタリアンレストランへ。この日のデートも楽しく終わるのですが、またしても別れ際のキスはなし。アメリアは、なぜジェームズがキスしてこないのか悩み、アディソンとヴァイオレットに打ち明けます。するとヴァイオレットは別の医師とのデートを推奨。アメリアも渋々これに乗って自宅で身支度を整えていると、そこにジェームズが突然訪ねてきます。そして、ジェームズはついにアメリアにキス! アメリア、すっかりジェームズに夢中になっていきます。

 

●ついにジェームズと結ばれるアメリア
一方、ケイの病変はその後消失。もう発作の原因となりうるものはなくなったとして、ケイは退院できることになります。大喜びで帰っていくケイ。アメリアとジェームズはその直後にまたキスします。彼とのベッドインも近いと踏んだアメリアは、シャーロットのオフィスを訪ねてコンドームについて相談。シャーロットはアメリアに断薬を守るよう念を押しながらも、コンドームをいくつか渡して励まします。

 

その後、花束を携えてアメリアの部屋にやってきたジェームズ。さあ、いよいよ……という段になり、突然ライアンを思い出したアメリア。それ以上先に進めず、動揺して部屋を飛び出してしまいます。
翌朝。アメリアが部屋に戻ると、帰ったものとばかり思っていたジェームズはキッチンで朝食を用意していました。突然出て行った理由も聞かず、クスリを断っている最中だと話すアメリアを優しく受け止めるジェームズ。この後、二人はついに結ばれます。その後もお互いの距離をグングン縮めていく二人。アメリアは自分がクスリ漬けだったこともライアンが亡くなったこともジェームズに打ち明けます。ジェームズは決してアメリアの過去を否定したりはせず、当時のアメリアとライアンの間にあったのも“愛”だと断言。アメリアがジェームズが共和党支持者であることを知ってショックを受けるなんて場面もありましたが、二人は順調に愛を育んでいきます。

 

●アメリア、ジェームズの両親と会食
ジェームズの両親がロスに来ることになり、アメリアは夕食をともにすることに。ジェームズの母はアメリアにあれこれ質問しようとしますが、ジェームズはアメリアを気遣ってそれを制します。けれども、アメリアはそんなジェームズの態度が不満で、アパートに戻ってから口論に。アメリアはまたしても部屋を飛び出し、聖アンブローズ病院に入院しているシャーロットの病室へ。そこで一夜を明かすのでした。

 

●シェルダンの言葉に励まされ、自分の直感に従うことにしたアメリア
ケイが再び発作を起こして病院に運び込まれる事態に。発作の原因を必ず突き止めるとケイに約束するアメリアですが、ジェームズとはぎくしゃくしたまま。クリニックに戻ると、「ジェームズとうまくいかないかもしれない」とシェルダンに話します。すると、「大切なのはガンになった時手を握ってくれる人がいるかだ」とシェルダンは自身のガンのことを告白。クリニックの仲間にはガンのことをひた隠しにしてきたシェルダンでしたが、こうしてアメリアに真実を打ち明けたというわけです。

 

さて、シェルダンの言葉に心動かされたアメリア。聖アンブローズに戻ると、「私が愛した男はみんな死んだ」と恋に臆病になっていたことをジェームズに告げると同時に、ケイの発作の原因は心臓にあるのではないかとひらめきます。彼女のその見立ては大当たり。超音波検査の結果、左心房にできた腫瘍が崩壊して一部が脳に到達し、発作を引き起こしていたことが分かります。サムがオペでケイの腫瘍を摘出することになり一安心。
そして、このケイの治療を通して直感が大切だと再認識したアメリアは、失敗を恐れず愛に飛び込んで行こうと決意。ジェームズに「愛してる」と告げるのでした。

 

今回は、アメリア&ジェームズが愛を深めていく様子がじっくり描かれ、甘い展開が盛りだくさんでした。とにもかくにも、依存症のことやライアンの死などで恋することに臆病になっていたアメリアが、大きな一歩を踏み出したことは喜ぶべき変化。どん底の彼女を嫌と言うほど見てきただけに、今度こそしっかり幸せをつかんでほしいと願わずにはいられません!


【今回のゲスト】
ジェームズの母親役は、「THE KILLING ~闇に眠る美少女」や「エバーウッド 遥かなるコロラド」などへのゲスト出演などで知られるリー・ガーリントン。
ジェームズの父親役は、「Dr.HOUSE ―ドクター・ハウス―」や「HEROES/ヒーローズ」などへのゲスト出演などで知られるロン・パーキンス。


【注目のセリフ】
「もっとひどい話。素晴らしいデートをした夜の終わりに、相手がほかの人と婚約」by シェルダン
 ……シーズン3の#22「雪どけのころ」、#23「美しき友情の終わりに」での出来事。もちろん相手はシャーロット!
「私もソファでずっと一人で過ごしてる。問題は、私は若くない。もちろんまだやれるけど、若くはない。時々思うの。もしかしたら、この先一生一人かもしれないって」by ヴァイオレット
 ……このヴァイオレットのセリフ、すごく寂しい……。彼女にも幸せをつかんでほしい!
「今は最高に幸せだ。手を握ってくれる人を見つけたから」by シェルダン
 ……ミランダとは順調そうなだけに、彼女の病状が切ない……。
「人にはすべてのサインを無視して、自分の心に従い、失敗を恐れず、信じて突き進むべき時がある」by アメリア
 ……みんなの中で一番若いアメリア。やっぱりこうでなくちゃ!


【鑑賞MEMO】
ドリー・パートン

アメリカのカントリー・ミュージックの第一人者。彼女の名言“If you want the rainbow, you gotta put up with the rain.”と同意の「雨が降らねば虹も出ない」と書かれたおみくじをアメリアは引き当てました。
ちなみに、カントリー・ミュージックのリスナーには共和党系が多いと言われています。


【曲情報】
♪"Travel Song" Evelyn Burke

ベッドでアメリアとジェームズが会話するシーンで。
♪"Listen to Your Heart" Cuff the Duke
エンディング、アメリアがジェームズに「愛してる」と告げるシーンで。

2014.3.19|エピソードガイド、プライベート・プラクティス6 フィナーレ|コメント(1)トラックバック(0)

3月12日(水) #10「ベッドからの眺め」

10 妊娠27週目に入ったシャーロット。早産を防ぐため、体を傾けた状態で寝たきりの入院生活を送っていた。未熟児で産まれた娘と対面もできずにいら立ちが募る彼女は、ステファニーを専属看護師に指名して頻繁に呼び出す。一方、未熟児の娘は呼吸器を外せるまでに回復するが、RSウイルス肺炎と判明し、再び呼吸器を付けることになる。そして、妊娠31週目。シャーロットは見舞いに来たメイソンの腕に噛み痕を見つけて……。


今回はシャーロットが主役。三つ子の一人を早産で出産した後、頭を下に傾けた「トレンデレンブルグ体位」で寝たきりになっている彼女。その欲求不満を発散させるかのようなダンスシーンが数多く盛り込まれているのが、今回のエピソードの大きな見どころ! ただでさえ毒舌なシャーロットの心のつぶやきの内容もスゴイ!

 

●妊娠27週目~
クーパーと情熱的なタンゴを踊っている夢を見たシャーロット。キレのあるダンスとは裏腹に、実際には頭を下げた体位で寝たきり。早産で生まれた娘の名前を決めようにも、その子の顔も見ていない状態ではピンとこないようで……。

 

●妊娠28週目~
未熟児の娘につきっきりのクーパー。呼吸器を外せることになった娘を胸に抱き大感激! そんな中、いら立ちを募らせているシャーロットは、腕が良くユーモアも通じるステファニーを気に入って自分の専属看護師に任命すると、頻繁に彼女を呼び出します。
アディソンは、シャーロットが定期的に子宮収縮を起こしているのを確認。まだトレンデレンブルグ体位を続けなければならなくなったシャーロットはガッカリ。「やってられない!」という彼女の思いはダンスで表現されます。

 

●妊娠31週目~
マグネシウム点滴の効果で子宮収縮が止まったシャーロット。水平の体位に戻り、ベッドから医局長として指示を出し続けます。ところがまた子宮収縮が始まり……。シャーロットは、勝手に点滴量を変えてしのごうとします。
また、シャーロットは見舞いに来たメイソンの腕に噛み痕を見つけます。一方、クーパーは未熟児の娘の異変に気付き、検査をオーダー。ここで、またシャーロット&クーパーのダンスシーン。
その後、見舞いに訪れたジェームズとしばしアメフト観戦を楽しむシャーロット。勝手に点滴量を増やしたことがアディソンにバレて、点滴の設定をロックされてしまいます。
未熟児の娘の方は、RSウイルス肺炎と判明。再び呼吸器を付けることに。そうとは知らずにシャーロットは、相変わらずステファニーを呼びつけては言いたい放題。彼女の傍若無人ぶりに堪忍袋の緒が切れたステファニーは、ついに怒りを爆発させます。さすがのシャーロットも、彼女に返す言葉は見つからなかったみたい。
さて、メイソンの腕の噛み痕の件で学校に連絡したシャーロット。メイソンが友達を挑発した結果だと説明を受けます。シャーロットは、「息子をほったらかしにするから!」とクーパーに八つ当たり。肺炎になった娘のことでただでさえ神経をすり減らしていたクーパーは、「悪かったよ、24時間新生児ICUで娘を生かすのに必死で!」とつい反論してしまいます。娘の肺炎を初めて知ったシャーロットは、「出てって!」とクーパーを病室から追い出し……。

 

●妊娠32週目~
シャーロットとクーパーのヒップホップダンスシーンから一転、また病室のシャーロット。ベビーシャワーの準備をしてやってきたアディソン、ヴァイオレット、アメリアの3人にイライラし、「1、2、3、4……」と心の中で数を数えてその場をやり過ごします。
その後、シャーロットは面会に来たメイソンを叱り、ケンカを売った相手に謝るよう言うと、テレビとゲームを禁止するという罰を与えます。
未熟児の娘の方は、さらに容体が悪化。リスクが高いもののほかに方法がなく、ECMO(体外式膜型人工肺)につながれることになります。シャーロットは、まだ1度もこの手に娘を抱けていない状況に涙……。ここで、またしてもシャーロット&クーパーのダンスシーン。今度はモダンダンス風。
さて、アディソンとサムによる処置を受ける未熟児の娘。シャーロットは娘が助かるよう神に祈りながら、この状況は自分が三つ子の妊娠を疎んじたからだと自分を責め……。精神的に限界に達し、思わず失禁してしまいます。ステファニーは、そんなシャーロットに優しく対応し……。

 

●妊娠33週目~
未熟児の娘が快方に向かい始める中、またまたシャーロットとクーパーのダンスシーン。
1週間の謹慎を終えたメイソンは、反省して友達と仲直りしたことをシャーロットに報告し、彼女に素直に謝ります。シャーロットは自分の入院と亡き母の病死を重ねているメイソンの心情を思いやり、「私は死なない」と言ってメイソンを安心させます。
その後、未熟児の娘の呼吸器を外せることになったとサムが報告しにきます。彼とステファニーが意識し合っていることに気付いていたシャーロットは、わざとステファニーを呼び出して二人にヨリを戻させようとします。結果はおそらく成功!
ちょっとムードが明るくなったシャーロットの病室には、ユダヤ人のクーパーがシャーロットのために初めて買ったクリスマスツリーが運び込まれます。シャーロットはクーパー、メイソンとともに一足早いクリスマスを祝うのですが、そんな矢先に破水! 分娩室へ向かう途中、無理を言って新生児ICUに連れて行ってもらった彼女は、初めて顔を見た娘に「ジョージア」という名前を付けるのでした。
そして、最後はシャーロットの単独タップダンスシーン(見事なヒップ!)。

 

……というわけで、とにかくシャーロット&クーパーのダンスが印象的だった今回。彼女の心の動きが如実に表現され、ダンスシーン以外はすべて聖アンブローズ病院の中が舞台という設定も面白い脚本でした。“鉛筆投げ”などメイソンと彼女の絆を描いたシーンも、とても良かったです。
さて、次回はアメリアが主役のエピソードなので、シャーロットの出産の顛末が描かれるのは第12話になります。引き続きどうぞお楽しみに!


【注目のセリフ】
「“小児性愛のニック”を去勢してやりたい」by ステファニー
 ……この毒のあるセリフですっかりシャーロットのお気に入りに。
「これを考えたトレンデレンブルグ医師は拷問の専門医。最低のサド野郎」by シャーロット
 ……偉大なるドイツの外科医トレンデレンブルグも、後世でこんな言いがかりをつけられるとは思ってもみなかったはず。
「陪審員は妊婦好き。三つ子なんてもう大人気でしょうね。思うに、私は今、雇い主から妊娠を理由にクビにされようとしてる。そうなったら、あなたと理事会、そして病院を訴えてやる」by シャーロット
 ……理事会をもビビらせるシャーロット。さすが!
「私は今、呼ばれるたびに枕であなたの口をふさぎたいのをグッとこらえてます。でも正直そろそろ我慢も限界。だからお願いです。あなたのため、お腹の子どもたちのため、今度ボタンを押す時は産気づいた時か死にそうな時にしてください」by ステファニー
 ……ワガママ全開のシャーロットを黙らせるとは、ステファニーすごい!


【鑑賞MEMO】
バーニング・ベッド

ファラ・フォーセット主演のテレビ映画。家庭内暴力に耐えかねた妻が夫の寝ているベッドに火をつけるという内容。
「人を追い詰めたらどうなるかこの映画を見れば分かる」と、シャーロットは友達にケンカを売ったメイソンを諭していました。


【曲情報】
♪"My Radar" Ollie Gabriel

シャーロットとクーパーのヒップホップダンスシーンで。
♪"Come As You Are" Yuna
シャーロットとクーパーの娘が処置を受け、精神的に限界に達したシャーロットが失禁し、ステファニーが世話をするシーンで。
♪"Hypnotic Winter" JEFF The Brotherhood
メイソンとクーパーがクリスマスツリーを買いに行ってそれをシャーロットの病室に運び込み、その後破水したシャーロットが、娘の顔を見てジョージアと名付けてから分娩室へと移動するシーンで。

2014.3.12|エピソードガイド、プライベート・プラクティス6 フィナーレ|コメント(0)トラックバック(0)

3月5日(水) #9「きっと大丈夫」

09 シェルダンに前立腺ガンが見つかり、それを知った元妻ローラは彼のもとを去る。その後、乳ガン患者ミランダと出会ったシェルダンは、徐々に彼女と親しくなる。一方、ERで失踪した少女サラの行方は依然として分からないままだった。シェルダンは、自身の患者で当時病院にいた小児性愛者のニックがサラをさらったのではないかと疑ったことを後悔し、彼の信頼を取り戻したいと願っていたが、そんな矢先、ニックがシェルダンのオフィスにやって来て「女性と付き合い始めた」と告げ……。


今回は、シェルダンが主役のエピソード。最近存在感が薄かったシェルダンですが、今回のインパクトはものすごい!!! 少女サラちゃんの失踪事件の経過とともに描くというプロットも秀逸でした。

 

●サラ失踪当日
生検の結果、前立腺がんが見つかったシェルダン。気ままなデートを重ねていた元妻のローラに、自分の病気のことを打ち明けます。するとローラは、シェルダンに背を向け……。
そんな中、電話連絡を受けたシェルダンは、ローラとダンスを踊っていた時の正装のままで聖アンブローズ病院へ戻ります。サラという少女が失踪したERに、小児性愛者であるシェルダンの患者ニックがいたという事実。このあたりは、第4話で描かれた通りです。
さてこの日、シェルダンは自動販売機の前で一人の女性と出会っていました。ただしシェルダンはまだこの時、彼女の名前がミランダであることも、彼女がガン患者であることも知らず……。

 

●サラ失踪後37日~
精神科医とのセラピーに通い、ニックがサラをさらったのではないかと疑ったことを悔いる気持ちや、自身のガンのことなどを話すシェルダン。ローラが自分のもとを去ったことも報告します。
その後、クリニックでアディソンとジェイクの婚約を知ったシェルダンは、もちろん二人を祝福。けれども、自身のガンのことを隠しているだけに会話は周りとかみ合わず……。
そんな矢先、ニックが突然シェルダンのオフィスに姿を見せます。彼の信頼を取り戻したいと考えていたシェルダンは、再びセラピーを通して力になろうとします。けれどもアリッサという女性と交際し始めたとニックに聞かされると、思わず彼女の年齢を彼に尋ねてしまい……。

 

●サラ失踪後52日~
ニックの言うアリッサが実はサラではないかという疑念が払拭できないシェルダン。放射線治療を受け始め、乳ガンを患うミランダとたびたび顔を合わせるようになっていました。ミランダは、以前ガン患者同志ということで親しくなった友人を亡くした経験から「おしゃべりはするけれど友達にはならない」とシェルダンに釘を刺しますが、二人はかなり気が合っている様子。
程なくして、性犯罪の前科があるERの清掃スタッフがサラ誘拐の犯人として逮捕されます。ニックが犯人でなかったことにホッと胸をなで下ろすシェルダンでしたが……。

 

●サラ失踪後80日~
サラを誘拐した犯人が逮捕されたにも関わらず、依然としてサラの居場所はわからないまま。ニックのセラピーを続けているシェルダンは、やはり彼がサラを連れ去ったのではないかと疑いを強めます。
一方、「友達にならない」としながらも、ミランダと親しさを増しているシェルダン。彼女との会話の中で「ガンの話は同僚にはしない。君に話している」と言います。すると「私は末期のガン患者。ほかに話す相手を見つけて」とミランダ。シェルダンは入院中のシャーロットを病室に訪ね、彼女にガンのことを話そうとするのですが、やはり真実を口にすることはできず……。
後日、ミランダからランチに誘われたシェルダンは、迷いつつそれを断ります。彼自身も、ミランダとの関係を一歩進めることに不安を感じていたのです……。
ニックの方は、相変わらずシェルダンのセラピーに通っていますが、話によるとどうもアリッサとの関係が行き詰まっている様子。「そろそろ関係を終わらせないと……」というニックの言葉にシェルダンは警戒を強めます。いよいよニックがサラを傷つけるかもしれないと考えたのです。シェルダンは友人の刑事のプライスに「サラを誘拐したのは拘束中の男ではなく、僕の患者のニックだと思う」と告白。けれどもプライスは「証拠もないのにニックの家に踏み込むわけにはいかない」と消極的で……。

 

●サラ失踪後95日
サラの両親であるロンとデイナと鉢合わせするよう、わざとニックをクリニックに呼び出したシェルダン。ついにセラピーの席でサラの話を切り出します。「サラは生きていると思う?」という問いに「無事で生きていると思う」と答えるニック。シェルダンはそんな彼を質問攻めにします。追い詰められたニックは、「自分はサラを連れ去っていない」と激高。セラピーを中座して出て行こうとするのですが、廊下には警官が。シェルダンは、あらかじめニックを緊急措置入院させる手はずを整えていたのです。さらにシェルダン、プライスに対して「ニックが自白した」と嘘をつきます。これを信じたプライスたちは、ついにニックの家へ突入。外から施錠された地下室で、ベッドの下に隠れていたサラを発見します。シェルダンはすっかり怯えきったサラを歌で安心させて部屋の外に連れ出すと、駆け付けた両親の腕に彼女を抱かせるのでした。

 

こうして、サラの事件を解決に導いたシェルダン。病院でミランダに会うと思わず彼女にキス。「僕とデートしてくれ」と頼みます。ミランダもそれを承諾、二人は抱き合って再びキスを交わすのでした。

 

シェルダンの前立腺ガンの件、どうなったのか気になっていましたが、彼は治療を受け始め、そこで新たな出会いをしていたのですね。ただし、相手は末期ガン患者。シェルダンが彼女との距離を縮めていくに連れて感じる喜びと不安は、エピソードを通して何回か挟み込まれた放射線治療を受ける彼の表情の変化として現れていて……。
とにもかくにも、最終的にシェルダンはミランダとの関係を進めようと覚悟。エンディング彼女にデートを申し込むシーンは感動的でした。

 

一方で、サラちゃん失踪事件でもシェルダンの活躍が光りました。ニックが怪しいとする直感、さらには彼に対する追及の言葉の応酬……。あの事件がこういうかたちで決着を迎えるとは、シーズンを通して練られた脚本だな、と感心した次第です。

 

いずれにせよ、今シーズンは目立つ活躍が少なかったシェルダンですが、今回のエピソードでは大いに存在感を示してくれました。メリンダが末期ガンという設定がどうにも切ないのですが、だからこそ相手役にはシェルダンがふさわしかったように思います。

 

次回はシャーロットが主役となるエピソードです!


【今回のゲスト】
ミランダ役は、「NUMBERS~天才数学者の事件ファイル」のミーガン・リーブス役や「レスキュー・ミー ~NYの英雄たち」のローラ役などで知られるダイアン・ファール。
シェルダンのセラピスト役は、「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」のマジョリー役や、「ピケット・フェンス ブロック捜査メモ」のジル・ブロック役などで知られるキャシー・ベイカー。


【注目のセリフ】
「結婚式はいい。愛と喜びに満ちてる。まあ、世の中そういうもんだと思い込むのは勝手だ。だけど現実は危険と病気だらけで、誠実さなどない」by シェルダン
 ……結婚を決めたアディソンとジェイクに対する祝福の言葉のはずなのに、なんとまあ陰鬱な……。
「ガンだからって自分を変えないと決めた。靴下さえも」by シェルダン
 ……シェルダンらしさが凝縮された一言。
「サラダの名前がやる気にさせるの。“必勝サラダ”とか“追い込みサラダ”」by ミランダ
 ……末期ガンでありながらユーモアを忘れない彼女の人となりがうかがえるセリフ。


【鑑賞MEMO】
マーク・トウェイン

「トム・ソーヤーの冒険」で知られるアメリカの作家。
「自分を励ます最上の方法。それは誰かを励まそうと努力することだ」という名言を残しており、シェルダンはこの言葉をミランダと初めて出会った時に引用しています。


【曲情報】
♪"High Definition" Fort Lean

シェルダンが放射線治療を受け、ニックのセラピーをするシーンで。
♪"God Only Knows" Bonnie Raitt
エンディング、シェルダンが発見されたサラを両親の元に返し、病院の待ち合わせ室でミランダとキスするシーンで。

2014.3. 5|エピソードガイド、プライベート・プラクティス6 フィナーレ|コメント(0)トラックバック(0)

2月26日(水) #8「三つ子ダイアリー」

08 三つ子を妊娠したシャーロットと彼女を支えるクーパー。妊娠8週目から順を追って、夫婦が出産に臨むまでを追う。一方、まだピートの死を乗り越えられずにいたヴァイオレットは、遺族グループで知り合ったギャビーと聖アンブローズ病院で出くわす。ギャビーの脳死状態の恋人アリーが病院に入院しているのだ。ヴァイオレットはアリーが目覚める可能性についてアメリアにコンサルを頼むが、「目覚める可能性はゼロ」という答えが返ってきて……。


今回は、クーパーが時折カメラに向かって、シャーロットの妊娠に関して自分の気持ちを語るかたちで綴られる、まさにクーパーが主役のエピソード。妊娠26週目にシャーロットが破水するところから始まりますが、その後は妊娠8週目から時系列でシャーロットの妊娠の経過とそれを支えるクーパーの姿が描かれます。

 

●妊娠8週目(胎児の大きさはラズベリー大)
シャーロットが三つ子を妊娠したことをクーパーに報告。いきなり子どもが3人も増えることに動揺するシャーロットをよそに、クーパーは嬉しくてたまらない様子!

 

●妊娠12週目(胎児の大きさはプラム大)
アディソンによる超音波検査を受けるシャーロット。多胎児は淘汰される可能性があるものの、三つ子ちゃんたちは全員元気! シャーロットは三つ子のプレッシャーから目をそらそうと仕事に没頭しているようですが、「“プラム”に集中して!」とクーパー。

 

●妊娠14週目(胎児の大きさはレモン大)
シャーロットが、三つ子を妊娠していることをクリニックのメンバーにも報告。本当はアディソン以外みんな知らないはずなのに、シェルダン以外は全員が知っていたというオチが“いかにも”な感じです。
さて、一方のヴァイオレットは、まだピートの死を乗り越えられずにいました。クーパーは親友である彼女の話に集中できない自分に罪悪感を覚えますが、妻が三つ子を妊娠中となれば、気もそぞろになるのは当然のこと。
そんな矢先、アディソンはシャーロットに多胎児出産のリスクを説明しようとしますが、シャーロットは聞こうとせず、やむを得ずクーパーから話してもらうことに。その夜、減胎手術を受けて双子にすればリスクが減る、とクーパーはシャーロットに話します。でも、シャーロットは「中絶はしない」とキッパリ。クーパーも結局それに同意するしかなく……。

 

●妊娠16週目(胎児の大きさはアボカド大)
ベビー用品店に、三つ子用のバギーを見に行くクーパー、シャーロット、メイソンの3人。シャーロットは店員のささいな一言にもいら立ち、ケンカを売る始末。
クリニックでは、アメリアがシャーロットのベビーシャワーを提案。「自分の妊娠を世界中が祝うべきだと勘違いしている連中と同類になりたくない」とシャーロットは嫌がりますが、ベビーシャワーをすれば三つ子の誕生までに必要な品々も揃うと言われると、意外にも乗り気になった様子でした。

 

●妊娠18週目(胎児の大きさはサツマイモ大)
シャーロットのお腹の三つ子たちは順調に成長中。超音波検査の結果、全員が女の子と分かりクーパーは大興奮!!!

 

●妊娠19週目(胎児の大きさはマンゴー大)
シャーロットのお腹はますます大きくなり、日常生活にも徐々に影響が出てきます。
そんな中、サポートグループで知り合ったギャビーと親しくなったヴァイオレットは、脳死状態で聖アンブローズ病院に入院中の彼女の恋人アリーが目覚める可能性について、アメリアにコンサルを頼みます。アメリアの診断は、「目覚める可能性はゼロ」。ギャビーは、勝手にアメリアにコンサルを頼んだヴァイオレットに、「ほかの医者の意見を聞いてくれなんて頼んでない」と怒り……。

 

●妊娠20週目(胎児の大きさはバナナ大)
三つ子とメイソンと暮らせる家を買ってシャーロットを驚かせようとするクーパー。けれども、十分な広さの家は高額でとても買えないことが分かります。
メイソンは、三つ子が産まれたら自分よりも三つ子たちの方がかわいがられるかもしれないと心配しますが、「三つ子が産まれたら、家の中で男は僕たちだけ。団結しなきゃ」とクーパー。この温かい一言でメイソンも安心します。
クーパーはシャーロットとともにマタニティ・クラスにも参加します。でも、シャーロットは毒舌全開! クーパーも一緒になって下品な会話をし、クラスから追い出されます。するとシャーロットは欲情し、二人はトイレでセックス!

 

●妊娠22週目(胎児の大きさはパパイヤ大)
妊娠がかなり進んでからセックスしても大丈夫だったのか心配するクーパー。サムとジェイクにそれとなく相談し、「今後はセックスを控えるように」「心配しすぎてネットであれこれ検索しないように」とアドバイスされます。
ヴァイオレットは、アリーの件で出過ぎたまねをしたことをギャビーに謝罪しつつ、自分は夫のピートを亡くしてどこかホッとしている一面もあると本音を吐露。「どこかの時点でけじめをつけないと」と彼女を説得します。ギャビーは、自分の身勝手からアリーの生命維持装置を外せなかったことを認めますが……。

 

●妊娠24週目(胎児の大きさはメロン大)
キリスト教のシャーロットとユダヤ教のクーパーは、子どもたちの宗教教育をめぐって対立。合意に至らず、この問題は先送り事項に。

 

●妊娠26週目(胎児の大きさはレタス大)
ギャビーは、アリーを天に送ることを決意。ヴァイオレットに見守られながら、ついにアリーの装置を外します……。
その頃、シャーロットは6週間も早く破水! 一人が逆子になっていたため、アディソンは分娩でその子を取り上げます。そして、残りの二人の羊膜は無傷だったため、子宮頸部を縫縮し、胎内にとどめることに。
産まれた赤ちゃんは心臓逸脱症で、すぐにサムが手術を行います。保育器の中でがんばっている娘を見て、父親として家族を守っていく覚悟を決めるクーパー。トレンデレンブルグ体位で絶対安静となったシャーロットは、娘が生きているとクーパーから聞くと、思わず泣き崩れるのでした……。

 

とにかく今回は、クーパーの夫として父としての愛情深さが存分に詰め込まれたエピソードでした。エンディング、クーパーの父親としての決意表明は特に感動的でしたね! さて、早産の赤ちゃんの安否は!? 残りの二人の赤ちゃんは無事産まれる!? 実はこの件については、次回のエピソードではまだ結論が出ない模様。次は、シェルダンを主役にしたエピソードです。


【注目のセリフ】
「超音波は全部同じに見える。最重要指名手配犯の似顔絵と同じ」by シャーロット
 ……シャーロット、妊娠以来毒舌に磨きがかかってる!
「産まれる前に一人は淘汰されるかもしれないっていう可能性にワクワクしている」by シャーロット
 ……ブラック過ぎる発言。
「でも、幽霊がルームメイトだったらあんまり場所取られなくていいかも」by クーパー
 ……ユーモアがある素敵なパパでメイソンは幸せ者。
「シャーロットの強さを愛してる。でも今は、僕が強くなる」by クーパー
 ……夫として、父親としての力強い決意表明!


【鑑賞MEMO】
ケーゲル体操

骨盤底筋を鍛える体操。尿漏れなどのトラブルを防ぐだけでなく、お産そのものを軽くするのにも効果的だそう。

 

トレンデレンブルグ体位
上を向いて寝た状態で、頭部を低く腰部を高く保つ体位。骨盤高位とも言います。


【曲情報】
♪"Lil' Darlin" Young Girls

マタニティ・クラスを追い出されたクーパーとシャーロットが、トイレでセックスしようとするシーンで。
♪"Born Young" These United States
クーパーがバスケをしながらサムとジェイクにアドバイスを求めるシーンで。
♪"Flickering Light" Dark Captain
ギャビーの恋人の生命維持装置が外され、シャーロットが産んだ赤ちゃんがサムによるオペを受けるシーンで。
♪"Second Chances" Gregory Alan Isakov
エンディング、クーパーが産まれた赤ちゃんに語りかけ、メイソンが赤ちゃんの手を握り、赤ちゃんが生きていると知ったヴァイオレットが泣き崩れるシーンで。

2014.2.26|エピソードガイド、プライベート・プラクティス6 フィナーレ|コメント(0)トラックバック(0)

2月19日(水) #7「幻との対話」

07 アディソンからプロポーズされたジェイク。想像の中では、亡き妻リリーとの対話を重ねる。そんな中、彼の娘で20歳のアンジェラが、親子ほども歳の離れた大学教授イーライと付き合っていることが発覚する。一方、ロンとデイナのカウンセリングをするヴァイオレットは、失踪したサラの生死も分からないまま、どうカウンセリングを続ければよいか迷っていた。アメリアは、ジェームズからのデートの誘いを何度も断り続けていたが……。


今回の主役はジェイク。彼の亡き妻リリーも幻想として初登場! しかも、前回のアディソンのプロポーズにジェイクが「Yes」と答えられなかったという展開からのスタートです!

 

●亡き妻リリーと対話するジェイク、アディソンとついに婚約!
自分からジェイクにプロポーズしたアディソン。ところがジェイクは、それに「Yes」と即答することができませんでした。ジェイクは、亡き妻リリー以外の女性と結婚することに罪悪感を覚えていたのです……。
そんなジェイクの真意を知らないアディソン。ショックのあまりバスルームに引きこもるものの、プロポーズの件には二度と触れない約束でジェイクとの同棲生活を続行します。そしてジェイクは、想像の中で亡き妻リリーと対話。リリーは「私のことは忘れて幸せになって」と言うのですが、そう簡単にジェイクは気持ちを切り替えられないようで……。

 

後日。ジェイクとアディソンは映画館でジェイクの娘で20歳のアンジェラと遭遇します。アンジェラは彼氏と映画を見に来ていたのですが、その彼氏というのが、親子ほど歳の離れたイーライという大学教授! ジェイクはもちろん猛反対。再び想像の中で、この件をリリーと話し合います。リリーは「アンジェラはもう大人」とジェイクを諭しますが、自分とほとんど歳の変わらない相手と娘との交際を、やすやすとジェイクが許せるわけはなく……。

 

アディソンのプロポーズの件、アンジェラの交際相手の件と、気をもむことが続くジェイクですが、今度はヘンリーの養子の件でソーシャルワーカーのミルドレッドとの面談に臨むことに。ジェイクは持ち前の人当たりの良さを発揮して、ミルドレッドの厳しい追及をかわすのですが、経歴を調べるという理由で指紋を採取されて動揺します。というのも、かつてジェイクは、リリーを食い物にしていた売人を殴打し、逮捕されたことがあったのです。これがヘンリーとアディソンの養子縁組の正式決定に影響を及ぼすことになったら……とジェイクの脳裏に一抹の不安がよぎります。

 

さらに、ジェイクに問題が降りかかります。流産を繰り返していた患者のミーガンがめでたく5回目の妊娠を果たすのですが、夫が出張しがちの上、すでに4回も流産している彼女は神経質になり、昼夜を問わずジェイクを呼び出すようになっていたのです。それに応じるジェイクに対しアディソンは、ミーガンに対するケアは行き過ぎだと指摘。アディソンに意見されて腹を立てるジェイクでしたが、後に自分の振る舞いを反省することになります。再びミーガンに呼び出された際、ミーガンにキスされてしまったから。ジェイクはあくまでも医師としてミーガンに寄り添っていたのですが、ミーガンはそれを特別な感情だと勘違いした模様。ジェイクはミーガンの担当医を降りることにします。するとミーガンは、「先生に口説かれた!」とアディソンに嘘を吹聴。アディソンは、「あなたの力になろうとしてくれた人を嘘で貶めるなんてあるまじきこと」と、まったく動じる様子もなく彼女を一喝します。アディソンの揺るぎないジェイクへの信頼がよく現れたワンシーンでした。

 

さて、話は戻りアンジェラとイーライの件。幻想のリリー&アディソンにアンジェラが自ら間違いに気づくまで受け入れて待つべきだと説得されたジェイクは、アンジェラとイーライをディナーに招きます。でも、ジェイクはどうしても我慢ならず、アンジェラと別れるよう脅しまがいの言葉をイーライに投げつけます。そして、このジェイクの行動は当然アンジェラを怒らせる結果に。アンジェラは後日アディソンとジェイクの家にやってきて「イーライを脅すなんて!」とジェイクに怒りをぶつけます。ところがここにジェイクの生活状況を視察にきたミルドレッドがタイミング悪く登場。ジェイクは娘に怒鳴られる場面を彼女に見られてしまいます。自分のせいでアディソンとヘンリーの養子縁組がますます不利になったのではと悩むジェイク。しかしながら、この件を知ったアディソンは驚くほど穏やかでした。「きっとうまくいく」と力強い言葉を返すアディソン、ジェイクとの未来を心から信じているのです。

 

こうして、アンジェラ、ミーガン、ミルドレッドらとのやり取りを通じて、アディソンの深い愛情と信頼を感じ取ったジェイク。ようやく想像上のリリーと訣別すると、やり直しのプロポーズのシチュエーションを自らロマンティックにプロデュース。あらためてアディソンにプロポーズさせ、今度はそれを承諾します。ジェイク、ようやく重荷を下ろして自分の幸せに向かって動き出しましたね。アディソンも本当に幸せそうでした! ただし、まだヘンリーとの養子縁組の件は正式決定が出ていません。こちらも順調に運ぶことを願ってやみません。

 

●ロンとデイナのカウンセリングに悩むヴァイオレット
聖アンブローズで少女サラが行方不明になって6週間あまり。両親のロンとデイナは苦しみ続けており、デイナは薬の力を借りなければ正気を保てない状態。ヴァイオレットは、どうにかして二人を支えようとカウンセリングを続けているのですが、サラの生死も分からない状態のまま、どんなアドバイスをすればいいのか悩みます。
そんな矢先、ヴァイオレットはロンから緊急連絡を受けます。デイナがサラの部屋で動けなくなってしまったというのです。「今はただ、サラが帰ってきた時のために家族の絆を強く保って。お互いに支え合って祈り続けて。いつか少し痛みがやわらぐ」と声をかけるヴァイオレット。やりきれない状況に胸を痛めながらも、今の彼女にできる最善のアドバイスを二人に捧げるのでした。

 

●アメリアがジェームズとデート!
何度となくジェームズからデートに誘われているアメリア。困難な状況を乗り越えて間もないアメリアは、慎重になりすぎているのかジェームズを遠ざけようとします。でも、ジェイクから「幸せになっていい」と励まされると、ようやくジェームズの誘いを受け入れることに。
アディソン、ジェイクに続き、アメリアも幸せをつかみに動き出しました。ちなみに、アメリアを中心にしたエピソードは第11話。このエピソードでの展開が今から楽しみです。


【今回のゲスト】
リリー役は、「24 -TWENTY FOUR-」のナディア役などで知られるマリソル・ニコルズ。
イーライ役は、「ブレイキング・バッド」のテッド役などで知られるクリストファー・カズンズ。


【注目のセリフ】
「まだいい方。薬物依存症じゃない。母親みたいな」by リリー
 ……歳の離れた教授の方が薬物依存症よりまだましだというリリー。ウィットに富んだ会話ができる彼女、とてもクスリにおぼれるような人には見えないのに。
「教授と寝たことがあるのか?」「ちなみに、一人じゃなくて3人ねby クーパー&ヴァイオレット
 ……辛い学生時代を送っていたというヴァイオレット。いくら性的関心を取り戻すためだったとはいえ、3人は試しすぎ!?


【鑑賞MEMO】
「The World According to Garp」

邦題「ガープの世界」で知られるジョン・アーヴィングの4作目の小説(1982年にロビン・ウィリアムズの主演で映画化)。
今回のエピソードの原題「The World According to Jake」は、この「The World According to Garp」をもじったものになっています。

 

エリザベス・スマート誘拐事件
2002年、米ユタ州で発生した誘拐事件。およそ9カ月後、誘拐当時14歳だったエリザベスちゃんは無事保護されています。
クーパーは、誘拐事件発生からある程度の時間が経ってから無事解決したケースとして、この事件に触れています。


【曲情報】
♪"Science" Morgan Taylor Reid

ヴァイオレットが、強い家族の絆でサラを迎えられるようにとロンとデイナの二人に話し、ミーガンのところにかけつけたジェイクが彼女にキスされるシーンで。
♪"Closing Time" General Ghost
エンディング、ジェイクが想像上のリリーに別れを告げてアディソンのプロポーズに承諾し、アメリアがジェームズとデートするシーンで。

2014.2.19|エピソードガイド、プライベート・プラクティス6 フィナーレ|コメント(0)トラックバック(0)

2月12日(水) #6「母の強さ」

06 8カ月間、音沙汰のなかったヘンリーの生みの親ジュディが、突然ヘンリーに会いに来ると言ってきた。アディソンは動揺しながらもヘンリーをジュディに会わせる。そんな中、胎児を二分脊椎症と診断しアディソンが子宮内手術をした元患者ショーンが、「主治医として中絶するよう言うべきだった」とアディソンに対して訴えを起こす。また、聖アンブローズ病院にはアディソンの恩師ヴィヴィアンが入院。末期の胃ガンと分かり、ジェームズがケアするが……。


●ヘンリーの産みの親ジュディがアディソンのもとへ!
8カ月間、音沙汰のなかったヘンリーの生みの親ジュディ。彼女が突然ヘンリーに会いたいとアディソンに連絡してきます。彼女がヘンリーに会いに来ることは養子縁組の際の合意事項であったため、動揺しながらもジュディにヘンリーを会わせるアディソン。するとジュディは「明日もヘンリーに会いに来たい」と言い出し……。この件を知ったクリニックの仲間たちは、「開かれた養子縁組」という養子制度の問題について喧々諤々と意見を交わします。それはアディソンにとって、「ヘンリーを失うことになったら……」という不安を助長するだけのものだったようで……。
翌日、ジュディは自分の母親まで連れて再びアディソンの前に現れます。自ら「ヘンリーの祖母よ」と名乗るジュディの母親にますます危機感を強めるアディソン。その後、今度はジュディが突然オフィスにやって来ます。耐えきれなくなったアディソンは、ついに「もう不意打ちしないで!」とジュディを怒鳴りつけてしまい……。

 

●元患者に訴えを起こされるアディソン
ジュディの件だけでもいっぱいいっぱいのアディソンですが、そんな彼女にさらなる試練が降りかかります。それは、胎児を二分脊椎症と診断しアディソンが子宮内手術をした元患者ショーンという女性との再会がきっかけでした。アディソンがオペを成功させて産まれてきたショーンの娘は現在7歳。まだまともに歩くことができず、歩行のリハビリ中に転倒して頭を打ち、聖アンブローズ病院のERへ。そこで偶然アディソンの姿を見つけたショーンは、「あなたは主治医として中絶するよう言うべきだった」と突っかかり、その後アディソンに対して正式に訴えを起こしたのです。
調停に臨むことになったアディソンは、「私は間違ったことをしていない」と頑なな態度を貫きます。しかしジェイクに「ショーンも君と同じように、子どものためには我が身を捨てて闘う母親なのかもしれない」と言われハッとすると、直接ショーンと話をすることに。ショーンは、「ソーシャルワーカーの仕事を失い、グウェンの介護と生活のためにお金が必要になった」とアディソンを訴えた本当の理由を告白します。アディソンは「いつかグウェンがお金の出どころを知ったら傷つくはず」とショーンを諭し……。
次の調停の日。アディソンはショーンの要求通りお金を払うと申し出ます。するとショーンは、逆に「受け取れない」と言い出します。アディソンの言う通り、グウェンを傷つけるようなことはすべきでないと悟ったのです。結局、アディソンはグウェンのため、聖アンブローズ病院でショーンを雇えるよう画策。シャーロットはショーンの雇用を前向きに検討し、この件は何とか丸く収まるのでした。

 

●アディソンの恩師ヴィヴィアンが入院
ジュディの件、ショーンの件と、とにかくプレッシャー続きのアディソン。実はさらなる苦悩が! 彼女の恩師ヴィヴィアンが聖アンブローズ病院に入院したのです。彼女は末期の胃ガン。すでに肝臓にも転移しており、もはや手遅れの状態でした。そんな彼女を診ることになったジェームズはすっかりヴィヴィアンの人柄に魅了され、何とか彼女の痛みを緩和させて、穏やかに逝かせてやれないかと死への準備をさせようとします。けれども、ヴィヴィアンは若いジェームズの指示には従おうとせず。ジェームズは、アディソンにヴィヴィアンへの説得を頼みます。
その後、あらためてヴィヴィアンと対面したアディソン。ヴィヴィアンが、15歳の頃に娘を産み、その子を手放した過去を知ります。アディソンは死期が近いヴィヴィアンに代わり、彼女から娘への手紙を代筆することに(このシーン、とても感動的!)。
やがて、ついにヴィヴィアンは亡くなります。アディソンは、後にヴィヴィアンの娘を捜し出して訪ね、ヴィヴィアンから預かっていた手紙を彼女に渡します。ヴィヴィアンの娘は、自分を思いながら死んでいった母の存在に涙するのでした……。

 

こうして、ヴィヴィアンの生みの親としての思いを知ったアディソン。ジュディに対する見方も改め、彼女のバイト先を訪ねます。そして、ジュディにヘンリーのイニシャル「h」のモチーフのペンダントをプレゼント。「ヘンリーにいつでも会いに来て」と言い、ジュディもこれを受け入れます。
このアディソン&ジュディのシーンに象徴されるように、今回はアディソンの人間的な成長が実に際立つエピソードでした。同時に養子制度の問題についても深く踏み込んでおり、非常に見応えのある内容だったと思います。

 

●アディソンがジェイクにプロポーズ!
さまざまな出来事を乗り越えたアディソン。自分の帰りを待っていてくれるジェイクとヘンリーの存在の大切さをあらためて実感し、何と自分からジェイクにプロポーズ!

さて、ジェイクの答えは……!? それは、ジェイクを主役にした次回のエピソードへとつながります。ジェイクの亡き妻も幻影として登場しますので、どうぞご期待ください!


【今回のゲスト】
ショーン役は、「THE WIRE/ザ・ワイヤー」のロンダ・パールマン役や「BONES ボーンズ -骨は語る-」のヘザー・タフェット役などで知られるディアドレ・ラヴジョイ。
ヴィヴィアン役は、「アンフォゲッタブル 完全記憶捜査」でキャリーの母アリスを演じているディアナ・ダナガン。


【注目のセリフ】
「ねえサム、あなたの番組はいつ放送されるの?」by ヴァイオレット
 ……本当にいつ放送されるのか知りたい!
「だけどいろいろありすぎよ、ジェイク。息子は失えないし、ヴィヴィアンを死なせたくないし、間違ったことしてないのに何百万ドルのお金は払いたくないわよ」by アディソン ……今回のアディソンの境遇は、確かにキツかった!
「家族とは愛の絆で決まる」by クーパー
 ……自分にとっての親は養親だときっぱり言えるのは立派。そして、このメイソンへのセリフも!


【鑑賞MEMO】
開かれた養子縁組

オープンアダプション。生みの親と育ての親がお互いの情報を明かし、生みの親が養子に出した子どもと連絡を取り合うことに同意する養子縁組制度。養育権は育ての親に譲渡されるものの、生みの親が子どもと交流する機会は継続して保持されるため、子どもは新しい家庭で育ちながらも、生みの親との関係を築いていくことができます。
アディソンがジュディからヘンリーをもらい受けたケースは、この「開かれた養子縁組」ということになります。


【曲情報】
♪"Cali in a Cup" Woods

三つ子の名前やヘンリーの問題についてクーパーとシャーロットがベッドメイキングしながら会話し、それを聞いていたメイソンが、クーパーが養子だったことを知るシーンで。
♪"Time After Time" Eva Cassidy
アディソンがヴィヴィアンの手紙を代筆するシーンで。
♪"Mama Sail To Me" Amos Lee
エンディング、アディソンがヴィヴィアンの死を知り、ジェームズが自分の祖母の話をし、シャーロットがショーンの採用を前向きに検討していることをアディソンに伝え、アディソンがヴィヴィアンの娘に手紙を私に行き、帰宅後ジェイクにプロポーズするシーンで。

2014.2.12|エピソードガイド、プライベート・プラクティス6 フィナーレ|コメント(0)トラックバック(0)

2月5日(水) #5「カメラ越しの真実」

05 リアリティ・ショーのパイロット版に出演することになったサムに、テレビ局の取材班が密着。そんな折、サムの母ディーが、上司で友人のレイモンドとその妻を連れて病院を訪れる。レイモンドの体調が良くないのだ。サムはさっそくレイモンドの検査をするが……。一方、ヴァイオレットは聖アンブローズで行方不明になったサラについて、全国放送で捜索を呼びかけてほしいと取材班に頼む。


今回は、サムを主役に据えたエピソード。彼の母親ディーも初登場! そして、思いも寄らぬサムの出生の秘密も明らかに!

 

●リアリティ・ショーに出演することになったサム、実の父親の存在を知る!
患者の紹介で医療系のリアリティ・ショーのパイロット版に出演することになったサム。テレビ局の取材班は、自宅でも職場でも彼に密着します。

 

そんな中、サムの母ディーが、職場の上司で友人のレイモンドとその妻のジリアンを連れてクリニックを訪れます。レイモンドの体調が思わしくないため、信頼できる医師に診せようとサムの元へ連れてきたのです。さっそくサムが検査した結果、レイモンドは肺高血圧症と判明。抗凝固剤の投与と、血管へのフィルター装置の設置手術が行われることに。サムは、それをレイモンドとジリアン、そしてディーに告知した直後、ディーとレイモンドが病室でキスする様子を目撃してしまいます。二人は不倫関係にあったのです!
その夜、自宅での夕食の際、サムは不倫についてディーを責めます。けれども、ディーは仕方がなかったの一点張りで……。

 

その後、取材班のリクエストに応じてバーベキュー・パーティーを開いたサムは、その席でレイモンドに突っかかります。レイモンドは、「ディーとは浮ついた関係じゃない。本気で愛してる」と訴えますが、そんな矢先に心室細動を起こして倒れてしまいます。レイモンドはサムによるオペで命を取り留めますが、肺移植が必要なまでに症状が悪化していることが判明。待機リストに載せても適合する肺が見つかるまで持たないだろうと聞かされたジリアンは、サムに適合検査を受けてほしいと懇願します。実は、サムはレイモンドの息子。ジリアンは、40年前から続く夫とディーの不倫を知っていたのです。
「父親は家族を捨てた。どこにいるか知らないし、もう戻ってこない」と聞かされていたサムは、ずっと嘘をつき続けてきたディーを責めます。「間違いを犯したけれど、私は悪人じゃない。レイモンドはサムが医者になるために援助もしてくれた」とディーは弁解しますが、すぐに事実を受け入れられないサムは、取材班を追い払おうとしてカメラまで壊してしまい……。

 

その夜、この一件をアディソンに打ち明けたサム(アディソンとサムの友情、復活の気配!?)。アディソンから、「父親が誰でもあなたの価値は揺るがない」となぐさめられると、家に戻ってディーとあらためて話します。辛いながらもレイモンドを思い続けてきたこと、レイモンドも実の子どもに愛情を注ぎたくてもできずに辛い思いをしてきたことなど、これまでのことを説明するディー。
翌日、サムは自分がレイモンドのドナーになれるか確認するために適合検査を受けます。結果は「○」。サムは、望まれればドナーになるとレイモンドに申し出ます。しかし、レイモンドはすでに決心していました。サムを誇りに思いながら自宅で最期を迎える、と。

 

そして、レイモンドはジリアンとディーとともに帰っていくことに。彼を見送ったサムは、取材班に語ります。「リアリティ・ショーに出演すれば、自分の存在意義を新たに見出せるかと思ったが、それも今は分からない」と……。

 

一連の取材では、シェルダンやアメリアら仲間の医師たちからその人柄と医師としての有能さを絶賛され、高校時代には“クラス一優しい人”と“成功しそうな人”にも選ばれたことがあると自身で明かしたサム。離婚こそ経験しているものの、一見すると完璧な人生を歩んでいるように見えますが、コリーヌの件しかり、今回の出自の問題しかり、そのバックグラウンドは何とも複雑。現在は、アディソンと別れ、ステファニーとも破局し、“迷えるオトナたち”を地で行く状況ですが、ぜひ今シーズンが終わるまでに自身が探し求める何かを見つけてほしいと思います。

 

●サラの捜索を全国放送で呼びかけてほしいと頼むヴァイオレット
聖アンブローズでは行方不明になったサラの捜索も続行中。両親のロンとデイナのカウンセリングをしているヴァイオレットは、サムに密着している取材班に全国放送で捜索を呼びかけてほしいと頼みます。娘が生きているかも死んでいるかも分からないままでは両親が前に進めないことを、ヴァイオレットはピートを亡くした経験から身を持って知っているのです……。今もピートの診察室で朝食をとったり、人知れずピートのセーターを身に着けたりしていると語ったヴァイオレット。あの取材シーンは、完全に“サムの取材”ではなく“ヴァイオレットの取材”になっていましたね。

 

というわけで、今回のエピソードは、「グレイズ・アナトミー」シーズン7の#6「復活への道」のドキュメンタリー仕立てのエピソードを思い出させるものとなりました。サムという人物を掘り下げるのに効果的な演出だったと思いますが、いくらリアリティ・ショーとはいえ、医療系の番組なのにゴシップ色を求めすぎだったような気も……。のっけからピートの部屋で泣くヴァイオレットにフォーカスを合わせたり、アディソンが元カノで、彼女の現在の恋人がジェイクであることまでしっかり情報をつかんでいたり、レイモンドが生死の境をさまよっているそばで「スゴい映像!」と前のめりでカメラを回したり。「番組を通して健康神話に関する誤解を解いて多くの人を救いたい」というサムの目的とはかなりかけ離れていたような……。
取材班目線、もちろん新鮮で面白かったのですが、また違った目線というか演出でサムの人物像に迫るエピソードも見てみたかった! 今シーズンでこの番組が終わってしまうのが、本当に残念でなりません。


【今回のゲスト】
レイモンド役は、映画「黒いジャガー」シャフト役でブレイクし、「黒いジャガー」のリメイク版「シャフト」では、サミュエル・L・ジャクソンが演じる主人公シャフトの伯父役も演じているリチャード・ラウンドトゥリー。
サムの母のディー役は、「デスパレートな妻たち」でベティ・アップルホワイト役を演じていたアルフレ・ウッダード。


【注目のセリフ】
「最初に断っておくけど、リアリティ・ショーはあまり見ない。個人的に面白いと思えなくて……」by クーパー
 ……本当はリアリティ・ショー好きのくせに!
「どうだろ、小児科医に密着してみないか?」by クーパー
 ……リアリティ・ショーを批判しておきながら、出演料を知ったらこの変わり様!
「誰だ? 規則大好き男呼んだの」by クーパー
 ……ジェームズ、まだシャーロット以外のメンバーには受け入れられていない様子。
「だって救命医でしょ? 車はコンパクトな外車かドアなしのジープ。それも後ろからサーフボードがはみ出してる。死ぬまでの目標はトライアスロンで完走すること」by アメリア
 ……ジェームズ、アメリアにも誤解されている模様。ただし、トライアスロンはすでに完走済みというところがスゴイ!


【鑑賞MEMO】
「アミスタッド」

1839年にスペイン籍の奴隷輸送船で起こった乗っ取り事件いわゆる「アミスタッド号事件」を題材にスティーヴン・スピルバーグが映像化した、1997年製作のアメリカ映画。
アディソンの母ビジーは、アディソンたちの卒業祝いで酔っ払い、サムの母ディーに「『アミスタッド』の奴隷描写は正確なのか」と聞き、ディーは「奴隷の友達に聞いてみる」と答えたとのこと。これが本当なら、アディソンがディーによく思われていないのも当然!


【曲情報】
♪"Brick" Emil and Friends
サムがレイモンドと母、自分との関係などをアディソンに話すシーンで。
♪"Fragile Love" Adam Agin
サムがレイモンドたちを見送り、ロンとデイナ夫妻がカメラに向かってサラの捜索を呼びかけるシーンで。

2014.2. 5|エピソードガイド、プライベート・プラクティス6 フィナーレ|コメント(0)トラックバック(0)

1月29日(水) #4「嵐のER」

04 ERにピートの後任として医師のジェームズ・ピーターソンがやって来たその日、雨で自動車事故が多発。ERには患者が多数運び込まれ、クリニックの医師たちもみな呼び出される。臨月のパムと夫のトッドも夫婦揃ってERへ。トッドはなぜか脚が動かなくなっており、まずはジェームズが診察。トッドはこれまでも妻の出産のたびにさまざまな神経症状が出ていたが、ジェームズは今回の症状は精神的なものではないと直感する。


前回はヴァイオレットにスポットが当たったエピソードでしたが、今回はERに新しくやってきた医師のジェームズ・ピーターソンを中心としたエピソードでした。ピートの後任ということもあり、クリニックのメンバーたちの反感を買う場面もありましたが、ジェームズはひるむことなく初日から大活躍! とにかく、彼の医師としての腕はなかなかのもののようです。

 

●ピートの後任、ジェームズ・ピーターソンがERへ!
聖アンブローズのERに、ピートの後任としてやり手の医師ジェームズ・ピーターソンがやってきます。そしてこの日の夜、ロサンゼルスには珍しく雨が降り、自動車事故が多発。ERはケガ人や具合の悪い急病人であふれかえり、アディソン、ジェイクらクリニックの医師たちもみな病院へ。

 

さて、ERにやってきた患者の中には、臨月のパムと夫のトッドの夫妻もいました。トッドは脚が動かなくなっており、パムと一緒に診察を受けます。これまでもパムの出産のたびにさまざまな神経症状が出ていたトッド。ジェームズは今回のトッドの一過性の脱力が精神的なものではないと直感し、アメリアにコンサルを頼みます。アメリアは、現在はトッドの症状が治まっていることから、いったん彼を退院させるよう指示。けれどもジェームズはあえてCTをオーダー。結果的に、トッドは硬膜外膿瘍だったことが明らかになります。それを知ったアメリアは、すぐにトッドのオペを決行。おかげでトッドは深刻な障害を免れました。いきなりジェームズの大手柄! でも、ジェームズはこれをアメリアの手柄としてシャーロットに報告します。
そして勤務明け。ジェームズのシャーロットへの報告を知ったアメリアは、今後は人の手柄を横取りするつもりはないとジェームズ本人に一言。そんなアメリアを面白いと思ったのか、ジェームズは彼女を飲みに誘います。するとアメリアは、無脳症の赤ちゃんを産んでその子の臓器を提供した過去を明かし、「お酒を飲むと止まらなくなる」と断ります。こんな理由で誘いを断られるとは、ジェームズも思ってもみなかったはず。もしかすると、そんな意外性のあるアメリアにジェームズはますます興味を持ったかも!?

 

●不妊治療中の患者ミーガンをめぐってジェイクとアディソンが言い合いに
トッドが緊急手術のため運ばれていった直後、アディソンはオペ室が満杯のためERでパムの帝王切開をし、女の子の赤ちゃんを取り上げます。一方、ジェイクの患者で不妊治療を長いこと続けているミーガンは4度目の流産が確定。たまたま隣のベッドで出産したパムと赤ちゃんを見て泣き崩れてしまいます。その様子を見たアディソンは、ミーガンに治療を続けさせようとするジェイクに「あなたは結果を求めるあまり患者を苦しめている」と意見。「君の意見は聞いていない」と突っぱねるジェイクでしたが、その後、子宮内容除去術を終えたミーガンに「ほかの選択肢も考える時だ」と切り出します。
今回のジェイクとアディソンの意見の相違、どちらの言い分にも一理あるな、と思いました。やはりポイントは、「今のミーガンに冷静な判断ができるかどうか」でしょう。
ちなみに、ミーガンは再登場します。その時、アディソンとジェイク、どちらの意見が本当に彼女のためになるものだったのか明らかになるかもしれません。

 

●サムとステファニーが破局!
パムとの会話をきっかけに、サムとアディソンが恋人同士だったことを知ったステファニー。アディソンとサムがメディカル・スクール時代からの友人であること、家も隣同士であることをアディソン本人から聞かされてショックを受けます。アディソンはステファニーとのやり取りについてサムに報告。焦ったサムはステファニーに釈明しに行きます。「何でアディソンと別れたの?」とステファニー。サムは、「アディソンにプロポーズをして断られたから」と正直に答えます。自分が単なる“つなぎの恋人”だったと理解したステファニーは、「あなたを運命の人だと思っていたのに」と言い残し、サムの元を去るのでした。
サム、正直になるのが遅すぎたようです……。

 

●クーパーの患者の少女サラが行方不明に! シェルダンの患者が関与!?
この日は大忙しだったジェームズ。手首の骨折でERに運ばれた少女サラを診察し、親の虐待を疑います。けれども、サムの主治医で両親のロンとデイナも昔からよく知っているクーパーは虐待を否定。ジェームズとの口論の末、児童保護局には連絡せずにヴァイオレットを呼び出します。この判断には不服そうなジェームズでしたが、シャーロットが彼をなだめ、とにかくヴァイオレットはサラ本人と夫婦から話を聞くことに。やがて、ロンの浮気が原因で現在夫婦は別居中であること、顔を合わせるたびに二人はケンカばかりしていること、その様子にサラが傷ついていることが分かってきます。ヴァイオレットは、サラの前でケンカするのはやめるよう夫婦を説得。そんな矢先、サラが行方不明になったことが判明します。シャーロットはすぐさま病院を封鎖。警備員たちが院内をくまなく捜索しますが、サラは見つからず……。結局、警察の捜査に委ねられることとなりました。ついさっきまで罵り合いをしていたロンとデイナは、ただただ茫然とするばかりで……。

 

その頃、ERにはシェルダンの患者で小児性愛者のニックの姿も。衝動を抑えるために処方されていた薬の副作用が出ていたためです。サラが行方不明になったと知ったシェルダンは、ニックが連れ去ったのではないかと疑いますが、彼はまだERのベッドに。シェルダンはニックを疑ったことを本人に謝罪。ニックは「疑われて当然だ」と怒りもせずに言い、病院を出て行くのでした。

 

なお、このサラちゃんの行方不明事件、今回のエピソードでは解決しませんでしたが、今シーズンの間に決着が付く模様。今後の展開にご注目ください。


【今回のゲスト】
ジェームズ役は、「MAD MEN マッドメン」のジョーイ・ベアード役などで知られるマット・ロング。
ロン役は「MAD MEN マッドメン」のエイブ・ドレクスラー役のチャーリー・ホフハイマー。
ミーガン役は、「MAD MEN マッドメン」にサラ役で複数話出演しているミッシー・ヤガー。


【注目のセリフ】
「シャーロットにピートの代わりを雇うよう言ったのは私。だから彼女に文句は言えない。でもここで働いてる医師はピートじゃなくちゃ」by ヴァイオレット
 ……ジェームズ、こんな風にピートと比べられちゃうのは気の毒。
「あなたは心臓外科医で見た目もいいし、本当に親切で誠意のある男性だから、あなたに出会った女性はみんな、胸がときめいてハートマークやお花が見えてしまう。まったく、まいった。やられたわ、サム」by ステファニー
 ……自分はつなぎの恋人だったと知り、潔くサムと訣別するステファニー。確かになかなかいい女。
「私は見かけよりずっと年とってるの」by アメリア
 ……無脳症の赤ちゃんを産んで臓器を提供した。だから飲み出したら止まらなくなる……。お酒の誘いを断るセリフとしては最強レベルの重み。


【鑑賞MEMO】
コード・ピンク

病院で使われる緊急コードの一つ。「コード・ピンク」は、小児科及び産科の緊急事態や、幼児誘拐の際に用いられます。
ちなみに、心停止を示す緊急コードは「コード・ブルー」。医療ドラマによく登場するコードです。


【曲情報】
♪"These Days" Dr. Dog
アディソンとジェイクがキスしているところで雨が降り出し、雨の中、混乱するERに初出勤したジェームズが、シャーロットから嘔吐物をかけられるシーンで。
♪"Breaking The Yearlings" Shearwater
クーパーがメイソンに自分たちは最強の家族だと言い、アディソンがステファニーにいろいろ話したと知ったサムが怒り、ロンがヴァイオレットに娘を虐待したりしないと断言し、アディソンが患者ミーガンの不妊治療についてジェイクに意見して言い合いになるシーンで。
♪"Hold Me Now" Lazlo Bane
エンディング、術後のミーガンに「子どもを持つ方法はほかにもある」とジェイクが話し、アディソンが産まれたばかりの赤ちゃんを術後のロンに会わせ、勤務明けにジェームズから飲みに行こうと誘われたアメリアがそれを断り、病院に残っているロンとパムの夫妻にヴァイオレットが「家に帰りましょう」と声をかけるシーンで。

2014.1.29|エピソードガイド、プライベート・プラクティス6 フィナーレ|コメント(0)トラックバック(0)

1月22日(水) #3「悲しみにたたずんで」

03妊娠12週になるシャーロットは、ERのピートの欠員を自力で補っており疲労困憊。クーパーはそんな彼女を心配する。サムはシェルダンの健康診断の際、内緒で前立腺特異抗原(PSA)検査をしていた。一方アディソンは、自分の過去を話せばジェイクに嫌われるかもしれないと考え、マークが死んだ悲しみを隠そうとしていた。ジェイクはアディソンの力になろうとするが……。ヴァイオレットは身内を失った悲しみを語り合うサポートグループに参加し……。


今シーズンは、シリーズのフィナーレとなるため、キャラクター一人一人に焦点が当てられたエピソードが用意されています。今回はそのかわきり。主役はヴァイオレットです。

●ピートの死の悲しみを抱えるヴァイオレット。仕事にも影響し……
あのケイティによる惨劇後も暮らし続けてきたあの家から、ついに引っ越したヴァイオレット。住まいは変わっても、まだ幼いルーカスは父の死を理解することができず、「パパはどこ?」「パパに会いたい」と繰り返します。父はもうこの世にいないのだとルーカスに説明するたび、ヴァイオレットの悲しみは深まり……。

 

そんな中、すでに仕事に復帰している彼女は、怒りをコントロールできない患者アダムを担当。その怒りの原因を探るうち、彼から衝撃的な告白を受けます。何と、11年前に強盗しようとしてある男性を誤って銃で撃ち、そのまま逃げたというのです。相手の男性が死んだかどうかは知らないし、知りたくもないと話すアダム。ヴァイオレットは、相手の男性が生きていることが分かればアダムの助けになると考えますが、シェルダンから「相手がどうなったか調べるのは君の仕事じゃない」と諭されます。けれども、いったん思い立ったら行動に移さずにはいられないのがヴァイオレット。ネットで事件を調べ、相手の男性が死んだことを突き止めます。そして、その男性には妻と幼い二人の子どもがいたことも知ると、被害者遺族に今の自分とルーカスを重ね、セラピーの場でアダムに怒りをぶつけてしまいます。いきなり直球を投げつけられて動揺するアダム。「どうしたらいい?」と涙する彼の姿を見て我に返ったヴァイオレットは、自分の医師らしくない言葉を詫び、「よく生きることで償える」とアドバイス。実はこの言葉、シャーロットから聞いたものでした。断酒会で“償い”というものに向き合ってきたシャーロット。さすが的を射たことを言います。
なお、聖アンブローズのロッカールームでの一連のヴァイオレットとシャーロットの会話では、シャーロット自身のピートを失った悲しみについても言及されました。シャーロットにとって、レイプ事件後に寄り添ってくれたピートの存在は、想像以上に大きかったようです……。

 

さて、アダムにはほかの医師を紹介することにしたヴァイオレット。一方で自分は、身内を失った悲しみを語り合うサポートグループに参加します。妻が亡くなったことをすぐに娘に言えなかった夫、夫を亡くした後で浮気されていたことを知った妻、パートナーに脳死判定がくだされた女性、一人息子を亡くした母親、妻の死を機に息子を取り戻したと語る夫と、参加者はそれぞれが苦しい思いを抱えていて……。どの話も、同じ経験をした者でなければ理解できそうもない、辛く悲しいものばかりでした。
ヴァイオレットは、そこでルーカスの話をします。父が帰らないことを認めたルーカスが、「パパはどこ?」という言葉の代わりに「愛してるパパ」と言ったと。幼い息子が父親の死を受け入れたことこそが何より悲しいのだと泣くヴァイオレット。今回は、これまで以上に彼女の苦しい胸の内が浮き彫りになりました。

 

●ピートの穴を自ら埋めようとする妊婦シャーロット
妊娠12週になるシャーロット。ERのピートの欠員を自らシフトに入って補っているため、もう疲労困憊の状態。ついには病院の廊下のストレッチャーで眠りこけてしまい、心配して病院に駆けつけたクーパーに発見されます。「君がそんなんじゃ、守りきれない」と訴えるクーパー。その言葉に反省したシャーロットは、ピートの代わりの医師を雇うことを決意し、クーパーに対しては、1日1回、自分のお腹に話しかけることを許すのでした。
それにしてもクーパー、今から超子煩悩ぶりを発揮していますね。お腹の赤ちゃんの大きさも専用アプリできっちり把握している様子。赤ちゃんたちをプラムにたとえるくだりはキュートでした。

 

●シェルダンにガンの疑いが!?
シェルダンの健康診断を担当したサム。シェルダンの話と彼の家族の病歴から、良かれと思って前立腺特異抗原(PSA)検査を密かにオーダーした結果、シェルダンに前立腺ガンの危険があることが判明します。サムはシェルダンに生検を勧めますが、「知りたくなかった」とシェルダンは怒りをあらわに。実は、彼の父は前立腺ガンで、ガンを宣告された途端に人生を諦めて死人のようになってしまったという経緯があったのです。
今シーズンの第1話で、シェルダンが険しい顔をして酒を飲んでいたのは、この健康診断の結果のせいだったんですね……。

 

●サムとステファニーはすれ違い気味
すっかりサムにご執心の様子のステファニー。ベッドではサムの過去を聞き出そうとします。サムは、元カノのアディソンが今も隣に住んでおり、しかも彼女は元妻の親友で……ということを、まだステファニーに知られたくない様子。はぐらかそうとして彼女とケンカになります。
最終的には、「僕は君が好きだ」というサムの言葉にステファニーもひとまず納得したようですが、クリニックの女性陣の助言通り、彼女には早く事実を話したほうがいいと思うのですが……。

 

●自分の過去をついにジェイクに打ち明けるアディソン
サム同様アディソンも、なぜマークの死にこれほどまでに打ちひしがれているのか、その理由をジェイクに言えないでいました。マークは元夫の親友で、自分は彼と浮気して身ごもり、その子を中絶した……。アディソンがジェイクに本当のことを話すのを躊躇するのも分かります。
一方でジェイクは、アディソンの力になろうとするものの、かたくなに彼女にそれを拒まれ、そろそろ我慢の限界に。アディソンを助けてやってほしいとサムに相談します。サムは「それは僕の役目じゃない」と拒否するものの、後でアディソンに「ジェイクに話せ」と忠告。ついにアディソンは、ジェイクに本当のことを話します。ジェイクは一瞬言葉を失いますが、アディソンが真実を話してくれたことに感謝し、「君はかつて浮気したが今は違う、愛した人が死んで気の毒に」と言葉を返します。自分は聖人なんかじゃないと、めずらしくいら立った様子も見せたジェイクでしたが、結局彼の反応はやはり聖人のようでした。

 

さて、次回はシャーロットが雇ったピートの代わりの医師が初登場します。お楽しみに!


【今回のゲスト】
パートナーに脳死判定が下された女性(ギャビー)役は、「WITHOUT A TRACE/FBI 失踪者を追え!」のビビアン役などで知られるマリアンヌ・ジャン=バプティスト。
妻の死を機に息子を取り戻した男性(ジム)役は、映画「スター・トレック」主演のクリス・パインの父で、「白バイ野郎ジョン&パンチ」シリーズのギトレア部長役などで知られるロバート・パイン。


【注目のセリフ】
「私が寝た男は二人死んだ。私のせい?」by アメリア
 ……アメリアの若さでこの状況、やはりフツウとは言えないかも。
「ピートを入れれば私が寝た男も二人死んだ。でもこっちは1週間で二人。あなたより重罪」by アディソン
 ……確かに、1週間のうちに過去に関係した相手が二人も亡くなるのは異常事態。
「悲しみには5段階あるとされてるけど、もっとずっと多い」by ヴァイオレット
 ……セラピストであるヴァイオレット自身の言葉だけに、真実みのあるセリフ。


【鑑賞MEMO】
PSA

前立腺から分泌され精液中に含まれている生体物質、前立腺特異抗原のこと。前立腺ガンのときに含有量が多くなることから、腫瘍マーカーとして用いられています。
健康な人のPSAはおおよそ2ng/mL以下。加齢にともなって上昇しますが、50歳でも4ng/mL以下が標準値ですから、5ng/mLのシェルダンはグレーゾーン。前立腺ガンの可能性は30%くらいだと考えられます。


【曲情報】
♪"Wooden Chair" Angus Stone

オープニング、ヴァイオレットが身内を失った悲しみを語り合うサポートグループに参加し、アディソンがジェイクに隠れて泣き、サムとステファニーがベッドでキスをしながら会話し、メイソンとの朝食を終えたクーパーがシャーロットと話をするシーンで。
♪"All" The Howls
アディソンが真実をジェイクに語らずにヘンリーの元へ向かい、ヴァイオレットが病院でピートのロッカーを整理しながらシャーロットと話をし、ジェイクがアディソンを助けてほしいとサムに持ちかけるシーンで。
♪"Ordinary World" Cary Brothers
エンディング、サムがステファニーに謝罪し、アディソンがジェイクに過去について打ち明け、ルーカスが父親の死を受け入れたことが悲しいとヴァイオレットがサポートグループで話すシーンで。

2014.1.22|エピソードガイド、プライベート・プラクティス6 フィナーレ|コメント(0)トラックバック(0)

1月15日(水) #2「燃え尽きた命」

02ピートの遺言状が開封され、彼の希望にしたがって明るい追悼パーティーが開かれることに。ヴァイオレットはその席でクーパーに、「私に何かあったらルーカスを引き取って」と頼み込む。アディソンはジェイクと一緒に住んでいることをサムに話しておらず、サムはパーティーでその事実を初めて知る。一方でシェルダンは、患者で小児性愛者のニックが「自殺する」と言い出したため、クリニックを出られずにいたが……。


●ピートの追悼パーティーでヴァイオレットは……
ピートの遺言状が開封され、彼の希望に従い遺体を火葬にしたヴァイオレット。ピートがバリ島の葬式のような歌と笑いと思い出話で盛り上がるパーティーを希望していたことも知り、アディソンの家を借りてピートの追悼パーティーを開きます。そして、ヴァイオレットはクーパーに、「私の身に何かあったらルーカスを引き取って」と頼みます。ピートが亡くなった今、もし自分に何かあったら……とヴァイオレットが考えるのは自然なこと。ただし、現在シャーロットは三つ子を妊娠中です。すでにメイソンという息子もいるわけで、クーパーからそれを聞いたシャーロットは、トゲのある返事をします。板挟みになるクーパー。
その後、あらためて「ヴァイオレットに何かあったらルーカスを路頭に迷わせるのか?」とシャーロットに問いただします。するとシャーロットは、「その時はルーカスは引き取るに決まってるでしょ」と一言。4人も5人も同じことでしょと言い切る彼女、妊娠初期のイライラもあるようですが、何だかんだ言ってもすでに母としての覚悟はできているよう。頼もしいです。

 

一方、ジェイクと一緒に住んでいることをサムにまだ話していなかったアディソン。パーティーの席で初めてそのことを知ったサムに謝り、「また友達に戻れる?」と問います。サムは即答を避けますが、後に「いずれ友達になれるがまだ先だ」と答えます。これまた自然な反応です。

 

そんな中、パーティーに訪れた弔問客たちは、「ワイルダー先生はいつでも頼れる、あきらめない男だった」と、口々にピートのすばらしさを語ります。そんな話を聞くうちに、辛くなってしまったヴァイオレットは、ピートの形見の革のジャケットから出てきたマリファナを手に2階のバスルームへ。それを吸ってハイになってしまいます。それに気付いたアディソンがバスルームで彼女に付き添っていると、そこにクーパーが。彼もまた、ヴァイオレットに誘われてマリファナを吸ってハイに。その後、サム、ジェイクも加わり、ハイになった二人と仲間たちは、アディソンが注文したピザを食べながらしばしピートの思い出話をします。追悼パーティーの弔問客が階下にいる中、医師という立場でマリファナにふける二人には驚きましたが、これも悲しみ方の一つなのかも。このアンバランスな状況にこそ、むしろリアリティがあるのかな、とも思いました。

 

さて、やがて再び下の部屋に戻ったヴァイオレット。弔問客の一人が泣きやまない上に、デレクからの電話でマークの生命維持装置が外されたと聞いたアディソンまでもが泣き出して、どうにもこうにも居たたまれなくなります。そして、「今日は泣かないで!」と叫ぶとカラオケマイクをつかんで歌い始め、ここでピートに対する怒りを爆発! みんなが泣き叫びたい時に私にパーティーをやらせるなんて、ピートは自分勝手だと泣き出し……。この直前、ようやくアディソンの家に駆け付けたシェルダンは「いったい何があったんだ?」と驚くばかり。そんなシェルダン、この後で「すべて大丈夫だって言って」というヴァイオレットに「大丈夫だ」と慰めの言葉をかけます。

 

その夜。ヴァイオレットはクーパーとともに、ピートの灰を海に散骨します。「時間が欲しかった」と言って泣き崩れるヴァイオレット。確かに、ピートの死はあまりにも突然過ぎました。ヴァイオレットの中には、悲しみだけじゃない、怒りにも似た複雑な思いがあるのでしょう。それもこれも、ピートに対する愛情あってこそのこと。この散骨シーンは痛々しかったです。

 

●小児性愛者の患者ニックに付き添うシェルダン

みんながピートの追悼パーティーに出ている間、一人クリニックに残っていたのはシェルダン。患者のニックが「自殺する」と言い出したため、彼のセラピーを行っていたのです。そして、シェルダンはニックから衝撃的な事実を聞かされることになります。「自分は小児性愛者。治らないから自殺する」と。シェルダンはとにかくニックを思いとどまらせようとしますが、そんな中、ニックは突然苦しみ出してその場に倒れ込んでしまいます。彼はすでに睡眠薬を一瓶飲んでいたのです。シェルダンは救急車を呼び、ニックは病院へ。一命をとりとめたニックは、シェルダンとともに問題と闘って生きる決意を表明。ホッと一安心のシェルダンですが、こちらも心境は複雑です。何せ、ニックは小児性愛者。へたをすれば、彼が子どもに手を出す可能性も十分考えられるわけで……。恐ろしい欲望を抱えながらも何とか理性を保とうとし、挙げ句に自ら死を選ぼうとしたニックに寄り添うことは、主治医であるシェルダンにとって当然のことかもしれません。けれども、彼の心の中にも割り切れないものがあるようで……。非常に難しい問題です。

 

●マークの死はアメリアにも伝わり……

追悼パーティーの間、ヘンリーの子守を買って出たアメリア。アディソンは、そんな彼女に感謝し、自分に何かあった時にはヘンリーを引き取ってほしいと頼みます。アメリア、大事なヘンリーを任せられる相手だとアディソンに思ってもらえたことが嬉しかったよう。ただし、この後に訃報を聞かされることになります。マークの死です。アメリアもまた、アディソン同様マークと寝たことがある間柄ですから、彼女もショックを受けたはず。番組を見ているこちらも、「グレイズ・アナトミー」で描かれたマークの死を再び突きつけられるかたちとなり、改めて彼のいないさみしさを痛感せざるを得ませんでした……。

 

そんなこんなの今回のエピソード、実は「プライベート・プラクティス」の記念すべき通算100話目でした。できることなら、150話、200話と「グレイズ・アナトミー」のように回を重ねてほしかったのですが、残すところあと11話。ピートの追悼という一区切りもあり寂しい限りですが、今シーズンは最終シーズンだけに、入魂のエピソードが多数登場します。アディソン、ヴァイオレットだけでなく、サム、ジェイク、シェルダン、アメリア、シャーロット&クーパー、それぞれが主役となるエピソードもあります。次週も苦しい展開が続きそうですが、希望を信じて“迷えるオトナたち”を応援しましょう。


【今回のゲスト】
ニック役は、「私はラブ・リーガル」の守護天使ルーク役のカーター・マッキンタイア。
クリス役は、「グッド・ワイフ」のマタン・ブロディ役のクリス・バトラー。


【注目のセリフ】
「お腹にサナダムシがいるから。しかも3匹も」by シャーロット
 ……三つ子ちゃん、サナダムシ扱い!!!
「そうだ、どうせならヘンリーももらったら? それで半ダースになる」by シャーロット
 ……妊娠のホルモンの影響か、シャーロットの毒舌っぷりが半端ない!
「でもさびしいよね、残されるのって。ママが死んだ時はさびしかった。ヴァイオレットは?」by メイソン
 ……ヴァイオレットを慰めるメイソン、寄り添い方が素晴らしかった!
「死なすべきだったかもしれない男の命を救ってきた。ピートは妻と子どもがいて、人助けをしていたのに死んでしまった。その不条理さが神を信じられない理由だよ」by シェルダン
 ……シェルダンらしい、考えさせられるセリフ。


【曲情報】
♪"Someone To Watch Over Me" Cast

ヴァイオレットが、カラオケで歌った曲。邦題は「やさしき伴侶を」。運命の人に出会うことを夢見る内容の歌詞。
♪"Death To Everyone" Deer Tick
エンディング、アディソンがマークの死をアメリアに伝えようとし、シェルダン&ジェイク、アディソン&サムが話をし、ヴァイオレットがピートの遺灰をクーパーと海に流して泣き崩れるシーンで。

2014.1.15|エピソードガイド、プライベート・プラクティス6 フィナーレ|コメント(0)トラックバック(0)

1月8日(水) #1「胸騒ぎの一日」

01アルコール依存症で家を出たエドという男性が、23年ぶりに娘デブラに会い謝罪するのを助けようとするヴァイオレット。けれども、臨月のデブラは父に積年の恨みをぶつけ、それがきっかけで破水する。サムにプロポーズされたアディソンは、自分の出した答えに幸せを感じる一方、何やら情緒不安定な様子。予備審問の法廷に現れなかったピートには、逮捕状が発令されてしまう。ヴァイオレットは、彼が保釈の身で逃げたと考えるが……。


ついにスタートした「プライベート・プラクティス」の最終シーズン。今回は、アディソンをはじめとするクリニックのメンバーたちのある1日が、それぞれの視点で並行して描かれました。そして、その中で衝撃的な事実が!!

 

●【ヴァイオレット】父娘の和解に尽力。一方、ピートは予備審問に現れず……
アルコール依存症で家族を置いて家を出ていたエドという男性が、23年ぶりに娘のデブラに謝罪するのを助けようと、父娘をクリニックで引き合わせるヴァイオレット。けれども、臨月のデブラは父親に積年の恨みをぶつけ、それをきっかけに破水してしまいます。ひとまずアディソンによる診察を受けたデブラは聖アンブローズに搬送され、ジェイクを担当医として出産に臨むことに。
その頃、まだクリニックにとどまっていたエド。ヴァイオレットに改めてデブラに謝罪するよう説得され、彼女のいる聖アンブローズへ。ところが、そこで心臓発作を起こして倒れてしまいます。たまたまそばに居合わせたサムによるオペで一命を取り留めたエドは、さまざまな偶然が重なったおかげで死なずに済んだことを実感。自分がやり残したことをするため神に生かされているのだと悟ります。そして、断薬会でのアメリアの助言もあり、出産を終えたデブラに「悪かった」と謝罪。父娘はようやく和解に至りました。
一方、この日はピートの予備審問が行われることになっていましたが、その法廷にピート本人は姿を見せず。ピートに対して逮捕状が発令されてしまいます。朝、ピートから「走りに行く。何があっても愛してる」というメールを受け取っていたヴァイオレットは、彼が保釈の身で逃げたと考えるのですが……。

 

●【アディソン&ジェイク】二人はついにカップルに!
前シーズンの最終話でサムにプロポーズされていたアディソン。それを断り、ジェイクと付き合い始めていました。幸せのまっただ中にいるはずのアディソンでしたが、ジェイクの携帯電話を頻繁にチェックしたり、彼の患者に嫉妬したりと、情緒不安定な様子。何ともアディソンらしい反応です。
その後、アディソンから現在の精神状態を説明されたジェイクは、今こそ関係を一歩進めるタイミングだと判断。アディソンの家に引っ越すと宣言します。アディソン、嬉しそうにそれを承諾。ひとまず、この二人については順調に前進しているようです。

 

●【クーパー&シャーロット】シャーロットが三つ子を妊娠!!!
メイソンを我が子のようにかわいがっているものの、自分自身の妊娠は望んでいなかったシャーロット。IUD(避妊具)で避妊していたにも関わらず、まさかの妊娠! IUDを外すと流産することがあるのを承知で、シャーロットはその処置をアディソンに頼みます。中絶賛成の立場を取りながらも、中絶という選択肢を選ぶことはできない彼女は、これで流産すれば……と期待していたのです。
処置後、トイレで出血を確認したシャーロット。流産したのだろうと考えますが、流産どころか何と三つ子を身ごもっていることが判明! IUDを付けているのに妊娠することすら希なのに、その妊娠がまさか三つ子だなんて、一体どんな確率!? シーズンの始めから、驚きの展開です。

 

●【シェルダン&アメリア】アメリアは断薬1年。シェルダンは元妻と!?
断薬1年を迎えたアメリア、断薬会で感謝のスピーチをし、支えになってくれたシェルダンにも感謝の言葉を伝えます。
シェルダンの方は、元妻と毎月3日間だけ各都市の高級ホテルでランデブーを楽しんでいるらしく、こちらはこちらで幸せそう。彼女ともう一度やり直すことには二の足を踏んでいる様子のシェルダンですが、彼女からのバラのプレゼントに思いは揺れているようです(ちなみに、シェルダンの元妻は今シーズン中に登場予定があります。どうぞお楽しみに!)。
ただし、心配なのはサムによる健康診断の結果。サムに呼ばれたシェルダン、その後、一人で険しい顔をしてお酒を飲んでいたのはなぜなんでしょう!?

 

●【サム】看護師のステファニーとラブラブ!?
アディソンに振られたサム。早くも別の彼女ができたようです。お相手は、聖アンブローズの産婦人科の看護師ステファニー。サムはまだ二人の関係をクリニックの仲間たちに秘密にしておきたかったようですが、みんなの前でクーパーに追及され、さっそくバレてしまいました。ステファニーはすっかりサムに夢中のようですが、サムも本気なのかな!? 二人の関係も気になるところです。

 

●【ピート】何と心臓発作で死亡!!!
ついに逃げに走ったかと思われたピート。実は、ランニング中にラニヨン・キャニオンで心臓発作を起こして倒れ、道の脇で死んでいたことが判明します。何という驚愕の事実! 「ルーカスにどう説明すればいい?」とクーパーに問うヴァイオレット。彼女が戸惑うのは当然です。見ているこちらにとっても、あまりにも突然のことで……。
前シーズンをもってピート役のティム・デイリーが降板することはニュースで知っていたのですが、いきなり死亡というシナリオになっていたとはショックでした。回想シーンでしかピートの登場がなかったのも寂しかったです……。

 

さて次回、ピートの死を知ったほかのメンバーは、どのような反応を示すのでしょうか!?
実はこのピートの死、「グレイズ・アナトミー」でマークが亡くなったのとほぼ同じタイミングという設定になっています。次回は、アディソンもマークの死を知ることになりそうです。


【今回のゲスト】
ステファニー役は、「シックス・フィート・アンダー」のヴァネッサ役などで知られるジャスティナ・マシャド。
デブラ役は、「ふたりの男とひとりの女」のアイリーン役や、「THE MENTALIST メンタリストの捜査ファイル」のサラ・ハリガン役のジリアン・バック。
エド役は、映画「ゴッドファーザー」シリーズへの出演で知られ、声優としても活躍するアレックス・ロッコ。


【注目のセリフ】
「魅力的なんてもんじゃない。彼はゼウス。彼はトール。彼はベッカムよ」by アディソン
 ……神話の神と元サッカー選手が混ざってるというヴァイオレットの突っ込みは絶妙。
「僕の精子は水泳選手並み」by クーパー
 ……クーパー、原音では自分の精子をアメリカの元競泳選手、マイケル・フェルプスにたとえてます。
「いいえクーパー、赤ちゃんは一人じゃない。3人産まれてくる」by シャーロット
 ……いくら何でも三つ子という設定は……。


【曲情報】
♪"Anything Anything" Dramarama

オープニング、サムがパンケーキを運び、アメリアが断薬1年のコインをもらい、シャーロット&クーパー&メイソンが朝食をともにし、アディソンがヘンリーを抱き、ジェイクがベッドで目覚め、ヴァイオレットがピートからのメールを見たあとでルーカスと話すシーンで。
♪"Breezeblocks" Alt + J
クーパーがメイソンを迎えに行って、兄弟は欲しいかと聞き、シャーロットがトイレで出血を確認してホッとしたのもつかの間、超音波の映像を見て驚くシーンで。
♪"Flaggin A Ride" Divine Fits
エンディング、シェルダンが一人で酒を飲み、アメリアが連れてきたデブラにエドが謝罪し、クーパーが三つ子の妊娠をシャーロットから聞かされ、ジェイクがアディソンの家に引っ越すと宣言するシーンで。

2014.1. 8|エピソードガイド、プライベート・プラクティス6 フィナーレ|コメント(0)トラックバック(0)

6月12日(水) #22「小さな救世主」

22 アメリアの陣痛が始まり、ジェイクは「産まれた子どもの臓器を提供する」という彼女の決意をクリニックのメンバーに話して協力を求める。「無脳症の赤ちゃんに脳死の判定はできるのか」「そもそも臓器摘出は許されるのか」、医師たちは議論を戦わせるが、賛成と反対で意見は真っ二つに割れる。一方、患者の人工呼吸器を外して殺人罪に問われているピートは、法廷で頑なな態度を貫いて保釈を却下される。ヴァイオレットは彼を譲歩させようと説得を試みるが……。


●アメリアが出産! 子どもの臓器提供は……
ついに始まったアメリアの陣痛。主治医のジェイクは、生まれた子どもの臓器を提供するというアメリアの意思をクリニックのメンバーたちに話し、それぞれに協力を求めます。でも、これは簡単に答えが出せるような話ではありません。無脳症の赤ちゃんに脳死判定ができるのか、さらには臓器摘出が許されるのか、メンバーたちは議論します。もちろんジェイクはアメリアの決意を応援する立場。アディソンもアメリアの気持ちを尊重しようとします。けれども、サムは真っ向から反対。「これは殺人だ」と心臓と肺の摘出には応じられないと主張します。シャーロットもまた、病院の弁護士が認めない限り問題になると意見。シェルダンも、これがアメリアの心の問題の解決になるとは思えないと反対します。ジェイクは、それでもアメリアの意向に沿うべく、アディソンにサムを説得させようとしますが、サムはアディソンの言葉も聞き入れようとしません。

 

そんな中、アメリアの陣痛はいよいよ強まります。しかし、薬物依存の問題を抱えていたアメリアは、麻酔も薬も拒否。必死で陣痛に耐えながら、「赤ちゃんが産まれたら、私が見ないうちに連れて行って」と念を押します。

 

一方、サムはなぜ自分が摘出手術に反対なのか、その理由を直接アメリアに説明します。それに対しアメリアは、「あなたにとっては想像もつかないようなことだろうけど、これによって臓器移植を待つ多くの赤ちゃんが救われ、人生を送れるようになる」と訴え……。
そして、アメリアの出産の時。病院の弁護士からの回答がないまま、シャーロットは臓器摘出にゴーサインを出します。結局、自分の主張を貫いてきたサムもオペに加わることに。
その頃アディソンは、分娩中のアメリアの病室へ。アディソンの介入を拒むアメリアでしたが、耐えがたい陣痛の苦しみの中、最後はアディソンを受け入れます。そしてアディソンは、無事アメリアの赤ちゃんを取り上げるのでした。

 

分娩後。アメリアはやはり赤ちゃんを見たいとジェイクに頼み、大事そうに腕に抱くとその姿を確認します。「お父さんが待ってるからさびしくない」と話しかけながら、我が子に別れを告げるアメリア……。こうして赤ちゃんは移植チームに引き継がれ、アディソンとサムにより各臓器が摘出されます。これが、移植を待つ各地の子どもたちの命を助けることになるわけですが、心が引き裂かれるようなシーンで……。
でも、この後のアメリアとシェルダンの会話は良かったですね。アメリア、「泣いていいのよ」と逆にシェルダンをなぐさめていましたが、大業を成し遂げ、ようやくほんの少し心に余裕ができたのでしょうか。とにかく、アメリアとシェルダンにはずっと良い関係でいてほしいです。

 

ちなみに、無脳症児の臓器提供については、倫理的な問題もさることながら、胎児の異常を理由とする中絶の是非や脳死概念にも影響を与えることから、現代の医療現場、そして生命倫理学における大きな課題の一つとなっています。当然、各分野の専門家たちにより議論が重ねられていますが、いまだ社会的コンセンサスが得られていない非常に難しい問題なのです。これをドラマの中に取り入れてきた。いかにも「プライベート・プラクティス」らしいシーズン・フィナーレです。アメリアを演じるカテリーナ・スコーソン自身の妊娠とうまくからめつつ、今シーズンも勇気のある問題提起をしてくれたものだと思います。

 

●殺人罪に問われるピートは保釈に……
患者の人工呼吸器を外して殺人罪に問われているピート。法廷では頑なな態度を貫き、保釈を却下されてしまいます。ヴァイオレットはそんなピートに面会に行き、「家族のために譲歩して」と懇願。けれどもピートは「自分は正しいことをした」の一点張りで、自分の考えを変えようとしません。
その後、見かねたクーパーが面会に行き、あらためてピートを説得。それからしばらくしてピートは、「譲歩して保釈された」とヴァイオレットの家にやって来ます。ようやくホッとしたヴァイオレットはピートとベッドをともにしますが、ピートは「もし俺が刑務所に長い間入ることになったらどうする?」と意味深な発言をし……。何だか、ピートの“譲歩”には裏がありそうで……。

 

●「母の日のランチ会」の招待状を捨ててしまったメイソン
この日、不機嫌な様子で帰宅したメイソン。実は、学校で「母の日のランチ会」があり、メイソン以外の子どもたちは、母親にお手製のスクラップブックを渡したとのこと。メイソンはこの「母の日のランチ会」の招待状を、あえて捨てていたのです。それを知ったシャーロットは大ショック。自分のメイソンへの愛情を再認識するとともに、メイソンの苦しみを取り除いてやれないふがいなさに落ち込みます。
でも、そんなシャーロットの愛情はちゃんとメイソンにも伝わっています! メイソン、“ママ”と呼ぶのはエリカだけだけれど、シャーロットのことは“お母さん”と呼ぶことにする、と。今シーズン、エリカの死という本当に辛い出来事が起きましたが、このステップファミリーの成長には、見ていて励まされる部分も多かったように思います。

 

●サムがアディソンにプロポーズ! ジェイクと結ばれたアディソンは……
アメリアの赤ちゃんの臓器摘出がすべて終わった後、アディソンとジェイクは病院の控え室でついに結ばれます。ジェイクは「用事を片付けてから家に行く」と言い、アディソンは自宅に帰りますが、そこにはヘンリーの子守をするサムの姿が。戻って来たアディソンにサムは、「ヘンリーと君と家族になりたい。結婚してくれ」とプロポーズ!! その頃、ジェイクは花束を持ってアディソンの家へと車を走らせていたのですが……。

 

……というわけで、ついにフィナーレを迎えたシーズン5。今シーズンもヘビーなテーマのオンパレードでした。
ピートの心臓発作に始まり、クーパーの息子メイソンが登場。さらに、メイソンの母エリカの病気が発覚し、闘病の末に彼女は帰らぬ人に。心臓発作から回復したピートはヴァイオレットともめにもめ、揚げ句に逮捕。保釈されたとはいうものの、あの最後の意味深な発言……。一方のアメリア。親友ミッシェルの死のショックからどっぷりと薬物依存に。その後、恋人のライアンを失った後で彼の子を妊娠していると知り、さらにはその子が無脳症というショッキングな展開。しかも、その赤ちゃんを産み、臓器を提供することを望み……。
そしてアディソン。サムとのすったもんだの末、不妊治療で成果を出せず。一時は子どもを持つことを諦めたものの、運良く養子のヘンリーを迎え入れられることに。さらに、最終的にはジェイクと結ばれ、サムからはプロポーズ! オープニング、アディソンがセラピストに「欲しいものはすべて手に入れた」と語っていたのは、こういうことだったのかと、最後まで見て納得でした。
それにしても、アディソンが“手に入れた”のは、ジェイクとサムどちらなのでしょうか?(みなさんは、アディソンにどちらを選んでほしいですか?)

 

さて、そんな続きが気になるシーズン6。いよいよ「プライベート・プラクティス」の最終シーズンとなります。とにもかくにも、これまで、数々の難問にぶつかり苦しみながらも、互いに支え合って希望の光を見いだしてきた彼らに、ハッピーエンディングを望まずにはいられません!


【注目のセリフ】
「もし触ったら泣くわよ。きっと泣く。バカみたいで軟弱だけど泣いちゃう。もし泣いたりしたら強くなれない。強くなって乗り切りたい。感情を抑えたい。泣きたくないの」by アメリア
 ……張り詰めたアメリアの思いが胸に痛い……。
「メイソンが私を変えた。ヘンリーがあなたを変えた。ヤワになった」by シャーロット
 ……ともに母になった二人の会話。今シーズンが始まった時にはこんな会話を聞けることになるとは思いもよらず。
「君を愛してる妻がいて、必要とする息子がいて、君にはチャンスがあるんだ。家族といられる。何でそれを棒に振るのかな。ムダにするなよ」by クーパー
 ……今回はヴァイオレットの言葉より、このクーパーの言葉が何よりもピートの胸に刺さったよう。
「私が頼んでることは想像を絶する。でも、その子たちの母親が夢見てることなの。母親の私が決意した。あなたも決意できない?」by アメリア
 ……確かにアメリアの決断は想像を絶する。けれども、それをあえて選んだアメリア本人の言葉だからこそ、サムの心を動かしたのかも。
「あの子の臓器は国中に届けられてみんなを助ける。魔法のように。だからユニコーン・ベビーなの」by アディソン
 ……アメリアの思いも国中に届いたはず。


【曲情報】
♪"Roll Baby Roll" Duquette Johnson

オープニング、アディソンがセラピストに「欲しいものはすべて手に入れた」と語り、オフィスでジェイクとキスするシーンで。
♪"Vines" Lost in The Trees
アメリアの子の臓器摘出に関するアディソンの説得をサムが拒絶し、メイソンが母の日のランチ会のことをクーパーやシャーロットに告げず不機嫌に学校から帰宅し、強くなりたいからと助けを拒もうとするアメリアにジェイクが手を貸すシーンで。
♪"We're Not The Same" Peasant
シャーロットがアメリアの子の臓器摘出に協力すると宣言するシーンで。
♪"A New You" Release The Sunbird
分娩室に入ってアディソンがアメリアを支え、保釈されたピートがヴァイオレットの家に戻るシーンで。
♪"Be The Song" Foy Vance
アメリアが赤ちゃんを移植チームに引き渡し、赤ちゃんから臓器が取り出されるシーンで。
♪"Lost In The Light" Bahamas
メイソンが“お母さん”と呼んでいいかとシャーロットに聞き、シェルダンがアメリアと話しながら涙し、ピートがベッドで「もし俺がずっと長い間刑務所に入ることになったらどうする?」とヴァイオレットに問うシーンで。
♪"Montreal" Bahamas
エンディング、ジェイクがアディソンの家に向かっている頃、サムがアディソンにプロポーズするシーンで。

2013.6.12|エピソードガイド、プライベート・プラクティス5|コメント(1)トラックバック(0)

5月29日(水) #21「漂流の果てに」

21 心筋症を患うトロイが末期のうっ血性心不全に陥りERに運び込まれる。ピートは延命のために人工呼吸器につなごうとするが、パートナーのロジャーはトロイの意思を尊重して延命を希望しないと告げる。一方、トロイと疎遠になっていた父カールは息子を装置につなぐよう希望し……。元妻との旅行から戻ってきたシェルダンは、実の娘に性的な感情を抱くことを抑えようと妻に四六時中セックスを求めるようになったリッチと、その妻ロリの診断を行う。


●旅行から戻ったシェルダンにセックスを迫るアメリア
元妻との旅行から帰ってきたシェルダン。パソコンや携帯電話は使わずにいようと決めていたとのことで、ようやくここでアメリアのお腹の赤ちゃんが無脳症であることを知ります。彼女が主治医であるジェイク以外のメンバーたちに対し、心を閉ざしていることも。
今さらながら、アメリアのことが心配で仕方がないシェルダンは、力になりたいとアメリアに申し出ます。するとアメリアは、力になりたいならセックスの相手をしてほしいと要求。しかし、シェルダンはそれに応じることはできず……。
アメリア、妊娠が進んだ今も、精神的にギリギリの状態が続いているよう。一瞬でも現実から逃れたいという彼女の叫びが、胸に痛かったです……。

 

●アメリアにクスリを思いとどまらせたジェイク
一方、アメリアの主治医であるジェイクは、彼女がまたクスリに手を出しかねない状況にあることを察知し、彼女に薬物の過剰摂取で命を落とした自分の妻のことを話します。薬物依存の悲劇を家族として体験したジェイクの言葉は、さすがにアメリアにも響いたよう。彼女はこの苦境を乗り越えるには誰が本当の支えになるのか直感し、ジェイクを主治医に選んだのかもしれませんね。ジェイクの存在は、アメリアだけでなく番組を見る視聴者にとっても救いとなっているようです。

 

●病気のせいで娘に性的感情を抱くようになった父親
戻ってきたシェルダンが最初に診ることになったのは、ヴァイオレットに紹介されたロリとリッチの夫婦。夫が四六時中セックスを求めるようになったと打ち明ける妻ロリに対し、夫のリッチは実の娘ホイットニーに性的な感情を抱くようになり、それを抑えるため妻のロリを求めていたと告白します。そして、思いも寄らない夫の言葉にロリが驚愕する中、リッチは発作を起こして倒れてしまいます。実は、彼の側頭葉には病巣が。アメリアは、発作はもちろん、性行動が亢進し性欲が抑えられなくなったのもこの病巣のせいだと診断します。
一方、ホイットニーの診察を担当したヴァイオレットは、父親から性的な目で見られて困惑する彼女の身を案じ、児童虐待としてリッチを児童保護局に通報すべきだと主張。けれども、シェルダンはそれに反対します。結局は、自分がオペで救えるとアメリアが提案。無事、オペでリッチの病巣をすべて摘出することに成功します。
その後。父親への不信感を拭えずにいるものの、父親への愛情をなくしたわけではないホイットニーは、ヴァイオレットから父との関係修復を前向きに考えるようアドバイスされ、オペ後にリッチの病室に姿を見せます。リッチは、信頼を回復できるよう努力するとホイットニーに約束。あとは、回復したリッチを2度とあのような衝動が襲わないことを祈るばかりです。

 

●ジェイクの言葉をきっかけにサムとの関係を考えるアディソン
ヘンリーを迎えて以来、頻繁にアディソンの家を訪れているサム。子どもは欲しくないと言っていたにも関わらず、何かとヘンリーの面倒をみます。アディソンはそんなサムに感謝。でも、ジェイクに「君はすべてを手に入れたな」と指摘されると、自分とサムとの関係は何なのかと疑問を持ち始めます。そしてついに「(家族になる)覚悟はある?」とサムに問います。サムは今回も即答できず。アディソンは、それをサムの返事ととらえたのか、その後、アメリアと一緒に戦おうとする仲間の姿は良いものだと語るジェイクに自らキス! アディソン、自分の中の答えをようやく見つけたのでしょうか?

 

●延命治療をめぐって恋人と父親が対立。ピートの判断は……
心筋症を患っていたサムの患者のトロイが、末期のうっ血性心不全に陥ります。ERで治療にあたることになったピートは、投薬に反応しなくなったトロイを人工呼吸器につなごうとしますが、するとパートナーのロジャーが「トロイは装置につながれての延命は望んでいない」と反対します。ところがそこに、トロイと長い間疎遠になっていた父カールが登場。彼はトロイを装置につなぐよう言い、ロジャーと激しく言い争います。ロジャーが数年トロイに寄り添い、看病してきたことはサムも知っていましたが、トロイを代理人に指名する事前指示書もリビング・ウィルもないため、法律上では、父カールにトロイの医療行為の決定権があるのは事実。トロイは人工呼吸器につながれます。
しかし、トロイの意思を尊重したいというロジャーの思いに心を動かされたピートは、ロジャー立会いのもと、トロイの人工呼吸器を外します。これによりトロイは死亡するわけですが、これは完全に違法行為。それを知ったシャーロットは、やむを得ず警察にピートのことを通報します。
一方、会話を避けるかのようにERのシフトを増やしていたピートに業を煮やしたヴァイオレットは、強引にでも話し合いに持ち込もうとピートに直談判します。ところがその時、警察がやって来てピートをトロイの殺害容疑で逮捕! これはまた予想だにしなかった出来事! 一体ピートはどうなってしまうんでしょうか?

 

いよいよ次回がシーズン5の最終話。ピートとヴァイオレットはもちろん、アディソン&ジェイク&サムの関係、アメリアの出産など気になる問題はまだまだ山積み! フィナーレでどんな展開が用意されているのか、最後まで気が抜けません!


【鑑賞MEMO】
リビング・ウィル

Livinng Will(生前の意思)。脳死臓器移植の可否や尊厳死(延命治療の拒否)、葬儀の方法など、自らの意思表示とそれを記した書類のこと。

 

クリューバー・ビューシー症候群
1939年、クリューバー博士とビューシー医師によって報告された、側頭葉の損傷によって引き起こされる症候群。見境のない性行動や食欲の異常、視覚失認、口唇傾向、注意過剰といった特徴も示す。



【今回のゲスト】

カール役は、「犯罪捜査官ネイビーファイル」のA・J・チェグウィデン役のジョン・M・ジャクソン。
ロリ役は、「コバート・アフェア」のダニエル・ブルックス役や「MAD MEN マッドメン」のフランシーヌ・ハンソン役などで知られるアン・デュデック。


【注目のセリフ】
「僕がダメなら君じゃないと。それが何でジェイクなんだ!?」by シェルダン
 ……アメリアを支える役目は自分かアディソンにしか務まらないと思っているシェルダン。でもアメリアがジェイクを選んだのは大正解だったかも。
「前は、君が僕のダメな人生に対してアドバイスをしてた。でも、今はもうダメじゃない。僕には素晴らしい妻と子どもがいる」by クーパー
 ……確かに、クーパーの生活の方がヴァイオレットよりは格段に安定してる。
「私が妊娠をまっとうしてこの子を産むには現実からの逃避が必要。一瞬でいいから忘れたいの。お願い」by アメリア
 ……彼女のギリギリの精神状態が伝わってくる……。
「私たちはおとぎ話の夫婦じゃない。キラキラの目やマンガみたいに頭の上に飛んでるハートもない。試練の連続。でも私たちはその試練を耐えてきた。楽じゃなくていい、そんなの信じない。大切なものは苦労して手に入れるから感謝できる。ピートは苦労の価値がある。この家族は苦労の価値がある」
 ……ヴァイオレットの意気込みはクーパーを驚かせるほどだったけれど、肝心のピートは逮捕されてしまい……。


【曲情報】
♪"Black Tooth" King Gizzard & The Lizard Wizard

オープニング、アディソンがゴミの島のことをセラピストに話し、アメリアが断薬会でスピーチするシーンで。
♪"It's Alright" Waterdeep
ピートがトロイの人口呼吸器を外し、ロジャーがトロイの死をみとるシーンで。
♪"Everything Has Its Way" Katie Costello
エンディング、ジェイクが自分の妻のことを引き合いに出してクスリに手を出さないようアメリアを諭し、アディソンが家族になる覚悟はあるのかとサムに問い、ヴァイオレットがピートに話し合いを持ちかけている最中、シャーロットの通報でピートが逮捕され、アディソンがジェイクにキスをし、その後セラピストと会話するシーンで。

2013.5.29|エピソードガイド、プライベート・プラクティス5|コメント(0)トラックバック(0)

5月22日(水) #20「子供の事情」

20 不法移民の妊婦レイナが吐き気と嘔吐の症状でERに運び込まれる。彼女は国外退去命令を受けて故郷のエルサルバドルに戻らなければならない身。しかし、治安が悪く貧困率の高いエルサルバドルでなく、アメリカの国籍を子どもに与えてやりたいレイナは、民間療法で陣痛を誘発し、35週になるお腹の子を急いで産もうとしていたのだ。一方、クーパーは10歳の少女メロディが性同一性障害かどうかヴァイオレットに診断させようとするが、それを両親が承諾しない。やがて、学校や家に耐えられなくなったメロディは、クーパーのオフィスに逃げて来る。


●アメリカでの出産を望む不法移民のレイナ
不法移民で国外退去命令を受けているレイナという妊婦が、吐き気と嘔吐の症状で聖アンブローズのERに運び込まれます。彼女は治安が悪く貧困率の高い故郷のエルサルバドルに戻らなければいけない身でしたが、35週になるお腹の子にはアメリカの国籍を与えてやりたいと願い、民間療法で陣痛を誘発してすぐに赤ちゃんを出産しようとしていたのです。かつてエルサルバドルの診療所の設立に関わったことがあるピートは、現地の状況を知っているだけにレイナの希望を叶えてやってほしいとアディソンやシャーロットに協力を頼みます。けれどもアディソンは、医学的な必要がないのに分娩を故意に誘発するのには反対の立場。シャーロットも分娩を誘発するだけの医学的適応はないとの見解を示します。ピートはその後、自分が立ち上げたエルサルバドルの診療所がもはや機能していないことをレイナから聞かされて愕然とします。
一方でアディソンは、子どもに少しでも良い環境を与えてやりたいというレイナの親心に共感しながらも、たとえ彼女がアメリカで出産できても母と子が引き離される運命にあることに心を痛めます。そして、移民局の職員が実際に病院にやってくると、覚悟を決めてレイナの陣痛を誘発。シャーロットもアディソンの判断を支持し、レイナは無事に男の子を出産します。そして、レイナに息子と過ごす猶予を与えます。ピートは、何とか母と息子が引き離されずに済む方法はないかレイナに改めて問いますが、レイナは手を尽くしたと返答。結局、翌日レイナは、赤ちゃんとともに病室から姿を消してしまうのでした。
アディソンはこうなることを予見していたのでしょうか。ホッとした表情を見せていたのが印象的でした。

 

●エルサルバドルに行きたいと言い出すピート
不法移民のレイナを心配する一方で、夫婦仲を元通りにしたいピートはヴァイオレットとディナーへ。そして、二人は久々にベッドをともにします。でも、ヴァイオレットは、夫婦の問題を解明するためにセラピーを続けるべきだと訴えます。ところがその後、ピートは突然「エルサルバドルに行って診療所を修復したい」と言い出します。これには、ヴァイオレットも茫然。今は目の前の結婚を修復すべきだと理解を求めます。それはそうですよね。エルサルバドルの現状を思うといても立ってもいられないピートの気持ちも理解できるのですが、問題の本質から目をそらそうとしているように見えて……。このあたりのピートのバランスの悪さが、今後のヴァイオレットとの関係に悪影響を及ぼさないことを願うばかりです

 

●性同一性障害の少女に助けを求められるクーパー
2歳の頃から診てきた患者、10歳の少女メロディを診察したクーパー。彼女から、「僕は男なんだ」と打ち明けられると、ヴァイオレットに性同一性障害(GID)の診断をさせようとします。しかし、メロディの両親は反発。特に母親のパムは怒りをあらわにし、「娘に近付かないで!」と突っぱねます。
その後、メロディは一人でクーパーのオフィスに逃げてきます。「自分は男なのに、女の子の体に閉じ込められている」と感じている彼女。ついに、学校も家も耐えられなくなったのです。ヴァイオレットはやむを得ず両親の了解のないままメロディを診断。やはり彼女はGIDだと確信します。するとそこへクーパーからの連絡を受けた両親が到着。娘がGIDだと信じたくない母親のパムは現実を否定しますが、「何があっても子どもをサポートするのが親の務め」とクーパーは両親を説得。その言葉に態度を軟化させたパムは、父親のマイケルとともに、ヴァイオレットとクーパーの助けを受けながらメロディを理解していこうと考えを改めます。そして、このことがメイソンとクーパーの関係にも影響を与えるのです。

 

●メイソンとの関係を修復するクーパー
母の死から立ち直れないメイソンに反抗的な態度を取られているクーパー。ついついいら立った態度を取ってしまい、シャーロットから「どんなに子どもが厄介な時も耐えて愛するのが親の務め」と諭されます。一方でメイソンは、クリニックでクーパーがメロディを助けようとする姿を見て父親の愛情に触れます。おかげで父子の関係は元通りに。クーパーは、「君はメイソンの親じゃない」と暴言を吐いたことについても、改めてシャーロットに謝罪。夫婦のわだかまりも解けたのが何よりでした。

 

●ヘンリーの子守を引き受けるサム
アディソンは、職場復帰の日の早朝、子守が確保できず、急きょサムにヘンリーを預けます。サムはアディソンにこき使われている感じが気に入らず不機嫌になりますが、結局はヘンリーのかわいさに負けて、その後も子守のピンチヒッターを引き受けます。何だかんだ言っても、2度も子守を引き受けてくれたサムに感謝するアディソン。ま、まさか、アディソンとサムの仲が復活なんてことも!?

 

●赤ちゃんの臓器提供の同意書にサインするアメリア
ジェイク以外のメンバーに心を閉ざし、自分の赤ちゃんを臓器提供のドナーにするのを目標に妊婦管理を続けているアメリア。初めて胎動を感じ、激しく同様。産まれた赤ちゃんを前に決意が揺らぐのを恐れ、臓器提供の同意書にあらかじめサインします。そして、ジェイクの前で泣き崩れます。
アディソンは、もちろんこのアメリアの決意を知らないわけですが、彼女のことが気になって仕方がない様子。とはいえ、一方で彼女はヘンリーの親になった幸せのさなかにいる……。アメリアの過酷な状況と満たされたアディソンの表情の対比が実に残酷です。

 

次回は、久々にLAに戻ってくるシェルダンが、アメリアの赤ちゃんの件を初めて知ることになる模様。成り行きが気になります。


【今回のゲスト】
レイナ役は、「レボリューション」のノラ役のダニエラ・アロンソ。


【注目のセリフ】
「うちに子どもは一人だけよ、クーパー。大人になって乗り越えて」by シャーロット
 ……クーパー、確かに子どもっぽいけれど、最終的には前回の失言の件もちゃんとシャーロットに謝罪してくれてホッ……。
「確かに私たちってまずはセックス、赤ちゃん襲撃事件。心が壊れて長いこと距離を置いた。で、その後結婚。それが問題なのかな」by ヴァイオレット
 ……アディソンとサムもすったもんだの関係だけれど、ヴァイオレットとピートには負けるかも。
「最終目標に集中しすぎて考えもしなかった。お腹の中でこの子が動き出した時に、自分がいったいどんな風に感じるかなんて」by アメリア
 ……当時、妊娠していたアメリア役のカテリーナ・スコーソン。実際に胎動を感じながらのセリフだったのかも。
「ねえ、アメリア聞いて。私を憎んでいてもこれで終わりじゃない。私たちはずっと家族だから。私はあなたをすごいと思ってる。私よりずっと強い。その状況をどう耐えてるのか……。あなたのためなら何でもする。憎む相手になることでも」by アディソン
 ……アディソンが本気でアメリアを心配しているのは事実だけれど、彼女がヘンリーのママとしての生活を堪能する姿を間近に見ているアメリアに、その言葉を素直に受け入れろというのは酷かも。


【曲情報】
♪"Already Gone" Jennifer O'Connor

オープニング、アディソンがヘンリーのことをセラピストに話し、ピートがヴァイオレットをディナーに誘うシーンで。
♪"All the Young" Melogrand
ヴァイオレットとピートがタイ料理店でのディナーのあと、ベッドをともにするシーンで。
♪"Twinkle, Twinkle, Little Star" Cast
サムがヘンリーに歌った歌。
♪"I Will Follow Love All the Way Home " Tyler Lyle

エンディング、アメリアが赤ちゃんの臓器提供の同意書にサインをし、最後は育ての親が勝つとアディソンがセラピストに話すシーンで。

2013.5.22|エピソードガイド、プライベート・プラクティス5|コメント(0)トラックバック(0)

5月15日(水) #19「悲しみの連鎖」

19 複数の刺し傷を負った少女ドレアが聖アンブローズに運び込まれ、ピートとサムが処置。家族への対応に回ったヴァイオレットは、ドレアとともにいた姉ミッシーの言動から、彼女が妹を刺したのではないかと直感する。また、ピートとヴァイオレットは、結婚生活をやり直すため精神科医ホワイトハウスのもとでカップルセラピーに臨む。一方、アメリアはアディソンの勧めでようやく超音波検査を受けるが……。


●若年性社会病質の姉が妹を刺し、脳死の妹は臓器提供へ……
聖アンブローズに、複数の刺し傷を負ったドレアという少女が運び込まれ、ピートとサムが処置を担当。家族の対応に回ったヴァイオレットは、ドレアと一緒にいた姉のミッシーの言動の不審さから、彼女が妹を刺したのではと直感します。ピートはそんなヴァイオレットの意見を一蹴しますが、後に自分がケイティに襲われた時のことを持ち出してミッシーと話をしたヴァイオレットは、自分がドレアを刺したというミッシーの自白を引き出します。これにより、ミッシーは警察に連行されることに……。
一方、ドレアは脳死状態となり、父のゲイリーは娘の命に意味を持たせたいと、臓器提供をアメリアに申し出るのでした。
前回は、母親が実の子二人を殺害という事件が取り上げられましたが、今回は、姉が妹を刺し殺すという、これまたショッキングな事件が登場。クリニックのメンバーたちのプライベートだけでも重いのに、関わる患者の問題もとことん重いです……。

●カップルセラピーを受けるヴァイオレットとピート
結婚生活をやり直すため、精神科医ホワイトハウスのもとでカップルセラピーを受け始めたヴァイオレットとピート。最初は二人とも本音が出ず、「お行儀がよいセラピーだ」と言われてしまいます。けれども2回目のセラピーの場では、職場でのミッシーに関する意見の衝突をきっかけに醜い言い争いに。意外にも、そんな二人に対するホワイトハウスの反応は、「正直に言い合った証拠。お二人の結婚にはまだ期待がもてる」という前向きなものでした。ところが3回目は、ピートがセラピーの効果への疑問をあらわにし、「俺はただ楽しみたい。愛し合いたいだけ」と以降のセラピーを放棄してしまいます。う~ん、このピートの判断はどうなんでしょうか。せっかく上向きになってきた二人の関係の変化、このまま停滞あるいは下降に向かってほしくないのですが。

 

●エリカの死後、心を閉ざすメイソン
エリカの死をきっかけに、おねしょをするようになったメイソン。誰とも口をきかなくなってしまいます。メイソンが心配なクーパーはヴァイオレットに相談。しかし、すぐに効き目のある妙案はありません。クーパー同様、心を閉ざすメイソンの姿に心を痛めるシャーロットは、自分が父親を失った経験に触れながら「しゃべらなければ誰もあなたを助けられない」とメイソンを説得。するとメイソンは、「ママのことを忘れそう。それが悲しい」と話します。シャーロットは、メイソンが気持ちを口にしたのはいいことだと、さっそくそれをクーパーに報告するのですが、クーパーは「脅して話をさせた」とシャーロットを責めます。実の父である自分にではなくシャーロットにメイソンが口をきいたのも面白くなかったよう。でも、ここは何よりメイソンの精神面のフォローが優先されるべきです。シャーロットを責めるのはちょっとお門違いという気が……。

 

●アメリアの胎児は無脳症だった……
アディソンの再三の説得に応じ、ようやく超音波検査を受けることにしたアメリア。しかし、この検査で胎児には脳がない、つまり無脳症であることが判明してしまいます。アメリアは絶望のあまり、心配する同僚たちを拒絶。特に、念願の赤ちゃんを手に入れて幸せいっぱいのアディソンに対しては、嫉妬と怒りを爆発させます。

ただし、ドレアの父が脳死状態になった我が子の臓器提供を申し出るのを聞くとアメリアは考え直します。自分もちゃんと子どもを産み、その臓器を提供して多くの赤ちゃんを救おうと。彼女は、力を貸して欲しいとジェイクに依頼。こうしてジェイクはアメリアの主治医に。
それにしても、脳神経外科医であるアメリアの子に脳がないなんて……。妊娠当時クスリをやっていただけに、アメリアにとってこの事実はあまりにも酷。しかも、そばではアディソンが完璧な赤ちゃんをその手に抱いているわけです。アディソンを恨むのは筋違いでしょうが、アメリアの苦しみもよく分かります。こんな時に限ってシェルダンが不在というのも痛いです……。

 


●男より赤ちゃん!のアディソン

念願の赤ちゃん(ヘンリー)を手に入れたアディソン。育児の大変さなど何のその、同じ日にジェイクとサムとキスしたことを双方に知られてしまってもお構いなし(サムとジェイクはこの件をきっかけに意外にも意気投合)といった様子。アメリアから憎まれようとも、ヘンリーといられる幸福に浸れるアディソンは、何て自分に正直な人なんでしょう。

 

それにしても、【注目のセリフ】にもピックアップしたアメリアの長ゼリフ、インパクトがありましたね。演じるカテリーナ・スコーソンは実際に妊娠中でしたから、お腹の子が無脳症という状況を演じるのは複雑だったことと思います。一方で、感情移入がしやすいという一面もあったかもしれませんが、いずれにせよ、今シーズンのカテリーナ・スコーソンはスゴイ! 薬物依存の問題しかり、今回の妊娠しかり、難しい演技を見事にこなしていると思います。


【今回のゲスト】
ミッシー役は、「デスパレートな妻たち」のケイラ役などで知られるレイチェル・G・フォックス。
医師のホワイトハウス役は、「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」でラージの父を演じているブライアン・ジョージ。


【注目のセリフ】
「嫌なことを言うが、お前とアディソンはいろいろあり過ぎてついていけないよ。付き合ったり別れたり、キスだケンカだ赤ちゃんが欲しい、欲しくない……」by ピート
 ……確かにいろいろあり過ぎ!
「彼女はクリニックの男全員と付き合ってたのか?」by ジェイク
 ……「俺たち3人だけだ」とピートは答えていたけれど、3人“だけ”!? 3人でも十分多いような気が……。
「私を見ないで。同情と罪悪感の目で。もう耐えられない。あなたを見る度にあの完璧で健康な赤ちゃんが一緒にいてほほ笑んでる。あなたもほほ笑む。その喜びを見ると、私は叫んであなたの目玉をえぐり出して、その手からあの子を奪いたくなる。私はあなたにめちゃくちゃ怒ってる。そして嫉妬してる。あなたが手にしてる夢のような人生に。できれば喜んであげたいけど無理。できない。あなたが憎いからよ、アディソン。あなたが憎いし余裕がないの。だって私は毎日このものすごい苦しみと悲しみに沈んでるから。私はいっぱいいっぱいなのよ。耐えきれるかどうか分からない。でもあなたがそばにいたんじゃ無理。だから私には近付かないで。すぐに消えて!」by アメリア
 ……醜い内容だけれど、アメリアの苦しみがストレートに伝わってくるセリフ。
「あなた、私、ジェイク、そんなの大昔のことみたい。今はこの子に夢中なの。私はただの寝不足ママよ」by アディソン
 ……母性本能満開!


【曲情報】
♪"Voodoo" Mississippi Twilight

サムとジェイクがバスケをするシーンで。
♪"Sometimes You Need" Rufus Wainwright
ミッシーがまた誰かを刺すかもしれないとヴァイオレットがピートに話し、アメリアがアディソンに嫉妬と憎しみをぶちまけるシーンで。
♪"When I Grow Up" First Aid Kit
エンディング、ピートがヴァイオレットにキスをするもカップルセラピーは拒否し、クーパーが「メイソンの母親はエリカ」とシャーロットに言い放ち、アメリアが自分の赤ちゃんを臓器提供のドナーにしたいとジェイクに申し出た後、シェルダンの留守番電話にメッセージを残し、ヴァイオレットとルーカスがアディソンの家を訪問し、その後、アディソンがセラピーを早めに切り上げてヘンリーと帰ろうとするシーンで。

2013.5.15|エピソードガイド、プライベート・プラクティス5|コメント(0)トラックバック(0)

5月8日(水) #18「避けられないもの」

18_3 ジェイクに頼まれて、我が子二人を殺害して収監され自殺の恐れもあるエリースの精神面をケアすることになったシェルダン。放置されていた産後うつによりエリースが精神疾患を発症したと考え、彼女の弁護側証人として法廷に立つことを決める。一方、アディソンはライアンの子を宿したアメリアに自宅の一室を子ども部屋として与え、育児の本を贈るなどの援助をする。ピートはスコットと別れたヴァイオレットに接近するが……。


●エリカが帰らぬ人に……

死期が近づいているエリカ。シャーロットはそんな彼女につきっきり。母に会えないメイソンは「ママが治ったらうちの部屋に飾れるように」と、自分とエリカの絵を描きます。まだ母親の死を受け入れられないのです。クーパーはヴァイオレットの助言を得て、少しでも母と息子を近くに置いておこうと、メイソンを病院に連れて行きます。そして、シャーロットがメイソンの絵をエリカに届けた直後、エリカの容体が急変。シャーロットは「あなたに会わないとメイソンは前に進めない」と説得し、エリカに承諾を得たうえで急いでメイソンを病室に連れて来ます。最終的には、メイソンが病室に入って「愛してるママ」と告げて間もなく、エリカは静かに息を引き取りました……。

結果的に、シャーロトがメイソンとエリカを対面させたのは、賢明な判断だったと思います。すでに、家族の一員となっていたエリカの死はクーパーとシャーロットにとっても言い表せないほどショックな出来事ですが、誰よりも心に傷を負ったのはメイソン。今後は、彼の心のケアが大きな課題となりそうです。

 

●母親としての喜びに目覚めるアメリア

ライアンの子を宿したアメリア。アディソンは彼女に「私は赤ちゃんを諦めたから」と言って自宅の一室を子供部屋として与え、自分が読んでいた育児の本を贈ります。でも、アメリアにはまだ母になる心の準備ができておらず……。

その後、アディソンはアメリアを患者ジュディの出産に立ち会わせます。そして、産声を上げる赤ちゃんを見たアメリアは感激し、ようやく母親になる喜びに目覚めると、自分を気遣ってくれているシェルダンに「超音波検査を受ける」と報告。シェルダンは安心して街を出ます。元妻に会いに行くと言い残して……。

アメリアの表情に笑顔が戻ったのは嬉しいことですが、シェルダンに元妻!? これまで触れられていなかった彼の背景には、ちょっと驚かされました。

 

●スコットと別れたヴァイオレットに接近するピート

ヴァイオレットがスコットと別れたと知ったピート。ヴァイオレットに接近し、「まだ君を愛してる」と伝えます。もちろん、そんなピートの気持ちを嬉しく思うヴァイオレットですが、このまま元サヤに収まっても根本的な問題の解決にはならないと考え、自分も愛しているけれど簡単には戻れないとピートに伝えます。そして、セラピーを受ける覚悟があるか問いただします。さて、ピートの決断は!?

 

●我が子を殺害した精神疾患患者のケアにあたるシェルダン

シェルダンはジェイクに頼まれ、わが子二人を殺し収監され自殺の恐れがあるエリースの精神面のケアをします。エリースには夫カートとの間に長女がいたものの、二人目不妊だったためジェイクによる治療で長男を出産。さらに1年後、もう一人子どもが欲しいと、再びジェイクの治療を受け、現在三人目を妊娠中。「助けてもらう資格はない」と繰り返す彼女でしたが、カートの出張中、泣き止まない子どもたちを車に乗せ、エンジンをかけて窒息死させたと事の経緯をシェルダンに語ります。すべては長い間放置されていた産後うつにより精神疾患を発症したせいだと考えたシェルダンは、法廷でエリースの弁護側の証人として証言することに。

ところが夫のカートは、もしそれでエリースが釈放されたらクリニック全体を訴えると言い出します。ジェイクは「証言はやめてくれ」と頼みますが、シェルダンの決意は固く……。ジェイクは「自分が排卵誘発剤を投与したせいで、エリースの産後うつを悪化させたのでは」と悩みます。

一方、自責の念にかられるエリースは終始シェルダンの助けを拒否。そんな中、彼女は子癇発作を起こして聖アンブローズに運び込まれます。じきエリースの容体は安定し、アディソンによって彼女の女児が取り上げられるのですが、エリースは産まれた赤ちゃんを抱こうともせず、夫に引き渡すよう希望します。そして、エリースの産んだ娘を腕に抱いたカートは、ジェイクから「今はエリースを憎まないで。その子の母親なんだ」と説得されます。少し態度を軟化させたカートは、エリースのもとに娘を連れて行くのでした(何て過酷な状況!)。

この一件で、自分を責めるジェイク。アディソンはそんな彼をなぐさめるうち、ついに彼とキス! そして「私はもう赤ちゃんを持たないと決めた」とジェイクに宣言するのですが、そんな矢先に、アディソンが子どもを持つのを諦めたとアメリアに聞かされたサムに迫られると、アディソンは何と彼ともキス! こんな状態でいいの!?と思ったところに、さらに驚くべき急展開が待ち受けていました。何と、養子あっせん所からアディソンを養母に指名する人物が現れたとの連絡が!その人物とは、アディソンが出産を担当した患者のジュディ。養母候補者のリストを見て知った顔のアディソンを見つけた彼女は、我が子をアディソンに託そうと決めたのです。

こうして、子どもを持つのを諦めようとしていたアディソンの元に赤ちゃんがやって来ることになりました。エリカの死という受け入れがたい出来事の中、アメリアだけでなくアディソンまでもが母になるというニュースは一筋の希望となりましたが、このまま幸福感の余韻にひたらせてくれないのがこのドラマ。次回も何やら問題が勃発しそうな……。


【今回のゲスト】

エリース役は、「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」にローズ役でゲスト出演しているエニド・グレアム。

カート・ウィルソン役は、「HOMELAND」のマックス役のモーリー・スターリング。

ソーシャルワーカー役は、「scrubs ~恋のお騒がせ病棟」のラバーン役のアロマ・ライト。


【注目のセリフ】

「彼女はただの患者じゃない。君の人生の一部だ。だから感情移入をしてしまい、医師でいられなくなる。君らは家族なんだ」by ピート

 ……シャーロットとピート、どちらかというと接点の薄いこの二人のハグがとても温かくて……。

「何年も君一人にメイソンを育てさせて悪かった。もっと早く知って力になりたかった。でも、君が育てた子は、あの子は本当に素晴らしい。お手柄だよ。君の。あの子を連れて来てくれて感謝してる。本当にありがとう」by クーパー

 ……「あなたがあの子のパパで良かった」というエリカのセリフにも涙。

「たとえエリースを許せなくても、なるべく彼女を憎まないで。少なくとも今は。なぜなら彼女はこのかわいい子を産んだ母親。この子にも新しいスタートが必要だ」by ジェイク

 ……自分の子を二人も殺した母親。でも三人目の赤ちゃんを産んだ母親でもある……。それを受け入れざるを得ないカートの立場も辛すぎる……。

「メイソンはあなたに会いたがってる。さもなきゃあの子は前に進めない。あなたは望まなくても私にできるのはそれだけ。今はあの子が第一。私たちの息子が会いたがってるの」by シャーロット

 ……すでに母としての自覚を持つシャーロット。立派な態度。


【曲情報】

♪"Mr. Bright Eyes" Rebecca Ferguson

オープニング、アディソンがセラピストに自分は心配性だと話した後、病院で赤ちゃんを取り上げ、続いてヴァイオレット、ジェイクと会話し、ピートとサムが話をするシーンで。

♪"Normal Song" Perfume Genius

シャーロットがメイソンを病室に連れて来て間もなく、エリカが亡くなるシーンで。

♪"Now is The Start" A Fine Frenzy

エンディング、アディソンがピートとキスをした後にサムともキスをし、その直後にあっせん所の呼び出しを受け、ヴァイオレットが本気でやり直したいならセラピーを受ける覚悟はあるかピートに問いただし、クーパーがシャーロットに礼を言うシーンで。

2013.5. 8|エピソードガイド、プライベート・プラクティス5|コメント(0)トラックバック(0)

5月1日(水) #17「やさしい敗北」

17 ジェイクは、亡き妻の連れ子である大学生のアンジェラから恋人とセックスをしたと聞かされて動揺。父としてどうすべきか考えた末、彼女にある物をプレゼントする。また、アンジェラから女性関係を聞かれたジェイクは、アディソンの名前を出すが……。ヴァイオレットは、肩を脱臼したスコットを治療するピートの手伝いにつく。そんな中、退院していたエリカが腹部の激しい痛みを訴えて緊急入院する。


●ジェイクの亡き妻の連れ子アンジェラ登場!
薬物依存症だった妻を亡くしたジェイク。その妻の連れ子、つまりはジェイクの義理の娘にあたる大学生のアンジェラが初登場! 彼女はあっけらかんと恋人との初めてのセックスをジェイクに打ち明けます。おそらく、アンジェラとジェイクが実の親子以上の関係を築いてきたからこそ……の会話なのでしょうが、父親としてジェイクが動揺するのは当然のこと。どう対処すべきか考えたジェイクは、後日、彼女にコンドームをプレゼントします。そして、アンジェラから今の女性関係を聞かれると、アディソンの名前を出します。アンジェラはジェイクの恋愛に大賛成!
その後、クリニックにジェイクを訪ねたアンジェラ。その場でアディソンとの顔合わせを果たします。あとはアディソンの準備完了の時を待つだけ、といったところでしょうか。

 

●スコットがケガ!
勤務中、夫に暴力をふるわれた妻を救いに行った際、その夫に殴られてケガをしてしまったスコット。聖アンブローズに運び込まれてピートの処置を受けます。駆けつけたヴァイオレットは、別居中の夫の前でボーイフレンドに付き添うという、何とも気まずい状況に。それでも、スコットの肩の脱臼を治すピートの手伝いをし、おかげでスコットの状態は落ち着きます。ところがその後、スコットは外傷による遅発性脾破裂を起こしていることが判明。緊急オペを受けることに。オペ後、目覚めたスコットは「君とピートは家族だ。その間に割り込みたくない」と身を引く宣言をします。ヴァイオレットとピートの間にある絆を、治療を受けながら感じ取ったようです。彼の潔い決断には好感が持てましたが、こうなった以上、スコットの出番もここまで!? ちょっと寂しいかも……。

 

●アメリアが出産を決心!
お腹に宿したライアンの子をどうするか決められずにいたアメリア。シェルダンに早く決断するよう促されたのをきっかけに、「ライアンの子をおろしたり手放したりできない」と気付き、産む決心をします。そして、そのことをアディソンにも報告。不妊に苦しんできたアディソンでしたが、自分の子とのように祝福する姿がステキでした。アメリアも、彼女の反応にホッとしたはず。ぜひ、アメリアには無事に赤ちゃんを産んでほしいです。

 

●エリカ、神経膠肉腫が転移。余命はあとわずか……
退院していたエリカが腹部の痛みを訴え緊急入院し、病室で吐血します。実は、神経膠肉腫が肝臓と消化管に転移していたのです……。余命はおよそ1週間。そう診断したアメリアは、今後は脚が麻痺していずれ腸が動かなくなると、残酷な事実をエリカに告げます。するとエリカは、痛ましくボロボロになった姿をメイソンに見せたくないとシャーロットに訴えます。一方で、吐血するエリカの姿を見てしまったメイソンは「今度はママの病状を隠さずに言って」とクーパーに要求します。クーパーとシャーロットはメイソンに真実を伝えました……。
そしてエリカの希望通り、翌日メイソンとの“お別れ”の時間が設けられます。エリカを安心させようと涙を見せずに別れを言うメイソン。廊下に出た途端、シャーロットに抱きついて号泣する姿が痛ましくて……。愛する息子を残して死んでいくことになるエリカ自身もどれだけ辛いことか。涙なくして見られないシーンでした。

 

せっかくアメリアがデレクとの連携で極めて困難なオペを成功させたというのに、まさかこんな展開が用意されていたとは。またしても脚本を呪いたくなります。喜びから悲しみのどん底へ。高低差があり過ぎて見ている方も辛い……。次回のエピソードも見るのが怖いです。

 

●コリーヌを入院させることにしたサム
サムの家の窓ガラスを突き破り、ケガをして入院していたコリーヌは「家に連れて帰って」とサムに訴えます。シェルダンはコリーヌの安全のために施設に入れるべきだと忠告しますが、サムは「僕は医師だ。対処できる」と言い張り、強引にコリーヌを家に連れ帰ります。困ったシェルダンは、アディソンを通してサムの説得を試みますが、やはりサムは「自分で世話できる」の一点張り。けれども、実際自宅で世話をしてみると、コリーヌに薬を飲ませるのも一苦労で。さらにコリーヌが自殺をほのめかしたことから、家中の刃物を片付けるハメになります。そして、薬を飲もうとしないコリーヌにキレたサムは、最終的には力ずくで無理やり彼女に薬を飲ませます。この時点で、自分で世話をするのは無理だと悟ったサム。シェルダンの紹介する施設にコリーヌを入れる決心をします。コリーヌは「もっと努力するから家に置いて」と懇願しますが、サムは「お前を愛してるから、君の安全のためにこうするんだ」と諭し、コリーヌを施設に入院させるのでした……。

 

今回は、エリカのガンの転移やコリーヌの施設入所など、アメリアの妊娠というビッグニュースがかすむほどの悲劇の連続。そんなエピソードの監督は、クーパー役のポール・アデルスタインでした。彼の監督エピソードは、シーズン4の第18話に続いて今回が2回目。母親を失うことになる息子を支える父親としての難しい演技に加え、番組を良くしる者らしく素晴らしい演出をしていたと思います。


【今回のゲスト】
アンジェラ役は、「ブレイキング・バッド」などにゲスト出演しているエミリー・リオス。


【注目のセリフ】
「なら兄になれ。監視人じゃなく」by シェルダン
 ……この後、サムは兄として苦渋の決断を……。
「好きな人がERに運び込まれ、私の愛する夫が手当した。夫はこの結婚を救うべきか決めようとしてる。そして、親友の息子の母親がまた入院した」by ヴァイオレット
 ……状況が複雑過ぎる!!!
「僕はプロの精神科医で洞察力と判断力と思いやりに満ちているのに誰も話を聞かない。看板をおろして人里離れた村にでも移り住んだ方がいいかな。iPadがあれば神になれる。みんな聞いてくれるだろう」by シェルダン
 ……ユーモアを交えてアメリアの決断を促そうとするシェルダン。確かに思いやりに満ちている!
「泣かなかった。泣かなかったよ。がんばった。笑顔でいい子な僕を覚えててもらえるように」by メイソン
 ……このシーン、辛過ぎる……。


【曲情報】
♪"Look Out" The Ross Sea Party

オープニング、アディソンが大学時代の友人のことをセラピストに話すシーンで。
♪"Infinity Street" Richard Walters
コリーヌに無理やり薬を飲ませたことをサムがアディソンに話し、クーパーとシャーロットがエリカの病状について真実をメイソンに伝えるシーンで。
♪"Everytime You Go" Release The Sunbird
エリカとメイソンが病室で“お別れ”をするシーンで。
♪"Eyes" Imperial Mammoth
エンディング、コリーヌが施設に入所し、アメリアがアディソンに妊娠を報告し、エリカとシャーロットが会話し、アディソンがセラピストと話すシーンで。

2013.5. 1|エピソードガイド、プライベート・プラクティス5|コメント(0)トラックバック(0)

4月24日(水) #16「アンドロメダ」

16 コリーヌが双極性障害から回復するまで仕事を休むことに決めたサム。シェルダンの警告も聞かずに、本人の希望通りコリーヌをプラネタリウムに連れて行く。一方、クーパーは、オペ後の回復に時間がかかっているエリカをサポートしようと、エリカとメイソンの家に連泊。クーパー自身の疲労を心配するシャーロットと口論になってしまう。そんな中、シェルダンはアメリアの様子がおかしいことに気付き、再びクスリに手を出していないか問い詰めるが……。


●双子の胎児に異変。決断を迫られる女性同士のカップル
男の子と女の子の双子を妊娠中のローレルと、そのパートナーのダニーという女性二人がクリニックにやって来ます。アディソンはさっそくローレルの診察をし、男の子の方に横隔膜ヘルニアがあるのを発見。このままでは男の子が死んでしまうことや、子宮内で男の子にオペをする方法があるものの、その場合、女の子の胎児にも危険が及ぶリスクがあることなどを説明します。オペをしなければ男の子は助からない。ただし、女の子へのリスクは避けられる。一方、オペをすれば男の子も女の子も助けられるかもしれない……。厳しい選択を迫られたローレルはオペのリスクを嫌い、自分の卵子を提供したダニーは二人とも助かる可能性があるならオペをすべきと主張し、二人は口論に。ダニーは一人でクリニックから出て行ってしまいます。結局、残されたローレルは、愛するダニーのためにオペを受ける決意をします。
そしてオペの日。アディソンに呼ばれたダニーは、怒りにまかせてローレルにひどいことを言ったと反省の言葉を口にしつつ、自分が来ていることをローレルに伝えたいと、オペ室の窓越しで彼女を激励。怯えきっていたローレルは落ち着きを取り戻し、いよいよオペがスタートします。すると、オペの最中、女の子に羊膜索が巻き付いていることが判明。アディソンは急きょジェイクの応援を呼び、羊膜索の処置と男の子のオペを成功させます。これで、双子はともに無事に育つ可能性大。オペ後に目覚めたローレルは、オペをしなければ女の子も死んでいたはずとアディソンに聞かされ、オペを勧めたダニーに感謝するのでした。

 

●コリーヌがガラスの窓に突っ込むというアクシデント発生!
コリーヌが双極性障害から回復するまでの間、仕事を休んで彼女のケアをすることにしたサム。シェルダンの警告に聞く耳を持たず、コリーヌの希望通り彼女をプラネタリウムに連れて行きます。ところがその日の深夜。プラネタリウムに刺激を受けたせいか、コリーヌは星空を眺めながら騒ぎ出し、隣家のアディソンまで起こしてしまいます。さらに次の夜は「新しい銀河を発見した!」と大興奮し、鎮めようとするサムともみ合いに。揚げ句の果てにガラスの窓に突っ込んでしまいます。傷だらけになったコリーヌは、聖アンブローズのERに運ばれて鎮静剤で鎮められ……。シェルダンは、コリーヌを入院させることを勧めますが、サムは妹を見捨てられないと言い張るばかり。ようやく再会できた妹に、できる限りのことをしてやりたいというサムの気持ちは分かるのですが……。
それにしても、今回のコリーヌが暴れるシーンは壮絶でした。演じるアニカ・ノニ・ローズは、映画『ドリームガールズ』や『プリンセスと魔法のキス』のほか、舞台で活躍しトニー賞も獲った実力派。さすが、迫力十分!

 

●回復に時間がかかっているエリカをサポートするクーパー
オペ後、回復に時間がかかっているエリカ。クーパーはそれをサポートしようとエリカとメイソンの家に連泊。クーパーの疲労を心配するシャーロットと口論になります。思わずシャーロットのことをヴァイオレットに愚痴るクーパーでしたが、結婚の危機に瀕するヴァイオレットから「家族は大事、シャーロットは大事」というリアルなアドバイスをもらうと反省。シャーロットの存在を当たり前に思っていたことをシャーロット本人に謝罪します。こうして二人は仲直りして一件落着。しかし、エリカの病状はなかなか一件落着とはいかない模様で……。

 

●ヴァイオレットとピート、やり直しを模索
ピートとの別居状態が続くヴァイオレット。元の家族に戻ることを望み、結婚が本当にやり直せないか模索を始めます。そして、セラピーを受けて解決しようとピートに持ちかけます。そんなこんなで歩み寄りを見せ始めたヴァイオレット&ピート。このまま順調に関係を修復できるといいのですが。

 

●アディソンとジェイクの関係は!?
ジェイクとの“フィジー行き”の一件をアディソンから聞いていたヴァイオレットは、ひょんなことからそれをジェイク本人に話してしまいます。何でも話が筒抜け状態であることにあきれたジェイクは、思わずアディソンにイヤミで応酬! けれども、ローレルのオペでアディソンの素晴らしさを再認識すると、「君に恋しそう」とアディソンに思いを告白します。そして、アディソンにはそれを受け入れる準備ができていないと指摘します。それに対してアディソンは「準備できるわ」と前向きな返答! 今後の二人の関係の進展に注目です。

 

●アメリアが妊娠!
アメリアの様子がおかしいのに気付いたシェルダン。またクスリをやってるのかと本人を問い詰めます。するとアメリアは「ライアンの子を妊娠した」と告白。その言葉にショックを受けたシェルダンは、僕以外の誰かに相談しろと突っぱねますが、やがて思い直し、自分が協力するとアメリアの前で宣言。産むにしても産まないにしても、一人で立ち向かうことはないと励まします(優しい!頼もしい!)。これにはアメリアも涙、涙。さて、彼女はどんな決断をするのでしょうか!?
ちなみに、実はこのシーズン5の撮影期間中に、アメリア役のカテリーナ・スコーソンの妊娠が判明しています(2012年7月に無事女児を出産)。うまく本人の妊娠とアメリアの妊娠をからめて脚本に盛り込んでいるなと感心しました。


【今回のゲスト】
ローレル役は、「シックス・フィート・アンダー」のマギー・シブリー役や、「Persons Unknown ~そして彼らは囚われた」のモイラ・ドハーティ役で知られるティナ・ホームズ。
ダニー役は、「トゥルーブラッド」のダフネ役のアシュリー・ジョーンズ。


【注目のセリフ】
「ヴァイオレットに言え。酔った君がどんな寝言を言うか知りたければ、僕は午後ずっとオフィスにいると」by ジェイク
 ……ジェイク、なかなかイヤミもお上手。
「もし、君が産むと決めるなら僕は協力するよ。赤ちゃんを入れても壊れないようにベビーベッドを組み立てられるかは分からないけど、話を聞いたり断薬会に出る時の子守とか、あるいはできることは何でも。一人で立ち向かうことはない。もし、産まないと決めても一人で立ち向かうことはない」by シェルダン
 ……妊娠のことをアディソンにも言えずにいるアメリアにとって、このシェルダンの言葉がどんなに心強かったことか。
「君に恋しそうだからだ、アディソン。君と家を買うことも、君のために試験管で子どもを作ることもできる。そばにいることができる。そうなると僕はすべてを賭ける。君の心にほかの男がいる間は無理だ。君には僕を受け入れる準備ができていない」by ジェイク
 ……アディソン、ジェイクを選べば幸せになれそう!


【曲情報】
♪"Sister Song" Perfume Genius
オープニング、アディソンがセラピストと話し、シャーロットがクーパーのいないベッドで目覚め、セックスが終わるなりスコットがヴァイオレットの家から帰るシーンで。
♪"252" Gem Club
クーパーがシャーロットの助けを拒み、ピートがヴァイオレットの家に泊まることになり、コリーヌがビーチで興奮しながらノートに星座のことを書き殴るシーンで。
♪"Don't Blame Love" Trent Dabbs
ダニーが見守る中、ローレルがオペを受け、ヴァイオレットがシャーロットについてクーパーにアドバイスし、コリーヌが「新しい銀河を発見した!」と興奮し、なだめようとするサムを殴ってしまうシーンで。
♪"Change Your Life" Jennifer O'Connor
エンディング、コリーヌを入院させるべきと言うシェルダンの助言を突っぱねたサムが、病院で目覚めたコリーヌと静かに話をし、アディソンがセラピストに「お酒飲みたくなってきた」と話すシーンで。

2013.4.24|エピソードガイド、プライベート・プラクティス5|コメント(0)トラックバック(0)

4月17日(水) #15「リスクの価値」

15妊娠30週目のグロリアが呼吸困難で搬送される。彼女は1年半前に心臓移植を受けていたが、その事実を伏せて体外受精で妊娠。その後、胎児に害があるからと免疫抑制剤を飲むのを止めたため、体が拒絶反応を起こしたのだ。母体と胎児、どちらを優先するかでサムとジェイクは対立し……。一方、神経膠肉腫のオペを受けるため、シアトル入りしたエリカ。オペの前日、ついに病気のことをメイソンに打ち明ける。


●心臓移植の事実を伏せて妊娠した妊婦が呼吸困難に!
妊娠30週目のグロリアが呼吸困難で搬送されてきます。実は彼女、1年半前に心臓移植を受けていたにも関わらず、そのことを伏せてジェイクによる体外受精で妊娠。その後、胎児に害があるからと免疫抑制剤を飲むのを勝手に中止したため、体が拒絶反応を起こしてしまったのです。胎児を取り出して母体を救うべきというサムと、赤ちゃんを救いたいという患者の意思を尊重すべきというジェイクは真っ向から対立。最終的にはグロリアが破水し、赤ちゃんを取り出さざるを得なくなります。アディソンもオペに入り、グロリアの赤ちゃんは無事に産まれますが、サムとジェイクの必死の救命にも関わらずグロリアは帰らぬ人に……。グロリアの赤ちゃんを守りたいという信念は貫かれましたが、その代わりに自ら命を落とすことになるなんて……。
なお、この件でサムとジェイクの双方から意見を求められたアディソンは、サムの考えを支持。その後のジェイクの態度は、いつになくイライラしたものでした。どうやら、アディソンがサムと再び関係を持ったこと、さらには彼女がサムの肩を持ったのが気に入らなかったみたい。もちろん、それはアディソンに特別な感情があるから。ジェイクは、ついにアディソン本人に気持ちを確かめます。そして、アディソンはジェイクに対し友情以上の思いを抱いていることを認めます。互いに気持ちを確認し合った二人。これからどうなるのか、成り行きが気になります。

 

●コリーヌは双極性障害だった
シェルダンの指示で一時的に薬をやめたコリーヌ。すっかり元気になったように見えましたが、シェルダンはそれを躁状態と見ます。そう、コリーヌは極端な鬱状態と躁状態とを繰り返す双極性障害だったのです。シェルダンは適切な治療と食生活と睡眠で改善できるとコリーヌを励まします。
一方、サムはコリーヌがもう5年も前からロスにいたと知ると、これまでいかに彼女のために心を痛めてきたか、その思いをコリーヌ本人にぶつけます。サムは、後にこの件でコリーヌに謝罪するのですが、今度はコリーヌが病気のせいでどんなに辛い20年を送ってきたかを訴えます。クスリを買うためゴミを食べたり、生き延びるために体を売ったりしたことすらあると。サムにはサムの、コリーヌにはコリーヌの辛さがあったというわけです。こうして、本音を言い合うことで20年間の空白を埋めようとする兄妹。心配なのは、この先のコリーヌの病状の変化です。

 

●スコットとの関係に線引きするヴァイオレット
「真剣に付き合いたい」とヴァイオレットに関係の進展を求めるスコット。何と答えていいか分からず、話をはぐらかすヴァイオレットでしたが、「何にも縛られない最高のセックスを続けるか、終わりにするか決めて」とスコットにきっぱり言います。結局、スコットは今の関係を続けると返答するのですが、本気でヴァイオレットと付き合いたい彼が今の状態にいつまで満足していられることか……。

 

●シアトルでエリカのオペが成功!
エリカは、クーパー、シャーロット、メイソンとともに神経膠肉腫のオペを受けるためシアトルへ。執刀するのはもちろんアメリアとデレクです。二人は、90秒以内に適切な処置が行えないと脳卒中が起きるとエリカに説明。いちかばちかのオペを前にしたエリカは、ついに病気のことをメイソンに打ち明けます。メイソンは、大事なことをこれまで隠してきたエリカに激怒。それはそうですよね、メイソンの気持ちも分かります。
一方で、シャーロットは、もしもの時にはメイソンの母親になる覚悟を決めます。そして、エリカのオペの最中、メイソンが知りたがっているオペの詳細を詳しく教えてやります。こうして、メイソンの前では母親役を立派にこなそうとするシャーロット。でも、そんな彼女もエリカのことを思いながらトイレで涙していたんですよね。あのシーンは、見ていて本当に胸が痛みましたが、幸いエリカのオペは成功! 生きている喜びを噛みしめながらメイソンを抱くエリカの姿と、それを見守るアメリアとデレクの兄妹の会話がとても良かったです。妹を心配する兄、兄に理解されたい妹、反発し合うことも多い二人でしたが、今回のオペの成功により兄妹の絆はより強固に。薬物依存症の克服のため努力を続けるアメリアにとっては、大きな自信にもつながったはずです。でも……、アメリアには何だか新たな問題が!? ホッと一息もつかせてくれないのがこのドラマの恐ろしいところです……。

 

それにしても、「グレイズ・アナトミー」のシーズン8を先に見終わっている方の中には、元気だったレクシーの姿に複雑な思いを抱いた方もいらっしゃるのではないでしょうか? 「グレイズ・アナトミー」ではもうレクシーに会えないのかと思うと、やはり寂しいです。


【今回のゲスト】
「グレイズ・アナトミー」からデレク役のパトリック・デンプシーとレクシー役のカイラー・リーがゲスト出演。
グロリアの夫役は、「ER 緊急救命室」でカーターのいとこチェイスを演じていたジョナサン・スカーフ。グロリア役は、「ER 緊急救命室」のジェシカ・オルブライト役のダリア・セーラム。


【注目のセリフ】
「お前は怖いと闘う。目の前の恐怖に打ち勝とうと。その根性はどんなツケにも勝る」by デレク
 ……アメリアの性格を良く知る兄だから言える励ましの言葉。
「所詮その場限りだ。やっぱり本命とは違う。1年前はこうなるなんて……」by ピート
 ……確かに、たった1年でヴァイオレットとの関係がこんなに変わってしまうなんて。
「医学が大好きだ!僕は本気だよ。医学の世界を心の底から愛してる。君と結婚してなかったら医学としてるぐらい」by クーパー
 ……「よかった私と先に結婚してくれて」というシャーロットの返事も可愛かった! シャーロットへの感謝を素直に言葉にするクーパー、クーパーの子だからこそメイソンを愛していると語るシャーロット、この二人のやり取りにはジーン。
「気が滅入るどころか、むしろホッとするの。人生は複雑。単純でも楽でもない、だから待ってても意味はない。待つ必要ない。ただ、思いのままに生きればいい」
 ……人生は複雑なものであることを受け入れたアディソンの言葉、深みがある!


【曲情報】
♪"Our Hearts" Firehorse

オープニング、アディソンが人生の困難についてセラピストと話し、デレクとアメリアがオペの予行練習で成功を収め、真剣に付き合いたいとスコットがヴァイオレットに話すシーンで。
♪"All Waters" Perfume Genius
力にならせてほしいとシェルダンがコリーヌに言い、エリカのオペが行われ、その間にシャーロットがオペについてメイソンに説明するシーンで。
♪"Rivers and Homes." J. Viewz
アディソンがグロリアの赤ちゃんを取り上げ、サムとジェイクがオペでグロリアを救おうとし、手術を乗り越えたエリカが目覚め、メイソンに手を振るシーンで。
♪"One Sunday Morning (Song For Jane Smiley's Boyfriend)" Wilco
エンディング、デレクとアメリアがオペの成功を喜び合い、グロリアが命と引き替えに産んだ赤ちゃんを夫のブラッドが抱きながら涙しエリカのオペの成功を喜ぶクーパーとシャーロットが互いの気持ちを確かめ合ってキスし、ヴァイオレットがピートとの関係についてピート本人と話した後、スコットを訪ねて今の関係に満足していると伝え、ジェイクがアディソンに特別な感情があるのか尋ね、サムがコリーヌとテラスで語り合い、アディソンが「思いのままに生きればいい」とセラピストに語るシーンで。

2013.4.17|エピソードガイド、プライベート・プラクティス5|コメント(0)トラックバック(0)

4月10日(水) #14「長すぎる空白」

14サムは刑務所から妹コリーヌを連れて帰るが、彼女は“錯乱状態”という理由で、刑務所内の精神科医に鎮静剤を大量に飲まされていたため、ぼんやりしている状態。アディソンは、こんなかたちで妹と20年ぶりの再会を果たすこととなったサムを心配するが……。ERには生後10日の乳児イーライが運び込まれる。付き添いは19歳の姉デニースで、母親はイーライを産んだ後でドラッグを買うため出て行ったきりと分かる。その頃、メイソンはエリカが心配になり、クーパーのアパートを飛び出してしまう。


●ドラッグ漬けだった母親が出産。19歳になる彼女の娘は……
泣きやまない生後10日の乳児イーライがERに運び込まれ、ピートとクーパーが最初の処置をします。イーライを連れてきたのは、彼の姉にあたる19歳のデニース。彼女によれば、母親はイーライを産んで2日後、ドラッグを買うために家を出て行ったきり。どうやらデニースは、自分でイーライを育てるつもりのようです。
やがて、イーライは新生児薬物離脱症候群で、先天性嚢胞性腺腫様奇形腫を持っていることが判明。ところがそこに母親メリッサが現れ、「クスリは断った。これからはイーライのためにいい母親になる努力をする」と宣言します。依存症のメリッサに何度も置き去りにされ、小さい頃は施設の世話にもなってきたデニースは、そんな母親の言葉など信じられないといった様子。最悪の母娘関係を目の当たりにしたクーパーは、イーライはデニースに育てさせるべきだと考えますが、ピートはメリッサに子育てをさせるべきだと主張します。アディソンは冷静な判断で児童保護局を呼ぶことに。児童保護局は「子どもはなるべく母親のそばに」という見解を示します。そんな中、ヴァイオレットは、「自分とピートの関係は最悪だけど、ルーカスのことだけは折り合える。イーライのことでならメリッサとデニースも協力し合えるかも」とクーパーにアドバイス。クーパーも納得して、メリッサにチャンスを与えるようデニースを説得します。
そして、容体が急変していたイーライの肺の手術はアディソンによって無事終了。メリッサとデニースはイーライのために歩み寄るのでした。
今回、ピートは終始メリッサの肩を持つ格好でしたが、その背景には、いったんはルーカスを手放したヴァイオレットも、ルーカスにとってはかけがえのない母親であるという事実があったようでした。ルーカスのことについては、同じ目線でいられるピートとヴァイオレット。二人にはまだやり直す余地があるように、いまだ思えてならないのですが……。

 

●ヴァイオレットに嫉妬心を認めたピート
さて、ピートと別居を続けているヴァイオレットは、スコットとのセックスライフをすっかり楽しんでいる模様。病院で二人がイチャついているのを目撃したピートは面白くありません。ヴァイオレットは「スコットとは真剣な関係ではない。セックスだけ」とピートに説明。するとピート、ヴァイオレットがほかの男と寝るのは気になると言い出すじゃありませんか! スコットの登場で、ピートは図らずも自分の中にあったヴァイオレットへの気持ちに気付かされることになったよう。ヴァイオレットもピートの反応に、まんざらでもない様子でしたが、この先二人の関係に良い変化は生まれるんでしょうか?

 

●コリーヌとの再会に戸惑うサム。そしてアディソンと……
サムは刑務所から妹のコリーヌを自宅に連れて帰ります。しかしながら彼女は、錯乱状態という理由で、刑務所内の精神科医に鎮静剤を大量に飲まされ、ぼんやりしている状態。事情を知ったシェルダンは、薬の投与をやめてコリーヌについて正しい診断をさせてほしいと申し出ます。そして、診断の参考にと、サムにコリーヌと暮らしていた頃の様子を聞きます。サムは、コリーヌが自宅を燃やしかけたこと、消火したサムを責め、自殺しかけたことなどを話し、妹への混乱する思いを吐露します。なにせ、コリーヌが別れも言わず家を出て行ったのは20年も前のこと。コリーヌはもはや生きてはいないだろうと思っていたわけですから、サムが戸惑うのも当然です。ビーチのデッキでコリーヌの手を取りながら涙するサム。あのシーンは堪えました……。
そして、アディソンはそんなサムのことが心配で仕方ない様子。ついには成り行きでサムとベッドをともにしてしまいます。くっついたり離れたり、複雑な二人。ジェイクはアディソンとサムの態度からそれを感じ撮ると、アディソンが当面、赤ちゃんよりサムを選んだものと判断します。その際のジェイク、ずいぶんとガッカリした表情でしたね。やはり、ジェイクはアディソンに特別な感情を抱き始めていると見た方がよさそう!?

 

●メイソンを避ける闘病中のエリカ
化学療法を受け始めたエリカ。辛そうにする姿を見せたくないと、メイソンに会うのを拒み、病気についても黙っているようクーパーたちに口止めをします。そして、母親と会わせてもらえないメイソンは、エリカが死んだのではと疑い、心配のあまりクーパーのアパートを飛び出してしまいます。幸い、メイソンはすぐにシャーロットが見つけるのですが、それでもエリカはメイソンに病気のこと、自分がやがて死ぬことを言えず……。
そんな中、アメリアはさまざまなリサーチを重ね、兄のデレクならエリカの脳を手術できるのではないかという結論に至ります。そして、シャーロットと一緒にエリカを説得。「手術が成功すれば、腫瘍のせいでママはやがて死ぬとメイソンに言わずに済むかもしれない」というシャーロットの言葉に、エリカの心も動いたようです。

 

さて、このエリカの一件は、「グレイズ・アナトミー」シーズン8の#15「見えない存在」へと続きます。すでにこちらのエピソードをご覧になっている方も多いと思いますが、ぜひ「グレイズ・アナトミーブログ」で内容を振り返ってみてください。次回の「プライベート・プラクティス5」の第15話にすんなりつながると思います。


【今回のゲスト】
デニース役は、「ボストン・リーガル」のマリーナ役や、「Terra Nova ~未来創世記」のスカイ役で知られるアリソン・ミラー。


【注目のセリフ】
「まるで取り寄せたみたい。カタログでそういう仕様の男を注文して。私もそのカタログ欲しい」by アディソン
 ……スコットはカタログの商品!?
「友達のフリをしようとすれば、君はもっと傷つく。君が傷つくのは見たくない」by ジェイク
 ……またしても、アディソンに対して含みのあるセリフ!
「俺の気持ちを解釈するな。ただ、気になるんだ」by ピート
 ……ピートがヴァイオレットの前で素直に嫉妬心を認めるとは!


【曲情報】
♪"New York" Blind Pilot

オープニング、アディソンがセラピストと話をし、サムが刑務所でコリーヌと対面し、ヴァイオレットが自宅でスコットとイチャつくシーンで。
♪"Up From The Ground" Fort Atlantic
サムがコリーヌとの過去をシェルダンに語り、家を抜け出したメイソンをシャーロットが見つけるシーンで。
♪"Hope You Know" Megafaun
エンディング、メリッサとデニースの親子が歩み寄りを見せ、アディソンとサムが寝たことにジェイクが気付き、アメリアとシャーロットがエリカにオペを受けてみないかと勧め、ビーチのデッキでコリーヌの手を取りながらサムが涙を流し、アディソンがセラピストに学生時代の限界への挑戦について「素晴らしい時だった」と語るシーンで。

2013.4.10|エピソードガイド、プライベート・プラクティス5|コメント(0)トラックバック(0)

4月3日(水) #13「立ち直る合図」

13ヴァイオレットが家でスコットとキスをしているところに、ピートが鉢合わせる。「ルーカスへの悪影響が心配」と、ピートはヴァイオレットにスコットとの付き合いをやめるよう言うが……。その頃、アフガニスタンから戻って以来、セックスを避けるようになったという帰還兵リックと妻のケリーが、サムの紹介でシェルダンの夫婦セラピーを受けにクリニックへやって来る。一方、アディソンとジェイクは学会に出席するため、ともにパームスプリングスのホテルに向かう。


●シェルダンがアフガニスタンからの帰還兵のセラピーを担当
アフガニスタンからの帰還兵リックと妻ケリーが、サムの紹介でシェルダンの夫婦セラピーを受けにクリニックにやって来ます。ケリーによると、帰還後のリックはセックスを避けているとのこと。何とかして以前の夫婦関係を取り戻したいとケリーは必死ですが、リックは何も語らずに帰っていきます。
後日、心配したサムがリックの家を訪ねると、そこには睡眠薬を大量に服用して意識を失っているリックの姿が。聖アンブローズに運ばれたリックは一命を取り留めますが、いつまた自殺を図るかも分からず、緊急措置入院となります。そして、そんな彼に寄り添うシェルダンは、彼が従軍中に軍曹にレイプされたことを知ります。リックは、軍曹に襲われた際、ショックでまったく抵抗できなかった自分を恥じていたのです。シェルダンは、「異常者に襲われたのに生き延びようとした。勇敢だった」とリックを励まします。そしてリックは、ついにケリーに真実を話します。しかしケリーは、「相手は一人だったのになぜ防げなかったの?」とリックを責めてしまうのです。屈辱感にさいなまれていたリックにとって、このケリーの反応はどんなにショックだったことか。けれども、「リックは心に傷を負っている。彼のせいでないことで責めてはいけない」とサムに諭されたケリーは、最終的にリックとやり直す決心を固めるのでした。
ちなみに、「駐留部隊:米女性兵士の3割、軍内部でレイプ被害」というショッキングなニュースが先日報道されました。今回のリックは男性の被害者でしたが、男性・女性に限らず、軍内部での性的暴行は、「見えない戦争」と米国内で問題視されているようです。

 

●ピートがヴァイオレット&スコットに嫉妬!?
スコットといい感じを続けているヴァイオレット。突然、コーヒーを持って自宅に訪ねてきた彼とキスをしていると、そこにルーカスを連れたピートがやって来ます。その後、ピートはスコットに対して敵対心むき出し。ヴァイオレットを遠ざけたのはピートの方なのに、どうもスコットに嫉妬している様子で、ヴァイオレット本人にも「ルーカスに悪影響を与える」と、スコットとの付き合いをやめるよう迫ります。するとヴァイオレットは、「あなたが私を捨てたのに!」と猛反発。ヴァイオレットはスコットとの気楽な付き合いを楽しみ続けるつもりのようですが……。
個人的には、ピートがヴァイオレットに未練を見せたことが嬉しかったです。スコットという存在が、ピート&ヴァイオレットの仲を完全に引き裂くきっかけではなく、二人の関係を好転させる起爆剤であってほしいと願っています。

 

●エリカがメイソンを乗せた車で事故!
交通事故を起こしたエリカとメイソンが聖アンブローズに運び込まれます。エリカが運転中に神経膠肉腫が原因の発作を起こしてしまったのです。幸い、二人とも軽傷でしたが、メイソンが心配なクーパーは、無責任だとエリカの行為に腹を立てます。そんな彼にヴァイオレットは、「あなたが怒るのはエリカが死ぬから」と指摘します。この言葉に、ちょっとハッとするクーパー。しかし、その後エリカが再びメイソンの前で発作を起こすと、病気の治療を拒否するエリカに対する怒りを再燃させます。シャーロットは「エリカの気持ちに寄り添って、なぜ治療が必要かをきちんと説明すべき」とアドバイス。クーパーは処置を受けて回復したエリカに、「効果が約束されなくても、病気と戦ってほしい」と静かに説得。エリカもそれを承諾するのでした。
さて、次回からはエリカの闘病が始まります。「グレイズ・アナトミー」とのクロスオーバー・エピソードへの道筋がますます見えてきました。

 

●産婦人科学会学術集会に向かったアディソンとジェイクは……
産婦人科学会学術集会に出席するため、アディソンとジェイクはパームスプリングスのホテルに向かいます。サムと別れたショックから立ち直れないアディソンは、ジェイクの前でベーコンチーズバーガーをやけ食い! 懇親会では大酒をあおり、ついには泥酔状態でジェイクの部屋に押しかけセックスを迫るという醜態をさらします。対するジェイクは、「君はまだサムを忘れていないから」と丁重にお断り。何てオトナな振る舞い!
結局、朝までそのままジェイクの部屋で寝てしまったアディソン。目覚めと同時に自己嫌悪に陥りつつも、何とか学会でのプレゼンをこなして帰宅の途へ。醜態をさらしたとはいえ、一方でチャーミングな一面も見せつけたアディソン。ジェイクのアディソンを見る目は、やはり……!?

 

●サムの妹が現行犯で逮捕!!!
サムには刑務所から連絡が入ります。何と、行方不明になっていた彼の妹が、コンビニのレジから金を盗んで逮捕されたというのです! 慌てて刑務所に出向いたサム。留置されていたのは確かに彼の妹コリーヌでした。今シーズンの#5「そばにいて」で、サムに失踪癖のある妹がいるという話が明かされましたが、あれは今回の展開へとつながる伏線だったんですね。
サムとコリーヌ、この二人の関係もシーズン中盤で大きく描かれていくことになりそう。またしても重い話になりそうで怖いです。このドラマ、どこまで難題を抱え込めば気が済むんでしょう。本当に挑戦的です。


【今回のゲスト】
コリーヌ役は、映画『ドリームガールズ』や「グッド・ワイフ」のウェンディ・スコット=カー役で知られるアニカ・ノニ・ローズ。
ケリー役は、「THE KILLING ~闇に眠る美少女」のアンバー・アフメッド役のアシュレイ・ジョンソン。


【注目のセリフ】
「僕は古い男ってだけ。女性のために椅子を引き、ドアを開け、運転しろと教わった」by ジェイク
 ……この後、アディソンに対する見事なあしらいを見せるジェイク。あまりにも紳士的すぎ!
「離婚した時は、前向きにこう決めたわ。“太ろう”って」by アディソン
 ……「僕のために太ろうとした女もいない。(だから)“理想の男”じゃないよ」というジェイクの切り返しも良かった!
「くたばれヴァイオレット!」by ピート
 ……うわっ、キツ過ぎる……。


【曲情報】
♪"Shake It Like You Mean It" The Comfies

オープニング、「サプライズは嫌い」とアディソンがセラピストに話し、ヴァイオレットとスコットがキスしているところに、ピートがルーカスを連れてやって来るシーンで。
♪"The Colored Night" Blind Pilot
ケリーに真実を打ち明けるようシェルダンがリックを励まし、バーで大酒をあおって酔ったアディソンがジェイクの部屋に押しかけるシーンで。
♪"I Lie" Leaping Eaves
ジェイクがアディソンからのセックスの誘いを拒み、彼女をなだめるシーンで。
♪"The Loss" Marlon Roudette
ピートとスコットがやり合い、メイソンの前でエリカが発作を起こすシーンで。
♪"Boys and Girls" Alabama Shakes
エンディング、ヴァイオレットが自宅に訪ねてきたスコットとキスをし、サムが刑務所に妹のコリーヌを迎えに行くシーンで。

2013.4. 3|エピソードガイド、プライベート・プラクティス5|コメント(0)トラックバック(0)

3月27日(水) #12「抗うのではなく」

12半年前にヴァイオレットが空港で知り合ったジョアンナが、妊娠中の身でありながら夫から暴行を受け、意識不明の重体に陥る。アディソンらの処置で、彼女はなんとか一命を取り留めるが……。一方、エリカはアメリアによる診察を受けるが、やはり神経膠肉腫は摘出不可能と判明。化学療法を受けて延命するか、残された時間をメイソンと穏やかに過ごすか、エリカは決断を迫られる。そんな中、サムとシェルダンは、新たな出会いを求めて出会い系サイトにプロフィールを載せようとする。


●ヴァイオレットが空港で知り合ったジョアンナが暴行を受けて重体に!
半年前、ヴァイオレットと空港で知り合い、夫からの暴力について打ち明けたジョアンナ。身重でありながらひどい暴行を受け、見るも無惨な姿でクリニックにやって来ます。ヴァイオレットらは意識不明となった彼女を病院に搬送し、アディソンがオペを担当。しかしながら、お腹の赤ちゃんは死亡し、ジョアンナ自身も子宮摘出を迫られる状況に陥ります。
そんな中、病院にはジョアンナの夫デヴィッドが駆けつけてきます。ヴァイオレットらはジョアンナに暴行を加えたのは彼だと確信していましたが、デヴィッド自身は関与を否定。ジョアンナの命を優先して子宮は摘出してほしいとアディソンに告げます。ヴァイオレットは、加害者であるデヴィッドの意志決定によりジョアンナが子宮を失うことになるなんて許せないと憤りますが、法的な決定権がデヴィッドにあるのは事実で……。何ともやり切れない状況の中、アディソンは子宮を温存したままジョアンナの容体を安定させることに成功します。
すると、今度はデヴィッドが怒りをあらわにします。なぜ、言う通りに子宮を摘出しなかったのか、と。実は、デヴィッドは子どもを望んでおらず、ジョアンナから妊娠を告げられた途端、彼女を襲ってお腹の子を死に至らしめたのです。やがて、意識を取り戻したジョアンナは、どうして自分がデヴィッドから殴られることになったのかその経緯をヴァイオレットに告白すると、「あいつを殺してやりたい」と口走ります。さて、ジョアンナには本当に夫に対する殺意があるのか!? 一同はどう対処すべきか話し合い、ヴァイオレットがひとまずジョアンナを自宅にかくまうことにします。そうすれば、彼女とデヴィッド双方を守ることができるからです。
ところがその後、誰から話を聞きつけたのか、デヴィッドがヴァイオレット宅に乱入! ヴァイオレットがデヴィッドに殴られて気を失っている間に、理性を失ったジョアンナがデヴィッドを滅多刺しにして殺害してしまいます。何てショッキングな展開! ヴァイオレットは、ジョアンナの行為は正当防衛だと警察に説明するのがやっとといった状況で、思わずスコットに会いに彼の家を訪ねます。スコットはヴァイオレットの傷を診ると、「僕がついてる。どんな時も何があってもそばにいる」と、頼もしいセリフを彼女に投げかけるのですが……。

 

いやあ、それにしても、あのヴァイオレットの家がまたしても血の海になるとは。ケイティの時もまるでホラー映画を見ているようでしたが、今回もあれに負けず劣らずの怖さでした……。いずれにせよ、この事件がヴァイオレットの今後に影響を与えるのは確実。彼女とスコットの関係がどうなっていくのか、そのあたりも気になります。

 

●アメリアがエリカを診察。一方のクーパーは……
クーパーに促され、エリカはアメリアによる診察を受けます。しかし、神経膠肉腫は成長していて、やはり摘出不可能と判明。化学療法を受ければ半年ほど延命できるとはいえ、エリカは副作用に苦しみながら少しでも長く生きるより、残された時間をメイソンと健やかに過ごすことを選びます。まさに苦渋の決断です。
その一方、エリカが病気でなかったらメイソンの存在を知らずにいたことになるクーパーは、メイソンと出会えたことに感謝する自分を責めていました。エリカの病気が嬉しいわけじゃない、ただ、エリカが病気でなければ自分はメイソンと出会えなかったのも事実……。クーパーが後ろめたさを抱えながらシャーロットの前で涙するシーンには、グッとくるものがありましたね。エリカが、治療しないという決断を受け入れてほしいとクーパーに告げるシーンも胸が痛かったです。
次回は、そんなエリカが発作から事故に遭う模様。エリカを取り巻く人々の苦悩は、ますます深まることになりそうです。

 

●新たな出会いを求めるサムとシェルダン
愛に敗れたサムとシェルダン。新たな出会いを求めジムに繰り出しますが期待はずれに終わります。そして、クーパーの勧めで出会い系サイトにプロフィールを載せることに。シェルダンはともかく、自分のことを「ハゲ」「孫がいる」とあまりにもストレートに紹介しようとするサムは、完全に出会い系サイト向きじゃないですよね……。アメリアが言っていたようにサムは上半身裸の写真&医師という肩書きだけでも十分だし、人柄のいいシェルダンだって自力でいい相手を見つけられるはず。やや焦り気味のこの二人の暴走っぷりが、ジョアンナの事件やエリカの病気など重苦しい話題の中で、ちょうど良い息抜きになっていたように思います。

 

●代理母の候補者と会うアディソン
アディソンは代理母の候補者二人と会いますが、それぞれ欠点をあげつらって却下します。ジェイクはそんなアディソンに「本気で選ぶ気がない」と指摘。この言葉をきっかけに、アディソンは疲れている自分に気付きます。そして、しばらく代理母探しを中断し、心の充電をしたいとジェイクに告げます。ジェイクもアディソンの選択を尊重。何だかこの二人、だんだん距離が縮まっているみたい。
次回は、アディソンがやけくそになって何かやらかしてくれそうですが、それをジェイクがどうあしらうのか見ものです。


【今回のゲスト】
「ブレイキング・バッド」のマリー・シュレイダー役のベッツィ・ブラントと、「ER 緊急救命室」のマイヤーズ役や「CSI:マイアミ」へのゲスト出演などで知られるマイケル・B・シルヴァーが、それぞれジョアンナ役とその夫役で再登場。


【注目のセリフ】
「男が女に贈るセーターはふんわりタイトで襟ぐりが深い。女がほんとに欲しいものとはずいぶん違う」by アメリア
 ……代理母選びを、セーターの贈り物にたとえるとは!
「お下がりの子宮を使うわけ?」by アメリア
 ……スゴイ言い方……。
「おいサム、髪に色を書く欄に『ハゲ』はないだろう?」by ジェイク
 ……確かに出会い系サイトにこの書き方はちょっと。
「自己PRの1行目に『孫がいる』だなんて、気は確かか?」by シェルダン
 ……サム、とことん出会い系サイトには向いてない!


【曲情報】
♪"Skipping a Beat" I'm From Barcelona

オープニング、アディソンがセラピーでヨットの舵取りについて話し、ヴァイオレットの家に泊まったスコットが、夜通しおしゃべりして朝を迎え、アディソン、ジェイク、アメリアが代理母について話すシーンで。
♪"Cat & Mouse" Nikki & Rich
サムとシェルダンがジムで女性との出会いに期待するシーンで。
♪"Words" Gregory Alan Isakov
アメリアが代理母を引き受けたいとアディソンに申し出て、認知届などの書類をクーパーに届けに来たエリカが、治療を受ける意志がないことを明確にするシーンで。
♪"A Lot of Things" Rosi Golan
エンディング、クーパーがエリカへの後ろめたさをシャーロットに打ち明け、ヴァイオレットがスコットの家を訪ね、アディソンとサムがサムの欠点について話しているところにジェイクがやって来て、アディソンがセラピストにヨットのことについて語るシーンで。

2013.3.27|エピソードガイド、プライベート・プラクティス5|コメント(0)トラックバック(0)

3月20日(水) #11「眠れない夜の過ごし方」

11サムと別れて不眠症に陥ったアディソンは、子どものことも当面考えないことにする。一方、サムはアディソンのことを忘れるため、同僚の男性たちとクラブへ。そこでピートはニーナという女性と出会い彼女と一夜を過ごし、翌日それを知ったヴァイオレットは陰で大泣きする。そんな中、アメリアはエリカの神経疾患を疑い、彼女に精密検査を勧めるが……。シェルダンは知り合いの刑事ジョーから強盗犯を射殺した警察官アーロンの精神鑑定を頼まれる。


●丸腰の強盗犯を射殺した警察官の精神鑑定を頼まれたシェルダン
シェルダンは、馴染みの刑事ジョーから丸腰の強盗犯を射殺してしまった警察官アーロンの精神鑑定を頼まれます。ジョーもアーロン本人も早々の職場復帰を望んでいましたが、シェルダンは時期尚早と判断。粘り強くアーロンと話を続けた結果、彼が「相手が腰に手を伸ばして光るものが見えたから撃った」と説明していたのは嘘で、実は暗闇の人影におびえて発砲しただけだと知ります。シェルダンは、「真相を隠していたらいつか自分の心が蝕まれてしまう」とアーロンを説得。その言葉に心動かされたアーロンは、ついに真実を内部調査局に告白します。当然、アーロンはこれまでのキャリアを失うことになり、「君はアーロンの将来をつぶした」とジョーはシェルダンに憤慨。彼との絶交を宣言します。かわいがっていた部下を守りたい、ジョーにはそれしか考えられなかったのでしょう。そんな彼の気持ちも分かるのですが、シェルダンの判断は間違っていなかったし、何よりも、正直な報告をしたアーロンは立派でした。シェルダン、そしてアーロンの行いが正しかったことが、いずれ証明されるはずだと信じたいです。

 

●別れたアディソンとサムのその後は……
サムと別れ、不眠症に陥ったアディソン。疲弊のあまり、しばらくは赤ちゃんのことも考えないことにします。けれどもジェイクは、「君がサムとヨリを戻さないのは、まだ赤ちゃんが欲しいから」と指摘。さらには、「僕がついてる。いつでも味方だ」とアディソンを応援。この言葉に背中を押されたアディソンは、代理母を探す決意を固めます。
一方、サムもアディソンのことを頭から追い出そうと必死。気晴らしに、男の同僚たちとクラブに繰り出します。そして、熱い視線を送ってきたカーラという女性と親しくなり、彼女の家で朝を迎えます。でも……、もちろんまだサムの頭の中にはアディソンが。こうなると、「赤ちゃん」という目標を持っているアディソンの方が、早くサムを吹っ切ることになるかもしれません。ジェイクという強力な助っ人もそばにいることですし。

 

●女遊びに走ったピート。それを知ったヴァイオレットは……
サムとともにクラブに行ったピートはニーナという女性と知り合い、こちらもこちらで一夜を過ごします。クリニックの男性陣、みんな隅に置けないですね(クーパーは、女性から視線を送られなかったとションボリしていましたが)。
さて、その翌日。ヴァイオレットは、ひょんな会話からピートがほかの女性と過ごしたことを知ってしまいます。ピートの前では平然とした態度を取るものの、陰では大泣きするヴァイオレット。うーん、このシーンはキツイ。この件をヴァイオレットから相談されたアディソンは「ピートは幸せになりたいだけかも」と答えるわけですが、いずれにせよ、今回のヴァイオレット&ピートの間の出来事はかなりショッキングでした。ヴァイオレットが気丈に振る舞っていただけに、見ているこちらも辛くて……。
けれども、そんなヴァイオレットに新たな変化が! 聖アンブローズで混乱した精神病患者バウアーをうまく鎮めるという活躍を見せた彼女は、その場に居合わせた救命士のスコット(29歳!)に見初められるのです。その後、スコットからのデートの誘いはキッパリと断ったヴァイオレットでしたが、ピートの夜遊びを知った後で前言撤回。彼の誘いを受け入れると、デートに出かけて彼とキス。これはちょっと意外な展開です!

 

●エリカは大病を患っていた!
ライアンへの恋しさを抱えながら、クスリを何とか断ち続けているアメリア。たまたまエリカが手からグラスを落とすのを見て、何らかの神経疾患を患っているのではないかと疑いを持ちます。アメリアはエリカに精密検査を勧めますが、本人は拒否。それでも、エリカのことが気になるアメリアは、シャーロットを説得して一芝居打たせ、エリカのかかりつけのクリニックからMRIの結果を入手します。そして、実は彼女が神経膠肉腫を患っていて、手術はほぼ不可能な状態にあると知るのです。このままだと、エリカの余命は長くて9カ月。シャーロットはエリカを訪ねてクーパーにすべて話すよう説得しますが、エリカは「クーパーに話したら息子を連れて消える」と言い放ちます。板挟みとなったシャーロットは苦しい立場に……。けれどもその夜、エリカはクーパーの家を訪れ、「二人で話したい」と彼を外に連れ出すのでした。

 

今になって息子の存在をクーパーに知らせてきたのはメイソン自身が望んだからだとエリカは説明していたものの、どうも腑に落ちなかったのですが、今回の病気発覚で納得しました。エリカは、自分の亡き後ひとりぼっちになるメイソンに家族を与えたかったのですね……。
さて、今後エリカはどうなるのか。「グレイズ・アナトミー」のシーズン8をご覧になっている方は、このエリカの一件が「グレイズ・アナトミー」とのクロスオーバーエピソードにつながると気付かれたと思いますが、まだまだそこにたどり着くまでにエリカやクーパー、シャーロットの葛藤は続きます。またしても重く苦しいテーマが描かれることになりそうですが、彼らの苦悩のうちから発信されるメッセージを、しっかり受け止めていきたいです。


【鑑賞MEMO】
すね蹴りの伝統

アディソンがセラピストに話していた「すね蹴り」。英国で伝統の競技で、確かに400年もの伝統があるとのこと。靴下やズボンにわらなどを詰めて互いのすねを蹴り合い、最終的に相手を地面に倒した者が勝ちとなるそうです。


【今回のゲスト】
スコット役は、米CWの新作ドラマ「Arrow(原題)」で主役を演じているスティーヴン・アメル。
アーロン役は、「メンタル:癒しのカルテ」のマルコム・ダリウス・ワシントン役のエドウィン・ホッジ。


【注目のセリフ】
「代理出産にすれば? 赤ちゃんもらえるしオッパイ垂れるのは他人」by アメリア
 ……軽く聞こえる発言。でも、こんな言葉が出てくるってことは、アメリアが回復している証拠かも。
「ピートが出てって眠れなかった。で、ベッドを横断して寝てみた。なぜかすごく安らいだ」by ヴァイオレット
 ……さみしい……。安らぎを見つけようとするヴァイオレットが切ない。
「ここは今、赤ちゃんもエストロゲンもない領域なんだ!」by ピート
 ……ガールズトークもいいけど、メンズトークも楽しそう。
「熱い視線が飛び交ったけど、僕の方には全然こなかった」by クーパー
 ……ちょっといじけるところがクーパーらしい。
「君は以前は孤独を感じてたんだろうが、もうそんな必要はない。僕がついてる。いつでも味方だ、アディソン」by ジェイク
 ……このセリフを言った時のジェイクのあの真っすぐなまなざし! 深読みしたくなる。


【曲情報】
♪"The Best Things In Life" The Silver Seas

オープニング、アディソンがセラピストに「眠れない」と話すシーンで。
♪"5678!" Butterfly Boucher
クリニックの男性メンバーがクラブで飲むシーンで。
♪"Guiltfree" Bootstraps
アーロンがシェルダンに真実を打ち明けるシーンで。
♪"Oh Lies" Piney Gir
ヴァイオレットが男性陣の飲み会のことをアディソンに話し、シャーロットがエリカに病気のことをクーパーに話すよう説得しに行くシーンで。
♪"The Thread" Admiral Radley
エンディング、ヴァイオレットがスコットとキスをし、エリカがクーパーの家にやって来て話がしたいと彼を外に連れ出し、アディソンがセラピストにすね蹴りの話を続けつつ、赤ちゃんをきっと手に入れると宣言するシーンで。

2013.3.20|エピソードガイド、プライベート・プラクティス5|コメント(0)トラックバック(0)

3月13日(水) #10「親になる人」

10アメリアは復帰後初のオペで成功を収める。シェルダンは自分を傷つけた彼女にどう接するべきか悩んでいたが、シャーロットに誘われて行った射撃場でそのモヤモヤした気持ちを解消する。クーパーはメイソンがおもちゃ屋で万引きするのを目撃。病院には男女3人からなる恋人たちが来院する。彼らは、それぞれが受精と出産に関わる形で子どもを持とうとしていたが……。一方、アディソンは審査を経て養子をとる資格を得る。


●3人からなるカップルが体外受精に挑戦!?
ジェイクの元には、ローズとケンドラという女性二人、エヴァンという男性一人の3人からなるカップルが、体外受精の相談にやってきます。ローズの卵子にエヴァンの精子を受精させ、ケンドラが受精卵移植を受けて出産する、つまり、全員が出産に関わるというのが3人の希望。互いに愛し合っているのだと主張する3人は、どうしても3人で子どもを作りたいと訴えます。ジェイクは、誠実なカップルには手を貸したいと協力を決めるのですが、何と、事前検査でローズは妊娠も卵子提供もできない体と分かります。ローズは「全員で作る子どもでなければ欲しくない」と言いますが、エヴァンはどうしても自分の子が欲しいと主張。“何かを決める時は全員一致で”というルールのもとに成り立ってきた3人の関係は、ここに揺らぎ始めます。
その後、今の関係を失いたくないローズは、ケンドラとエヴァン、二人での子作りを許すことに。しかし、ケンドラは全員一致のルールを守るべきだと意見します。それに対しエヴァンは、「僕は二人を選べないかも」と一言。ローズの不妊により、3人の関係性の本質が浮き彫りになったというわけです。残念な結果ではありましたが、子どもを持つ前に互いの考えの不一致に気付くことができたのは、ある意味ラッキーなことだったのかもしれません。

 

●アメリアがオペに復帰
職場に復帰したアメリア。シャーロットの指示で復帰後初のオペに入り、無事成功を収めます。でも、精神的にはまだまだ辛い状態。一方でシェルダンは、アメリアが立ち直り始めた今、逆に彼女に傷つけられた苦々しさがふつふつとわいてきて、一人葛藤します。反省しているアメリアを追い詰めたくもない。でも、彼女を許せないという気持ちも捨てきれない。それが彼の本音です。シェルダンは、その思いをシャーロットに誘われて行った射撃場で解消。シャーロットは、アメリアへの思いがあるなら、誰かを気遣える余裕がない今の彼女の気持ちをくんであげてほしいとシェルダンを諭します。そして、アメリアに対しては、断薬会に通って今を乗り切るようアドバイス。自身も薬物依存を克服したシャーロットの言葉には、本当に説得力がありますね。

 

●メイソンが万引きするのを目撃したクーパーは……
メイソンといい関係を続けているクーパー。この日は、メイソンとおもちゃ屋に行くのですが、そこで彼がカードセットを万引きするのを目撃します。まだメイソンを叱ったことがないクーパーは、彼にどんな態度を取ればいいのか迷います。そんなクーパーに、父親としての先輩であるサムは「本当の親とは、子どもに嫌われても大切だと思う価値観を教え込むもの」とアドバイス。結局、クーパーは毅然とした態度でメイソンを叱り、父親として罰を与えました。これでこそ本当の親子です!

 

●家を出たヴァイオレットは……
ピートと別居を始めたヴァイオレット。ルーカスの面倒はピートと交代で見ることにしますが、お互いに息子恋しさから“当番の日以外はルーカスに会わない”というルールを破りがちになります。しかし最終的にヴァイオレットは、ルーカスを混乱させないためにもルールに従うのが大切だとピートに訴えます。何がルーカスのためなのか、そこをしっかり見極めているところがさすがです。
それにしても、ルーカスを手放したくないと涙声になるピートの姿は切なかったですね。でも、ヴァイオレットがルールを優先しようとするのは、本当にルーカスを愛しているからこそ。この夫婦、“子はかすがい”というわけにはいかないのでしょうか? 二人にはぜひやり直してもらいたいのに……。

 

●養子をもらうことにしたアディソンは……
自分で妊娠することを諦めたアディソン。ソーシャルワーカーの審査を経て、養子をとる資格を得ます。そして、子どもの養子先を探しているという妊婦メラニーを紹介されます。アディソンは、お腹の子を養子に出そうとするメラニーに自分を責めることはないのだと伝えようと、自身の中絶のことまで打ち明けて彼女に寄り添う姿勢を見せます。加えて、自分が新生児外科医であることもアピール。メラニーもすっかりアディソンを気に入るのですが、実際に自分の分娩に立ち会うアディソンの姿を見て、別の養子先を選ぼうと決意します。働くアディソンの姿にあこがれはするものの、赤ちゃんにとっては家にいてくれる母親の方が望ましいのではないかと思ったわけです。こうして、アディソンが養子をとるという話も振り出しに戻ってしまいました。
激しい喪失感にさいなまれるアディソン。子どもを持つことをめぐってすれ違い続けていたサムとの関係にも、ついに終止符を打ちます。まさに、何もかもが裏目、裏目に出たという感じ。「まだ希望があるなんて、どうしたら信じられる?」とアディソンはセラピストに話していましたが、彼女に希望がなければ、見ている私たちも救われない! 何とかアディソンには希望を見つけてほしいです。

 

さて、次回はエリカの重大な秘密が明らかに!?


【鑑賞MEMO】
ポリアモリー

夫婦やカップルが、互いの了承のもとにそれぞれが付き合う相手を一人に限定せず、親密な関係を同時進行させる関係のことを言います。
なお、このポリアモリーの広義に含まれると言っていいのかよく分かりませんが、今回のローズ、ケンドラ、エヴァンのように、同性二人、異性一人からなるカップルの婚姻、いわゆる「3人婚」が正式に受理されたケースもブラジルには実在しています。


【今回のゲスト】
ローズ役は、「ザ・ユニット 米軍極秘部隊」のキム・ブラウン役のオードリー・マリー・アンダーソン。
メラニー役は、「ER 緊急救命室」でラバーン役を演じていたブレシャ・ウェッブ。
ソーシャルワーカー役は、「scrubs ~恋のお騒がせ病棟」のラバーン役のアロマ・ライト。


【注目のセリフ】
「相手が一人でも大変なのに二人満足させてるのか?」by クーパー
 ……そこに目を付けるとはクーパーらしい。
「失いたくない、あの子を失いたくない。俺たちがどうなっても」by ピート
 ……涙まじりのこのセリフ、切ない。
「もううんざり」by アディソン
 ……アディソン、ここへきてまたどん底の喪失感を味わうことになるなんて。


【曲情報】
♪"Fires" David Ramirez

オープニング、アディソンがセラピストに喪失感を語り、エンディング、シャーロットがアメリアに断薬会を勧め、クーパーが本当の親になったとシャーロットに報告し、ヴァイオレットとピートが家の前でルールについて話し合い、アディソンがジェイクの前で泣いた後にサムと別れ、セラピストに「もううんざり」と言い放つシーンで。
♪"We'll Begin Tomorrow" Release The Sunbird
シャーロットがアメリアを励ますシーンで。
♪"I'm Gonna Love You Too" Jenny O
射撃をしながらシャーロットがアメリアについてシェルダンと話すシーンで。

2013.3.13|エピソードガイド、プライベート・プラクティス5|コメント(0)トラックバック(0)

3月6日(水) #9「女たちの決意」

09更生施設に入院したアメリアは、同室のヘイリーと禁断症状の苦しみを分かち合って親しくなる。聖アンブローズでは、幹細胞移植を受けるクーパーの患者トビーが麻酔を嫌って抵抗。急遽呼び出されたクーパーは彼に付き添うこととなり、学芸会を最前列で見るというメイソンとの約束を果たせなくなってしまう。一方、アディソンは最初の受精卵移植で妊娠できなかったため、ヴァイオレットのサポートで2度目の移植にトライしようとするが……。


●アメリアが更生施設に入院し、退院
アディソンに付き添われ、断薬するため更生施設に入院したアメリア。同室で18歳のヘイリーと禁断症状の苦しみを分かち合い、親しくなります。でも、面会に来るシェルダンには会おうとしません。クスリのせいとはいえ、みんなにヒドいことを言って傷つけてしまったため、合わせる顔がなかったのです。ヘイリーは、「友達に会ってあげて」とアメリアを諭します。18歳だというのに、なかなか的確なことを言うヘイリー。さすが、“どん底”を見ただけのことはあります。
その後もヘイリーは、ミーティングの場でアメリアの核心を突く行動に出ます。「ライアンが死んだのはあなたのせいじゃない」と真正面からアメリアに訴えたのです。ヘイリーは、ライアンの死に対する罪悪感からアメリアが自分を許せないでいるのだと感じ取っていたんですね。ミーティングでは自分のことを語ることを避けてきたアメリアでしたが、このヘイリーの言葉をきっかけに、初めて感情を解き放って号泣。ヘイリーは、そんなアメリアの態度にホッとすると、彼女より一足先に施設を退院します。見送るアメリアに、「友達に会ってあげて」ともう一度言い残して。
そして、ヘイリーの言葉をかみしめたアメリアは、後日、面会に訪れたシェルダンに会い、1日ずつ着実に前へ進んでいこうと気持ちを新たにします。そして、クリニックの同僚たちに面会する場を与えられると、みんなを傷つけたことを心から謝罪します。
ところが程なくして、悲しいことにヘイリーが再び薬物に手を出して再入院してきます。今度は彼女を置いて施設を退院する立場となったアメリア。「クスリを断てば望み通りの人生を送れる。私が手を貸す」と彼女を励まし、迎えの車に乗り込むのでした。
ヘイリーの再入院は、薬物依存から立ち直ることが決して簡単ではないことを端的に示していましたね。せっかく施設でのプログラムを終えて退院しても、再びクスリに手を出して施設に逆戻りする人も少なくないのです。アメリアは今後も引き続き自分を制していけるのか。アメリアの薬物依存克服への道は、今始まったばかりなのかもしれません。

 

●患者に付き添ってメイソンの学芸会の演技を見られなかったクーパー
グループホームに預けられているトビーは、全身性エリテマトーデスで里親が見つからない不憫な少年。血球貪食症候群を発症したためクーパーの手配で聖アンブローズに入院し、幹細胞移植を受けることとなります。
そして治療の日。トビーが麻酔を嫌って抵抗したため、急遽クーパーが呼び出されます。頼れる相手がいないトビーは、クーパーにそばにいてほしいと頼みますが、この日はメイソンの学芸会。クーパーは最前列で見るとメイソンに約束していたものの、孤独なトビーに付き添うことを優先します。当然、クーパーに約束を破られたメイソンは憤慨。後日、いつまでもこの件でへそを曲げ続けるメイソンに対してクーパーは、病気のトビーには親も友達もいなかったから彼に付き添ったのだと説明します。
別の日。シャーロットの案内で回復途上にあるトビーの病室を訪れたメイソン。クーパーの紹介で彼と友達になり、「良くなるよ。パパ(クーパー)が治してくれる」と励ましの言葉をかけるのでした。
クーパー、父親業を始めてまだ日が浅いのに、さすがは小児科医。子どもの患者はもちろん、息子のメイソンの扱いがうまいですね。時に暴走し、頼りない一面を見せることも多かったクーパーですが、メイソンのおかげで人間としてのバランスがますます良くなってきているように見えます。そして、クーパー&メイソンの親子に対するシャーロットの接し方もますます素晴らしくて。アディソン、サム、ヴァイオレット、ピート、そしてアメリア。苦しい立場にいるメンバーが多い中、クーパー&シャーロット絡みのエピソードには救いが多く、ありがたいです。

 

●ピートと別居することになったヴァイオレット
冷戦状態が続くヴァイオレットとピート。ヴァイオレットは、自分たちの結婚が、ピートの最初の妻アナの結婚と同じ道のりをたどっていることに気付きます。相手を憎むようになっても夫婦の誓いを破ることができない、ピートはそういう人間なのです。だからこそヴァイオレットは、「あなたが出て行くと言い出せないなら私から出て行く」と切り出します。ヴァイオレット、ピートがやり直そうと言ってくれるのを期待する気持ちもあったと思いますが、ピートはヴァイオレットの提案を受け入れ……。二人は、当面はルーカスの環境が急変しないよう配慮しながら別居を目指すことに。一時は、二人の間に歩み寄りも見えていたのに、やはりダメなの!? あんなに苦しい時を乗り越えて一緒になった二人が、別居に至ってしまうなんて。ヴァイオレット、ピート、双方の複雑な表情を見る限りでは、まだ二人の間に愛が残っているようにも思えるのですが……。

 

●2度目の受精卵移植に挑むアディソン
初めての受精卵移植では妊娠できなかったアディソン。ヴァイオレットに励まされながら、もう一度移植に挑戦することにします。自己注射も、今回はヴァイオレットが協力。ピートとの関係がぎくしゃくしている彼女にとって、体外受精に挑むアディソンのサポートは良い気晴らしも兼ねているようです。
一方、アディソンの子作りに反対のサムには居場所がなく……。アディソンはそんなサムとの関係を何とかしようと、精神科医のカップル・セラピーを受けることにしますが、セラピーの場でもサムは自分の意見を言い張るだけ。二人の関係は改善されるどころか逆に悪化していきます。
そんな中、受精卵の移植に向けてホルモン療法を受けていたアディソンは、副作用で腹水がたまって倒れてしまいます。動揺したサムは、「もう受精卵移植はしないでくれ」とアディソンに懇願。けれどもアディソンは「もう移植した。でもこれが最後」と答えます。もしこれで妊娠できなければ、2度と体外受精はしないと断言するアディソンですが……。

 

感謝祭の夜、クリニックの仲間たちはアディソンの家に集まり、エリカやメイソンと一緒にディナーを楽しむことに。施設を退院したアメリアもやって来て、みんなに温かく迎えられます。その頃、アディソンは自室で妊娠検査薬を使い、妊娠の有無を判定していました。その結果は!? アディソンの表情、微妙でしたね~。陽性とも陰性ともとれましたが。さて、どちらなのか!? 次週には結果が分かります。


【今回のゲスト】
ヘイリー役は、「スイート・ライフ オン・クルーズ」のベイリー・ピケット役で有名になり、「ジェシー!」の主演も務めているデビー・ライアン。


【注目のセリフ】
「2度目をやる気になれなくても家族を作る道はある。運が良けりゃ、10年前にサムが誰かと作った子が見つかるかも」by シャーロット
 ……クーパー&メイソンのこと、サラッと冗談に交えられる彼女の余裕がステキ。
「だっていやなんでしょ? 今の彼女に一番大事なことを見るのも聞くのも話すのも」by ヴァイオレット
 ……アディソン&サムを自分とピートの関係にだぶらせていただけあり、かなり攻撃的
「あなたは彼を愛し、彼に愛されてた。でも、クスリをやったのは彼自身」by ヘイリー
 ……18歳にしてアメリアに気付きを与えるセリフを吐くとは。さすが“どん底”の経験者。
「でも前に進んでいく。前よりもうまく生きていく。ここにいるみんなを2度と傷つけないように」by アメリア
 ……この言葉が真実になりますように。


【曲情報】
♪"No Condition" Mary J. Blige

アメリアが、禁断症状が出ているヘイリーを励ましながら自分も禁断症状に耐えるシーンで。
♪"Empty Prayers" Mary J. Blige
ヘイリーに核心を突かれたアメリアが号泣し、クーパーがメイソンの学芸会の練習に付き合い、アメリアが施設を退院するヘイリーを見送り、アディソン&サムがカップル・セラピーを受けるシーンで。
♪"The Living Proof" Mary J. Blige
エンディング、ヴァイオレットが家を出て行き、再入院したヘイリーが退院していくアメリアを見送り、感謝祭のディナーのために一同がアディソンの家に集まる中、アディソンが一人妊娠検査薬を使うシーンで。

2013.3. 6|エピソードガイド、プライベート・プラクティス5|コメント(0)トラックバック(0)

2月27日(水) #8「心に棲む魔物」

08ライアンと婚約したアメリアは、クスリでハイな状態のまま12日ぶりにクリニックに出勤。彼女が深刻な薬物依存に陥っていると認識した同僚たちはクリニックを休診にして集まり、コーディネーターのレニーの指導のもと、アメリアに更生を促す「治療的介入」を試みる。しかし、アメリアは聞く耳を持たず、同僚たちを辟易させるような暴言を吐く。ジェイクはそんなアメリアについて「依存症は病気だ」と意見するが、サムは「こうなったのは本人の責任だ」と反論し……。


●薬物依存のアメリアに対する「治療的介入」を試みるメンバーたち
ライアンと婚約したアメリア。クスリでハイな状態のまま12日ぶりにクリニックに出勤します。彼女がすでに深刻な薬物依存に陥っていると認識した同僚たちは、クリニックを休診にして集まり、コーディネーターのレニーという女性を呼んで、彼女の指導のもと、アメリアに更生を促す「治療的介入」を試してみることにします。
けれども、アメリアは聞く耳を持たず悪態をつき、みんなを辟易させるような暴言を繰り返します。アディソンのことは「子どものできない哀れな女」、ヴァイオレットのことは「夫に嫌われている年増」、ピートのことは「助ける価値もないダメ男」と、それはもう言いたい放題。シャーロットのレイプの件にまで言い及ぶ始末で、彼女の口から出る言葉はまさに“やいば”。仲間たちの心を傷つけます。
一同は、禁断症状が出てきたアメリアに、水に溶かしたブプレノルフィン(禁断症状を解消する薬)を飲ませようとしますが、アメリアはそれを察知して飲むのを拒否。そして「話を聞かせたいならオキシコンチンを持ってきて」ととんでもない要求をします。彼女にオキシコンチンを与えてでも説得を続けるべきか、そもそもオキシコンチンを与えるのは依存症を助長することになってしまうのか……。ジェイクは「依存症は病気だ」と意見しますが、サムは「クスリをやる選択をしたのは本人の責任だ」と反論。前回は脳死状態の妊婦をめぐって意見を戦わせた二人ですが、今回も対立するかたちに。結局、ジェイクはそのまま途中退場してしまいます。
その後、アメリアは禁断症状が強まり、「クスリちょうだい!」と連呼して興奮状態に。そんな獣と化した彼女の姿にいたたまれなくなったアディソンは、やはりオキシコンチンを与えようと考えます。本来の彼女を取り戻せるなら手段は選ばない、アメリアを妹のように思ってきたアディソンがそう考えるのは当然のことです。シェルダンもそんなアディソンの気持ちを汲み、アメリアにオキシコンチンを与えることに同意します。サムは猛反対しますが、アメリアはみんなの目の前でオキシコンチンをくだいて吸引し……。とても見ていられない姿でしたが、クスリのおかげでおとなしくなったアメリアは、突然みんなからの説得に耳を傾け始めます。しかし、そこにライアンが登場! 何とまあ、間の悪い。しかも、彼はアメリアの父、つまりデレクの父の腕時計をしていた! それに気付いたアディソンは、さすがに激怒します。だって、それは、アメリアが5歳の時、父親が強盗に襲われた際にしていたものであり、母親が結婚記念日にプレゼントした大事な品。アディソンはそのことをみんなの前で説明しようとしますが、アメリアは「あなたがその話をする筋合いはない」と逆ギレ。ライアンとともに帰って行ってしまうのでした。シェルダンに対しては、「あなたのことは愛せない」ときっぱり言い放って……。
結局、アメリアが精神的に不安定となった根底には、常に父親が強盗に殺された事実があったのですね……。アメリアは、今回そのことを初めてライアンに話したと語っていましたが、その痛ましい事実は、誰にも話せないほど生々しいトラウマとなって、長年彼女を苦しめ続けていたようです。

 

●そして、ついにライアンの身の上に悲劇が!!
さて、ライアンと一緒に部屋に戻ったアメリア。ライアンからクスリをやめて子どもを持とうと提案され、彼と一緒に更生施設に入ると決意します。しかしながら、所持しているクスリをトイレに流せず、「最後にもう1回だけ……」とそれに手を出してしまいます。
そして翌朝目覚めた時には……、何とライアンが過剰摂取で死亡! 幻想のようにも見えたシーンでしたが、残念ながらライアンの死は事実……。シャーロットが懸念していたように、アメリアにとって取り返しのつかない事態となってしまいました。ショックを受けたアメリアは、ついに更生施設に入ると心に決め、現場に駆けつけた警察官に「アディソンに伝えて」と頼みます。でも、もうライアンを取り戻すことはできないわけで……。

 

なお、その頃クリニックでは、残された同僚たちが今後どうするか話し合っていました。「本人が更生したいと言い出すまで、一切助けてはいけない」とレニー。彼女もまた、15年前、薬物で気を失っている間に5歳の息子が失踪し、今も行方が分からないという事実に苦しみ続けていることを打ち明けます。これぞまさに“どん底”。死亡事故に関わったシャーロットもまた“どん底”の経験者。だからこそ、アメリアには“どん底”を見る前に立ち直ってほしいと願っていたのに……。

 

●ジェイクの亡き妻も薬物依存症
アメリアに対する「治療的介入」では、「依存症は病気」と強く主張したジェイク。彼はクリニックを後にすると、亡き妻リリーの墓前へ。彼女の娘(ジェイクにとっては連れ子)が大学で元気にやっていると報告します。そして、その亡き妻への語りから、彼女が生前薬物依存症だったことが明らかになりました。ジェイクが薬物依存に詳しい様子だった背景には、亡き妻の存在があったのですね。彼もまた、悲しい過去を抱えている……。重い、重すぎます……。

 

なお、今回のエピソードは、現地アメリカでは次回のエピソード(#9「女たちの決意」)と合わせた2時間スペシャルとして放送されました。そして、そのスペシャルの中でフィーチャーされたのが、クイーン・オブ・ヒップホップ・ソウルと称されるメアリー・J・ブライジの楽曲でした。『マイ・ライフII...ザ・ジャーニー・コンティニューズ(アクト1)』の中から、今回のエピソードで3曲、次回のエピソードで3曲の計6曲が使われています。
ご存じの方も多いかと思いますが、メアリー・J・ブライジ自身も、薬物依存を乗り越えた過去があります。だからこそ、今回&次回のエピソードで彼女の曲がフィーチャーされたのは納得です。

 

それにしても、アメリアを演じるカテリーナ・スコーソンの演技はすさまじかったですね。まさに迫真の演技! 舞台を鑑賞する観客になったような気分でした。薬物依存というテーマも、テレビで扱うにはなかなか難しかったはず。演じ手であるカテリーナはもちろん、勇気のある脚本を準備した製作陣には頭が下がる思いです。シャーロットが襲われたエピソードもそうでしたが、見る者にも苦悩を強いるのがこのドラマ。受け止めるのは辛いですが、そんな挑戦的なところがこのドラマの良さだとあらためて感じました。


【今回のゲスト】
レニー役は、映画『マイレージ、マイライフ』などに出演のエイミー・モートン。


【注目のセリフ】
「あなたはお酒以上に子作りに依存してるから。哀れよね、子どもができない女。長く待ちすぎて卵巣が干上がっちゃった。あなたをはらませようとした男を傷つけておいて。デレクも、マークも。マークの子堕ろしたんでしょ? 今はサムがいるけど、彼は賢くあなたをはらませようとはしない。だって、ハッキリ言って悪魔の子でさえあなたの荒れ果てた子宮の中にはいたくないだろうから」by アメリア
 ……ここまでヒドいことを言えるなんて。アメリアもスゴイけれど、このセリフを書いた脚本家もスゴイ!
「あなたは年食って夫に嫌われてる。だから私はまだマシ」by アメリア
 ……事実かもしれないけど、人の痛いところを突き過ぎ。
「どうよ? あの世に行っちゃうってのは? 奥さんは次の本を書くネタができて喜ぶんじゃない? 売名のため自分の経験をレイプしてるんだから。おっと、レイプって言っちゃった? ごめん、シャーロット」by アメリア
 ……さんずの川を渡りかけたピートに対してこのセリフ! シャーロットにレイプのことまで思い出させるなんて!
「あれは、かつてはアメリア・シェパードだった。私が愛した子。取り戻したいの」by アディソン
 ……あのアメリアの姿を見たら、ドラッグの売人になってでも本来の彼女を取り戻したいとアディソンが願うのは当然かも。
「君に会いたい。今も毎日。でも、君が亡くなって以来、初めて僕はいい人たちに出会った」by ジェイク
 ……ジェイクにも辛い過去が。そして、すでにあのクリニックのメンバーたちが、そんな彼の支えになっているとは。


【曲情報】
♪"Ain't Nobody" Mary J. Blige

アメリアが「愛してる」とライアンに伝え、彼からプロポーズされる回想シーンで。
♪"25/8" Mary J. Blige
アメリアが父親の腕時計をライアンにあげるシーンで。
♪"Need Someone" Mary J. Blige
エンディング、レニーが自分の過去を語り、ジェイクが墓前で亡き妻に語りかけ、ライアンが過剰摂取で死んだことにショックを受けたアメリアが、更生施設に入ることを決意するシーンで。

2013.2.27|エピソードガイド、プライベート・プラクティス5|コメント(1)トラックバック(0)

2月20日(水) #7「託された夢」

07仕事にも行かず、ライアンと自堕落な生活を送っているアメリア。シャーロットから事態の深刻さを聞いたクリニックの面々は心配する。一方、ヴァイオレットの職場復帰が決まり、しばらくシェルダンがセラピーを監督することに。引き継いだ患者のことでヴァイオレットにうるさく指図されてきたシェルダンは、ここぞとばかりに厳しく彼女を指導する。そんな中、妊娠16週で臓器ドナーカードを持つ患者が交通事故で脳死状態になり……。


●脳死状態の妊婦、臓器提供か出産かでサムとジェイクが対立
妊娠16週のシャノン・アイヴァーソンが交通事故で脳死状態に。ドナーカードにサインしていたことから、サムは心臓移植を待つ自分の患者に一刻も早く彼女の心臓を移植したいと願います。しかし、シャノンの不妊治療を担当してきたジェイクは、彼女の生命を維持して赤ちゃんを救う道もあると主張。不妊治療のストレスに耐えかねて家を出た夫のダグを呼び寄せ、彼に判断を委ねようとします。そして、最終的にはシャノンの夫ダグが生命維持装置を止めることを決意。こうして、サムの患者はシャノンの心臓をもらえることになるのですが、ここに至るまでのサムとジェイクの対立はなかなか激しいものでした。アディソンは双方から言い分を主張されて板挟みになりましたが、どちらかに加担することなく、あくまでもシャノンが何を望んでいたか、ダグがどうしたいかが重要と意見したのは冷静でしたね。とはいえ、今までは胎児と母親なら迷わず割り切って母親を救ったけれど、今はそこまで割り切れないと本音をジェイクにもらしてもいました。なぜなら、アディソン、いよいよ受精卵をお腹に戻そうとしていたからです!

 

●ついに受精卵の移植にこぎ着けたアディソン
アディソン、いよいよ受精卵の移植までたどり着きました! 彼女の年齢とこれまでの診断結果を考えれば、ここまでは非常に順調。“良い気”で満たした空間で受精卵をお腹に戻したいというアディソンの気持ちに応え、サムとの対立の末、シャノンのお腹の子の命も諦めなければならなかったジェイクも、気を取り直して移植の処置を行いました。お腹に戻される受精卵を見つめる時、そして、セラピストの前で子どもを持つ人生への希望を生き生きと語る時のアディソンの表情はとても印象的でした。
さて、判定日の結果はどう出るのでしょうか? 気になります。

 

●ヴァイオレットが職場に復帰! シェルダンがセラピーを監督
ヴァイオレットがようやく職場復帰! しばらくシェルダンが彼女のセラピーを監督することになります。引き継いだ患者のことであれこれヴァイオレットから指図されていたシェルダンは、見知らぬ男とつるんでいるアメリアへの心配も重なり、ここぞとばかりに彼女を厳しく指導。その仕打ちにすっかり打ちのめされるヴァイオレットでしたが、そんな彼女の姿を見かねたピートはシェルダンに抗議。シェルダンは、今回ピートがヴァイオレットをかばったことは二人にとって明るい兆しだと指摘した上で、素直に反省してヴァイオレットに謝罪します。そしてヴァイオレットは、シェルダンの謝罪の裏にピートの口添えがあったことに気付き、ピートにお礼を言います。ピートのヴァイオレットに歩み寄りを見せ、彼女の好きなリアリティ・ショーの鑑賞に付き合いました。前回は、もうダメかと思われるほどピートの怒りが絶頂に達していましたが、ここへきて関係改善の兆しが見えてきました。
それにしても、ヴァイオレットは相変わらず料理バトル系のリアリティ・ショーが好きみたいですね。

 

●シャーロットと鉢合わせてエリカが激怒!
クーパーの家でメイソンが偶然シャーロットと顔を合わせたことにエリカは激怒。しかしその後、クーパーとも話をし、シャーロットを肯定的に見るよう努力します。そして、シャーロットが家にいると承知の上で、メイソンをクーパーの家にお泊まりさせます。事実上のシャーロットとの和解ですね。シャーロットも、メイソンを迷惑がるどころか彼といられるのが楽しいみたい。彼女の懐の深さを感じます。

 

●クスリに溺れていくアメリア
仕事を辞めるという宣言を撤回することもなく、ますますライアンと自堕落な生活に堕ちていくアメリア。事の深刻さに気付いたクリニックの面々はそんな彼女を心配しますが、アメリアは周囲の干渉を避け、ライアンとともにホテル暮らしを開始。自ら処方箋を書いてはクスリを手に入れ、急速に深みにはまっていきます。そして、ついに処方箋の用紙がなくなり、夜中こっそり病院に取りに行くのですが、そこを警官に見つかって不審者扱いされ……。知らせを受けて駆けつけたシャーロットが、アメリアは病院の医師だと説明してその場を収めますが、アメリアはシャーロットに感謝するどころか悪態をつき、スゴイ目をしながら病院を出て行ってしまいました……。
次週は、みんなでアメリアを立ち直らせようと、更生を促す「治療的介入」を試みることとなります。アメリアは、目を覚ましてくれるんでしょうか!? なかなかヘビーな内容になりそうなので、どうぞ覚悟していてください!


【今回のゲスト】
ダグ役は、「24 -TWENTY FOUR-の「ファイナル・シーズン」でタリン・ファルーシュ役を演じたT・J・ラミニ。


【注目のセリフ】
「あなたにとやかく言われたくない。知らない女をバーの駐車場ではらませたくせに」by アメリア
 ……これをメイソンがいる前で言うのは反則!!!
「でも、あの先生、クスリやってるみたいだった」by メイソン
 ……大人がいくら“タコス”や“ソーダ”という隠語でアメリアの状態を語っても、メイソンはちゃんと事実を見抜いてる!
「あなたが兄さんの親友と浮気した時から、私たちは家族じゃなくなったの」by アメリア
 ……自分が順調だった時は、アディソンを姉として慕っていたのに……。


【曲情報】
♪"The Walk" Mayer Hawthorne

オープニング、アディソンが自分の受精卵を見守っているとセラピストに話した後、アメリアが付き合っているライアンと偶然会うシーンで。
♪"Lov3r" Kyle Andrews
アメリアが処方箋の用紙を取りに行こうとし、サムがジェイクの文句をアディソンに言い、一人で寝ようとする彼女を誘うシーンで。
♪"Good Times" Matt Duncan
エンディング、ヴァイオレットとピートが並んでテレビを見て、エリカがクーパーとシャーロットにメイソンを預け、アディソンが受精卵の移植を受け、アメリアがドラッグに溺れるシーンで。

2013.2.20|エピソードガイド、プライベート・プラクティス5|コメント(0)トラックバック(0)

2月13日(水) #6「自虐の歌」

06アメリアは朝起きたら隣に寝ていたライアンと親しくなり、ともにクスリにハマっていく。病院ではADHD(注意欠陥多動性障害)の長男を持つ夫妻が、次男オリーにも同じ障害があるのではと訴え、クーパーに診断を頼む。ヴァイオレットは、近いうちに仕事復帰できるかもしれないという朗報を弁護士から受け取る。一方、アディソンは精子ドナーを選びながら、赤の他人と子どもを作らなければいけないことに虚しさを覚えていたが……。


●子どもをADHDに仕立て上げて受験を有利に進めようとする母親
ADHD(注意欠陥多動性障害)の長男を持つグラハム夫妻。次男オリーにも同じ障害があるのではとクーパーに訴え、投薬を希望します。クーパーは、ひとまずシェルダンに診断を頼むことに。シェルダンは、オリーには落ち着きがないものの集中力があるとして断定を避けます。実は、その判断は正しく、夫妻はオリーに障害があると診断されるよう、わざわざ長男の薬を飲ませ、オリーを興奮状態にしていたことが後に発覚するのです。障害が認められれば、アドバンテージをもらって受験を有利に進められるというのが、夫妻がオリーをADHDに仕立て上げたかった理由。何と恐ろしい!オリーの主治医であるクーパーは、その行為が児童虐待に当たると夫妻を非難します。そして、児童保護局に通報しない代わりに、毎月オリーに薬物検査を受けさせるよう夫妻に約束させるのでした。実に賢明な判断でした。

 

●クスリにハマっていくアメリアと彼女を心配するシャーロット
朝起きたら、隣に男が寝ていた……という、よくありがちなパターンに陥ったアメリア。どこでどう知り合い、自分の家に連れてきたのかも思い出せない彼女でしたが、ライアン・ケリガンと名乗るこの男と徐々に親しくなります。しかし、アメリアにとってこのライアンは危険な存在。なぜなら、ライアンはクスリの常習者。アメリアをその道に引きずり込んでいくことになるわけで……。
一方、様子のおかしいアメリアを誰よりも心配しているのが、彼女に恋心を抱いているシェルダンと、自身も薬物中毒だったシャーロット。今回は、シャーロットの過去が回想シーンで描かれ、ゲイであることを確かめようと、あえて妻以外の女性と寝たというシャーロットの元夫ビリーも再登場。ビリーの浮気現場を目撃したことがすべての発端だったこと、そして、彼女がクスリから足を洗った背景には、間接的に死亡事故を引き起こすという最悪の経験があったことが明らかになりました。彼女がアメリアを心配するのは、取り返しのつかない過ちを犯してからでは遅いということを誰よりも知っているからだったのです。でも、そんなシャーロットの思いを、そう素直にアメリアが聞き入れるはずもありません。シャーロットはアメリアの説得に出向きますが、アメリアは仕事も辞めると言い出す始末……。
すっかり落胆させられたシャーロットでしたが、この後、家に帰ってクーパーに言ったセリフがすごく良かったです。「あなたのもとへ帰って来られて嬉しい。本当にありがとう。こうして一緒にいてくれて」って。こんなに素直に愛を伝えられるってステキ。私はますますシャーロットが好きになりました。アメリアも早く彼女のありがたみに気付いてほしい!

 

●仕事復帰が近付くも、ピートとは相変わらずのヴァイオレット
弁護士ジェイソンから、近いうちに仕事復帰できるかもしれないという朗報を受け取ったヴァイオレット。それをピートに報告するわけですが、ピートは相変わらずヴァイオレットに不信感を抱いていて……。ヴァイオレットは、思わず「あなたは苦しんでる。たぶん自分のお母さんに(私を)重ねているところはある。でも……」とセラピートークを始めるのですが、そこでピートがついにブチ切れ! 「この先、二度と君の話を聞かずに済むならどんなにいいか」「もう嫌だ、うんざりだ!」と怒鳴り散らします。この調子じゃ、二人の夫婦生活の存続はいよいよ厳しいかも……。
それにしても、ヴァイオレットってモテますよね。今回は弁護士のジェイソンにまで誘われていたし。考えてもみれば、クーパー、シェルダン、ピートと、同じ職場の3人の男性がみんな彼女を好きになったわけで。でも、いくらモテても、パートナーとの関係がこれじゃ……。

 

●精子ドナー選びにむなしさを覚えるアディソン
不妊治療の過程で、精子ドナー選びの段階に入ったアディソン。音楽家がいいか、地質学者がいいかと男性陣を巻き込んで検討しますが、むなしさがぬぐえません。赤の他人と子どもを作らなければいけないのは、そもそも自分がマークと浮気をしてデレクを裏切ったからだと、アディソンは自分を責めずにはいられないのです。けれどもその一方で、ホルモン注射のおかげで卵胞は育ち、見事採卵に成功しました! サムは、採卵の際の麻酔でまだ眠っているアディソンのもとに駆けつけますが、「彼女が眠るのを待ってから手を握りにきた。君たちは中途半端」とジェイクに指摘されてしまいます。とはいえ、アディソンを思う気持ちはちゃんと持っているサム。目覚めて自分の過去の過ちを責めるアディソンに、実は彼女の留守中にナオミとキスしたことを告白。どんな人でも過ちは犯すものだと諭します。これにはショックを受けるアディソンでしたが、自分とサムとを重ね合わせ、人は間違いを犯したとしても幸せになる資格がなくなるわけではないと気付かされます。おかげで気が楽になったアディソンは、ドナーとして音楽家を選び、採卵した自分の卵子とドナーの精子を受精させるところまでこぎ着けました。受精卵が順調に分割すれば、あとは移植して着床を待つというステップに移るわけですが、アディソンの治療の結果はいかに!?

 

なお、今回のエピソードの原題は、アディソンがセラピストの前で歌い、エンディングの挿入歌としても使われた曲("If I Hadn't Forgotten")からとったものでした。
"Tempted by the thrill of something new
So now I turn my lonely eyes to you.
I promised you that we could have it all.
You trusted me but I let you fall."

アディソンのヘタウマ(?)な歌声、かわいかったー!


【今回のゲスト】
ライアン役は、「トゥルーブラッド」のルーク・マクドナルド役のウェス・ブラウン。
グラハム夫人役は、「トゥルーブラッド」のナン・フラナガン役や「女捜査官グレイス ~天使の保護観察中」のペイジ役などで知られるジェシカ・タック。


【注目のセリフ】
「産まれてくる子には父親がいない。それだけでヤワになる可能性大だ。あらかじめ男性ホルモンの多そうな精子を選んでおくほうがいいだろう」by サム
 ……こういう選定基準もあったとは。さすがは男目線の意見。
「私をいびって楽しんでるだけ。お節介焼いて、監視して、しらふかどうかチェックする。それは仕事じゃない、ただの趣味」by アメリア
 ……シャーロットがこんなこと趣味にするはずないって!
「精子が欲しい」by アディソン
 ……男性陣の前で、いきなりこのセリフはないんじゃ……。


【曲情報】
♪"If I Hadn't Forgotten" Keaton Simons

エンディング、ピートがヴァイオレットに激怒し、クーパーが落ち込むシャーロットを抱きしめ、ジェイクがアディソンの卵子を受精させ、アディソンが幸せに浸るシーンで。冒頭、アディソンがセラピストの前で歌った曲でもある。
♪"Sleeping Giant" Bootstraps
シャーロットが事故を引き起こす回想シーンで。
♪"Where You Are" Lonesome Animals
採卵を終えて目覚め、過去の自分の過ちを責めるアディソンに、サムが自分とナオミのキスを打ち明けて、人は誰でも過ちを犯すと諭すシーンで。

2013.2.13|エピソードガイド、プライベート・プラクティス5|コメント(0)トラックバック(0)

2月6日(水) #5「そばにいて」

05_2統合失調症で心臓病のウェスは、ヴァイオレットのセラピーを受けられなくなってから薬の服用を拒否し、症状が悪化していた。責任を感じたヴァイオレットは、医師免許を停止した医事審議委員会を訴えようと決意する。その頃、アメリアの親友ミシェルはハンチントン病を発症した状態でイタリア旅行から帰国。約束通り安楽死に手を貸してほしいとアメリアに頼む。不妊治療を始めたアディソンはホルモン注射の影響で情緒不安定になるが、サムには相談できず……。


●ヴァイオレットの患者が薬の服用を拒否! そして……
ヴァイオレットの患者だった、統合失調症で心臓病のウェス。ヴァイオレットが医師免許を停止され、彼女のセラピーを受けられなくなってから、薬の服用を拒否するようになります。困った母親のカレンはウェスをサムの元に連れてきますが、症状は悪化しており……。それをサムから聞かされたヴァイオレットは責任を感じ、医師免許を停止した医事審議委員会を訴えようと決意します。
その後、ウェスは精神疾患の発作を起こして路上で倒れ、救急車で聖アンブローズに運び込まれます。サムはシャーロットとともにやむを得ず薬でウェスを鎮静させると、彼を施設に入れることも視野に入れるべきだとカレンにアドバイス。失踪癖があった妹のコリーヌの話を交えながら、決断次第では永遠にウェスを失うことになりかねないと諭します。実は、サムの妹のコリーヌは、母親によって家に閉じ込められていたものの、結局は勝手に家を出てしまい、今も生きているか死んでいるか分からない状態なのです……。この話を聞いたカレンは、最終的にウェスを施設に入れることに同意するわけですが、とにかくこの親子の話が切ない……。そして、サムの妹の話もとても重く……。
そんな中、救いになったのがピートの態度。ウェスに接触できないヴァイオレットは、何もできないと分かっていながら居ても立ってもいられず、病院に駆けつけて彼を見守ります。そんな彼女の姿を見たピートは、ヴァイオレットの患者思いなところが好きだったと思い出したのです。ピートがヴァイオレットにかける優しい言葉には、久しぶりに心が温まりました。このまま二人の仲が改善されるといいのですが。

 

●アメリアの親友ミシェルが自殺!
アメリアの親友ミシェルがイタリア旅行から帰国。すでに母親から遺伝したハンチントン病を発症している彼女は、アメリアがハンチントン病を告知した時にした“自殺幇助”の約束を、今こそ守ってほしいと訴えます。アメリアは、この件をピートとシェルダンに報告。二人は、「医師の誓いに反するし、カリフォルニア州では殺人になる」とアメリアが安楽死を手伝うことに猛反対します。でもアメリアは、ピートが癌を患った放射線科の名医アレクサンダーの安楽死を手伝ったことを持ち出すと(シーズン2の#13「踏み出す勇気」)、自分の行為も正当化しようとします。そして、“安楽死”とはいえ、それがいかに壮絶なものかあらためてピートに諭されても、最終的には、やはりミシェルに手を貸そうと決断。複数の薬を段階的に使って、苦しまずに彼女をあの世へ送り出そうとします。けれども、最初の薬を投与した矢先、副作用で呼吸不全に陥ったミシェルは、苦しさのあまり死ぬのを思い止まり「やめて!」と懇願。アメリアは救急車を呼んでミシェルを聖アンブローズに搬送します。そして、自分のしたことの重さにおののくと、茫然自失の状態で自宅へ……。後に、彼女を訪ねてきたシェルダンから「何てことをしたんだ!」と叱責されるとともに、ミシェルが命を取り留めたと聞かされると、安堵から号泣するのでした。
その後。最期の時までミシェルに寄り添おうと決意したアメリアは、自分も酒におぼれていることを打ち明けると、一緒に助け合おうとあらためて約束。ガールズナイトを楽しもうと彼女の家を訪ねます。けれども……ミシェルはすでに自殺していました。ショックに打ちのめされるアメリア。お酒だけではなく、ついにクスリにも手を出してしまい……。
いやあ、この展開はひどい。ただでさえ不安定なアメリアに、この展開はあまりにも酷です。何て容赦のない脚本なんでしょう!アメリア、堕ちるところまで堕ちていってしまうんでしょうか……。

 

●クーパーがメイソンに実の父親だと告白
メイソンとの付き合いを続けているクーパー。ある日、エリカと一緒にメイソンを釣りに連れて行きますが、どうも彼の態度がよそよそしい。シャーロットがエリカともめごとを起こしたせいだと考えるクーパーでしたが、メイソン自身がクーパーと親密になるのを避けようとしているのだと知ります。メイソンはクーパーが自分の父親だと気付き、今後クーパーが離れていくことを恐れていたのです。息子の思いを理解したクーパーは、ついに自分は父親だと宣言。ずっと面倒を見ると約束し、今後は正式に親子の付き合いを始めることとなります。おかげで、エリカもメイソンもクーパーもみんなハッピーな表情。問題は、この親子にシャーロットがどのように関わっていくか、ですね。

 

●不妊治療の主治医にジェイクを選ぶアディソン
不妊治療を始め、ホルモン剤の自己注射をジェイクに頼むようになったアディソン。そのホルモン剤の影響はすぐに現れ、すっかり情緒不安定に。書類仕事ではイライラして「むかつく、もう!!」と声を荒げる始末。ちなみに、アディソンがこのセリフを吐く直前、クリニックでジェイクが案内していた女性同士のカップルですが、「クーガータウン」のジュールズ役のコートニー・コックス(「フレンズ」のモニカ役)と、エリー役のクリスタ・ミラーだったことにみなさんお気付きでしたか? 実は当時、「クーガータウン」のキャストたちが、プロモーションのために各局の人気番組に続々とエキストラ出演するという企画が進行中だったのです。とっても面白い試みですよね。
さて、本題に戻りましょう。アディソンは自分が妊娠したらサムに振られるかもという不安をサム本人には相談できずにいましたが、ジェイクに励まされて、思い切って本心をサムに打ち明けます。すると、サムは治療の支えになると約束。一安心したアディソンは、いつの間にか自分がジェイクを頼りにしていることに気付き、やはりジェイクに主治医になってもらおうと決めるのでした。
「僕が赤ちゃんをあげる」というジェイクの言葉は、現実になるのでしょうか?


【鑑賞MEMO】
安楽死または自殺幇助が合法化されている国

耐えがたい苦痛をともなう疾患を持つ患者の求めに応じ、医師などが死へと導く安楽死(自殺幇助)。世界では、スイス、オランダ、ベルギー、ルクセンブルクなどで合法とされており、アメリカでもオレゴン州とワシントン州では合法とされています。


【今回のゲスト】
「クーガータウン」のジュールズ役のコートニー・コックスと、エリー役のクリスタ・ミラーがエキストラ出演。


【注目のセリフ】
「娘みたいな感じなのか? よく一緒に過ごしてるからてっきり……」by ピート
 ……シェルダンにとってアメリアは娘のような存在!? ヤボな質問。
「だから私と付き合ってるの? 絶対妊娠しないと思ってるから? 私としては、ベッドでスゴいからだと思いたい」by アディソン
 ……ホルモンの影響とはいえ、こんなあけすけな……。
「彼女は母グマと同じ。君に脅かされたと感じたか、あるいは君に僕が脅かされたと思った、だから力いっぱいうなった」by クーパー
 ……シャーロット、母グマに例えられちゃうなんて。でも、この例えのおかげでエリカにはシャーロットの真意が伝わったかも。
「お互いボロボロだけど、そばにいて助け合うことはできる。何て言うの? メチャクチャなバディシステム。『あなたが死なない日は私も飲まない』みたいな」by アメリア
 ……すごくいいセリフ。でもミシェルは……。



【曲情報】
♪"Bird Sounds" I Hate You Just Kidding

アメリアがミシェルの安楽死を手伝おうとするシーンで。
♪"The Ghost You're Haunting" Robotanists
サムとシャーロットがウェス、ピートがミシェルの処置にあたるシーンで。
♪"Going Home" The Bony King of Nowhere
ウェスを見守るヴァイオレットの姿に、ピートが彼女の良さを思い出し、アメリアの家を訪ねたシェルダンが、彼女を叱責すると同時にミシェルが命を取り留めたことを報告、アメリアが泣き崩れるシーンで。
♪"Just You" Amy Stroup
エンディング、クーパーが父親であることをメイソンに告白し、アディソンがセラピストに対し「希望を抱くことを学んだ」と語るシーンで。

2013.2. 6|エピソードガイド、プライベート・プラクティス5|コメント(0)トラックバック(0)

1月30日(水) #4「しがみつく記憶」

04事故で脳に損傷を負って重度の前向性健忘症になり、事故後に起きたことを覚えていられなくなったジョディ。妊娠していることすら忘れる彼女に夫ザックは嫌気が差して離婚を考えていたが、元主治医のヴァイオレットはこれに反対し……。一方、クーパーは健康診断と称してメイソンと対面し、我が子だと確信。心臓発作でトラウマを抱えたピートは、やり場のない怒りをヴァイオレットにぶつけ続ける。


●事故のせいで記憶をとどめられなくなった患者ジョディ
交通事故で脳損傷を負って以来、重度の前向性健忘症になったジョディ。事故後に起きたことは長期間記憶できず、何を教えられてもすぐに忘れてしまいます。事故に遭ったのは、自分が妊娠していることに気付く前だったことから、大きなお腹を抱えているというのに、自分が妊婦であることすら何度教えられようとも忘れてしまうのです。夫のザックはそんなジョディとの生活に疲れ、ジョディの出産後は子どもを引き取り離婚すると宣言。事故の前、二人がいかに愛し合っていたかを知る元主治医のヴァイオレットは、断固として離婚に反対しますが、医師免許を停止されているためザックと直に話ができず。アディソンにザックの説得を頼みます。でも、ザックの決意は固く……。
やがて、産気づいたジョディ。自分の置かれている状況が把握できず、分娩室でパニックに陥ります。ザックは分娩室に入ることをためらっていましたが、アディソンの説得に応じ、途中から出産に立ち会います。二人が知り合った頃の話をしながらジョディを励ますザック。そしてそんなザックの励ましに応え、ジョディはついに男の子を出産。でも、彼女の産みの喜びは持続せず、かわいい我が子を前にしていても、それが誰の子かすぐに忘れてしまうのです。何て切ない……。そんなジョディと毎日向き合うザックの心が疲弊するのは当然のこと。個人的には、ジョディと別れるという結論に至ったザックのことを責めることはできないと思いました。……が、驚くのはここから。ザックは息子の誕生に心を打たれ、できる限りジョディと夫婦でいようと決めるのです。「限界が来るまで、何度でも息子をジョディに紹介し、ジョディを息子に紹介し続ける」というザックの言葉には、心底胸を打たれました。

 

●息子のメイソンと対面するクーパーと実父確定検査をするシャーロット
クーパーに実は子どもがいると告げられたシャーロット。思ったよりも冷静に事実を受け止めているように見えましたが、どうも、クーパーが騙されているに決まっていると思っていたみたい。今になって突如現れ、「息子の父親はあなた!」と言い出したエリカのことを信用できないと思うのは、ある意味当然ですよね。
でも、健康診断と称してメイソンと初対面したクーパーは、彼の好みや言動があまりにも自分に似ていることから我が子に違いないと確信。ついに自分にも血縁の家族ができたかもしれないと、すっかり舞い上がります。
一方で、そんなクーパーの姿を見て、彼が傷つくことになったらかわいそうだと考えたシャーロット。エリカを呼び出して彼女に高額の小切手を渡すと、2度とクーパーの前に現れないよう警告します。エリカはお金目当て、シャーロットはそう見ていたわけです。でも、エリカは後にクーパーのオフィスを訪れると、シャーロットに渡された小切手を怒って突き返します。でも、シャーロットはまだ疑いを拭い切れず。結局、率先して実父確定検査をします。その結果、やはりメイソンはクーパーの実子であることが判明するのです。
シャーロット、クーパーのことを心配してエリカを遠ざけようとしただけなのに、クーパーからは「惨めなサイテー女」とまで言われて何だか気の毒でした。この先、クーパーを通してシャーロットはメイソンとどう関わっていくことになるんでしょうか?

 

●ヴァイオレットへの態度を軟化させるピート
心臓発作以来トラウマを抱えるピートは、やり場のない怒りをヴァイオレットにぶつけ続けます。シェルダンもシェルダンで、自分に引き継いだ患者についていちいち口出ししてくるヴァイオレットにイライラを募らせます。おかげで、ヴァイオレットは夫からも攻撃されるわ、シェルダンとは対立するわで疲労困憊気味に……。でも、最終的には、すっかり打ちのめされたヴァイオレットの姿を見て彼女に同情したシェルダンは、怒りの矛先を変えるようピートに忠告。ルーカスの幸せについて改めて考え直したピートは、ヴァイオレットへの態度を軟化させます。このまま、ピートとヴァイオレットの仲が修復されるといいのですが……。

 

●不妊治療への不安をサムに打ち明けるアディソン
妊娠したらサムに捨てられるのでは……との不安から不妊治療に踏み切れないでいるアディソン。その件でジェイクに相談を持ちかけようとしますが、「あなたのこと何も知らないのに、サムに言ったことがないことをあなたに言うなんて何だか変な気がする」とためらいを見せます。ジェイクはそんなアディソンに自分の生い立ちを矢継ぎ早に説明して聞かせると、「直感を信じればいい」とアドバイス。その言葉に背中を押されたアディソンは、何を不安に感じているか、その気持ちを素直にサムに打ち明けます。サムもまた、そんなアディソンを受け止めるのでした。

 

さて、次回は前シーズンに登場したアメリアの親友ミシェルが再登場。イタリア旅行から帰国した彼女はすでにハンチントン病を発症しており、約束した通り安楽死に手を貸してほしいとアメリアに頼みます。ただでさえ自分のアルコール依存の問題を抱え不安定なアメリア。彼女にミシェルの依頼は荷が重すぎるように思うのですが……。次回の展開が気になります。


【鑑賞MEMO】
『女か虎か?』

F・R・ストックトンによる短編小説。ストーリーの中に用意された謎に明解な答えを与えないまま終了するリドル・ストーリーの典型。あらすじは、以下の通りです。
「王女とある若者の交際に腹を立てた国王が、開けると人間を瞬時にむさぼり食う虎がいる扉と、美女がいる扉の二つを用意し、若者にどちらかを選ばせるという処刑にかけることにしました。そして王女は、虎の扉、美女の扉がどちらか必死で事前に突き止めました。若者が虎がいる扉を開ければ、その場で彼は食い殺されてしまいます。でも、美女がいる扉を開けた場合は、若者は許されてその美女と結婚することになる……。さて、王女はどちらの扉を若者に指し示したでしょう?」
なお、芥川龍之介の『藪の中』もリドル・ストーリーの代表の一つです。


【今回のゲスト】
ジョディ役は、「マット・ルブランの元気か~い?ハリウッド!」でキャロル・ランスを演じているキャスリーン・ローズ・パーキンス。
ザック役は、「24 -TWENTY FOUR-」のシーズン7にライアン・バーネット役で複数話出演、「TOUCH/タッチ」へのゲスト出演の記憶も新しいエイアル・ポデール。


【注目のセリフ】
「ジョディはいい人。でも夫からしたらオウムと暮らすようなもん」by アメリア
 ……辛辣!!
「悪いけどアディー、あなたに結婚の誓いとか語る資格ある?」by アメリア
 ……またまた辛辣!!
「彼女は骨をくわえた犬と同じ。絶対諦めない。だからどっかで無視するしかない」by ピート
 ……ピートもピートでヴァイオレットに対して当たりがキツ過ぎ!
「確かに君の夫はバカだよ。父親になれると思うだけで浮かれてる。それほど子どもが欲しいのにずっと我慢してた。君を愛したがために!僕は大バカだ。惨めなサイテー女と結婚した!」by クーパー
 ……いきなり子どもがいたと告げられたシャーロットだって、ある意味被害者なのにこの言いようって……。


【曲情報】
♪"Civilian" Wye Oak

オープニング、アディソンがセラピストに『女か虎か?』について話し、前向性健忘症のジョディとアディソン、ジョディの夫のザックとシェルダンが話しをするシーンで。
♪"Already Yours" Bahamas
クーパーがメイソンのことをヴァイオレットに話し、シェルダンがアメリアにヴァイオレットのことを愚痴るシーンで。
♪"Move A Little Faster" Dionne Bromfield
ジェイクとサムがバスケしながら話すシーンで。
♪"Emphasis" Sleeping At Last
エリカからシャーロットが渡した小切手を突き返されたクーパーがシャーロットに怒りをぶつけ、ザックが限界までジョディと夫婦で居続けるという決意をアディソンに伝えるシーンで。
♪"Wires" Sleeping At Last
エンディング、ピートがヴァイオレットへの態度を軟化させ、シャーロットがクーパーに実父確定検査の結果を伝え、ジェイクに背中を押されたアディソンが「子どもができたら振られないか心配」とサムに打ち明けた後、セラピストに『女か虎か?』の話の続きをするシーンで。

2013.1.30|エピソードガイド、プライベート・プラクティス5|コメント(0)トラックバック(0)

1月23日(水) #3「心に残された荷物」

03ジェイクは生まれつき子宮がないニーナという患者に彼女の祖母の子宮を移植しようとするが、アディソンから「実験的でリスクが高い」と反対されてしまう。心臓発作を起こしたピートへの心配と育児で疲れ気味のヴァイオレットは、次第に家庭でも外でも孤立していき……。一方、ピートも悩みを抱えていた。ヴァイオレットとの久々のセックスにもどこか距離を感じたという彼に、シェルダンは何かを恐れているのではないかと指摘する。


●生まれつき子宮がない患者に祖母の子宮を移植しようとするジェイク
クリニックの一員となったジェイク。生まれつき子宮がないニーナという患者に祖母の子宮を移植しようと、アディソンにも協力を頼みます。当初アディソンは、実験的でリスクが高いという理由からオペに反対しますが、どうしても自分の子を産みたいと願うニーナの覚悟のほどを知ると、オペに協力することに。自分も不妊治療に踏み切ろうとしているアディソンですから、ニーナの気持ちを汲みたくなるのは当然のことかもしれません。
こうして、ニーナはいよいよオペを受けることになるのですが、実際のオペでは出血を起こし、子宮移植は成功せず。ニーナの命を優先してオペを断念したジェイクは、術後、オペの失敗に絶望するニーナに、「子どもは代理母に頼んでもいいし、養子をもらうこともできる。一番大切なのは、その子を心から愛すること」とアドバイスするのでした。この一連のジェイクの言葉、なかなか良かった!「女を知るのが僕の仕事」と豪語するだけのことはあるなという印象でした。

 

●ピートへの心配と子育てで疲弊気味のヴァイオレットがママ友の会に参加!
心臓発作を起こしたピートへの心配と育児とで疲弊気味のヴァイオレット。クーパーに頼んで“ママ友”を紹介してもらい、ママ友の会に参加します。でも、ヴァイオレットと専業主婦のママたちじゃ、話が合うわけがない!早期教育の話題にもついていけなければ、子育ての悩みにも医学的な一般論を持ち出すわで、一気にママ友たちに敬遠される存在に。家庭でも外でも孤立状態となったヴァイオレットは、気分転換に髪の毛をばっさり切ると、アディソンをランチに誘い出します。アディソンとは友達という関係ではなかったものの、思わず彼女に愚痴を言うヴァイオレット。ナオミと離れて寂しい思いをしているアディソンも、ちょっとした悩みを相談できる友達が欲しいわけで、二人は友達になろう!と意気投合するのでした。
ヴァイオレットとの付き合いは長いのに、ここにきてあらためて友達になろうと宣言し合うなんてちょっと不思議な感じもしましたが、とにかくヴァイオレットもアディソンも、身近に友達ができたのはいいこと。二人の友情が今後どう育まれていくのか楽しみです。

 

●シェルダンに悩みを打ち明けるピート
サムから「身体機能に問題はない」とお墨付きをもらったピート。ヴァイオレットと久々にセックスをしても、どうも心が通じ合わない……。ヴァイオレットに、誰かに悩みを相談するよう言われて以来、身近にいるシェルダンに話をするようになっていたピートは、その思いを彼に相談。今自分が感じている感覚が、13歳の頃、里親の家で先にもらわれていた兄弟から暴行を受けた時の感覚と似ていると打ち明けます。そして、「何かを恐れている」とシェルダンに指摘されたピートは、自分がルーカスの成長を見ずに死ぬのではないかという恐れを抱いていることをヴァイオレットに打ち明けるのでした。
こうして、ようやくピートのイライラの原因が見えてきたわけですが、なかなか対処が難しい問題ですから、どうしたらいいものか……。

 

●断酒が続けられないアメリア
今度こそ酒を断つと断酒会で誓うものの、ジェイクから挨拶代わりに贈られた高級ワインのボトルを手放すことができないアメリア。自分を心配してくれているシャーロットにもつっかかるばかり。こちらもどうしたらいいものか……。

 

●クーパーに息子がいたことが発覚!!!
臍帯血を不正入手した件でシャーロットとのわだかまりを解けずにいるクーパー。あの場は何とか双方を丸く収めたシャーロットも、内心ではまだクーパーへの怒りが収まらず、謝るクーパーを拒絶し続け、最終的には、夫の前でまで管理者の役をやらされることが悲しいと心情を吐露します。シャーロットの気持ちを知り、あらためて反省したクーパーは、二度とシャーロットを板挟みにしないと宣言。ようやくシャーロットの留飲も下がるのですが、ここでとんでもない事実が発覚します。何と、エリカという女性がクリニックにやって来て、8歳になる自分の息子の父親はクーパーだと言い出したのです! 「グレイズ」でもマークに娘がいたことが発覚したなんてことがありましたが、こちらでも同じようなことが。この話を知ったシャーロットがどんな反応を見せるのか気になります。


【鑑賞MEMO】
子宮移植の前例

世界初の子宮移植は、2002年のサウジアラビアでの事例。オペそのものは成功したものの、施術後99日目に子宮内に血栓が発生し、最終的には子宮を取り除かなくてはならない事態となりました。
2007年には、アメリカのニューヨークダウンタウン病院で、死者から提供された子宮を患者に移植することを院内の倫理委員会が承認したとの報道があり、物議を醸しました。そして2011年、トルコで死者から子宮欠損症の女性への子宮移植が成功。2012年には、スウェーデンで母から娘への子宮移植が成功したと報道されています。
ただし、子宮移植を受けた女性が妊娠・出産をしたという事例はまだないようです。


【今回のゲスト】
エリカ役は、「アンジェラ15歳の日々」のレイアン・グラフ役のA・J・ランガー。


【注目のセリフ】
「何で俺が? タバコは吸わないし運動もしてる。肉と乳製品を減らし、コーヒーはディカフェ。その上、ブロッコリーも食ってる。嫌いなのに」by ピート
 ……ピートがブロッコリー嫌いだったとは!
「医局長兼風紀委員長? 忙しい人ね」by アメリア
 ……アメリアを心配しているからこそ、時には厳しい目を向けるシャーロットなのに、こんな風につっかかるなんて。
「みんなに聖アンブローズの魔女だと思われてる。いいの、それは別に構わない。仕事だから。みんなに好かれなくてもいい。でもあなたは夫なの。夫の前でもボス役をやらせないで」by シャーロット
 ……シャーロット、魔女呼ばわりされてるの!?


【曲情報】
♪"Sad Sad City" Ghostland Observatory

オープニング、アディソンが「サムは特別」とセラピストに話し、断酒会に出たアメリアが「今度こそ酒を断つ」と宣言するシーンで。
♪"Dim Lit Girl" The Old States
ヴァイオレットとピートがセックスするシーンで。
♪"On The Other Side" The Rocketboys
エンディング、不妊治療の話を共有したいというサムにアディソンが「大丈夫」と答え、ピートが死への不安をヴァイオレットに伝え、アディソンがサムの善良さが自分を変えたとセラピストと話し、エリカが自分の息子の父親はクーパーだと、クーパー本人に告げるシーンで。

2013.1.23|エピソードガイド、プライベート・プラクティス5|コメント(14)トラックバック(0)

1月16日(水) #2「裏切りに揺れて」

02サムと同棲を始めたアディソンと、病院の求人に応募してきたジェイクがまさかの再会。面接ではジェイクがサムの知り合いだと分かり、採用の有力候補になる。一方、クーパーの患者で白血病の少女ケリーは、父親から骨髄移植を受けるも完治せず、残る望みは臍帯血移植だけとなる。しかし、公的な臍帯血バンクには適合するものがなく、クーパーは思い切った行動に出る。また、断酒中のアメリアは、シャーロットから依然としてオペの許可が出ないことに失望し……。


●アディソンとサムが同棲を開始! ジェイクがクリニックの求人に応募!
周りのみんなにも、よりを戻したことがバレバレなアディソンとサム。ついに二人はサムの家で同棲を始めます。これにより、アディソンの家はアメリアが借りるかたちに。
そんな中、ナオミの後任を募集中のクリニックに、何とあのジェイクが応募してきます! ジェイクに不妊治療を頼むのは諦め、ほかの専門医にかかるつもりだったアディソンですが、まさかこんなかたちで彼と再会することになるとは……。しかも面接の場で、実はジェイクとサムが昔からの知り合いだったことが判明! ただでさえ評判のいい医師であるジェイクは、クーパーをはじめクリニックのメンバーたちとも意気投合し、一気に採用の最有力候補者となります。複雑なのはアディソン。だって、サムはジェイクとのデートのことはまったく知らないわけで。もちろん、アディソンがジェイクとデートしていたのは、サムと別れていた時期ですから、何もアディソンが後ろめたく思う必要はないのかもしれませんが。
一方、なかなか採用の結果を告げてもらえないジェイクは、サムとアディソンが恋人同士だと知ると、「採用されたら絶対に口説いたりしない」とアディソンに宣言。もはや、ジェイクを拒否する理由をなくしたアディソンは、最終的に彼の採用を決めるのでした。

 

今シーズンは、アディソンとセラピストの語りをうまくエピソードの内容とからめる演出がとられています。そして、今回のアディソンは、セラピストに「私、幸せ」と語っていましたが、ヴァイオレットが指摘していたように、恋人であるサムとの子どもは諦めつつも彼との関係を続け、さらに精子バンクを使って母になるだなんて、そう簡単なことじゃないはず。今は順風満帆に思えても、アディソンがこのまま傷つかずにいられるとは思えなくて……。しかも、あのジェイクがクリニックの同僚になるだなんて。何だか波乱の予感がしませんか?

 

●同意書のサインを偽造し、少女に臍帯血移植をしたクーパー
クーパーの患者で白血病の少女ケリーは、父親から骨髄移植を受けるも病状が回復せず。残された治療法は臍帯血移植だけとなります。しかし公的な臍帯血バンクに適合するものはなく、思い詰めたクーパーは民間のデータにシャーロットのパスワードを使って不正アクセス! 適合する臍帯血を保管するウェストン夫妻に会いに行き、臍帯血を提供してくれるよう直談判します。しかし、夫妻は提供を拒み……。
でも、諦めきれないクーパーは、何と同意書のサインを偽造して移植を敢行! もちろん、それを知った夫妻は怒り、病院に怒鳴り込みます。当然、クーパーの不正を知ったシャーロットも激怒! クーパー、いくらケリーのためとはいえ、ちょっと暴走しすぎました……。
でも、クーパーを愛しているシャーロットは、ウェストン夫妻と、彼らの息子の臍帯血のおかげで救われたケリーとその家族を引き合わせることで、夫妻の怒りを静めます。このシャーロットの絶妙なフォローは、実にお見事! クーパーはシャーロットに救われ、ケリーはクーパーに救われ……で今回は一件落着しましたが、クーパーはもう少し自制心を持たないと危険かも。

 

●復帰したピートはヴァイオレットにイライラ!
予定より3週間早く職場に復帰したピート。闘病のストレスで感情的になり、ヴァイオレットに当りまくり。しまいには「目障りなんだよ!家に帰って息子の面倒をみろ!」と彼女を怒鳴りつけるという横暴ぶり。まあ、ピートの言い分にも一理ありましたが。でも、これじゃ彼の精神状態をヴァイオレットが案じるのも当然です。ヴァイオレットは、セラピーを受けるようピートに勧めるのですが……。
この夫婦の関係も、実に微妙。修復は可能なの!?

 

●断酒しているアメリアは……
1カ月の断酒を続けているアメリア。しかし、シャーロットは依然として彼女にオペの許可を出しません。信頼を失ったと感じたアメリアは、やりきれない思いをシェルダンに吐露。アメリアを心配するシェルダンは、「ルール違反を罰するだけでは解決にならない」とシャーロットに助言します。結局、シャーロットは、アルコール検知器でアメリアがしらふだと確認することでオペを許可。アメリアも一安心するのですが……、実はアメリア、お酒をやめてはいませんでした。このままでは、行き着くところまで堕ちてしまいそうな勢い。今後の彼女が心配です。


【鑑賞MEMO】
臍帯血バンク

白血病をはじめとする難病の治療に有効な臍帯血(赤ちゃんと母親をつなぐへその緒の中の血液)を凍結保存する機関のこと。公的バンクと民間バンクがあり、臍帯血を必要とする第三者に無償で提供するのを前提としているなら公的バンクを、自分の子どもや自分たち自身のために臍帯血を保存したい場合は民間バンクを利用することとなります。なお、公的バンクの費用は無料ですが、民間バンクでは手数料を支払う必要があるほか、定期的に保管料も支払い続ける必要があります。
また、日本の場合、公的バンクに臍帯血を寄付する場合は、「日本臍帯血バンクネットワーク」と提携した病院での出産が必要です。


【今回のゲスト】
ウェストン夫妻の夫ロバート役は、「プロビデンス」のジェリー役や、映画『ザ・ラスト・エクソシズム』などで知られるパトリック・ファビアン。


【注目のセリフ】
「でも、あの時のことは誇りに思ってる。愛のために闘った。ウルシにかぶれてまで。結局負けたけど、本気で闘った」by アディソン
 ……“ウルシかぶれ”は、「グレイズ・アナトミー」シーズン2の#19「戻れない関係」でのエピソード。懐かしい!
「でも、ナイチンゲール並みにあれこれ世話を焼かれたら、エロいナース服でも着てない限り、男は嫌になる」by クーパー
 ……今回は暴走したクーパーだけれど、この意見はごもっとも。
「酔って患者の脳にメスを入れる外科医に、臍帯血を盗む医師。だから、その人たちを何とかできるって話じゃなきゃ、後にして!」by シャーロット
 ……このセリフだけ聞いたら、聖アンブローズの患者たちは揃って逃げ出したくなるはず。
「精神科医として思うことを全部言ってたら『だから言ったでしょ』が口癖の友だちになる」by シェルダン
 ……確かに、そんな友だちは勘弁。
「嘘みたい。これって妄想かもしれないけど、正直な話、久しぶりに素直に思えるの。私、幸せ」by アディソン
 ……妄想ではないと思いたいけれど……。


【曲情報】
♪"The Balcony" The Rumour Said Fire

オープニング、アディソンがセラピストと話すシーン、同棲を始めた裸のアディソンとサムが、窓越しにアメリアと対面するシーンで。
♪"Free" The Rumour Said Fire
ビリヤードをしながら、サムとクーパー、ジェイクがバーで酒を飲み、アメリアの件で、シェルダンがシャーロットに助言するシーンで。
♪"Telegram" Buried Beds
エンディング、アルコール検知器の結果が陰性だったためシャーロットにオペを許可されたアメリアが自宅でワインを飲み、夕食とコンドームを買って帰って来たサムにアディソンがジェイクを採用したことを報告し、アディソンがセラピストに「私、幸せ」と語るシーンで。

2013.1.16|エピソードガイド、プライベート・プラクティス5|コメント(0)トラックバック(0)

1月9日(水) #1「運命の悪戯」

01ヴァイオレットがニューヨークに向かった夜、ピートは当直だったにもかかわらず病院に現われなかった。ヴァイオレットの件で落ち込んでいるのだろうと、彼を励ましに家を訪ねたクーパーは、倒れているピートを発見。すぐに救急搬送し、サムがバイパス手術を行うことになる。ピートには脳出血の徴候も見られ、サムはアメリアを呼び出すが、彼女は酔って転んで手を切り、自ら傷を縫合した直後だった。その頃、ヴァイオレットは空港で、夫から暴力を受けている女性と知り合いになっていた。


●倒れたピートは何とか無事
ヴァイオレットがニューヨークへ行くと言って家を出た夜、自宅で倒れてしまったピート。当直にも関わらず病院に姿を現さず、落ち込んでいるのかもしれないと心配したクーパーは、励まそうと彼の家を訪ねます。そして、倒れているピートを発見! クーパーはすぐさまピートを救急搬送。すぐにバイパス術を行うことにしたサムは、脳出血の疑いもあったためアメリアを呼び出します。
実はその時、アメリアは院内にいました。酔って転んで手を切ったため自ら傷を縫合していたのです。アメリア、すっかり酒浸りの様子。シャーロットは手のケガを理由にアメリアには執刀させないつもりでしたが、別の医師を待っていればピートの命に危険が……。やむなく執刀を許可します。

 

その頃、搭乗便の出発遅延でまだ空港にいたヴァイオレット。携帯電話の充電切れで外部と連絡が取れず、ピートが倒れたことをまだ知らずにいました。そして、同じ便を待つジョアンナという女性と会話し、彼女が夫に暴力を振るわれたためロスに里帰りしていたものの、迎えに来た夫に連れられてニューヨークの自宅へ戻ろうとしていることを知ります。もちろん、こんな話を聞いたらヴァイオレットの精神科医魂に火が付かないはずがありません! ヴァイオレットはジョアンナを放っておけず、何とか彼女の力になろうとします。暴力的な夫を正当化しようと必死なジョアンナは、ヴァイオレットの好意を突っぱねますが、いてもたってもいられないヴァイオレットは、最終的に「家に帰っちゃダメ」と言って自分の名刺を彼女に託します。すると、そこに空港の職員がやって来ます。クーパーからの電話を取り次ぐためです。ここで初めてピートが倒れたことを知ったヴァイオレットはすぐさま病院へ。

 

結局、オペは成功し、ピートは回復を待つ身となります。ヴァイオレットはピートと再会し、勝手な行動を謝罪。ルーカスを連れて家路に帰ることに。その途中、ロスに留まることにしたジョアンナから電話をもらうのでした。

 

……というわけで、何とか無事だったピート。オペの影響で、強引に出版記念ツアーへと出かけて行ったヴァイオレットに対しても「きれいだ。愛してる!」とハイテンションでしたが、正気に戻った時、いったい彼女のことをどう思うのやら……。ピートとヴァイオレットの間にできた溝は、簡単には埋められない気がします。だって、夫が倒れているというのに、それも知らずに空港で見ず知らずの女性のために懸命になる、それがヴァイオレットですから。人のためになりたいと懸命なところが彼女の長所ですが、家族としては、どっちを見てるんだ!? って言いたくなる場面がしばしば。きっとピートも、ヴァイオレットに対してはいろいろ思うところがあるはず。父親が倒れて苦しむ姿を目の当たりにしたルーカスもかわいそうでしたし(ルーカスが心配だからと言って、「もしピートが亡くなったら」という話をルーカス本人の前でするアディソンもどうかと思いましたが……)。

 

一方で、アメリアのアルコール依存の問題も心配です。過去にも同様の問題を抱えていた彼女ですから、いったんタガが外れれば、あっという間に転落してしまいそうで……。薬物依存を乗り越えた経験のあるシャーロットは、本気でアメリアのことを心配しているのに、それも今のアメリアには届いていないみたい……。
それにしても、シーズンを重ねるごとに、シャーロットがこの番組の“常識”に見えてきます。彼女が心ない人間だと言われていたなんて、もはや信じられません!

 

そうそう、酔った勢いでアメリアにキスされたシェルダンは、ずいぶんと彼女のことを心配していました。前シーズンは「大人の女性を求めている」とアメリアの誘いを断っているシェルダンですが、まさか心境に変化が!?

 

●“パイナップル男”は不妊治療専門医!
サムとよりを戻したのはいいけれど、「神は人間の計画を笑う」と言う通り、なかなか思い通りにいかない自らの人生に悩むアディソン。その心境を精神科医に打ち明けます。そして、サムとの子どもを持つことは諦めるしかないのだと自覚した彼女は、サムの手を借りずに不妊治療で子どもを持とうと決断。不妊治療の名医、ジェイク・ライリーを訪ねます。驚いたのは、登場したそのジェイクという医師があの“パイナップル男”だったこと! 実は彼、不妊治療の世界ではかなりの有名人だったのです。アディソンは、気まずさから治療を断ろうとしますが、ジェイクはアディソンに「僕が赤ちゃんをあげる」と請け合います。さてアディソン、彼の治療を受けるのでしょうか、拒むのでしょうか!? 個人的には、デートした相手に不妊治療を頼むのはちょっと……と思いますが、アディソンは切羽詰まっていますから、彼にすべてを委ねる可能性も十分考えられます。
「生まれた子が病気でも健康でも幸せでも不幸でも、たとえ死んだとしても関係ない。その女性は決定的に、以前のその人とは違う。それから(子どもを産んでから)はずっと母親なの。私もそうなりたい」というアディソンの言葉には非常に真実味がありました。子どもを持ちたいと思いながら、年齢的に瀬戸際に立たされている女性なら、このアディソンの言葉には、きっと共感するところがあるんじゃないかと思います。

 

アディソンの子作り、これも今シーズンの大きなテーマの一つになりそうです。そして、ジェイクがアディソンの人生にどう関わっていくことになるのか、も……。


【今回のゲスト】
ジョアンナ役は、「ブレイキング・バッド」のマリー・シュレイダー役のベッツィ・ブラント。
ジョアンナの夫役は、「ER 緊急救命室」のマイヤーズ役や、「CSI:マイアミ」へのゲスト出演などで知られるマイケル・B・シルヴァー。


【注目のセリフ】
「神は人間の計画を笑う」by アディソン
 ……母ビジーがよく口にしていたというこの言葉。まさに今回のエピソードのキーワード。
「でも、それが結婚でしょ? もめて、仲直りして、忘れて、またもめる」by ヴァイオレット
 ……これをピートが言うなら分かるけれど、自分でこう言い切っちゃうヴァイオレットって……。
「僕が赤ちゃんをあげる」by ジェイク
 ……大胆なセリフ!


【曲情報】
♪"I Don't Really Care ft. Rae" Miss Eighty 6

アディソンとベッドにいたサムが、病院に呼び出され、バーで飲んでいたアメリアが、転んで手にケガをするシーンで。
♪"Space and Time" Alex Cornish
空港でヴァイオレットとジョアンナが会話し、ピートの家を訪ねたクーパーが倒れた彼を発見し、救急車を呼ぶシーンで。
♪"Rely" Alex Cornish
アディソンがルーカスのことが心配だとシェルダンに話し、空港でジョアンナに自分の名刺を渡した直後、クーパーからの連絡を受けたヴァイオレットが急いで病院に向かい、クーパーとシャーロットが自分たちの“もしもの時”について話すシーンで。
♪"Aways A Way" Alex Cornish
エンディング、セラピストを前に、アディソンが母親になりたいと訴えるシーンで。

2013.1. 9|エピソードガイド、プライベート・プラクティス5|コメント(1)トラックバック(0)

5月30日(水) #22「変わり行くオトナたち」

Bamen22_01サムと別れて孤独に苦しむアディソンは、精神科医から「変化は起こすもの」とアドバイスを受ける。一方、医事審議委員会によってヴァイオレットの医師免許は停止され、ほかのメンバーたちも調査の対象に。クリニックは存続の危機に陥る。そんな中、シャーロットはレイプの被害者を診察。クーパーは、8歳の若年型クラッベ病の少女に造血幹細胞移植を行う。また、ワシントンDCへの出発を延期したファイフは、一緒に来てほしいと再度ナオミに頼むが……。

Wowow_talk_2

 


●変化は自分で起こす!アディソンが一念発起
サムと別れて孤独に苦しむアディソン。精神科医から「変化は起こすもの」と言われた彼女は思いきった行動を起こします。何と、スーパーで偶然出会った男性(パイナップル男?)と、互いの名前も職業も明かさぬままデート&キス! そして彼からフィジーでのバカンスに誘われると、リゾートファッションに身を包んで空港へと向かいます(空港にはヴァイオレットもナオミもいるという偶然! 二人が空港にいる理由は↓で)。
しかし、アディソンはフィジー行きを思いとどまりました。「変化は起こすもの」だと肝に銘じた彼女は、現在のクリニックを解体して新たなクリニックを立ち上げ、万全の態勢で医事審議委員会と闘うべきだとみんなに提案。さらには、「子作りは諦めないけれど、シングルマザーとなる自分を受け入れてほしい」とサムに持ちかけ、彼とよりを戻します。これで、次シーンズンも“アディサム”の関係が続くことに。
では、パイナップル男はどうなるの!? 彼は次シーズンからレギュラー入りとなります。ここで彼の素性を明かすのはやめておきますが、“中の人”についてちょっと触れておきますね。演じているのは、ベンジャミン・ブラット。ジュリア・ロバーツとの交際で浮名を流したこともある俳優です。彼の加入が、どうストーリー展開に関わっていくのか、次シーズンが楽しみです。

 

●レイプ事件の被害者と向き合うシャーロット
病院に運ばれてきたレイプ被害者のケイトランを診察することとなったシャーロット。まるで、あの時の自分そのもののケイトランを前に、どこまで患者に踏み込むべきか悩みます。そして、最終的には自身の経験を告白し、「必ず乗り越えられる」と彼女の手を取り……。
今シーズン、衝撃的で重い出来事が多過ぎて、シャーロットの事件もずいぶん過去のことのように感じられるほど。だからこそ脚本家側は、ケイトランという患者を登場させることで、あの事件についてあらためて考える機会を与えようとしたのかもしれませんね。

 

●若年型クラッベ病を患う8歳の少女マリサ
若年型クラッベ病を患う8歳の少女マリサ。クーパーらは、延命の可能性がある造血幹細胞移植に踏み切りますが、マリサは激しい薬物アレルギーを起こし植物状態となってしまい……。目覚める見込みのないマリサを前に、父親ジェイソンは「娘を楽にしてやりたい」と安楽死を望みます。クーパーもジェイソンの望みを叶えてやるべきか悩みに悩みますが、出した答えは「やはり安楽死させてやることはできない」というもの。クーパーは「最期までマリサを愛し続けるのが父親の務め」とジェイソンを励ますのでした。
いつも患者を救うことに全力を注いできたクーパー。彼の医師としての信念がよく表れていた点は評価したいのですが、この両親も難病のマリサも気の毒過ぎて、やり切れなさが残ったことは否定できません。

 

●ナオミとファイフが結婚へ!
ワシントンDCへの出発を延期したファイフ。再度一緒に来てほしいとナオミに頼みます。もちろん、ファイフと行きたい気持ちがあるナオミですが、コロンビア大に進学するマヤ、孫のオリヴィア、引き取ったばかりのベッツィー、クリニックのトラブルなど、目の前には問題が山積み。泣く泣くロスにとどまることにします。けれども、ナオミの葛藤を知ったサムは、「君は愛されていい」とファイフの元へ行くべきだとナオミの背中を押します。その言葉に、ようやく決心を固めたナオミは、ファイフを追いかけて空港へ。ナオミが来ると見込んで飛行機に乗らずにいたファイフは、その場でナオミにプロポーズ。ナオミは、マヤの引っ越し先であるニューヨークで暮らすことを条件に「イエス」の返事をするのでした。
実は、これでナオミの登場は最後。ナオミ演じるオードラ・マクドナルドは今シーズンを持って降板となります。家族と過ごす時間を増やしたいという思いが、彼女に降板を決心させた模様。今年に入り、かねてより交際していたブロードウェイ俳優のウィル・スウェンソンと婚約するなど、プライベートもますます充実しているオードラ。円満な降板なだけに、今後のゲスト出演に期待したいです。

 

●ついにお酒に負けたアメリア
酒への渇望に負けたアメリア。シャーロットからの断酒会への誘いを断り、ついに酒を飲んだ直後に執刀。それを知ったシャーロットは彼女から病院で執刀する権限を剥奪。あらためて断酒会に誘います。しかし、そのシャーロットの友情はアメリアに届かず。その後、バーには酒をあおるアメリアの姿が……。
墜ちていくアメリア。演じているカテリーナ・スコーソンの妊娠が、次シーズンの展開に影響するのかしないのか、そのあたりも気になります。

 

●ヴァイオレットの医師免許が停止に!
医事審議委員会による調査の結果、ヴァイオレットの医師免許が停止に! 調査の対象にされてしまったクリニックのほかのメンバーたちも崖っぷち。一同は休診して対策を練ることにします。
そんな中、ヴァイオレットは本の出版記念ツアーに出かけたいとピートに切り出します。本を通して人助けをするためというのがヴァイオレットの言い分ですが、ピートはそんなヴァイオレットに「自分勝手」「現実逃避」と猛反発。けれども、相手はヴァイオレット。今回もピートの反対を無視して自分を押し通します。結局、ピートは苦々しい表情でヴァイオレットを送り出すことになるわけですが、その夜、ピートは突然苦しみ出して倒れてしまい……。ちょっと、ちょっと! 家にはピートのほかに幼いルーカスだけ。ピートはどうなってしまうの!? いずれにせよ、今回のヴァイオレットのツアー決行が、ピートとの間にわだかまりを作る結果となったことは事実。来シーズンの展開が気がかりですね。

 

ちなみに、現地アメリカではシーズン5の放送が終了した「プライベート・プラクティス」。途中で放送枠を移すなど苦戦を強いられましたが、後半で視聴率も上向き、めでたくシーズン6の製作にもGOサインが出ました! ただし、通常より短い13話の構成となり、ファイナル・シーズンになる可能性も。視聴率だけでは語れない質の高さを維持している貴重な番組だけに、シーズン6でさらなる巻き返しを見せて、もっともっと続いてくれるのを願うばかりです。

 

……で、最後になりますが、みなさん、シーズン4はいかがでしたか? 本当に重く悲惨な出来事のめじろ押しで、見ていて辛くなることも多かったことと思いますが、生きていく上で誰もがぶつかるであろう悩みや葛藤に、ここまで真摯に向き合う機会を作ってくれる番組はほかにはなかなかないもの。辛さの中に何を見つけたか、みなさんにとってのシーズン4を振り返ってご意見・ご感想をいただけたら幸いです。
→「WOWOWトーク」で語ろう! シーズン4の感想&次シーズンで気になるキャラクターは?

Wowow_talk_2

 


【鑑賞MEMO】
ラインホルド・ニーバーの祈り

「主よ、変えられぬものを受け入れる冷静さを与えたまえ。変えられるものを変える勇気を。どちらか見極める知恵を」
これは、今回、シャーロットがクーパーに教えた祈りの言葉。#7「シャーロットに何が起きたのか」でも登場した(シャーロットがCT検査の際にアメリアがともに唱えた)祈りの言葉で、アメリカの神学者ラインホルド・ニーバーによって書かれたものです。アルコール中毒者やドラッグ中毒者が集まって更生を目指す、いわゆる断酒会や断薬会で取り組まれている12段階のプログラム(Twelve Step Program)にも取り入れられています。


【今回のゲスト】
“パイナップル男”役は、「Law & Order」のシーズン6~9にレイ・カーティス役でレギュラー出演し、ジュリア・ロバーツとの交際でマスコミを賑わせたこともあるベンジャミン・ブラット。
マリサの父親役は、「ザ・ホワイトハウス」のウィル役で知られ、「グレイズ・アナトミー」シーズン5の#9「眠れない夜の過ち」では、腹痛を訴える妻に便を提供する夫セスを演じたジョシュア・マリーナ。
マリサの母親役は、「invasion-インベイジョン-」のラーキン・グローヴス役のリサ・シェリダン。


【注目のセリフ】
「自分の人生って気がしない。まるで見たくもない退屈な映画を見てるみたい。ひたすら他人の人生を救うために日々過ごしてる」by アディソン
 ……孤独なアラフォーの心境が凝縮されたセリフ。
「私の人生には仕事しかない。もし失ってしまったら何も残らない」by アディソン
 ……これまたイタいセリフ。
「10分だけ責任引き受けてあげる。だから、あなたは泣いていい」by アディソン
 ……アディソンとナオミの友情にジーン。やっぱり二人はこうでなくっちゃ。
「君は一度ルーカスを捨てて逃げた!」by ピート
 ……自分勝手なヴァイオレットについにピートも怒り爆発!
「あなたの身に起きたことは乗り越えるまでが地獄。避けては通れない。でもこれは言える。乗り越えられる。あなたは被害者じゃない、生存者だから」by シャーロット
 ……同じ経験をしたからこそ言える力強い言葉。
「幸せになっていい。君は愛されていい。だから行くべきだ。行け」by サム
 ……最後にナオミの背中を押したのはサムだった!
「私を愛してほしい。親になる私。それかせめて、今だけ愛してほしい。そうしてくれる?」by アディソン
 ……ここに“アディサム”復活。


【曲情報】
♪"Easier Said Than Done" Morcheeba

オープニング、アディソンが精神科医と話をするシーンで。
♪"Time To Go" Sara Swenson
「人生が変わると感じた」とアディソンが精神科医に話すシーンで。
♪"I Saw A Stone" The Rocketboys
クーパーがマリサの父親に安楽死させることはできないと説明し、シャーロットが自分の経験を踏まえてレイプ被害者のケイトリンを励まし、サムがファイフのところへ行くようナオミを促すシーンで。
♪"I Don't Know" Shelly Fraley
アディソンが「フィジーに行くつもり」と精神科医に話し、ピートが苦々しい表情でツアーに出かけるヴァイオレットを見送り、シャーロットが祈りの言葉でクーパーをなぐさめるシーンで。
♪"Make A Noise - Unreleased Track" Katie Herzig
エンディング、空港でナオミに偶然会ったアディソンが、ファイフの元へ行くナオミを祝福し、ナオミがファイフのプロポーズにイエスと答え、フィジー行きを取りやめたアディソンが、クリニックの解体と再建をメンバーたちに提案した後、サムとよりを戻し、アメリアがバーで酒をあおり、ピートが家で倒れるシーンで。

2012.5.30|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(2)トラックバック(0)

5月23日(水) #21「責任の矛先」

Bamen21_01ほかの病院で中絶手術を受けたというパティが腹痛で来院。実は手術は失敗しており、胎児は19週目を迎えていることが分かる。再び中絶するかどうか悩むパティに対し、中絶反対派のナオミは「産む選択肢もある」と助言するが……。一方、クリニックのメンバーの中に引き取り手がなかったことから養子に出されたデルの娘ベッツィーが、ケガをしてERに運び込まれる。検査と調査の結果、虐待の可能性が浮上するが、里親はそれを強く否定する。

Wowow_talk_2

 


●中絶手術の失敗で図らずも妊娠が継続していたパティ
他院で中絶手術を受けたパティという女性が腹痛を訴えて来院。アディソンが診察した結果、中絶手術は失敗していて胎児は19週目に入っていることが判明します。再び中絶するとなると肉体的、精神的な負担は大きく、アディソンはパティに決断を委ねます。しかし、偶然パティと対面した中絶反対派のナオミは、「お金がなくても母親になれる」と考え直すよう彼女を説得。ただでさえ動揺していたパティは、このナオミの言葉により一層悩まされることに。そして、後にナオミがパティに出産を促したことを知ったアディソンは、患者の選択権を尊重すべきだとしてナオミの勝手な干渉に激怒します。
そんな中、中絶すべきか否かで迷い続けるパティ。アディソンは電話に出ない彼女に直接会いに行き、「どんな選択をしても全力で支援する」と励まします。この言葉に背中を押されたパティは、やはり中絶を決断するのでした。
そして、いよいよオペの時。アディソンは、「子どもを望んでいる自分にとって中絶手術ほど辛いものはない。けれども、患者のためにやる」と涙をこらえながらナオミに胸の内を吐露します。このシーン、ケイト・ウォルシュ渾身の演技でしたね(吹き替え担当の唐沢さんも!)。中絶というセンシティブな問題がテーマなだけに、あのくらいの熱のこもった演技でないと、見ている側を納得させられないのかも。とはいえ、キリスト教徒の多いアメリカでは、中絶は政治の争点となるほど大きな社会問題(【鑑賞MEMO】参照)。きっと、今回のエピソードにも賛否両論があったことと思います。しかも、今回取り上げたのは後期中絶。その内容も包み隠さず番組の中で明らかにしているだけになおさら……。

 

結局、アディソンの信念に心を打たれたナオミは、反対していた中絶手術に立会い、アディソンとパティを支えました。そして、オペ後、あらためて友達に戻りたいというアディソンとようやく仲直り。手を取り合うアディソンとナオミ、二人の姿に思わずウルっときた方も多かったのでは?
→「WOWOWトーク」で語ろう!一番印象に残ったキャラクターは?

Wowow_talk_2

 

●養子に出されたベッツィーが虐待!?
クリニックのメンバーの中に引き取り手がなかったことから養子に出されたベッツィーが、階段から落ちて頭を打ち、ERに運び込まれます。検査の結果、虐待の疑いがあることが判明。里親のフィルとジーナが虐待を否定する中、ベッツィーの容体が急変。アメリアは彼女の緊急オペを担当することになります。……が、以前、デルを救えなかったアメリアは、自責の念にかられ自信喪失気味。そんな彼女をシャーロットが励まし、何とかオペは成功。しかしながら、ベッツィーは昏睡状態に……。
一方、ベッツィーのオペ中に、フィルとジーナの息子である8歳のマーシャルと話をしたシェルダンは、彼がベッツィーを虐待していたことを知ります。母親も父親も亡くし、クリニックのメンバーたちからもある意味見放されたベッツィー。里親の家で虐待に遭っていたなんて、あまりにも残酷です。中絶といった難しいテーマに挑戦するのも勇気ですが、ベッツィーをここまで不幸に描くのもまた勇気。正直言って、見ていて心が折れそうでした……。
その後、最初はマーシャルによる虐待を否定していたジーナは、マーシャルが問題を抱えていることをシェルダンの前で認め、学校で問題行動が多く友達がいないマーシャルの遊び相手を作りたいという気持ちからベッツィーを引き取ったのだと話します。そして、マーシャルに必要なのは、今以上の親の愛情と気配りであるとし、実子マーシャルを優先に考え、ベッツィーを手放すと決断。まだ目覚めぬベッツィーを残して去って行くのでした……。
こうして、ますます不幸な境遇に追いやられることとなったベッツィー。ヴァイオレットはいまだ目覚めぬ彼女に、「今度こそ諦めずに愛情を注いでくれる家族を探してみせる」と涙ながらに約束します。すると、その声に応えるかのようにベッツィーが覚醒! よかった! ベッツィーは無事に回復したのです。そして、知らせを受けて病室に駆けつけたナオミは「家にくればいい」とベッツィーを引き取る意思を表明します。これには、ベッツィーも、ヴァイオレットも大喜び。だって、ナオミが里親ならベッツィーの幸せは約束されたようなものですから。彼女の行動力のおかげで、見ているこちらもようやく救われた思いです。

 

それにしても、以前、クリニックのメンバーが誰もベッツィーの引き取り手として手を挙げなかった際、そんなみんなを責めたヴァイオレット。今度も「自分がベッツィーを引き取りたくても引き取れなかったのはピートのせい」と言わんばかりの態度でしたね。自分だけいい人でいようとするヴァイオレット、何かなあ……思いますが、それがヴァイオレットであり、このドラマの神髄。きれい事だけでは済まない、その現実をガツンと視聴者にぶつけてくるのが「プライベート・プラクティス」なんですよね。

 

一方、今回のベッツィーのオペでは相当なストレスを抱えることとなったアメリア。「あなたは力を尽くした」と、シャーロットが慣れないハグで彼女の尽力をたたえたにも関わらず、ついに、長らく断ってきた酒に手を出してしまいます。オペの前には、シャーロットに断酒会へ行くと約束していたのに……。この先のアメリアが心配です。

 

●やっぱりファイフはナオミに振られちゃった!
クーパーとシャーロットの結婚式の後、ナオミとベッドインしたファイフは「一緒にワシントンDCに行こう」とナオミを誘います。けれどもナオミは、ベッツィーを引き取ってロスに留まると決断。ファイフは結局、また振られてしまいました。でもファイフ、「迎えに来たことは後悔してない」とキッパリ。「大切なものは求めるべき、でもそれで手に入らないなら仕方ない」と潔いところを見せます。傲慢な男という印象が先行していたファイフ、元からいい人だったのか、ナオミの影響でいい人になったのか。いずれにせよ、振ってしまうには惜しい相手に見えてくるから不思議です。

 

さて、そんなこんなでいよいよ次回が第4シーズンの最終回。ヴァイオレットの医師免許が停止となり、クリニックは存続の危機に。そして、変化は自分で起こすものと悟ったアディソンは……!?


【鑑賞MEMO】
アメリカの中絶問題

アメリカでは、堕胎禁止を原則違憲とした1973年のいわゆる「ロー対ウェイド判決」により女性に産むか否かの決定権が認められる中絶の合法化が成立しています。しかしながら、堕胎を禁じる聖書の教えを信じるキリスト教徒の多いアメリカでは、中絶反対派の「プロライフ」と中絶擁護派の「プロチョイス」が今もなお対立。中絶は、政治および選挙の争点となっているだけでなく、女性の権利という観点から「フェミニズム」と「反フェミニズム」の対立の争点ともなっています。
そんな中、1993年にはフロリダ州で中絶医が射殺される事件が、1998年にはアラバマ州で中絶クリニックが爆破される事件が発生。自身を危険にさらすようなまねはしたくないという保身、あるいは宗教観、倫理観の問題から、中絶を引き受ける医師はかなり少ないのが現状です。だからこそアディソンは、患者の選択の権利を支持するという立場から、気の進まない中絶手術を引き受けたというわけです。


【今回のゲスト】
フィル役は、映画『マイティ・ハート/愛と絆』のゲイリー・ウィルメス。
ジーナ役は、「LAX」のベティ役のウェンディ・フープス。
パティ役は、ロック歌手のミート・ローフを父に持つアマンダ・アディ。


【注目のセリフ】
「養子に出すことを決めたクリニック全員(の責任)だ。こんな結果になるとは思わなかった」by サム
 ……そう、どんなに胸が痛んでも自業自得……。
「あなたは私と患者との信頼関係を壊した。断りもなく! あなたは超えちゃ行けない一線を越えた。それが分からない?」by アディソン
 ……語気を強めるアディソン。かなりの迫力。
「罪悪感に訴えて、まるで使命だって顔してた。でも一度、児童保護局に預けたら“去るものは日々に疎し”だ」by クーパー
 ……言いにくいことをズバリと言えるのも、彼がヴァイオレットの親友だからこそ。
「人口3億以上のこの国で中絶を引き受けるのはたった1,700人だから。私はその一人」by アディソン
 ……ものすごい説得力。
「あなたがいてよかった。この幸運を当たり前だなんて思いたくない」by シャーロット
 ……自分の幸せをかみしめられるシャーロットってすばらしい。
「だって私は独りだから。いつの間にか、あなたは私の手を離してた。独りってほんとサイテー。親友を取り戻したい」by アディソン
 ……確かにアディソンを見てると、独りがいかにサイテーか分かる気が……。


【曲情報】
♪"Just Stay Here Tonight" Augustana

オープニング、クーパー&シャーロット、ナオミ&ファイフ、ピート&ヴァイオレットがそれぞれカップルで過ごす中、サムが独り腕立て伏せをし、アディソンが眠れない夜を過ごすシーンで。
♪"Psalm Of A Heart" Birgit Bidder
エンディング、ヴァイオレットの語りかけに応えるようにベッツィーが目覚め、ナオミがベッツィーを引き取ると宣言、アメリアが酒に手を出すシーンで。

2012.5.23|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

5月16日(水) #20「孤独の方程式」

Bamen20_01クーパーとシャーロットの結婚式が間近に迫り、両家が一堂に会することに。しかし双方の親は互いに良い印象を持っておらず……。クリニックには、アフリカ出張から戻ったナオミが出勤。アディソンはサムと別れたことを彼に無断で彼女に報告する。また、一度ナオミに振られたファイフは、懲りもせずにストーカーのように彼女をつけ回す。一方、ヴァイオレットの守秘義務違反を調査する医事審議委員会は、クリニック全体に疑惑の目を向け始め……。

Wowow_talk_2

 


●医事審議委員会、ヴァイオレットだけでなくクリニックをも標的に!
ケイティの訴えをきっかけにスタートした医事審議委員会の調査。医師免許停止を検討されているヴァイオレットは、弁護士リチャードと必死に弁明を続けるも見通しは暗く……。しかも、アディソンやピートなどクリニックのメンバーたちとも面談した委員会のニールは、今度はクリニック全体に守秘義務違反の疑いがあると揺さぶりをかけてきます。アディソンたちは、ヴァイオレット抜きで緊急ミーティング。「ヴァイオレットには休職してもらうべき」「とにかく最優先はクリニックを守ること」と、侃々諤々と意見を交わします。このシーン、それぞれの考え方の違いがよく表れていましたね。
さて、ヴァイオレットの医師免許は守られるのか、医事審議委員会から目を付けられたクリニックはこれまで通り存続していけるのか、これは相当深刻な問題です。
→「WOWOWトーク」で語ろう! このピンチをどうやって乗り切る?

Wowow_talk_2

 

●両家の反対をおしてクーパー&シャーロットが結婚!
クーパーとシャーロットの結婚式が間近に迫り、フリードマン家とキング家の両家がロスに集まります。けれども、クーパーの両親ローレンスとマイラは、普段からシャーロットに関する愚痴を息子のクーパーから聞かされていたため(クーパー、いい歳して何でも親に話していたなんて!)、彼女のことを良く思っておらず……。これ見よがしに、旧知の仲であるヴァイオレットをもてはやします。シャーロットの母オーガスタはそんなローレンスとマイラの態度に不信感を抱くように。宗教も文化的背景も異なる両家の間の埋めようもない深い溝が、徐々に浮き彫りとなっていきます。
そんな中行われた結婚式前夜の食事会。クリニックが窮地に立たされていることもあり、出席するメンバーたちの表情は暗く、そのきっかけを作ったヴァイオレットに至っては、みんなに合わせる顔がないと欠席。とてもじゃないけれど盛り上がれる雰囲気ではありません。しかも、両家の親は結託し、新郎新婦に結婚中止を迫る始末。クーパーとシャーロットも、これには唖然でしたね。
それでも何とか迎えた結婚式当日。クーパーはお世辞にも和やかとは言えない式場からシャーロットを連れ去るという大胆な行動に出ます。そして、二人はそのまま飛行機でラスベガスに直行!二人だけで式を挙げちゃいました。クーパー、土壇場で行動力を見せつけてくれましたね。いい判断でした。
そして、残された親たちは諦めてお酒を飲み、クリニックのメンバーたちも二人のために祝杯を挙げます(断酒中のアメリアは、ジンジャーエールのつもりでシャンパンを口にし、それをグラスに吐き戻していましたが、結局、あのシャンパンを飲んでしまったんじゃ!?)。

 

とにもかくにも、こうしてクーパーとシャーロットも晴れて夫婦に。ドラマのオープニングでは、「やっぱりこの式はやめにしないか?」とクーパーがシャーロットに持ちかけるシーンからスタートしたので、一体二人の結婚はどうなってしまうのか、ハラハラしながら見進んだのですが、無事ゴールインと相成って本当に良かったです。これで今シーズンは、メンバーたちの中から2組がゴールインしたかたちとなりましたね。

 

●ナオミをつけ回すファイフに勝算あり!?
アフリカ出張に行っていたナオミが、しばらくぶりにロスに戻って来ます。アディソンは歓迎しますが、ナオミの方はつれない態度。ナオミを取り戻したいアディソンは、クーパーたちの結婚式まで別れたことを秘密にしようとサムと約束していたにも関わらず、抜け駆けしてサムとの別れをナオミに報告してしまいます。後にそれを知ったサムは怒り心頭。そりゃあそうですよね。アディソン、ずるいゾ。

 

一方、ナオミの帰りを待ち構えていたファイフは、一度振られているにも関わらず、ストーカー並にナオミをつけ回し、介護施設に入所している患者マリオンの往診に行くという彼女に同行します。マリオンはウォルターという友人を亡くしてからすっかりふさぎ込んでいる様子で、ナオミは彼女にセラピーを提案。ファイフは外科手術で鬱病を直す方法もあると勧めますが、マリオンはセラピーもオペも望んでいないと一蹴します。ナオミは、とにかく一度シェルダンにマリオンを診てもらうことにし、さっそくシェルダンは施設にマリオンを訪ねますが、「医者から子ども扱いされると余計気分が悪くなる」とマリオンは彼のことも突っぱねます。
けれども、その後に意外な展開が。あらためてマリオンに会いに行ったファイフが彼女の心を開いたのです。ファイフは、マリオンがウォルターを愛していたからこそ、彼の死をこれほどまでに悲しんでいるのだと見抜き、彼女の口から本音を引き出すと、「あなたが彼を愛していたことは、言葉にしなくても伝わっていたはず」と慰めの言葉をかけます。マリオン、このファイフの言葉に大いに救われたようです。
そして、このファイフの行いを知ったナオミは、ファイフがすばらしい人間だと再認識。思わず自分から彼にキス! ファイフ、ここにきてようやく勝算が出てきた感が!?


【鑑賞MEMO】
ラスベガスはウェディングの街

ラスベガスのあるネバダ州は、婚姻の手続きが簡単。結婚許可証を取ってから結婚式を挙げるまで1日で済ますことができます。チャペルもたくさんあり、中には24時間対応可能なところも。ドライブスルー挙式のようなユニークなオプションが多い上に、お値段も安いということで、世界中から結婚式を挙げにカップルが集うのがラスベガスなのです。
ちなみに、「グレイズ・アナトミー」のジョージとカリーが結婚したのもラスベガスでした。


【今回のゲスト】
シャーロットの母親のオーガスタ役は「ブレイキング・バッド」や「crash クラッシュ」のゲスト出演などで知られるテス・ハーパー。
クーパーの母親役は「HEROES/ヒーローズ」のアンジェラ・ペトレリ役や「NCIS:LA ~極秘潜入捜査班」のアレクサ・コメスク役でおなじみのクリスティン・ローズ。
ヴァイオレットの弁護士リチャード役は、「ビバリーヒルズ青春白書」でジェシー・バスケスを演じたマーク・エスピノザ。


【注目のセリフ】
「元ジャンキー同士、親友みたいなもんでしょ?」by アメリア
 ……依存症つながりで花嫁の付添人って……。
「悪かったよ、人情に欠けてる家庭で育たなくて」「おたくみたいに感情垂れ流しにしないからって、うちが人情に欠けてるわけじゃないわよ」by クーパー&シャーロット
 ……互いに譲らない二人。お互いに口が達者。
「僕は特別だ。分かります」by ファイフ
 ……傲慢で自信過剰だけれど、確かに良いところもあるのがファイフという人。
「大事なのは君と僕だ。それ意外のことは、親が反対していようと、同僚同士でもめていようと関係ない。結婚式は僕らのものだ」by クーパー
 ……あの沈んだ雰囲気の列席者の前で結婚しなかったのは大正解!


【曲情報】
♪"Heart & Arrow" Matt Duncan

伝統のドレスを着て見せたシャーロットが、両家の態度をめぐってクーパーと言い合うシーンで。
♪"Violin" Amos Lee
別れたことを先にナオミに話したことを怒るサムが、アディソンと言い合うシーンで。
♪"The Winter From Her Leaving" William Fitzsimmons
クーパー&シャーロットの結婚前夜のパーティーシーンで。
♪"Love Is You" Chrisette Michele
エンディング、クーパーとシャーロットがベガスで二人だけの結婚式を挙げ、残されたメンバーたちが祝杯を挙げるシーンで。

2012.5.16|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

5月9日(水) #19「静寂を破るアラーム」

Bamen19_01シアトルから戻ったアディソン。子作りに協力するつもりはあるのか、サムの答えを待つが……。一方、自伝の内容が守秘義務違反に当たるとして、あのケイティから訴えられることとなったヴァイオレット。ピートの反対を無視して、話し合いのため彼女に会いに行く。結婚式の準備を進めているクーパーは、シャーロットが元夫ビリーの写真を今も持っていることを知り不安になる。シェルダンはヴァイオレットのために、マーラを諦めたつもりでいたが……。

Wowow_talk_2

 


●守秘義務違反に当たるとしてケイティがヴァイオレットを訴えた!
いきなりヴァイオレットの元に届いた訴状。自伝の内容が守秘義務違反に当たるとして、あのケイティから訴えを起こされたのです!  あれだけのことをヴァイオレットにしておきながら、自伝の出版、広告、および販売の即刻停止を要求するとはケイティもたいしたもの。ピートは怒りが収まりません。
その後、何とか話し合いで解決したいヴァイオレットは、ピートが止めるのも聞かず、クーパーに近くまで付き添いを頼んで、ケイティに会いに行ってしまいます。ケイティは突然のヴァイオレットの訪問に驚きますが、「セラピーに通って健全に生活していたのに、本のせいで自分のしたことを周囲に悟られて辛い。あの本が出回っている限り傷は癒えない」と自身の言い分を主張します。
その夜、ヴァイオレットはケイティを訪ねたことをピートに話し、「今もケイティは自分の患者。放っておけない」と言い切ります。そんな彼女に対しピートは、「あの女はもう患者じゃない。構うな」と強く警告。家族のために目を覚ましてくれと訴えますが、このピートの言葉がどのくらいヴァイオレットに響いていることか。彼女の頑固さはかなり厄介ですからね……。
その後、今度はケイティの方が思い詰めた様子でクリニックまでヴァイオレットに会いにやって来ます。彼女にされたことが蘇り、恐怖に怯えるヴァイオレットでしたが、ケイティが発したのは意外にも「自分の問題なのにあなたを苦しめてしまった。怒るのは筋違いだった」という謝罪の言葉。これに考えさせられたヴァイオレットは、自分とマーラとの問題にシェルダンを巻き込んで彼を責めたことを反省します。そして、「マーラが好きなら付き合えばいい」とシェルダンの背中を押すのでした。

 

結局、ケイティはヴァイオレットへの訴えを取り下げました。しかし、問題はここから! 実は、医事審議委員会がすでに調査を開始していたのです。結果次第では、ヴァイオレットは医師免許を停止されることに。ヴァイオレット、大ピンチです!
→「WOWOWトーク」で語ろう! ヴァイオレットとピート、どちらに共感した?

Wowow_talk_2

 

●シャーロットの元夫が登場! 当時、彼が浮気をした理由は?
結婚式の準備を進めているクーパーとシャーロット。ひょんなことから、シャーロットが元夫ビリーの写真を持っていたことを知ったクーパーは急に不安になり、シェルダンに相談。シェルダンは、「シャーロットは元夫の浮気が自分のせいではないかと今も気にしているのではないか」と指摘し、クーパーは思い切ってビリーに会いに行きます。そして、彼をクリニックでシャーロットと引き合わせ、浮気の理由を告白させます。「結婚後にゲイだと気付いた。ほかの女性と寝たのは確証を得たかったからだ」と。それを聞いて、自分の見る目のなさにすっかり落ち込むシャーロットでしたが、後にあらためてビリーを訪ね、どうしてゲイであることを打ち明けてくれなかったのか問います。「俺だって自分がゲイだとは知らなかった」とビリー。「今回はいい男を選んでるよ」、最後に彼にそう言われたシャーロットは、今度こそ気持ちの踏ん切りがついた様子。これで、結婚までまっしぐら! といきたいところですが、今度はフリードマン家とキング家の間でトラブルが!? 次週の展開が気になります。

 

●癌に冒された妊婦ヴァル。彼女を診るアディソンは……
シアトルから戻ったアディソン。サムに突きつけた“子作りに協力するか、別れるか”という究極の選択の答えはまだもらえず……。

 

そんな中、体調不良でサムの診察を受けた妊娠25週目になるアディソンの患者ヴァルが、リンパ系の癌に冒されていることが判明。すぐに赤ちゃんを取り出して化学療法を始める必要があると分かります。しかし、25週での帝王切開となると、赤ちゃんが助かるという保証はなく……。それでもヴァルは、自分が死んでも赤ちゃんを産むと言い張ります。アディソンと夫のゲイリーは「母体を優先すべき」と主張しますが、アディソンとぎこちない関係となっているサムは「ヴァルの意志も尊重すべき」と意見。二人は、ヴァルとゲイリーの関係に自分たちを重ねて反発し合います。
そして、ヴァルはどうしてすぐに赤ちゃんを取り出すのを拒否しているのか、その理由をアディソンに話します。実は、彼女にはかつて夫ゲイリーとの子を無断で中絶した負い目があったのです。不妊治療の末にやっと授かった赤ちゃんを、今度こそは夫に抱かせてやりたいと訴えるヴァル。そんな矢先、ヴァルの体調は悪化。すぐにでも赤ちゃんを取り出して化学療法を始めないと、命が危ないという状況に。直前に、ゲイリーに秘密を打ち明けるべきだと諭されていたヴァルは、ようやくここで中絶の事実を告白。ゲイリーはショックを受けて病室を出て行き、サムはアディソンがヴァルにプレッシャーをかけて強引に告白させたと、またもや彼女の振る舞いを非難します。
その後、アディソンから「ヴァルは命を差し出して過ちを償おうとしている」と諭されたゲイリー。ヴァルを許し、彼女に帝王切開術を受けさせます。産まれた赤ちゃんが、今後健康に育つかはまだ分かりませんが、とりあえず、ヴァルとゲイリーの夫婦の間の亀裂は修復。アディソンが一役買ったかたちとなりました。

 

……で、肝心のアディソン自身は? 「これ以上待てない」とサムに迫ってはみたものの、色よい返事はもらえず。どうやら二人は別れることになるようです。それにしても、エンディングのアディソンの長ゼリフには、かなりの迫力がありましたね。彼女の切迫した思いが痛かったです。


【鑑賞MEMO】
アディソンの紺のドレスは……

今回、前半でアディソンが着用していた、胸元で切り替えのある紺のドレス。実はあのドレス、「グレイズ・アナトミー」シーズン7の#20で、カリー&アリゾナの結婚式の際にクリスティーナが着ていたのと同じドレスでした!みなさんもお気付きでしたか?


【今回のゲスト】
ケイティ役は、すでに番組ではおなじみの顔となっているアマンダ・フォアマン。


【注目のセリフ】
「連れて行きたい人ならいるよ。一緒にいると楽しくて。同僚の本をけなした人だが」by シェルダン
 ……さりげなくヴァイオレットに“俺は我慢してるんだ!”とアピール。
「私は未来に向かって進みたいの。あの本が出回ってる限り傷は癒えない」by ケイティ
 ……自分のしたことを棚に上げて、何て一方的な。
「悩みはひとりでには解決しない。悩みが深いほどね」by シャーロット
 ……時々シャーロットが精神科医に見えることが。
「祝福する。運命の出会いはそうそうないから」by ヴァイオレット
 ……シェルダンの気持ちを理解できたことについては、ケイティのおかげ!?
「体内時計がその時を刻んでる。アラームが鳴り出してる。叫んでるの」by アディソン
 ……必死で思いを伝えるも、サムの気持ちは動かせなかったみたい……。


【曲情報】
♪"We're On The Run" Gold Motel

オープニング、ロスに戻ったアディソンが、サムとの状況をアメリアに話すシーンで。
♪"Search and Destroy" Sanders Bohlke
マーラのことについてシャーロットがシェルダンにアドバイスし、アメリアがアディソンのしていることはサムの家の偵察だと指摘し、ピートがケイティに関わるなとヴァイオレットに警告するシーンで。
♪"With All My Lungs" Jason Poe
エンディング、シャーロットとクーパーが結婚式の招待状の準備を進め、医事審議委員会がすでに調査を始めていることをピートがヴァイオレットに伝え、アディソンが“もう待てない”とサムに訴えるシーンで。

2012.5. 9|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

5月2日(水) #18「家族の旋律」

Bamen18_01女子高校生3人組が示し合わせて妊娠。動揺する母親と娘たちを相互理解へと導こうと、ヴァイオレットとシェルダンはセラピーを行う。そんな中、刑務所に入っていたピートの母親フランシスが呼吸困難となり、病院に運ばれてくる。発作の原因は「刑務所から出たい」という母親のために、弟アダムが一時的に心臓病を悪化させようと飲ませた薬だった。同じ頃、14歳の天才ピアニストが脳手術を受けることになり……。

Wowow_talk_2

 


●示し合わせて妊娠した女子高生3人組
リサ、ケイシー、ジェイミーの女子高生仲良し3人組が“協定”という名のもとに示し合わせて妊娠! 動揺するそれぞれの母親と娘たちの相互理解を促すべく、ヴァイオレットとシェルダンはセラピーを行います。ところが、途中でジェイミーの母親リッキーがセラピーの中止を訴え出ます。ヴァイオレットの本を読んで、彼女が二股をかけた挙句に妊娠したことを知り、娘たちのセラピストにはふさわしくないと判断したのです。自伝が精神科医としての信頼を損なう要因になるとは思ってもみなかったヴァイオレット。シェルダンからは、「これが本を出版した代償」と指摘され、セラピーから外れるべきだと言われてしまいますが……。
その後、ケイシーが出血により緊急帝王切開を受けて出産。この時点で初めて現実を目の当たりにしたジェイミーとリサは、子どもを持つことにおじけづきます。結局、ジェイミーは子どもを里子に出すことに。リサは動揺する思いをヴァイオレットにぶつけ、ヴァイオレットは、「力になるから」とそんな彼女を励まします。シェルダンもまた、母親に突き放されて途方に暮れるケイシーに対し、力になると約束するのでした。
それにしても、妙なことをする高校生がいるものだと驚きましたが、実は、似たような実話が存在してるんです。詳しくは【鑑賞MEMO】で。

 

●マーラとヴァイオレットの板挟みとなるシェルダン
マーラとベッドをともにし、彼女との交際をスタートさせたシェルダン。二人の関係はヴァイオレットの知るところとなります。シェルダンは、自分の本を酷評したマーラに嫌悪感を向けるヴァイオレットに「みんなに好かれないと気が済まないのか?」と詰めよりますが、内心ではヴァイオレットの気持ちも理解できるわけで……。この後、「ヴァイオレットもいろいろ大変なんだよ」とマーラに必死で説明します。しかし、今度はそれがマーラを怒らせる結果に。友情より愛情を選ぶ気になるまで連絡しないでと彼女から言い渡されてしまったシェルダン。さあ、どうする?

 

●脳腫瘍を取り除くオペを受けることになった14歳の天才ピアニスト
両親を事故で亡くし、高名な指揮者だった祖父デニスに育てられている14歳の少年パトリック。デニスの教えでピアノを習い、今や神童と言われるほどの名ピアニストに成長。しかし、脳腫瘍が見つかり、すぐにオペを受ける必要があると分かります。しかも、成功率の高いオペ法を採用した場合、右手の機能が失われてピアノが弾けなくなる可能性があると判明。アメリアは、腕の神経を傷つけずに済む覚醒下手術という方法もあるものの、このオペでは将来脚に麻痺が残り、車椅子生活になる可能性があるとデニス&パトリックに伝えます。デニスは大事をとって安全なオペを望みますが、パトリック本人は覚醒下手術を希望。担当医であるクーパーは、自身がピアノの道を諦め、それを今も後悔していないことから「成長につれ興味の対象が変わることもある。ピアノにこだわるべきではない」とパトリックを諭しますが、「音楽だけが僕とおじいちゃんとの絆。ピアノは諦められない」とパトリックの意志は固く……。
一方で、パトリックがピアノにこだわるのは祖父の愛情を失いたくないためだと知ったアメリア。頑固で言葉足らずのデニスに対し、パトリックへの愛情を言葉で伝えるよう忠告します。最初はそんなアメリアの助言を突っぱねたデニスでしたが、いざ、オペが始まる頃には後悔の念がふつふつと……。結局、クーパーに促されてオペ室に乗り込むとパトリックに愛情を伝えます。
そして、オペは無事成功。後遺症が残るかどうかはまだ分かりませんが、どんな結果となっても、きっとパトリックは大丈夫。ピアノが弾けなくなろうと、車椅子生活になろうと祖父が自分を愛してくれることを知ったのですから。

 

なお、クーパーがピアノを諦めたのは亡き兄の身代わりになりたくなかったからだと知ったシャーロットは、彼にピアノをプレゼントします。クーパーは誰の代わりでもない、それを伝えたかったのです。本当に、シャーロットのクーパーへの深い愛情には恐れ入ります。

 

●呼吸困難に陥ったピートの母フランシス
ピートの母親フランシスが呼吸困難となり病院に運ばれてきます。実は、弟のアダムが、「刑務所から出たい」という母親のために、一時的に心臓病を悪化させる薬を飲ませたことが原因。よかれと思ってしたアダムの行いは、すっかり裏目に出てしまったのです。そして、心臓に大きいダメージを受けたフランシスは瀕死の状態に。それでもピートは、母親に対する憎しみを捨て切れず……。
しかし、ヴァイオレットから諭されたピートはついにフランシスと和解。アダムとともに母親の最期を看取ります。そして、抑圧されていた感情を解き放つかのように、ヴァイオレットの胸で号泣するのでした……。

 

今回、自伝出版の代償とは何かを思い知ることとなったヴァイオレットでしたが、かたくなだったピートをフランシスとの和解に導く手腕は本当にお見事でした。ピートの性格をよく理解し、彼が母親に歩み寄れるよううまく誘導していましたね。
ピート、ヴァイオレット……、それぞれのキャラクターの長所を余すところなく描くと同時に、人間として不完全な部分も見事にさらしてしまうのが「プライベート・プラクティス」というドラマの特徴だと思います。良くも悪くも、ありのままの“その人”を見せるのがうまい。そこが、視聴者の共感を呼ぶ理由なんじゃないかと、あらためて感じました。

 

なお、今回、アディソンは登場しませんでした。「グレイズ・アナトミー」とのクロスオーバーで、事故に遭ったカリーとお腹の赤ちゃんを助けにシアトルに飛んでいるという設定です。前回、子作りに協力する気はあるのかと迫ったアディソンへのサムの答えが分かるのは、次回ということになりそうですね。

→「WOWOWトーク」で語ろう! アディソンのいないクリニック、今回のMVPは誰?

Wowow_talk_2

 


【鑑賞MEMO】
女子高生が“出産協定”で妊娠

2008年、米マサチューセッツ州のとある高校で、女子生徒のグループが同時に、妊娠・出産しようという“協定”を結び、17人が妊娠したことが発覚したとのニュースが報道されました。妊娠した子どもたちの約半数が14歳か15歳。妊娠するための相手は、同級生のほかにホームレスの男性も含まれていたとのことです。
親から得られない愛情を自分の子どもや友人関係に求めざるを得ない“孤独”が、彼女たちを妊娠・出産へと駆り立てたのでしょうか? それとも、ブリトニー・スピアーズの妹ジェイミー・リン・スピアーズが17歳で妊娠・出産したり、予期せぬ妊娠をした16歳の女子高生の成長を描いた映画『JUNO/ジュノ』がヒットしたりといった背景が、彼女たちに“出産は美しいもの”と思い込ませたのでしょうか? いずれにせよ、この事件が社会に与えたインパクトは大きいと思います。


【今回のゲスト】
ケイシー役は、「WITHOUT A TRACE/FBI 失踪者を追え!」でジャック・マローンの娘ハンナを演じていたヴァネッサ・マラーノ。
リサ役は、「シェイムレス 俺たちに恥はない」のカレン役のローラ・ウィギンス。


【注目のセリフ】
「あなたに言われたくない。リアリティ・ショーの特番あるからって急いで帰るような人に」by アメリア
 ……「言えてる」って自分であっさり認めてしまうクーパーもどうかと……。
「失礼だが、精神医学の学位を取るのにヴァギナの有る無しは関係ない」by シェルダン
 ……相手が自分を曲げないヴァイオレットだけに、シェルダンの言い方もエスカレート!
「フランシスを許すことができたら、もう彼女に縛られなくて済むの。彼女は関係ない。あなたの問題。大事なのはどうやって前に進むか。あなた次第なの」by ヴァイオレット
 ……ピートの性格をよく分かっているからこそのヴァイオレットの説得。完璧。
「俺のせいだと思ってた。あんたが飲むのは、俺が悪い子だからって。俺のせいで、連れ込む男が家に居着かないからだって。でも、ルーカスが生まれて、息子のためなら何でもできるって思えた。なんでそう思えなかったんだ?」by ピート
 ……ルーカスをフランシスに会わせてやったピート。自分の本音をよくぞ穏やかに伝えた!
「あなたは患者が安らかに死ねるよう手を尽くしてきた。それはお母さんを助けるための準備だったのかも。今がまさにその時よ」by ヴァイオレット
 ……ピートの背中を押すこのアドバイスも名言。
「赤ん坊はみんな似てる。薄毛ですぐ泣くウンチ製造機。でも、その時期を過ぎたらあなたはクーパー。誰の代わりでもない」by シャーロット
 ……こんなステキな言葉とピアノ、同時にプレゼントされるクーパーって幸せ者。


【曲情報】
♪"Whole New Way" Scissor Sisters

オープニング、シェルダンとマーラがベッドで目を覚ますシーンで。
♪"This Time Tomorrow" Trent Dabbs
ピートとアダムが母フランシスの最期を看取るシーンで。
♪"Bring On The Wonder" Sarah McLachlan
エンディング、シャーロットがクーパーにピアノをプレゼントし、ヴァイオレットを擁護するシェルダンにマーラが不快感を示し、母を亡くしたピートがヴァイオレットの胸で号泣するシーンで。

2012.5. 2|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(2)トラックバック(0)

4月25日(水) #17「描いた青写真」

Bamen17_01ヴァイオレットの著書が出版され、各紙の書評で絶賛される。だが、タイムズ紙に書評を載せた精神科医のマーラだけは本を酷評。ヴァイオレットは出版記念パーティーで彼女を敵視するが、シェルダンは彼女に興味を抱き……。一方、自身の癌を克服し、妹のクローディンに代理母を頼んで母になる夢を叶えようとしていたピートの患者ロレインは、クローディンと夫エリオットが愛し合っていることを知ってしまう。そして、出産時に合併症を起こしたクローディンは、2度と子どもが産めない体になってしまい……。

Wowow_talk_2

 


●癌を克服したロレインと、彼女の代理母を引き受けた妹のクローディン
癌を克服したピートの患者のロレイン。妹のクローディンに代理母を頼み、夫エリオットとの子どもを持つ夢を叶えようとしていた矢先、クローディンとエリオットが愛し合っていることを知ってしまいます。そして、お腹の赤ちゃんが徐脈となったことから、アディソンによる緊急帝王切開術を受けることとなったクローディンは、無事赤ちゃんを出産するものの、合併症のせいで子宮摘出を余儀なくされ、2度と子どもが産めない体に。この、悲劇的な事実を知らされたクローディンとエリオットは、産まれた赤ちゃんを自分たちの子どもにしたいと主張。アディソンはクローディンに対し、「エリオットと赤ちゃんのどちらかを選ぶべき」と忠告しますが……。
一方、ピートは絶望のふちに突き落とされたロレインに「親とは闘いだ」とアドバイス。ロレインは、赤ちゃんを引き取りたいとクローディンとエリオットに直談判します。エリオットは非情にもロレインの言葉を無視しますが、結局、クローディンが引き下がり、赤ちゃんはロレインが引き取ることで一件落着。それにしても、代理出産を引き受けたがために、子どもを産めない体になったクローディンには同情の余地があったものの、癌と闘っていた妻を裏切り、その妹と不倫した上に、赤ちゃんまで手に入れようとしたエリオット、彼のロレインへの仕打ちはあまりにもひどすぎましたね。クローディン、赤ちゃんではなくエリオットを選んだけれど、彼と生涯幸せに暮らせるんでしょうか……。

 

●肥大型心筋症が発覚した高校生のタイラー
レスリングの試合中にめまいを起こした高校生のタイラー。大学の奨学金がかかった決勝戦に出るため、運動許可書にサインをしてほしいとクーパーに頼みます。けれども、タイラーにはわずかに心雑音が。クーパーから相談を受けたサムはタイラーを再診し、肥大型心筋症のため不整脈で急死する可能性もあると診断。ただし、進学という一生の問題がかかっていることを考えれば、想定内のリスクだとの考えを示します。しかし、そのリスクをタイラーに負わせられないと判断したクーパーは、タイラー本人と両親に「同意書にはサインできない」と説明。タイラーは、「うちの家族で大学に行くチャンスを得たのは自分だけ」とクーパーに訴えますが、ここはクーパー、医師としての見解を変えず、タイラーに心臓MRIを受けさせるよう両親を説得します。
ところが、翌日。タイラーはMRIの予約をすっぽかし、母ステイシーに了承させてレスリングの決勝へ。その頃、MRIの予約時間に病院に来た父ランディは、彼が決勝戦に出るつもりだと気付き、クーパー、サムとともに決勝の試合会場へと向かいます。けれども、到着時、すでにタイラーは試合中。クーパーが試合を止めようと掛け合っている間に、タイラーは勝利を収めます。自分の心配が杞憂に終わったことにホッとするクーパーでしたが、そんな矢先、タイラーが倒れて心停止に。すぐさま病院に運び込まれて一命を取り留めるものの、昏睡状態となってしまいます。そして、すっかりうちひしがれる両親のもとには、皮肉にもUCLAから奨学金の知らせが届きます。つまり、決勝戦の結果に関係なく、タイラーの大学行きはすでに約束されていたのです……。
クーパーは、自分の行動次第ではタイラーをこんな目に遭わせずに済んだかもしれないと自分を責めます。でも、クーパーは最善を尽くした。それは、シャーロットがよく知っています。「親身になって患者の助けになるという点では、ほかの誰にも負けていない」という、シャーロットのクーパーへの励ましの言葉が、胸に響きました。

 

●ヴァイオレット、ついに出版! シェルダンは本を酷評したマーラと……
クリニックのメンバーたちの中で波紋を呼んだヴァイオレットの自伝。ついに出版の日の目を見ます。各紙の書評でも絶賛されて気分上々のヴァイオレットですが、唯一、本を酷評する人物がいることを知ります。それは、精神科医で批評家でもあるマーラ・トムキンス。彼女は、「治療のためよりも自己陶酔のために書いている」と評し、ヴァイオレットのセラピーの仕事についても容赦なく批判。「マーラの指摘は正しいかもしれない……」と気に病むヴァイオレットを、ピートはありったけの言葉で励まします。
一方で、出版記念パーティーでマーラと言葉を交わしたシェルダンは、彼女に興味を抱き、二人で食事をすることに。けれども相手は友人であるヴァイオレットをこき下ろした人物。彼女と交際……ということになれば、ヴァイオレットが自分を裏切り者扱いするのは目に見えています。けれどもシェルダンは自分の気持ちを優先。ついに彼女のアパートを訪れます。シェルダン、もしかしてマーラを“自分の女”にするつもり!?

 

●妊娠したかも……と期待するアディソン
「ナオミとは何もなかった」とサムに釈明されたアディソン。原因不明の吐き気と疲労感に襲われます。そんな彼女の様子を見たアメリアは、「妊娠か?」と騒ぎ出し、アディソン自身も「もしや……」と希望を抱きます。けれども、妊娠検査薬でテストをした結果は陰性。ただの風邪でした。予想はしていたものの、やはりがっかりする気持ちを抑えられないアディソンは、今回の件を通して、何としても子どもが欲しいと決意を固めます。そして、態度を保留していたサムに決断を迫りますが……。さて、サムの答えは?
→「WOWOWトーク」で語ろう! 出産を望むアディソンに共感できる?

Wowow_talk_2

 


【鑑賞MEMO】
アメリカの新聞

日本には、読売、朝日、毎日、産経、日経など多くの全国紙がありますが、アメリカで全国紙と言えるのは、USA TODAYとウォールストリートジャーナルくらいなもの。ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストあたりの有力紙は全国的に入手が可能ですが、それでも位置づけはローカル紙です。今回、ヴァイオレットが書評をチェックしていた新聞は、サンフランシスコ・クロニクル、ワシントン・ポスト、ロサンゼルス・タイムズ or ニューヨーク・タイムズあたりかなと思われます。


【今回のゲスト】
マーラ役は、「ER 緊急救命室」のエリザベス・コーデイ役でおなじみのアレックス・キングストン。
エリオット役は、「ジェリコ ~閉ざされた街~」のエリック・グリーン役や、「ゴースト~天国からのささやき」のサム・ルーカス役で知られるケネス・ミッチェル。
クローディン役は、「アンジェラ15歳の日々」のシャロン役のデヴォン・オデッサ。
ランディ役は、「ザ・シールド ~ルール無用の警察バッジ~」のジュリアン・ロウ役のマイケル・ジェイス。
ステイシー役は、「トゥルーブラッド」のレティー・メイ・ソーントン役のアディナ・ポーター。


【注目のセリフ】
「彼女は感情的で人を惑わす女の役に安住し、目的を果たすため影響を受けやすい人々を思い通りに動かしている」by ヴァイオレット(マーラの書評より)
 ……自分の著書を酷評するマーラの書評を丸暗記するところがヴァイオレットらしい。
「君の本が僕の本より売れますように」by サム
 ……サムの本「Body Language: The Mind-Body Connection」が懐かしい!
「肩書きとか学位とか著書なんて、そんなの飾りに過ぎないわ。結局私たちはいい医師でありたいの。本当の意味で助けたい。そういうことを一番上手にやれるのはあなた」by シャーロット
 ……最上級の励ましの言葉。
「君は勇敢で、誠実で、素晴らしいセラピストであり、妻であり、母であり……」by ピート
 ……ピートの励ましの言葉も、シャーロットに負けないくらい熱い!
「私決めたの。子どもが欲しい。だから答えて。一緒にやるか、降りるか」by アディソン
 ……アディソン、ついにサムを追い詰めた!


【曲情報】
♪"Everything She Wants" Wham!

オープニング、ヴァイオレットが自分の著書に対する書評に一喜一憂し、具合の悪いアディソンが、バスルームで嘔吐するシーンで。
♪"I'm Your Life" Chrisette Michelle
ヴァイオレットの著書の出版記念パーティーのシーンで。
♪"Second Wind" Trent Dabbs
出産時の合併症でクローディンが子宮を失い、タイラーが心臓MRIの検査をすっぽかしてレスリングの試合に出て、シェルダンがマーラと食事をするシーンで。
♪"Miss Previously Loved" Gareth Dunlop
アディソンがクローディンに「赤ちゃんかエリオットが、どちらか選ぶべき」と諭し、ピートがロレインに「親とは闘いだ」と言って励ますシーンで。
♪"Always Remember Me" Ry Cumming
エンディング、昏睡状態のタイラーの横で両親がむせび泣き、シャーロットがクーパーを、ピートがヴァイオレットをなぐさめ、アディソンが子作りに協力するつもりがあるかサムに迫るシーンで。

2012.4.25|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

4月18日(水) #16「始まりはいつもシンプル」

Bamen16_01母親をハンチントン病で亡くしているアメリアの友人ミシェル。病気が遺伝していれば自分も若くして死ぬことになると恐れる彼女に、アメリアは遺伝子検査を受けるよう勧める。一方、不妊治療の末、ようやく授かった赤ちゃんが、左心低形成症候群のため出生後1日で死ぬ運命にあると知ったイゾベルとフランクのカップルは、とんでもない要望をアディソンらにぶつける。それは、赤ちゃんから卵子を取り出し、それを利用して新たな子を作るというもの。ナオミとクーパーは、オペはすべきでないと猛反対するが……。

Wowow_talk_2

 


●ハンチントン病の遺伝を恐れるアメリアの友人ミシェル
母親をハンチントン病で亡くしているミシェル。病気が遺伝していれば自分も若くして死ぬことになるため、その可能性に怯えて人生を楽しめないと嘆きます。そんな彼女の友人であるアメリアは、思い切って遺伝子検査を受けるようアドバイス。けれども、ミシェルが勇気を出して検査を受けた結果、実は陽性であることが判明し……。ミシェルから「陽性なら自殺する」と聞かされていたアメリアは、つい“陰性だった”と嘘をついてしまいます。彼女はいつかハンチントン病を発症する。でも、しばらくは健康で楽しく過ごすことができる……。アメリアが、ミシェルに生きてほしいと願うのは当然です。しかし、偽りの人生を送らせることは、彼女を助けることにはなりません。今回は、ピートとヴァイオレットのアメリアへのアドバイスが素晴らしかったですね。
結局、アメリアは勇気を出してミシェルに真実を告げます。動揺するミシェルは、一度はアメリアを拒絶するものの、彼女の友情に心を打たれて精一杯病気と闘うことを決心。こうして、情に厚い一面を見せたアメリアですが、彼女に死にゆく友人を支えていけるだけの度量があるのか……、ちょっと心配な気もします。

 

●自分の赤ちゃんの卵子で子どもをもうけようとするフランク&イゾベルのカップル
不妊治療の末、ようやく赤ちゃんを授かったフランクとイゾベル。しかし、産まれてくる赤ちゃんは左心低形成症候群のため出生後1日で死ぬ運命と分かります。すると、今回の出産が子どもを持つ最後のチャンスだった二人は、とんでもない提案をアディソンたちにぶつけます。それは、赤ちゃんから卵子を取り出し、それを使って新たな子どもを作るというもの。この前代未聞の要望にナオミとクーパーは猛反対しますが、アディソンおよび病院の医局長であるシャーロットは、“医学の進歩に役立つ”として二人の頼みを聞き入れることにします。しかしながら、後に早産で産まれた赤ちゃんの顔を見ようともせず、すぐに赤ちゃんから卵子を取り出してほしいと訴えるフランクとイゾベルの姿に違和感を覚えたアディソンは、ナオミとクーパーの意見にも一理あると納得。赤ちゃんのオペを中止し、たった1日の命でもその子に親としての愛情を注ぐよう促すと、二人の腕に赤ちゃんを抱かせるのでした……。
正直言って、この結末にはホッとしました。いくら医学のためとはいえ、倫理的な問題もさることながら、子どもを欲しがるアディソンの私情が絡んでいたのは明らかでしたから。

 

●ロスに舞い戻ってナオミを口説くファイフ
転職してロスを去ったはずのファイフが、仕事も家も捨ててクリニックに舞い戻ってきます。ナオミを諦めきれず彼女を迎えに来たのです! 前回、ナオミとキスまでしたサムは、ファイフに対する闘争心をあらわにしてナオミに復縁をほのめかしますが(まったく、サムは何を考えてるんだか……)、その様子をアディソンに見られてしまいます。
一方で、クリニックの方向性やアディソンとのギクシャクした関係へのストレスを自覚したナオミは、クリニックを去ることを示唆。「一緒に行こう」というファイフの誘いに乗るかと思いきや、「あなたは過去」と彼のことも切り捨てます。さて、ファイフのアプローチは無駄骨に終わってしまうのでしょうか? そして、ナオミは本当にクリニックを去ってしまうの? どうやらナオミにも大きな転機が訪れているようです。
→「WOWOWトーク」で語ろう! ナオミと合う男性って誰だと思う?

Wowow_talk_2

 

●ボロボロのアディソンと、“脱都合のいい男”宣言をしたシェルダン
実家からロスに戻って来たアディソンは、妙に涙もろくなっている状態。いつもの“エレベーター・セラピー”の要領で、シェルダンに今の心境を吐露します。そりゃあ、アディソンがシェルダンに話したくなるのも分かります。彼は女性の感情を受け止めるのが上手だし、いつだって的確なアドバイスをくれる身近な名セラピストですから。でも、シェルダンの方は、自分に相談事ばかり持ちかけてくる女性陣にうんざり。ヴァイオレットからは著書の表紙に載せる自分の写真はどれがいいか意見を求められるし(結局、ヴァイオレットは腹部の傷をあらわにした写真を撮り、それを表紙に使うことに!)、ナオミからはファイフの登場に混乱した思いをぶつけられるし……。そんなこんなで、シェルダン、ついに“都合のいい男をやめる”と宣言! 確かに、彼には“他人の女”ではなく“自分の女”が必要ですよね。サムとピートは、独り身が花だと笑い合っていましたけど。

 

さて、シェルダンに話を聞いてもらったからといって、アディソンの心のモヤモヤはそう簡単に晴れるわけもなく。ついに、ビジーが自殺だったことをアメリアに打ち明けます。すると、そこにサムが登場。どうやらナオミとのことを話し合うためにやって来たよう。彼は一体何を言おうとしているの!? 何だか聞くのが怖いですね……。


【鑑賞MEMO】
タスキーギの人体実験

1930年代から1970年代にかけて、米国アラバマ州のタスキーギではアメリカ公衆衛生局による人体実験が行われていました。それは、黒人を故意に梅毒に感染させ、それを本人に明かさないばかりか、何の治療もせずに放置してその経緯を観察するというもの。梅毒の自然的経過を観察する目的で、およそ400名が故意に梅毒に罹患させられました(1997年、当時の米国大統領のビル・クリントンは、このひどい行いに対し正式に謝罪を述べています)。
ナオミは、アディソンが行おうとしていた赤ちゃんから卵子を取り出すオペのことを、「ナチスとタスキーギの人体実験を足したぐらい非倫理的」と批判。それが事実かはさておき、彼女がどれだけ赤ちゃんのオペを阻止したがっていたか、彼女の強い気持ちがこのセリフにはよく表れています。


【今回のゲスト】
フランク役は、「セックス・アンド・ザ・シティ」のスティーヴ役でおなじみのデヴィッド・エイゲンバーグ。
イザベラ役は、「キャロライン in N.Y.」のアニー・スパダーロ役のエイミー・ピエッツ。
ミシェル役は、シドニー・ポワチエの娘で、「ナイトライダー ネクスト」のキャリー・リヴァイ役や、「ヴェロニカ・マーズ」のマロリー・デント役などで知られるシドニー・タミーア・ポワチエ。


【注目のセリフ】
「あなたが移り気で彼ラッキーね。…ごめん、涙と一緒に毒気も出ちゃって止められないの」by アディソン
 ……いくらナオミがまたアーチャーと寝たからって、ちょっと辛辣すぎるんじゃ?
「ただし、自分の娘が妊娠したときは別?」by アディソン
 ……今さらマヤの妊娠の件まで持ち出してナオミを責めるなんて。いつものアディソンらしくない!
「親になるというのはベビー用品揃えるばかりじゃない。子どもの命ある限り愛情を注ぐってことだ」by クーパー
 ……ごもっとも!
「都合のいい男はやめさせてもらう!」by シェルダン
 ……自分の彼女のグチならともかく、仲間の彼女のグチばかりじゃ、ね……。
「俺は毎日ヴァイオレットのヒステリーに耐えてる。それにサムは重すぎる愛に耐えてる」by ピート
 ……出た! 男の本音。
「あなたの人生が本当に生きるに値しなくなったら、この手で死なせてあげる」by アメリア
 ……本気でミシェルを救いたいのは分かるけど、ここまで請け負って大丈夫?
「ただ付き合ってるあなたより、サムとの絆は私の方が強い」by ナオミ
 ……開き直ったナオミ、彼女の言葉もアディソンに負けず劣らず強烈。


【曲情報】
♪"Respirator" Flo Rida

オープニング、ミシェルが死への不安をアメリアにバーで話すシーンで。
♪"Leave To See" Trent Dabbs
産まれた赤ちゃんをアディソンがフランクとイゾベルに抱かせ、アメリアが「生きてほしい」とミシェルに訴えるシーンで。
♪"The Tide Pulls From The Moon" William Fitzsimmons
エンディング、ビジーが自殺だったことをアディソンがアメリアに打ち明けたところに、サムがやって来るシーンで。

2012.4.18|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

4月11日(水) #15「あやふやなステップ」

Bamen15_01多重人格障害の疑いがある患者アンディが、姉に連れられてシェルダンのもとにやって来る。アンディの別人格は、姉とその婚約者が仕事の都合で遠くに引っ越すと話してから現れたらしいが……。一方、シャーロットが婚約指輪をしないことを問題視したクーパーは、彼女と二人でカウンセリングを受ける。ヴァイオレットは出版社の意向に沿って原稿を書き直すが、最新版の原稿を読んだクリニックの同僚たちはその内容に反発し……。

Wowow_talk_2

 


●多重人格障害の疑いがあるアンディ
多重人格障害らしき症状を見せ、姉のララに連れられてシェルダンのもとにやって来たアンディ。何でも、ララと彼女の婚約者ジャックと3人で夕食を準備している最中、ジャックの仕事の都合でララとジャックがアリゾナに引っ越すという話が出た途端、アンディの別人格が現れたというのです。アンディとララの両親は、アンディが7歳、ララが18歳の時に事故で死亡しており、ララはいわばアンディの親代わり。彼女によると、当時一度アンディは多重人格障害と診断されたものの、ここ10年ほど別人格は出ていなかったというのですが……。
その後、シェルダンがアンディのセラピーをしていると、まずジーナという人格が現れ、「ララとジャックを責めるな」と発言。次の診察の際は、マギーという人格が現れ「ジャックは嫌いだ」と言い出します。ジーナとマギーの人格はあまりにもアンディとかけ離れている上に、アンディは右手で、マギーは左手で絵を描いたことから、シェルダンは、これは演技ではなく本物の解離行動だと診断。ところが、ララ、ジャックも交えてアンディと話をしている時、再びジーナが現れ「ジャックは嫌いだ」と言い始めます。そこでシェルダンは「それはマギーのはずだ」とすかさず指摘。アンディの演技を見破りました。
実はアンディ、ジャックを愛してしまい、彼がララと遠くに行くのが嫌だったとのこと。なかなか複雑な状況ですが、ララはジャックを含めた3人でやり直すことに決めたということで、良かった、良かった。
ちなみに、アンディを演じていたライザ・ウェイルは、クーパー役のポール・アデルスタインの奥さん。どうせなら、二人が一緒に登場するシーンが見てみたかったですね。

 

●重度学習障害のボーイフレンドの子どもを妊娠したダウン症のターニャ
サムの患者のターニャはダウン症。彼女と、学校の友人で重度学習障害のリッキーがセックスしている現場を目撃した母親のエリンは、腹痛を訴えているターニャの検査をサムに頼み、その結果、ターニャの妊娠が判明します。エリンはターニャに中絶させようと考えますが、事情を知ったナオミは絨毛検査をしてはどうかとアドバイス。何せ、ナオミは中絶反対派ですし、マヤに中絶させなくて良かったと心底思っているわけで……。けれどもサムは、「ターニャの世話の上に赤ちゃんまで育てるのはエリンの負担が重すぎる」と中絶を容認する立場。二人は意見を対立させます。
結局、エリンはターニャに絨毛検査をさせたものの、その結果を聞く前に中絶手術を受けさせてしまいました。ターニャとリッキーは赤ちゃんを育てる気満々でしたが、二人だけで育児をこなせるはずはない。エリンにすべてがのしかかるのは目に見えています。だからこそ、エリンは苦渋の決断をした……。サムとナオミも、この重い決断に何も言えませんでした。

 

さて、今回アディソンは、ビジーの葬儀の後、まだ実家に残っているという設定のため登場せず。彼女が不在の中、ターニャの件やマヤの進学問題など、何かと二人で話す機会が多かったサムとナオミは、ついにキスまで! さて、アディソンにバレずに済むのか!?

 

●アメリアへのキスをシャーロットに告白したクーパー
シャーロットが婚約指輪をしないという理由で、カップルでカウンセリングを受けることになったクーパーとシャーロット。「指輪はレイプされた時にはめていたのでしたくない。とはいうものの、新しいものを買うのは無駄だから嫌」というシャーロットに対し、「指輪は結婚までの大事なステップの一つ」とクーパー。シャーロットはクーパーの意見を聞き入れ、また指輪をすることにします。
これで一件落着かと思いきや、今度はクーパーが、シャーロットがレイプされた後にアメリアにキスをしたことを告白! これにより二人の関係はまた一気に後退……。キスを仕返したかとシャーロットに問われたアメリアは、「クーパーは無力感と孤独にさいなまれて救いを求め、間違いをしかけただけ」とシャーロットを説得。シャーロットはクーパーを許し、完全に仲直りした二人はいよいよ結婚式の相談を本格的に始めるのでした。
事件を乗り越え、シャーロットとクーパーの絆がますます深まったことが、よく伝わってくるエピソードでしたね。

 

●書き直した原稿についてみんなから抗議されるヴァイオレット
自伝について、「もっと掘り下げろ」と出版社から要請されたヴァイオレット。ピートの母親が刑務所に入っていることをはじめ、公にされたくないようなクリニックのメンバーたちのプライベートを詳細に盛り込みながら原稿を書き直します。もちろん、最新の原稿を読んだメンバーたちは、不本意な描かれ方をされたことに怒りを爆発させ、自分たちに関する記述を削除するようヴァイオレットに迫ります。戸惑ったヴァイオレットは、「この本で多くの人々を救いたかったが、もしみんなとの関係が壊れるなら出版はしない」と宣言。最終的に、メンバーたちは投票を行い、ヴァイオレットの出版を認めるという結論を出しました。おめでとう!と言いたいところだけれど、何だか嫌な予感がしません!? ヴァイオレットが猪突猛進モードに入ると、周りが見えなくなりますから。それにしても、みんなの書かれっぷりのひどさには笑いました。どれも事実なだけに。
→「WOWOWトーク」で語ろう! 誰の描かれ方が一番気の毒だと思う?

Wowow_talk_2

 


【鑑賞MEMO】
コーシャ料理

ユダヤ教の戒律に基づいた食材と調理法で作られたユダヤ料理をコーシャ料理と言います。シャーロットは、ユダヤ教徒であるクーパーの養父母のために、結婚式のパーティーではコーシャ料理のバーベキューを出そうと提案していましたが、実は、クーパーを演じるポール・アデルスタインのご両親は東欧ユダヤ系移民。もしかすると、ポールのプロフィールがドラマの設定に生かされているのかもしれませんね。


【今回のゲスト】
アンディ役は、クーパーを演じるポール・アデルスタインの奥様で、「ギルモア・ガールズ」のパリス役で知られるライザ・ウェイル。「グレイズ・アナトミー」のシーズン5に、イジーの癌患者仲間としてゲスト出演したことも。
エリン役は『スーパーガール』の主演や『摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に』のマドンナ役で知られるヘレン・スレイター。


【注目のセリフ】
「私を商売女って書いてあるやつ?」by アメリア
 ……ヴァイオレットは“性的な自信がある”と書きたかったらしいけれど……。
「確か“残り物セックス”って君は書いてたけっな」by シェルダン
 ……捨てられたことをネタにされては、シェルダンが怒るのも当然。
「大人子供」by クーパー
 ……当たっているけれど、こんな風に書かれてはクーパーも辛い。
「エアギターもやめないし……」by サム
 ……人を見下していて、ケチで、ダンスが下手と非難されたヴァイオレット。みんなはエアギターもやめてもらいたいみたい。
「あなたは間違ったの。みんなが私を心配してどこにも行き場がなかったから。あなたを許すわ」by シャーロット
 ……これこそ真の愛!


【曲情報】
♪"This Corrosion" Diane Birch

オープニング、サムとナオミがマヤの進学について話をし、書き直したヴァイオレットの原稿にピートが不満を述べるシーンで。
♪"Sway" Shelly Fraley
シェルダンのセラピー中、アンディの別人格マギーが現れ、リッキーとターニャが赤ちゃんを育てたいと主張し、クーパーがアメリアにキスしたことをセラピーでシャーロットに告白するシーンで。
♪"Following Footsteps" Greg Holden
クーパーが愛しているのはシャーロットだけだとアメリアがシャーロットを説得し、クーパーがアメリアへのキスをシャーロットに告白したことについてヴァイオレットに相談し、ターニャの絨毛検査の結果をエリンに伝えに行ったサムとナオミが、すでにターニャに中絶させたとエリンから聞かされるシーンで。
♪"Dreamers" Gareth Dunlop
エンディング、本を出せることになったとピートがヴァイオレットに報告し、シャーロットとクーパーが結婚について話をし、サムとナオミがキスをしてしまうシーンで。

2012.4.11|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

4月4日(水) #14「囚われた時間」

Bamen14_01アディソンはビジーの葬儀のためにコネチカットの実家に戻る。そして、彼女から「付き添い不要」と言われたサムはロサンゼルスに残るが、その行動に女性陣からは非難ごうごう。結局、緊急の患者がいるヴァイオレットとシェルダンを除くクリニックのメンバー全員が、アディソンの実家へと弔問に向かう。一方、ヴァイオレットの患者ヒラリーは、48時間後に殺人罪で死刑執行が予定されている夫を救おうと奔走していたが……。

Wowow_talk_2

 


●ビジーの葬儀に出るアディソンたち
壮絶なビジーの死に直面したアディソン。葬儀のためコネチカットの実家へと戻ります。彼女から「付き添い不要」と言われたサムはロスに残るものの、「気が利かない」と女性陣からは非難ごうごう。結局、アメリアの提案で、緊急の患者がいるヴァイオレットとシェルダンを除くクリニックのメンバー全員で弔問に行くことに。

 

モンゴメリー家の豪邸では、妙に落ち着き払ったアディソンが葬儀の準備を進行中。そのロボットのような態度は、サムやクーパーを気味悪がらせます。そして、ビジーの意向により葬儀で追悼の言葉を述べることになったアディソンは、葬儀の前夜、寝酒を求めにキッチンへ。そこに居合わせたシャーロットに、追悼の言葉を書く手伝いをしてほしいと持ちかけます。病院の医局長としてビジーの死亡証明書を見たシャーロットは、ビジーが自殺だと知っていることをアディソンに打ち明け、「好きなことを言えばいい」とアドバイス。
翌日、葬儀でアディソンはそつのない追悼の言葉を述べますが、その言葉に違和感を覚えたサムは、感情を解き放つようアディソンに訴えます。アディソンはここで初めて号泣。その後、アーチャーにビジーの死因は自殺であることを打ち明け、「ビジーは悲しかっただけ。自分勝手なんじゃない。家族を愛してなかったわけじゃない」と、葬儀では言えなかった追悼の言葉を述べるのでした。以前は、自殺は弱い人間のすることだと思っていたというアディソン。ビジーの自殺を“仕方ない”と受け止められるようになったのは、さまざまな経験を重ねてきた今だからこそかもしれませんね。
なお、アーチャーは久々の登場でしたが、ナオミを口説き落としてまたまたベッドイン。以前、彼女を傷つけたことも忘れ、相変わらずのお調子者ぶりですが、今回はビジーを失った悲しみのさなかのこと。目をつぶってあげたいと思います。

 

一方、アディソンの父キャプテンも伴侶を失った悲しみでボロボロ。ヴァイオレットとの過去を持ち出して、大人気もなくピートに絡んだ上に、パンチを空振りして転倒。いやあ、情けない……。しかし、父親として子どもたちを支えるべきとピートに諭されると、「スーザンが倒れて喜んだ。スーザンが亡くなれば自分の元にビジーが戻ると思った」と本音を吐露します。彼もまた、ビジーの死が辛くて仕方ないのです。それでも、ようやく一家の主人たる自覚を取り戻したキャプテン、墓地で泣き崩れるアーチャーを気遣う一面も見せました。

 

こうして、ビジーの棺は家族と友人に見守られながら埋葬されました。とりあえず、遺族としての務めを果たしたアディソンですが、ビジーの死をしばらく引きずることになりそうです。
→「WOWOWトーク」で語ろう! モンゴメリー家の“家族の絆”はどこに?

Wowow_talk_2

 

●夫の死刑執行を阻止しようと奔走するヒラリー
本の出版の件でニューヨークに行っていたヴァイオレットはロスに戻り、患者ヒラリーのセラピーを行います。実は、彼女の夫ブレットは殺人罪で有罪になり服役中。しかし、ブレットは17年間にわたり潔白を主張しており、彼の無実を信じるヒラリーは、死刑執行がいよいよ48時間後に迫った今も死刑延期を求めて奔走している状態で、「区切りを付けて」というヴァイオレットのアドバイスに耳を貸そうともしません。

 

一方で、シェルダンは刑務所でブレットに面会。死を覚悟したブレットは、本当は有罪だと告白してシェルダンを驚かせると、「ヒラリーにも、世間を恨んでほしくない」と、真実をヴァイオレットから妻に伝えてほしいと言付けます。そして、シェルダンからこのことを聞いたヴァイオレットは、真実を告げるかどうかはヒラリーの精神状態を見てから決めることに。最終的には、ヒラリーを刑務所に連れていき、ブレット本人の口から真実を告げさせます。しかし、夫の無実を信じきっていたヒラリーは、今さら有罪だと聞かされてもすぐに受け入れられるはずもなく……。ショックのあまり刑務所を飛び出します。
そして、動揺したヒラリーは、ブレットの有罪を知ったにもかかわらず、殺された被害者の妻エレンにまで執行延期の嘆願を頼みに行きます。しかし、夫の命を奪った犯人に時間を与えてやるほどエレンだってお人好しじゃない。ブレットのせいで、夫は子どもたちとの貴重な時間を奪われたのだと涙ながらに訴えます。彼女の言い分はごもっとも。これにはヒラリーも返す言葉がありませんでした……。
ブレットの死刑執行間近となり、ヒラリーに付き添っていたヴァイオレットは、ブレットの死刑を受け入れるよう彼女を説得。納得したヒラリーは、ヴァイオレットとともに刑務所に急ぎます。到着時、すでにブレットの死刑の準備は進んでおり、ガラス越しにしか会えない状態でしたが、ブレットはその表情からヒラリーの愛を感じ取り、静かに自分の死を受け入れ息を引き取るのでした。

 

……、ビジーの葬儀だけでも重いというのに、この死刑執行。見ているのが辛かったです。ただ一つ言えるのは、ヒラリーが本当にブレットを愛していたということ。彼に無実だと信じ込まされていたにもかかわらず、最後まで彼への愛を貫く姿勢には胸を打たれました。ヒラリー役のポーラ・マルコムソンの熱演も光りましたね。お見事でした。

 

さて、次回は、現在進行中のヴァイオレットの出版問題が、波紋を呼ぶことになりそう!?


【鑑賞MEMO】
緊張からくる笑い

刑務所で、ブレットから有罪だと打ち明けられて思わず大笑いしてしまったヒラリー。シェルダンは、“緊張からくる笑いだ”と解説していましたが、確かにたびたびこういうことがあるようです。
たとえば、「グレイズ・アナトミー」のシーズン2の#17「死の予感 PartII」では、メレディスが患者の体内の砲弾をつかんだ際に、思わずイジーが笑い出してしまったことが。同じく「グレイズ・アナトミー」のシーズン6の#1「去りゆく大切なひと」では、ジョージの葬儀の場で、イジーにつられてみんなで大笑いするというシーンも。いずれも“緊張からくる笑い”の典型例ですね。


【今回のゲスト】
ヒラリー役は、「デッドウッド~銃とSEXとワイルドタウン」でトリクシー役を演じていたポーラ・マルコムソン。
エレン役は、「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」のリリー・デヴァロス役や、「シカゴホープ」のカミール・シャット役で知られるロクサーヌ・ハート。
ブレット役は、「HRROES/ヒーローズ」のイーライ役のトッド・スタシュウィック。


【注目のセリフ】
「まるであの冷酷で高飛車な母親の霊にとりつかれたみたいだった。気味悪かった」by サム
 ……あのアディソンの無表情な顔は確かにちょっと……。
「何でだったかデレクが付けた。由来は確か、彼のお気に入りの数学教師。ミスター・マリガン、覚えてる?」by アディソン
 ……献体された解剖用の遺体にそんな名前を付けて追悼していたなんて。
「だって葬儀は遺族のため。悲しみに押しつぶされそうな時の支え。明日はあなたのもの」by シャーロット
 ……親を亡くした経験を持つシャーロットだからこそ言える一言。
「本当にアディソンを癒したいなら押し返すんだ。強くじゃない。張り合おうとせず、彼女を支えるだけの力があることを教えてやるんだ」by クーパー
 ……かなり的確なアドバイス! クーパーを見直しちゃう。
「偽りの結婚生活から40年も抜け出せない方が腰抜けだ」by ピート
 ……キャプテンに痛恨の一撃!
「ビジーは悲しみのあまり壊れてしまっただけ。悲しみの海でおぼれただけ。自分勝手なんじゃない。家族を愛してなかったわけじゃないの。これが真実。言えなかった追悼の言葉」by アディソン
 ……葬儀での追悼の言葉より、この言葉の方がアーチャーの胸に届いたはず。


【曲情報】
♪"We Will Drink Wine" Seinking Ships
オープニング、コネチカットへと発つアディソンをサムが飛行場で見送るシーンおよび、エンディング、ブレットの死刑執行をヒラリーたちが見守り、墓地でビジーの埋葬が行われるシーンで。
♪"In My Head" Unkle Bob
ブレットの死刑執行の延期を訴えてほしいと頼むヒラリーを、被害者の妻のエレンが突っぱねるシーンで。

2012.4. 4|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

3月28日(水) #13「おぼろげな光」

Bamen13_02_2シャーロットをレイプしたリーが、胸にナイフが刺さった状態で聖アンブローズに運び込まれる。彼に暴力を振るわれた恋人が、とっさにナイフで刺してしまったらしい。彼を救うべきか迷うサムに対しクーパーは、「そのままリーを死なせろ」と迫る。一方、ピートは、退役軍人で右目を失明し、左目の視力も低下している乳児を持つ母リジーをアメリアに紹介する。また、パーティーの途中で倒れたスーザンは、病院に運び込まれるが……。

Wowow_talk_2

 


●胸を刺されて聖アンブローズに運び込まれたレイプ犯リー
シャーロットをレイプしたリーが、胸にナイフが刺さった状態で聖アンブローズに運び込まれます。リーに暴力を振るわれた彼の恋人のナンシーが、身を守ろうとしてとっさに彼を刺したのです。オペを担当することとなったサムはリーを救うべきか迷い、クーパーは「そのまま死なせろ」とサムに迫ります。まさに、マヤとデルが事故に遭った時を思い出させる展開です。
そして、シャーロットも激しく葛藤します。リーを死なせてしまいたい気持ちもある。でも、故意にリーを死なせるようサムに指示すれば、その責め苦を自分が負うことになる……。シェルダンはそんなシャーロットに「本来の論理的で聡明な君までヤツに奪われちゃいけない」と強調。ナオミは、「マヤとオリヴィアが事故に遭って死にかけた時、怒りから解放される唯一の道は加害者を許すことだと気付いた」と自分の経験を話して聞かせます。
結局、シャーロットは、リーを救うようサムに命じました。そして、リーのオペ中、自分のオフィスにやって来て「レイプの事実をリーから聞いた。でも彼を愛している」と訴えるナンシーには、子どもを連れて逃げるよう助言。結局、その言葉に押されたナンシーが、「リーがレイプを認めた」と警察に通報したため、リーはオペ後、手錠をされた状態で目覚めることとなります。そんな彼に対して「あなたには何の力もない。全然怖くない。あなたを許す」と告げるシャーロット。苦しい状況の中、よくぞ最善の道を選んでくれました! 相手を許す、それは簡単なことではない。けれども、それが唯一怒りや恐怖を克服する手段だと自分で気付いたシャーロットは、本当に聡明な女性です。リーの病室を出てきた時の、彼女の凛とした表情は格別に美しかった……。彼女が完全に自分を取り戻してくれたことを何より嬉しく思います。
→「WOWOWトーク」で語ろう! あなたは誰に共感した?

Wowow_talk_2

 

●低下した視力のせいで授乳中に娘を窒息させそうになったリジー
Bamen13_01_2退役軍人で爆弾の炸裂によって同じく軍人だった恋人のエリックを失った上に、自身も右目を失明、脳に残った爆弾の金属片のせいで左目も視力が低下しつつあるリジー。ピートは彼女の診察をアメリアに頼みます。ところが診察中、リジーは乳児の娘ナターシャを、授乳中にあやうく窒息させそうになるというミスを犯してしまいます。蘇生処置でナターシャは命を取り留めたものの、リジーの左目の視力が本人の説明以上に低下していると見たアメリアは、このままではナターシャに危険が及びかねないと判断。ナターシャの父親である亡きエリックの母親、ジャネットをサンディエゴから呼び寄せます。でも、ジャネットにナターシャを取り上げられるのではないかと恐れるリジーは彼女に反発。「視力が回復すれば自分で子育てできる」と言ってアメリアによるオペを望みます。それに対しジャネットは、「オペでリジーの視力が回復しなかったらナターシャを連れて帰る」と宣言。二人はナターシャを取り合う構えを見せます。
アメリアは危険過ぎるとオペに消極的だったものの、ピートとリジー本人の強い希望に従って最終的にはオペを執刀。でも、リジーの視力は回復するどころか、左目の視力まで完全に失われるという結果に終わります。これでは、ナターシャはジャネットに連れて行かれてしまう……。娘を奪われそうになっているリジーに同情したピートは、見えるようになったと嘘をつくようリジーに入れ知恵。騙されたジャネットは失意のまま帰ろうとしますが、リジーの嘘を見抜いたアメリアは、ピートを責めると、真実をジャネットに告げる機会を設けます。ピートはジャネットに謝罪しつつも、亡くなったエリックのためにもナターシャを取り合うのではなく協力して育てていくべきだと指摘。リジーとジャネットは歩み寄りを見せ、当面は、二人で力を合わせながらナターシャの世話をすることになりました。
この一件も、いろいろ考えさせられましたね。ピートの言い分もアメリアの言い分も分かるし、リジーの思いもジャネットの思いも分かるだけに、ベストな着地点が見つかったことに心底ホッとしました。

 

●逝ってしまったスーザンを追ってビジーが自殺!
シャーロットをレイプしたリーが聖アンブローズに運び込まれたというだけでも大ごとなのに、一方でスーザンが亡くなり、ビジーが後追い自殺をするという衝撃的な事件が起きてしまうところが、このドラマの侮れないところ。蘇生措置を拒否するという本人の意志に従い、ビジーに恨まれるのを覚悟でスーザンをそのまま逝かせたアディソン。彼女の辛さはどれほどのものだったか……。
それでもアディソンは、絶望するビジーを懸命に支えようとします。突っぱねられても諦めなかったアディソンは、荷造りを手伝おうとホテルのビジーの部屋へ。「愛してる」とビジーに告げ「私が付いてる」と励まします。それに対するビジーの返答は意外にも「ありがとう」という言葉とハグ。母娘の関係に明るい兆しが見えた! と思ったのに、それから程なくして、アディソンは大量の睡眠薬を飲んだビジーの亡きがらを見つけることになるのです……。こんな展開、誰が予想していたでしょう? この番組ほど、キャストにも視聴者にも容赦ない番組は珍しいと思います。さて、失意のアディソンの今後は!?


【今回のゲスト】
ジャネット役は、「刑事ナッシュ・ブリッジス」のリサ・ブリッジス役や、『スーパーマン III/電子の要塞』のラナ・ラング役および「ヤング・スーパーマン」のマーサ・ケント役でおなじみのアネット・オトゥール。


【注目のセリフ】
「サムにリーを殺せと命じれば私が責めを負う。一生。リーをすくように言えばヤツは野放し。どっちにしても私の負け」by シャーロット
 ……彼女の葛藤のほどがうかがえる一言。
「ヤツに多くを奪われたが、本当の君まで奪われちゃいけない」by シェルダン
 ……シェルダンらしい見事なアドバイス。
「あの男がデルを死なせて、マヤとオリヴィアを死なせかけた時、こう直感したの。私がすべての怒りから解放される唯一の道は、許すことだと」by ナオミ
 ……深い、深すぎる……。
「あなたを許す」by シャーロット
 ……もう2度とシャーロットを“心なき人”とは言わせない!
「愛してるの。私が付いてる」by アディソン
 ……この一言を口にするために超えなければならないハードルの高さは相当なものだったはず。


【曲情報】
♪"Things Fall Apart" The Sweet Hurt
スーザンを逝かせたアディソンをナオミがなぐさめるシーンで。
♪"This Is Not The Answer" Jon Black
ホテルの部屋でアディソンとビジーが抱き合うシーンで。
♪"Hour Of Need" David J. Roch
エンディング、リジーとジャネットが歩み寄りを見せ、シャーロットがもう大丈夫だとクーパーに告げるシーンで。

2012.3.28|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

3月21日(水) #12「分かち合うために」

Bamen12_01セックスへの抵抗をなくしたいシャーロットは、シェルダンの師匠ラリーのセラピーを受けるが、大量の薬を処方されるだけで、ろくに話も聞いてもらえずに追い返されてしまう。サムは、最愛の妻に先立たれたショックから生きる気力を失ってしまった慢性閉塞性肺疾患を抱えるエイブを心配するが……。一方、アディソンはロドリゲスに口説かれた後ろめたさと勢いから、サムにプロポーズ。そんな中、ビジーとスーザンの結婚式が開かれる。

Wowow_talk_2

 


●妻に先立たれて生きる気力を失ったエイブ
慢性閉塞性肺疾患を抱えるエイブの家に立ち寄ったサム。最愛の妻に先立たれたショックから生きる気力を失い、だらしない生活を送っているエイブを心配します。しかし、娘リサの世話になることを拒むエイブは、ろくに仕事もしない家事手伝いのシモーンを雇うだけで、ほかはやりたい放題……。
その後、エイブはシモーンと一緒にクリニックへ。たまたまクリニック内でシモーンとぶつかったピートは、彼女がエイブ名義のクレジットカードを何枚も持っていることに気付きます。ピートは、サムやナオミを交えてその件をリサに報告。「父を独りにするよりはシモーンがいてくれた方がまだマシ」とリサは言いますが、このままシモーンの好きにさせておくわけにはいきません。サムはシモーンを呼び出して「2度とエイブに会うな」と告げます。そしてエイブにもシモーンが裏で何をしているか伝えますが、実は、エイブはすべてを承知済みでした。「もうどうでもいい」というのが彼の本音だったのです。しかしながら、内心では「娘の負担になりたくない」と、リサのことを案じる気持ちが強いと知ったサムは、それをリサに伝えます。結局、リサはエイブに同居を懇願。エイブもようやくリサの申し出を受け入れたのでした。仲介役となったサム、いい仕事をしました!

 

●シャーロットを追い返したシェルダンが師と仰ぐ精神科医ラリー
セックスへの抵抗に悩むシャーロットのため、シェルダンは精神科医を彼女に紹介します。ラリーはシェルダンが師と仰ぐ人物で「トーク・セラピー」の第一人者。けれども、ラリーはセラピーでシャーロットの話を軽く聞き流し、大量の薬を処方しただけで彼女を追い返します。あのラリーがどうして!? 訳が分からないシェルダンは、ラリーに会いに行きますが、ラリーは「トーク・セラピーなんてまやかし。役に立つのは薬だけ」とバッサリ。これにはシェルダンも驚きを隠せません。
あらためて、レストランにラリーを呼び出し、どうして彼がトーク・セラピーをやめたのか尋ねるシェルダン。彼が患者の話を聞くことに疲れて心を病み、自ら薬に頼るようになっているのだと確信すると、「力になる」と申し出ます。でも、ラリーは逆ギレ。周りの客のことなど気にもせず、大声でシェルダンを怒鳴りつけて帰って行きます。
結局、シェルダンは心を鬼にして薬物依存症のラリーを警察に通報しました。すべては、ラリーの患者たち、そして何より、師匠であり友人であるラリーを守るため……。自分の問題を抱えながらも、ラリーを助けるようシェルダンに助言したシャーロットも実に立派でした。

 

●結婚式の日を迎えたビジー&スーザン
Bamen12_02ビジーとスーザンの結婚式はアディソンによって準備が進められ、ついにその当日を迎えます。相変わらず、アディソンにお礼の言葉を口にしようとしないビジーに代わり、「感謝してる」とアディソンに伝えるスーザン。ところが、どうもスーザンの様子がおかしい。どうやら癌が再発しているらしいのです。アディソンは再入院を勧めますが、スーザンはすでに蘇生拒否の指示書にサイン済みで、もう治療を受けるつもりはないのだとアディソンに告げます。スーザンの望みは、ただビジーとの結婚式を挙げることだけだったのです。
結局、スーザンは体調不良をビジーに隠して彼女と結婚。パーティーでは、ビジーとのダンスを楽しみます。ビジーもスーザンもとっても幸せそう。でも、宴もたけなわのパーティー会場でスーザンは突然倒れてしまい……。さあ、ビジーはどうする!?

 

●アディソンがサムにプロポーズ!?
相変わらずロドリゲスに口説かれているアディソン。そのことをナオミに知られてしまいます。もともとアディソンが元夫のサムと付き合っていることを手放しで喜んではいないナオミは、ロドリゲスの口説きにまんざらでもないといった表情のアディソンにがっかり……。アディソンの方は、ナオミがロドリゲスのことをサムに話すかもしれないと心配し、先に自分の方から彼のことをサムに打ち明けます。そして何を血迷ったのか「結婚しましょ」とサムにプロポーズ! 後でナオミからは、「後ろめたさからプロポーズした」と非難されます。そりゃ当然ですよね。アディソン、何て早まったことを……。もちろん、プロポーズされた側のサムも戸惑うばかり。「断りたい」とアメリアに相談するサム、何だかかわいそうなくらいでしたよね。
というわけで、周りを巻き込んで迷走を見せたアディソン。ビジー&スーザンの結婚パーティーの会場で、ようやく待ち望んでいた感謝の言葉をビジーから受け取ります。その言葉をきっかけに、自分の気持ちを素直に見つめ直したアディソンは、不安からプロポーズしたことをサムに告白し、プロポーズを撤回。これにはサムも笑顔でした。
これでちょっと一安心のアディソンですが、スーザンが倒れたのが問題。彼女の体調不良をアディソンが承知していたとビジーが知ったらと思うと……。アディソンの苦悩はまだまだ続きそうです。
→「WOWOWトーク」で語ろう! ディソン、ロドリゲスの誘惑に揺れていると思う?

Wowow_talk_2

 

●ついにセックスレスを脱したシャーロット&クーパー
Bamen12_03はからずもドラッグにおぼれた精神科医を紹介されるハメになったシャーロット。セラピーの効果に期待していたクーパーをがっかりさせたのではないかと落ち込みますが、その後事態は好転します。ビジーとスーザンの結婚パーティーの席でキスをしたシャーロットとクーパーはそのまま開場の製氷室になだれ込んでセックス! 結婚式の幸せムードのおかげでリラックスできたのが良かったみたい。もっと長くかかるかなと思っていましたが、思わぬ進展でしたね。シャーロットもクーパーも、本当にここまでよくがんばりました!


【鑑賞MEMO】
ナラティブ・トーク・セラピー

ラリーが推奨してきたというナラティブ・トーク・セラピー。現代精神医学で用いられている精神療法の一つです。患者の自主性に任せて自由に自分の物語を語らせることによって、症状の除去から人生観の転換に至るまで、幅広い改善効果が期待できるとのこと。シェルダンの治療には、このナラティブ・トーク・セラピーの手法が大いに取り入れられているようです。


【今回のゲスト】
エイブ役は、「ER 緊急救命室」や「デスパレートな妻たち」へのゲスト出演などで知られるポール・ドゥーリイ。
ラリー役は、「ドーソンズ・クリーク」へのゲスト出演などで知られるオッバ・ババタンデ。


【注目のセリフ】
「もしあなたがレズビアンの恋人と結婚するならお祝いのパレードをする。議事堂で合法化を求めてデモをする」by アディソン
 ……でも相手がビジーだと抵抗があるのは当然。ビジーは母親だから。
「感情を司るのは化学物質なのに、ソファでおしゃべりして何になるの?」by アメリア
 ……セラピーに懐疑的でも、シェルダンやヴァイオレットの仕事を否定しちゃダメでしょ。
「やんわり断るにはどうしたらいい?」by サム
 ……アディソンの早まったプロポーズにすっかり振り回されちゃいましたね……。
「あなたはどうして関係を壊すの? 人の男を奪うし、今だって他の男に口説かれてふらついてる。だからサムにプロポーズした」by ナオミ
 ……さすが親友。アディソンの行動の裏をバッチリ読んでる。
「怖いからこそ愛する人を遠ざけることもある。逆に引き寄せようとすることも」by ナオミ
 ……エイブについての言葉だけれど、アディソンにもバッチリ当てはまるみたい。


【曲情報】
♪"Your Easy Lovin' Ain't Pleasin" Mayer Hawthorne

オープニング、ビジーとスーザンの結婚式の花をアディソンがナオミと一緒に選ぶシーンで。
♪"Heading For The Hills" Billy Harvey
サムにプロポーズしたとアディソンから聞かされたナオミが激怒し、サムがエイブに助けを求めるよう説得するシーンで。
♪"Shake It" Metro Station
ビジーとスーザンの結婚披露パーティーで、シャーロットがラリーを助けるようシェルダンに言い、サムとナオミがエイブについて議論するシーンで。
♪"God Only Knows" Dale Dale Earnhardt Jr.
エンディング、クーパーとシャーロットが製氷室でセックスし、シェルダンが警察とともにラリーの部屋に行き、アディソンがプロポーズの撤回をナオミに報告し、ダンス中にスーザンが倒れてしまうシーンで。

2012.3.21|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

3月14日(水) #11「不揃いの歩み」

Bamen11_02天才的な環境エンジニア、コーリー・ラムジーが車で事故に遭い、頭蓋骨にダメージを受けた状態でERに搬送されてくる。ピートらは彼の妻に、脳の損傷部分を切除する治療法を提案するが……。レイプ事件後、セックスができないクーパーとシャーロットは、シェルダンからアドバイスを受けてオフィスでフライドチキンを食べる。また、アディソンの母ビジーは、恋人のスーザンを卵巣癌から救えとアディソンに命じるが……。

Wowow_talk_2

 


●事故で脳に損傷を受けた天才的環境エンジニアのコーリー
天才的な環境エンジニア、コーリー・ラムジーが車で事故を起こし意識不明でERに運び込まれます。対応に当たったピートは、頭蓋底骨折と診断。アメリアとともに、脳の損傷部分を切除して脳圧を下げる治療法を妻のパトリシアに提案します。ところがパトリシアは、オペで夫の知的能力が損なわれるのであれば、自然治癒で脳が完全に復活するのを待つときっぱり。そんな矢先、ジャネルというコーリーの恋人が現れ、病室でパトリシアと鉢合わせになります。「彼を死なせないで」と頼み込むジャネルと、彼女を追い返そうとするパトリシア。そんな中、コーリーの脳圧が急上昇。ピートはパトリシアの許可を得ずにコーリーの頭にチューブを入れ、ひとまず脳圧を下げて時間を稼ぎます。

 

その後、パトリシアは「夫を仕事に没頭させる環境を苦労して整えてきたのは自分。夫も知的能力が低下してまで生きたくはないはず」と主張。けれども、ジャネルがコーリーの子どもを身ごもっていると知ると、自分に妻としての発言権はないと悟り、彼を生かすことに同意します。そして、コーリーのオペは成功。パトリシアはそのまま立ち去るのでした……。
子どもは成功の邪魔になるとコーリーに言われ、出産を諦めたというパトリシア。すべてはコーリーのためと必死でがんばってきたのに、彼が愛人との間に子どもを作っていたと知ってどんなにショックだったことか。自ら身を引いた彼女の後ろ姿が忘れられません。

 

●ビジーの恋人で卵巣癌を患ったスーザンと彼女の治療を頼まれたアディソン
Bamen11_03突然、卵巣癌を患った恋人のスーザンを連れてLAにやって来たアディソンの母ビジー。スーザンの癌はステージ4でもはや為す術もない状態でしたが、ビジーはアディソンに思いっきりビンタを食らわせ、何としてもスーザンを助けろと命令します。アディソン、とても驚いた表情でしたが、見ている私も驚きでした。ビジーって人は何と強いのか……。

 

Bamen11_01あの勢いで命じられたら何もしないわけにはいかない……ということで、アディソンはあの腫瘍科医のロドリゲスに相談の上で、オペが可能かどうか内視鏡検査で調べてみることに。しかし、スーザンの癌は予想以上に広がり、肝臓に浸潤していることが判明。やはり、有効な治療法はないと分かります。でも、今度もやはりビジーは事実を受け入れません。ビジーはただ我が儘を言っているわけじゃない、娘であるアディソンなら方法を見つけられると期待していたのです。ビジーのアディソンへの仕打ちを見て、アディソンを気の毒に思ったサムはビジーと話をし、その彼女の真意を知ります。そしてサムは、「ビジーはアディソンなら奇跡を起こせるかもしれないと信じてここへ来た」とアディソンにビジーの気持ちを代弁。「ビジーの厳しい態度は娘の腕を信頼しているからこそ」と彼女を励まします。
結局、アディソンは「ダ・ヴィンチ」というロボットを使ってスーザンのオペをし、見事に癌を切除。ロドリゲスによる局所化学療法も施され、スーザンもこれで一安心。さすが、アディソン・フォーブス・モンゴメリ。本当に奇跡を起こしてくれました。当然、ビジーからのお礼の言葉を期待するアディソンでしたが、残念ながらビジーからお礼の言葉はなし。それどころか、翌日ビジーは、「あなたのお父さんと離婚した。スーザンと結婚する」という言葉をアディソンに投げつけます。今度は思いっきり言葉によるビンタをくらったかたちのアディソン。この屈折した母娘の関係は、ビジーとスーザンの結婚で何か変わるのでしょうか?
→「WOWOWトーク」で語ろう! ビジーのような母親をどう思いますか? 印象に残った二人のやりとりと一緒に教えてください!

Wowow_talk_2

 

●セックスレスに悩むクーパーとシャーロット
レイプ事件依頼、シャーロットとセックスレスになっているクーパー。無理強いするつもりはないものの、いつまでこの状態が続くか見当もつかず、もんもんとした気持ちをシェルダンに打ち明けます。シェルダンのアドバイスは「焦らず会話から」。クーパーは、自分の思いをシャーロットに伝え、仲良くおいしいチキンを食べることに。すると、シャーロットはセックスを試してみるという。本当に大丈夫!? と思ったら、やっぱりダメでした……。

 

シャーロットもクーパーを受け入れられない自分を責め、その辛い思いをナオミにこぼします。「愛やその行為や喜びは、誰もあなたから奪ったりできない」とナオミ。いいことを言います。レイプ事件当時、LAにいなかったナオミは、むしろシャーロットにとって話しやすい相手なのかも。
その後、シャーロットはヴァイオレットに「レイプ後どのくらいでセックスしたい気持ちになったか」と訪ねます。直球の問いにもかかわらず、ヴァイオレットは嫌がるそぶりも見せずに誠実に回答。シャーロットは、そんなヴァイオレットに初めてお礼を言いました。「あなたの話に救われてる」と。

 

その夜、クーパーとシャーロットは再びセックスにチャレンジ。でも、今度はクーパーの方がダメでした。クーパーもこの件でいかに傷ついているかが、今回もまた浮き彫りに……。まだまだ暗いトンネルの中にいる二人ですが、またしてもチキンを一緒に食べることからやり直すところがほほえましい。これを乗り越えることができたら、二人の絆は一層深まるはず!

 

●体験談の出版企画が持ち上がったヴァイオレット
ケイティに襲われた後、セラピーの一環として自らの体験を綴っていたヴァイオレット。それを読ませた出版業界にいる友人から、出版のオファーを受けます。まずは身近な人の反応を確かめてから……と、ナオミとシェルダンに原稿を読ませるヴァイオレット。結果、反応は上々。ヴァイオレットは気を良くしてピートにも原稿を読ませますが、「プライベートがすべて公表されてもいいのか?」とピートは出版には慎重な態度。でも、自分の体験がシャーロットを救ったことに自信を得たヴァイオレットは、自分の手記で救われる人がいれば……と出版を決意。準備のためにニューヨークへ向かうことにします。
へえ~、あの体験が本に。ヴァイオレット、転んでもただでは起きないところが彼女らしいですね。でも、ピートの懸念をもう少し考慮すべきじゃ? こうと決めたら振り返らないのがヴァイオレットの長所ではありますが、時々周りが見えなくなるのが心配ですよね。


【鑑賞MEMO】
オプラ・ウィンフリー

オプラ・ウィンフリーはアメリカで超有名な司会者兼プロデューサー。シェルダンが、彼女の口から自分の名前を言われてみたいと切望していたことからも分かるように、オプラはアメリカのみならず全世界から絶大な人気を集めているカリスマです。
“アメリカのトーク番組史上最高の番組”と評価された彼女の看板番組「オプラ・ウィンフリー・ショー」は、1986年から25年にわたって放送。昨年5月に惜しまれながらも番組終了となりましたが、実は、2006年、「グレイズ・アナトミー」のキャストたちも(もちろんアディソン役のケイト・ウォルシュも!)揃ってこの番組に出演を果たしています。あれからもう5年以上経つわけですが、今も「グレイズ・アナトミー」の放送が続いているのが本当に嬉しいですね。


【今回のゲスト】
パトリシア役は、「秘密情報部 トーチウッド」でトシコ・サトウを演じているナオコ・モリ。
ジャネル役は、「ボストン・リーガル」のケイティ・ロイド役や「ダメージ」のアレックス・ベンジャミン役などで知られるタラ・サマーズ。


【注目のセリフ】
「僕たち、ここで座って黙ってこのチキンを食べない?」by クーパー
 ……言い出しにくい会話もチキンがあればスムーズ。
「私の娘が、私の愛する人の死を何もせず傍観するだけだなんて」by ビジー
 ……そんなつもりアディソンにあるはずないのに……。
「愛やその行為や喜びは、誰もあなたから奪ったりできないの」by ナオミ
 ……心に刺さる名言。
「ありがとう。初めて言った」by シャーロット
 ……この感謝の言葉が、ヴァイオレットに出版を決意させる後押しに!?
「あなたには冷たい母親がいるけど、あなたは私が知る中で一番有能でまともな人間だし、私の目標でもある。要するにビジーは、長い目で見ればいい母親かも」by アメリア
 ……今回はアメリアの口から下ネタではない名言が!


【曲情報】
♪"Brand New Shoes" She & Him

ヴァイオレットが、自分の書いた体験記が本として出版されるかもしれないとナオミに話し、スーザンには手の施しようがないというアディソンをビジーがひっぱたき、スーザンを救えと命じるシーンで。
♪"Pennies In The Snow" Farryl Purkiss
ビジーの件で悩むアディソンにナオミがアドバイスし、出版についてヴァイオレットがピートに意見を聞き、シャーロットとクーパーがセックスを試すも、失敗に終わるシーンで。
♪"I'm In Here" Sia
ジャネルの妊娠を知ったパトリシアが、コーリーを救うことに同意するシーンで。
♪"31 Flavors" Little Jackie
エンディング、ヴァイオレットがニューヨーク行きを決めたとピートに伝え、シャーロットとクーパーが再びセックスを試すも、諦めてチキンを食べることにし、ビジーがスーザンと結婚するとアディソンに宣言するシーンで。

2012.3.14|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

3月7日(水) #10「抑圧の反動」

Bamen10_01クーパーとシャーロットは検事にレイプ犯リーの起訴を掛け合うが、裁判に不利な要素が多いという理由で断られる。憤慨するクーパーだったが、意外にもシャーロットは落ち着き払った様子で……。一方、薬物依存症で妊婦のエミリーが帝王切開のために入院する。彼女は毎年妊娠しては赤ちゃんを売っていることから、ピートは不妊手術を受けるよう彼女を説得。けれども、自身で赤ちゃんを欲しがっているアディソンは不妊手術に反対し……。

Wowow_talk_2

 


●リーの起訴を判事に掛け合うクーパーとシャーロット
クーパーとシャーロットは、レイプ犯のリーの起訴を検事に掛け合うものの、「当初は強盗だと証言した」「レイプ検査の結果も遅れて提出され信用性に欠ける」「面通しでの被疑者の特定も初回ではなく2度目」「出会い系サイトを利用し、変態的な性的経験を好む傾向にある」と、シャーロットのこれまでの行動に不利な要素が多い点を検事は指摘。起訴はできないと断言します。けれどもシャーロットは落ち着き払った様子。およそ本心とは思えない前向きな発言を繰り返します。けれども、クーパーは本心を語ろうとしないシャーロットにいら立ち、前向きなセリフは聞き飽きたと言わんばかりに、ついには彼女に対して声を荒げてしまいます。当然、おびえるシャーロット……。
その後、ナオミの気遣いから彼女にハグされたシャーロットは、クーパーにすら体を許せなくなっていることへの後ろめたさや、検事に変態呼ばわりされた辛さをナオミに漏らします。クーパーもこういったシャーロットの本音が聞きたいわけですが、クーパーには話せないというシャーロットの気持ちも分かります。
結局、自暴自棄になったクーパーは、勢いでアメリアにキス! でも、いくら肉食系の飢えるアメリアとはいえ、それを受け入れるはずもなく。アメリアはクーパーの軽率な行為をとがめます。そして、クーパーは……、シェルダンに苦しい胸のうちを吐露するのでした。
今のクーパーを見ていると、レイプという犯罪が被害者だけでなくいかに周りの人のことも傷つけるのか思い知らされます。

 

●薬物依存症の妊婦エミリー
毎年妊娠しては赤ちゃんを売る、薬物依存症の厄介者妊婦のエミリーが帝王切開のため入院。ピートとヴァイオレットは、これまでお金を渡すことで彼女に赤ちゃんを手放させてきたのですが、それを知ったアディソンは憤慨します。“子ども欲しい熱”に冒されている彼女ですから、ピートとヴァイオレットの判断に首をかしげるのは当然ですよね。
そして、今回エミリーは、子どもを自分で育てたいと言い出します。もちろんアディソンはエミリーに味方しますが、エミリーの本性を知り尽くしているピートとヴァイオレットは、「これ以上不幸な子どもが生まれないよう卵管を縛る不妊手術をすべき」「エミリーに本気で子育てする気はない。ほかに魂胆があるはず」「エミリーは変わらない」と主張。結局、ピートはエミリーに250ドルを渡すことを約束し、不妊手術を了承させます。けれども、アディソンはお金のために不妊手術を受けさせるのは倫理にもとるとし、帝王切開でエミリーの赤ちゃんを取り上げるだけで、不妊手術は実行せず。子育てのチャンスを奪われそうになるエミリーに自分を重ね、「エミリーを助けてやって」とヴァイオレットに頼みます。
でも、エミリーはやはり金の亡者。不妊手術は行われなかったにもかかわらず、約束したお金をくれと懇願する彼女は、アディソンが1,000ドルを用意すると、産まれた赤ちゃんには見向きもせずにあっさり親権放棄書にサインします。アディソン、エミリーには見事に裏切られたかたちに……。赤ちゃんが欲しくてたまらないのに、自分は産めない可能性が高いと知っているアディソンにとっては、本当に皮肉な展開でした。
→「WOWOWトーク」で語ろう! エミリーへの不妊手術は適切?

Wowow_talk_2

 

●激太りした15歳の少年ジャスティン
Bamen10_023年ぶりにクリニックを訪れたクーパーの患者で15歳のジャスティン。120㎏以上激太りしていてクーパーを驚かせます。クーパーは、彼の両親のブルースとパムをクリニックに呼んで健康管理に気を付けるよう注意。そんな中、ジャスティンは血糖値の急上昇で意識を失ってしまいます。ブルースは「お前が甘やかすからだ」とパムを責めるだけ責めて、自分は仕事へ行くと言い出しますが……。
その後、クーパーは目覚めたジャスティンから「性的虐待を逃れるためにわざと太った」という衝撃発言を聞かされます。せんだってのブルースの言動を見ていただけに、虐待したのはブルースだと決め込んだクーパーは彼に殴りかかりますが、実は、虐待の犯人は母親のパム。後にこの事実を知ったブルースは、気付いて守ってやれなかったことをジャスティンに詫びます。太ることで自衛をはかってきたジャスティンにも、これでようやく安堵の日々がやってきそうです。
それにしても、あのジャスティンの特殊メイクは強烈でしたね。演じていた俳優さん、かなり暑かったんじゃないかと。

 

●子どもが欲しいアディソンと、彼女に助けを求める母ビジー
財団の事業で海外を旅していたナオミが帰国。孫のオリヴィアを連れて“女子会”に参加します。出産願望にとらわれているアディソンは、会話の中で「サムとの子が欲しい」と本音をポロリ。旅で悟りを開いたナオミは、嫌がらずに彼女の悩みを聞いてやります。子どもに興味などないアメリアは、“女子会”の話題についていけず、男性陣が集まるサムの家へ避難。いかにもアメリアらしいですね。
さて、その後、仕事でエミリーの裏切りに遭ったアディソン。捨てられたエミリーの赤ちゃんを見て涙すると、サムに赤ちゃんを引き取りたいとほのめかします。けれども、もう子どもを育てる気のないサムは「君の生物時計に合わせて動くことはできない」とやんわりアディソンを諭し、「もう少し時間が欲しい」と告げます。結果的に、赤ちゃんは良さそうな里親に引き取られたのが救いでしたが……。

 

そして、翌早朝。アディソンは母ビジーから電話を受けます。そして、呼吸器につながれて車椅子の状態となった恋人のスーザンとともにLAの飛行場に降り立つ彼女を出迎えます。どうやらビジー、病に冒されたスーザンの治療をアディソンに頼みたいようです。
ビジーとアディソン、親子関係が微妙なだけに次回の展開が気になります。


【鑑賞MEMO】
コカインベビー

妊娠中にコカインを使用した母親から生まれた子どもを指す言葉。コカインベビーは低体重で産まれることが多く、脳の異常、体の発育不全などの症状が見られることも。産まれても集中治療室から出られない場合もあるそうです。
エミリーの場合、今回こそ健康な赤ちゃんを産んだものの、それまでに産んだ4人の赤ちゃんにはみな障害が。そのうち一人がコカインベビーでした。ピートとヴァイオレットがエミリーに不妊手術をさせようと思った理由は、ここにあったわけです。


【今回のゲスト】
エミリー役は、映画『フィールド・オブ・ドリームス』の子役として知られるギャビー・ホフマン。
パム役は、「ジェリコ ~閉ざされた街~」のメアリー役や「crash クラッシュ」のクリスティン役、「CHUCK/チャック」のキャスリーン役などで知られるクレア・ケアリー。


【注目のセリフ】
「悪いけどヴァギナ・トークにはついていけない」by アメリア
 ……アメリアらしい物言い。
「心を開きさえすれば自分は独りじゃないと分かるのに。すべて変わるのに」by クーパー
 ……心を閉ざすシャーロットとの毎日はクーパーにとってもかなりのストレスに……。
「驚かせたくないから予告してからにするわね。あなたのことハグする」by ナオミ
 ……さすがナオミ!
「もしものときは、レズビアンになってラバースーツ着てくれる?」by シャーロット
 ……こんな冗談が言えるのも、相手がナオミだからこそ。
「まるで生ける屍を相手によりどころを演じてる。被害者の婚約者を」by クーパー
 ……これが今のクーパーの本音。彼の辛さもよく分かる……。


【曲情報】
♪"1000 Boys" Matt Duncan

赤ちゃんの話題で盛り上がる女子会についていけず、男性陣のポーカーの席に混ざるも、そこでも赤ちゃんの話題となりアメリアがガックリするシーンで。
♪"Ships On The Shoreline" Unkle Bob
子どものことを話し合おうとするサムをアディソンが遠ざけ、悩みを聞こうとしてくれるシェルダンの前でクーパーが口を閉ざし、エミリーの力になってあげてほしいとアディソンがヴァイオレットに頼むシーンで。
♪"Here On The Ground" Noëlle Hampton
エミリーが赤ちゃんを見ようともせず、1,000ドルと引き替えにその赤ちゃんを手放すシーンで。
♪"Homesick" Sleeping At Last
エンディング、心を閉ざしたシャーロットとの毎日の辛さを、クーパーがシェルダンに打ち明け、病気のスーザンを連れてロスの地に降り立ったビジーを、アディソンが飛行場で出迎えるシーンで。

2012.3. 7|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(3)トラックバック(0)

2月29日(水) #9「救いの手」

Bamen09_01てんかんの発作を繰り返す母シャロンの世話をしながら、学校生活や習い事に忙しい15歳のジュリー。彼女の境遇に同情したアメリアは、シャロンの発作をなくすオペを親子に提案する。一方、ピートのオフィスには弟アダムが現れ、「故殺罪で刑務所にいる母が心臓病で死にかけている。人道的釈放で救えないか」と頼みに来る。ピートは戸惑いながらも刑務所で母のフランシスと再会するが……。また、シャーロットは、警察でレイプ犯の面通しをすることになり……。

Wowow_talk_2

 


●てんかん発作を繰り返す母を持つ15歳のジュリー
7年前の交通事故以来てんかんの発作を繰り返す母シャロンの世話をしながら、学校生活や習い事に忙しい15歳のジュリー。初潮を迎えたためアディソンの診察を受けている最中、付き添っていたシャロンが発作を起こします。検査の結果、病巣さえ切除すれば発作をなくすことができると分かり、アメリアはシャロンにオペを勧めますが、アディソンがリスクに関して踏み込んだ発言をしたせいで、ひるんだシャロンはオペを拒みます。でも、悲劇的な事件で5歳にして父を亡くしているアメリアは、その選択のせいで母親との残された時間が限られてしまうジュリーに同情。彼女から本音を聞き出そうとしますが、ジュリーは「母さんの望むように」と言うだけでした……。
アメリアはたまらずに、このまま何もせず10年後シャロンが植物状態になるのがジュリーにとって本当にいいことか、とアディソンに詰め寄ります。アメリアの言い分に理解を示したアディソンは、自らジュリーと話をすることに、結局、ジュリーはオペを受けてほしいと本心をシャロンに告白。シャロンはオペに承諾し、アメリアは無事シャロンのオペを成功させるのでした。
今回の一件を通して、幼少期に父親を失っている経験がいかにアメリアの人格形成に影響を及ぼしているのかが分かりましたね。破天荒でありながら、彼女が繊細な一面を持っているのも納得です。
なお、今回、シャロンとジュリーの親子関係を間近に見たアディソンには、“赤ちゃん欲しい熱”がメラメラ。本気で子作りの段階に進むつもりでいるようですが、さて、サムの反応は!?

 

●弟アダム、母フランシスと再会するピート
ピートの弟アダムが、突然クリニックに現れます。ヴァイオレットがいつの間にか連絡を取っていたのかと思いきや、意外にもアダムは自分の意志でピートに会いに来たとのこと。彼の目的は、故殺罪で刑務所にいる母が心臓病で死にかけているため、人道的釈放で救えるよう計らってほしいとピートに頼むためでした。ピートは戸惑いますが、ヴァイオレットに励まされて刑務所へ。母フランシスと再会し、彼女の容体の悪さを確認。彼女を救うため、家族ではないサムに嘘の診断書を書いてほしいと頼みます。事情を汲んだサムは承諾し、ピートは書類を整えます。
けれども……、再び刑務所でフランシスと話し合ったピートは、彼女にヘンリーを殺したことを悔いる気持ちが感じられないことに失望。結局、手続きをやめてしまいます。当然、このピートの決断に納得がいかないのはアダム。ピートを責めるだけ責めて「母さんを助けないのなら終わりだ」と吐き捨てて去って行きます。こうして、兄弟は再び決裂。家族と和解する道を絶たれたピートですが、個人的には彼の決断は正しかったと思います。
それにしても、あんな親のもとで育ったのに、一人は医師、一人は弁護士って。出来すぎた息子たちですよね。

 

●ついに面通しでリーをレイプ犯と特定したシャーロット!
通報したことが正しかったのかアディソンが気をもむ中、シャーロットはクーパーに付き添われて警察へ。けれども、「容疑者が捕まった」と聞かされたシャーロットは、面通しで犯人の顔を見るのを恐れ、何もせず立ち去ってしまいます。
クリニックに戻ったシャーロットは、レイプの件をクーパーに話したのかとアディソンに詰め寄ります。シェルダンは、「クーパーには言っていないが、警察に話した」とアディソンの答えを代弁。シェルダンまでもが内実を知っていることに怒り心頭のシャーロットは、犯人のDNAサンプルを鑑定にまわしたとアディソンから聞かされるとさらに憤慨します。
一方、シャーロットがレイプされたことを一人知らないクーパーは、シャーロットに面通しをするよう言ってほしいとヴァイオレットに頼みます。「私は言えない」としながらも、「新たな被害者を生み出さないためにはあなたの勇気が必要」とシャーロットを説得するヴァイオレット。その言葉に押されたシャーロットは、ヴァイオレットと一緒に面通しに臨みますが、リーの顔を見た瞬間、「ここに犯人はいない」と言って出て行ってしまいます。要するにシャーロットは、クーパーの手前、“面通しをした”という事実を作りたかっただけだったんです。
そんな中、釈放されたリーの様子を見張っていたシェルダンは、彼に恋人と息子がいることを突き止めます。このままでは、彼らにも被害が及ぶ可能性が……。シェルダンは、リーを逮捕するため協力するようシャーロットに訴えかけますが、やはりシャーロットは耳を貸さず……。
そして、ヴァイオレットは思い切ってレイプの件をクーパーに話します。このままでは、シャーロット自身がさらに傷つくと考えたのです。クーパーはショックを受けるものの、「犯人を野放しにはできない」とシャーロットを説得。すべてを知っても自分を愛すると言ってくれるクーパーの言葉に心動かされたシャーロットは、彼と一緒にあらためて警察へ。ついに面通しでリーを犯人だと特定するのでした。
シャーロットが勇気を出してくれて本当によかった……。それもこれも、真実を知っても変わることのないクーパーの思いが通じたおかげですね。頼りない面がクローズアップされがちなクーパーですが、今回のシャーロットへの言葉には強い説得力が。彼の頼もしさを見せつけられた気がします。
→「WOWOWトーク」で語ろう! あなたが一番「ほめてあげたい」と思うのは誰?

 

……というわけで、シャーロットを始め、それぞれのキャラクターが勇気を奮いたたせて前に踏み出していく姿が描かれた今回。個人的には、レイプの真相を知ってもシャーロットを受け入れたクーパーの深い愛情にとりわけ心打たれましたが、みなさんが一番「ほめてあげたい」と思ったのは誰だったでしょうか? みなさんの感想、ぜひ聞いてみたいです。

Wowow_talk_2


【鑑賞MEMO】
メリル・ストリープのテレビでの活躍

自分の著作がドラマ化されることになったら、メリル・ストリープ以外の女優が自分を演じるのは許せないと力説していたヴァイオレット。クーパーは「メリル・ストリープはテレビドラマには出ないだろう」と答えていましたが、実はメリル、テレビでも活躍しています。1977年のTVドラマミニシリーズ「スラップ・シュート」、1978年のTVドラマミニシリーズ「ホロコースト/戦争と家族」(エミー賞主演女優賞受賞)、2000年のTV映画「クリント・イーストウッド アウト・オブ・シャドー」、製作総指揮も兼任した1997年のTV映画「誤診」(ゴールデングローブ賞およびエミー賞主演女優賞ノミネート)。そして記憶に新しいのが2004年のTVドラマミニシリーズ「エンジェルス・イン・アメリカ」(ゴールデングローブ賞およびエミー賞主演女優賞受賞)です。ちなみに、このドラマにはあのアル・パチーノも出演(彼は、2010年のTVドラマミニシリーズ「死を処方する男 ジャック・ケヴォーキアンの真実」でも主演)。“テレビ俳優は映画俳優より格下”という見方は確実に変化してきているので、メリルがヴァイオレット役を演じることもあり得るかも!?


【今回のゲスト】
ピートの母親のフランシス役は、『カッコーの巣の上で』でアカデミー主演女優賞、ゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)を受賞しているルイーズ・フレッチャー。
ピートの弟のアダム役は、「ヴェロニカ・マーズ」のジェイク・ケイン役や、「ホミサイド/殺人捜査課」のティム・ベイリス刑事役などで知られるカイル・セコー。
ジュリー役は、「Weeds ~ママの秘密」のイザベル役のアリー・グラント。


【注目のセリフ】
「私、大人よ。大人になった今も父が恋しい」by アメリア
 ……5歳で父親を失ったアメリアの心には今も空洞が……。
「あなたは普通じゃないわ。それほどまともじゃない。ピリピリしてて神経過敏、他人の問題に首を突っ込んでくる。それがあなたよ。私はもううんざり!」by シャーロット
 ……この言葉を投げつけられた時のヴァイオレットの表情には見ごたえが。演じるエイミー・ブレネマンの器の大きさが感じられるワンシーン。
「これは取引じゃない。嘘はつくな。俺も嘘はつかない」by ピート
 ……「人は大きく変わることもある」というサムの言葉を信じたかったのに……。
「いい嘘もある。ごまかしじゃない嘘もある。それは愛よ」by ヴァイオレット
 ……この言葉に、ピートの心も少しは軽くなったのでは?
「愛してる。これからも君を愛してる。永遠に。何があっても。こんなことで……。僕は君のもの。いい? 君のものだ」by クーパー
 ……真実を知っても変わることのないクーパーの思いが、シャーロットの何よりの支えに。


【曲情報】
♪"Juju's Theme" Undersea Poem

オープニング、アディソンとサムがベッドでシャーロットについて話し、クーパーがシャーロットを連れて警察に行くシーンで。
♪"Red Rocking Chair" Black Prairie
ジュリーに説得されて母シャロンがオペを受けることを決心し、面通しでわざとリーを特定しなかったシャーロットが、もう面通しはしないとクーパーに告げ、母フランシスに過去の殺人への後悔の気持ちが感じられないことにピートが失望し、シェルダンがリーに恋人と息子がいることをシャーロットに伝え、ヴァイオレットがシャーロットの身の上に起きた真実をクーパーに告げるシーンで。
♪"In The Morning" Fran Healy
エンディング、アディソンがサムに子どもが欲しいと訴え、ピートの決断をヴァイオレットが支持し、真実を知ったクーパーがシャーロットを説得し、彼女に面通しでリーを特定させるシーンで。

2012.2.29|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

2月22日(水) #8「そして、これから…

Bamen08_01シャーロットが痛々しい姿で職場に復帰。彼女を心配するアディソンは、サムに事件の内実を打ち明ける。一方で、ピートもあの夜シャーロットの身の上に起きたのはレイプだと考えており、それをヴァイオレットに話す。病院では、リンパ腫を患うエリサに癌が再発。また、糖尿病と乳癌を患うレイチェルは、夫婦でのセラピー中に突然かんしゃくを起こして、夫に暴力を振るい始め……。

Wowow_talk_2

 


●仕事に復帰したシャーロットと、彼女を取り巻く面々
衝撃的なレイプ事件から日も浅いというのに、シャーロットは痛々しい姿で早々に仕事復帰。クリニックのメンバーたちはどんな顔で接していいか分からず、ぎこちない雰囲気……。彼女がレイプされたことを唯一知っているアディソンは、早過ぎる復帰を心配し、回復の具合を診たいとシャーロットに申し出るものの、「あの夜のことは絶対言わないで」と、それだけを強調する彼女の態度に困惑します。
そして、アディソンはついに耐えきれずサムに真実を打ち明けます。密かに犯人のDNAサンプルを採取していることも。内実を知ったサムは、それとなくヴァイオレットに相談。ヴァイオレットもシャーロットがレイプされた可能性に思い当たり、さりげなく彼女の相談に乗ろうとしますが、やはりシャーロットはそれを拒絶……。自分にもレイプされた経験があるだけに、シャーロットの気持ちがよく分かるヴァイオレットは、その後、自分の過去についても告白しつつ、ピートにシャーロットのことを相談します。そして、シャーロットがレイプされたとピートも思っていることを知るのです。
一方、クーパーもシャーロットのことで神経をすり減らしています。長い目で見守る必要があると分かっていても、苦しみを自分の中で抱え込み、少しでも気に障るようなことを言えば反発あるいは無視をするシャーロットには戸惑うばかり。
そんな中、シャーロットについてシェルダンと話をしていたヴァイオレットは、事件の夜、彼が警察でレイプ犯の精神鑑定をしていたことを知り、彼がシャーロットを襲った相手なのでは、と思いつきます。そしてシェルダンも、リーがシャーロットを襲った犯人だと悟るのです。こうして、シャーロットの事件と、シェルダンが警察で相手をしたリーがつながりました。
Bamen08_02_2その後、ヴァイオレットはシャーロットにも自身のレイプ被害について告白。いつでも力になると伝えます。シェルダンは警察署に行き、リーによるレイプの被害者が判明したことを刑事に報告。アディソンはサムに背中を押され、シャーロットに内緒で保管しておいたレイプ犯のサンプルを鑑定に回すことに。
そしてシャーロット。ヴァイオレットに辛い現実を突きつけられ、薬物に逃げたい気持ちになったのか、アメリアを誘って薬物使用防止のミーティングへ。普段は波風を立てることが多いアメリアですが、今はシャーロットの支えになっているようです。そして、余計なおせっかいを焼かないシェルダンも、シャーロットにとってはありがたい存在になっているよう。傷ついている本人が何を望んでいるのか、力になりたいという思いはさておき、相手の立場に立って接するのって本当に難しいですね……。
→「WOWOWトーク」で語ろう! シャーロットへの対応でMVPをあげるなら誰?

Wowow_talk_2

 

●リンパ腫が再発したエリサ
リンパ腫を患うエリサは、過去に2回化学療法を受けたにもかかわらず癌が再発。西洋医学を信じない父ディエゴは「もう化学療法は受けさせない」と宣言し、エリサをシャーマンに診せると言い出します。信仰の力を信じるピートはディエゴに理解を示しますが、クーパーは猛反対。そして、シャーマンの祈祷中にエリサの容体が急変すると、裁判所に化学療法を認めてもらえるよう訴えるという強硬手段に出ます。
その後、判事が病院へ。エリサは「化学療法は望まない」と言うものの、それはシャーマンを信じているからではなく、医療費の支払いで破産した家族にこれ以上負担をかけたくないからだと本心を打ち明けます。
娘の真意を知ったディエゴは、やはり化学療法を受けさせることに。これで、もうシャーマンの出番はないはずでしたが、家族思いのエリサと信心深いディエゴに胸を打たれたクーパーは、化学療法を始める前に、シャーマンを呼んで祈祷をあげさせてやるのでした。
プライベートでは問題も多々あるクーパーですが、医師として常に子どものために最善を尽くすという点にぶれがないところが素晴らしいです。

 

●糖尿病と乳癌を患うレイチェル
糖尿病と乳癌を患うレイチェル。夫ニックとともにシェルダンのセラピーを受けている最中、突然かんしゃくを起こしてニックに暴力を振るい始めます。尋常ならぬ様子に驚いたシェルダンはアディソンに相談。二人がいかに仲の良い夫婦か知っているアディソンには信じがたい話でしたが、検査の結果、怒りの原因は乳癌の卵巣転移によるテストステロンの上昇ではないかと推察します。とすれば、腫瘍の摘出で怒りはコントロールできるはず。オペのリスクが高いと知りながらも、レイチェルはニックのためにオペを受けると決めます。
けれども、開腹してみると彼女の腫瘍は予想以上に広がっていて……。アディソンの腕を持ってしてもすべて取り除くことはできませんでした……。余命わずかとなったレイチェルは、これ以上ニックを苦しめたくないと、ホスピスに入る決心をします。本当はニックのもとで最期の時を過ごしたかったはずなのに……。ニックを愛しているからこその彼女の決断には胸を打たれました。


【鑑賞MEMO】
ユディトとホロフェルネス

ユディトは旧約聖書外典の一つである『ユディト記』に登場するユダヤ人女性。ホロフェルネスは、同じく『ユディト記』に登場するアッシリアの将軍です。ホロフェルネスに率いられたアッシリアの占領軍はベツリアという町を包囲するのですが、美しき寡婦のユディトが巻き返しの戦略を企てます。ホロフェルネスを誘惑し、亡き者にするというものです。結局、寝返った振りをして敵陣に乗り込んだユディトは、酔いつぶれたホロフェルネスの首をはね、それをベツリアに持ち帰ったとのです……。
「ホロフェルネスの首を斬るユディト」はルーベンスやレンブラント、カラヴァッジョや女流画家アルテミジア・ジェンティレスキなど、多くの画家の作品の題材にされています。そして、アルテミジアはレイプ被害者(レイプしたのは父親がつけた絵の個人教授)。レイプ裁判においては、身体検査や拷問により性的二次被害、いわゆるセカンド・レイプを受けたとも言われています。脚本家が、アルテミジアのことまで深読みして、ユディトとホロフェルネスをセリフに登場させたかどうかは分かりませんが、奇しくもシャーロットの件とリンクするので驚きました。


【今回のゲスト】
ニック役は、「ザ・プラクティス/ボストン弁護士ファイル」のジミー・バルッティ役でおなじみのマイケル・バダルコ。
ディエゴ役は、「CSI:科学捜査班」で刑事のベガを演じているジェフリー・リヴァス。
レイチェル役は、「新ビバリーヒルズ青春白書」のキャサリン役のリサ・ワルツ。
判事役は、「ER 緊急救命室」の看護師コニー・オリガリオ役のコニー・マリー・ブラツェルトン。


【注目のセリフ】
「とりあえず想定内の気まずさで済んで良かった」by サム
 ……シャーロットの前で変な態度をとったみんな。サムの感想は超現実的。
「あなたってちょっと変で、もったいぶってる」by アディソン
 ……いつもエレベーター・セラピーをしてくれているシェルダンを変人扱いしていいの?
「これは僕ら、アディサムのお約束なんだ。あー、アディソンに洗脳されてるな」by サム
 ……サムまでもが自分たちのことを“アディサム”って!
「腹を割かれて赤ん坊を奪われたら何でも見通す力でも身につくわけ?」by シャーロット
 ……毒を吐けば吐くほど、シャーロットの苦しさが浮き彫りに……。


【曲情報】
♪"Stumble on the Line" Andy Zipf

エリサの化学療法を拒むディエゴにクーパーが怒りをあらわにし、アディソンがサムにシャーロットの身の上に起きた真実を打ち明けるシーンで。
♪"The Moon Is Down" Ben Cooper
ピートがエリサから真意を聞き出そうとし、シャーロットのことで不安を感じているアディソンをサムがなだめ、シャーロットが自分を放っておいてくれるシェルダンにお礼を言い、ヴァイオレットが自分にもレイプの経験があることをピートに打ち明け、ピートはシャーロットがレイプされたと思っていることをヴァイオレットに伝え、ベッドでシャーロットがクーパーを拒むシーンで。
♪"Watermark" Sleeping At Last
エンディング、ヴァイオレットから自身のレイプの経験を打ち明けられたシャーロットが、部屋の物に八つ当たりしながら泣き、シェルダンが警察に行き、アディソンがシャーロットから採取したサンプルを鑑定に回し、シャーロットがアメリアと一緒に薬物使用防止のミーティングに行くシーンで。

2012.2.22|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

2月8日(水) #6「偽りの幸福」

Bamen06_02サムとアメリアは、昏睡状態のジョージーを診断するために施設を訪れる。夫のボブは、彼女が意識を取り戻す可能性はほぼないにもかかわらず献身的な介護を続けていたが、検査の結果、ジョージーの妊娠が判明し……。一方、ピートがシフトに入ったERには、車で事故を起こしたジェイコブと同乗者のエヴァンが運び込まれる。ジェイコブはシャーロットの患者アンジェラの夫だったが、実はエヴァンは男娼で……。

Wowow_talk_2


●昏睡中の妻を妊娠させた夫のボブ
Bamen06_01サムとアメリアは、昏睡状態のジョージーを診断しに介護施設を訪れます。意識を取り戻す可能性はほとんどないジョージーですが、夫のボブは、目覚めると信じて献身的に介護。ところが、検査の結果、ジョージーが妊娠している可能性が浮上します。さっそく、アディソンはジョージーを診察。確かに彼女が妊娠していることを確認し、さらには、彼女を妊娠させたのがほかでもない夫のボブと知って唖然とします。「昏睡状態の女性を犯すなんて!」と怒り心頭のアディソンは、すぐに警察に通報しようとしますが、「2人は夫婦だし、ボブに必要なのはカウンセリング」というのがサムの意見。納得がいかないアディソンは、家に帰ってもサムとのセックスを拒否します。サムは「仕事を家に持ち込むな」とアディソンをたしなめますが…。
翌日、ジョージーが出血を起こし、聖アンブローズに運び込まれます。アディソンは緊急オペを執刀。胎児は救えなかったものの、ジョージーの命を助けます。その間、シェルダンは、自分の将来を現実的に考えるようボブを説得。けれどもボブの気持ちは変わらず、オペを終えたジョージーに対して「また子どもを作ろう」と語りかけます。それを聞いたアディソンは、たまらず警察に通報。ボブにはカウンセリングが必要だと信じていたサムとは最後まで意見をたがわせたままでしたが、「仕事を家に持ち込まない」というルールのもと、彼と仲直りします。
それにしても、仕事とプライベートを完全に切り離すって難しいですよね。みなさんは、プライベートと仕事、完全に線引きできますか? 私は、正直言って不得意です……。
→「WOWOWトーク」で語ろう! 仕事とプライベート、切り分けできますか?

Wowow_talk_2

 

●ゲイである自分を偽って結婚生活を続けていたジェイコブ
ピートがシフトをこなすERに、車で事故を起こしたジェイコブと同乗者エヴァンが運び込まれます。警官によるとエヴァンは男娼。ジェイコブはドラッグでもやっているのかと疑いたくなるほど落ち着きがなかったのですが、エヴァンが男娼と聞いてピートも納得します。
その後、クリニックに戻ったピートは、あのジェイコブの姿を見つけます。しかし、彼は妻のアンジェラと一緒! アンジェラはシャーロットの患者で、膀胱再建術から回復し、これから子作りしようとしているところだったのです。ピートから、ジェイコブがゲイである可能性を知らされたシャーロットは、それが真実ならアンジェラに伝えるべきだと言いますが……。
ピートは、まず真相を突き止めようとジェイコブをカフェに呼び出します。けれどもジェイコブは「男娼とは知らなかった」と言い張り、ゲイであることを認めようとしません。そんな中、シャーロットが独断で行った血液検査の結果、ジェイコブはHIV陽性(ちなみにアンジェラは陰性)と判明。「彼の口から妻に真実を言うべき」というシャーロットの言葉に押され、ピートはジェイコブをクリニックに呼び、シャーロット、ヴァイオレットも立ち会いのもと、アンジェラに自分がゲイであること、HIV陽性であることを告白するよう説得します。アンジェラを傷つけたくないジェイコブは戸惑いますが、結局、自分がゲイであることを彼女に告白。自分の愛する人としてエヴァンのことも紹介します。するとアンジェラは、「ゲイであることには気付いていた」と大人の反応。懐の深さを見せますが、HIV陽性だと知らされた途端に怒り爆発! ジェイコブをひっぱたいて出て行ってしまうのでした……。
この夫婦のケース、一筋縄では語れないですね。ゲイであることは罪ではないし、責めようもないけれど、騙されたまま危うく自分までもがHIVに感染させられるところだったと知ったら……。

 

●ピートから母親が殺人者だと聞かされたヴァイオレット
ヴァイオレットは、ピートが母親や弟について何も話さないことに不満をつのらせ、ピートの弟アダムの所在をつきとめます。そして、アダムにメールを送ろうか悩みますが、ギリギリのところでこらえます。そして、ピートに「あなたを知ってるって思いたい」と訴え、何があったか話してほしいと迫ります。しぶしぶピートは「一度だけ」と前置きした上で、自分の母親が同居していたヘンリーというパートナーを殺したこと、弟が母に有利な嘘の証言をしたため母は故殺罪にとどまり服役していることを告白。「俺の家族はみんなクズだ」と吐き捨てるのでした。
ピートの過去、想像以上に重いものでしたね。彼が家族のことを封印したくなるのも当然かも。

 

●シャーロットに何が!?
子作りしたいモード全開のクーパー。シャーロットのお腹に手を当てるもんだから、「子どもがいるみたいに私のお腹を見ないで」と彼女を怒らせてしまいます。ちょっとやり過ぎを反省したクーパーは、お詫びのケーキを持参して謝罪。シャーロットはクーパーを許します。その後、仕事を終えたシャーロットは、クーパーにもらったケーキを手にオフィスを出るのですが、その途端、突然男が襲いかかってきて……。
今シーズン、最も話題となった衝撃のエピソードはいよいよ次回。「シャーロットに何が起きたのか?」をお見逃しなく!


【鑑賞MEMO】
アラバマ・レーン・ケーキ

クーパーがシャーロットにお詫びの印として渡した「アラバマ・レーン・ケーキ」。アメリカ南部を代表するお菓子の一つです。1800年代、クレイトン(アラバマ州)のエマ・リランダー・レーンが、コロンバスのカントリーフェアのコンテストで優勝を勝ち取ったとされるケーキで、別名「Prize Cake」とも呼ばれています。ココナッツ、ピーカンナッツ、レーズン、バーボン、砂糖、卵などを合わせて作るフィリングを、数層のスポンジケーキの間に挟み込み、周りをフィリングあるいは生クリームでコーティングして仕上げるアメリカンなケーキです。
みなさんご存じとは思いますが、シャーロットはアラバマ出身。シーズン2の#4「時を戻して」でシャーロットが大好きだと話していた『アラバマ物語』にも、このアラバマ・レーン・ケーキが登場しています。


【今回のゲスト】
ジェイコブ役は「プリズン・ブレイク」のシーノート役でおなじみのロックモンド・ダンバー。
ボブ役は、「グレイズ・アナトミー」シーズン5の#18「そばにいるから」で顔面移植を受ける患者デヴィッド役を演じ、「CSI:科学捜査班」ではエーカーズ巡査役を演じているラリー・サリヴァン。


【注目のセリフ】
「何したの? ウサギをゆでた? 連続強盗殺人?」by クーパー
 ……ピートの母親、いつから『危険な情事』のストーカーに!?
「この体を使って好きなだけセックスしたらいいわ。どうぞ楽しんで、思いっきり。ボブとジョージーみたいに。それともあなたとナオミもこうしてたのかしら?」by アディソン
 ……失言もいいところ。
「ここが好きな理由は、携帯タンブラーがないこと」by アメリア
 ……アメリアの辞書にエコという文字はなし!
「これでルーカスには幸せな思い出ができ、君の親指も守れる」by ピート
 ……ピートが選んだルーカスのかぼちゃの衣装、かわいすぎ!!


【曲情報】
♪"She Said" Plan B

オープニング、ヴァイオレットがルーカスのハロウィンの衣装を縫いながら、幼い頃のハロウィンの思い出をピートに話し、赤ちゃんが欲しいとアピールするためにクーパーがシャーロットのお腹に触って彼女を怒らせるシーンで。
♪"All In A Day" The Open Sea
ヴァイオレットが、ピートの弟にメールをしようか迷っているとクーパーに相談し、ボブとジョージーの件でサムと意見をたがわせているアディソンが、彼に失言を吐くシーンで。
♪"Shed Their Fear" Yael Meyer
エンディング、ピートが母や弟のことをどうして話したくないのか、その理由をヴァイオレットに打ち明けるシーンで。

2012.2. 8|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

2月1日(水) #5「強気と弱気」

Bamen05_02アディソンは、トレイシー&ダニエル夫妻の赤ちゃん、カイラを取り上げるが、実は、巨大な胸膜肺芽腫を抱えていることが判明する。当初、夫妻はアディソンによるオペでカイラの腫瘍を摘出することに同意していたが、トレイシーが分娩後出血で倒れたのをきっかけにダニエルが独断で考えを変え、「化学療法でいく」と言い出し……。一方、ヴァイオレットは、殺人と武装強盗の罪で服役中のルイスが仮釈放されるよう取り計らうが、40年も塀の中で暮らしてきたルイスは刑務所を出るのを嫌がり……。

Wowow_talk_2


●腫瘍を持って生まれたトレイシー&ダニエルの赤ちゃんカイラ
Bamen05_01アディソンが取り上げたトレイシー&ダニエル夫妻の娘カイラ。実は、巨大な胸膜肺芽腫を抱えていることが判明。夫婦は当初、アディソンがオペで腫瘍を摘出することに合意していましたが、腫瘍科医ロドリゲスに化学療法という選択肢もあると説明されたダニエルは、トレイシーが分娩後出血で倒れたのをきっかけに、オペではなく化学療法にすると独断で決定します。そして、オペを行う病院の医局長としてシャーロットもその決断を尊重し……。
けれども、後に目覚めたトレイシーは、アディソンによる摘出手術を希望。夫妻はカイラの治療法を巡って対立します。結局、サムがダニエルを説得し手術に同意させ、アディソンと一緒にカイラのオペを執刀。結果は大成功に終わるわけですが、この一件を通して、完璧だったトレイシーとダニエルのカップルが破綻しかけたのを見たアディソンは、完璧に思える自分とサム(アディサム!)の関係もやがてダメになるのではとおびえるように。サムは「僕は君を傷つけない」と言い聞かせ、アディソンを安心させます。
それにしてもアディソン、うまくいっているのに不安になってしまうところがいかにも彼女らしい。イケメンの腫瘍科医、ロドリゲスから興味を示されているだけに、今後アディソンが迷走しないかちょっと心配です。
→「WOWOWトーク」で語ろう! アディソンにお似合いの相手は?

Wowow_talk_2

 

●仮釈放を拒む70歳の受刑者ルイス
仮釈放委員会へのアドバイスのため、シェルダンとともに受刑者の面接を担当することになったヴァイオレット。殺人及び武装強盗の罪ですでに40年服役中の受刑者ルイスと面接し、彼は更正したと判断します。けれどもすでに70歳になっているルイスは、今さら外の世界に出ても暮らしていけないと言って、仮釈放されないよう嘘の証言をしてほしいと懇願。ルイスにとって何が一番いいことなのか悩んだ末、シェルダンから「感情移入して客観性を失うな」と助言されたヴァイオレットは、「ルイスは仮釈放されるべき」と委員会で進言します。
こうして、不本意ながら刑務所を出ることになったルイス。ヴァイオレットは、40年ぶりに70歳という年齢で外の世界に出て行くルイスにベッツィーを重ねたのか、洗車場の仕事を手配してやるなど必死で彼に協力。「私が力を貸すから」と、自分の名刺をルイスに握らせるのですが……。
その後、一向に訪ねて来ないルイスを心配したヴァイオレットは、ルイスに会いに自ら洗車場へ。でも、ルイスはそんなヴァイオレットを拒絶し、「俺に近付かない方が身のため」と脅しに近い言葉を吐いて彼女を追い払います。
さすがに手を引くしかないと諦めかけたヴァイオレットでしたが、そんな矢先、ヴァイオレットの熱意に押されたルイスがついにクリニックへやって来ます。「自分は人を殺した。自由な人生を生きる資格はない」と胸の内を吐露するルイス。そんな彼にヴァイオレットは、「あなたは40年服役したのよ。生きてもいい」と言って背中を押してやります。
こうして、ルイスの力になれたことに満足するヴァイオレットでしたが、ピートはそれに真っ向から反発。実は、彼には深い事情が……。

 

●受刑者ルイスに親身になるヴァイオレットに反発するピート
ヴァイオレットが受刑者ルイスのために親身になるのを快く思わないピート。「更正なんてしない。ルイスみたいなヤツはいない方がいい」とバッサリ。これはいつものピートらしくない! ヴァイオレットは、彼に真意を問いただします。最終的にピートの口から出てきたのは、「俺の母親が監獄にいる。弟も今頃塀の中だろう」という衝撃発言! ピートがどうしてこれまで家族のことを語ろうとしなかったのか、その理由がようやく分かってきましたね。ヴァイオレットの性格からして、この事実を知った以上、ただ静観しているなんてできないはず。きっと今後何らかの行動を起こすと見て間違いないでしょう。

 

●子どもが欲しいとシャーロットに持ちかけるクーパー
「将来子どもを持ちたい」とシャーロットに切り出すクーパー。けれども、子どもが苦手な上に自分の母親にないがしろにされた経験を持つシャーロットは、自分が良い親になれるとは思えず、「後で話す」と話し合いを避けます。自分の本音をクーパーに打ち明けたら、彼が離れていくのではと恐れていたんです。でも、クーパーから「今決めなくてもいい」と言われてホッ。今後、引き続き話し合いを続けていくことを了承します。
個人的には、シャーロットはとってもいい母親になるような気がするんですが。

 

●セックスしたさにシェルダンに目を付けるアメリア!
しばらくセックスから遠ざかっているアメリアは、何とか寝る相手を捕まえようと必死。ヴァイオレットとシャーロットから、「シェルダンはベッドの中で最高」という情報を得ると、さっそく彼を誘いにかかります。しかし、それにすぐに乗らないのがシェルダン。突然アメリアが口説いてきた理由が分からず、「考えておく」とだけ返事をします。
その後、アメリアが自分を誘ってきたのは、ヴァイオレットから噂を聞いたからだと知ったシェルダンは、「僕は大人だ。大人の女を求めている」とアメリアにキッパリ。若くてキレイなのに、アメリア玉砕!


【鑑賞MEMO】
バリスタ

元々はイタリアのバールでエスプレッソを淹れる専門職のことを指す言葉だった「バリスタ」。お客様の好みに合わせて求める味を提供できるだけの技術と知識のほか、高いホスピタリティが要求される、いわば“コーヒーのソムリエ”とも言うべき職人のことを言います。最近では、その「バリスタ」という言葉もさらに広義に使われるようになり、カフェなどのコーヒーショップのオーナーや、従業員としてコーヒーなどの飲み物を提供する人のことをバリスタと呼ぶことも。スターバックスでも、コーヒーなどの商品の販売をする店員のことをバリスタと呼んでいます。
そして、今回登場したルイスも、バリスタとしての一歩を踏み出すことに! 彼が淹れるコーヒーの味は、なかなか奥が深そうですね。


【今回のゲスト】
ルイス役は、「アリー・myラブ」のウォルシュ判事役のアルバート・ホール。
腫瘍科医ロドリゲス役は、「ザ・プロテクター/狙われる証人たち」のラファエル・ラミレス役や、「CSI:マイアミ」のラボクルー、サム・ベルモンテス役などで知られるクリスチャン・デ・ラ・フエンテ。


【注目のセリフ】
「アディソンとサム。アディサム。カップルよ」by アディソン
 ……“アディサム”……。聞いていてちょっとこそばゆい。
「それは何週間も前。セックスに換算すれば10年も前のこと」by アメリア
 ……アメリアにとって1セックスは何日?(何時間? 何分?)
「セクシー過ぎよ、あなた。ぶさいくになって」by アディソン
 ……自分の相手にこんな要求してみたい。
「大人になったらまた来てくれ。僕は噂通り最高だから」by シェルダン
 ……ユーモアのある断り文句!


【曲情報】
♪"Tightrope" Janelle Monae

オープニング、アディソン、ヴァイオレット、アメリアがエレベーター内で会話しているとドアが開き、ちょうど噂にしていたシェルダンが姿を見せるシーンで。
♪"Innocent World" Colin Devlin
ルーカスと遊んでいるクーパーに、ヴァイオレットが「ルイスから脅された」と打ち明け、シャーロットが子作りの話に乗り気でないことについてクーパーがヴァイオレットに愚痴をこぼし、アディソンがサムと一緒にカイラのオペを成功させてトレイシーとダニエルの夫妻を喜ばせるシーンで。
♪"Black And Blue" Zach Chance
エンディング、サムが「僕は君を傷つけない」と言ってアディソンを安心させ、ヴァイオレットに問い詰められたピートが、自分の母親が監獄にいると告白し、それ以上話をすることを拒むシーンで。

2012.2. 1|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

1月25日(水) #4「私の居場所」

Bamen04_01全身の痛みを訴えるピートの患者で妊娠6カ月のエラナ。ピートは、繊維筋痛症が妊娠のせいで悪化したのではないかと考える。また、クーパーの患者で14歳のケニーは学校でいじめられていたが、母親のジャッキーにそれを言えずにいた。いじめが発覚するたびに、転校させられてきたからだ。ケニーはクーパーのアドバイス通り、今度の学校ではいじめに耐えようとしていたのだが…。一方、デルの死後ベッツィーを引き取っていた伯母のモニカが、ベッツィーを連れてクリニックにやって来る。

Wowow_talk_2

 


●ひどい痛みのせいで妊娠継続は無理だと訴えるエラナ
呼吸もつらいほどの激しい痛みを全身に訴える妊娠6カ月のピートの患者エラナ。妊娠のせいで繊維筋痛症が悪化していると見たピートは代替医療で痛みを軽減させようとしますが、エラナは「今すぐに痛みを取り除けないなら中絶したい」と言い出し、子どもを望んでいる夫のスティーヴンは苦悩します。
そんな中、アメリアの提案で脳スキャンをしてみた結果、痛みの原因はキアリ奇形と判明。アメリアはオペによる解決を提案します。けれどもピートは、妊婦にオペは危険だと反対。代替医療で出産まで痛みをコントロールし、出産後にオペをすればいいと主張します。そして、エラナに意見を求められたアディソンは、アメリアの提案を支持。結局、エラナはオペを受け、ようやく痛みから解放されます。初めてエラナにお腹を触らせてもらい、赤ちゃんの胎動をその手に感じたスティーヴンは、心底嬉しそうで。苦しんできた2人に訪れたハッピーエンドには心が救われました。

 

●いじめられるたびに転校させられてきたケニー
クーパーの患者で14歳のケニーは、死んだ父親の影響で大のアニメ好き。それが原因で学校でいじめを受けているものの、母親のジャッキーには言い出せずにいました。なぜなら、いじめが発覚するたびに転校させられてきたから。ケニーはクーパーのアドバイスに従い、今度の学校では多少のいじめには耐え、アニメ好きの友達を作りたいとがんばっていました。
ところが、ケニーがナイフを所持していたとの理由で学校から呼び出しを受けたジャッキーは、クーパーがケニーにいらぬ助言をしたせいだと、ケニーを連れてクリニックに抗議にやってきます。そして、言いたいことだけ言って帰っていこうとしますが、そこをシェルダンに呼び止められます。シェルダンと話をすることとなったケニーは、いじめっ子たちから暴力を受けていることを告白。とても気の毒なケニーですが、転校を繰り返しても問題の解決にはならないというのがクーパーとシェルダンの考えです。2人はケニーに対処する時間を与えるようジャッキーの説得を試みますが、いじめを知ってしまったジャッキーは「また学校を変える。子を守るのは親の務め」と聞く耳を持ちません。
そんな矢先、ついにケニーは自殺未遂事件を起こします。搬送先の病院に駆けつけたクーパーとシェルダンは、自分たちの経験を踏まえた上で、「生きていればそのうち状況は良くなる」とケニーにアドバイス。ケニーは「今の学校をやめさせないでほしい」と初めて母親に本心を伝え、ジャッキーもこれに承諾するのでした。
ケニーが自分で言っていたように、いじめっ子に受け入れてもらう必要なんてない。ただ、何とか気の合う仲間を見つけて乗り越えていってほしいですね。

 

●クリニックに置き去りにされたベッツィー
Bamen04_03デルの死後、ベッツィーを引き取っていた伯母のモニカが「自分に子育ては無理」と言って、ベッツィーをクリニックに置き去りにします。ヴァイオレットは、ベッツィーを養女にして助けたいと言い出しますが、家族として軌道に乗り始めたばかりだし…というのがピートの本音。しかし、正面切ってヴァイオレットに言えず、クーパーに相談します。ピートの意をくんだクーパーは「今のピートにはまだ無理」とヴァイオレットを諭し、ヴァイオレットも養子の件は諦めることに。ただし、ピートがクーパーに相談を持ちかけたことについては「夫婦の問題は直接話し合わなければダメ」とピートに一言。ピートもヴァイオレットの気持ちを理解します。
一方、アディソンもサムにベッツィーを引き取ることを持ちかけますが、「自分の子どもはマヤだけでいい」とサムは反対。クーパーもまた、養子として育ててもらったことへの恩返しをするチャンスかもしれないと考え、ベッツィーの件をシャーロットに相談。でも、シャーロットもベッツィーを引き取ることには反対します。
結局、クリニックのメンバーの中に、ベッツィーの引き取り手として名乗りをあげる者はおらず。ベッツィーは児童保護局の職員に引き取られていきます。「私たちみんなひどいことをした」というヴァイオレットの言葉に、誰もが返す言葉もなく…。
この一件、本当に見ていてつらかったですね。本国での放送後には、脚本に対するブーイングもあったようです。でも、養子を迎えるという決断はそう簡単にできるものではないのは確か。きれい事じゃ子どもを育てられないですもんね…。でも、もしかしたらヴァイオレットならベッツィーのいい親になれたような気も。みなさんはどう思われましたか?
→「WOWOWトーク」で語ろう! 誰かがベッツィーを引き取るべきだった?

Wowow_talk_2

 


【鑑賞MEMO】
クーパーの子ども時代

クーパーが養子として養父母のもとで育てられたことはご存じの通り。自分は養父母の死んだ息子の身代わりなのではないかと苦しんでいたことも、これまでのストーリーの中で語られていますが、今回は、背が小さくてマジシャン好きだったことから周りになじめなかった時期があったことも分かりました(マジシャン好きだからフーディーニのポスターを貼っていたんだなと納得)。その後、一気に背が伸び、マジックをやめ、ガールフレンドができてからはいじめられることもなくなったというクーパー。そんな経験が彼を成長させたんですね。


【今回のゲスト】
ジャッキー役は、「Glee」のキャロル・ハドソン役のロミー・ローズモント。
スティーヴン役は、「救命医ハンク セレブ診療ファイル」のラージ・バンディオパダイ役のルーパク・ジン。


【注目のセリフ】
「くまのパディントンみたいに置き去りにしたのよ。上着にメモこそつけてないけど」by アディソン
 ……両親を亡くして、伯母にまで見捨てられたベッツィー。あまりにもかわいそう。
「ハーブティーと気功で楽にできるんじゃないの?」by アメリア
 ……代替医療を信用していないからって、ちょっと言い過ぎ。
「あなたとの子どもが欲しくなったら、あなたもそうあってほしいから」by アディソン
 ……このアディソンの思いが、今後サムとの関係に波紋を!?
「2年前、私たちが愛し合って婚約するなんて誰が信じた? 物事は変わる、クーパー。気付かないうちに」by シャーロット
 ……時々、シャーロットが精神科医に見える…。


【曲情報】
♪"Holding On" David Gray

アメリアがエラナのオペをし、ピートから相談を受けたクーパーが、ベッツィーの件でヴァイオレットと話すシーンで。
♪"Severus and Stone" Ben Cooper
スティーヴンがピートの前でエラナが痛みのせいで変わってしまったことを嘆き、エラナのオペを終えたアディソンがピートとベッツィーの件を話し、ケニーが自殺を図ったことをクーパーが知るシーンで。
♪"The Shame" Alex Cornish
エンディング、クリニックの誰もがベッツィーの引き取り手として名乗りをあげず、ベッツィーが児童保護局の職員に引き取られていくシーンで。

2012.1.25|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

1月18日(水) #3「過去の夢」

Bamen03_01マヤとデルの車に衝突した謝罪をするため、トロイ・ヘイゲンがクリニックに現れる。ところが、怒ったサムは彼の首を絞めて気絶させてしまい…。その後、ヘイゲンは不安定狭心症を伴う冠動脈疾患を患っていることが分かるが、罪悪感から彼はオペを拒む。ナオミはシェルダンの勧めで、アディソンがサムと付き合っていることについて、言いたいことをアディソンにぶつけることに。一方、ピートは友人の医師が自宅で診療をしていると知って、その手伝いを始めるが……。

Wowow_talk_2

 


●マヤとデルの車に衝突したヘイゲンが謝罪に
マヤとデルの車に衝突した件で謝罪をしにきたトロイ・ヘイゲン。怒ったサムに首を絞め上げられて倒れ、聖アンブローズに運び込まれます。診察の結果、不安定狭心症を伴う冠動脈疾患と判明。サムとは別の医師がオペを執刀することに決まりますが、ヘイゲンは罪悪感からオペを拒みます。ナオミは、ヘイゲンの罪は許せないとしながらも、彼に暴力で制裁を加えようとしたサムをたしなめますが、サムは聞く耳を持たず。ナオミは、「ヘイゲンにオペを承諾させるにはサムと話をさせることが必要」とアディソンにサムの説得を頼みますが、最終的にサムの支えになったのはナオミの理解でした。そして、ついにヘイゲンと向き合うことにしたサムは、「手術を受けてもっとましな人生を生きろ」と彼に伝えるのでした。

 

●サムが外科医の道を外れた理由はインターン時代にあった!
Bamen03_02ヘイゲンの登場をきっかけに、サムは12年前、インターン時代に自分が執刀したオペのことを思い出します。まだサムがナオミと、アディソンがデレクと夫婦だった時代です。サムは、45歳の教師イエーツの心臓オペの執刀を一人で任されますが、実は彼は小児性愛者。オペ前に、「子供たちを触るのを止められない」と告白されたサムは、オペ中、心室細動に陥ったイエーツに対しあえて有効な手を打たず、わざとそのまま死なせていたのです。そして、この行いがもたらした苦しみこそがメスを置いた理由であったことを、12年後の今になって初めてサムはアディソンに打ち明けます。「あなたは12年前とは変わった。ヘイゲンと話して」と訴えるアディソン。そして、今のサムにはナオミの支えが必要だと判断した彼女はナオミに事の真相を話します。アディソンに促されたナオミは、「何があったか聞いた」とサムに寄り添い…。
それにしても、サムとナオミの破綻のきっかけは、元をたどればこの12年前の出来事にあったわけですね。彼らの離婚理由が今ひとつよく分からなかったのですが、今回のエピソードのおかげで何となく分かるような気がしてきました。

 

●今の心情をアディソンにぶつけるナオミ
サムとの交際を打ち明けられ、アディソンに対する釈然としない気持ちを抱えていたナオミ。シェルダンから「感情をぶつけるべき」と勧められ、アディソンへの不満をメモにし、それをアディソンの目の前で一気に読み上げます。これにより、気持ちの区切りをつけたナオミ。前に進む自分でありたいと、何とか感情をコントロールしようとがんばっている姿には、彼女の成長ぶりが見て取れます。

 

●自宅で診療する友人医師ギビーを手伝うピート
かつて国境なき医師団で一緒に働いた友人ギビーと久しぶりに再会したピート。彼が、貧しい人たち向けに自宅でクリニックを開いているのを知り、その活動に興味を示します。何せ彼の仕事には、かつて味わった緊迫感がある! ピートは、彼の仕事を手伝い始めます。しかし、ギビーは自宅で違法なオペまでしていて、これがバレれば医師免許を失うという危険な立場。ヴァイオレットは、ピートも巻き添えになりかねないと、ギビーの仕事を手伝うことに反対しますが、当のピートは聞き入れません。
けれどもその後、被弾した少女の緊急オペをギビーのクリニックで手伝ったピートは、ギビーがギャングから金を受け取ってクリニックの運営資金にしていると知ります。彼の行き過ぎた行動に危機感を覚えたピートは、少女を救うには設備の整った病院に運ぶしかないと判断、救急車を呼びます。これにより、ギビーのクリニックの内情は警察の知るところに…。「君には失望した」と憤慨するギビー。「行き過ぎたからだ」とピート。結局、今回の経験をきっかけに、ピートは救急医療の前線に返り咲き、ERでのシフトもこなしていくことを決意。外科医として復活したサム同様、彼も聖アンブローズで活躍する機会が増えていくことになりそうです。

 

●引っ越しを望むシャーロット
クーパーの家にいると苦い過去を思い出してしまうシャーロットは、新しい家を探し始めます。けれどもクーパーは、「君が嫌なら引っ越そう」とシャーロットの気持ちをくみ取りつつも、「でも僕にとってこの部屋は君とのいい思い出ばかりだ」と言います。この言葉に納得したシャーロットは、クーパーの部屋で新しい思い出を作っていくことに。この2人もナオミ同様、着実に前に進んでいる気がします。
→「WOWOWトーク」で語ろう! あなたならクーパーの家を出たい?

Wowow_talk_2

 

●アメリアがクリニックの仲間に!
シアトルから戻ったアメリアは脳神経外科医としてクリニックに雇ってほしいとナオミに直談判。その結果、正式にクリニックのメンバーに! 破天荒な彼女の加入が、クリニックの人間関係にどんな影響を与えていくことになるのか、今後の展開が気になりますね。
そうそう、みなさんはアメリアの相手にふさわしいメンバーは誰だと思いますか? 下ネタ大好きのいわゆる肉食系で(シアトルではマークと!)、若さゆえの危うさをも持ち合わせており、意外と繊細なところもありそうなアメリア。彼女とうまくやっていけそうな男性キャスト、LAにはいるかな!?


【鑑賞MEMO】
フーディーニ

「脱出王」の異名を取ったアメリカの伝説的な奇術師、ハリー・フーディーニのこと。クーパーは彼のポスターを部屋に貼っていたものの、シャーロットの趣味ではないとの理由からそれを剥がした模様。個人的には、クーパー、なかなか面白い趣味をしているなと思うのですが。


【今回のゲスト】
ギビー役は、「デクスター ~警察官は殺人鬼」のハリー・モーガン役や「SEX AND THE CITY」のリチャード役でおなじみのジェームズ・レマー。


【注目のセリフ】
「夫を奪っといて私にはカップケーキ?」by ナオミ
 ……アディソンへの嫌み一発目!
「あなたも黙って決めたわ。私の元夫と寝ること」by ナオミ
 ……アディソンへの嫌み二発目!
「サムを知ってるのは私。あなたは寝てるだけ」by ナオミ
 ……アディソンへの嫌み三発目!
「視野の狭さのおかげで優秀な外科医だけど、友達としてはサイテー。あなたを見るとその顔をひっぱたきたくなる」by ナオミ
 ……アディソンへの最後の一発!
「孤独にならずに済むのはここだけなの」by アメリア
 ……素直なこの一言が、ナオミへの一番のアピールになったかも。
「あなたと商売女たちとの思い出がつまっていないところであなたと寝たいのよ」by シャーロット
 ……過去のクーパーを思えば、シャーロットがこう言いたくなるのも分かる気が……。
「自慢じゃないが誰もいない時僕はピートのベーグルをなめた」by シェルダン
 ……怒りへの対処法としては意外と健全な方かも。


【曲情報】
♪"Four Dreams" Jesca Hoop

オープニング、アディソンとサムがジョギングし、シャーロットが物件探しをしていることにクーパーが気付くシーンで。
♪"When That Hurricane Blows Through" Epicure
12年前の出来事をサムが回想するシーンで。
♪"Sea Of Love" Cat Power
エンディング、クーパーとシャーロットがキスをし、アディソンとナオミが話をし、ナオミとサムの12年前の様子が回想されるシーンで。

2012.1.18|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

1月11日(水) #2「危険な特効薬」

Bamen02_01シャーロットは性同一性障害で悩むジェーンに性別適合手術を行うため、精神科医の承認をもらうべくシェルダンにジェーンの診断を頼む。ジェーンはシェルダンからの質問に模範的な回答を重ねるが、シェルダンはそんなジェーンの様子に違和感を覚える。一方、自閉症の息子ザックを女手一つで育てている母親シドニーは、ピートから自分の片頭痛のために処方された医療マリファナをザックに与えてしまう。ピートはシドニーをきつく注意するが…


●性別適合手術を臨む“心は女”のジェーン
性同一性障害で悩み、性別適合手術を希望しているジェーン。オペには精神科医の承認が必要なため、シャーロットの紹介でシェルダンの面接を受けることに。ジェーンは自殺未遂をした過去があるにも関わらず、まったく辛いそぶりも見せず、シェルダンの質問に模範的な回答を重ねていきます。シェルダンは、むしろそんなジェーンの精神状態を懸念。すぐにオペの承認を出さず、もう少しセラピーを続けたいと主張します。辛い経験にあえて向き合わない限り、かえってオペがマイナスになることもあると考えたわけです。ジェーンの望みを叶えてやりたいシャーロットはそんなシェルダンに反発しますが…。
そんな中、オペの許可がもらえずに失望したジェーンは、ついに自分でペニスを切り落としてしまいます。ジェーンの部屋に駆けつけたシャーロットとシェルダンは、彼女を救急車で病院へ搬送。一命をとりとめたジェーンは、「力になる」というシェルダンの言葉に涙。彼とセラピーを続けていくことに決めたのでした。
ちなみに、アディソンの吹き替えを担当している唐沢潤さんは「このような立場の人たちの心情をドラマで取り上げるのは大事なこと」とおっしゃっていました。

 

●自閉症の息子ザックの世話に疲れ切っているシドニー
Bamen02_02自閉症の息子ザックを女手一つで育てているシドニー。暴れるザックを静かにさせるのに効果的という理由から、自分の片頭痛用にピートから処方された医療マリファナを、ザックに与えていたことが判明します。それを知ったクーパーは、副作用が危険だと猛反対。ピートは「クーパーが治療法を見つける」とシドニーに説明し、今後ザックにマリファナは与えないよう彼女に釘を刺します。
その後ザックの状態が悪化し、親子は再びクリニックへ。クーパーはマリファナが欲しいというシドニーの要望を聞き入れず2人を帰宅させますが、ほどなくしてザックは猛烈に暴れ出して病院に担ぎ込まれます。実は、切羽詰まったシドニーが、毒物が混入しているとは知らずに通りで買ったマリファナをザックに与えてしまったのです。この事態を受け、シドニーの苦労に寄り添ってきたピートもついに彼女の件を警察に通報。シドニーは逮捕され、ザックは児童保護局に引き取られることになったのでした。
なお、アメリカでは似たような事例が報告されています。重度の自閉症で薬漬けとなり、その副作用で体重が20キロほどにまで落ち込んで日々体力が衰えていた10歳の少年に対し、母親が医療マリファナ入りのブラウニー(お菓子)を与えたところ、彼の症状がみるみる良くなり、体重も増えて生産的な毎日が送れるようになるまでに回復したというのです。果たして、医療マリファナを子どもに与えるのは間違った判断なのか、「間違っている」と一概に言い切れないのが難しいところです。

 

●ヴァイオレットとクーパーの異常な関係!?
めでたくピートと夫婦となったヴァイオレットですが、親友のクーパーとの仲は相変わらず。電話は朝夕、クーパーが突然ヴァイオレットの家を訪れることもしばしば。これにはピートもさすがにイライラ。けれどもヴァイオレットは、「親友だから」と言って取り合いません。ところがある晩、ヴァイオレットとピートがお楽しみの最中に、突然クーパーが! ヴァイオレットはこの件をきっかけに、クーパーと自分の付き合い方を考え直すことに。結果、クーパーはヴァイオレットの家の合い鍵を彼女に返し、電話のタイミングや一緒にテレビを見る時間についても自主的に制限を設けることにしました。まあ、この対応は当然ですよね。ヴァイオレットとクーパーの関係、濃すぎましたから。

 

●4階と5階のクリニックが合併
病を抱えていたウィリアムが、ついに帰らぬ人に…。彼から財団を遺してもらったナオミは、これを資金に4階と5階のクリニックの合併を提案します。反対意見が出ることも想定していたナオミでしたが、誰からも文句は出ず。あっさりと合併が決まり、ナオミはすっかり拍子抜け…。

 

●アメリアはシアトルへ!
アディソンの勧めで、アメリアは兄のデレクに会うためシアトルに行くことに。彼女がシアトルを訪れた際の様子は、「グレイズ・アナトミー」のシーズン7の#3「いびつな愛情」でチェック!

 

●アディソンがサムとの関係をナオミに告白!
密かに交際を続けていたアディソンとサム。いつかナオミに言わなくては…と思いつつ、なかなか行動に移せないアディソン。しかし、ここへ来てようやく「サムと付き合っている」とナオミに打ち明けます。ウィリアムを亡くしたショックのさなかにあるナオミは、涙ながらに「サムのことは二度と言わないで」と言うだけ。ナオミはアディソンとサムの関係を認めたの!?
→「WOWOWトーク」で語ろう! ナオミはアディソンとサムの関係を認めたの?


【鑑賞MEMO】
リアリティ・ショー

視聴者参加型のTV番組のジャンル。「アメリカン・アイドル」やWOWOWでも放送している「プロジェクト・ランウェイ」に代表されるような勝ち残りを競うスター育成系のものから、一般人の恋愛模様を赤裸々に描き出すものなどタイプはさまざま。クーパーとヴァイオレットもリアリティ・ショー好きらしく、先述の「プロジェクト・ランウェイ」をはじめ、どうやらフードバトル系のリアリティ・ショーがお気に入りのようです。
なお、現在アメリカで放送されているフードバトル系のリアリティ・ショーには、「Top Chef」「Hell's Kitchen」「The Next Food Network Star」などが。イギリスBBCでは、お菓子作りが好きなアマチュアがその技を競い合うという、まさにクーパーとヴァイオレットが観ていたような番組「The Great British Bake Off」を放送しています。なお、これらの番組の原点は、日本で放送されていた「料理の鉄人」にあるとか!? 何せ、「料理の鉄人」は「Iron Chef」として英語吹き替えによりアメリカで放送され、その後「Iron Chef America」という米国版「料理の鉄人」を生んだくらいですから。


【今回のゲスト】
シドニー役は、「ファミリー・タイズ」の長女マロリー・キートン役で知られ、俳優のジェイソン・ベイトマンを弟に持つジャスティン・ベイトマン。


【注目のセリフ】
「ただケーキ焼くだけの番組なのに、何で2時間も会話が持つわけ?」by シャーロット
 ……リアリティ・ショーをネタに2時間は確かにキツイかも。
「あなたのカミソリで脚の毛を剃るなって頼みたいの?」by ヴァイオレット
 ……クーパーとの関係の異常性に気付いていないことを象徴する発言。
「彼女は話し相手が必要だ。ピートがアホだから」by クーパー
 ……親友の夫なんだからアホ呼ばわりはひどいんじゃない!?
「次は絶対にノックするって。君のケツのイメージが網膜に焼き付いちまった」by クーパー
 ……そういう問題!? クーパーもピートも言い争いのレベルが低っ!
「そういう優しさを見せてくれるなら、僕らはまた友達になれる」by シェルダン
 ……何だかんだでシャーロットの良さをちゃんと理解しているシェルダンがステキ。


【曲情報】
♪"Got To Get Over It" The Bamboos

オープニング、朝からヴァイオレットに電話してくるクーパーにピートが不満を抱き、アディソンとサムが会話し、シャーロットがジェーンをシェルダンに紹介するシーンで。
♪"Take On Me" Lazlo Bane
シェルダンに正直な気持ちを話すようシャーロットがジェーンを諭し、サムが自分との仲をなかなかナオミに打ち明けようとしないアディソンに対し、本気で付き合う気があるのかと迫り、ヴァイオレットの件でクーパーに腹を立てたシャーロットが、彼にマティーニを浴びせるシーンで。
♪"Bring Your Love" Zach Chance
ザックが死にかけたことでクーパーとピートが途方に暮れ、サムが4階への拡張計画の図面を手にナオミのオフィスを様子うかがいに訪ね、アディソンがアメリアにシアトル行きを勧め、シャーロットとシェルダンがジェーンの家に駆けつけるシーンで。
♪"Hard Times" Peasant
エンディング、クーパーがシャーロットに謝り、アディソンがサムとの関係をナオミに打ち明けるシーンで。

2012.1.11|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

1月4日(木) #1「リセット」

Bamen01_09ヴァイオレットがピートとの結婚を発表。みんなが祝福する一方で、クーパーだけは複雑そうな表情を見せる。そんな中、聖アンブローズでは、腎臓疾患で透析を続けていた患者のライアンが心筋症を起こし、腎臓も機能停止状態に陥る。シャーロットは彼の弟に腎臓を提供してもらい、移植することを勧めるが…。また、アディソンは、ある夫婦の代理出産に協力してほしいとナオミに頼まれる。


●腎臓移植が必要な腎臓疾患を抱えたライアン
聖アンブローズで、腎臓疾患で透析を続けていたライアン。心筋症を起こし腎臓も機能停止状態に。シャーロットは、拒絶反応を極力抑えるため、弟に腎臓を提供してもらうようライアンを説得しますが、実は彼の弟のケヴィンは知的障害者。彼らの両親の死後、ライアンはケヴィンをグループホームに入れただけで、ほとんど面会もしていない状態だったのです。それを知ったシャーロットは、ただでさえオペに関する説明を完全には理解できないケヴィンの腎臓をライアンに移植することに疑問を抱くようになります。でも、素直な心の持ち主であるケヴィンは、兄を助けたいと主張し、サムも「愛と知能は関係ない」と移植を支持。悩んだ末、シャーロットはケヴィンの腎臓をライアンに移植させることに同意します。
オペ後、目覚めたライアンは、今後はケヴィンと一緒に暮らそうと気持ちを新たにしますが、その直後、恐れていた拒絶反応が出てしまい…。このまま死んでいくことになると自覚したライアン。ケヴィンに「一緒に家には帰れない。俺は死ぬ」と説明し、心からの感謝の言葉を伝えました。抱き合う兄弟…、見ているのが辛いシーンでした。

 

●代理出産を望むデーヴとケンドラの夫妻
Bamen01_01アディソンは、ナオミの患者であるデーヴとケンドラの夫妻が代理出産で子どもを設けるのに協力するよう頼まれます。けれども、以前、デーヴによって車中に置き去りにされ、その後ERに運び込まれた彼らの5カ月の息子の治療にあたり、結局その子を助けられなかったという経緯があるアディソンは、彼らが再び子どもを持つことに難色を示します。
シェルダンはひとまず夫妻の話を聞きます。そして、デーヴが耐えがたい罪悪感を抱えていることを知ると、夫妻が絶望から立ち直るためには再び子どもを持つのがベストと判断。夫妻を助けるべきだというナオミの意見に同調します。それでも首を縦に振る気にはなれないアディソンでしたが、ケンドラから「まだ子どもを持ちたい。その子を守り抜くことで立ち直りたい」と訴えられると、結局は夫妻を助けることを承諾したのでした。
それにしてもケンドラ、夫の過失で子どもを失ったというのに、またその夫と子どもを持ちたいという気持ちを持てるところがすごい。自分の絶望を知っているのは夫だけという彼女の言い分も分からなくもないけれど、私だったら夫を見る度に亡くした子どものことを思い出すのが辛くて、別の選択肢を選んでしまいそう…。

 

●ヴァイオレットとピートが結婚!
デルが亡くなるという、悲しい事件に見舞われたアディソンたち。みんな揃ってデルの墓の前に集まり故人を悼みます。そして、その場でヴァイオレットがピートと結婚すると宣言! クーパーとシャーロットが婚約を発表したと思ったら、ヴァイオレットとピートまで! しかも、週末には式を挙げるというから驚き。ヴァイオレットは花嫁の付添人をクーパーに依頼します。
Bamen01_08…で、肝心の結婚式。ヴァイオレットが怖じ気づいてヴァージンロードから引き返して控え室に戻るという一幕もありましたが、ピートが彼女を落ち着かせ、以降は滞りなく式は進行。ついに2人は夫婦に!

 

●サムがディンクに喝!
事故を乗り越え、無事娘オリヴィアを出産したマヤ。ナオミは、オリヴィアの面倒を見ることに没頭し、ディンクを頼りないと決めつけて遠ざけます。そうとは知らないサムは、ディンクがマヤと娘のオリヴィアになかなか会いに行かないことを懸念し、放課後バスケをするディンクのもとへ。ディンクがナオミに追い払われているのだと知ると、彼と一緒にバスケをプレー。わざとディンクを突き飛ばし、「押されるのが嫌なら押し返せ」と諭します。
ヴァイオレットの結婚式の朝、ディンクはナオミの家を訪れ、自分が妻子の面倒を見るとナオミに直談判し、彼女の手から我が子を受け取ります。サム、義父としてとても良いアドバイスでした!

 

●デレクを心配するアメリア
Bamen01_04アメリアは、乱射事件に巻き込まれて被弾した兄デレクのことを心配する一方で、彼に嫌われていることを気にしているよう。アディソンはそんなアメリアに、シアトルに行ってデレクに会ってこいと助言しますが…。

 

●実は続いていた! アディソンとサムの関係
前シーズンの最終話、ついに…! という展開を見せたアディソンとサム。周囲は2人の関係は破綻したものと見ていたようですが、実は親密な関係が続いていたんですね。こうなると、問題はナオミ。アディソンとサムは、一体どうするつもり!?
→「WOWOWトーク」で語ろう! あなたが応援しているキャストは誰?


【鑑賞MEMO】
花嫁の付添人(メイド・オブ・オナー)

Bamen01_12ブライズメイズと呼ばれる花嫁付添人のリーダーで、花嫁の親友が務める役割がメイド・オブ・オナー。本来なら、未婚女性が務めるのですが、最近では男性の友人というケースもあるようです。そうなれば、やはりヴァイオレットのメイド・オブ・オナーは、クーパーを置いてほかにいないですよね。何せクーパーときたら、ヴァイオレットの結婚が自分たちの友情関係を変えてしまうのではないかと心配するくらい、ヴァイオレットとは親密な関係にありますから。
ちなみに、「グレイズ・アナトミー」のデレク役のパトリック・デンプシーが主演した映画『近距離恋愛』では、パトリック演じるトムが、親友であるハンナからメイド・オブ・オナーに指名されるという設定でした。


【今回のゲスト】
ライアン役は、「THE MENTALIST メンタリストの捜査ファイル」のウォルター・マッシュバーン役や、「デスパレートな妻たち」のエド役のカリー・グレアム。


【注目のセリフ】
「彼女とはこういう関係なんだ。特別な関係」by クーパー
 ……ヴァイオレットとクーパーの関係、特別過ぎて時々怖いんですけど。
「誰かをすべて知るなんて不可能だが、君は俺を分かってる」by ピート
 ……グッとくるセリフ!
「私、愛を与えたいのに行き場がないんです」by ケンドラ
 ……このセリフには、さすがのアディソンも心を動かされたよう。
「君に同情しなきゃいけないのか? 君は僕を捨てほかの男と婚約した。それなのに親友になってクーパーとヴァイオレットについてグチを聞けっていうのか? ダメだ。あり得ない」by シェルダン
 ……たしかにシャーロット、シェルダンにグチをこぼすのは反則かも。


【曲情報】
♪"Your Touch" The Black Keys

オープニング、クーパー&シャーロット、ピート&ヴァイオレットがベッドで絡み合うシーンで。
♪"Mamma Don't Like My Man" Sharon Jones & The Dap Kings
サムがディンクとバスケのプレーをし、ナオミへの対処法を体で教えるシーンで。
♪"I don't Want To Leave" Matthew Perryman Jones
チャンスを与えてほしいと、ケンドラがアディソンに訴え、ライアンがケヴィンに感謝の言葉を伝えるシーンで。
♪"The Thanks I Get" Wilco
エンディング、ピートとヴァイオレットの結婚式のシーン、アディソンとサムが一緒にバスタブにつかるシーンで。

2012.1. 4|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

4月14日(木) #23「美しき友情の終わりに」

Bamen23_2 交通事故で負傷したマヤとデルが聖アンブローズに搬送され、クリニックのメンバーたちが集まる。デルは軽症と診断されるが、マヤは脊椎骨折の恐れがあるらしい。アディソンはマヤと赤ちゃんの両方を助けようと奮闘するが…。その頃サムは、何も知らずに事故の加害者のオペを進めていた。しかし、オペの合間にピートから事情を聞き…。一方、クリニックでは、ウィリアムが治験を断り、遠方に住む娘の元へと旅立つ。


【STORY】
デルとマヤが搬送された聖アンブローズに集結したクリニックのメンバーたち。デルは軽症と診断されるが、マヤは脊椎骨折の恐れがあると見られ、陣痛の痛みも下半身の感覚も失っていた。アディソンはアメリアを病院に呼び、マヤのCTを撮る準備を進める。
そんな中、マヤの出産に立ち会うためにナオミが病院に到着する。事故の件を知らないナオミは、孫の誕生を目前にして大興奮。しかし、ヴァイオレットから事故のことを聞かされると顔面蒼白になり…。
アディソンは、取り急ぎ帝王切開でマヤの赤ちゃんを取り出すことに。さっそくオペを始めるが、子宮の位置を動かした途端、マヤの血圧が低下する。どうやら、子宮が脊髄動脈を塞いでいたため、マヤは命を取り留めていたようだ。このまま赤ちゃんを取り出せばマヤの命が危ない。アディソンはやむを得ず帝王切開を中止する。
病院には、何も知らないディンクも到着。彼もまたマヤの事故のことを知って愕然とする。

 

一方、パシフィック・ウェルケアでは、ウィリアムが治験の必要はないとファイフに告げていた。彼は、もはや自分の病状が手遅れであることに気付いていたのだ。ウィリアムは遠方に住む娘のところで死を待つことに決めたらしく、マヤの事故の件を告げた上で、ナオミの状況が落ち着いてから自分が去ったことを伝えてほしいとファイフに頼む。そして、ナオミにふさわしい男になるよう言い残して去っていく。

 

病院に到着したアメリアは、さっそくマヤを診察。現在マヤは赤ちゃんのおかげで脊椎が固定されている状態にあり、赤ちゃんを取り出せば脊髄が断たれて下半身麻痺になると診断。マヤの麻痺を防ぐことを優先すれば、赤ちゃんの命が危ないと説明する。

 

Bamen23_3 その頃サムは、皮肉にもマヤを事故に遭わせた加害車両の運転手のオペをしていた。シャーロットは最初からそのことを知っていたが、サム以外に心臓外科医がいなかったため、苦渋の決断で彼にオペをさせていたのだ。ピートはそんなシャーロットの判断を非難するが、確かにほかに方法はなく…。
サムが人工心肺の準備待ちの状態までこぎつけた時点で、ピートはマヤの事故のことをサムに告げる。慌ててマヤのところに飛んでいくサム。その頃、病院にはファイフも到着していた。ファイフは、低体温療法が有効だと意見。ナオミとサムは、マヤの下半身麻痺を防ぐか、赤ちゃんの命を救うかという難しい選択を迫られて言い合いになる。そんな中、マヤの夫として判断を求められたディンクは、「両方救いたい」と主張。結局、低体温療法でマヤの代謝を下げた上でアメリアが脊椎のオペをし、終了後ただちにアディソンが赤ちゃんを取り出しその体温上昇をはかるという究極の治療方針が決まる。

 

人工心肺の準備が整い、サムはアディソンに励まされながら自分のオペに戻る。途中、患者の手が動き出すというアクシデントが起き、サムは麻酔科医を責めるが、麻酔が効かないのは患者が泥酔状態にあるからだと聞かされてハッとする。患者がマヤにケガを負わせた加害者だと気付いたのだ。しかし、ピートがマヤを傷つけた加害者ではないと嘘を突き通し、「気持ちを切り替えろ」と一喝。サムは取り乱しながらもピートの言葉を信じて処置を終える。そして、ようやく到着した交代の心臓外科医に引き継ぐが…、そこでやはり患者が加害者だと知ってしまう。サムは、事実を隠してオペを続けさせたピートを殴り、怒りをぶつける。

 

ナオミは「マヤと自分の関係がこじれさえしなければ、産気づいた時にマヤはデルではなく自分に連絡してきたはず。そうであれば事故も防げたかも知れない」と自分を責め、そんな彼女をファイフが慰める。そして、ウィリアムの様子をナオミに尋ねられたファイフは、いったんは「順調」と嘘を付くが…。

 

聖アンブローズの医局長として対応に当たるシャーロットも、さすがにいつもの冷静さを失っていた。クーパーはそんな彼女に声をかけ、「結婚してくれ」とプロポーズ。「本当は明日言うはずだった」と言いながら、用意していた指輪を差し出す。

 

Bamen23_a アディソンは、廊下に1人で座り込んでいるナオミを、みんなのいる待合室に誘う。ナオミは、マヤと同様、アディソンに対してもひどいことをしたと言ってこれまでの態度を謝罪。アディソンがナオミを尊重してサムと寝なかったことを理解しようとしなかった自分を悔いて、許しを請う。アディソンはもちろんナオミを許し、「あの子は私に任せてちょうだい」と宣言してマヤのオペに向かう。

 

マヤのオペが終わるのを待つ間、待合室ではヴァイオレットが、ピートとルーカスの写真をみんなに見せて場を和ませる。続いて、クーパーがシャーロットとの電撃婚約を発表。シェルダン以外はみな祝福ムードとなる。ところが、ふと気付けばデルが動かない。脳出血を起こしていたのだ! デルはオペを受けて意識を取り戻すが、再び出血。死を覚悟したデルはベッツィーを病院に呼び寄せ、彼女をを腕に抱きながら「君はみんなに愛されてる。ママが死んだのは辛かった。パパがケガしたのも辛いこと。でも、いつか起こるはずの辛いことが1度に起きただけ。辛いことがすべて終わったのはいいこと」と語りかける。
そして、マヤのオペを終えたアメリアが、急遽デルのオペを執刀。けれども、途中でデルの容体が急変。UCLAのメディカル・スクールへの合格という明るい知らせを受けた直後だというのに、デルはベッツィーへの別れの言葉を最期に帰らぬ人となる。

 

結局、マヤと赤ちゃんは助かった。ファイフはウィリアムが去ったことをナオミに告げ、アディソンはピートにヴァイオレットとともにいるよう促して、自ら身を引く。そして、「愛する人がいるなら手放すな」とシェルダンに後押しされたアディソンはサムの元へ行き、彼に体を委ねるのだった。


【今回のMVP】
アディソン!

親友ナオミの娘マヤのピンチに、外科医として力を尽くしたアディソン。アメリアとの連携で、到底無理と思われた難しい処置を成功させたのはさすが。マヤと赤ちゃん、2人の命を預かるという責任、相当重かっただろうに…。
そして、プライベートではピートにヴァイオレットとともにいるよう促し、自分は静かに身を引くという潔さを見せた。そして、自分はついにサムの元に…。


シーズン2では、最終話でヴァイオレットがケイティにお腹を切り裂かれて赤ちゃんを奪われるというショッキングな事件が勃発。そして今シーズンでは、デルとマヤが事故に巻き込まれ、マヤと赤ちゃんが生きるか死ぬかという過酷な状況に。そして、軽傷だと思われていたデルがまさかの死亡…。悪夢が再びクリニックのメンバーたちを襲った。
特に、デルがベッツィーに別れの言葉を告げるシーン、そして父親の死を知らされたベッツィーがピートに食ってかかるシーンは、涙なしには見ていられず…。思わず脚本家を呪いたくなってしまったほど。
そんな中、屈折しながらも互いに愛を捨てなかったクーパーとシャーロットが婚約。アディソンに促されて、ピートもヴァイオレットの元に戻るという嬉しい展開も。そして、アディソンもついにサムと…。

 

次シーズンは、アメリアがレギュラー入りするとのこと。2度の修羅場をくぐり抜けたメンバーたちが、これからどこに向かっていくのか。来シーズンも見逃せません。

 

ちなみに、原題の「The end of a beautiful friendship」は映画『カサブランカ』で主人公のリックがルイに言う最後のセリフ “I think this is the beginning of a beautiful friendship.(これが美しき友情の始まりだな)”をもじったもの。

2011.4.14|エピソードガイド、プライベート・プラクティス3|コメント(1)トラックバック(0)

4月7日(木) #22「雪どけのころ」

Bamen22_2 ヴァイオレットの患者で気難しかったクレアが突然、陽気な性格の女性へと変貌を遂げる。脳腫瘍の影響で性格が変わったようだが…。一方、スイスから帰国したウィリアムの病状を心配するナオミは、承認待ちの治験薬を投与してほしいとファイフに頼む。そんな中、妊婦のキムが背中の痛みを訴えて、父とともに来院する。検査の結果、大動脈瘤があることが判明。さらに、彼女と父親は血縁関係にないことが分かり…。


【STORY】
昨年、ヴァイオレットが結婚セラピーを試みたものの失敗に終わったクレアとアーウィンの夫婦が、突然クリニックにやって来る。クレアは気難しい女性だったが、驚くほど陽気な女性に変貌。アーウィンは、妻の変わりぶりを喜ぶと同時に戸惑いも見せる。
その後、アメリアがクレアを診察。彼女が陽気になったのは、脳腫瘍の影響だと分かる。クレアは今の自分を気に入っており、「腫瘍は神の御業」と言ってオペを拒むが、このまま放置すれば死んでしまう…。ヴァイオレットは、憂鬱な人生に戻るくらいならオペは受けたくないというクレアの気持ちに理解を示すが、アメリアは自分が過去に死にかけた経験を引き合いに出し、オペを受けるべきだと主張。結局、クレアはアメリアの説得に負ける。一方でアーウィンは、オペにより明るい今のクレアを失うことになるかもしれないという不安をヴァイオレットに打ち明ける。
そして、クレアのオペが行われるが、オペ後に目を覚ました彼女はやはり元の気難しい性格に戻っていた。すっかり落胆したクレアは「幸せに死にたかった」と不満を爆発させるが、ヴァイオレットはそんな彼女にセラピーで陽気な自分を取り戻そうと提案。一緒に試してみようと励ます。

 

スイスから帰国したウィリアム。その病状は思わしくない。治療を諦められないナオミは、承認待ちの治験薬をウィリアムに投与してほしいとファイフに頼む。一度は断るファイフだったが、それはナオミをものにしたいという身勝手な動機からだとピートに指摘され、ナオミの願いを聞き届けようと考え直す。

 

アディソンとサムは、背中の痛みを訴えて父ジョージとともに来院した妊娠30週の妊婦キムを診察する。検査の結果、彼女には大動脈瘤があることが判明。サムは家族の病歴をジョージに問うが、何やら彼の様子がおかしい。そんな中、再検査の結果を見たサムは、キムにはすぐにオペが必要だと判断。さらに、キムは父親から遺伝する常染色体優性疾患のフィブリリン病が陽性だったのに対し、ジョージにはこの疾患がないことが明らかに。これにより、キムとジョージは血縁関係にないことが分かる。
ヴァイオレットといまだ気まずいアディソンは、シェルダンにキムのコンサルを頼むことに。シェルダンは、ジョージが実の父親でないことが検査によって明らかになったとキムに告げるが、キム本人はそれを否定。ジョージは自分の父親だと言い張る。シェルダンは、そんな彼女の言動を見て、キムはジョージに誘拐されたのだろうと推測。それをアディソンらに報告しているところにジョージが現れ、強引にキムを連れ帰ろうとする。アディソンたちは、何とかキムとジョージを引き離し、警察に連絡。パニックに陥ったキムは、大動脈瘤破裂を起こしてしまう。
Bamen22_3 アディソンとサムはキムの緊急オペを行い、まさに手と手を取り合い彼女と胎児の命を救う。サムは、このことをきっかけにアディソンとは友達になれそうだと彼女に告げる。
また、オペ後のキムはまだジョージに会いたがっていたが、アディソンは「愛する相手はジョージじゃない。自分の子どもにあなたと同じ経験をさせないで」と諭す。
その後、FBIへの通報により彼女の実の両親が見つかり、キムに会いにくる。両親と対面したキムは、徐々に本当の愛情を思い出していく。

 

クーパーとよりを戻すようアドバイスしてきたものの、シャーロットのことが気になっているシェルダン。アディソンから「欲しいなら奪いにいくべき」と助言され、シャーロットに愛の告白をする。優柔不断なクーパーに業を煮やしていたシャーロットは、シェルダンの誘いに応じる。

 

ヴァイオレットは裁判以来クーパーと口をきいていなかったが、クーパーから「時に傷つけ合っても許すのが友達」と言われ、仲直りのしるしに彼をオフィスに呼んでシャーロットとの話を聞く。そして、クーパーが今もシャーロットを愛していると知ると、今すぐ奪いにいくようアドバイス。クーパーは、シェルダンとのデートに向かったシャーロットを追いかける。

 

またヴァイオレットはピートに、トラウマで苦しんでいた時に彼の救いの手を拒んだことを謝罪し、許してほしいと懇願する。ピートはそんなヴァイオレットに、ルーカスとの面会を徐々に増やしていこうと提案する。

 

Bamen22_a デルはマヤの妊婦健診を行い、自分がメディカル・スクールに合格したことを彼女に報告する。マヤの健診の様子を見に来たナオミは、お産の経験者としてマヤの力になろうとするが、マヤは自分ですでに完全な出産プランを立てていて…。
その後、自宅に戻ったマヤが産気づく。連絡を受けたデルはマヤを迎えに行き、車に乗せて病院へ。アディソンとサムも病院でマヤの到着を待つが、そこに交通事故の負傷者が運び込まれてくる。待機の心臓外科医であるサムは急遽負傷者のオペに入ることに。残されたアディソンの目の前には、対向車の負傷者が運び込まれてくる。アディソンは、その様子を見て愕然。何と、負傷したのはデルとマヤだった!


【今回のMVP】
シェルダン!

キムのコンサルを引き受け、彼女が誘拐の被害者だと見抜いたシェルダン。きっちりと精神科医としての役目を果たす一方で、シャーロットのことが気になる気持ちをアディソンに相談。そして、ついに覚悟を決めてシャーロットに告白! 「すべてを僕があげる。マイホームまで丸ごとパッケージで」という口説き文句はなかなか感動的。シャーロットはそんなシェルダンの誘いに応じるけれど…。最終的にシャーロットが選ぶのは、シェルダンか? クーパーか?



【ゲスト】

クレア役は「ER緊急救命室」のジャネット・コバーン役のエイミー・アキノ。
アーウィン役は、映画『ジョニーは戦場へ行った』『ラスト・ショー』などで知られるティモシー・ボトムズ。


クレアにオペを承諾させたアメリアの必死の説得、シェルダンからシャーロットへの愛の告白、ヴァイオレットからピートへの心からの謝罪、愛する人の希望をすべて叶えてあげたいというファイフからナオミへの言葉…。深みのある見せ場が多かった今回。何度か涙腺を緩ませていたところに、思いもよらぬ衝撃的な展開が! 何と、産気づいたマヤを乗せたデルの車が衝突事故! しかも、サムが緊急オペに入った事故の負傷者は、デルの車とぶつかった対向車の運転手!? マヤはかなりの重傷に見えたけれど、彼女とお腹の赤ちゃんの安否は!?
次回はいよいよシーズン・フィナーレ。クリニックの仲間たちを待ち受けている運命とは…。

2011.4. 7|エピソードガイド、プライベート・プラクティス3|コメント(1)トラックバック(0)

3月31日(木) #21「渦まく熱」

※東北地方太平洋沖地震により被害を受けられた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

 

Bamen21_2ルーカスの親権をめぐる訴訟が始まった。ヴァイオレットは共同親権を求めるものの、ピートはまだ早いと主張。クリニックのメンバーたちも証言台に立ち、デルとナオミが抱える自身の子どもとの問題や、ヴァイオレットがPTSDで中絶経験があること、ピートが元妻の死に何も感じなかったこと、アディソンが浮気後に離婚したことなどが、赤裸々に暴露されていく。それぞれの粗探しが目立つようになり、泥沼化するかと思われたが…。


【STORY】
ルーカスの親権をめぐる争いが始まる。共同親権を求めるヴァイオレットに対し、ピートはまだ早いと主張。ヴァイオレット、ピートはもちろん、クリニックのメンバーたちも次々と証言台に立つ。

 

ヴァイオレットは、なぜルーカスの母親になれるという認識にいたったのか、その理由を弁護士に問われる。実は、彼女がルーカスの母親になれるという確信に至ったのには、コスタリカの帰りに寄ったニューヨークでの出来事があった。

 

コスタリカに行っていたヴァイオレットは、現実から逃げるため、ロスを離れてニューヨークで仕事を始めることを検討。ニューヨークのクリニックまで面接を受けに行く。面接者は自分の産休の間、患者たちを任せられる医師を探していたエレン。いざ面接に行くまで、彼女が妊娠していることを知らなかったヴァイオレットは、その大きなお腹を見て動揺し、涙。ヴァイオレットの心の問題に気付いたエレンは、ヴァイオレットのセラピーを買って出る。
当初は、ケイティに襲撃された時のことを語るのを避けていたヴァイオレットだったが、エレンに説得され、襲撃の際の状況を語る。そして、ルーカスが奪われたのは自分がケイティに腹の切り方を教えたせいだと考えて自分を責めていたことは間違いだと気付く。自分は、ルーカスをケイティに奪わせたのではなく、むしろルーカスを守ろうとしたのだと。こうして、ようやくヴァイオレットは、自分が母親としてふさわしいのだと思えるようになったのだ。

 

親権をめぐる法廷では、クリニックのメンバーたちが入れ替わり立ち替わり証人として証言台に立つが、弁護士によってそれぞれが抱える弱点が次々と暴露されていく。デルは、元妻のヘザーが薬物使用時に起こした火事で死亡したことや、死に際の母親に別れを言いたいという娘にそれを禁じたという件を持ち出されて絶句。
シェルダンは、ヴァイオレットはPTSDだと思うと証言。自分がルーカスの父親である可能性もあったことに言い及び、ヴァイオレットに不利な印象を与えてしまう。
シャーロットは、ヴァイオレットは良い母親であり、ルーカスを愛しているがゆえにピートに託したのだと証言。ヴァイオレットの味方の立場であろうとするが、つい口をすべらせて、もともとヴァイオレットは子ども嫌いだと発言してしまう。

 

スイスに行っていたナオミも、ヴァイオレットに証言を頼まれて帰国。彼女もまた、娘のマヤが15歳で結婚・妊娠し、彼女と疎遠になっていることをピート側の弁護士に指摘されるが、「私は襲われた直後のヴァイオレットを発見した。あの光景を今でも夢に見る。彼女がどれほどの恐怖を味わったかははかりしれない」と主張。全面的にヴァイオレットを支持する証言をする。
アメリアもヴァイオレット側に立ち、彼女のPTSDは投薬で治療が可能であることを説得力たっぷりに強調。彼女に子どもを返してほしいと訴える。しかし、これがピートを怒りを買う結果に。証言後、アディソンの家に戻ったアメリアは、「この家から出て行け!」とピートに怒鳴られることになる。

 

サムは、アディソンがルーカスに良い影響を与えていると思うかと問われるが、答えることができなかった。ヴァイオレットは、何も証言してくれなかったサムのことを後で責めるが、サムは「アディソンを愛していると同時に憎んでる。本当はアディソンとピートの仲をぶち壊したいし、彼女からルーカスを取り上げたいが、本音を証言台でぶちまけていたら、証言はヴァイオレットのためではなく自分のためになってしまう。だから、何も答えられなかった」と自身の事情を説明する。

 

アディソンは、ピートのパートナーという立場と、ヴァイオレットの友人の立場の間で葛藤しながら証言台へ。ヴァイオレットは母親にふさわしいかという問いに対しては「いいえ」と答える。そして、ヴァイオレット側の弁護士からは、デレクとの結婚の際、彼の親友マークと浮気して離婚に至ったこと、患者の夫ノアと恋愛関係にあったこと、不妊のことなどを並べ立てられ、証言の信頼性を問われる。しかし、アディソンは気丈にも、「とにかく大事なのはルーカス。ルーカスが幸せになれるのなら、私をろくでもない女に見せてくれて構わない」ときっぱり言う。

 

Bamen21_a ピートは、妻が死んだ際、彼女の死に対して何も感じなかった点を追及される。これは、ピートにとってはかなりきつい問いかけとなったが、それ以上にきついことを言われたのがヴァイオレットだった。ピートの弁護士は、彼女の過去の中絶経験まで法廷に持ち込んだのだ。これには、ヴァイオレット本人だけでなくナオミやアディソンも驚愕。実は、この情報を弁護士に与えたのはピートだったが、ヴァイオレットはアディソンが弁護士に話したものと思い込んで彼女を非難の目で見る。
アディソンは、ピートが中絶の件を弁護士に話したのだと気付き、彼を問いただす。ピートは「勝つために必要なことをした」と言うが、アディソンはそんなピートに「あなたを恥じる」と言い放ち、ルーカスの母親であるヴァイオレットに、容赦ない仕打ちをしたピートを責める。

 

クーパーは、元恋人のシャーロットとセックスサイトで知り合ったことや、虐待が疑われている子どもを守るために刑務所に入ったことを取り沙汰され、ヴァイオレットに共同親権を与えることに医師として賛成できるかと追及される。親友という立場から、クーパーは当然ヴァイオレットに有利な証言をすると思われたが、彼の返答は「いいえ」だった。ヴァイオレットは、休廷の際に、親友なのに自分を味方してくれなかったクーパーを平手打ち。仲間たちから次々と母親失格の烙印を押されたことに傷ついたヴァイオレットは、法廷に戻ることができなくなってしまう。けれども、「ルーカスのために必死で闘うべき」とナオミに諭される。

 

ヴァイオレットは法廷に戻り、ピートの弁護士による2度の中絶についての指摘に耐えながら、「私を否定されるのは辛いけれど、みんなで息子を守ってくれたことは嬉しい。私は謝るつもりはないし、後ろめたくもない。ただ自分と我が子のために最善を尽くした結果、今ここにいる。ルーカスの母親と言えるのは自分しかない」と断言する。

 

そんなヴァイオレットの証言を受け、最後に証言台に立ったのはピートだった。アディソンの言葉に反省したピートは、ヴァイオレットが完全に回復してルーカスに愛情を注ぐことこそ最良の結果だと気付き、証言台でその思いを語る。

 

そして、審判の結果が出る。親権を獲得したのはピート。ヴァイオレットは、面会のみ許されることなる。

 

こうして、ヴァイオレットとピートはおろか、全員のあらの探し合いで泥沼の様相を呈した審判は終了。一同は今回の出来事を通して本当に大切なものに気づき始める。ヴァイオレットはまだピートを愛していると自覚。サムもやはりアディソンを愛しているのだと思い知る。クーパーもまた、シャーロットが大切な人であることを再確認し、それを彼女に伝える。ナオミは出産間近の娘マヤを支えてやるのが母親の務めだということを悟る。
また、最終的にピートの証言が穏やかなものになったのは、アディソンの助言によるものだと察したヴァイオレットは、「ピートの私への憎しみを和らげてくれたことには感謝する」とアディソンに言う。アディソンはそんなヴァイオレットに「ピートは憎んでないわよ」と声をかけるのだった。


【今回のMVP】
アディソン!

泥沼化した法廷で、不倫や不妊など自身の心の傷をえぐられることとなっても、終始、ルーカスの幸せを主張したアディソン。親権を勝ち取るためにヴァイオレットの中絶の事実まで法廷に持ち出したピートを非難し、彼に正しい選択をさせたのも彼女だった。


【ゲスト】
エレン役は、ダイアナ・ロスの娘のトレイシー・エリス・ロス。
ステファニー役は、映画『地上より何処かで』『ウディ・アレンの重罪と軽罪』『心みだれて』などで知られるキャロライン・アーロン。
判事役は映画『イエスマン“YES”は人生のパスワード』『ブラック・スネーク・モーン』のジョン・コスラン・Jr.。
ルビー役は「ユーリカ」でエヴァ・ソーン役を演じ、クリント・イーストウッドとの間に娘をもうけていることでも知られるフランシス・フィッシャー。


今回は、かなり見応えのあるエピソード。ニューヨークでのヴァイオレットのセラピーの様子、法廷での各者の証言、法廷の外での出来事が同時に描き出されていくという凝ったプロット。監督は、シーズン2の#20「弱い心、強い心」、今シーズンの#19「愛しい存在」で監督を務めたエリック・ストルツ。今回も見事な演出を見せてくれました。
それにしても、ヴァイオレットとピートの親権争いだというのに、みんなのボロが出てくるわ出てくるわ。訴訟を通して、キャストたちが抱えている問題が見事なまでに浮き彫りに。オトナって本当に悩める存在なのだと再確認させられました。
しかしながら、最後のヴァイオレット、ピート、双方の証言に希望が見えたのは何よりの救い。ほかのキャストたちも、自分にとって何が大切なのか再確認できたという点では、痛い目に遭ったかいがあったと言えるのかも。ただし、アディソンに関しては、ただただ今回の訴訟で消耗しただけのように見えて…。ピートとルーカスと3人でいる時も、アディソンの目がどこか遠くを見ているように感じられるのが気がかり。

2011.3.31|エピソードガイド、プライベート・プラクティス3|コメント(0)トラックバック(0)

3月24日(木) #20「傾く天秤」

※東北地方太平洋沖地震により被害を受けられた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

 

Bamen20_2 旅から戻ったヴァイオレットは「ようやく正気になった。今ならルーカスの母親になれる」と言って、ルーカスを共同で育てたいとピートに申し出る。けれどもピートは、“まだ早い”とそれを断り…。そんな中、クーパーとシェルダンは、異食症の少年オリヴァーの治療を担当。クーパーは、オリヴァーが異物を食べないよう彼にホッケーマスクをつけた母親に対し、「原因を探ることが重要」と指摘する。一方、サムはアメリアにけしかけられて、アディソンにキスをしてしまい…。


【STORY】
Bamen20_a 旅から戻り、ようやく正気になったというヴァイオレット。「今ならルーカスの母親になれる」と言って、頻繁にルーカスに会いたいと申し出る。これまでの経緯があるだけに、すぐにヴァイオレットを信用できないピートは「ヴァイオレットを受け入れられるよう助けてほしい」とアディソンに頼む。アディソンは、ルーカスを手放すことになるかもしれないと怯えながらも、「ルーカスはヴァイオレットの息子。ルーカスにとっていいこと」と自分に言い聞かせるようピートに言う。
ピートの承諾を得たヴァイオレットは、オフィスでルーカスを預かる。途中、アディソンが「問題ない?」と声をかけると、ヴァイオレットは「荷は重くない。足りないくらい」と笑顔。けれども「私はこの子の母親ですらない。ルーカスを救ってくれたあなたには感謝するけれど、あなたがルーカスの親代わりになるとは思っていなかった」と本音を漏らす。アディソンも、「私は子どもが産めない。だからこそルーカスを手放しでかわいがることが怖かったが、今は壊れていた自分を治してもらった気分。もうルーカスなしの人生は想像できない」と本心を告げる。
最終的に、ヴァイオレットはルーカスを共同で育てたいとピートに迫る。「まだ早い。息子をセラピーの道具にはさせない」とピートは拒否するが…。

 

アディソンは、妊婦のルシアを診察。陸軍所属の彼女の夫カールは、妻の出産に立ち会うためイラクから一時帰国するが、自宅で倒れてしまう。アディソンはカールにアメリアを紹介。アメリアの診察により、カールの脳に問題はないと分かるが、心電図に異常が見つかる。
その後、ルシアはアディソンのオフィスにやって来て、「カールの病気を見つけてほしい」と懇願。カールが戦地に戻れなくなる理由がほしいと訴える。彼女は、いつも夫が戦地で死ぬのではないかと怯えながら暮らすことに耐えかねていたのだ。結局、サムの診察により、カールには冠動脈狭窄が見つかる。ステント手術をすれば健康体に戻れると言うサムに、アディソンはルシアの望みを伝えるが、サムはわざと効果の低い治療をすることはできないとの見解を示す。
カール本人もステント手術を希望したことから、サムの執刀でカールのオペが行われることに。しかし、胸を開いてみると血管は石灰化していた。ステント手術ではどのくらい持つか分からないという理由から、急遽サムはバイパス手術に切り替えることにする。オペに立ち会っていたアメリアは、ステント手術でも大丈夫だと主張するが、サムは2度とカールが戦地に戻れなくなるのを承知の上で、バイパス手術を決行。結果的にルシアの願いを叶える。
オペ後、戦地に戻れなくなったことを嘆くカールに対しサムは、「愛してくれる妻がいて、子どもも産まれる。嘆くことは何もない」と励ます。

 

クーパーの元には、スコットとケリーの夫妻が、10歳の息子オリヴァーを診察に連れてくる。ホッケーマスクを付けられたオリヴァーを見て驚くクーパー。実は、オリヴァーは異食症に悩まされていたのだ。スコットによると、オリヴァーの異食症が始まったのは、自分がケリーと再婚してからだという。クーパーは、継父であるスコットがオリヴァーにマスクを付けたものとにらむが…。
異食症の場合、原因を突き止めることが先決。シェルダンは、復帰初日のヴァイオレットに代わり、クーパーの頼みでオリヴァーのセラピーをする。オリヴァーによると、ホッケーマスクを付けたのは意外にも母親とのこと。彼女が再婚相手のスコットの顔色をうかがい、オリヴァーが異物を食べないようコントロールしようとしていたことが分かってくる。クーパーは、子どもを助けるためではなく、夫をつなぎとめておくために治療を焦っているのではないかとケリー本人に指摘。「マスクを付けることは問題解決にはならない。あなた以上にオリヴァーは辛い」と諭す。
その後、自宅でケリーとスコットが言い争いをしている間に、オリヴァーがカビの生えたクッションを食べたために腹痛を起こして病院に運ばれる。胃洗浄で腹痛は治まりクーパーは一安心するが、その直後に洗面所でトイレットペーパーを食べるケリーの姿を目撃。実は、ケリー自身も異食症であることを知る。クーパーは、「あなたは自分も異食症だと言う代わりに、オリヴァーにマスクをつけた。永遠に彼の信頼を失いかねない」とケリーを非難。「子どもに嘘をついちゃいけない!」と興奮気味に訴えるクーパーの様子を見たシェルダンは、彼自身が親への怒りを抱えているのだと気付き、誰かに気持ちを話すよう助言する。
一方、オリヴァーは自分も異食症であることを隠していた母親に失望し、「ママは嫌い」と怒りをあらわにする。クーパーは、そんなオリヴァーに、実は自分も両親に嘘をつかれた経験があると告白。「自分が養子にもらわれる以前に、養父母には病気で亡くなった子どもがいたことを8歳になって知った。両親にとって、自分は死んだ子どもの身代わりなのだと思うと親を許せなかったが、君には僕のようになってほしくない」と説得する。

 

クーパーはヴァイオレットに会いに行き、オリヴァーに話したことを彼女にも打ち明ける。シャーロットが結婚していたと後から聞かされた時、両親に死んだ子どもの身代わりにされたと感じたのと同様に、シャーロットに元夫の身代わりにされたと感じてしまったのかもしれないと胸の内を明かすクーパー。ヴァイオレットはそんな彼に、シャーロットを取り戻すべきだとアドバイス。自分もまた、ルーカスを取り戻すべくピートと親権を争うつもりだと宣言する。
Bamen20_3 また、シャーロットはヴァイオレットを訪ねにやって来たクーパーから、「大人のオモチャ」発言について謝罪を受ける。その際、シャーロットはクーパーからキスをされそうになるが、クーパーは突然きびすを返して帰ってしまい…。彼の心の奥底に、両親に嘘をつかれたトラウマがあることを知らないシャーロットは、近付いては逃げるクーパーの態度に首をかしげる。

 

職を失い、依然としてLAに滞在しているアメリアから「アディソンを奪え」とけしかけられたサムは、アディソンにキス。アディソンも拒みきれずにサムのキスを受け入れてしまう。けれども、その様子をピートが目撃。必死に謝るアディソンに対してピートは、自分とサムのどちらかを選ぶよう言い渡すのだった。


【今回のMVP】
クーパー!

結婚していたことがあると後から告白したシャーロットのことを、なぜあそこまで執拗にクーパーが怒ったのか。その理由が明らかになった今回。「自分はいつも2番手」という思いがあることを、ヴァイオレットに打ち明けることができたのは大きな進歩。自分の気持ちに向き合ったクーパー、今度こそシャーロットと復縁か!?


【鑑賞メモ】
異食症

非栄養物質を強迫的に摂取してしまう病状のこと。食べるのは、土、紙、石、粘土、毛、氷などさまざま。異食症の原因は多種多様だが、極度の精神的ストレスもその1つとされている。


【ゲスト】
ケリー役は「アントラージュ★オレたちのハリウッド」のアリ夫人役のペリー・リーヴス。
カール役は「ヤング・スーパーマン」のジミー・オルセン役や「ヴェロニカ・マーズ」のトロイ役で知られるアーロン・アシュモア。


ヴァイオレットが戻ってきたことで、アディソンとピートの関係のバランスが崩れはじめた! アディソンは、ピートはいずれヴァイオレットを選ぶと覚悟しているようだけれど、そうなればもちろんルーカスのことも手放すことに…。アディソンの気持ちを思うと、胸が痛みます。
そして、ヴァイオレットは何とピートと親権争いをする構え! ケイティにされたことを考えれば、当初、ヴァイオレットがルーカスを受け入れられなかったことも、こうして正気に戻った以上、ルーカスを育てていきたいと思う気持ちも理解できるけれど、このタイミングでそんな…。次回は、この件が法廷で争われることに。当事者であるヴァイオレット、ピートはもちろん、証人としてアディソンやクーパーたち仲間も法廷に立ちます。いまだスイスに行ったきりのナオミの動向も気になる次回のエピソード、どうぞお楽しみに。

2011.3.24|エピソードガイド、プライベート・プラクティス3|コメント(0)トラックバック(0)

3月17日(木) #19「愛しい存在」

※東北地方太平洋沖地震により被害を受けられた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

 

Bamen19_3エディは自発呼吸を再開した妻ケイラを目覚めさせるため、有名な脳神経外科医ギンズバーグを招く。そして、彼女の助手としてデレクの妹アメリアもLAへ。アディソンは、彼女が兄のデレクと同じ脳神経外科医として修行中だとは知らなかったため驚く。一方、シャーロットとクーパーは、性感染症が広がりを見せている高齢者施設で性教育セミナーを開く。入居者の1人が、セックスの悩みをクーパーに打ち明けるが…。


【STORY】
Bamen19_2 奇跡的に自発呼吸を再開した昏睡中の代理母ケイラ。夫のエディは彼女を目覚めさせるため、有名な脳神経外科医ジェラルディン・ギンズバーグを招く。そして、その助手としてアディソンらの前に現れたのは、何とデレクの妹アメリア。アディソンは、彼女が兄のデレクと同じ脳神経外科医としてギンズバーグの助手についているとは知らなかったため驚く。
その後、ギンズバーグはケイラを診察するが、彼女の治療は困難と判断。「彼女は救えない」とさじを投げる。しかしアメリアは、最新のオペをすれば救える可能性はあると主張。危険なオペだが、試す価値はあると訴える。ギンズバーグはそんなアメリアに怒り、その場で彼女をクビに。自分はさっさと帰ってしまう。
その晩、アディソンたちは、久々の再会となったアメリアとワインや会話を楽しむ。途中、ヴァネッサを迎えに行くためにサムが席を立ち、アディソンはアメリアと2人に。アメリアから近況を尋ねられたアディソンは、サムとの関係のせいでナオミを怒らせたこと、自分は子どもが産めないため、今は子持ちのピートと付き合っていること等々を報告する。
翌日。アメリアはエディにオペを頼まれ、それを引き受けたとアディソンたちに事後報告する。アディソンは念のためデレクに連絡を取り、アメリアの言うオペの可能性について意見を聞いていたが、彼もやはりオペには反対とのこと。アディソンもヴァネッサも、もちろん反対だった。けれども、エディに同情的なシャーロットはオペにGOサインを出す。
アディソンは、3つ子の実の両親であるサイモンとアンジーをアメリアに引き合わせる。彼らは、「オペはしないでほしい」とアメリアに懇願。しかしアメリアは、サイモンとアンジーを連れてきたアディソンのことを「私生活でも仕事でも守りに入っている。自分のためにもケイラのためにももっと貪欲になって」と非難する。
結局、ケイラのオペは決行されることに。メスを握ったアメリアは、自信満々で処置を進めていく。けれども、途中で血栓ができてケイラの容体が急変。3つ子の命が危うくなり、アディソンは緊急帝王切開で3つ子を取り上げる。しかし、3つ子はまだ小さ過ぎて危険な状態。アディソンが心拍のない3つ子に蘇生処置を施す様子を目の当たりにしたアメリアは、パニックに陥ってメスを持った手を止めてしまう。しかし、サムの励ましで何とかオペをやり終える。
オペ後、自分の判断は間違っていたかもしれないと自分を責めるアメリア。そんな中、ついにケイラが目覚める。アメリアはすっかり自信を取り戻して上機嫌になるが、アディソンはそんな彼女の無謀なやり方を叱責。ただし、元義姉として彼女の起こした奇跡には賞賛の言葉を送る。
また、ケイラの緊急帝王切開の際、手伝いたいと申し出たのにアディソンにオペ室から追い出されてしまったヴァネッサは、サムが自分をかばってくれなかったことに傷つき、アディソンとの仲を疑う。「彼女を愛してるの?」とサムを問い詰めるヴァネッサ。サムは、それを否定することができなかった。

 

この日、シャーロットはシェルダンと一緒に、性感染症が広がりを見せている高齢者施設で性教育セミナーを開くことになっていた。しかし、土壇場になってシェルダンがキャンセル。男性の入所者に心を開かせるため、男性のスタッフを必要としているシャーロットは、クーパーにシェルダンの代役を頼む。
しらけたムードの中、セミナーは何とか終了。帰路につこうとしているところに、入居者の1人であるオスカーが相談を持ちかけてくる。女性ではなく男性のスタッフに話がしたいという彼は、クーパーに「同じ入居者のノーラと数カ月前から交際しているが、最近は腰の痛みに襲われてセックスもままならない」と打ち明ける。クーパーは、性の専門家であるシャーロットに診てもらうようオスカーに言う。
後日、シャーロットの診察を受けるためクリニックにやって来たオスカー。性欲増進剤を処方してもらうつもりでいたが、セックスがうまくいかなかったのは前立腺癌が原因だったと告げられショックを受ける。治療を受けないと余命4、5年であることから、シャーロットは彼に放射線治療を勧めるが、副作用で勃起障害になることを恐れたオスカーは治療を拒否する。困ったシャーロットはクーパーに相談。クーパーは、オスカーに放射線治療を受けさせようとするシャーロットのことを「男心が分かっていない」と責める。
その後、ピート、ファイフと飲みに行ったクーパーは、シャーロットが行おうとしている治療は標準的なもので、反対しているのは私情にすぎないと指摘されて反省。自らオスカーに会いに行き、自分もストレスで性生活ができなくなり、男として劣等感を抱いたと自らの経験を告白。「生きていさえすればノーラを愛し続けられる。生涯の男になれる」と訴えてオスカーを説得する。
その後、治療を受けると決めたオスカーは、ノーラと一緒にクリニックを訪れる。シャーロットは、オスカーに治療を承諾させてくれたクーパーに感謝し、思い切って彼を飲みに誘うが断られてしまう。シャーロットは、クーパーとは友達にすらなれないと嘆くが、そんな彼女をシェルダンが励ます。

 

一方、ナオミがウィリアムを追ってスイスに行って以来イライラを募らせているファイフ。バーで女性を口説くがやはりナオミ以外に興味は持てない。ファイフは、観念してナオミの帰りを待つことにする。

 

Bamen19_a アディソンはピートの「愛してる、ヴァイオレット」発言について彼を追及。ピートに「君を愛してる。ひたすらヴァイオレットを待つ気はない。前に進んで幸せだ」と言われ、この言葉に納得。ピートの家でルーカスとともに幸せなひと時を過ごすが、そこに思わぬ来客がある。それは、旅から戻ったヴァイオレットだった。「ルーカスに会いたくてまっすぐここに来た」と彼女は言うが…。


【今回のMVP】
アメリア!

デレクの妹アメリアが初登場! しかも彼女、デレクと同じ脳神経外科医。「ハリケーン・アメリア」という愛称のごとく、脳神経外科医の大御所に盾突いて、独断で実験的なオペを引き受けちゃうんだから驚き。ちょっと無謀なのでは…と心配したが、結果は大成功。ケイラを目覚めさせるという奇跡を起こしたのはスゴイ! 医師としての経験はまだ浅いようだが、さすがハーバードをクラストップで卒業しただけのことはある。
でも、結局ギンズバーグの助手はクビになってしまったわけで…。アメリア、しばらくLAにとどまる!?


【鑑賞メモ】
グリソンスコア

前立腺癌特有の組織異型度(悪性度)を表す数字のこと。もっとも悪性度の低い「2」から、もっとも悪性度の高い「10」までの9段階に分類される。
オスカーの場合は、これが「7」だった。


【新しいキャラ】
アメリア役は、「ミッシング ~サイキック捜査官~」の超能力者ジェシカ・マストリアニ役で知られるカテリーナ・スコーソン。


今回は、デレクの妹アメリアが初登場! そして、エピソードの監督は、「プライベート・プラクティス」シーズン2の#20「弱い心、強い心」で監督を務めたエリック・ストルツでした。エリックは、「グレイズ・アナトミー」シーズン5でメレディスをはじめとする医師たちを道徳的ジレンマに陥らせた死刑囚ダンを演じたのが記憶に新しいところ。一方で、最近は監督としても大いに活躍しています。実は、次々回となる#21「渦まく熱」も彼の監督エピソード。今回も見応えのある内容でしたが、#21「渦まく熱」も相当濃い内容に仕上がっているようなので期待大です。

2011.3.17|エピソードガイド、プライベート・プラクティス3|コメント(0)トラックバック(0)

3月10日(木) #18「揺らぐ意志」

Bamen18_a 代理出産を目前に昏睡状態に陥ったケイラ。彼女の夫エディは妻を安楽死させてやりたいと望むが、人工呼吸器を外せば胎内の3つ子も死んでしまうため、3つ子の実の両親のサイモンとアンジーは大反対する。そんな中、ピートとルーカスが風邪をひいてしまい、アディソンはルーカスの世話を引き受ける。アディソンは仕事柄、赤ちゃんの扱いはうまいはずだと自負していたが…。一方、ナオミはファイフに引かれていく自分に気付く。ファイフも彼女の気持ちを知り…。


【STORY】
サムと寄り添うところをナオミに目撃されてしまったアディソン。「隠すこともできたのに…」とサムを責める。サムの方は、「隠しきれなかった。どうせナオミの怒りを買うなら、深い仲になっておけばよかった」と言うが…。
そんな中、代理出産を引き受けたがために昏睡状態に陥ってしまったケイラは、依然として人工呼吸器によって生かされていた。意識のないケイラに献身的に付き添う彼女の夫エディは、出産が目前に迫っているのを承知の上で、ケイラの安楽死(尊厳死)を望む。しかし延命をやめればお腹の3つ子も死ぬことになる…。
ケイラに代理出産を依頼したアンジーとサイモンは、もちろんケイラの安楽死に大反対。エディを説得するのは難しいと考えた2人は弁護士を雇い、3つ子が子宮外で生存可能になるまであと6、7週間、ケイラの延命を続けるよう判事に訴える。これにより、法的に決着がつくまで、医療関係者以外はケイラの病室への入室ができないという事態に。エディも病室から閉め出されてしまう。シャーロットは、付き添う権利すら奪われた彼に同情し、無料弁護をしている弁護士を紹介するなど力を貸す。
やがて、判事が病院にやって来る。双方の主張を聞いた判事が出した結論は、3つ子が子宮外で生存可能になるまでケイラの延命を続けるというもの。引き続き、医療関係者以外は病室に入ることを禁じると告げられ、エディはすっかり打ちひしがれる。シャーロットはそんな彼の姿を見ていられず、わざと病室の鍵を開けっ放しにしてエディが病室に入れるように仕向ける。

 

ルーカスが風邪をひき、ピートもその風邪をもらって寝込む。アディソンはルーカスの看病を引き受けるが、病気の赤ん坊をあやすことは想像以上に難しい。鼻水を吸い取ってやることすらうまくできず、アディソンはクーパーに助けを求める始末。赤ん坊の扱いが得意なはずの産婦人科医なのに…と自信を失う。
けれども、何とかルーカスを泣き止ませ、寝かしつけに成功したアディソン。ピートが寝ているベッドにもぐり込むが、熱で朦朧としている様子のピートは、「愛してる、ヴァイオレット」とアディソンに言ってしまう。

 

クーパーは、クリニックの株の買い取りの際、シャーロットに肩代わりしてもらった金を彼女に返済。それを手切れ金という意味に受け取ったシャーロットは、いら立ちを紛らわせるためにシェルダンのところへ行き、彼とセックス。しかし、クーパーはシャーロットとシェルダンが体の関係を続けていることに関心を示さない。不満げな様子のシャーロットに、「君はまだクーパーを愛している」とシェルダンは指摘する。

 

Bamen18_2 アディソンとサムのことを知ったナオミ。「あなたを裏切るようなことはしていない」と釈明するアディソンに対し、「過去のことが全部嘘だったんじゃないかと思えてしまう。あなたたちに心を引き裂かれた」と怒りをあらわにする。
さらにナオミは、ウィリアムが自分に黙ってスイスに行ったことにもイライラ。ファイフに慰められ、ますます彼に引かれていく自分に気付く。彼とのセックスを想像し始めたナオミは、「障害者とのセックスのことならシャーロットに相談すべき」というシェルダンのアドバイスを受け、シャーロットのオフィスへ。彼女から障害者とセックスするための手引書を借りる。
その後、ナオミは手引書をデスクに置きっぱなしにして離席。ファイフにそれを見られてしまう。ナオミの気持ちを察したファイフは、「君が好きだ。君がほしい」とナオミに告白。2人はベッドで幸せな時間を過ごす。ウィリアムとは別れようと決心するナオミだったが、「ウィリアムは筋委縮性側索硬化症。その治療のためにスイスに旅立った」とファイフから聞かされると、急遽単身でスイスに飛ぶ。

 

ナオミの家を出たデル。自分の人生が停滞していると感じ、それをシャーロットにこぼすが、「自分の人生は自分で変えるしかない。何でもいいから努力して」と一蹴されてしまう。
その後、ルーカスの世話で仕事を休んでいるアディソンに代わって、デルは妊娠8カ月の妊婦ロビンの家を訪ねる。アディソンではなく、若い助産師がやって来たことに警戒を示すロビンだったが、デルが電話でアディソンに赤ちゃんのあやし方をアドバイスするのを聞き、デルのことを信頼。彼に診察を任せる。
Bamen18_4 翌日、ロビンの娘ミーガンの調子が悪いことから、クーパーを連れてロビンの家に向かったデル。ロビンがすでに破水していたため驚く。クーパーはすぐに救急車を呼ぶが、すでに赤ちゃんの頭が出てきており…。デルは、その場でロビンにお産をさせようとするが、赤ちゃんの肩が産道にひっかかる肩甲難産と判明。病院に運ぶまでに手遅れになる可能性があることから、何の道具も持ち合わせていないにもかかわらず、デルは冷静に対処してロビンの赤ちゃんを取り上げる。クーパーはそんなデルの助産師としての腕に感心する。

 

ケイラの病室で警報が鳴る。エディが人工呼吸器を外したのだ。慌てて人工呼吸器を挿入しようとするサムとヴァネッサはあることに気付く。何と、ケイラが自発呼吸しているのだ! 一体ケイラの身に何が!?


【今回のMVP】
デル!

「人生がベージュだ」と嘆いていたデル。「メソメソするな!」とシャーロットに一喝されたのが効いたのか、ロビンの難産に冷静に対処。ロビンと赤ちゃんの命を救った。このデルの働きにはクーパーも感心。デルにとっても、今回のことが自信につながったはず。


【ゲスト】
ロビン役は、「ボストン・リーガル」のサラ・ホルト役のライアン・ミシェル・ベイズ。


代理出産を引き受けたがために昏睡状態に陥ったケイラ。彼女を楽にさせてあげたい、出産の道具にされるのはごめんだ、という夫エディの気持ちはよく分かる…。自分は妻を失ったのに、その妻の体を使って新しい家族を得ようとしているサイモンとアンジーの夫妻が、エディには憎らしく見えたのかもしれない。でも、お腹の3つ子を死なせるのは決して人道的な行為とは言えない…。そんな複雑な状況の中、3つ子を生かすことより、あえてエディの心情に思いを寄せたシャーロットの“心ある”計らいが事態を思わぬ方向へ! 何と、人工呼吸器を外されたケイラが自発呼吸!? 次回は、そんなケイラを目覚めさせようと、ある人物がLAへやって来ます。
一方、ナオミはファイフとベッドイン! しかし、ウィリアムが筋委縮性側索硬化症だと知ると単身スイスへ。アディソンは、ルーカスの世話でヘトヘトになっているところに、ピートから「ヴァイオレット」と名前を言い間違えられてしまい…。シャーロットとクーパーの微妙な関係も気になるところ。そして、いまだ旅行から戻らないヴァイオレットは? 次回もまたまた波乱に満ちた展開になりそう。

2011.3.10|エピソードガイド、プライベート・プラクティス3|コメント(4)トラックバック(0)

3月3日(木) #17「葛藤するプライド」

Bamen17_2 代理母を務めるケイラは、3つ子を妊娠したせいで体内に血栓ができてしまう。アディソンは命の危険もあると判断して、3つ子のうち2人を中絶すべきだと診断するが…。一方、シャーロットをめぐって大げんかを繰り広げたクーパーとシェルダン。統合失調症の少女マギーの診察を通して、徐々に歩み寄りの姿勢を見せ始める。そんな中、ウィリアムは筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治験をファイフに急がせ…。


【STORY】
子どもの進学資金を稼ぎたいケイラは、アンジーとサイモンの夫婦の代理出産を引き受けて3つ子を妊娠。ところが、多胎妊娠により血管に過剰な負担がかかり、血栓ができてしまう。彼女の主治医であるアディソンは、命の危険もあると判断し、胎児2人を中絶すべきと診断するが、自分たちの子どもを何とかして生かしたいアンジーとサイモンは「ケイラは妊娠20週目。あと数週間待てば赤ちゃんを取り出せる」と主張。その数週がケイラにとって命取りだと説明されても納得せず、ヴァネッサにセカンド・オピニオンを求める。ヴァネッサは外科手術により危険を回避できると判断。アンジーとサイモンは、ケイラにオペを受けてほしいと頼む。
Bamen17_a サムの新恋人であるヴァネッサへの反感を差し引いても、到底オペには賛同できないアディソンだったが、ケイラ本人の承諾もあったことから、サムの執刀によりケイラのオペが決行される。オペそのものは成功するが、オペ後にアディソンの懸念が現実のものとなってしまう。ケイラに新たな血栓ができてしまったのだ。アディソンは、これ以上ケイラを命の危険にさらせないと、胎児を減らすオペをしようとするが、それ以前にさらなる血栓ができてしまい、ケイラは心停止に。何とか蘇生には成功するものの、心停止の状態が5分続き、その間脳に酸素が供給されなかったことから、ケイラは昏睡状態に陥り、生命維持装置なしには生きられない体になってしまう。その裏腹に、3つ子はケイラが生命維持装置を外さない限りは順調に成長していくという状況に。もともとオペには反対だったケイラの夫エディは、「あんたたちが俺の妻を殺した!」とヴァネッサとアンジー、サイモンを責める。

 

クーパーは、額にケガをした11歳の少女マギーの手当を担当。ケガの原因を聞くうち、彼女に空想の友達イーライがいることを知る。父親のジョーは、マギーは想像力がたくましいだけだと信じているようだが、クーパーは引っ越ししたばかりで不安を抱えているマギーが、空想の友達のせいで周囲から浮いてしまわないかと心配に…。ヴァイオレットが旅行中で不在のため、仕方なくシャーロットを寝取った宿敵シェルダンに相談。手を貸してほしいと頼む。
シェルダンは、さっそくマギーのセラピーを行い、彼女は統合失調症だと診断。すぐにでも投薬治療を始めるべきだとクーパーに告げる。クーパーは、「脳の発達に影響しかねない薬を与えるのは早過ぎる」と難色を示すが、シェルダンの見解を否定できないことから、両親に診断結果を告げる。父親のジョーは「マギーは賢いだけ」とシェルダンの見立てを全面否定。憤慨してクリニックを出て行ってしまうが…。
その後、クーパーとシェルダンは、ちょっとした小競り合いをきっかけに取っ組み合いのケンカを繰り広げ、シャーロットに制される。そんな中、マギーの母親シンディが1人でクリニックにやって来る。ジョーはマギーが統合失調症であることを認めまいとしているものの、マギーの行動には目に余るものがあるとシンディは感じていたのだ。
2度目のシェルダンによるマギーのセラピーが行われ、彼女がイーライの指示で飼い猫を殺していたことが判明。クーパーは、マギーには治療が必要だとあらためて夫妻を説得しようとする。けれどもジョーは、クーパーたちがマギーを自分たちから引き離して施設に閉じ込めるつもりだと決めつけ、激しく拒絶。その様子を見たシェルダンは、ジョー自身の経験が影響しているものと察して「前に誰と引き離された?」と彼に問う。ジョーは、かつて妹が心の病と診断され、自殺するまで施設に監禁された経験を告白。マギーの病気は自分の家族からの遺伝のせいだとした上で、マギーが妹と同じ目に遭うのではないかという恐れから、医者に診せるのを避けてきたのだと明かす。シェルダンは、「今は医療も発達し、投薬とセラピーで治療ができる」と説明。ようやくマギーの病気を受け入れる気持ちになったジョーは、彼女に治療を受けさせると決める。
この件を通してクーパーはシェルダンへの態度を軟化。2人は歩み寄りを見せる。また、シェルダンとシャーロットはセックスの関係を続ける。

 

ウィリアムは筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治験に関し、正規の手順を無視しても先へ進めるようファイフに指示。医学の暴走だと反対するナオミを説得するため、ファイフは彼女とディナーをともにする。
一方でピートは、ウィリアムが治験を急ぐのは、彼自身がALSを患っているからだと見抜く。「いつから病気なんですか?」とウィリアム本人に問うピート。ウィリアムは、8年前にALSだと診断されたことを認め、ピートにも治験に協力してほしいと訴える。さらにウィリアムは、病気のことはナオミに話すなとピートに口止めをする。
Bamen17_4 その後、ナオミはファイフの意見に理解を示し、治験にGOサインを出す。しかし、ピートからウィリアムの病気のことを聞かされたファイフは、「やはり、治験に至るまでの正しい手順を踏むべきだ」とナオミに告げる。ファイフが方針を変えたのは、ウィリアムが自己都合で無謀な治験を許可した恐れがあるためだったが、何も知らないナオミはファイフが考え直してくれたことに喜び、彼にキスをする。

 

ピートはアディソンとの人生を考え始めていたが、アディソンはその気持ちに応える勇気が出ない。万が一別れることになれば、その時はルーカスと離れることになる。ルーカスに情が移ったら、別れた時に耐えられないとアディソンは考えていたのだ。どうしていいのか分からなくなったアディソンは、エレベーターにシェルダンを閉じ込めて一方的に悩みを相談。「愛されて幸せになるため、いい加減大人になれ」とアドバイスされ、ピートの思いを受け入れようと決意。それをサムに報告している最中、彼と寄り添う姿をナオミに見られてしまう。とっさに、「何もなかった」とナオミに言い訳するサム。アディソンもキスをしただけと釈明するが、ナオミは2人の間に愛があったという事実に大きなショックを受けるのだった。


【今回のMVP】
クーパー!

シェルダンと大人げない喧嘩をしたクーパー。意固地なところがあるだけに、この先もシェルダンを目の敵にしていくのかと思ったら、意外にも自分の方から謝罪。クーパー、ちょっと大人になったかも。


【鑑賞メモ】
筋萎縮性側索硬化症(ALS)

重篤な筋肉の萎縮と筋力低下をきたす神経変性疾患。呼吸に必要な筋肉が痩せていき、半数ほどが発症後3年から5年で呼吸筋麻痺に至る。現在のところ、治癒のための有効な治療法は確立されていない。


【ゲスト】
エディ役は「グレイズ・アナトミー」シーズン3の#24、25で、ケガを負った仲間を苦しみから開放するために殺害した登山グループの1人、デール役をを演じたデレク・フィリップス。
アンジー役は、「グレイズ・アナトミー」シーズン3の#11、12に、イジーの寄付でオペを受けられることになったVATER症候群の少女ヘザーの母ラダ役で登場したジュディス・ホーグ。
ケイラ役は、「ドーソンズ・クリーク」のアビー・モーガン役で知られ、「グレイズ・アナトミー」シーズン2の#6には、トムという男性とともにパイプで身体を串刺しにされて死亡した患者ボニー役として登場、シーズン3の#17には死にかけたメレディスの死後の世界に同役で再登場したモニカ・キーナ。
マギー役は、映画『ダブル・ミッション』などで知られるマデリン・キャロル


先週に引き続き、人間模様に変化が出てます!
ナオミは自分からファイフにキス! その裏で、実はウィリアムは筋萎縮性側索硬化症を患っていることが発覚。
そして、ようやくピートとの将来を真剣に考え始めたアディソン。何と、よりにもよってこの段階で、サムとの関係をナオミに見抜かれてしまうという事態に!
シャーロットはクーパーへの当てつけのつもりなのか、シェルダンと関係を継続。これもちょっと見過ごせない。
それにしても、笑っちゃったのがクーパーとシェルダンのケンカ。まるで小学生男子! クーパーは唇を切るわ、シェルダンは顔に青タンを作るわ、よくあれで統合失調症の両親を説得できたものだと感心しちゃいます。
次回はやはり、ナオミ vs アディソン&サムの動向に注目か!?

2011.3. 3|エピソードガイド、プライベート・プラクティス3|コメント(0)トラックバック(0)

2月24日(木) #16「ぬくもりのある場所」

Bamen16_2 飛行機恐怖症のナターシャは、シェルダンに付き添われながら、恐怖症の克服のために飛行機に搭乗する。だが、シェルダンの言動のせいで、過去の飛行機事故のトラウマが蘇ってしまい…。一方、ヴァイオレットと海外旅行に出かけたクーパーは、ヴァイオレットを置いて一人で帰国。シャーロットは、成り行きでセックスしてから雲隠れしていたクーパーを責めるが、彼は旅先で心の平安を取り戻したらしく…。


【STORY】
サムに避けられているアディソンは、この日、サムと同じ患者を診ることに。久しぶりに話しかけるチャンスがありそうだと期待するが、意外にもサムから話しかけられて拍子抜けする。
アディソンとサムの患者は、ケニア出身のエソーとの結婚を明日に控えた、臨月の妊婦エリシャ。彼女の胎児は心臓に問題を抱えており、出産後にサムがオペを担当する予定。この日も、アディソンとサムは胎児の様子をエコーでチェックする。さらにサムは、グリーンカードの申請のために診断書が必要なエソーの健康診断も引き受けるが、ここでとんでもない事実が発覚する。何と、エソーは結核にかかっていたのだ。サムは、感染症の専門家であるピートにコンサルを依頼。ピートは菌の型を特定して抗生物質による治療を始めることをエソーとエリシャに説明するが、エソーは移民局に結核であることを知られてグリーンカードが取れなくなるのを心配し、診断書には問題なしと書いてほしいとサムに頼む。実は、エソーのビザの期限はすでに切れており、すぐに診断書を出さないと国外退去になってしまうという状況なのだ。
結婚式とお産が間近に迫っていることから、エリシャも偽の診断書を書いてくれとサムに懇願。政府に情報を隠匿するのは気が進まないとサムが躊躇すると、エリシャは「自分がケニアに行く」と言い出す。しかし、エリシャの胎児には心臓のオペと数年間にわたる治療が必要であり、ケニアに行けば予定されていた治療を受けることができなくなってしまう。サムはひとまず診断書の提出を遅らせ、エソーの治療を優先することにする。
その後サムは、周産期医学と新生児学の専門医ヴァネッサ・ホイトを自分のガールフレンドとしてアディソンに紹介する。ヴァネッサの名前は噂に聞いていたアディソンだったが、まさか彼女がサムと付き合っているとは知らず…。アディソンはショックを受ける。
その晩、サムは自分の家にヴァネッサを呼んでデート。それを隣の自宅でやきもきしながら偵察するアディソンの元に、エソーの結核は薬の効かない多剤性であるという連絡が入る。アディソンは、サムの家に行ってそれを彼に報告。ヴァネッサはまさかサムとアディソンが隣同士とは知らず、わざわざ直接伝えにきたアディソンに驚く。サムは「あとで君の家に行く」とヴァネッサに約束し、アディソンと一緒に病院に向かう。
ところが、病院に行ってみるとエソーのベッドはもぬけの殻。どうやら、エソーはエリシャと引き離されるのを恐れて逃亡したらしい。サムは移民局に連絡をしようとするが、アディソンは「それは警察の仕事」と意見。とにかく通報はしないでくれとサムに言う。また、サムがヴァネッサと付き合い始めたことについては、「私と同じ専門の女性と付き合うのは私へのあてつけ」とサムを非難する。。
翌日、ヴァネッサの家を訪ねるという約束を忘れていたサム。彼女から「逃したくないなら追いかけないと」と言われてしまう。そんな中、産気づいたエリシャをエソーが病院に連れてくる。さっそくエリシャのお産に取りかかるアディソン。そこにサムからの通報を受け、移民税関捜査局の捜査官がエソーの身柄確保にやって来る。エソーはすぐにも連行される状況だったが、「今彼を連行したら目的地に着く頃には遺体になってる」とサムは捜査官に嘘を付き、エリシャが出産を終えるまでの時間をかせぐ。そして、エソーを産まれたばかりの赤ちゃんに対面させてやる。

 

ヴァイオレットの不在中、彼女の患者で飛行機恐怖症のナターシャのフォローを頼まれたシェルダン。飛行機事故で九死に一生を得た経験から飛行機が怖くなってしまった彼女に付き添い、何とかトラウマを克服させようと一緒に飛行機に搭乗する。そして、いよいよ離陸という時。ナターシャはパニック状態に。結局、飛行機を降りてしまう。
その後、ナターシャがパニックに陥ったのは、シェルダンがナターシャを落ち着かせようと手を握って「息をしろ」と言ったことが原因と判明する。実は、飛行機事故の際、ナターシャの隣に座っていた女性もシェルダンとまったく同じことをしたのだ。そのため、今回のシェルダンの言動で、当時の体験を思い出してしまったナターシャ。「恐怖のあまり、シートベルトを外せずに助けを求めるその女性を残して一人で逃げた」と告白。「人を見殺しにしたことを正当化することなどできない」と言って、以降のセラピーを拒否する。
その後、ナターシャを救えなかった自分の無力さを呪い、自分の髪をむしるシェルダン。たまたまそこに通りかかったシャーロットは、患者を救えないと嘆く彼に「途中で投げ出すなんて臆病だと気付かせてやればいい」と叱咤激励。その言葉に奮起したシェルダンは、あらためてナターシャの家を訪ね、当時、外科医を目指していた自分が、ERでの実習で患者の傷口から手を離してしまい、患者を死なせてしまった経験を赤裸々に告白。「ERの残りの実習期間は仮病を使って休んだ。志なかばで諦める辛さはよく知っている。君は我が身を守った。君も人間だった」と言って、力になりたいと訴える。このシェルダンの言葉に心を打たれたナターシャは、ついに飛行機恐怖症を克服する。

 

ナオミは、恋人のヘンリーと結ばれた直後に、激しい痛みに襲われたメイという女性を診察する。ヘンリーとメイは互いに運命の相手だと信じていたが、検査の結果、皮肉にもメイはヘンリーの精液に対してアレルギー反応を起こしてしまう体質と判明。つまりセックスのたびに命の危険を伴う状況であることが分かる。ナオミは、治療法が見つかるまではコンドームを使えばいいし、子どもがほしいなら体外受精という方法もあると説明するが…。
その後、メイが再び激しいアレルギーを発症して病院に担ぎ込まれる。原因は、コンドームが破れたこと。メイは一命を取り留めるが、ヘンリーは愛する人を死の危険にさらすことに耐えかね、メイに別れを告げる。メイはすっかり落ち込むが、ピートが愛し合う2人のためにある治療法を提案する。それは、ヘンリーの精子を少しずつメイに注射し、ごく少量の抗原にさらすことで免疫反応を変えていくというもの。突破口が開いたことに、メイとヘンリーは大喜びする。

 

ヴァイオレットとクーパーが海外旅行に出かけて2週間が経過。マヤの披露宴の際、アディソンのバスルームでクーパーとセックスしたシャーロットは、クーパーがいつ戻るのか気が気でない。
やがて、コスタリカにヴァイオレットを残し、クーパーが単身帰国する。白いビーチと素晴らしい音楽、そしておいしい酒に癒され、禅の境地に達したと言ってご機嫌のクーパー。シャーロットは、そんなクーパーを「セックスの後で雲隠れするなんて!」と責めるが、「愚かな自分を省みるためだった。怒りはもう捨てた」と、クーパーは晴れ晴れした表情を見せる。
クーパーの一方的な態度に釈然としないものがあるシャーロット。そんな彼女に会いに、ヴァイオレットの家までシェルダンがやって来る。「患者に飛行機恐怖症を克服させることができたのは君のおかげ」と、シェルダンはシャーロットに感謝のハグ。いい気になって彼を部屋に招き入れたシャーロットは、成り行きでセックスへとなだれ込む。そこにタイミング悪くクーパーが。現場を目撃してしまったクーパーは、再び心の平安を失う。

 

Bamen16_a ウィリアムとのデートを重ねるナオミ。突然、ファイフから愛を告白されて戸惑うが、アディソンに相談するうち、自分もファイフを好きだと気付く。

 

そして…、ヴァネッサと付き合い始めたサム、旅先から戻らないヴァイオレット、それぞれ愛する人を失った気がするアディソンとピートは、慰め合いの関係を続けるのだった。


【今回のMVP】
シェルダン!

ヴァイオレットの患者ナターシャに飛行機恐怖症を克服させようと頑張るシェルダン。セラピーをやめるとナターシャに言われてすっかり落ち込むものの、シャーロットの励ましに奮起! 自分の体験を語ることで、ナターシャの心の重荷を取り去った。
それにしても、シェルダンが外科医を目指していたとは意外。そして、シャーロットと寝てしまうなんて、これまた意外!


【ゲスト】
ナターシャ役は、「HEROES/ヒーローズ」のオードリー・ハンソン役などで知られ、「グレイズ・アナトミー」のシーズン4には、脳腫瘍の影響で子グマに手を出し、親グマの反撃に遭って大ケガをしたフィリップの妻、ジェニファー役で2話連続でゲスト出演したクレア・デュヴァル。
ヴァネッサ役は、「CSI:マイアミ」で一時はホレイショの交際相手となった州検事補レベッカを演じ、「24 -TWENTY FOUR-」のシーズン7ではメイサー役を演じているクリスティーナ・チャン。
エリシャ役は、「ヘイヴン-謎の潜む町-」のオードリー役や、「ER緊急救命室」のトレイシー・マーチン役などで知られるエミリー・ローズ。
エソー役は、「レバレッジ ~詐欺師たちの流儀」のアレック・ハーディソン役のオルディス・ホッジ。


マヤの結婚式が終わったと思ったら、あちらこちらで急展開! ヴァイオレットとクーパーは海外旅行へ。ヴァイオレットは2週間以上経つのに戻らないし、単身帰国したクーパーは禅の境地に達したらしく、シャーロットを許すと宣言。それなのに、今度はシャーロットがシェルダンと!
また、サムにはヴァネッサというガールフレンドが。さらに、ファイフがナオミに愛の告白! ずいぶん騒がしいことになってきたけれど、次回はどうなる!?

2011.2.24|エピソードガイド、プライベート・プラクティス3|コメント(1)トラックバック(0)

2月17日(木) #15「マイ・ウェディング」

Bamen15_a ナオミの不妊治療により妊娠し、現在妊娠25週目の患者シーラが胎盤早期剥離で出血。聖アンブローズに搬送されている最中に、救急車の中で出産してしまう。赤ちゃんは非常に小さい上に、壊死性腸炎を起こしている状態。アディソンはこのまま死なせることを提案するが…。一方で、マヤの結婚式の日が近付いていた。ナオミは出席しないと意思表明。デルに説得されたマヤは、式に出てほしいともう一度ナオミに頼むが…。


【STORY】
ナオミの不妊治療により妊娠し、現在妊娠25週目の患者シーラ。出産時の陣痛を和らげる治療をピートから受けている最中、胎盤早期剥離で出血。連絡を受けたアディソンも駆け付け、聖アンブローズに救急搬送している最中、救急車の中で出産してしまう。
赤ちゃんは非常に小さい上に、壊死性腸炎を起こしている状態。シーラと夫のマシューは可能性を求めてオペを希望するが、アディソンは「オペは何度もしなければならず、決して普通の人生は送れない。子供はずっと苦しむ」と意見。このまま死なせることを提案する。けれどもピートとナオミは、夫婦の希望を聞き入れ手を尽くすべきだと主張。アディソンは仕方なくオペをすることにする。
ところが、いざオペで赤ちゃんのお腹を開いてみると、すでに腸全体が壊死していた。アディソンは、何もできずに縫合。その旨を夫婦に報告する。しかし、夫婦はまだ諦められず、「奇跡に賭けたい」の一点張り。次なる選択肢を求められたアディソンは、「これ以上の手術は気が進まない」と言い、担当を降りてしまう。
その後、夫婦は治療を引き継ぐ医師を見つけるが、ピートもナオミもアディソンの考えが正しいと納得。ナオミは、「赤ちゃんに自分たち両親が愛しているということを伝えたい」と訴えるシーラに対し、「犠牲を払ってでも子どもに必要なことができるよう強くあるべき」とアドバイス。赤ちゃんを諦める覚悟をすれば、保育器から出して抱いてやることができると説得する。シーラはようやく赤ちゃんを死なせることを決意。マシューはそれでも「僕は諦めない」と言い張るが、「子どもが苦しまないようにするのが親の務め」とピートに諭され、ようやく赤ちゃんを諦めることに同意する。シーラは保育器から出た我が子を腕に抱き、歌を聞かせながら天へと送る。

 

クーパーの患者アイクが、外科医スコットの執刀でヘルニアのオペを受けた。スコットは、シャーロットの新しいボーイフレンド。クーパーは、親しくもないスコットからいきなり痛み止めのオキシコンチンの処方を頼まれたことに違和感を覚え、彼が薬物依存に陥っているのではないかと疑う。
その後、スコットはアイクの退院手続きを忘れて姿を消してしまう。そしてクーパーは、医師の控え室で眠りこけているスコットを発見。彼を問い詰め、オキシコンチンを飲んだことを白状させる。スコットは、シャーロットと付き合っているのが気に入らないのかと突っかかるが、クーパーは「ヴァイオレットの診察を受け、彼女が問題なしと判断すれば引き下がる」と宣言する。
ヴァイオレットはスコットを診察。彼がオキシコンチンを持ち歩いていると知り、問題の原因を突き止めるまで医療行為は控えた方がいいとアドバイスするものの、病院に報告するほど危険な状態ではないと判断する。しかしクーパーは、スコットが巧みにヴァイオレットを信用させたのではないかと気になって仕方がない。
そんな中、アイクが虚血を起こしたとの連絡が入る。執刀医がスコットだと知ったクーパーは、シャーロットを連れて聖アンブローズに急行。シャーロットはオペ前の手洗いをしているスコットに「何か薬を飲んだ?」と追及する。答えないスコットに対し、シャーロットは執刀を降りるよう命令。スコットは反省し、更生施設に入る。

 

一方で、マヤの結婚式の日が近付いていた。ナオミは出席しないと意思表明。デルに説得されたマヤは、式に出てほしいともう一度ナオミに頼むが、それでもナオミは「出ない」と言い張る。
サムは式の準備こそ進めているものの、イヤイヤながら…といったところ。ディンクの母コリーヌだけが「2人のために素敵な経験にしてあげたい」と、2人の式の準備に積極的。形式だけの式では特別とは言えないというコリーヌの言葉に、サムは少し考えさせられる。
またデルは、両親に結婚を祝福してもらえないマヤに同情。「そういう態度で式に出るならナオミのしてることと変わらない」とサムに意見。親としてマヤのために喜んで支えてやるべきだと言われたサムは、ようやく花嫁の父として務めを果たそうと決意する。そしてナオミに、「このままではコリーヌこそが家族とマヤが思うようになる。母親として責任を果たせ」と一喝する。
式当日、ナオミはぎりぎりでマヤの控え室に姿を現す。そして、花嫁が身につけると幸せになれると言い伝えのある「古くて借りた青い物」と「新しい物」をマヤに贈る。
Bamen15_2 いよいよ式がスタート。ナオミも参列し、マヤとディンクは神と出席者たちの前で、夫婦の誓いを立てる。
その後、サムの自宅では披露パーティーが開かれる。クーパーの連れの女性にドレスを汚されてしまったシャーロットは、染み抜きのためにアディソンの家の化粧室へ。そこでクーパーにばったり。2人は化粧室の中で愛し合う。
一方でサムは、心のこもった乾杯のスピーチを披露。アディソンは「良いスピーチだった」とサムに話しかけるが、サムはつれない態度とる。実はサム、アディソンがピートと寝ていることを知ってしまったのだ。「君を見たくない」と、サムはアディソンを遠ざけるのだった。


【今回のMVP】
ナオミ!

ようやくマヤに向き合うことができたナオミ。彼女が式に出てくれて本当にマヤも嬉しかったはず。ナオミを一喝したサム、そんなサムに意見したデルも立派だった!


【鑑賞メモ】
ラングストン・ヒューズ

アメリカの黒人作家・詩人。マシューは国語の教師らしく、ヒューズの詩にちなんだ「先延ばしの夢」という言葉で、赤ちゃんができるのを待つ同じく国語の教師であるシーラを励ましたとのこと。


【ゲスト】
シーラ役は、「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」にステファニー役でゲスト出演していたサラ・ルー。
スコット役は、「NIP/TUCK マイアミ整形外科医」のクェンティン・コスタ役や、「ER緊急救命室」のエディ・ドーセット役などで知られるブルーノ・カンポス。


ようやくナオミがマヤと向き合ってくれてホッ。サムの披露パーティーでのスピーチも温かく微笑ましいもので、なかなか素敵なセレモニーに。
ちなみに、アメリカでは15歳でも結婚できるの!? と思った方もいらっしゃるのでは? ちょっと調べてみたところ、カリフォルニア州では親の同意さえあれば何歳でも結婚できるとのこと。(子どもができたカップルに限っては、何歳でも結婚できると定めている州もあるそう!)

 

一方、サムにピートの関係を知られてしまったアディソン。それもこれも、無防備な態度のせい。関係を知られたくないのなら、もっと慎重になるべきだったのに…。ナオミは親友だからと、サムとの関係を拒んだはずなのに、サムの親友とは寝てしまうアディソン。そりゃあ、サムが怒るのも当然かも。
そしてクーパーとシャーロット、やっぱりああいう形に。今度こそ、うまくいくといいんだけど…。

2011.2.17|エピソードガイド、プライベート・プラクティス3|コメント(1)トラックバック(0)

2月10日(木) #14「恋の準備」

Bamen14_3 アディソンの患者で妊婦のローレンが、夫に捨てられたことにショックを受けて海に飛び込む。何とか助け出されるものの、彼女の心臓は危険な状態に。アディソンは緊急帝王切開で赤ちゃんを取り出すが…。一方、クーパーは担当となった13歳の少女ペイジの首に、人のかみ傷があるのを発見する。ペイジは肝炎を起こしていたことから、かみ傷を作った人間が肝炎ウイルスを持っている可能性があるとクーパーはにらむが…。


【STORY】
アディソンの患者で妊娠33週のローレンが、海中から救出され聖アンブローズに運び込まれる。心室中隔に穴が開いたと見られ、ローレンは心室細動に陥って心停止に。サムが応急処置と蘇生を行うと同時に、アディソンは緊急帝王切開で赤ちゃんを取り上げる。
アディソンは、一命を取り留め、意識を取り戻したローレンに赤ちゃんが産まれたことを報告。サムは、まだ心室に穴が開いたままなので、体力の回復を待ってオペをする予定であると告げる。するとローレンは、夫のマイケルに捨てられ、死のうとして海に飛び込んだことを告白。「オペは受けない。このまま死にたい」と主張し始める。
精神的に追いつめられているローレンから話を聞いたヴァイオレットは、法的かつ倫理的に治療拒否は自殺に値しないとアディソンに説明。抗うつ剤を飲ませて様子を見ようと提案する。しかし、抗うつ剤の効果を待っている間に死んでしまう可能性もある。いても立ってもいられなくなったアディソンは、自らマイケルを捜し出し、今だけでもローレンのそばにいてあげてほしいと頼む。しかしマイケルは「突然いなくなったわけじゃない。長いこと分からせようとしてきた。今戻れば、同じことの繰り返しになるだけ。子どもへの援助はする」と言って、ローレンに会いに行くのを拒む。
オフィスに戻り、マイケルの同意を得られなかったことをサムとヴァイオレットに報告するアディソン。「マイケルが関わりを拒否しているなんてローレン本人に言えない」と言うが、「夫が来ると嘘をついてローレンにオペを受けさせるなんて間違っている」とサムは反論。彼の口調から自分への怒りを感じたアディソンは、ヴァイオレットに席を外してもらい、サムと言い合いを始める。「ナオミに義理立てする必要はない。本物の恋かもしれないから恐れているだけ」と主張するサム。「ナオミを裏切りたくない。ナオミに話しても許してもらえるわけがない」と言い張るアディソン。2人の意見はかみ合わない。
やがて、赤ちゃんは肺機能の低下も改善し、徐々に安定。アディソンは赤ちゃんをローレンに見せ、生きる目的があると知らせようとするが、「ローレンは生きる目的を見失ったわけじゃない。落ち込み過ぎて死にたいとしか思えなくなっているだけ」とヴァイオレットに阻止される。そんな中、ローレンは肺水腫を起こし危険な状態に。アディソンはローレンに「マイケルは戻らない。辛いだろうけど乗り越えて。手術を受けて」と説得。ローレンはギリギリで承諾し、サムがオペで心室の欠損を修復する。
そして…、術後に初めて赤ちゃんと対面したローレン。ようやく生きていく力を取り戻すのだった。

 

クーパーは、発熱した13歳の患者ペイジを診察し、首に人のかみ傷があるのを発見。検査の結果、ペイジはかみ傷を作った人間からB型肝炎をうつされた可能性が高いと分かる。実は、彼女をかんだのはボーイフレンド。吸血鬼を題材にしたティーン向け恋愛小説『トワイライト』に影響を受け、ボーイフレンドに永遠の愛の印としてかみ傷をつけてもらっていたのだ。病院に駆け付けたペイジの母親は、誰にかまれたのか相手の名前を言うよう迫るが、ペイジはボーイフレンドと会えなくなるのを恐れて口をつぐむ。クーパーはそんなペイジに、「ボーイフレンドも肝臓障害に陥る危険性がある」と説明。親には言わないという約束で、何とかボーイフレンドの名前を聞き出す。
ペイジのボーイフレンドの名前はセス。クーパーは彼の血液検査をしながら、ほかの子のこともかんだのではないかと問う。最初こそ否定するものの、ペイジの友人たちのこともかんだと白状するセス。クーパーは、かんだ相手の名前をすべて教えてくれと言うが、セスは「関係ない」と一蹴する。
クーパーは、肝炎の感染拡大を防ぐため、セスがほかの子のこともかんでいたこをペイジに伝え、友人たちの名前を聞こうとする。しかし、ペイジはセスの裏切りを信じようとしない。では、どうすればペイジが友達の名前を話してくれるのか? シャーロットは「あなたは女心が分かってない。私は気持ちが分かる」と言って、自らペイジの説得にかかる。「誰かを愛し、愛されたいという願う気持ちはよく分かる。でも、男はさまざまな理由で嘘をつく。嘘を受け入れられないなら恋愛はできない」と優しくペイジを諭すシャーロット。このシャーロットの言葉に、ペイジはようやくつらい現実に目を向けるようになる。

 

サムは、ヴァイオレットの協力を頼んでマヤの結婚式の準備に着手するが、何を選べばいいか分からず途方に暮れる。ナオミは当初関与しようとしなかったが、ヴァイオレットに説得され、会場や業者に関してサムにアドバイス。けれども今のナオミにはこれが精一杯。「これ以上はできない」と言う彼女の言葉に、サムも納得する。

 

Bamen14_2 一方で、聖アンブローズの資金集めのパーティーが開かれることになり、パシフィック・ウェルケアの面々はもちろん、オーシャンサイド・ウェルネスの面々もこのパーティーに出席する。
ウィリアム・ホワイトへの賞の授与とスピーチを任されていたナオミ。無事大役を果たし、ウィリアムから感謝される。緊張を和らげるためにすでにお酒を何杯も飲んでいたナオミは、マヤのせいでいら立っていることや、それを食べ物でごまかそうとしていること、ウィリアムに口説かれていると感じていることなどを、一気にまくし立てる。ウィリアムはナオミを口説いていることを認め、彼女をダンスに誘う。ナオミは徐々にウィリアムを恋愛の対象として意識し始める。
シャーロットは、クーパーの連れの女性に彼の恥ずかしい過去を暴露して恥をかかせる。デルとヴァイオレットは、パーティーの席で互いの不幸について語るが、後にデルは、結婚指輪を外し前に進む意気込みを見せる。
また、ピートはヴァイオレットに対し怒るのをやめ、彼女と穏やかに話をする。しかし、ヴァイオレットは依然として心の問題を抱えていて…。
Bamen14_a サムとの関係がぎくしゃくしてしまったことでいら立つアディソンは、「何でもっと物事は簡単にいかないの?」とピートにこぼす。そして、「家に帰り、痛い靴を脱ぎ捨てて、ピザを食べながらくだらないテレビ番組を見て気晴らししたい」と発言。それがきっかけとなり、アディソンはピートと自宅へ戻ってベッドイン! ピートの心にはヴァイオレットが、アディソンの心にはサムがいることを互いに認め合いながらも、セックスの相性が抜群だと気付いた2人は慰め合いの関係に突入するのだった。


【今回のMVP】
シャーロット!

パーティーの席で、クーパーに恥をかかせて軽く仕返し! でも、クーパーの患者のために一肌脱ぐところが彼女のいいところ。実体験にもとづいたシャーロットの言葉は、頑なだった少女の心にも届いたよう。それをこっそり聞いていた、クーパーの心にも何か届いているといいんだけれど…。


【ゲスト】
ローレン役は、「グレイズ・アナトミー」シーズン5の#21「伝えられない想い」で、森林を伐採して開発を行う企業から森を守ろうとして、木の上から揺さぶり落とされたウィローを演じたメーガン・ヘニング。


パーティーのシーンが盛り込まれたことで、ドレスアップしたキャストたちの姿が見ることができた今回。
アディソンは、「付き合えない」と言ったがためにサムとぎくしゃく。その憂さを晴らすべく、何とピートとベッドイン! 互いに別の相手が心にあると分かった上での関係とはいえ、これは複雑なことになりそう。
一方で、ナオミに恋の予感!? 相手はウィリアム。そして、いい感じになっている2人を見るファイフの目には明らかに嫉妬が。それにしてもナオミ、もうすぐマヤの結婚式だというのに現実逃避もいいところ。そろそろ聡明さを取り戻してほしい。
クーパーとシャーロットはやや雪解けのムード。あまり目立たなかったけれど、ヘザーのことを乗り越えて前に進み始めたデルも頑張ってる! 最近、デルがストーリーに溶け込んでいないのがちょっと残念かも。

2011.2.10|エピソードガイド、プライベート・プラクティス3|コメント(0)トラックバック(0)

2月3日(木) #13「ジレンマ」

Bamen13_3 ある夫婦が、白血病にかかった双子の子どもたちを助けるための臍帯血欲しさに3人目の子どもをもうける。しかし、臍帯血内の細胞の数が少なく、双子のうち1人しか救えないことが判明し…。一方、サムの元にはディンクが訪れ、マヤとの結婚の許しを請う。サムはナオミに相談するが、ナオミは「その話はできない」の一点張り。サムは仕方なく、自分だけでディンクの母コリーヌと会い、子どもたちの結婚について話し合うが…。


【STORY】
聖アンブローズでは、アディソンの患者レニーが男児トレヴァーを出産。けれどもレニーは、産まれたばかりのトレヴァーのことより臍帯血のことばかり気にする。実は、レニーとジェリーの夫婦には、白血病の双子の娘ニキとケリーが。夫婦は、娘たちを救うための臍帯血欲しさに3人目の子どもをもうけたのだ。しかし検査の結果、臍帯血内の細胞の数が少なく、双子のうち1人しか救えないことが判明。妻のケリーは「もう1人産む」と主張するが、今から適合する受精卵で妊娠・出産していられるほどの時間的余裕はない…。
ニキとケリーのどちらに臍帯血を移植するかその判断を迫られ、レニーは「どちらかを選ぶくらいなら2人とも死なせる方がまし」と主張。ジェリーは「2人とも死なせるくらいならケリーを選ぶ」と意見するが、レニーは「どちらかを選ぶなんてできない」と言い張り、ジェリーの言い分に耳を貸さない。
そうこうするうちに、ニキが敗血症に。「あなたがケリーを選ぶなんて言うからこんなことになった」とジェリーを責め、彼を病室から追い出すレニー。ジェリーもまた、ケリーを選ぶと口にした自分を責めるが、迷っているうちにケリーもニキのような状態になるかもしれないと自覚し、裁判所命令を取ってケリーへの臍帯血移植を進める覚悟を決める。
その後ジェリーは、「このままでは2人とも死んでしまう」と再びレニーを説得するが、やはりレニーは「子どもを選ぶなんてできない」と繰り返すばかり。そこでアディソンは、産まれたばかりのトレヴァーに夫婦がほとんど関心を示していないことを取り上げ、「すでに子どもを選んでいる」と指摘する。レニーはこの言葉を聞いて、ようやく現実を受け入れる気持ちになり、まだ元気なケリーに臍帯血を移植することに同意する。
その後、双子の病室に行き、ケリーの分しか臍帯血がないことを2人に説明するクーパー。レニーは初めてトレヴァーを腕に抱いてニキに対面させ、彼女に弟と過ごす時間を作ってやるのだった。

 

Bamen13_a シャーロットと別れたクーパー。シャーロットがヴァイオレットの家で暮らし始めたことが気に入らず、文句を言う。自分の親友を奪うことで、自分に仕返しをしていると言いたいのだ。けれどもシャーロットは「そうやってすべて自分中心に考えるのがあなたの問題」と反論。少し反省したクーパーは、「同居の件は自分のこととは切り離す」と後でシャーロットに言う。

 

サムの元にはディンクが訪れ、マヤとの結婚の許しを請う。サムはナオミに相談しようとするが、ナオミは「その話はできない」と言って関わることを拒否。ヴァイオレットとシェルダンを交えた話し合いも、「無理」と拒絶する。
サムは仕方なく、ディンクの母コリーヌと1人で会う。コリーヌは、「うちのゲストハウスに住まわせられる。両家の親の協力があれば何とかなる」と2人の結婚に前向きな姿勢。当初は結婚に反対だったサムも、「駆け落ちでもされた方が困る」というコリーヌの意見に一理あると納得する。
ナオミはその後、やっとヴァイオレットとシェルダンを交えてサムとの話し合いに応じるものの、やはり「どうしてもできない」の一点張り。「それなら夫婦を代表して自分が決断する」と宣言したサムは、ナオミ抜きでコリーヌと2度目の話し合いをし、ついにマヤとディンクの結婚の同意書にサインをする。するとそこにようやくナオミが。すでに結論が出ていることに疎外感を覚えたナオミは、「何も言うことはない」と言ってその場を離れる。
「関わろうとしたけれど遅すぎた。今はルーカスを手放したあなたの気持ちが分かる」とヴァイオレットにこぼすナオミ。ヴァイオレットは、「分かってない。私が息子を手放したのはそれが息子にとって最善の決断だったから。あなたは自分の思い通りにならないから責任を放棄しただけ」と指摘する。

 

マヤの悩みの相談を受けているうちに、徐々にサムとの距離を縮めていくアディソン。サムとはこれまでも何度かキスを交わしていたが、この日は酔ったサムの方からキスされる。アディソンは、「こんなの良くない」と言って一線を引こうとするが…。
翌日。昨晩のキスについてサムと話し合うアディソン。互いに隣人同士の慰め合いのキスではないと気付いてはいるものの、親友であるナオミの存在を気にかけるアディソンは、これ以上サムと踏み込んだ関係に発展していいものか思い悩む。その後アディソンは、「サムと私がマヤのことを相談しているなんて、まるでサムと私が夫婦みたい」とナオミに言ってみるが、「アディソンとサムなんてあり得ない。あり得たとしたら、人として最低なこと」とナオミに笑い飛ばされてしまい…。
悩んだ末にアディソンは、サムの名前を伏せた上で、今の状況をそれとなくシェルダンに相談する。シェルダンは、アディソンが言いたいのはサムのことだと承知しつつも、「運命の相手なら諦められないかも」と自分の立場に置き換えてアドバイスする。
そして、サムがマヤへの結婚同意書にサインした夜。アディソンはサムから気持ちを告白され、「君が欲しい」と求められる。けれどもアディソンは、「親友であるナオミの元夫と寝ることは、彼女への裏切りになる」と言って自分の思いを封印。サムも、アディソンの結論を受け入れるしかないのだった…。


【今回のMVP】
アディソン!

双子のどちらかしか助けられないという状況の中、「すでに子どもを選んでいる」という言葉で、レニーに現実と向き合わせたアディソン。プライベートでは、サムへの愛情とナオミへの友情の狭間で葛藤。そして、最終的には友情を選び、自分の思いを封印した。
ノアや母ビジーの件を乗り越え、ようやく自分をホッとさせてくれる相手を見つけたというのに、今回もその思いを諦めなくてはいけないなんて…。今シーズンのアディソン、本当に切ない。


【ゲスト】
ディンクの母コリーヌ役は、「Lの世界」のシェリー・ジャッフィ役や「恋するブライアン」のニコール役で知られ、「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」のアリソン役でお馴染みのパトリシア・アークエットを妹に持つロザンナ・アークエット。
ジェリー役は「The OC」でマット・ラムジーを演じたジェフ・ヘフナー。


双子ちゃんのエピソードは、「さあ、これから正義の話をしよう」と、マイケル・サンデル教授が出てきそうな考えさせられる内容。その裏で、アディソンとサムは互いの気持ちを確かめ合うけれど、アディソンはナオミを裏切れず…。ノアの時に続き、またしても自分の思いを封印し…。
そして、アディソンがこんなにも思いやっている親友ナオミは、いまだマヤの妊娠のショックを受け入れられず。前回は「子どもを手放したあなたにとやかく言われたくない」とヴァイオレットに言い放っていたけれど、今回はヴァイオレットから「あなたは自分の思い通りにならないから責任を放棄しただけ」と指摘される始末。
みんな深刻な状況の中、シェルダンが癒しの存在に。彼って要所要所でいい働きをしてくれている気がするなあ。

 

ちなみに、ドラマの中でヴァイオレットはジェーン・オースティンを読んでいるという設定だったけれど、ヴァイオレット役のエイミー・ブレネマンは、カレン・ジョイ・ファウラーの小説を映画化した『ジェイン・オースティンの読書会』に出演。もしかすると、それを承知の上での脚本だったのかも。

2011.2. 3|エピソードガイド、プライベート・プラクティス3|コメント(0)トラックバック(0)

1月20日(木) #12「知らなかった痛み」

Bamen12_2 ファイフは、右腕を失った患者・コリンに自らが開発した脳の指令で動く義腕を装着させる。しかし、神経と義腕をつなぐボルトが感染源となって、コリンは感染症を発症。ピートは、「ボルトを抜かないと命が危ない」とコリンの説得を試みる。一方、デルの患者の妊婦リンは、自然分娩で出産しようと頑張っていたものの、なかなか分娩が進まず。マヤが妊娠していると聞かされたナオミとサムは…。


【STORY】
パシフィック・ウェルケアでは、アフガニスタンに派兵されて右腕を失った患者コリンに、ファイフが自ら開発した脳の指令で動く義腕を装着。まるで自分の腕のような義腕の感触にコリンは大喜びするが、神経と義腕をつなぐボルトが感染源となり感染症を発症。コリンは聖アンブローズに入院する。以前は感染症の専門医だったピートは、「ボルトを抜かないと命が危険」と説明するが、コリンは「結婚式のダンスで、新婦を両腕で支えたい」と言って、何とか義腕を外さずに済む方法はないかと迫る。ピートは、「実験的な治療法もあるが、副作用がある。やはりボルトを抜くのが賢明」と答えるが…。
その後、ファイフはピートが話した実験的な治療を開始。コリンの要望通り、ボルトを抜かずに、実験段階の抗生物質を投与して感染症の治療を試みる。ところが、ピートが懸念していた副作用が出て、抗生物質の容量を減らさざるを得ない事態に。コリンはそのせいで感染症を悪化させてしまう。ピートは、ファイフが自分の研究のために患者を利用していると彼を非難するが、ファイフはそれを否定。「コリンが人生を取り戻せるよう、ボルトを抜かずに治療する方法を探してくれ」とピートに頼む。ファイフの真意を知ったピートは、生分解性抗生物質インプラントのオペという新たな治療法を、ファイフとコリンに提案するのだった。

 

一方、いつまでも聖アンブローズからベビー用品の試供品が送られてくることに耐えかねたヴァイオレット。送付を断りに聖アンブローズに行って「もう子どもはいない」と説明するが、応対したスタッフに子どもが亡くなったものと勘違いされてしまう。そして、その会話をたまたま聞いていたネイサン・ピルズマンという患者遺族が、ヴァイオレットに話しかけてくる。彼は最愛の妻を亡くしたばかりだった。
その後、待合室に再びネイサンの姿を見かけたヴァイオレット。彼の隣に座り、話し相手になってやる。そのうち、2人の間には奇妙な連帯感が。ネイサンはなかなか家に帰ろうとしなかったが、「一緒に帰ろう」とヴァイオレットに誘われ、ようやく病院を出る。家に着き、恐る恐る家に入るネイサン。「すごく辛いと思っていたが、妻を近くに感じることができた」とヴァイオレットに感謝する。ヴァイオレットはそんなネイサンに、「息子は死んだのではなく自分が手放した」と告白し、泣き崩れる。

 

クーパーの家から出ることになったシャーロット。残った荷物をクーパーの家に取りに行った際、彼からクリニックを出て行ってくれと言われてしまう。しかし、シャーロットは「私もあのクリニックの一員」と主張。クーパーと同居するにあたり自分の家を売ってしまっていたため、引き上げた荷物をすべて聖アンブローズの医局長室に運び込む。ヴァイオレットはそんな彼女を見て、しばらく自分の家に泊まるよう勧める。

 

デルの患者の妊婦リンは、破水したもののなかなか分娩が進まず。しかし、「自然分娩で産む」という自分の出産計画にこだわっているリンは、痛み止めも陣痛促進剤も拒否する。「結婚に失敗したのも、バーで知り合った男の子どもを妊娠し、1人で出産することも、すべて理想的な展開ではなかった。1つくらい計画通りに進めたい」と言って頑張る。
ところがいよいよ産まれるという頃には、すっかり疲れ果ててしまったリン。「薬をちょうだい」と叫び出す。しかし、もはや薬は使えない段階。デルはリンを励まし、何とかそのまま出産させようとする。

 

Bamen12_a_2  アディソンはサムとナオミを呼び出し、マヤの妊娠を報告する。思いもよらない話に動揺するナオミ。あまりのショックに、マヤの話を聞こうともせずにその場を立ち去る。4階に戻り、「あなたが2度と歩けないと医師たちに言われた日、どう対処したの?」とファイフに尋ねるナオミ。ファイフは、「適応する時間は必要だが対処できる」と答えるが、今のナオミにはそんな彼の言葉は届かない。
Bamen12_3 その後、再び5階に上がったナオミは、マヤに中絶するよう命令。嫌がるマヤを思わず平手打ちする。アディソンとヴァイオレットは、中絶反対派であるにも関わらず娘に中絶を強要しようとするナオミを落ち着かせようとするが、興奮したナオミは「子どもを手放したあなたにとやかく言われたくない」とヴァイオレットに言い放つ。
サムは、ピートとクーパーをバーに呼び出し、内心では自分も中絶に賛成しているという胸の内を吐露。その後、ナオミのオフィスを訪ね、一緒にどう対処するか話し合おうと提案する。すると、そこにマヤが「中絶する」と言いに来る。陣痛に苦しむリンの姿をたまたま目にし、出産が怖くなったのだ。
翌日、アディソンがマヤのオペをすることに。しかし、処置室に入ったマヤは中絶に迷いを見せる。「ママや私の考えは関係ない、あなたがどうしたいかが大切」とマヤを諭すアディソン。結局、マヤは「中絶しない」とナオミとサムに告げるが、ナオミに腕をつかまれ、リンの分娩室に連れて行かれる。ナオミの狙いは、出産の現実を見せてマヤを翻意させること。しかし、リンがようやく赤ちゃんを出産するシーンを目の当たりにしたマヤは、むしろ感動して出産の意志を固める。失望したナオミは、マヤに背を向けて出て行ってしまう。
4階に戻ったナオミは、「娘が妊娠した。中絶には反対なのに、無理矢理中絶させようとした」と泣きながらファイフに告白。ファイフはそんなナオミを抱きしめる。
一方でサムはディンクの元へ。マヤの妊娠の事実をサムに突きつけられたディンクは、「僕はマヤを愛してます」とサムにきっぱり言うが…。


【今回のMVP】
ファイフ!

自分の研究のために患者を利用していると誤解されがちなファイフ。意外にも患者の立場を思っているのだと、ナオミだけでなくピートもようやく気付いた模様。
そして、今回はナオミを優しくなぐさめるシーンも。ファイフ、ナオミに気があったりして!?


【ゲスト】
リン役は、「サマンサ Who?」のディーナ役や、「ギルモア・ガールズ」のスーキー役でお馴染みのメリッサ・マッカーシー。
ネイサン役は、「Huff ~ドクターは中年症候群」のテディ・ハフストッド役などで知られるアンディ・コミュー。


中絶というデリケートな問題に突っ込んだ今回。脚本の良さもさることながら、ナオミ役のオードラ・マクドナルドの迫真の演技がとにかくあっぱれ! 中絶反対派でありながら、無理矢理マヤに中絶させようとするナオミの尋常でない姿には、1人の母親としてのナオミの感情がよく現れていました。
一方のサム。15歳とはいえ、マヤ自身に選択権があることはちゃんと理解しているあたりが冷静。でも、もちろん心中穏やかではないはず。エンディングで、そんなサムに寄り添うアディソンの姿も印象的で…。
また、混乱するナオミに「子どもを手放したあなたにとやかく言われたくない」と言われてしまったヴァイオレット。偶然聖アンブローズで出会ったネイサンに、ルーカスを手放した辛さを打ち明けるシーンが痛々しく…。
出番が少なかったシャーロットについては、クーパーとの同居にあたり、自分の家を売ってしまっていたという事実が明らかに。すべてを手放してクーパーに注いだシャーロットは、「心ない」どころか思いっきり「心ある」女性。それを見抜いているヴァイオレットが彼女を自分の家に呼んでくれてホッ。けれども、このヴァイオレットとシャーロットの共同生活、クーパーは面白くないだろうなあ…。

2011.1.20|エピソードガイド、プライベート・プラクティス3|コメント(0)トラックバック(0)

1月13日(木) #11「冷めた愛」

Bamen11_3胎児に手術を受けさせるため、マークがスローンを連れてアディソンのクリニックを訪れる。神経質になっているスローンを落ち着かせるため、アディソンはピートに鍼治療を依頼。だが、その治療の間にアディソンはマークとオフィスでキスしてしまい…。一方、クーパーは、患者の少年コーディの母が家にガラクタをため込んでいるのを見て、ヴァイオレットに相談する。ヴァイオレットはコーディの母に家を片付けさせようとするが…。


【STORY】
Bamen11_2 シアトルで、スローンの胎児のオペをマークの指示で中止させられたアディソン。今度こそオペを受けさせると決めたマークが、スローンを連れてオーシャンサイド・ウェルネスにやって来る。
スローンは神経質になっており、血圧が高め。アディソンは、彼女を落ち着かせるためにピートの鍼治療を受けさせることにする。マークは、あからさまに代替医療をばかにする発言をするが、ピートも負けじと「形成外科医は豊胸手術の専門家」と言い返す。
スローンがピートの処置を受けている間、マークと一緒に自分のオフィスに戻ったアディソンは、母親のビジーがレズビアンで、浮気者は父親ではなく母親だったと知っていら立っていると胸の内を明かし、マークは、レクシーに振られたことを告白。2人は互いの傷をなめ合うように、成り行きでセックスへともつれ込み、その現場をサムやピートに見られてしまう。サムはアディソンに意見しようとするが、アディソンはビジーの一件ですっかりやけになっており、聞く耳を持たない。
その夜、マークはアディソンの家でサムやナオミと食事をする。その席で、「ロスに越してこようかな」と言い出すマーク。ロスに来れば、アディソンにスローンの子どもの育児を手伝ってもらえるし、そもそもアディソンと自分は気が合うというのだ。翌日も、「引っ越しの件は、酔って言ったわけじゃない」と、マークはアディソンを口説くが…。
そして、スローンのオペの時。サムはオペ室に乗り込み、マークのことを犬にたとえてオペ中のアディソンに警告を始める。ところが、そんなさなか、スローンのAVMが破裂。スローンは大量出血するが、アディソンは何とかオペを終える。
Bamen11_aオペ中のアクシデントについて報告されたマーク。胎児はまだ危険な状態にあることから、大いにうろたえる。アディソンは「怯えてそばをうろつくのはよくない」とマークに言い、ナオミと一緒に出て行くよう促す。そして、サムと2人きりになると、「マークが好き。彼はいい人」とマークを擁護する。
その後、スローンと胎児の容体は安定。アディソンは、目覚めたスローンが母親を恋しがり「赤ちゃんはいらない。家に帰って人生を取り戻したい」と泣く姿を見て、まだ彼女が母親になるのは早いと確信。しかし、マークが赤ちゃんを育てたがっていること、かつてマークとの子を自分が中絶したことへの罪悪感があることから、スローンに養子の話を持ち出すのを躊躇する。しかし、ピートから「友達への思いやりや自分の罪悪感で患者に対する態度を変えるのはよくない」と言われると、そのアドバイスに納得する。
サムは、「ロスに引っ越すと口にするのは君らしくない」と言ってマークをたしなめる。「何で口を出す?」と切り返すマーク。サムは、「アディソンを守ってやりたい」と答える。
その後、マークはピートにルーカスを抱かせてもらい目を細めるが、一方でアディソンは、養子に出すという選択肢があることをスローンに伝えていた。スローンは、すっかり養子の話に乗り気に…。
その日の夜。自宅で再びマークとベッドを共にしたアディソンは、「もし赤ちゃんがいなくても、ロスに移ってくる?」とマークに尋ねる。そして、「今は寂しくておかしくなりそう。もう1度口説かれたらイエスと言うかも。だから、本気で私を愛していないならもう口説かないで」と、マークの真意を確かめようとする。マークはこのアディソンの言葉にハッとし、アディソンに謝罪。シアトルに戻る決意をする。

 

一方、クーパーは、コーディという少年の患者に呼ばれ、彼の家を訪ねる。母親のアンドレアは不在で、コーディはクーパーを家の中に招き入れるが、そこはまさにゴミ屋敷。ガラクタが足の踏み場もないほどため込まれていた。愕然とするクーパー。そこにアンドレアが帰宅する。クーパーは、コーディの腕はブドウ球菌の感染症を起こしているので、クリニックに連れてくるよう言い残し、ひとまずコーディの家を後にする。
クーパーは、コーディを聖アンブローズに入院させ、その間にアンドレアに家の片付けをさせることに。クリニックに戻り、アンドレアの行動は異常だとヴァイオレットに訴え、自分を自宅に呼び寄せて悲惨な現状を見てもらおうとしたコーディの立場に同情する。ヴァイオレットは、アンドレアの行動は、強迫性障害の一種だと指摘。彼女のセラピーを引き受けるが、アンドレアは「3年前に夫が亡くなったが、助けは必要ない」と言い張る。
アンドレアが自ら家の中を片付け始めるまでには、まだかなりの時間がかかりそうだったが、クーパーは「明日アンドレアが片付け始めなかったら児童保護局に電話する」と宣言。ヴァイオレットは、アンドレアの家を訪問し、再度彼女へのセラピーを試みる。しかし、アンドレアは自分は正常だと主張するばかりで、一向に片付けを始めようとしない。
ヴァイオレットは、聖アンブローズにコーディを訪ね、彼からも事情を聞く。コーディは「僕が母さんを守ってる」と言い、実は母親のアンドレアと父親は離婚しており、週末にコーディの妹が父親に会いに行った際、2人の乗った車が谷底へ転落し、2人とも亡くなったのだとヴァイオレットに話す。ヴァイオレットは、この事件がアンドレアのため込みの原因だと気付く。
程なくして、アンドレアが勝手に聖アンブローズからコーディを家に連れ帰ったことが判明し、怒ったクーパーはヴァイオレットの反対を押し切って児童保護局に通報。ヴァイオレットは再びアンドレアの家へ行き、「物をため込んでも離婚や死の埋め合わせはできない」と説得し、離婚の事実をアンドレアに追及する。取り乱したアンドレアは、「夫への愛が冷めて自分から離婚した。そのため娘が事故に遭い死んでしまった」と泣きながら告白。家の中の物を外に放り投げ始める。そこへ児童保護局の職員が。アンドレアのため込みは解消したと確信したヴァイオレットは、「今掃除してます」と職員に言い、コーディがアンドレアと一緒に暮らせるよう計らう。

 

シャーロットへの怒りを抱え込んでいたクーパー。ついにシャーロットと本音でぶつかり合い、別れを切り出す。最初は、やり直そうと主張していたシャーロットだったが、最後は諦め、2人は決別する。

 

ベッツィーは、母親の最期にお別れが言えなかったことで、デルに対して今もなお怒っていた。ナオミは、なかなか自分の非を認めないデルに対し、「あなたはヘザーにベッツィーを会わせるべきだった。ピートにも謝るべき」と意見。デルはついにピートに謝罪、ベッツィーにも謝る。

 

一方で、娘のマヤに口をきいてもらえない状態が続いているナオミ。「悩みがあるなら私じゃなくてもいいから、誰かに話して」とマヤを説得する。するとマヤはアディソンのところに行き、陽性の結果が出た妊娠検査薬を見せるのだった…。


【今回のMVP】
デル!

スローンの胎児のオペを成功させたアディソンも頑張ったけれど、マークとのセックスに逃避したのはちょっと…。ガラクタをため込むアンドレアを助けたヴァイオレットの働きもなかなかだったけれど、ここはベッツィーとピートに素直に謝罪したデルの気持を評価したいところ。デルとベッツィー、ぜひ手を取り合って前に進んでほしい!


【鑑賞メモ】
AVM

動脈と静脈の短絡を主体とする動静脈奇形のこと。スローンの場合、オペ中にこのAVMが破裂して大量出血した。


【ゲスト】
アンドレア役は、「BIONIC WOMAN バイオニック・ウーマン」のルース役や、「サード・ウォッチ」のフェイス・ヨーカス役で知られるモリー・プライス。


結局、スローンに胎児のオペを受けさせるためにロスにやって来たマーク。ノアの件で傷ついている上に、母ビジーがレズビアンだったという一件でショックを受けているアディソンの前で、いきなり裸になるのは反則! あのマークの全裸シーンのカメラアングル、何だか別の番組を見させられているような気分に…。
さらに、「ロスに引っ越そうかな」なんて言葉でアディソンを口説くマーク。彼女とは気心が知れているし、サムやナオミとも旧知の仲とくれば、ロスで孫育てもいいなと想像する気持は理解できないこともないけれど、マークの心にだって、まだレクシーがいるはず。とにかく、アディソンがマークの話に軽々しく乗らなくてよかった…。
また、そんなアディソンを守りたいというサムの言葉もちょっと気になる。もしや、サムはアディソンを本気で…!?
また、アディソンが中絶の件をピートに打ち明けたシーンにもビックリ。中絶はアメリカ特有のかなりセンシティブな問題だけに、それをサラッと脚本に盛り込んでくる製作陣の勇気には驚かされるばかり。そして、この“中絶”というキーワード、次回も1つのテーマに。だって、マヤが妊娠しちゃったんだから…。これまで中絶反対派の立場を明確にしてきたナオミは、どう対処するのか!? 今後の展開に注目です。
その一方で、クーパーとシャーロットはついに決別。「プラプラ」のみんな、本当にこれでもか!ってくらい問題を抱えてます…。

2011.1.13|エピソードガイド、プライベート・プラクティス3|コメント(1)トラックバック(0)

1月6日(木) #10「憎しみの炎」

Bamen10_2 ある晩、デルがクリニックに向かうために家を出た直後、家が爆発。家にいたヘザーとベッツィーが聖アンブローズに運び込まれる。ベッツィーはデルが助け出したために軽傷で済むが、ヘザーは全身に大ヤケドを負っていて…。一方、アディソンの元には母ビジーが訪ねてくる。さらに、一家の資産管理を長年行っているスーザンも現れ、アディソンはスーザンと父キャプテンが不倫関係にあるのではないかと疑うが…。


【STORY】
ある夜。クリニックに向かうためデルが家を出た途端、家が爆発。中にいたヘザーとベッツィーが聖アンブローズに運び込まれる。知らせを聞いたアディソン、ピート、クーパー、サム、ヴァイオレット、ナオミも病院へ。ベッツィーはデルによって助け出されたが、意識不明の状態。救出が遅れたヘザーは全身に2度から3度の熱傷を負い、助かる見込みは30%と診断される。また、爆発の原因はヘザーが覚醒剤を精製しようとしていたためと判明。それを知ったデルは激怒し、死にかけているヘザーに「苦しんで死ね」と言い放つ。
やがて、ベッツィーが意識を取り戻す。一方でヘザーは心肺停止に。蘇生措置で息を吹き返すものの、徐々に弱っていく。ヘザーに付き添うピートは、「ヘザーが生きているうちにベッツィーと会わせてやれ」とデルに言うが、デルは「クスリで身を滅ぼした母親の悲惨な姿を、ベッツィーに記憶させたくない」とかたくなに拒否する。
Bamen10_3 その後、ベッツィーの神経学的検査で異常なしという結果が出て、デルたちはひとまず安堵。ところが、病室にベッツィーの姿が見えない。ヘザーに会わせようと、ピートが連れ出していたのだ。デルは、ヘザーの病室に入る直前でベッツィーを連れ戻し、怒ってピートに殴りかかる。それでもピートは、彼女が死ぬ前にベッツィーにお別れをさせてやれと必死に説得するのだが…。
結局ヘザーは、デルとベッツィーへの謝罪を口にしながら、ピートに見守られて亡くなる。デルに代わって、死ぬ直前のヘザーに「君を許す」と言ってやったピート…。一方、母親にお別れが言えなかったベッツィーは、デルに怒りをぶつける。

 

Bamen10_a アディソンの元にはビジー(アディソンの母)がやって来る。訪問の理由が分からず、戸惑うアディソン。その後、モンゴメリー家の資産管理を長年仕切っているスーザンまでアディソンの家にやってくる。スーザンと不倫関係にあるキャプテンが、彼女を呼び寄せたのではないかと勘ぐるアディソン。耐えかねてサムのところに逃げ込むが、「我慢することはない。嫌なら帰れと言うまで」とサムに言われ自分の家に戻る。そして、キャプテンたちに抗議すべく2階に上がるが、図らずもビジーとスーザンのキスシーンを目撃してしまう。激しく動揺したアディソンは再びサムの家に戻り、彼のベッドで寝かせてもらう。
翌日、茫然自失の状態でクリニックに出勤したアディソンは、偶然エレベーターに乗り合わせたシェルダンに声をかけられる。そして、クリニックにビジーがやって来ているのに気付くと、シェルダンのオフィスに避難。ビジーの件を彼に相談する。キャプテンの浮気性に追いつめられ、ビジーはスーザンに走ったのだろうと憶測を述べるアディソン。シェルダンはそんな彼女に、母親と話すべきだとアドバイスする。
その後、アディソンは自分のオフィスに戻りビジーと話をする。父親の浮気症のせいでスーザンとキスするハメになったとアディソンは決めてかかるが、意外にもビジーは反論。自分はレズビアンであり、スーザンとは20年前から付き合っていると告白し、夫であるキャプテンのことは愛しているが恋には落ちなかったと話す。「自分にも違う人生があったかもしれないが、子ども(アーチャーとアディソン)を授かった以上、家族を優先して犠牲を払ってきた」とビジーはアディソンに訴えるが…。
自宅に戻ったアディソンは、キャプテンとも話をする。「ビジーがレズビアンだと知ってからも彼女を愛していた。アディソンとアーチャーを愛しているからこそ、ビジーの件は黙っていた」と語るキャプテン。子ども時代から「父は浮気症で、母はかわいそうな女」とずっと思いこんできたアディソンは、真相は逆だったと知りショックを受ける。
アディソンはビジー、キャプテン、スーザンの泊まっている自分の家で寝る気がせず、またサムの家へ。混乱のあまりサムにキスをする。「こんなの良くない」とアディソンをなだめるサム。アディソンの尋常でない様子を心配し、彼女の家に乗り込んだサムは、「帰ってくれ」とビジー、キャプテン、スーザンに命令する。
翌朝、11時のフライトで3人は帰ることに。ヘザーが亡くなったという知らせを受けて聖アンブローズに駆け付けたアディソンは、ベッツィーにヘザーの死を伝えようとするデルに対し、「どんなに辛く恐ろしくても真実を話して」とアドバイス。そして自分は、家族を見送るため空港に行く。ロビーでビジーと並んで座り、これまで通りの取りすました会話を始めるアディソン。母を許し、家族の真実を受け入れるのだった。

 

かつて結婚していた事実を隠していたことをクーパーに責められているシャーロット。誠意をもって謝るがクーパーは彼女のことがどうしても許せず。ついにベッドの中でもクーパーとうまくいかなくなってしまう。シャーロットはその後もクーパーに謝り続けるのだが…。


【今回のMVP】
ピート!

ヘザーに付き添い、「君を許す」とデルに代わって言ってやったピート。このピートの言葉のおかげで、死に際のヘザーの心は一瞬だけでも安らいだはず。確かに、ヘザーのしたことは許されないことだけれど、あんなヘザーにも母親としてベッツィーを愛する気持があったのは確か。ベッツィーにとって、ヘザーがかけがえのない母親であることも事実だし…。今後は、デルがベッツィーに恨まれることになるかも。


【ゲスト】
ビジー役は、映画『クレイマー、クレイマー』、『ポルターガイスト2』のジョベス・ウィリアムズ。
スーザン役は、エミー賞を受賞した経験のあるドキュメント映像作家であり俳優であるディック・キューザックを父に持つアン・キューザック。妹のジョーン、スージー、弟のジョン、ビルも俳優。自身は、テレビ映画「バード・インフェルノ 死鳥菌」に主演するなど、テレビを中心に活躍している。


「グレイズ・アナトミー」シーズン4の#2「泥沼な私たち」にも覚醒剤を精製しようとして爆発というケースが登場したけれど、まさか似たような事件がデルの家で起こるとは! デルとヘザーの結婚、順風満帆というわけにはいかないだろうとは思っていたものの、まさかここまでショッキングな展開が用意されているなんて思いもよらず…。ピートに続きシングルファーザーの道を歩むことになるデル。母親を亡くして失意のどん底にいるまだ幼いベッツィーを、今後どう支えていくのか心配。
一方、アディソンの父キャプテンに続き、母ビジーも登場。こちらも、実はレズビアンだったという衝撃の事実が明らかに。兄のアーチャーも破天荒なキャラクターだったけれど、両親も強烈。ビジーは、キャプテンと寝たヴァイオレットに「主人と会ったことはある?」突っ込み、感の鋭いところを見せる一幕も(デレクの母キャロリンも感の鋭い女性だったけれど、ビジーもなかなか!)。
また、今回は男性陣の頑張りがキラリ。先に取り上げたピートはもちろん、アディソンの話を聞いてやるシェルダン、アディソンをかばって3人を追い出そうとしたサムも頼もしかった! だからこそ、シャーロットに怒り続けるクーパーの器の小ささが目立つなぁ。

2011.1. 6|エピソードガイド、プライベート・プラクティス3|コメント(1)トラックバック(0)

12月23日(木・祝) #9「真実の罠」

Bamen9_a胎児が先天性水頭症だと判明した60歳の妊婦とその夫に助けを求められたピートは、アディソンに相談。アディソンは子宮内頭蓋内手術を提案する。そんな中、クリニックを訪れたアディソンの父キャプテンは、ヴァイオレットのお尻に目を付け…。
一方、クーパーは6人の子どもを持つ母親から、「夫が最近セックスをしたがらない」と相談される。


【STORY】
ピートは、胎児が先天性水頭症と判明した妊娠23週のエレノアと夫ロナルドに助けを求められ、アディソンに相談する。エレノアは、現在60歳。卵子提供による体外受精で妊娠した彼女は、自分が高齢のため赤ちゃんに障害が出たのではないかと自分を責める。アディソンは、先天性水頭症に母親の年齢が関係しているとは限らないと説明した上で、子宮内頭蓋内手術で胎児の髄液を除去する方法があると提案。ロナルドは、高齢のエレノアの体を心配してオペを躊躇する。
ところが、そのうちに赤ちゃんが除脈に。脳圧亢進の症状が現れたため、アディソンは中絶かオペかの選択を夫婦に迫る。ロナルドはエレノアを失いたくないと言ってオペに反対するが、エレノアは赤ちゃんの命を優先したいと主張。「私たちはほかの夫婦のような時間は持てない。私が先に死んでも2人の愛の思い出として子どもが残る」とロナルドを説得し、オペを了承させる。
Bamen9_2 一方、まだロスに滞在中のキャプテンは、定期的にアディソンとランチをするものの、いまだ気まずい状態。そんな中、クリニックで見かけたヴァイオレットのお尻に釘付けになったキャプテン。ヴァイオレットの方もキャプテンを気に入り、2人は何とベッドインしてしまう。「事件以降初めて普通の感覚を取り戻せた」と喜ぶヴァイオレット。彼女から、「アディソンが得意なことをするのを見たら、親子の理解が深まるかも」と提案されたキャプテンは、アディソンにオペを見学させてほしいと申し出る。
キャプテンとピートが見守る中、エレノアの胎児のオペに挑むアディソン。見事にオペを成功させ、初めて父に自分の晴れ姿を見せられたことを喜ぶ。キャプテンからも「お前のオペはすばらしかった」とほめられ、ますます気を良くするアディソン。しかし、その上機嫌は長くは続かない。ナオミから「ヴァイオレットがキャプテンと寝た」と聞かされ、一気に落ち込む。
そんな中、エレノアの容体が急変し、アディソンはピートとともに聖アンブローズへ。エレノアの子宮から羊水が漏出してしまっていることが分かり、アディソンはすぐに子宮の損傷個所を修復するオペを行う。エレノアの子宮に羊水を注入し、エレノアと胎児を救うアディソンだったが、キャプテンとヴァイオレットが寝たというショックで気分が晴れない。ついにこらえきれなくなったアディソンは、自分のことを心配してくれているピートに対し、「ヴァイオレットが父と寝た」と言ってしまう。ピートは、もちろんショックを受け…。
その後アディソンは、どうしてキャプテンと寝たのかヴァイオレットに詰め寄る。ヴァイオレットは、「彼は悪い人じゃない。あなたを傷つける気はなかった」と言うが、今のアディソンにそんな言葉は通用しない。その夜アディソンは、自宅に訪ねてきたキャプテンに対してもヴァイオレットと寝たことを責め、「あなたは世界中の女にやさしくなれるのに、なぜ私とビジー(母)にはなれないの?」と涙ながらに訴える。その後キャプテンは、「君が話さないなら私が真実を言う」とビジーに意味深な電話をかけるのだった。

 

クーパーは、6人の子どもを育てる母親レイチェルから、「夫のシモンが最近セックスをしたがらない」と相談され、ヴァイオレットに意見を求める。シャーロットは、セックス絡みの問題なのにクーパーが自分に相談してこないのが面白くない。「まだ怒っているからといって無視するなんてセコい」と文句を言い、「ここではチームで患者にあたるんでしょ?」と、クーパーとヴァイオレットにかみつく。
結局、シャーロットとヴァイオレットは、一緒にレイチェルの話を聞くことに。2人が我先にとレイチェルに質問を浴びせた結果、シモンの性欲が低下しているのは彼が「擬娩」(女性の妊娠でパートナーのホルモンが変わり、妊娠のような症状を示すこと)の状態あるためと判明。2人は、シモンの治療は可能だとレイチェルに説明するが、意外にもレイチェルは「シモンの擬娩を継続させる方法はないか?」と言い出す。実は、レイチェル一家はユダヤ教徒。戒律を重んじて避妊をしないようにしてきたが、これ以上子供ができたら養い切れないと悩んでいたのだ。
シャーロットとヴァイオレットから事情を聞いたクーパーは、夫シモンの意見も聞くべきだと指摘し、同性としてシモンの話を聞く。そして、ユダヤ教のラビを呼び、戒律に触れない避妊法はないかヴァイオレットとシャーロットを交えて相談する。ラビは、ユダヤ教では「子孫を破壊するもの」を否定していると説明。ピルなら子種を傷つけることにはならないと考えた3人は、あえて「避妊薬」と言わなければレイチェルもピルを受け入れるだろうという結論に達する。その後、「貧血に効く」という説明でヴァイオレットからピルを渡されたレイチェル。シモンには何も言わずに、それを自分のポケットにしまうのだった。

 

ナオミは、娘のマヤが派手な格好で学校に行こうとしたり、家でボーイフレンドといちゃいちゃしたりしているのを目撃し、激怒。サムが一時的にマヤを預かることになる。サムはマヤに「いつ誰と何をしているのかを言えば、君を分別ある者として扱う」と約束。ところがその後、マヤが勝手にボーイフレンドと友達を家に呼び、ビキニ姿でパーティーを開いているのを見てナオミ同様に激怒。結局、マヤをナオミの元に帰す。サムとナオミは、「協力してマヤに厳しくしていこう」と決意を固めるのだった。


【今回のMVP】
シャーロット!

オーシャンサイド・ウェルネスのやり方に従い、チームで患者を診たシャーロット。ユダヤ教の戒律に厳格に従おうとするレイチェルとシモンに避妊の道を与えるため、ヴァイオレット、クーパーと協力。結局、レイチェルには「貧血に効く」とだけ言ってピルを渡し、レイチェルもまたそれを夫に言わずに、こっそりと自分のポケットに…。
そんな出来事があったからこそ、「愛する人を守るために真実を言わないこともある」というシャーロットの言葉にはなかなかの説得力が。ただし、この言葉がクーパーの心に響いたかどうかは…???


【ゲスト】
エレノア役は、「ふたりは最高! ダーマ&グレッグ」でダーマの母アビーを演じていたミミ・ケネディ。
ロナルド役は、「アンジェラ15歳の日々」のブライアン役や「Lの世界」のリサ役などで知られるデヴォン・ガマーソール。
レイチェル役は、「ホームタウン ~僕らの再会~」のジャネット役のレベッカ・フィールド。
ラビ役は、「ドレイク&ジョシュ」でジョシュの父親ウォルターを演じたジョナサン・ゴールドステイン。
ディンク役は、「仮面ライダー龍騎」の米リメイク版「KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT」で主役のキット・テイラーを演じたスティーヴン・ランスフォード。


卵子提供により60歳で妊娠した女性…。確かにアディソンの言うように、不妊治療が進化したせいで、誰でも子どもを持てると思ってしまう風潮は危険。完全に生殖年齢を過ぎた人が子どもを持つことについて、賛否両論あるのは当然かも。
そんなシリアスな問題の一方で、何とヴァイオレットがキャプテンとベッドイン! 父親への見方を軟化させつつあったアディソンも、これには心底激怒。ピートだってこの事実を知らされて辛かったはず。ヴァイオレット本人は、キャプテンの紳士的なエスコートで、やっと普通の感覚を取り戻せたと喜んでいるけれど…。ナオミは、過去にアディソンの兄アーチャーと寝ているし、まさにオーシャンサイド・ウェルネスは、アディソンの一家と家族ぐるみの付き合いといったところ。
そして、最後にキャプテンがビジーに意味深な電話。キャプテンとビジーの間には、何か秘密がありそう。次回はビジーもアディソンの元にやって来るので、その真相が明らかになるかも!

2010.12.23|エピソードガイド、プライベート・プラクティス3|コメント(0)トラックバック(0)

12月16日(木) #8「父親たちの罪」

Bamen8_2 末期癌で余命2、3週間と言われている患者ニールを、6週間後の妻の出産予定日まで延命させるため、ピートはファイフが取り組んでいる実験的な治療法を試すことにする。しかし、副作用が激しく、途中で治療は中止に。ナオミとピートは、夫婦の期待を裏切ったファイフを責めるが…。
一方、クーパーの元にはエヴァンという少年の母親が現れ、息子の居場所を教えろと詰め寄る。クーパーは、1年前にエヴァンの家出を手助けしていたのだが…。


【STORY】
Bamen9_2 クリニックに、突然アディソンの父、通称キャプテンがやって来る。「お前とやり直すために来た」とキャプテンは言うが、アディソンは父親がこれまで多くの女性と関係を持ち、ビジー(アディソンの母)と自分を苦しめてきたことが許せずに反発してしまう。けれども、後に冷静さを取り戻したアディソンは、自ら父親が滞在するホテルの部屋を訪ねる。

 

ピートは末期癌で余命2、3週間のニールから、「6週間後の妻の出産まで何とか生きていたい。娘を腕に抱きたい」と懇願される。けれども、今の治療を続けても6週間もニールの命を持たせることはできそうにない。そんな中、ファイフが「腫瘍の成長を抑える治療を研究している。出産まで彼を生かすことができるかも」と言い出す。この治療には副作用が伴うが、ほかにニールを延命させる手だてはない。結局、ニール本人の希望もあり、ピートはファイフの治療に賭けてみることに。けれども、いざ治療を始めてみると副作用が予想以上に激しく、途中で治療を断念せざるを得なくなる。
夫婦に期待を持たせた上、ニールに辛い治療を受けさせたのに結果が出せず、ナオミとピートはファイフに怒りをぶつける。するとファイフは、「今すぐ出産すれば、ニールは娘を抱ける」とニールの妻マーガレットに提案。ピートもこれに賛成し、アディソンにマーガレットの分娩を頼む。妊娠34週での出産にはリスクがあると反対するアディソンだったが、最終的にはピートとファイフの説得に応る。
赤ちゃんは無事産まれ、死ぬ前に娘を腕に抱きたいというニールの願いは叶う。この件でファイフと話をしたナオミは、彼が意外にも患者を気にかけていると知る。

 

一方、クーパーの元にはリンという女性が現れ、息子エヴァンの居場所を教えるよう詰め寄る。エヴァンは、継父テッドの虐待から逃れるため実父フランクと車上生活をしている少年(当時の名前はポーター)。クーパーは1年前に2人の逃亡を助けて以来、糖尿病を患うエヴァンの体調を定期的にチェックしていたが、リンには「何も知らない」と嘘を言う。
その後、クーパーはエヴァンの元へ。彼の状態を診つつ、父親のフランクにリンが訪ねて来たことを告げてオフィスに戻る。ところが、そこに警察が! エヴァンが「お父さんとフリードマン先生に迷惑がかかるから探さないで」とリンに電話したため、クーパーは誘拐ほう助の疑いで逮捕されてしまう。その後クーパーは、面会にやって来たシャーロットにエヴァンと会っていたことを話し、「エヴァンは腎感染症かもしれない。エヴァンの検査結果を取りに行ってくれと」と頼む。
クーパーは厳しい取り調べを受け、傷だらけの顔で大陪審に臨むが、エヴァンの居場所については黙秘。当然、保釈の申し立ては却下される。シャーロットは激しく動揺し、クーパーがひそかにエヴァンと会っていたこと、検査の結果、エヴァンが腎感染症になっていると分かったことをアディソンに告白。アディソンは違法なことはするなとシャーロットに釘を刺すが…。
シャーロットは、アディソンの忠告を無視して、公園にいるエヴァンに抗生物質を届けに行く。その間にアディソンは、シャーロットのオフィスをあさってエヴァンの居場所を示す手がかりを探し出し、警察に通報。それを受けて公園に警察が急行し、フランクはエヴァンの誘拐容疑で逮捕されてしまう。釈放されたクーパーは、エヴァンを虐待するテッドの元に引き渡すかたちとなったことに憤り、アディソンを責める。
程なくして、エヴァンが刃物で傷を負ったという連絡が。クーパー、サムは、エヴァンが運び込まれた聖アンブローズに駆け付ける。エヴァンは「テッドにやられた」と言うが、サムが診察した結果、エヴァンが自分自身で傷つけたものと判明。シャーロットが問いただすと、エヴァンは事の次第を打ち明ける。テッドを追い出したくて「ぶたれた」と嘘を言ったこと。フランクだけがその嘘を信じて自分を連れ去ったこと。引っ込みがつかなくなり、フランクとの車上生活中も嘘をつき続けていたこと。そして、投獄された父フランクを助けたい一心で、テッドの仕業に見せかけて自分で自分を傷つけたこと…。
シャーロットは、「最初からエヴァンの話は嘘だった」とクーパーに話す。けれども、クーパーは事実を受け入れるのを拒み、「自分が嘘をついたから誰かに同じことをさせようとしている」と、シャーロットが離婚のことを隠していたことを引き合いに出し、話をすり替えようとする。シャーロットは、「みんな、いろいろな事情で嘘をつく」と釈明するが、クーパーは納得せずにシャーロットへの怒りを抱え込む。
その後、リンが告訴を取り下げたためフランクは釈放されることに。ホッとするアディソンに対しクーパーは、「僕らを守ったつもりかもしれないが、君は間違っていた」と言い放つ。

 

デルは突然、「ヘザーと結婚した」とみんなに報告する。ヴァイオレットは、デルとヘザーは共依存の関係にあると指摘。ヘザーがまた薬物を始めるのではないかと心配し、ナオミと一緒にデルに忠告をする。しかし、デルはまったく聞き入れようとせず。ヴァイオレットは、あらためてデルの家を訪ねるが、デルは不在。ドアを開けたヘザーが「私は娘とデルのためにがんばっている」と言うので一安心するが、この訪問がデルの怒りを買う結果となる。翌日デルは、「ルーカスを手放した君に対して、その決断を支持してなくても、みんな君を尊重してる。だから僕のしたことが気に入らなくても尊重してくれ」とヴァイオレットに猛抗議。その後、ヴァイオレットがデルに謝罪し、2人は和解するのだった。


【今回のMVP】
クーパー!

エヴァンを守るため、暴力的な取り調べを受けても彼らの居所を話そうとしなかったクーパー。患者を信じることが自分の仕事だと言い切れるのは立派。
でも、結婚していたことを黙っていたシャーロットを、あそこまで責めるのはちょっと…。アディソンがエヴァンのことを通報したのだって、ある意味、間違った選択ではなかったと思うし。
時々、人間としてのバランスの悪さを見せるクーパー。そこが、彼の長所であり、短所なのかも。


【ゲスト】
アディソンの父、キャプテン役は、「スター・トレック」のウィラード・デッカー副長役や映画『ブラッド・ダイヤモンド』への出演などで知られるスティーヴン・コリンズ。
マーガレット役は、「ザ・ホワイトハウス」でサムの秘書キャシーを演じていたスージー・ナカムラ。


Bamen8_aアディソンの父キャプテンが初登場! 美人のアディソンの父らしく、なかなかダンディー。しかし、兄アーチャーのように、かなりの女性遍歴が…。いつも、浮気でアディソンたちを苦しめてきたというから、親子関係修復のハードルは高い!?
また、今回は2つの驚きが。1つはファイフの意外な一面。そして、デルの結婚! ヴァイオレットやナオミじゃなくても、2人の結婚に口を出したくなるのは当然。2人の幸せが長く続くとは、どうしても思えないんだけど…。

2010.12.16|エピソードガイド、プライベート・プラクティス3|コメント(0)トラックバック(0)

12月9日(木) #7「一夜のアクシデント」

Bamen7_a サムとアディソンは山にハイキングに出かけ、自動車事故を起こした夫婦と遭遇する。夫のジェイクは太ももに重傷を負って山の中に倒れており、妻のカーラは車中に閉じ込められたままだった。アディソンたちはカーラが妊婦であり、さらに今日が出産予定日だと知り…。一方、クリニックには持続勃起症になった花婿のブレンドンが来院する。新婦のメリッサも夫を追ってやって来るが、彼女は驚くべき告白をして…。


【STORY】
ある土曜日。山にハイキングに出かけたアディソンとサムは、車の事故を起こして助けを求める夫婦と遭遇する。夫のジェイクは車を降りて助けを呼ぼうとしたものの、太ももに負った傷のためほとんど歩けず、車から15メートルほど離れた場所に倒れ込んでいた。そして、妊娠中で今日が出産予定日の妻カーラは、ドアに腕を挟まれて車中に閉じ込められていた。
山中で携帯電話が通じず、サムはジェイクの出血を抑えてから助けを呼びに行くことにする。ところが、ジェイクが気胸に。急遽、手近な材料で仮の胸腔ドレーンを作り、ジェイクの胸部を切開して挿入するサム。一方、アディソンはカーラを診るため車に乗り込むが、途中で車が斜面を滑って落下。運転席側のドアも岩に阻まれ、アディソンまでもが車内に閉じ込められてしまう。そうこうしているうちにカーラは破水。しかも、事故の衝撃で胎児が逆子になっていることが判明する。
ドレーンのチューブが詰まれば、ジェイクの命はない。アディソンが外に出られなくなったことで、現場を離れることができなくなったサム…。しかし、ジェイクとカーラが夜明けまで持ちこたえられる保証はない。日も暮れてきて、決断を迫られたサムは、釣り道具でジェイクの体にチューブを縫い付けて固定するという苦肉の策を講じ、アディソンたちを残して助けを求めに行く。
カーラのお産は進行し、ついに赤ちゃんの足が子宮頸部から出てきてしまう。アディソンは、赤ちゃんの足を産道から押し戻し、カーラの体内で向きを変えるしかないと判断。弱気になっているカーラを説得し、この荒治療を成功させる。そして、カーラは極限状態の中、ジェイクに励まされながら無事女の子を出産する。
Bamen7_2 その直後、救急隊を連れたサムが現場に戻ってくる。意識を失いかけていたジェイクは、そのままヘリで病院へ。一方、車内に閉じ込められたカーラとアディソンの救出も始まるが、消防士が車のドアをこじ開けた瞬間、ドアに挟まれていた圧力から解放され、カーラの腕の傷から血液が噴出。心肺停止に陥ったカーラはそのまま死亡し、アディソンは激しい絶望感にさいなまれることになる。
その後、アディソンとサムは搬送されたジェイクの病室を訪ね、産まれたばかりの娘を彼に手渡しつつ、カーラの死を伝えるのだった。

 

土曜の午後で早じまいするはずだったクリニックには、結婚披露宴を途中で抜け出してきた花婿ブレンドンが飛び込んでくる。新婦のメリッサと、互いに結婚初夜まで純血でいようと誓いを立てていた彼は、結婚初夜を特別なものにしたくて結婚式の直後に勃起誘発剤を飲み、そのせいで持続勃起症になってしまったのだ。付添人のダンとバックは大笑いするが…。
Bamen7_3 シャーロットとクーパーが対応を始めていると、新婦のメリッサもブレンドンを追ってクリニックへやって来る。メリッサは、ブレンドンの処置の間にトイレに駆け込み嘔吐。その様子を見ていたヴァイオレットは、彼女が妊娠していることに気付く。実は、メリッサは初体験での痛みを乗り越えようと、事前に別の男性と関係を持ったために妊娠してしまっていたのだ。あくまでも、ブレンドンとの初夜を最高のものにしたかったからだと訴えるメリッサ。ヴァイオレットは、本当のことをブレンドンに話すべきだとメリッサを説得するが、それがシャーロットの反感を買う。「メリッサは私の患者の妻。余計なことをしないで」とヴァイオレットに抗議するシャーロット。けれども、メリッサはブレンドンの処置の最中に、妊娠の真相を告白してしまう。怒ったブレンドンは「この結婚は終わりだ」と大興奮。シャーロットはメリッサとヴァイオレットを診察室から追い出す。
その後、ブレンドンはメリッサを避けるが、ヴァイオレットは「メリッサと話し合うようブレンドンを説得してほしい」とシャーロットに頼む。「患者の私生活に口は出さない」とはねつけるシャーロットだったが、ヴァイオレットに「このクリニックではチームで患者に対応する。患者を癒すためなら会話も必要」と言われ、仕方なくブレンドンと話してみることに。自分が結婚して別れた話を聞かせ、「メリッサを愛しているならやり直すチャンスをあげるべき」とブレンドンを諭す。
そんなシャーロットの言葉に心を動かされたブレンドン。やはりメリッサとやり直すと決意し、2人は仲良くクリニックを出てく。「いいことをした」と褒めるヴァイオレットに「離婚の話は患者のためについた嘘」とシャーロットは言い返すが、本当はそれこそが嘘。その夜シャーロットは、自分がかつて結婚していた事実をクーパーに話すのだった。

 

バーでたまたま一緒になったピートとシェルダン。女性をめぐって競い合う。シェルダンはピートに「君は自分の腕だめしのために女を口説いてる。もしヴァイオレットが君のところに戻る気になったら、きっと後悔するぞ」と忠告。ピートは自分に言い寄ってきたドーンという女性をシェルダンに譲り、ルーカスの待つ家に戻る。

 

大変な一夜を越えて、自宅のパティオで眠れずにいるアディソン。そこに、サムがスコッチを持ってやって来る。前日、「大学時代に僕が君を誘った時、君がイエスと言っていたらうまく行っていたかな?」と言う質問をアディソンに投げていたサム。その答えを見いだせなかった2人は、試しにキスをしてみる。2人は、「君(アディソン)はナオミじゃない」「あなた(サム)はデレクじゃない」と、自分が結婚して別れた相手とは違うと言って笑い合うのだった。


【今回のMVP】
シャーロット!

追いつめられた状態の中、カーラの胎児の逆子を直し、無事出産へと導いたアディソンもすごかったけれど、患者に寄り添う姿勢を見せたシャーロットもすごい! ブレンドンを説得するために自分の離婚の話を持ち出し、さらに、離婚の事実をクーパーに打ち明けるなんて驚き。“心ない”シャーロットも、徐々にオーシャンサイド・ウェルネスのカラーに染まっていく!? 離婚のことをすんなりクーパーが受け入れてくれるのかが問題だけれど…。


【ゲスト】
カーラ役は、「ユーリカ ~事件です!カーター保安官~」や「24 -TWENTY FOUR-」へのゲスト出演で知られ、ジョン・キャラダインを祖父に、ロバート・キャラダインを父に持つエヴァー・キャラダイン。
ジェイク役は、「コールドケース」でリリーの元彼レイ役を演じ、「4400 未知からの生還者」ではベン役を演じたブレナン・エリオット。「グレイズ・アナトミー」には、シーズン4の#2「泥沼な私たち」にデーヴ役で登場。
ブレンドン役は、「グレイズ・アナトミー」シーズン4の#8「フォーエヴァー・ヤング」で、鉛筆が目に突き刺さって病院に運び込まれたダニーを演じたスティーヴン・ソーワン。
メリッサ役は、「ER緊急救命室」でマークの娘「二代目レイチェル」を演じたハリー・ハーシュ。「グレイズ・アナトミー」ではシーズン2の#26「闘うか、逃げるか」、#27「愛を選ぶとき」に、リチャードの姪の友人クレア役で登場。
ドーン役は、「クローザー」のアイリーン・ダニエルズ役のジーナ・ラヴェラ。


今回は、大がかりな野外ロケが印象的な、スリル満点のエピソード。無事にカーラの赤ちゃんを取り上げ、ハッピーエンドで終わると思ったら大どんでん返し。カーラが出血多量で亡くなってしまう…。ショックを受け、泣きながら「ここから出して!」と叫ぶアディソン(ケイト・ウォルシュ)の迫真の演技には心が痛んで…。
そして、極めて深刻な状況にさらされていたアディソン&サムとは対照的に、おかしみを持って登場するのが、持続勃起症になった新郎、初体験の痛みを乗り越えるためにほかの男性と関係して妊娠してしまったという新婦、バーで女性を取り合うピート&シェルダン。緊張→緩和→緊張…と、メリハリのある構成が秀逸でした(途中、新郎新婦も笑えない状況になったけれど…)。
そうそう、今回は珍しくナオミの登場シーンがなく、その間にアディソンとサムがキス! 男女の関係に発展…という心配は今のところなさそうだけれど、どうなることやら…。

2010.12. 9|エピソードガイド、プライベート・プラクティス3|コメント(0)トラックバック(0)

12月2日(木) #6「届けたい願い」

Bamen6_2 パシフィック・ウェルケアに、ウィリアムが雇った遺伝子研究プログラムの責任者・ファイフがやってくる。彼は小人症の夫婦を連れてきて、小人症の子どもを産めるよう選択的胚移植を行うと宣言。ナオミに移植を依頼するが…。
一方、ヴァイオレットは重い鬱病を患うバーバラに即効性のある治療をしてほしいと頼まれ、電気けいれん療法を行う。しかしその結果、バーバラは婚約者に関する記憶を失ってしまい…。


【STORY】
パシフィック・ウェルケアに、車いすの医師、ガブリエル・ファイフが遺伝子研究プログラムの責任者として着任する。ウィリアムが、ナオミに黙って雇ったのだ。いきなりのことに驚くナオミ。そんなナオミは、ファイフからいきなり小人症のドノヴァン夫妻を紹介される。何とファイフは、このクリニックで選択的胚移植を行い、彼らに小人症の子どもを授けることを約束していたのだ。
通常、小人症の夫婦から小人症の子どもが産まれる確率は50%。けれども、FGFR3遺伝子変異の胚を選択して移植すれば、確実に小人症の子どもを持つことができる…。理屈は理解できても、倫理的に納得がいかないナオミは、「デザイナーベビーには賛同できない」と反対。しかし、強引なファイフは「明日、胚移植をやってもらう」と断言して一歩も引かない。その後、ファイフの件を説明しに来たウィリアムからも、「ファイフの研究には従来の治療を一変させる力がある。彼への協力は命令だ」と言われてしまったナオミは、イライラを募らせる。
その後、ナオミは何とか夫妻を説得しようとするが、夫妻は「自分と似た子どもが欲しい」と懇願。2人の熱意に押されたナオミは、しぶしぶ胚移植に同意する。ところが、胚移植直前に重大な問題が発覚する。小人症のマーカーがある胚に、VHLと呼ばれる遺伝子病変があることが分かったのだ。VHLを持って生まれた子どもは、20歳までに40%が癌になるため、ナオミは移植できないと断言するが、強気なファイフは「20年後には癌を遺伝子治療で治せるようになっている」と主張。ドノヴァン夫妻も移植を希望していると言って取り合おうとしない。これにはさすがのナオミも我慢ならず。ファイフが車いすだからといって遠慮するのはやめ、「もううんざり。あなたみたいに不作法で器の小さい奴には会ったこともない」と反撃。しまいには、「黙りなさい!このバカでむかつく大バカなゲス野郎!」とファイフを怒鳴りつける。
そして、あらためてドノヴァン夫妻と対面したナオミは、病変がある胚は移植できないと説明。その際に、自分が思春期の頃に太っていたことを告白し、「人から笑われる気持も分かるし、2人の望みも理解できる。誰しも心に傷を負うことがあるが、健康ならそれを乗り越えられる」と訴え、背が高いか低いかではなく「健康な子ども」なら授けられると諭す。最初は小人症に対する偏見だと抗議していた夫妻も、そしてあの傲慢なファイフさえも、最終的にはナオミの言い分を聞き入れる。けれども、ファイフは「君の望みは叶ったが、夫妻の望みは叶わなかった」と言って、ナオミに思い上がるなと釘を刺す。

そんな中、オーシャンサイド・ウェルネスには、重い鬱病の患者バーバラがやって来る。まずは、ピートが彼女にバイオフィードバックを施術するが、症状は改善されず。バーバラは「死にたい」と訴え、セラピーでヴァイオレットに即効性のある治療を求める。一刻も早く回復したいというバーバラの気持が分かるヴァイオレットは、彼女に「電気けいれん療法」(ECT)を提案。やみくもにECT に頼るべきではないと反対するピートに対し、その必要性を主張。結局、バーバラにECTを施す。
施術後。麻酔から目を覚ましたバーバラに、もう鬱病の症状はなかった。彼女の笑顔を見て安堵するヴァイオレット。しかしバーバラが、婚約者ジミーに関する記憶だけを失っていることが判明する。当初は、ECTの副作用である一時的な記憶障害かと考えられたが、特定の人物に関する記憶だけをなくすなどあり得ない。ヴァイオレットは、問題はジミーにあり、バーバラはジミーに関する恐ろしい記憶を無意識に封印したのではないかと推測。一方でジミーは、何とかして自分のことを思い出してもらおうと必死になるが…。
その後、「バーバラは良くなっている」「バーバラはECTのせいで脳に損傷を受けた」と異なる見解を示すヴァイオレットとピート。2人はセラピーでバーバラの記憶を呼び覚まそうとするが、そこで意外な事実が明らかになる。実は、バーバラはジミーのことを忘れてなどいなかったのだ。「ジミーの優しすぎる性格に嫌気がさしていたが、本当のことを言ってジミーを傷つけたくなかった」と話すバーバラ。結局、ヴァイオレットとピートも、ジミーに真実を話すのは残酷だと判断。ECTの副作用のせいでジミーのことを忘れた振りをするバーバラの嘘に乗じた形で、ジミーに身を引くよう説得する。

 

オーシャンサイド・ウェルネスに来て2週間のシャーロットは、患者がまったく来ないとクーパーにぼやくが、そこにようやく1人目の患者が! 喜んで診察にあたるシャーロットだったが、患者から「チャットであなたを勧められた」と言われて、実はクーパーがSMのチャットルームでシャーロットを推薦したのだと気付く。プライドを傷つけられて憤慨するシャーロットだったが、クーパーに「1人でやろうとするな。助け合おう」と言われると考えを改める。

 

アディソンの患者リリーは、ステージ4の卵巣癌。ほかの臓器にも転移し、全身の痛みを訴える彼女に、アディソンは再入院を勧める。しかしリリーは、飼い猫のマイロを置いてはいけないと主張。アディソンは、自分でマイロを預かって引取先を探すことにし、リリーを入院させる。
その後、リリーはオペを受けるが、もう化学療法は受けないと決断。マイロを引き取ってもらって安心した彼女は、「もう人生の潮時」と言ってホスピスに入る。アディソンは、外科医としてリリーを治療できないもどかしさを覚えるが…。
Bamen6_a 程なくして、リリーはホスピスで息を引き取る。たった1人で死んでいった彼女の姿に自分を重ねるアディソン。リリーの担当医である腫瘍科医のブライアン・レイノルズからデートの誘いを受けるが、今はそんな気分になれない…。そんな中、マイロを引き取るため、リリーのはとこがアディソンを訪ねてくる。しかし、アディソンはマイロを彼女に渡さず。自分で飼うことに決めるのだった。


【今回のMVP】
ナオミ!

突然やって来た遺伝子研究プログラムの責任者・ファイフ。自信家で傲慢な彼とやり合い、最終的にそんな彼を説得させたナオミはさすが! でも、ナオミとファイフの対立は今後も続きそう…。


【鑑賞メモ】
バイオフィードバック

本来認知が難しい自己の生理学的な現象を、電気・電子工学的手法により対象者に知覚できるようにフィードバックして、体内状態を制御するアプローチのこと。

電気けいれん療法
頭部に電流を流して人為的にけいれん発作を誘発する治療法。鬱病、躁うつ病、統合失調症などの精神疾患の治療に用いられている。

『カッコーの巣の上で』
ケン・ケーシーのベストセラー小説を映像化した、1975年のアメリカ映画。精神異常を装って刑務所での強制労働を免れた男が、州立精神病院の管理体制に反発し、人間としての尊厳と自由を勝ち取るべく奮闘する物語。主人公のマクマーフィーは、劇中で電気けいれん療法を受けさせられている。
ヴァイオレットは、自分がバーバラにやろうとしていることは『カッコーの巣の上で』とは訳が違うと説明し、電気けいれん療法に反対するピートを説得した。

VHL
血管の豊富な腫瘍を発症する遺伝性疾患。フォン・ヒッペル・リンドウ病の略。


【ゲスト】
リリー役は、日本生まれ日本育ちの女優ヒラ・アンブロシーノ。「フラッシュ・フォワード」にも複数話ゲスト出演。
ジミー役は、「マッドメン」のジョーン・ホールウェイ役で知られるクリスティーナ・ヘンドリックスと昨年結婚したジェフリー・アレンド。
バーバラ役は、「ジェリコ ~閉ざされた街~」のエリック・グリーン役などで知られるケネス・ミッチェルの奥様、スーザン・メイ・プラット。


いわゆる着床前診断に対する問題提起がなされた今回のエピソード。深刻なテーマを扱う中、嬉しかったのがヴァイオレットとピートの笑顔。ケイティの裁判を経て、ヴァイオレットは少しずつ前に進み出したよう。ナオミに「ヴァイオレットはまだ戻って来られない。無理強いしないで待つの」と、暗示をかけてもらうことで、ピートも何とか自分を抑えようとしている…。そんな2人の努力、少しずつ実っていってほしい。
一方で、アディソンは猫のマイロを飼うことに。日本でも、「独身女性がペットやマンションを持つと婚期が遅れる」なんていう噂を耳にすることがあるけれど、それはアメリカでも同じ!?

2010.12. 2|エピソードガイド、プライベート・プラクティス3|コメント(2)トラックバック(0)

11月25日(木) #5「もう一つの犠牲」

Bamen5_a ヴァイオレットはケイティの裁判で被害者として証言をしようとするが、恐怖のあまり何も言えずにクリニックに戻ってしまう。そんな彼女の元に現れたのがケイティの父親。「娘が会いたがっている」とヴァイオレットに告げるが…。
そんな中、ナオミが受精卵を取り違えて移植したアメリアとゾーイの2人の妊婦がクリニックに来院。検査の結果、ゾーイのお腹にいるアメリアの赤ちゃんに異常が見つかり…。


【STORY】
Bamen5_3 ケイティによる襲撃事件の裁判当日。ヴァイオレットは被害者として証言台に立つが、被告人席のケイティと目が合うと、何も言えなくなって法廷を出て行ってしまう。ヴァイオレットの証言でケイティを有罪にすることを望んでいたピートは、大いに失望。これでヴァイオレットの回復への道は絶たれたと言って、すっかり投げやりになる。
一方のヴァイオレットは、証言を拒んだ理由をピートはもちろん、クーパーやナオミにも話そうとせず。けれども意外にもサムに心を開き、ケイティを見ると悪夢がよみがえってきて怖いのだと話す。
そんな中、ケイティの父親がヴァイオレットを訪ねてくる。サムに見守られながら、ケイティの父親と対面したヴァイオレットは、「ケイティが会いたがっている」と告げられる。ケイティに会いに行くことができれば裁判でも証言できるはずだと考えたヴァイオレットは、意を決して刑務所へ。ケイティは面会に来てくれたヴァイオレットに礼を言うと、「事件の夜、私が正気ではなかったと証言してほしい」と懇願する。犯行時に責任能力がなかったとされれば刑務所に入らずに済むからだ。ヴァイオレットは、そんな身勝手なことを言うケイティに激怒。「私は地獄を味わってる!それなのに許せって言うわけ?」と怒鳴りつけ、刑務所を後にする。
クリニックに戻ったヴァイオレットは、ケイティから「正気ではなかった」と証言してほしいと頼まれたことをクーパーに報告。クーパーは、精神科医としてのヴァイオレットより、一個人としてのヴァイオレットに味方すると励ます。
再び裁判の時。証言台に立ったヴァイオレットは、今度こそ証言を始める。ケイティに注射を打たれ、お腹を切り裂かれて赤ちゃんを奪われたこと。自分の回りに広がる血の海を見たこと。そして、ケイティの弁護士から「当時、被告人は妄想状態でしたか?」と聞かれると、「はい、その通りです」と答える。ヴァイオレットは、医師として正しい選択をしたのだ。ホッとするケイティとは対照的に、憤慨して傍聴席を立ったピートは、さっさと外に出て行ってしまう。
その後、クリニックに帰ってきたヴァイオレット。待ち構えていたピートから、「ケイティに償わせるチャンスだったのに」と詰め寄られる。そんなピートの姿を見て、彼もまた事件の被害者だったことに初めて気付いたヴァイオレットは、「ごめんなさい」と彼に謝罪。ピートは「謝るくらいなら俺のところへ戻ってこい」と言い残してヴァイオレットのオフィスを出て行く。

 

クリニックには、ナオミが受精卵を取り違えて移植し、互いの子を妊娠中のゾーイとアメリアがやって来る。ゾーイが他院でお腹の赤ちゃんの異常を指摘されたため、アメリアが彼女に付き添ってアディソンの診察を受けにやって来たのだ。アディソンはさっそくゾーイを診察。その結果、赤ちゃんには奇形種があり、オペをしなければ死んでしまう状態と分かる。しかし、胎児のオペを行うということは、ゾーイの子宮を切るということ。将来の妊娠に影響を与えかねない。アディソンは夫のマーティンと相談して、オペを受けるか否か決めるようゾーイに言うが、ゾーイから出てきたのは「マーティンは出て行った」とういう言葉だった。マーティンは、ゾーイとアメリアが互いの子を産むことに反対し、何カ月も前に家を出ていたのだ。結局ゾーイは、オペを受けずにこのまま胎児を死なせると言い出し、このことはアメリアに黙っていてほしいとアディソンに頼む。
医師の守秘義務からアメリアに事実を言えずに悩むアディソンは、サムに相談。一方アメリアは、ゾーイのお腹の自分の赤ちゃんについて何も知らされないことに不安を抱き、ナオミに相談をする。サムは、オーシャンサイド・ウェルネスを去ったナオミ抜きで問題を解決するつもりでいたが、アディソンにも説得され、元主治医としてナオミがゾーイと話をすることを許す。
受精卵を取り違えられたことでナオミを嫌うゾーイ。けれども、「互いの子を産むと決断したのは自分の判断のはず。オペをするつもりがないならアメリアに事実を打ち明けてアディソンに中絶手術をしてもらって」とナオミに説得されると、ついにアメリアに事実を打ち明ける決心をする。そして、赤ちゃんに奇形種があると聞かされたアメリアはパニックに。持病の高血圧の症状が出て、不安定な状態になる。そんなアメリアの様子を見たゾーイは、「アメリアは私の赤ちゃんのために命を懸けている。私も彼女のためにやらなきゃ」と、オペを受ける決意をする。
いよいよオペの時。赤ちゃんを救えなければみんなの望みが叶わなくなるとアディソンは気負うが、残念ながらオペで赤ちゃんを救うことはできず。我が子を失うことになったアメリアは大きなショックを受けるが、辛い気持をこらえて「一緒に乗り越えられる」とゾーイを励ます。今やゾーイは、アメリアにとって家族同然の存在だからだ。ところがそこへ、家を出たはずのゾーイの夫マーティンがやって来る。戻ってほしいと彼に連絡したのはゾーイだったが、アメリアはすっかり裏切られた気分に。もはや、自分のお腹にいるゾーイの子だけが自分に残された唯一の望みだと思い詰めたアメリアは、「私は代理母」という皮肉を口にすると、ゾーイの子をお腹に宿したまま姿を消してしまう。
その後、アメリアがいなくなったと知ったマーティンは「うちの子が盗まれた!」と激怒し、オーシャンサイド・ウェルネスとの示談は取りやめにすると言い出す。しかし、これまでアメリアとの絆を深めてきたゾーイは、「彼女なら赤ちゃんのために正しいことをしてくれる。赤ちゃんを返してくれる」と、アメリアを信じてマーティンをなだめるのだった。

 

Bamen5_2 一方、オーシャンサイド・ウェルネスに入りたいと意思表明したものの、受け入れてもらえないシャーロット。妨害しているのはサムとにらみ、彼に直談判。サムは、「君がここに馴染むとは思えない。僕は君が好きじゃない」と突っぱねる。
けれども、アディソンに説得されたサムは、しぶしぶシャーロットを雇うことに同意。シャーロットは、本来の専門である泌尿器科に加え、新たに「性科学科」の看板を掲げることにするが、これはクーパーにとって初耳。「自分の彼女が性科学科の医師だなんて!」と憤慨し、彼女にさんざん嫌みを言う。けれどもシャーロットは、「性科学科もれっきとした医療分野の一つ」と主張。「私はあなたのために自分を変えたりしない。慣れないなら出てって」と宣言。クーパーはシャーロットに謝罪し、彼女の専門を認める。
そしてサムも、「好きじゃない」と発言したことをシャーロットに謝罪。笑顔で彼女をオーシャンサイド・ウェルネスの一員として迎え入れるのだった。


【今回のMVP】
ヴァイオレット!

ケイティにあれだけのことをされながら、彼女を悪人として裁くことより、精神科医として正しい道をまっとうすることを選んだヴァイオレット。殺してやりたいほどの悔しさを押し殺し、「良くなってちょうだい」と言える彼女には敬服。それに対し、「先生も良くなってください」なんて虫のいいことを言うケイティ。犯行時妄想状態にあったのは事実だけれど、このまま彼女が無罪放免になるなんて…。


【ゲスト】
ケイティの弁護士役は、アジア系女優の中でも特に数多くのドラマに出演しているタムリン・トミタ。
判事役は、「ER緊急救命室」のコニー・オリガリオ役で知られるコニー・マリー・ブラツェルトン。
ケイティの父親役は、映画『ザ・フライ』のスタシス・ボーランズ役が印象的なジョン・ゲッツ。


エピソードのタイトルは「もう一つの犠牲」。ケイティが妄想状態にあったと証言すれば医師としてのプライドは保たれる。けれども、ヴァイオレット個人としては、ケイティへの殺してやりたいほどの憎しみを刑事罰という形で晴らすことができなくなる…。
また、ゾーイは胎児のオペをするかどうかで悩む。オペをすれば、最悪の場合、今後の妊娠が難しくなる場合もある。けれども、オペをしなければアメリアの子どもを見捨てることになる…。
まさに、あっちを立てればこっちが立たずの難題と向き合うことになった今回。それぞれ、最善の選択をしたとは思うけれど、ケイティに償わせるチャンスを失ったピートと、赤ちゃんを亡くした上に、家族同然だと思っていたゾーイが夫と寄りを戻して居場所を失ったアメリアの2人は傷つく結果に。う~ん、難しい。
重い話の中、ちょっと笑ってしまったのが、サムがシャーロットを好きじゃないと言ったシーン。サムったら率直過ぎ! でも、そんなことくらいでへこたれるシャーロットじゃない! 彼女がオーシャンサイド・ウェルネスにどんな風を吹かせてくれるのか、今後の展開が楽しみ。

2010.11.25|エピソードガイド、プライベート・プラクティス3|コメント(0)トラックバック(0)

11月18日(木) #4「心に消えない染み」

Bamen4_a ナオミの代わりを補充せず、今のメンバーだけで何とかしようと決めたアディソンは、ナオミの株式を買い取るため、全員5万ドルずつ拠出するよう協力を求める。一方、ピートはヴァイオレットの母性を目覚めさせようと、ルーカスを職場に連れてくる。しかし、ヴァイオレットは息子を見ようともせず…。そんな中、健康診断のボランティアで診察したホームレスの少女の息子に、冠動脈瘤があることが判明し…。


【STORY】
アディソン、クーパー、サムは、保護施設の健康診断のボランティアへ。アディソンは、15歳のホームレスの少女ダニエルを診る。ダニエル自身に問題はなかったが、彼女の息子で2歳のエリオットには風邪のような症状が。クーパーが診察した結果、実は風邪ではなく川崎病を患っていることが判明する。
アディソンたちはエリオットをクリニックに連れて行き、さらに詳しく検査。エリオットには冠動脈瘤ができていることが分かる。完治させるためにはバイパス手術が最適だが、ホームレスのダニエルにオペの費用など出せるはずもない。先日のオペで心膜開窓術を成功させたサムは執刀医を買って出るが、「一晩で外科医に戻るなんて無理」とアディソンに反対されてしまう。
その後、エリオットは取り急ぎ聖アンブローズで投薬治療を受けることに。アディソンから知らせを受けたダニエルの母親スザンナも病院に駆け付ける。しかし、エリオットを養子に出すよう説得するスザンナに反抗して家を飛び出していたダニエルは、母親の顔を見るなり、エリオットを連れて行ってしまう。
アディソンとクーパーは、ダニエルとエリオットを捜しに街へ。程なくして、泣き叫ぶエリオットを不安そうに抱くダニエルの姿を発見する。エリオットは容体が悪化しており、アディソンたちは救急車で彼を聖アンブローズに搬送。動脈瘤の一つが破裂したのだろうと見たサムは、ダニエルにバイパス手術を提案し、自分が執刀すると申し出る。ダニエルは、サムのことを信用すると言ってオペに同意。サムから「僕にあの子のオペは無理だと言うのは、僕への侮辱だ」と言われていたアディソンは、今回ばかりはサムに任せることにする。
一方、エリオットがオペを受けることになったと知ったスザンナは、オペが終わり次第、エリオットの親権を申し立てるつもりだとアディソンに宣言。アディソンは、「ダニエルから息子を取り上げるのは人でなしのすること」と非難するが…。
そして、いよいよエリオットのオペの時。アディソンは、サムの執刀が心配でオペに立ち会う。途中、処置がうまくいかずにピンチを迎えるサム。しかし、何とか1人で乗り越えて、オペは無事終了。クーパーに「母親に対して意地を張ることより、エリオットにとって何が最善かを考えるべき」と諭されていたダニエルは、ようやくスザンナと和解する。

 

ヴァイオレットは、タイとコレットの夫婦のカウンセリングをする。長いこと子供を望んでいた2人だったが、皮肉にもコレットはレイプ被害に遭い、その直後に妊娠。絨毛検査の結果、お腹の赤ちゃんの父親はタイではなくレイプ犯だと確認される。タイは「いつ中絶できるか?」と、はなから出産など選択肢にない様子。けれども、コレットは出産すると主張し、2人は意見を対立させる。
後日、コレットは「タイが戻って来ない」と、不安そうにヴァイオレットの元を訪れる。ケイティから襲われた記憶も生々しく、レイプされた経験を持つヴァイオレットは、「子どもを産めば、その子を見るたびレイプの記憶を思い出すことになる」と意見。医師としてではなく一個人としての考えをコレットに押しつけてしまう。その結果、コレットはついに中絶を決意する。
そんな中、職場に復帰したデルは、ベッツィーのことが頭から離れずソワソワ。「産まれそう」と何度もクリニックに押しかけてくる臨月の妊婦キミーにイライラし、「本当に産まれそうになるまで来るな!」とつい怒鳴ってしまい後悔。この件をヴァイオレットに打ち明ける。ヴァイオレットは、本来ベッツィーに言いたかった「辛抱して」「待って」「必要な時にはそばにいるから」という言葉を患者に対して言ったのだと指摘。自分の過ちに気付いたデルは深く反省し、再びやってきたキミーに謝罪する。すると、キミーはその場で破水。いよいよ本当にお産が始まる。
一方で、ヴァイオレットも「患者を脅かして、彼女に不本意な決断をさせた」とデルに告白。その後、医師として一線を越えたことをコレットたち夫婦に謝罪し、2人でもう1度よく考えてから決めるよう促す。

 

クーパーと同居を始めたシャーロットは、クーパーのアパートのバスルームをリフォームすることに。ハンマーで壁をたたき割るなど、さっそく作業を始めてクーパーに改装費用を要求するが、これまでポルノに大金をつぎ込んできたクーパーにはお金がない。クーパーは、クリニックへの5万ドルすら用意できないことをシャーロットに告白。シャーロットはクーパーの分の小切手に加えて、自分の分として白紙の小切手をアディソンに渡し、「私もこのクリニックに入りたい」と持ちかける。

 

ピートは、ベビーシッターが風邪気味だという名目でルーカスを連れて出勤。しかしヴァイオレットは、ルーカスを見ようともしない。ピートは、そんなヴァイオレットに無理矢理ルーカスを預けて彼女の母性を呼び覚まそうとするが、その作戦は失敗に終わる。
その後、ルーカスを避けるヴァイオレットの姿に心を痛めたシェルダンは、ピートをパシフィック・ウェルケアで雇うべきだとナオミに提案。「ルーカスやピートの顔を毎日見るのは、今のヴァイオレットには辛いこと」と指摘する。ピートは、自分が良かれと思ってしたことが、逆にヴァイオレットを追いつめていたのだと気付き、職場を変えることを決心。「パシフィック・ウェルケアに行く。苦しめて悪かった」とヴァイオレットに謝罪する。
Bamen4_3 ヴァイオレットは、家のフローリングに染みついた血の痕跡を消そうとあらゆる洗剤を試すが、なかなか消えてくれない。この日も懲りずに新しい洗剤を試すが、効果はなく…。ピートから4階に移ると聞かされて、複雑な気分を味わっていたヴァイオレットは、ハンマーを持ち出して床を壊し始めるのだった…。


【今回のMVP】
ピート!

ヴァイオレットのため、良かれと思ってしていたことが、実は彼女を追いつめていた…。その事実に気付いてパシフィック・ウェルケアに移ると決めたピート。彼自身も、自分の息子に愛情を持てないヴァイオレットの姿に傷つき、ルーカスの世話でも苦労しているはずなのに、ヴァイオレットの気持を汲んでやれるところがスゴイ。いつか、ピートの気持がヴァイオレットに届く日が来ますように…。


【鑑賞メモ】
川崎病

乳幼児にかかる急性熱性発疹性疾患。全身の血管壁に炎症が起きる。エリオットは、この病気のせいで冠動脈瘤ができてしまった。


【ゲスト】
コレット役は、「コールドケース」のキャット・ミラー役でお馴染みのトレイシー・トムズ。
タイ役は、映画『エネミー・ライン』のロッドウェイ軍曹役や、「堕ちた弁護士 ~ニック・フォーリン~」のジェームズ・ムーニー役などで知られるチャールズ・マリック・ホイットフィールド。
ダニエル役は、「バイオニック・ウーマン」でベッカ・ソマーズ役を演じていたルーシー・ヘイル。
スザンナ役は、「トゥルーブラッド」のパム役のクリスティン・バウアー。
キミー役は、「CSI:マイアミ」でラボスタッフのジェーンを演じていたサマンサ・クァン。


レイプ犯の子どもを産むかどうか…、今回も非常に重いテーマ。ヴァイオレットのコレットに対する物言いは確かにプロ意識に欠けていたかもしれないけれど、同じ被害者だからこそ伝えておきたかった思いがヴァイオレットにはあったはず。
Bamen4_2そして、そんなヴァイオレットを追いつめていたのだと気付き4階に行くと決めたピート。これで、オーシャンサイド・ウェルネスのメンバーが2人もパシフィック・ウェルケアに移るかたちに。逆に、パシフィック・ウェルケアをクビになったシャーロットがオーシャンサイド・ウェルネスに!? 今後は、人間模様が4階と5階とで激しく交錯することになりそう。
それにしても、サムのオペにはヒヤヒヤ。外科医としてのブランクもあるし、しかも患者は2歳の子ども。アディソンでなくても心配になるのは当然のこと。オペは成功したから結果オーライなんだけれども…。
また、この番組を陰で支えているなあ、といつも思わせてくれるのがシェルダン。ピートに自分の縄張りを主張するなど子どもっぽい一面もあるけれど、ヴァイオレットのためにもピートが4階に移るべきだと言い出したのは彼。地味だけれど、堅実なシェルダンにもエールを!

2010.11.18|エピソードガイド、プライベート・プラクティス3|コメント(0)トラックバック(0)

11月11日(木) #3「過ちのあと」

Bamen3_aベイリーが72時間以内に腎臓移植を必要とする患者サラを、シアトル・グレースから聖アンブローズに搬送してくる。しかし、腎臓を提供する予定だった患者の姉エミリーは、術前検査でHIV陽性と判明。それを知った担当内科医のサムは移植に反対する。一方クーパーは、無菌室で暮らす16歳の少年から、「彼女と学校のダンス・パーティーに行くために無菌室から出たい」と頼まれるが…。


【STORY】
シアトル・グレースで腎臓移植を受けるはずだったものの、イジーのミスのせいでオペを受けられなくなり、72時間以内に別の腎臓を移植しなければ死んでしまうという状況に追い込まれた患者サラが、ベイリーに付き添われて聖アンブローズに搬送されてくる。目的は、彼女の姉エミリーの腎臓をもらうこと。暴力的な元夫に悩まされつつ3人の子どもを抱えているエミリーは他州に移動するのが難しく、ロスの聖アンブローズで移植手術が行われることになったのだ。
知らせを受け、ベイリーたちの到着を待ち構えていたアディソンは、久々にベイリーと対面。彼女からシアトル・グレースの現状を聞く。マーシー・ウェストとの合併、イジーの癌、ジョージの死、メレディスとデレクのポストイットでの結婚、そしてベイリー自身の離婚などなど…。その直後、アディソンはベイリーに、医局長としてシャーロットを紹介する。初対面のシャーロットに対してベイリーは、聖アンブローズは「小さい病院」と、歯に衣着せぬ発言をするが、シャーロットも負けじと言い返して負けん気の強さを見せる。
そんな中、エミリーは「自分が部分一致のドナーであることは以前の検査で分かっている」と言って、すぐにでもオペをしてほしいとベイリーに訴える。しかしベイリーは、オペを明日にするのには相応の理由があると説明。内科医としてサラとエミリーを担当することになったサムは、規定に従いエミリーの術前検査を進める。
エミリーの検査結果が出るまでの間、ベイリーはナオミ、クーパー、ヴァイオレットにも挨拶。ナオミがクリニックを移ったり、ヴァイオレットがケイティに襲われたり、そもそもヴァイオレットの子どもの父親がピートとシェルダンのどちらか分からなかったりと、最近、いろいろなことが起きているオーシャンサイド・ウェルネスのことを、「メロドラマ以上に面白い」とベイリーはちゃかす。
そんな矢先、エミリーの検査結果が出て、彼女がHIV陽性であることが判明。エミリーもサラもその事実を知りながら、医師たちに黙って移植を敢行しようとしていたことが明らかになる。エミリーは「死ぬよりエイズを選ぶ」と言ってオペを懇願するものの、「HIVに感染した腎臓移植は違法」とサムは猛反対。ベイリーは、「HIVは治療できるけれど、死んだら終わり」と主張し、両者は意見を対立させる。
しかし、都合良く別の腎臓が見つかるわけもなく、サラの命のタイムリミットが刻一刻と迫ってくる。死にかけているサラを放っておけないベイリーは、サムの意見を無視してシャーロットに直談判。シャーロットも、法律より人命が優先との見解を示し、ベイリーのためにオペチームを準備する。
Bamen3_3 いよいよオペの時。いくら人命優先とは言え、違法なオペをすることには変わりない。ベイリーが、手を引きたい人は申し出るよう言うと、1人のレジデントがオペ室を出て行く。しかし、1人でもチームのメンバーが欠けたらオペはできない。窮地に立たされるベイリーだったが、オペに反対していたはずのサムに助けられる。何とサムは、「自分がオペに入る」と申し出たのだ。これは、「あなたはいつも成り行きを見てから物事を決める」というベイリーの言葉に対するサムなりの答えでもあった。
Bamen3_4 こうしてオペはようやくスタート。途中、サラが心タンポナーデに陥ると、サムは自ら心膜開窓術を行って窮地を救い、ベイリーを驚かせる。オペの終了後、サムは、以前自分は心臓外科のレジデントだったとベイリーに打ち明け、彼女にキスしようとするが、離婚の痛手を引きずるベイリーは寸前でそれを拒む。

クーパーは、重症複合免疫不全症のため無菌室で暮らしている16歳の患者ライアンから、「彼女のケリーと学校のダンス・パーティーに行かせてほしい」と頼まれる。ライアンの願いを叶えてやりたいクーパーは、感染症の専門医でもあるピートに協力を要請。2人は、ダンス・パーティー当日のライアンのCD4値を何とか200台に乗せ、彼が外出できるよう手はずを整える。
ところが、母親のベティがインフルエンザにかかっていることが判明。ライアンの外出は見送りになってしまう。けれども、どうしてもパーティーに出たいライアンは、ひそかに無菌室を抜け出し…。
ベティから連絡を受けたクーパーとピートは、ダンス・パーティーの会場へ。ケリーとダンスしているライアンを、連れ帰ろうとする。すでに発熱しているライアンは、しぶしぶパーティー会場を後にしようとするが、きびすを返してケリーの元に戻ると、念願だったキスを決行。その直後に倒れて聖アンブローズに運ばれるものの、「人生最高の夜だ」と言ってクーパーに感謝する。そんなライアンに触発されたクーパーは、シャーロットとの同居を決意。彼女のオフィスに行き、「一緒に暮らそう」と彼女を抱き上げ、自分の家に連れ帰る。

 

ヴァイオレットは職場に復帰。これに喜んだシェルダンは、花を持って彼女のオフィスを訪ねるが、ルーカスをピートに託したと本人から聞かされて憤慨。ヴァイオレットに実父確定検査への同意を迫る。ヴァイオレットは意外にも、あっさりとこれを承諾。ピートは検査に猛反発するが…。
その後ピートは、自分の名前を父親欄に書き入れた出生証明書の変更届を手にヴァイオレットの家に行き、署名しろと彼女に要求する。けれども、ヴァイオレットは「シェルダンと話し合って」の一点張り。シェルダンの実父確定検査が出る前に、法的にルーカスの父親になろうとしたピートの作戦は失敗に終わる。
クーパーは、自分の息子を手放した上、やすやすと実父確定検査に同意したヴァイオレットを責め、「自分の子にもっと気にかけろ」と意見する。ヴァイオレットは「それができるなら何だってする。何も感じない。私の心は死んでる」と言い返し、仕事だけが今の自分の支えなのだと訴える。シェルダン、ピート、クーパー…、みんなは自分のことを放っておいてくれない…。追いつめられたヴァイオレットは、ナオミに助けを求める。
その後、アディソンが実父確定検査の結果を発表。結局、ルーカスの父親はピートと分かり、ピートは大喜び。シェルダンは肩を落とす。

 

アディソンの前には、モーガンが現れる。彼女は、ベイリーのいる前で「うちの夫と寝た?」とアディソンを追及。「いいえ」というアディソンの返事を聞き、一度は信用して帰っていくが、おかげでベイリーにノアとのことがバレてしまう。あえて意見するのを避けるベイリーだったが、「言いたいことがあるなら言ったら?」とアディソンに迫られ、自分の意見を言う。「たとえセックスはしていなくても、あなたのしたことはふしだら」と。
その翌日、再びモーガンがアディソンを訪ねてくる。「何もなかった」というアディソンの言葉に、釈然としない思いを抱えたままクリニックを後にするモーガンだったが、外に出てきたアディソンをつかまえ、今度は「彼を愛してる?」と尋ねる。思わずひるむアディソン。このアディソンの表情を見て、モーガンは2人の間に愛があったのだと理解。アディソンは、セックスはしていなくてもモーガンを裏切ったことに違いはないのだと思い知る。
そして、ベイリーがシアトルに帰る夜。ベイリーは、自分の元夫が別の女とメールのやり取りしていたことをアディソンに打ち明ける。2人に体の関係はなかったが、それでも裏切られたとことに変わりはないと言うベイリー。アディソンは、ノアとのことは自分が間違っていたと認め、ベイリーに謝る。ベイリーは、「謝る相手は私じゃない」と言ってアディソンの肩を抱くと、シアトルへ帰って行く。
一連の出来事で、ひどく落ち込んだアディソンは、ナオミのオフィスを訪ねる。そして、「自分で自分したことを責め、その怒りをあなたにぶつけていた」とこれまでの頑なな態度をわびる。ナオミはそんなアディソンを静かに受け止めるのだった。


【今回のMVP】
サム!

前回のクロスオーバーで、ベイリーと漫才のようなやり取りを見せてくれたサム。今回は、HIV陽性のドナーの腎臓を移植するべきか否かでベイリーと対立。でも、最後は自らオペに入り、元心臓外科医のレジデントらしく、心膜開窓術にも果敢に挑戦。しかも、ベイリーにキスまでしようとするなんて!
それにしても、サムが心臓外科医から専門を変えた理由は? 気になる!


【鑑賞メモ】
CD4

正式名称はCD4陽性リンパ球数。免疫のために働いている白血球の一種で、CD4数が200を切ると合併症を起きやすいとされている。


Bamen3_2 今シーズン、1度目のクロスオーバーは、ベイリーがLAに来るかたちで実現。「グレイズ・アナトミー6」の#5「侵略のはじまり」でのイジーの医療ミスが、「プライベート・プラクティス3」のエピソード内で解決されるという展開に。
注目すべきは、ベイリーとサムの関係。最後はキス寸前というところまでいき、なかなかいい感じだったけれど、ベイリーにはそれを受け入れる余裕なし。タッカーとの離婚のショックを、まだ引きずっているみたい…。
そしてそんなベイリーとアディソンのやり取りにも見どころが。何せ、夫タッカーに心を通わせる女性がいたと知ったベイリーにとって、既婚者ノアに思いを寄せていたアディソンは敵のようなもの。アディソンには感情があるけれど、自分はキスの仕方も忘れたというベイリー。彼女の言葉は、アディソンの胸にずしんと響いたはず。
それにしても、HIV陽性のドナーの腎臓を移植すべきか否か、これはかなり難しい問題。感情的には、ベイリーの決断を支持する人が多そうだけれど、うーん…。本当に考えさせられてしまう。

2010.11.11|エピソードガイド、プライベート・プラクティス3|コメント(0)トラックバック(0)

11月4日(木) #2「閉ざされた扉」

Bamen2_a襲撃事件から1カ月が経ったが、ヴァイオレットはトラウマのせいで家から一歩も出られないまま。ピートはヴァイオレットの家に泊まりこんで、息子ルーカスの面倒を見るなど彼女のサポートをするが…。そんな中、聖アンブローズに1組の夫婦とその娘が運び込まれる。夫は腹部を刺され、妻は打撲傷を負い、娘は腕を骨折。妻のミシェルは「自分が夫を刺した」と説明するが…。

【STORY】

ヴァイオレットがケイティに襲われてから1カ月が経過。退院したヴァイオレットは、事件のトラウマのせいでパニック発作と不眠、広場恐怖症といった症状に悩まされ、家から一歩も出られずにいた。血の跡が残る床の上にラグを敷き、事件のことを思い出さないようにするものの、チャイムが鳴っただけでクローゼットに逃げ込むありさま。息子ルーカスのことも抱こうとしない。ピートはそんなヴァイオレットをサポートすべく、彼女の家に泊まり込んでルーカスの世話に専念。しかし、ヴァイオレットの症状は一向に改善されない。
そんな中、ヴァイオレットのことを心配しながら職場に復帰したピートは、ヴァイオレットのことでシェルダンに助けを求める。ヴァイオレットの家の前でいつも門前払いされてきたシェルダンは、ピートに文句を言いながらもヴァイオレットに会いに行くことについては承諾。その日の午後、ヴァイオレットのセラピーを試みる。しかし、相手は自分と同じ精神科医。結局、セラピーに失敗したシェルダンは、「ヴァイオレットに外に出てもらいたいなら君が彼女の家を出て行くしかない」とピートに助言。それに従うことにしたピートは、「俺は君を外に連れ出せない。君自身で出るんだ」とヴァイオレットに告げ、ルーカスを置いて彼女の家を出る。

Bamen2_2ナオミは4階のパシフィック・ウェルケアに移り仕事を開始。クーパーは、そろそろナオミの後任の医師を雇おうと提案するが、サムにはまだ前に進む準備ができていない。アディソンはノアを諦めたことに傷つき、ナオミに相談したいという気持を抱えていたが、ナオミは所詮クリニックを辞めた人間と考え、あえて彼女との間に一線を引こうとする。そのため、ナオミに会っても靴の話をするだけ。一緒にヴァイオレットの見舞いに行く道中も、2人はぎこちない会話をする。ナオミは、アディソンとの関係修復を望んでいるのだが…。

一方、聖アンブローズには、クーパーの患者タミーと彼女の両親であるラーセン夫妻が運び込まれる。タミーは腕を骨折し、妊娠中の妻のミシェルは打撲傷を負い、夫のダレンは腹部を刺されて重傷。ミシェルは、「夫婦の口論を止めに入ったミシェルをダレンが押しただけだったのに、自分が過剰反応して夫を刺してしまった」と説明し、あくまでも事故だと主張する。けれども、アディソンたちの目には、ミシェルとタミーはダレンによる虐待の被害者で、夫の暴力を止めるため仕方なくミシェルがダレンを刺したようにしか見えない。アディソンはこれを警察にも説明するが、ミシェルは逮捕されて医療監房に入れられてしまう。
ダレンの方は脳挫傷による痙攣が止まらず、サムはあえて昏睡状態にするという治療を試みる。ダレンを虐待の加害者と見なし、「死ねば正義の制裁がくだされたことになる」と言うサム。けれども、彼が死ねばタミーは父親を失い、ミシェルは故殺罪に問われることになる。アディソンは、タミーのためにも真実を話すようミシェルを説得するが、ミシェルは「娘のことは考えている」と言うだけで、それ以上何も語ろうとしない。
ところがその後、タミーが「私が突然キレてパパを刺した」とクーパーに告白。ミシェルが隠そうとしていたのは、夫ではく娘のタミーのことだったことが明らかになる。「私が妊娠中にドラッグをやっていたからタミーはADHDになった」と言って、すべての責任は自分にあると訴えるミシェル。しかし、このままではタミーが補導員に連れて行かれてしまうのは時間の問題だ。
何とかしてタミーを守れないだろうか…クーパーがあれこれ思案していた矢先、病室で突然タミーが怒りを爆発させて暴れ出す。その現場を目撃したクーパーは、タミーの怒りは身体的な問題である可能性が高いことに気付き、アディソンに相談。腹部のMRIを撮った結果、タミーの卵巣に異所性褐色細胞腫と呼ばれる腫瘍が見つかる。どうやら、これが過剰なアドレナリンを断続的に放出し、タミーの突然の怒りを誘発していたようだ。
その後、アディソンはオペでタミーの腫瘍を切除。これで、タミーが突然の怒りに襲われる心配はなくなり、一同は安堵するが、タミー自身は父親を刺した自分を許せずにいた。タミーは激しく自分を責めながら、昏睡から目覚めた父親に心から謝罪する。
そしてクーパーは、そんなタミーの姿に自分を重ね合わせていた。ケイティからヴァイオレットを守ってやれなかった自分を責め続けていたからだ。その罪悪感から、退院したヴァイオレットに会いに行けずにいるクーパーに代わり、シャーロットは彼の荷物を取りにヴァイオレットの家へ。ナオミやアディソン、シェルダンのようにルーカスを抱くこともなく、ジンを勧めてくるシャーロットに安心感を抱いたヴァイオレットは、「ルーカスを見ても何も感じない」と、事件後初めて辛い胸の内を明かす。その直後、クーパーもヴァイオレットの家へ。もっと早く来なかったこと、ケイティから守ってやれなかったことをヴァイオレットに謝罪する。

ヴァイオレットは、ついに家から出る。向かった先はピートの家。何がいちばんルーカスのためになるのか考え抜いた末、ピートにルーカスを託すことに決めたのだ。「いい母親になりたい」、そう言いながらルーカスをピートの手に渡し、ヴァイオレットは1人帰って行くのだった。


【今回のMVP】
ヴァイオレット!

事件のトラウマに悩まされ、自分の息子をかわいいと思う感情まで失ってしまったヴァイオレット。やはり、ケイティの起こした事件は、ヴァイオレットに相当なダメージを与えたよう。しかし、恐怖を克服して何とか外に出たのは、ほかでもないルーカスのため。自分と一緒にいるよりピートといる方がルーカスにとって幸せだと判断したのは、今の彼女なりの精一杯の愛情なのだ。


【鑑賞メモ】
故殺罪

明確な殺意なしに人を殺す犯罪。

ADHD
注意欠陥・多動性障害(Attention Deficit / Hyperactivity Disorder)の略。発達障害の一種で、多動性、不注意、衝動性を症状の特徴とする。

異所性褐色細胞腫
副腎髄質あるいは傍神経節の細胞から発生する腫瘍で、高血圧や動悸、頭痛、発汗などの症状を引き起こす強力なホルモンのカテコールアミン(アドレナリン)が過剰に分泌される病気。


【ゲスト】
ミシェル役は、「ER緊急救命室」のルーシー・ナイト役で知られるケリー・マーティン。タミーの父親役は、「ヴェロニカ・マーズ」のヴィニー・ヴァンロウ役のケン・マリーノ。


感動の我が子との対面から1カ月。ヴァイオレットの子育ては、順調どころかその逆だった…。この展開、かなり重い。
一方、アディソンとナオミもぎくしゃく。ヴァイオレットの事件に埋もれがちだけれど、アディソンだってノアとのことで心はボロボロ。それを親友に相談できないのだから辛い。サムはナオミがパシフィック・ウェルケアに移ったショックを引きずっているし、ようやくヴァイオレットに会いに行ったクーパーも、彼女を守れなかった自分を責め続けているし。今のところ、誰ひとりハッピーとは言えないこの状況。まだまだ暗いトンネルは続きそう!?
そして、いよいよ次週は「グレイズ・アナトミー」とのクロスオーバー。医療ミスで腎臓移植の機会を失った患者を連れて、ベイリーがロスへ! どうぞお楽しみに!

2010.11. 4|エピソードガイド、プライベート・プラクティス3|コメント(0)トラックバック(0)

10月28日(木) #1「消えゆく灯火」

Bamen1_a_2ケイティに腹部を切られ、瀕死状態となったヴァイオレットが聖アンブローズ病院に運び込まれる。お腹にいた赤ちゃんの行方が分からない中、アディソンとナオミはヴァイオレットの手術を開始。出血がひどく、子宮を摘出しなければ命が危ないという事態になるが、摘出すればヴァイオレットは2度と子どもを産めなくなる。判断を迫られたアディソンは…。


【STORY】
Bamen1_3 ケイティにお腹を切られ、赤ちゃんを取り出されてしまったヴァイオレット。まずはピートが瀕死の彼女を発見。クリニックを辞めるとヴァイオレットに報告しに来たナオミも、惨劇の現場を目の当たりにすることになる。2人は、急いで救急車を手配し、聖アンブローズに彼女を搬送。そこに知らせを聞いたアディソンやクーパーも合流する。そして、赤ちゃんの行方が分からないという最悪の状態の中、アディソンはナオミとともにヴァイオレットのオペに入る。
やがて、サム、デル、シェルダンも病院に到着。クーパーは、事件当時ヴァイオレットの家の前まで来ていたのに、シャーロットのところに引き返してしまったことを後悔。ケイティからヴァイオレットを守れなかった自分を責める。シャーロットは、そんなクーパーのことを「誰のせいでもない」と慰めるが…。
Bamen1_2 ピートは、ケイティを入院させるべきだというヴァイオレットの意見を聞き流した自分を責め、シェルダンも、「ヴァイオレットのケイティへの懸念を無視したのは自分も同じ」と言って動揺をあらわに。2人は何もできない自分へのいらだちから感情をぶつけ合うが、ヴァイオレットのことが心配で仕方ないという気持はどちらも同じだった。
そんな中、オペ室ではヴァイオレットを救おうとアディソンが奮闘していた。けれども出血がひどく、血圧はなかなか上がらない。途中、状況を聞きにやって来たデルがヴァイオレットに声をかけると、「気が散る!」とつい声を荒げてしまうアディソン。ナオミは、「デルはヴァイオレット助けたいだけ」とアディソンを諭し、ヴァイオレットに声をかけ続けるようデルに言う。
その後も、一向にヴァイオレットの出血は収まらない。ナオミは、ヴァイオレットを救うためには子宮摘出しかないと考え始める。しかし、赤ちゃんの行方が分からない今、ヴァイオレットを2度と子どもが産めない体にしてしまうことは避けたい…。結局、アディソンは、ピート、シェルダン、クーパーに「ヴァイオレットなら何を望むか」と意見を求めることに。そして、最終的にはヴァイオレットの1番の理解者であるクーパーの意見に従い、子宮動脈を塞栓して子宮を残すことに決め、さっそく処置にとりかかる。
その直後、ヴァイオレットの赤ちゃんを連れたケイティが、クーパーに会うため聖アンブローズにやって来る。クーパーとピートは「私の赤ちゃんよ」と言うケイティをうまく説得し、赤ちゃんを取り戻すことに成功。クーパーはヴァイオレットのオペ室に飛び込み、「赤ちゃんは見つかった。子宮は摘出してくれ!」と言うが、すでに処置はほとんど終わっていた。そんな中、今度は赤ちゃんに脾臓裂傷があると分かり、シャーロットがオペ室に駆け込んでくる。アディソンはヴァイオレットの縫合をナオミに任せ、今度は赤ちゃんのオペにかかる。
ナオミが何とかヴァイオレットの縫合を終えた直後、突然ヴァイオレットが心室細動に陥ってしまう。ナオミの機転でヴァイオレットの心拍は戻るが、今度は鼻と口から出血。ナオミは赤ちゃんをオペ中のアディソンを呼び出し、指示を仰ぐ。アディソンは、大量出血により血液凝固系が過剰に働いているのをいったん止め、正常な凝固を促そうという狙いから、抗トロンビン剤(抗凝固剤)を投与するよう指示。しかし、もしこの判断が間違っていたらヴァイオレットの命はない。戸惑うナオミに「いいからやる!」と言い残して、アディソンはまた赤ちゃんのオペへ。ナオミは、覚悟を決めて抗トロンビン剤をヴァイオレットに投与する。
その後、赤ちゃんのオペも終了するが、赤ちゃんもヴァイオレットも不安定な状態。無事に目覚めてくれるかまだ分からない。極度の緊張にさらされていたナオミは、「あなたは私をあの場に1人にした」とオペを終えたアディソンを責めてしまう。しかしアディソンも、「ヴァイオレットの赤ちゃんよ!私の身内。私の責任。あなたはもうクリニックを辞めた人間」と反論。ナオミがクリニックを辞めたことで、自分が見捨てられたと思って傷ついていた気持をナオミにぶつける。ナオミは、「あなたは1人じゃない」と言って、疲れ切ったアディソンの肩を抱く。
一方、言葉では言い表せないような不安に襲われながら、ピートはヴァイオレットとの出会いを思い出していた。それは、オーシャンサイド・ウェルネス開業直前。サムとナオミは夫婦として幸せの絶頂期。すでにクリニックで働くことが決まっているクーパーとヴァイオレットは、オフィスの中にキッチンがあると大喜び。それに引き替え、ピートは4日前に妻を亡くしたばかりだった。ピートの友人であるサムは、彼のメンタル面を心配してヴァイオレットを紹介。しかし、自分の内面をさらけ出すことに抵抗があるピートは、ヴァイオレットのセラピーを拒む。
そんな中、オーシャンサイド・ウェルネスに来るはずだった皮膚科医が患者から訴えられて着任できなくなり、医師が1人足りないという状況に。サムはピートを迎えてはどうかと発言するが、ヴァイオレットは「まだ仕事をさせるのは早い」と反対。それを知ったピートは、再びヴァイオレットのオフィスを訪ねるものの、やはり熱心に話を引き出そうとするヴァイオレットを拒絶してしまう。
けれども、あらためてヴァイオレットを訪ねたピートは、今度は本心を打ち明ける。妻を憎んでいたこと。そして、妻が死んだことに対し「解放された」と思ってしまう自分がいること。ようやく、ピートが事実と向き合えるようになったと確認したヴァイオレットは、「ピートを雇って」とサムにゴーサインを出す。こうしてピートは、それまで開いていた感染症のクリニックをたたみ、専門を代替医療に変えてオーシャンサイド・ウェルネスの一員になったのだった。

そして…、結局赤ちゃんは命を取り留め、ヴァイオレットもみんなが見守る中、ついに目を覚ます。赤ちゃんと感動的な対面を果たしたヴァイオレットは、ようやくその手に赤ちゃんを抱くのだった。


【今回のMVP】
アディソン!

あれほどの痛手を負い、何とか生還したヴァイオレットもすごかったが、やはり、拍手を贈りたいのはアディソンの孤軍奮闘ぶり。ヴァイオレットと赤ちゃん、両方のオペに執刀し、ヴァイオレットの子宮を残すことにも成功。途中「聖アンブローズには外科医がいないのか!!」と見ていてイライラしてしまったけれど(特に、ナオミがビクビクしながら縫合をする場面)、とにかくアディソンは自分以上に腕の立つ外科医はいないと信じて、2つのオペを仕切ったのだからすごい。その分、張り詰めていた緊張感がほどけて、ナオミに本音をぶつけるシーンにはリアリティが。情感あふれる名シーンに感動。


【鑑賞メモ】
フィブリノゲン

肝臓で作られるたんぱく質で、糊状になって血液を固まらせて出血を止める血液凝固因子の一つ。

FFP
新鮮凍結血漿。新鮮血から分離した血漿成分を直ちに凍結したもの。血漿中にはアルブミンなどの血漿蛋白や種々の凝固因子が含まれる。


ヴァイオレットも赤ちゃんも命を取り留め、とにかくホッとしたシーズン・プレミア。オープニングの葬儀シーン、ピートの妻の葬儀という種明かしが分かるまで、まさかヴァイオレットの葬儀!?とハラハラしながら見ていた方も多いはず(ズルい演出!)。
緊迫感に満ちたオペシーンの合間に、ヴァイオレットとピートの回想シーンが挟み込まれるという、メリハリのある構成にもやられました。そして、この回想シーンによって、なぜヴァイオレットはピートのことを良く知っていたのか、ピートがなぜ前の妻のことを語りたがらないのか、これまで何となくぼやかされていた部分が明らかに。「こんな出会いを経て、結ばれたのね!」と思うと、ヴァイオレットとピートには今回の事件を乗り越え、かつてのナオミ&サムのようなベストカップルになってもらいたいと思うのですが、現実は…!?

2010.10.28|エピソードガイド、プライベート・プラクティス3|コメント(3)トラックバック(0)

3月15日(月) #22「幸せの行方」

Privatepractice2_bamen22_2 クリニックで、アメリアとゾーイの受精卵を取り違えて移植するという医療ミスが発覚する。ゾーイは中絶して最初からやり直すことを希望するが、アメリアは夫がすでに他界し、受精卵がないためにその選択肢がない。事態を重く見たアディソンは、医療ミスの原因を作ったと思われるデルの解雇を検討し始めるが…。一方、赤ちゃんを失って間もないケイティは、薬を服用していない様子。興奮気味でハイになっている彼女に、ヴァイオレットは警戒を強める。
今回のエピソードは…「サイコ度★★★★★」
ピートのプロポーズを受け入れ、ようやく幸せをつかんだヴァイオレット。しかし、妄想の世界に生きるケイティは、彼女のお腹の子が自分の子だと思い込み、ヴァイオレットのお腹を切り裂いて赤ちゃんを奪おうとするという暴挙に出た! ここまでくると、ほとんどホラー。衝撃的な展開に、次シーズンの放送が待ちきれない!


【STORY】
クリニックで重大な医療ミスが発覚する。2人の女性、アメリアとゾーイの受精卵を取り違えて移植していたのだ。ゾーイは中絶後に凍結した受精卵を再移植し、最初からやり直すことを希望するが、アメリアの夫はすでに他界。今回移植した受精卵が最後の1