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HB
シアトルでハチドリの餌付けをするのを夢見る30女。


4月2日(水) #13「喜びと人生と」

13 アディソンとジェイクの結婚式が行われ、ナオミもお祝いに駆け付ける。クリニックでは、ヴァイオレットが数年間担当していた患者ホリーの診察を終了させる。ミランダは、シェルダンを訪ねてクリニックに来院した際に発作で倒れ、聖アンブローズ病院に運ばれる。クーパーは三つ子の世話のため専業パパとなるが、子育てのストレスは溜まる一方。そんな中、ナオミがクリニックを再び訪れる……。


6シーズンにわたって描かれてきた、迷えるオトナたちのプラクティス。いよいよ、今回のエピソードで完結です!
何と言っても嬉しいサプライズはナオミの再登場! しかし、ナオミが最後の最後でこんな風にストーリーに絡んでくるとは思ってもみなかった!!

 

●アディソンとジェイクが結婚!
ついに執り行われることとなったアディソン&ジェイクの結婚式。ニューヨークからはナオミも駆け付け、二人はクリニックのメンバーや友人たちに囲まれて晴れて夫婦となります。お祝いムードいっぱいの宴席では、ナオミとサムが久しぶりに会話。そして……、な、何と!その流れから二人はベッドイン!

 

●患者ホリーの診療を終了させようとするヴァイオレット
月日は流れ3カ月後。交通事故で6年前に両親と恋人を失くし、自分だけがその事故で生き残ったことにショックを受け、ずっとヴァイオレットのセラピーを受け続けてきた患者のホリー。憧れだったパリのル・コルドン・ブルー(料理学校)に願書を出すなど前向きになってきたことから、ヴァイオレットはそろそろ彼女もセラピーを卒業する頃だと判断します。けれども、いざ合格通知が来ると、ホリーはヴァイオレットから離れるのを躊躇し「パリには行かない」と言い出します。ヴァイオレットはもう少しセラピーを続けることにするのですが、結局、このセラピーがホリーの自立の足かせになっていると判断。「あなたが選んだこと」と言って、パリに行くようホリーを説得します。ヴァイオレットに背中を押されたホリーは、新しい一歩を踏み出そうとついに決心。ヴァイオレットに礼を言うと、彼女に見送られながらパリへと旅立っていくのでした。

 

●倒れたミランダを支え続けようとするシェルダン
シェルダンを訪ねてクリニックにやって来たミランダ。突如発作を起こして倒れ、聖アンブローズ病院に運び込まれます。その後、容体が安定したミランダは「病院を出る」と言い出します。今は病院にいるべきだと説き伏せるシェルダン。しかし、ミランダは聞き入れようとしません。ガンの進行にともない自分が人間としての尊厳を失っていく様を、シェルダンに見られたくないと考えていたのです。「別れて」とシェルダンに迫るミランダ。シェルダンがそれを拒否すると、ミランダは自分から病院を立ち去ります。辛い状況に追い込まれるシェルダン……。しかし、自分がミランダを深く愛していると再認識したシェルダンは、彼女に会いに行って「君は最後の瞬間まで愛されていいはずだ」と説得します。そしてミランダは、このシェルダンの心からの訴えに応じます。シェルダンは仕事を辞め、二人は残された日々を美しい海辺で静かに過ごすのでした……。

 

●アンジェラとイーライの交際を認めるジェイク
いまだ大学教授のイーライと付き合い続けているアンジェラ。大学を休学し、イーライと一緒にローマに付いて行くと言い出します。もちろんジェイクは反対しますが、アンジェラは「パパの許可は必要ない」と突っぱね……。最終的には、パリへの出発前に顔を見せにやって来たアンジェラに対し、「お前を幸せにできる、もしそれがイーライだと言うのなら、敬意を持ってお前を送り出す。だが、誰に送り出してもお前はいつでも僕の娘だ」とジェイクは二人の交際を認めます。こうして、ジェイク&アンジェラの父娘はようやく和解するのでした。

 

●専業パパとして三つ子の世話をするクーパー
三つ子の世話のため仕事を休業し、専業パパになったクーパー。3人の世話を一人でこなすのは大変で、ストレスは溜まる一方。結局、シャーロットに子守を雇うことに同意させ、自分も仕事に復帰することに!

 

●ナオミが妊娠!お腹の子の父親はサム!
アディソンの結婚式から3週間後。ナオミが突然クリニックのアディソンの元を訪れます。実は彼女、妊娠していたのです!アディソンによる超音波検査を受けながら、ファイフと別れたと話すナオミ。その後、サムとナオミがクリニックのキッチンで妙に意識し合っているのを見たアディソンは、ナオミのお腹の子の父親がサムだと気付きます。自分の結婚式の時にナオミとサムは関係を持ったのだ、と。アディソンはナオミ本人に確認。ナオミはお腹の子の父親がサムであることを認めますが、「このことはサムには言わないで」と強く口止めします。
アディソンは、ナオミの妊娠の事実は伏せたまま「ナオミはファイフと別れた。彼女はまだあなたを愛してる」とサムに告げます。ミランダのためにクリニックを辞めたシェルダンの決断にも触発されたサムは、自分も正直になろうと決意。ステファニーと別れてニューヨークのナオミを訪ねると、「君を愛してる」と告白します。てっきり、アディソンから妊娠のことを聞いたのだろうと思ったナオミは、「私があなたの子を身ごもってるからってそんなことしなくていい」と返答。妊娠の事実を知らなかったサムは驚きます。ここで初めて、サムはただ「愛してる」と伝えに来たのだと理解するナオミ。こうして、お互いの愛を確認し合った二人は、再びともに生きていく道を選択。あらためて結婚式を挙げるのでした。

 

●ヴァイオレットの2冊目の本のタイトルは……!?
2冊目の本を書き終えたヴァイオレット。クリニックのキッチンで仲間たちにそれを報告。「患者やクリニックの医師たちを描いた、喜びと、人生の旅がテーマの本」と説明します。その本のタイトルは……『プライベート・プラクティス』!!!
こうしてオトナたちの迷えるプラクティスは完結するのでした。

 

……というわけで、最終回はいかがでしたか? 6年かけてようやく辛い経験を乗り越え、新たな人生をスタートさせることにしたホリーという患者を、このドラマの象徴のような存在として登場させる演出には、なるほど!と思いました。ヴァイオレットの著書のタイトルが『プライベート・プラクティス』という締めくくりも、実にきれいにまとまっていましたね。
ただし、ナオミの妊娠、そして彼女とサムの再婚には驚かされました! 子どもは持ちたくないということでアディソンと破局したサムでしたが、結局は、ナオミじゃなきゃダメだったということ!? ステファニーが可哀想な上に、ちょっと強引かな……とは思いましたが、予想外の展開、最後の最後まで楽しませてもらいました。個人的には、デルの娘のベッツィーが今もナオミの元で幸せに暮らしていることが確認できたのも嬉しかったです。

 

振り返れば、この「プライベート・プラクティス」というドラマは実に挑戦的でした。日本のドラマでは到底扱えないようなセンシティブな問題にも深く切り込み、医療ドラマの枠に収まらない独自のジャンルを確立させたのは本当にすごいこと。重いテーマを何度となくぶつけられ、見続けるのが辛くなることもしばしばでしたが、このドラマからたくさんのメッセージを受け取った、そう思います。

 

最後に。これまで「プライベート・プラクティス」ブログにお付き合いくださり、ありがとうございました!


【注目のセリフ】
「大人と何を話せばいいか分からない。通じ合うのは公園にいる寝不足の母親たちだけ。言っとくけど、その母親たちと育児のストレスを分かち合って絆が生まれたら、僕はやがて彼女たちの誰かとセックスするようになるだろう。授乳時間が同じだから。いいのか? 僕が公園の母親たちとセックスしても。このままだとそうなる。子守を雇うしかない」by クーパー
 ……母親たちとセックスとは飛躍しすぎだけど、あのシャーロットを説き伏せるにはこのぐらいで正解。
「愛し合っている者に愛ではないと説得するのは不可能だ」by シェルダン
 ……格言レベルの一言。
「君の最後の尊い日々を僕は大切にする。君が僕の名前を忘れてしまったら僕が思い出させる。君は最後の瞬間まで愛されていいはずだ。愛に包まれ、君を愛する男の顔を最後に見ながら死んでいっていいんだ。そして僕はできるだけ長い間、精一杯君を愛していいはずだ。だから立ち去らない」by シェルダン
 ……シェルダン、かっこ良すぎる!!
「肝心なのは、お前を引き渡す相手がいい男だということ。お前を幸せにできる、もしそれがイーライだというのなら、敬意を持ってお前を送り出す。だが、誰に送り出してもお前はいつでも僕の娘だ」by ジェイク
 ……シェルダンの勇断が、頑なだったジェイクにも影響を与えたのか!? とにかく、こちらもハッピーエンドで一安心。


【曲情報】
♪"No Diggity (Blackstreet Cover)" Chet Faker

アディソンとジェイクの結婚式のシーンで。
♪"It Must Have Been Love (Roxette Cover)" Kathleen Edwards
ヴァイオレットがホリーを見送り、ジェイクがアンジェラと和解するシーンで。
♪"Clouds Above" Angus Stone
エンディング、サムとナオミがお互いの気持ちを確かめ合い、シェルダンとミランダがビーチで静かな時間を過ごし、アディソンがナオミへのお祝いスピーチをカメラの前で披露し、サムとナオミが結婚式を挙げ、ヴァイオレットが2冊目の本が書き上がったことをクリニックのメンバーに報告し、そのタイトルをめぐってみんながあれこれ言うシーンで。

2014.4. 2|エピソードガイド、プライベート・プラクティス6 フィナーレ|コメント(0)トラックバック(0)

3月26日(水) #12「まっさらな未来」

12 ついにシャーロットが産気づく。同じ頃、ヴァイオレットはクーパーの三つ子に本を贈ろうと訪れた書店で、オーナーから口説かれていた。友人にガンのことを話すようミランダから忠告されたシェルダンは、放射線治療を受けたことをサムに打ち明ける。一方、アディソンはヘンリーとの養子縁組を決める審問のため、裁判所に出向く。形式的な審問だったはずが、ミルドレッドから「懸念あり」のファックスが入り……。


いよいよ残すところあと2話! シャーロットはいよいよ三つ子のうち二人を出産、クリニックのメンバーたちにも、それぞれの未来が見えてきます!

 

●再び本を書く決意を固めるヴァイオレット
シャーロットとクーパーの三つ子に本をプレゼントしようと書店を訪れたヴァイオレット。本とぬいぐるみなどをギフト用のカゴに詰めてほしいと、書店のオーナーのチャールズに依頼。彼はヴァイオレットの本の読者だと言い、彼女にアプローチします。そして、「本に出てきたご主人は?」と質問。その時ヴァイオレットは、自分がピートの存在を忘れていたことに気付きます。
その後、シェルダンにミランダを紹介され一緒に食事をしたヴァイオレット。二人の仲睦まじい様子を目の当たりにします。さらに、病院に戻るとサム&ステファニーのキスシーンを目撃。居たたまれなくなった彼女は、陣痛で苦しむシャーロットの病室に逃げ込んでひとしきり泣きます。今にも出産をしようとしているシャーロットや、アディソン&ジェイク&ヘンリーも幸せそう。でも、自分はもう出産も結婚もしないだろう……。落ち込むヴァイオレットでしたが、サムに話を聞いてもらい「君は未完成だ」と言われると前向きな気持ちに。その後、書店にギフトを受け取りに行ったヴァイオレットは、あらためてチャールズからデートに誘われますが、「ひとりで生きていこうとしているから」と断ります。そして、再び本を書く決意を固めるのでした。

 

●サムにガンのことを打ち明けるシェルダン
相変わらずミランダと順調そうなシェルダン。しかしミランダは、自分の死後にシェルダンが孤独になってしまうことを心配し、ガンであることを仲間に打ち明けるよう言います。その言葉を聞き入れたシェルダンは、放射線治療を受けたことをサムに報告。自分の体を心配してくれていたサムに礼を言い、サムもちゃんとシェルダンが治療を受けていると知って安堵。二人は和解するのでした。

 

●シャーロットが出産!クーパーは念願の広い家をゲット!
シャーロットは陣痛が始まってもその後のお産がなかなか進まず、痛みから超不機嫌に。そんな中、クーパーは大家族で住める家を買ってシャーロットを驚かせようとしていたのですが、狙っていた家に別の夫婦が入札したため競合という事態に。クーパーはメイソンを連れて家の売り主に会いに行き、ライバル夫婦と対峙します。ライバル夫婦は、クーパーの職業をこき下ろそうとし、自分たちがいかに買い手にふさわしいかを姑息にアピール。するとその時、いよいよシャーロットの分娩が始まるという連絡が。クーパーはメイソンを連れて、戦い半ばで退場します。
その後、シャーロットは三つ子の一人を出産。残る一人は横向きになっていたものの、壮絶な痛みをともなう内回転術に耐えた彼女は、最後の一人も無事出産します。
メイソンは、産まれた赤ちゃんの一人をキャロラインと命名。クーパーは残る一人にレイチェルという名前を付け、先に産まれたジョージアを含め、三つ子全員の名前が決まります。その時、家の売り主からクーパーに家を売るとの連絡が。夫婦+息子+三つ子の大家族は、素晴らしい家を手に入れたのでした。

 

●いつかジェームズの子どもを持ちたいと確信するアメリア
ジェームズからいずれ子どもを持ちたいという気持ちがあるのか尋ねられたアメリア。無脳症の赤ちゃんを産んだ経験からもう出産はしないと自分に言い聞かせていた彼女は、その問いに即答できず……。けれども、シャーロットの出産に立ち会って感動したアメリアは、ジェームズに「いつか、あなたの子どもが欲しい」と素直な気持ちを話します。いつかそんな日が来ることを夢見て、笑顔で抱き合う二人!

 

●アディソンはヘンリーの正式な親に!
シャーロットの分娩前、ヘンリーとの養子縁組を決める審問のため裁判所に出向いていたアディソン。形式的な審問だったはずが、ミルドレッドから「懸念あり」のファックスが入ります。原因はジェイクの逮捕歴と、彼と娘アンジェラとのいさかい。判事はさらなる審査を求め、別の日に最終決定が下されることとなってしまいます。ショックを受けたアディソンはミルドレッドのオフィスへ。けれども、「決めるのは判事よ」とミルドレッドに突き放されてしまいます。もしかしたら、ヘンリーを失うことになるかも……。アディソンは不安のどん底に突き落とされます。
一方、自分のせいで養子縁組が決まらなかったと知ったジェイクは、判事に直談判しに行きます。そして「すべて娘を守ろうとしてやったこと。ヘンリーも守ります」と話し、「もしヘンリーとアディソンを引き離すことになるなら自分が身を引く」と断言します。このジェイクの訴えに心を動かされた判事は、ついにヘンリーの養子縁組の決定を下し、ヘンリーは正式にアディソンの子どもに! その書簡をアディソンに渡したジェイクは「いつ結婚式を挙げる?」とアディソンに聞くのでした。

 

……というわけで、それぞれのキャラクターにスポットを当てたエピソードも一巡し、クリニックのメンバーたちの幸せのかたちが見えてきた今回。末期ガンの恋人を持つシェルダン、一人で生きていく覚悟を決めたヴァイオレットには不安要素がないとは言えませんが、二人とも人生に前向きですから、きっと明るい未来を切り拓いていってくれるはず!

 

それにしても、シャーロット&クーパーの赤ちゃん、ジョージアちゃんは本当にかわいかったですね!いい歳した大人が、ジョージアちゃんに向かってそれぞれ胸の内を明かす演出も面白かったです。

 

さて、いよいよ次回は最終話!あの ナオミも再登場します。迷えるオトナたちの終着点は!? どうぞお見逃しなく!


【今回のゲスト】
書店のオーナーのチャールズ役は、「ウェアハウス13 ~秘密の倉庫 事件ファイル~」へのゲスト出演や映画「アイアンマン」「エリジウム」などで知られるファラン・タヒール。
クーパーとの競売となった夫婦の夫役は、映画「白銀に燃えて」のマッケンジー・アスティン。「グレイズ・アナトミー」シーズン8の第1話、2話には、道路にできた陥没穴に落ちたダニー役でゲスト出演。
家の売り主の夫人役は、「スネーク・フライト」「インシディアス」など映画への出演画多いリン・シェイ。


【注目のセリフ】
「あなたはこの病院で最高の産婦人科看護師。今まで私の担当だった。私が雇った。だからって私の分娩に最後まで付き合うことない。やり遂げられないのが普通だから」by シャーロット
 ……相手にノーと言わせないところが、さすがシャーロット!
「一度彼がオフィスで辞書を読んでるのを見たことある」by ヴァイオレット
 ……仕事の合間に辞書を読むとは、シェルダンらしい!
「そりゃ、僕だってその場に一緒にいたいが、シャーロットをほかの医師に任せたりしたら、その医師が気の毒だ」by ジェイク
 ……ジェイクの言う通り。
「まだ7センチ。たいしたことない。オオカミ少年みたいな子宮ね」by アメリア
 ……辛い出産経験がありながら、シャーロットのお産に冗談混じりで付き合えるアメリアってすごい。
「つまり、君の人生という本は未完成の作品だ。だからヴァイオレット・ターナー、君は未完成だ」by サム
 ……ヴァイオレットにとって何よりの励ましの言葉。


【曲情報】
♪"Windy Cindy" People Get Ready

ヴァイオレットが書店でオーナーと会話し、ジェイクが養子縁組を決める審問を控えたアディソンに花束を渡すシーンで。
♪"Ghosts" Broken Anchor
ガンのことを友人に打ち明けるようミランダがシェルダンに言い、陣痛に苦しむシャーロットにアメリアが付き添い、サムがヴァイオレットを励ますシーンで。
♪"I Will Go" Kris Orlowski & Andrew Joslyn
エンディング、シャーロット&クーパーの三つ子の名前が決定すると同時に、クーパーが家を買えることが分かり、ジェイクが判事に直談判した結果、ヘンリーが正式にアディソンの子として認められ、それをジェイクから知らされたアディソンが喜ぶシーンで。

2014.3.26|エピソードガイド、プライベート・プラクティス6 フィナーレ|コメント(0)トラックバック(0)

3月19日(水) #11「恋の資格」

11 断薬2年目のアメリア。アパートに引っ越して一人暮らしを始める。ヴァイオレットたちは、彼女のデート相手として独身男性を次々に紹介するが、うまくいかない。そんな中、アメリアは発作を起こしてERに運び込まれたケイという女性の診察をジェームズと担当。ジェームズはアメリアを夕食に誘い、二人は深夜近くまで楽しい時間を過ごす。翌日、検査したケイの脳に病変があることが判明し……。


今回の主役はアメリア! 今シーズン、シェルダンと同様に登場シーンが比較的少なかった彼女のここ4カ月のプライベートが丁寧に描かれます。それぞれのキャラにスポットを当てたエピソードが用意されている今シーズンは、時間軸が前後するのが特徴です。

 

●アメリア、断薬2年目
断薬から407日が経過したアメリア。アパートに引っ越して一人暮らしを始めます。クスリやお酒の誘惑を退けながら1日1日を積み重ねてきた彼女は、もう長らくデートもしていない状態。ヴァイオレットたちは、アメリアのデートの相手にと独身男性を次々に紹介しますが、どのデートも最悪の結果に……。

 

●ケイという女性の治療をジェームズと担当するアメリア
ERには、舞台のオーディション中に発作を起こしたケイという女性が運び込まれます。アメリアはジェームズと彼女の診察を担当することに。この流れでジェームズは、「金曜日だよ!」とアメリアを夕食に誘います。ジェームズは毎週金曜日、ポテトがおいしいと評判の店に通っているのです。アメリアはひとまず帰宅しますが、ジェイクから「うまいポテトにはなかなかありつけない」とアドバイスされたことを思い出すと(これ、第7話の出来事ですね)、ジェームズのいる店へ。彼と夕食をともにし、深夜近くまで楽しい時間を過ごします。当然、別れ際には彼とキスすることになるだろうと思っていたアメリアですが、意外にもジェームズはハグでアメリアを見送り……。肩すかしを食らったアメリア、翌日ジェイクに不満をぶつけます。「時間をかけて引きつけろ」とジェイク。

 

さて、引き続きケイの検査結果を見ながら彼女の発作の原因を探るアメリアとジェームズ。脳に一つの病変を見つけて真菌感染が原因ではないかと推測。抗真菌薬と抗けいれん薬で経過を見ることにします。そして、ジェームズは再びアメリアをデートに誘います。じらそうとするアメリアでしたが、結局は彼とおすすめのイタリアンレストランへ。この日のデートも楽しく終わるのですが、またしても別れ際のキスはなし。アメリアは、なぜジェームズがキスしてこないのか悩み、アディソンとヴァイオレットに打ち明けます。するとヴァイオレットは別の医師とのデートを推奨。アメリアも渋々これに乗って自宅で身支度を整えていると、そこにジェームズが突然訪ねてきます。そして、ジェームズはついにアメリアにキス! アメリア、すっかりジェームズに夢中になっていきます。

 

●ついにジェームズと結ばれるアメリア
一方、ケイの病変はその後消失。もう発作の原因となりうるものはなくなったとして、ケイは退院できることになります。大喜びで帰っていくケイ。アメリアとジェームズはその直後にまたキスします。彼とのベッドインも近いと踏んだアメリアは、シャーロットのオフィスを訪ねてコンドームについて相談。シャーロットはアメリアに断薬を守るよう念を押しながらも、コンドームをいくつか渡して励まします。

 

その後、花束を携えてアメリアの部屋にやってきたジェームズ。さあ、いよいよ……という段になり、突然ライアンを思い出したアメリア。それ以上先に進めず、動揺して部屋を飛び出してしまいます。
翌朝。アメリアが部屋に戻ると、帰ったものとばかり思っていたジェームズはキッチンで朝食を用意していました。突然出て行った理由も聞かず、クスリを断っている最中だと話すアメリアを優しく受け止めるジェームズ。この後、二人はついに結ばれます。その後もお互いの距離をグングン縮めていく二人。アメリアは自分がクスリ漬けだったこともライアンが亡くなったこともジェームズに打ち明けます。ジェームズは決してアメリアの過去を否定したりはせず、当時のアメリアとライアンの間にあったのも“愛”だと断言。アメリアがジェームズが共和党支持者であることを知ってショックを受けるなんて場面もありましたが、二人は順調に愛を育んでいきます。

 

●アメリア、ジェームズの両親と会食
ジェームズの両親がロスに来ることになり、アメリアは夕食をともにすることに。ジェームズの母はアメリアにあれこれ質問しようとしますが、ジェームズはアメリアを気遣ってそれを制します。けれども、アメリアはそんなジェームズの態度が不満で、アパートに戻ってから口論に。アメリアはまたしても部屋を飛び出し、聖アンブローズ病院に入院しているシャーロットの病室へ。そこで一夜を明かすのでした。

 

●シェルダンの言葉に励まされ、自分の直感に従うことにしたアメリア
ケイが再び発作を起こして病院に運び込まれる事態に。発作の原因を必ず突き止めるとケイに約束するアメリアですが、ジェームズとはぎくしゃくしたまま。クリニックに戻ると、「ジェームズとうまくいかないかもしれない」とシェルダンに話します。すると、「大切なのはガンになった時手を握ってくれる人がいるかだ」とシェルダンは自身のガンのことを告白。クリニックの仲間にはガンのことをひた隠しにしてきたシェルダンでしたが、こうしてアメリアに真実を打ち明けたというわけです。

 

さて、シェルダンの言葉に心動かされたアメリア。聖アンブローズに戻ると、「私が愛した男はみんな死んだ」と恋に臆病になっていたことをジェームズに告げると同時に、ケイの発作の原因は心臓にあるのではないかとひらめきます。彼女のその見立ては大当たり。超音波検査の結果、左心房にできた腫瘍が崩壊して一部が脳に到達し、発作を引き起こしていたことが分かります。サムがオペでケイの腫瘍を摘出することになり一安心。
そして、このケイの治療を通して直感が大切だと再認識したアメリアは、失敗を恐れず愛に飛び込んで行こうと決意。ジェームズに「愛してる」と告げるのでした。

 

今回は、アメリア&ジェームズが愛を深めていく様子がじっくり描かれ、甘い展開が盛りだくさんでした。とにもかくにも、依存症のことやライアンの死などで恋することに臆病になっていたアメリアが、大きな一歩を踏み出したことは喜ぶべき変化。どん底の彼女を嫌と言うほど見てきただけに、今度こそしっかり幸せをつかんでほしいと願わずにはいられません!


【今回のゲスト】
ジェームズの母親役は、「THE KILLING ~闇に眠る美少女」や「エバーウッド 遥かなるコロラド」などへのゲスト出演などで知られるリー・ガーリントン。
ジェームズの父親役は、「Dr.HOUSE ―ドクター・ハウス―」や「HEROES/ヒーローズ」などへのゲスト出演などで知られるロン・パーキンス。


【注目のセリフ】
「もっとひどい話。素晴らしいデートをした夜の終わりに、相手がほかの人と婚約」by シェルダン
 ……シーズン3の#22「雪どけのころ」、#23「美しき友情の終わりに」での出来事。もちろん相手はシャーロット!
「私もソファでずっと一人で過ごしてる。問題は、私は若くない。もちろんまだやれるけど、若くはない。時々思うの。もしかしたら、この先一生一人かもしれないって」by ヴァイオレット
 ……このヴァイオレットのセリフ、すごく寂しい……。彼女にも幸せをつかんでほしい!
「今は最高に幸せだ。手を握ってくれる人を見つけたから」by シェルダン
 ……ミランダとは順調そうなだけに、彼女の病状が切ない……。
「人にはすべてのサインを無視して、自分の心に従い、失敗を恐れず、信じて突き進むべき時がある」by アメリア
 ……みんなの中で一番若いアメリア。やっぱりこうでなくちゃ!


【鑑賞MEMO】
ドリー・パートン

アメリカのカントリー・ミュージックの第一人者。彼女の名言“If you want the rainbow, you gotta put up with the rain.”と同意の「雨が降らねば虹も出ない」と書かれたおみくじをアメリアは引き当てました。
ちなみに、カントリー・ミュージックのリスナーには共和党系が多いと言われています。


【曲情報】
♪"Travel Song" Evelyn Burke

ベッドでアメリアとジェームズが会話するシーンで。
♪"Listen to Your Heart" Cuff the Duke
エンディング、アメリアがジェームズに「愛してる」と告げるシーンで。

2014.3.19|エピソードガイド、プライベート・プラクティス6 フィナーレ|コメント(1)トラックバック(0)

3月12日(水) #10「ベッドからの眺め」

10 妊娠27週目に入ったシャーロット。早産を防ぐため、体を傾けた状態で寝たきりの入院生活を送っていた。未熟児で産まれた娘と対面もできずにいら立ちが募る彼女は、ステファニーを専属看護師に指名して頻繁に呼び出す。一方、未熟児の娘は呼吸器を外せるまでに回復するが、RSウイルス肺炎と判明し、再び呼吸器を付けることになる。そして、妊娠31週目。シャーロットは見舞いに来たメイソンの腕に噛み痕を見つけて……。


今回はシャーロットが主役。三つ子の一人を早産で出産した後、頭を下に傾けた「トレンデレンブルグ体位」で寝たきりになっている彼女。その欲求不満を発散させるかのようなダンスシーンが数多く盛り込まれているのが、今回のエピソードの大きな見どころ! ただでさえ毒舌なシャーロットの心のつぶやきの内容もスゴイ!

 

●妊娠27週目~
クーパーと情熱的なタンゴを踊っている夢を見たシャーロット。キレのあるダンスとは裏腹に、実際には頭を下げた体位で寝たきり。早産で生まれた娘の名前を決めようにも、その子の顔も見ていない状態ではピンとこないようで……。

 

●妊娠28週目~
未熟児の娘につきっきりのクーパー。呼吸器を外せることになった娘を胸に抱き大感激! そんな中、いら立ちを募らせているシャーロットは、腕が良くユーモアも通じるステファニーを気に入って自分の専属看護師に任命すると、頻繁に彼女を呼び出します。
アディソンは、シャーロットが定期的に子宮収縮を起こしているのを確認。まだトレンデレンブルグ体位を続けなければならなくなったシャーロットはガッカリ。「やってられない!」という彼女の思いはダンスで表現されます。

 

●妊娠31週目~
マグネシウム点滴の効果で子宮収縮が止まったシャーロット。水平の体位に戻り、ベッドから医局長として指示を出し続けます。ところがまた子宮収縮が始まり……。シャーロットは、勝手に点滴量を変えてしのごうとします。
また、シャーロットは見舞いに来たメイソンの腕に噛み痕を見つけます。一方、クーパーは未熟児の娘の異変に気付き、検査をオーダー。ここで、またシャーロット&クーパーのダンスシーン。
その後、見舞いに訪れたジェームズとしばしアメフト観戦を楽しむシャーロット。勝手に点滴量を増やしたことがアディソンにバレて、点滴の設定をロックされてしまいます。
未熟児の娘の方は、RSウイルス肺炎と判明。再び呼吸器を付けることに。そうとは知らずにシャーロットは、相変わらずステファニーを呼びつけては言いたい放題。彼女の傍若無人ぶりに堪忍袋の緒が切れたステファニーは、ついに怒りを爆発させます。さすがのシャーロットも、彼女に返す言葉は見つからなかったみたい。
さて、メイソンの腕の噛み痕の件で学校に連絡したシャーロット。メイソンが友達を挑発した結果だと説明を受けます。シャーロットは、「息子をほったらかしにするから!」とクーパーに八つ当たり。肺炎になった娘のことでただでさえ神経をすり減らしていたクーパーは、「悪かったよ、24時間新生児ICUで娘を生かすのに必死で!」とつい反論してしまいます。娘の肺炎を初めて知ったシャーロットは、「出てって!」とクーパーを病室から追い出し……。

 

●妊娠32週目~
シャーロットとクーパーのヒップホップダンスシーンから一転、また病室のシャーロット。ベビーシャワーの準備をしてやってきたアディソン、ヴァイオレット、アメリアの3人にイライラし、「1、2、3、4……」と心の中で数を数えてその場をやり過ごします。
その後、シャーロットは面会に来たメイソンを叱り、ケンカを売った相手に謝るよう言うと、テレビとゲームを禁止するという罰を与えます。
未熟児の娘の方は、さらに容体が悪化。リスクが高いもののほかに方法がなく、ECMO(体外式膜型人工肺)につながれることになります。シャーロットは、まだ1度もこの手に娘を抱けていない状況に涙……。ここで、またしてもシャーロット&クーパーのダンスシーン。今度はモダンダンス風。
さて、アディソンとサムによる処置を受ける未熟児の娘。シャーロットは娘が助かるよう神に祈りながら、この状況は自分が三つ子の妊娠を疎んじたからだと自分を責め……。精神的に限界に達し、思わず失禁してしまいます。ステファニーは、そんなシャーロットに優しく対応し……。

 

●妊娠33週目~
未熟児の娘が快方に向かい始める中、またまたシャーロットとクーパーのダンスシーン。
1週間の謹慎を終えたメイソンは、反省して友達と仲直りしたことをシャーロットに報告し、彼女に素直に謝ります。シャーロットは自分の入院と亡き母の病死を重ねているメイソンの心情を思いやり、「私は死なない」と言ってメイソンを安心させます。
その後、未熟児の娘の呼吸器を外せることになったとサムが報告しにきます。彼とステファニーが意識し合っていることに気付いていたシャーロットは、わざとステファニーを呼び出して二人にヨリを戻させようとします。結果はおそらく成功!
ちょっとムードが明るくなったシャーロットの病室には、ユダヤ人のクーパーがシャーロットのために初めて買ったクリスマスツリーが運び込まれます。シャーロットはクーパー、メイソンとともに一足早いクリスマスを祝うのですが、そんな矢先に破水! 分娩室へ向かう途中、無理を言って新生児ICUに連れて行ってもらった彼女は、初めて顔を見た娘に「ジョージア」という名前を付けるのでした。
そして、最後はシャーロットの単独タップダンスシーン(見事なヒップ!)。

 

……というわけで、とにかくシャーロット&クーパーのダンスが印象的だった今回。彼女の心の動きが如実に表現され、ダンスシーン以外はすべて聖アンブローズ病院の中が舞台という設定も面白い脚本でした。“鉛筆投げ”などメイソンと彼女の絆を描いたシーンも、とても良かったです。
さて、次回はアメリアが主役のエピソードなので、シャーロットの出産の顛末が描かれるのは第12話になります。引き続きどうぞお楽しみに!


【注目のセリフ】
「“小児性愛のニック”を去勢してやりたい」by ステファニー
 ……この毒のあるセリフですっかりシャーロットのお気に入りに。
「これを考えたトレンデレンブルグ医師は拷問の専門医。最低のサド野郎」by シャーロット
 ……偉大なるドイツの外科医トレンデレンブルグも、後世でこんな言いがかりをつけられるとは思ってもみなかったはず。
「陪審員は妊婦好き。三つ子なんてもう大人気でしょうね。思うに、私は今、雇い主から妊娠を理由にクビにされようとしてる。そうなったら、あなたと理事会、そして病院を訴えてやる」by シャーロット
 ……理事会をもビビらせるシャーロット。さすが!
「私は今、呼ばれるたびに枕であなたの口をふさぎたいのをグッとこらえてます。でも正直そろそろ我慢も限界。だからお願いです。あなたのため、お腹の子どもたちのため、今度ボタンを押す時は産気づいた時か死にそうな時にしてください」by ステファニー
 ……ワガママ全開のシャーロットを黙らせるとは、ステファニーすごい!


【鑑賞MEMO】
バーニング・ベッド

ファラ・フォーセット主演のテレビ映画。家庭内暴力に耐えかねた妻が夫の寝ているベッドに火をつけるという内容。
「人を追い詰めたらどうなるかこの映画を見れば分かる」と、シャーロットは友達にケンカを売ったメイソンを諭していました。


【曲情報】
♪"My Radar" Ollie Gabriel

シャーロットとクーパーのヒップホップダンスシーンで。
♪"Come As You Are" Yuna
シャーロットとクーパーの娘が処置を受け、精神的に限界に達したシャーロットが失禁し、ステファニーが世話をするシーンで。
♪"Hypnotic Winter" JEFF The Brotherhood
メイソンとクーパーがクリスマスツリーを買いに行ってそれをシャーロットの病室に運び込み、その後破水したシャーロットが、娘の顔を見てジョージアと名付けてから分娩室へと移動するシーンで。

2014.3.12|エピソードガイド、プライベート・プラクティス6 フィナーレ|コメント(0)トラックバック(0)

3月5日(水) #9「きっと大丈夫」

09 シェルダンに前立腺ガンが見つかり、それを知った元妻ローラは彼のもとを去る。その後、乳ガン患者ミランダと出会ったシェルダンは、徐々に彼女と親しくなる。一方、ERで失踪した少女サラの行方は依然として分からないままだった。シェルダンは、自身の患者で当時病院にいた小児性愛者のニックがサラをさらったのではないかと疑ったことを後悔し、彼の信頼を取り戻したいと願っていたが、そんな矢先、ニックがシェルダンのオフィスにやって来て「女性と付き合い始めた」と告げ……。


今回は、シェルダンが主役のエピソード。最近存在感が薄かったシェルダンですが、今回のインパクトはものすごい!!! 少女サラちゃんの失踪事件の経過とともに描くというプロットも秀逸でした。

 

●サラ失踪当日
生検の結果、前立腺がんが見つかったシェルダン。気ままなデートを重ねていた元妻のローラに、自分の病気のことを打ち明けます。するとローラは、シェルダンに背を向け……。
そんな中、電話連絡を受けたシェルダンは、ローラとダンスを踊っていた時の正装のままで聖アンブローズ病院へ戻ります。サラという少女が失踪したERに、小児性愛者であるシェルダンの患者ニックがいたという事実。このあたりは、第4話で描かれた通りです。
さてこの日、シェルダンは自動販売機の前で一人の女性と出会っていました。ただしシェルダンはまだこの時、彼女の名前がミランダであることも、彼女がガン患者であることも知らず……。

 

●サラ失踪後37日~
精神科医とのセラピーに通い、ニックがサラをさらったのではないかと疑ったことを悔いる気持ちや、自身のガンのことなどを話すシェルダン。ローラが自分のもとを去ったことも報告します。
その後、クリニックでアディソンとジェイクの婚約を知ったシェルダンは、もちろん二人を祝福。けれども、自身のガンのことを隠しているだけに会話は周りとかみ合わず……。
そんな矢先、ニックが突然シェルダンのオフィスに姿を見せます。彼の信頼を取り戻したいと考えていたシェルダンは、再びセラピーを通して力になろうとします。けれどもアリッサという女性と交際し始めたとニックに聞かされると、思わず彼女の年齢を彼に尋ねてしまい……。

 

●サラ失踪後52日~
ニックの言うアリッサが実はサラではないかという疑念が払拭できないシェルダン。放射線治療を受け始め、乳ガンを患うミランダとたびたび顔を合わせるようになっていました。ミランダは、以前ガン患者同志ということで親しくなった友人を亡くした経験から「おしゃべりはするけれど友達にはならない」とシェルダンに釘を刺しますが、二人はかなり気が合っている様子。
程なくして、性犯罪の前科があるERの清掃スタッフがサラ誘拐の犯人として逮捕されます。ニックが犯人でなかったことにホッと胸をなで下ろすシェルダンでしたが……。

 

●サラ失踪後80日~
サラを誘拐した犯人が逮捕されたにも関わらず、依然としてサラの居場所はわからないまま。ニックのセラピーを続けているシェルダンは、やはり彼がサラを連れ去ったのではないかと疑いを強めます。
一方、「友達にならない」としながらも、ミランダと親しさを増しているシェルダン。彼女との会話の中で「ガンの話は同僚にはしない。君に話している」と言います。すると「私は末期のガン患者。ほかに話す相手を見つけて」とミランダ。シェルダンは入院中のシャーロットを病室に訪ね、彼女にガンのことを話そうとするのですが、やはり真実を口にすることはできず……。
後日、ミランダからランチに誘われたシェルダンは、迷いつつそれを断ります。彼自身も、ミランダとの関係を一歩進めることに不安を感じていたのです……。
ニックの方は、相変わらずシェルダンのセラピーに通っていますが、話によるとどうもアリッサとの関係が行き詰まっている様子。「そろそろ関係を終わらせないと……」というニックの言葉にシェルダンは警戒を強めます。いよいよニックがサラを傷つけるかもしれないと考えたのです。シェルダンは友人の刑事のプライスに「サラを誘拐したのは拘束中の男ではなく、僕の患者のニックだと思う」と告白。けれどもプライスは「証拠もないのにニックの家に踏み込むわけにはいかない」と消極的で……。

 

●サラ失踪後95日
サラの両親であるロンとデイナと鉢合わせするよう、わざとニックをクリニックに呼び出したシェルダン。ついにセラピーの席でサラの話を切り出します。「サラは生きていると思う?」という問いに「無事で生きていると思う」と答えるニック。シェルダンはそんな彼を質問攻めにします。追い詰められたニックは、「自分はサラを連れ去っていない」と激高。セラピーを中座して出て行こうとするのですが、廊下には警官が。シェルダンは、あらかじめニックを緊急措置入院させる手はずを整えていたのです。さらにシェルダン、プライスに対して「ニックが自白した」と嘘をつきます。これを信じたプライスたちは、ついにニックの家へ突入。外から施錠された地下室で、ベッドの下に隠れていたサラを発見します。シェルダンはすっかり怯えきったサラを歌で安心させて部屋の外に連れ出すと、駆け付けた両親の腕に彼女を抱かせるのでした。

 

こうして、サラの事件を解決に導いたシェルダン。病院でミランダに会うと思わず彼女にキス。「僕とデートしてくれ」と頼みます。ミランダもそれを承諾、二人は抱き合って再びキスを交わすのでした。

 

シェルダンの前立腺ガンの件、どうなったのか気になっていましたが、彼は治療を受け始め、そこで新たな出会いをしていたのですね。ただし、相手は末期ガン患者。シェルダンが彼女との距離を縮めていくに連れて感じる喜びと不安は、エピソードを通して何回か挟み込まれた放射線治療を受ける彼の表情の変化として現れていて……。
とにもかくにも、最終的にシェルダンはミランダとの関係を進めようと覚悟。エンディング彼女にデートを申し込むシーンは感動的でした。

 

一方で、サラちゃん失踪事件でもシェルダンの活躍が光りました。ニックが怪しいとする直感、さらには彼に対する追及の言葉の応酬……。あの事件がこういうかたちで決着を迎えるとは、シーズンを通して練られた脚本だな、と感心した次第です。

 

いずれにせよ、今シーズンは目立つ活躍が少なかったシェルダンですが、今回のエピソードでは大いに存在感を示してくれました。メリンダが末期ガンという設定がどうにも切ないのですが、だからこそ相手役にはシェルダンがふさわしかったように思います。

 

次回はシャーロットが主役となるエピソードです!


【今回のゲスト】
ミランダ役は、「NUMBERS~天才数学者の事件ファイル」のミーガン・リーブス役や「レスキュー・ミー ~NYの英雄たち」のローラ役などで知られるダイアン・ファール。
シェルダンのセラピスト役は、「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」のマジョリー役や、「ピケット・フェンス ブロック捜査メモ」のジル・ブロック役などで知られるキャシー・ベイカー。


【注目のセリフ】
「結婚式はいい。愛と喜びに満ちてる。まあ、世の中そういうもんだと思い込むのは勝手だ。だけど現実は危険と病気だらけで、誠実さなどない」by シェルダン
 ……結婚を決めたアディソンとジェイクに対する祝福の言葉のはずなのに、なんとまあ陰鬱な……。
「ガンだからって自分を変えないと決めた。靴下さえも」by シェルダン
 ……シェルダンらしさが凝縮された一言。
「サラダの名前がやる気にさせるの。“必勝サラダ”とか“追い込みサラダ”」by ミランダ
 ……末期ガンでありながらユーモアを忘れない彼女の人となりがうかがえるセリフ。


【鑑賞MEMO】
マーク・トウェイン

「トム・ソーヤーの冒険」で知られるアメリカの作家。
「自分を励ます最上の方法。それは誰かを励まそうと努力することだ」という名言を残しており、シェルダンはこの言葉をミランダと初めて出会った時に引用しています。


【曲情報】
♪"High Definition" Fort Lean

シェルダンが放射線治療を受け、ニックのセラピーをするシーンで。
♪"God Only Knows" Bonnie Raitt
エンディング、シェルダンが発見されたサラを両親の元に返し、病院の待ち合わせ室でミランダとキスするシーンで。

2014.3. 5|エピソードガイド、プライベート・プラクティス6 フィナーレ|コメント(0)トラックバック(0)

2月26日(水) #8「三つ子ダイアリー」

08 三つ子を妊娠したシャーロットと彼女を支えるクーパー。妊娠8週目から順を追って、夫婦が出産に臨むまでを追う。一方、まだピートの死を乗り越えられずにいたヴァイオレットは、遺族グループで知り合ったギャビーと聖アンブローズ病院で出くわす。ギャビーの脳死状態の恋人アリーが病院に入院しているのだ。ヴァイオレットはアリーが目覚める可能性についてアメリアにコンサルを頼むが、「目覚める可能性はゼロ」という答えが返ってきて……。


今回は、クーパーが時折カメラに向かって、シャーロットの妊娠に関して自分の気持ちを語るかたちで綴られる、まさにクーパーが主役のエピソード。妊娠26週目にシャーロットが破水するところから始まりますが、その後は妊娠8週目から時系列でシャーロットの妊娠の経過とそれを支えるクーパーの姿が描かれます。

 

●妊娠8週目(胎児の大きさはラズベリー大)
シャーロットが三つ子を妊娠したことをクーパーに報告。いきなり子どもが3人も増えることに動揺するシャーロットをよそに、クーパーは嬉しくてたまらない様子!

 

●妊娠12週目(胎児の大きさはプラム大)
アディソンによる超音波検査を受けるシャーロット。多胎児は淘汰される可能性があるものの、三つ子ちゃんたちは全員元気! シャーロットは三つ子のプレッシャーから目をそらそうと仕事に没頭しているようですが、「“プラム”に集中して!」とクーパー。

 

●妊娠14週目(胎児の大きさはレモン大)
シャーロットが、三つ子を妊娠していることをクリニックのメンバーにも報告。本当はアディソン以外みんな知らないはずなのに、シェルダン以外は全員が知っていたというオチが“いかにも”な感じです。
さて、一方のヴァイオレットは、まだピートの死を乗り越えられずにいました。クーパーは親友である彼女の話に集中できない自分に罪悪感を覚えますが、妻が三つ子を妊娠中となれば、気もそぞろになるのは当然のこと。
そんな矢先、アディソンはシャーロットに多胎児出産のリスクを説明しようとしますが、シャーロットは聞こうとせず、やむを得ずクーパーから話してもらうことに。その夜、減胎手術を受けて双子にすればリスクが減る、とクーパーはシャーロットに話します。でも、シャーロットは「中絶はしない」とキッパリ。クーパーも結局それに同意するしかなく……。

 

●妊娠16週目(胎児の大きさはアボカド大)
ベビー用品店に、三つ子用のバギーを見に行くクーパー、シャーロット、メイソンの3人。シャーロットは店員のささいな一言にもいら立ち、ケンカを売る始末。
クリニックでは、アメリアがシャーロットのベビーシャワーを提案。「自分の妊娠を世界中が祝うべきだと勘違いしている連中と同類になりたくない」とシャーロットは嫌がりますが、ベビーシャワーをすれば三つ子の誕生までに必要な品々も揃うと言われると、意外にも乗り気になった様子でした。

 

●妊娠18週目(胎児の大きさはサツマイモ大)
シャーロットのお腹の三つ子たちは順調に成長中。超音波検査の結果、全員が女の子と分かりクーパーは大興奮!!!

 

●妊娠19週目(胎児の大きさはマンゴー大)
シャーロットのお腹はますます大きくなり、日常生活にも徐々に影響が出てきます。
そんな中、サポートグループで知り合ったギャビーと親しくなったヴァイオレットは、脳死状態で聖アンブローズ病院に入院中の彼女の恋人アリーが目覚める可能性について、アメリアにコンサルを頼みます。アメリアの診断は、「目覚める可能性はゼロ」。ギャビーは、勝手にアメリアにコンサルを頼んだヴァイオレットに、「ほかの医者の意見を聞いてくれなんて頼んでない」と怒り……。

 

●妊娠20週目(胎児の大きさはバナナ大)
三つ子とメイソンと暮らせる家を買ってシャーロットを驚かせようとするクーパー。けれども、十分な広さの家は高額でとても買えないことが分かります。
メイソンは、三つ子が産まれたら自分よりも三つ子たちの方がかわいがられるかもしれないと心配しますが、「三つ子が産まれたら、家の中で男は僕たちだけ。団結しなきゃ」とクーパー。この温かい一言でメイソンも安心します。
クーパーはシャーロットとともにマタニティ・クラスにも参加します。でも、シャーロットは毒舌全開! クーパーも一緒になって下品な会話をし、クラスから追い出されます。するとシャーロットは欲情し、二人はトイレでセックス!

 

●妊娠22週目(胎児の大きさはパパイヤ大)
妊娠がかなり進んでからセックスしても大丈夫だったのか心配するクーパー。サムとジェイクにそれとなく相談し、「今後はセックスを控えるように」「心配しすぎてネットであれこれ検索しないように」とアドバイスされます。
ヴァイオレットは、アリーの件で出過ぎたまねをしたことをギャビーに謝罪しつつ、自分は夫のピートを亡くしてどこかホッとしている一面もあると本音を吐露。「どこかの時点でけじめをつけないと」と彼女を説得します。ギャビーは、自分の身勝手からアリーの生命維持装置を外せなかったことを認めますが……。

 

●妊娠24週目(胎児の大きさはメロン大)
キリスト教のシャーロットとユダヤ教のクーパーは、子どもたちの宗教教育をめぐって対立。合意に至らず、この問題は先送り事項に。

 

●妊娠26週目(胎児の大きさはレタス大)
ギャビーは、アリーを天に送ることを決意。ヴァイオレットに見守られながら、ついにアリーの装置を外します……。
その頃、シャーロットは6週間も早く破水! 一人が逆子になっていたため、アディソンは分娩でその子を取り上げます。そして、残りの二人の羊膜は無傷だったため、子宮頸部を縫縮し、胎内にとどめることに。
産まれた赤ちゃんは心臓逸脱症で、すぐにサムが手術を行います。保育器の中でがんばっている娘を見て、父親として家族を守っていく覚悟を決めるクーパー。トレンデレンブルグ体位で絶対安静となったシャーロットは、娘が生きているとクーパーから聞くと、思わず泣き崩れるのでした……。

 

とにかく今回は、クーパーの夫として父としての愛情深さが存分に詰め込まれたエピソードでした。エンディング、クーパーの父親としての決意表明は特に感動的でしたね! さて、早産の赤ちゃんの安否は!? 残りの二人の赤ちゃんは無事産まれる!? 実はこの件については、次回のエピソードではまだ結論が出ない模様。次は、シェルダンを主役にしたエピソードです。


【注目のセリフ】
「超音波は全部同じに見える。最重要指名手配犯の似顔絵と同じ」by シャーロット
 ……シャーロット、妊娠以来毒舌に磨きがかかってる!
「産まれる前に一人は淘汰されるかもしれないっていう可能性にワクワクしている」by シャーロット
 ……ブラック過ぎる発言。
「でも、幽霊がルームメイトだったらあんまり場所取られなくていいかも」by クーパー
 ……ユーモアがある素敵なパパでメイソンは幸せ者。
「シャーロットの強さを愛してる。でも今は、僕が強くなる」by クーパー
 ……夫として、父親としての力強い決意表明!


【鑑賞MEMO】
ケーゲル体操

骨盤底筋を鍛える体操。尿漏れなどのトラブルを防ぐだけでなく、お産そのものを軽くするのにも効果的だそう。

 

トレンデレンブルグ体位
上を向いて寝た状態で、頭部を低く腰部を高く保つ体位。骨盤高位とも言います。


【曲情報】
♪"Lil' Darlin" Young Girls

マタニティ・クラスを追い出されたクーパーとシャーロットが、トイレでセックスしようとするシーンで。
♪"Born Young" These United States
クーパーがバスケをしながらサムとジェイクにアドバイスを求めるシーンで。
♪"Flickering Light" Dark Captain
ギャビーの恋人の生命維持装置が外され、シャーロットが産んだ赤ちゃんがサムによるオペを受けるシーンで。
♪"Second Chances" Gregory Alan Isakov
エンディング、クーパーが産まれた赤ちゃんに語りかけ、メイソンが赤ちゃんの手を握り、赤ちゃんが生きていると知ったヴァイオレットが泣き崩れるシーンで。

2014.2.26|エピソードガイド、プライベート・プラクティス6 フィナーレ|コメント(0)トラックバック(0)

2月19日(水) #7「幻との対話」

07 アディソンからプロポーズされたジェイク。想像の中では、亡き妻リリーとの対話を重ねる。そんな中、彼の娘で20歳のアンジェラが、親子ほども歳の離れた大学教授イーライと付き合っていることが発覚する。一方、ロンとデイナのカウンセリングをするヴァイオレットは、失踪したサラの生死も分からないまま、どうカウンセリングを続ければよいか迷っていた。アメリアは、ジェームズからのデートの誘いを何度も断り続けていたが……。


今回の主役はジェイク。彼の亡き妻リリーも幻想として初登場! しかも、前回のアディソンのプロポーズにジェイクが「Yes」と答えられなかったという展開からのスタートです!

 

●亡き妻リリーと対話するジェイク、アディソンとついに婚約!
自分からジェイクにプロポーズしたアディソン。ところがジェイクは、それに「Yes」と即答することができませんでした。ジェイクは、亡き妻リリー以外の女性と結婚することに罪悪感を覚えていたのです……。
そんなジェイクの真意を知らないアディソン。ショックのあまりバスルームに引きこもるものの、プロポーズの件には二度と触れない約束でジェイクとの同棲生活を続行します。そしてジェイクは、想像の中で亡き妻リリーと対話。リリーは「私のことは忘れて幸せになって」と言うのですが、そう簡単にジェイクは気持ちを切り替えられないようで……。

 

後日。ジェイクとアディソンは映画館でジェイクの娘で20歳のアンジェラと遭遇します。アンジェラは彼氏と映画を見に来ていたのですが、その彼氏というのが、親子ほど歳の離れたイーライという大学教授! ジェイクはもちろん猛反対。再び想像の中で、この件をリリーと話し合います。リリーは「アンジェラはもう大人」とジェイクを諭しますが、自分とほとんど歳の変わらない相手と娘との交際を、やすやすとジェイクが許せるわけはなく……。

 

アディソンのプロポーズの件、アンジェラの交際相手の件と、気をもむことが続くジェイクですが、今度はヘンリーの養子の件でソーシャルワーカーのミルドレッドとの面談に臨むことに。ジェイクは持ち前の人当たりの良さを発揮して、ミルドレッドの厳しい追及をかわすのですが、経歴を調べるという理由で指紋を採取されて動揺します。というのも、かつてジェイクは、リリーを食い物にしていた売人を殴打し、逮捕されたことがあったのです。これがヘンリーとアディソンの養子縁組の正式決定に影響を及ぼすことになったら……とジェイクの脳裏に一抹の不安がよぎります。

 

さらに、ジェイクに問題が降りかかります。流産を繰り返していた患者のミーガンがめでたく5回目の妊娠を果たすのですが、夫が出張しがちの上、すでに4回も流産している彼女は神経質になり、昼夜を問わずジェイクを呼び出すようになっていたのです。それに応じるジェイクに対しアディソンは、ミーガンに対するケアは行き過ぎだと指摘。アディソンに意見されて腹を立てるジェイクでしたが、後に自分の振る舞いを反省することになります。再びミーガンに呼び出された際、ミーガンにキスされてしまったから。ジェイクはあくまでも医師としてミーガンに寄り添っていたのですが、ミーガンはそれを特別な感情だと勘違いした模様。ジェイクはミーガンの担当医を降りることにします。するとミーガンは、「先生に口説かれた!」とアディソンに嘘を吹聴。アディソンは、「あなたの力になろうとしてくれた人を嘘で貶めるなんてあるまじきこと」と、まったく動じる様子もなく彼女を一喝します。アディソンの揺るぎないジェイクへの信頼がよく現れたワンシーンでした。

 

さて、話は戻りアンジェラとイーライの件。幻想のリリー&アディソンにアンジェラが自ら間違いに気づくまで受け入れて待つべきだと説得されたジェイクは、アンジェラとイーライをディナーに招きます。でも、ジェイクはどうしても我慢ならず、アンジェラと別れるよう脅しまがいの言葉をイーライに投げつけます。そして、このジェイクの行動は当然アンジェラを怒らせる結果に。アンジェラは後日アディソンとジェイクの家にやってきて「イーライを脅すなんて!」とジェイクに怒りをぶつけます。ところがここにジェイクの生活状況を視察にきたミルドレッドがタイミング悪く登場。ジェイクは娘に怒鳴られる場面を彼女に見られてしまいます。自分のせいでアディソンとヘンリーの養子縁組がますます不利になったのではと悩むジェイク。しかしながら、この件を知ったアディソンは驚くほど穏やかでした。「きっとうまくいく」と力強い言葉を返すアディソン、ジェイクとの未来を心から信じているのです。

 

こうして、アンジェラ、ミーガン、ミルドレッドらとのやり取りを通じて、アディソンの深い愛情と信頼を感じ取ったジェイク。ようやく想像上のリリーと訣別すると、やり直しのプロポーズのシチュエーションを自らロマンティックにプロデュース。あらためてアディソンにプロポーズさせ、今度はそれを承諾します。ジェイク、ようやく重荷を下ろして自分の幸せに向かって動き出しましたね。アディソンも本当に幸せそうでした! ただし、まだヘンリーとの養子縁組の件は正式決定が出ていません。こちらも順調に運ぶことを願ってやみません。

 

●ロンとデイナのカウンセリングに悩むヴァイオレット
聖アンブローズで少女サラが行方不明になって6週間あまり。両親のロンとデイナは苦しみ続けており、デイナは薬の力を借りなければ正気を保てない状態。ヴァイオレットは、どうにかして二人を支えようとカウンセリングを続けているのですが、サラの生死も分からない状態のまま、どんなアドバイスをすればいいのか悩みます。
そんな矢先、ヴァイオレットはロンから緊急連絡を受けます。デイナがサラの部屋で動けなくなってしまったというのです。「今はただ、サラが帰ってきた時のために家族の絆を強く保って。お互いに支え合って祈り続けて。いつか少し痛みがやわらぐ」と声をかけるヴァイオレット。やりきれない状況に胸を痛めながらも、今の彼女にできる最善のアドバイスを二人に捧げるのでした。

 

●アメリアがジェームズとデート!
何度となくジェームズからデートに誘われているアメリア。困難な状況を乗り越えて間もないアメリアは、慎重になりすぎているのかジェームズを遠ざけようとします。でも、ジェイクから「幸せになっていい」と励まされると、ようやくジェームズの誘いを受け入れることに。
アディソン、ジェイクに続き、アメリアも幸せをつかみに動き出しました。ちなみに、アメリアを中心にしたエピソードは第11話。このエピソードでの展開が今から楽しみです。


【今回のゲスト】
リリー役は、「24 -TWENTY FOUR-」のナディア役などで知られるマリソル・ニコルズ。
イーライ役は、「ブレイキング・バッド」のテッド役などで知られるクリストファー・カズンズ。


【注目のセリフ】
「まだいい方。薬物依存症じゃない。母親みたいな」by リリー
 ……歳の離れた教授の方が薬物依存症よりまだましだというリリー。ウィットに富んだ会話ができる彼女、とてもクスリにおぼれるような人には見えないのに。
「教授と寝たことがあるのか?」「ちなみに、一人じゃなくて3人ねby クーパー&ヴァイオレット
 ……辛い学生時代を送っていたというヴァイオレット。いくら性的関心を取り戻すためだったとはいえ、3人は試しすぎ!?


【鑑賞MEMO】
「The World According to Garp」

邦題「ガープの世界」で知られるジョン・アーヴィングの4作目の小説(1982年にロビン・ウィリアムズの主演で映画化)。
今回のエピソードの原題「The World According to Jake」は、この「The World According to Garp」をもじったものになっています。

 

エリザベス・スマート誘拐事件
2002年、米ユタ州で発生した誘拐事件。およそ9カ月後、誘拐当時14歳だったエリザベスちゃんは無事保護されています。
クーパーは、誘拐事件発生からある程度の時間が経ってから無事解決したケースとして、この事件に触れています。


【曲情報】
♪"Science" Morgan Taylor Reid

ヴァイオレットが、強い家族の絆でサラを迎えられるようにとロンとデイナの二人に話し、ミーガンのところにかけつけたジェイクが彼女にキスされるシーンで。
♪"Closing Time" General Ghost
エンディング、ジェイクが想像上のリリーに別れを告げてアディソンのプロポーズに承諾し、アメリアがジェームズとデートするシーンで。

2014.2.19|エピソードガイド、プライベート・プラクティス6 フィナーレ|コメント(0)トラックバック(0)

2月12日(水) #6「母の強さ」

06 8カ月間、音沙汰のなかったヘンリーの生みの親ジュディが、突然ヘンリーに会いに来ると言ってきた。アディソンは動揺しながらもヘンリーをジュディに会わせる。そんな中、胎児を二分脊椎症と診断しアディソンが子宮内手術をした元患者ショーンが、「主治医として中絶するよう言うべきだった」とアディソンに対して訴えを起こす。また、聖アンブローズ病院にはアディソンの恩師ヴィヴィアンが入院。末期の胃ガンと分かり、ジェームズがケアするが……。


●ヘンリーの産みの親ジュディがアディソンのもとへ!
8カ月間、音沙汰のなかったヘンリーの生みの親ジュディ。彼女が突然ヘンリーに会いたいとアディソンに連絡してきます。彼女がヘンリーに会いに来ることは養子縁組の際の合意事項であったため、動揺しながらもジュディにヘンリーを会わせるアディソン。するとジュディは「明日もヘンリーに会いに来たい」と言い出し……。この件を知ったクリニックの仲間たちは、「開かれた養子縁組」という養子制度の問題について喧々諤々と意見を交わします。それはアディソンにとって、「ヘンリーを失うことになったら……」という不安を助長するだけのものだったようで……。
翌日、ジュディは自分の母親まで連れて再びアディソンの前に現れます。自ら「ヘンリーの祖母よ」と名乗るジュディの母親にますます危機感を強めるアディソン。その後、今度はジュディが突然オフィスにやって来ます。耐えきれなくなったアディソンは、ついに「もう不意打ちしないで!」とジュディを怒鳴りつけてしまい……。

 

●元患者に訴えを起こされるアディソン
ジュディの件だけでもいっぱいいっぱいのアディソンですが、そんな彼女にさらなる試練が降りかかります。それは、胎児を二分脊椎症と診断しアディソンが子宮内手術をした元患者ショーンという女性との再会がきっかけでした。アディソンがオペを成功させて産まれてきたショーンの娘は現在7歳。まだまともに歩くことができず、歩行のリハビリ中に転倒して頭を打ち、聖アンブローズ病院のERへ。そこで偶然アディソンの姿を見つけたショーンは、「あなたは主治医として中絶するよう言うべきだった」と突っかかり、その後アディソンに対して正式に訴えを起こしたのです。
調停に臨むことになったアディソンは、「私は間違ったことをしていない」と頑なな態度を貫きます。しかしジェイクに「ショーンも君と同じように、子どものためには我が身を捨てて闘う母親なのかもしれない」と言われハッとすると、直接ショーンと話をすることに。ショーンは、「ソーシャルワーカーの仕事を失い、グウェンの介護と生活のためにお金が必要になった」とアディソンを訴えた本当の理由を告白します。アディソンは「いつかグウェンがお金の出どころを知ったら傷つくはず」とショーンを諭し……。
次の調停の日。アディソンはショーンの要求通りお金を払うと申し出ます。するとショーンは、逆に「受け取れない」と言い出します。アディソンの言う通り、グウェンを傷つけるようなことはすべきでないと悟ったのです。結局、アディソンはグウェンのため、聖アンブローズ病院でショーンを雇えるよう画策。シャーロットはショーンの雇用を前向きに検討し、この件は何とか丸く収まるのでした。

 

●アディソンの恩師ヴィヴィアンが入院
ジュディの件、ショーンの件と、とにかくプレッシャー続きのアディソン。実はさらなる苦悩が! 彼女の恩師ヴィヴィアンが聖アンブローズ病院に入院したのです。彼女は末期の胃ガン。すでに肝臓にも転移しており、もはや手遅れの状態でした。そんな彼女を診ることになったジェームズはすっかりヴィヴィアンの人柄に魅了され、何とか彼女の痛みを緩和させて、穏やかに逝かせてやれないかと死への準備をさせようとします。けれども、ヴィヴィアンは若いジェームズの指示には従おうとせず。ジェームズは、アディソンにヴィヴィアンへの説得を頼みます。
その後、あらためてヴィヴィアンと対面したアディソン。ヴィヴィアンが、15歳の頃に娘を産み、その子を手放した過去を知ります。アディソンは死期が近いヴィヴィアンに代わり、彼女から娘への手紙を代筆することに(このシーン、とても感動的!)。
やがて、ついにヴィヴィアンは亡くなります。アディソンは、後にヴィヴィアンの娘を捜し出して訪ね、ヴィヴィアンから預かっていた手紙を彼女に渡します。ヴィヴィアンの娘は、自分を思いながら死んでいった母の存在に涙するのでした……。

 

こうして、ヴィヴィアンの生みの親としての思いを知ったアディソン。ジュディに対する見方も改め、彼女のバイト先を訪ねます。そして、ジュディにヘンリーのイニシャル「h」のモチーフのペンダントをプレゼント。「ヘンリーにいつでも会いに来て」と言い、ジュディもこれを受け入れます。
このアディソン&ジュディのシーンに象徴されるように、今回はアディソンの人間的な成長が実に際立つエピソードでした。同時に養子制度の問題についても深く踏み込んでおり、非常に見応えのある内容だったと思います。

 

●アディソンがジェイクにプロポーズ!
さまざまな出来事を乗り越えたアディソン。自分の帰りを待っていてくれるジェイクとヘンリーの存在の大切さをあらためて実感し、何と自分からジェイクにプロポーズ!

さて、ジェイクの答えは……!? それは、ジェイクを主役にした次回のエピソードへとつながります。ジェイクの亡き妻も幻影として登場しますので、どうぞご期待ください!


【今回のゲスト】
ショーン役は、「THE WIRE/ザ・ワイヤー」のロンダ・パールマン役や「BONES ボーンズ -骨は語る-」のヘザー・タフェット役などで知られるディアドレ・ラヴジョイ。
ヴィヴィアン役は、「アンフォゲッタブル 完全記憶捜査」でキャリーの母アリスを演じているディアナ・ダナガン。


【注目のセリフ】
「ねえサム、あなたの番組はいつ放送されるの?」by ヴァイオレット
 ……本当にいつ放送されるのか知りたい!
「だけどいろいろありすぎよ、ジェイク。息子は失えないし、ヴィヴィアンを死なせたくないし、間違ったことしてないのに何百万ドルのお金は払いたくないわよ」by アディソン ……今回のアディソンの境遇は、確かにキツかった!
「家族とは愛の絆で決まる」by クーパー
 ……自分にとっての親は養親だときっぱり言えるのは立派。そして、このメイソンへのセリフも!


【鑑賞MEMO】
開かれた養子縁組

オープンアダプション。生みの親と育ての親がお互いの情報を明かし、生みの親が養子に出した子どもと連絡を取り合うことに同意する養子縁組制度。養育権は育ての親に譲渡されるものの、生みの親が子どもと交流する機会は継続して保持されるため、子どもは新しい家庭で育ちながらも、生みの親との関係を築いていくことができます。
アディソンがジュディからヘンリーをもらい受けたケースは、この「開かれた養子縁組」ということになります。


【曲情報】
♪"Cali in a Cup" Woods

三つ子の名前やヘンリーの問題についてクーパーとシャーロットがベッドメイキングしながら会話し、それを聞いていたメイソンが、クーパーが養子だったことを知るシーンで。
♪"Time After Time" Eva Cassidy
アディソンがヴィヴィアンの手紙を代筆するシーンで。
♪"Mama Sail To Me" Amos Lee
エンディング、アディソンがヴィヴィアンの死を知り、ジェームズが自分の祖母の話をし、シャーロットがショーンの採用を前向きに検討していることをアディソンに伝え、アディソンがヴィヴィアンの娘に手紙を私に行き、帰宅後ジェイクにプロポーズするシーンで。

2014.2.12|エピソードガイド、プライベート・プラクティス6 フィナーレ|コメント(0)トラックバック(0)

2月5日(水) #5「カメラ越しの真実」

05 リアリティ・ショーのパイロット版に出演することになったサムに、テレビ局の取材班が密着。そんな折、サムの母ディーが、上司で友人のレイモンドとその妻を連れて病院を訪れる。レイモンドの体調が良くないのだ。サムはさっそくレイモンドの検査をするが……。一方、ヴァイオレットは聖アンブローズで行方不明になったサラについて、全国放送で捜索を呼びかけてほしいと取材班に頼む。


今回は、サムを主役に据えたエピソード。彼の母親ディーも初登場! そして、思いも寄らぬサムの出生の秘密も明らかに!

 

●リアリティ・ショーに出演することになったサム、実の父親の存在を知る!
患者の紹介で医療系のリアリティ・ショーのパイロット版に出演することになったサム。テレビ局の取材班は、自宅でも職場でも彼に密着します。

 

そんな中、サムの母ディーが、職場の上司で友人のレイモンドとその妻のジリアンを連れてクリニックを訪れます。レイモンドの体調が思わしくないため、信頼できる医師に診せようとサムの元へ連れてきたのです。さっそくサムが検査した結果、レイモンドは肺高血圧症と判明。抗凝固剤の投与と、血管へのフィルター装置の設置手術が行われることに。サムは、それをレイモンドとジリアン、そしてディーに告知した直後、ディーとレイモンドが病室でキスする様子を目撃してしまいます。二人は不倫関係にあったのです!
その夜、自宅での夕食の際、サムは不倫についてディーを責めます。けれども、ディーは仕方がなかったの一点張りで……。

 

その後、取材班のリクエストに応じてバーベキュー・パーティーを開いたサムは、その席でレイモンドに突っかかります。レイモンドは、「ディーとは浮ついた関係じゃない。本気で愛してる」と訴えますが、そんな矢先に心室細動を起こして倒れてしまいます。レイモンドはサムによるオペで命を取り留めますが、肺移植が必要なまでに症状が悪化していることが判明。待機リストに載せても適合する肺が見つかるまで持たないだろうと聞かされたジリアンは、サムに適合検査を受けてほしいと懇願します。実は、サムはレイモンドの息子。ジリアンは、40年前から続く夫とディーの不倫を知っていたのです。
「父親は家族を捨てた。どこにいるか知らないし、もう戻ってこない」と聞かされていたサムは、ずっと嘘をつき続けてきたディーを責めます。「間違いを犯したけれど、私は悪人じゃない。レイモンドはサムが医者になるために援助もしてくれた」とディーは弁解しますが、すぐに事実を受け入れられないサムは、取材班を追い払おうとしてカメラまで壊してしまい……。

 

その夜、この一件をアディソンに打ち明けたサム(アディソンとサムの友情、復活の気配!?)。アディソンから、「父親が誰でもあなたの価値は揺るがない」となぐさめられると、家に戻ってディーとあらためて話します。辛いながらもレイモンドを思い続けてきたこと、レイモンドも実の子どもに愛情を注ぎたくてもできずに辛い思いをしてきたことなど、これまでのことを説明するディー。
翌日、サムは自分がレイモンドのドナーになれるか確認するために適合検査を受けます。結果は「○」。サムは、望まれればドナーになるとレイモンドに申し出ます。しかし、レイモンドはすでに決心していました。サムを誇りに思いながら自宅で最期を迎える、と。

 

そして、レイモンドはジリアンとディーとともに帰っていくことに。彼を見送ったサムは、取材班に語ります。「リアリティ・ショーに出演すれば、自分の存在意義を新たに見出せるかと思ったが、それも今は分からない」と……。

 

一連の取材では、シェルダンやアメリアら仲間の医師たちからその人柄と医師としての有能さを絶賛され、高校時代には“クラス一優しい人”と“成功しそうな人”にも選ばれたことがあると自身で明かしたサム。離婚こそ経験しているものの、一見すると完璧な人生を歩んでいるように見えますが、コリーヌの件しかり、今回の出自の問題しかり、そのバックグラウンドは何とも複雑。現在は、アディソンと別れ、ステファニーとも破局し、“迷えるオトナたち”を地で行く状況ですが、ぜひ今シーズンが終わるまでに自身が探し求める何かを見つけてほしいと思います。

 

●サラの捜索を全国放送で呼びかけてほしいと頼むヴァイオレット
聖アンブローズでは行方不明になったサラの捜索も続行中。両親のロンとデイナのカウンセリングをしているヴァイオレットは、サムに密着している取材班に全国放送で捜索を呼びかけてほしいと頼みます。娘が生きているかも死んでいるかも分からないままでは両親が前に進めないことを、ヴァイオレットはピートを亡くした経験から身を持って知っているのです……。今もピートの診察室で朝食をとったり、人知れずピートのセーターを身に着けたりしていると語ったヴァイオレット。あの取材シーンは、完全に“サムの取材”ではなく“ヴァイオレットの取材”になっていましたね。

 

というわけで、今回のエピソードは、「グレイズ・アナトミー」シーズン7の#6「復活への道」のドキュメンタリー仕立てのエピソードを思い出させるものとなりました。サムという人物を掘り下げるのに効果的な演出だったと思いますが、いくらリアリティ・ショーとはいえ、医療系の番組なのにゴシップ色を求めすぎだったような気も……。のっけからピートの部屋で泣くヴァイオレットにフォーカスを合わせたり、アディソンが元カノで、彼女の現在の恋人がジェイクであることまでしっかり情報をつかんでいたり、レイモンドが生死の境をさまよっているそばで「スゴい映像!」と前のめりでカメラを回したり。「番組を通して健康神話に関する誤解を解いて多くの人を救いたい」というサムの目的とはかなりかけ離れていたような……。
取材班目線、もちろん新鮮で面白かったのですが、また違った目線というか演出でサムの人物像に迫るエピソードも見てみたかった! 今シーズンでこの番組が終わってしまうのが、本当に残念でなりません。


【今回のゲスト】
レイモンド役は、映画「黒いジャガー」シャフト役でブレイクし、「黒いジャガー」のリメイク版「シャフト」では、サミュエル・L・ジャクソンが演じる主人公シャフトの伯父役も演じているリチャード・ラウンドトゥリー。
サムの母のディー役は、「デスパレートな妻たち」でベティ・アップルホワイト役を演じていたアルフレ・ウッダード。


【注目のセリフ】
「最初に断っておくけど、リアリティ・ショーはあまり見ない。個人的に面白いと思えなくて……」by クーパー
 ……本当はリアリティ・ショー好きのくせに!
「どうだろ、小児科医に密着してみないか?」by クーパー
 ……リアリティ・ショーを批判しておきながら、出演料を知ったらこの変わり様!
「誰だ? 規則大好き男呼んだの」by クーパー
 ……ジェームズ、まだシャーロット以外のメンバーには受け入れられていない様子。
「だって救命医でしょ? 車はコンパクトな外車かドアなしのジープ。それも後ろからサーフボードがはみ出してる。死ぬまでの目標はトライアスロンで完走すること」by アメリア
 ……ジェームズ、アメリアにも誤解されている模様。ただし、トライアスロンはすでに完走済みというところがスゴイ!


【鑑賞MEMO】
「アミスタッド」

1839年にスペイン籍の奴隷輸送船で起こった乗っ取り事件いわゆる「アミスタッド号事件」を題材にスティーヴン・スピルバーグが映像化した、1997年製作のアメリカ映画。
アディソンの母ビジーは、アディソンたちの卒業祝いで酔っ払い、サムの母ディーに「『アミスタッド』の奴隷描写は正確なのか」と聞き、ディーは「奴隷の友達に聞いてみる」と答えたとのこと。これが本当なら、アディソンがディーによく思われていないのも当然!


【曲情報】
♪"Brick" Emil and Friends
サムがレイモンドと母、自分との関係などをアディソンに話すシーンで。
♪"Fragile Love" Adam Agin
サムがレイモンドたちを見送り、ロンとデイナ夫妻がカメラに向かってサラの捜索を呼びかけるシーンで。

2014.2. 5|エピソードガイド、プライベート・プラクティス6 フィナーレ|コメント(0)トラックバック(0)

1月29日(水) #4「嵐のER」

04 ERにピートの後任として医師のジェームズ・ピーターソンがやって来たその日、雨で自動車事故が多発。ERには患者が多数運び込まれ、クリニックの医師たちもみな呼び出される。臨月のパムと夫のトッドも夫婦揃ってERへ。トッドはなぜか脚が動かなくなっており、まずはジェームズが診察。トッドはこれまでも妻の出産のたびにさまざまな神経症状が出ていたが、ジェームズは今回の症状は精神的なものではないと直感する。


前回はヴァイオレットにスポットが当たったエピソードでしたが、今回はERに新しくやってきた医師のジェームズ・ピーターソンを中心としたエピソードでした。ピートの後任ということもあり、クリニックのメンバーたちの反感を買う場面もありましたが、ジェームズはひるむことなく初日から大活躍! とにかく、彼の医師としての腕はなかなかのもののようです。

 

●ピートの後任、ジェームズ・ピーターソンがERへ!
聖アンブローズのERに、ピートの後任としてやり手の医師ジェームズ・ピーターソンがやってきます。そしてこの日の夜、ロサンゼルスには珍しく雨が降り、自動車事故が多発。ERはケガ人や具合の悪い急病人であふれかえり、アディソン、ジェイクらクリニックの医師たちもみな病院へ。

 

さて、ERにやってきた患者の中には、臨月のパムと夫のトッドの夫妻もいました。トッドは脚が動かなくなっており、パムと一緒に診察を受けます。これまでもパムの出産のたびにさまざまな神経症状が出ていたトッド。ジェームズは今回のトッドの一過性の脱力が精神的なものではないと直感し、アメリアにコンサルを頼みます。アメリアは、現在はトッドの症状が治まっていることから、いったん彼を退院させるよう指示。けれどもジェームズはあえてCTをオーダー。結果的に、トッドは硬膜外膿瘍だったことが明らかになります。それを知ったアメリアは、すぐにトッドのオペを決行。おかげでトッドは深刻な障害を免れました。いきなりジェームズの大手柄! でも、ジェームズはこれをアメリアの手柄としてシャーロットに報告します。
そして勤務明け。ジェームズのシャーロットへの報告を知ったアメリアは、今後は人の手柄を横取りするつもりはないとジェームズ本人に一言。そんなアメリアを面白いと思ったのか、ジェームズは彼女を飲みに誘います。するとアメリアは、無脳症の赤ちゃんを産んでその子の臓器を提供した過去を明かし、「お酒を飲むと止まらなくなる」と断ります。こんな理由で誘いを断られるとは、ジェームズも思ってもみなかったはず。もしかすると、そんな意外性のあるアメリアにジェームズはますます興味を持ったかも!?

 

●不妊治療中の患者ミーガンをめぐってジェイクとアディソンが言い合いに
トッドが緊急手術のため運ばれていった直後、アディソンはオペ室が満杯のためERでパムの帝王切開をし、女の子の赤ちゃんを取り上げます。一方、ジェイクの患者で不妊治療を長いこと続けているミーガンは4度目の流産が確定。たまたま隣のベッドで出産したパムと赤ちゃんを見て泣き崩れてしまいます。その様子を見たアディソンは、ミーガンに治療を続けさせようとするジェイクに「あなたは結果を求めるあまり患者を苦しめている」と意見。「君の意見は聞いていない」と突っぱねるジェイクでしたが、その後、子宮内容除去術を終えたミーガンに「ほかの選択肢も考える時だ」と切り出します。
今回のジェイクとアディソンの意見の相違、どちらの言い分にも一理あるな、と思いました。やはりポイントは、「今のミーガンに冷静な判断ができるかどうか」でしょう。
ちなみに、ミーガンは再登場します。その時、アディソンとジェイク、どちらの意見が本当に彼女のためになるものだったのか明らかになるかもしれません。

 

●サムとステファニーが破局!
パムとの会話をきっかけに、サムとアディソンが恋人同士だったことを知ったステファニー。アディソンとサムがメディカル・スクール時代からの友人であること、家も隣同士であることをアディソン本人から聞かされてショックを受けます。アディソンはステファニーとのやり取りについてサムに報告。焦ったサムはステファニーに釈明しに行きます。「何でアディソンと別れたの?」とステファニー。サムは、「アディソンにプロポーズをして断られたから」と正直に答えます。自分が単なる“つなぎの恋人”だったと理解したステファニーは、「あなたを運命の人だと思っていたのに」と言い残し、サムの元を去るのでした。
サム、正直になるのが遅すぎたようです……。

 

●クーパーの患者の少女サラが行方不明に! シェルダンの患者が関与!?
この日は大忙しだったジェームズ。手首の骨折でERに運ばれた少女サラを診察し、親の虐待を疑います。けれども、サムの主治医で両親のロンとデイナも昔からよく知っているクーパーは虐待を否定。ジェームズとの口論の末、児童保護局には連絡せずにヴァイオレットを呼び出します。この判断には不服そうなジェームズでしたが、シャーロットが彼をなだめ、とにかくヴァイオレットはサラ本人と夫婦から話を聞くことに。やがて、ロンの浮気が原因で現在夫婦は別居中であること、顔を合わせるたびに二人はケンカばかりしていること、その様子にサラが傷ついていることが分かってきます。ヴァイオレットは、サラの前でケンカするのはやめるよう夫婦を説得。そんな矢先、サラが行方不明になったことが判明します。シャーロットはすぐさま病院を封鎖。警備員たちが院内をくまなく捜索しますが、サラは見つからず……。結局、警察の捜査に委ねられることとなりました。ついさっきまで罵り合いをしていたロンとデイナは、ただただ茫然とするばかりで……。

 

その頃、ERにはシェルダンの患者で小児性愛者のニックの姿も。衝動を抑えるために処方されていた薬の副作用が出ていたためです。サラが行方不明になったと知ったシェルダンは、ニックが連れ去ったのではないかと疑いますが、彼はまだERのベッドに。シェルダンはニックを疑ったことを本人に謝罪。ニックは「疑われて当然だ」と怒りもせずに言い、病院を出て行くのでした。

 

なお、このサラちゃんの行方不明事件、今回のエピソードでは解決しませんでしたが、今シーズンの間に決着が付く模様。今後の展開にご注目ください。


【今回のゲスト】
ジェームズ役は、「MAD MEN マッドメン」のジョーイ・ベアード役などで知られるマット・ロング。
ロン役は「MAD MEN マッドメン」のエイブ・ドレクスラー役のチャーリー・ホフハイマー。
ミーガン役は、「MAD MEN マッドメン」にサラ役で複数話出演しているミッシー・ヤガー。


【注目のセリフ】
「シャーロットにピートの代わりを雇うよう言ったのは私。だから彼女に文句は言えない。でもここで働いてる医師はピートじゃなくちゃ」by ヴァイオレット
 ……ジェームズ、こんな風にピートと比べられちゃうのは気の毒。
「あなたは心臓外科医で見た目もいいし、本当に親切で誠意のある男性だから、あなたに出会った女性はみんな、胸がときめいてハートマークやお花が見えてしまう。まったく、まいった。やられたわ、サム」by ステファニー
 ……自分はつなぎの恋人だったと知り、潔くサムと訣別するステファニー。確かになかなかいい女。
「私は見かけよりずっと年とってるの」by アメリア
 ……無脳症の赤ちゃんを産んで臓器を提供した。だから飲み出したら止まらなくなる……。お酒の誘いを断るセリフとしては最強レベルの重み。


【鑑賞MEMO】
コード・ピンク

病院で使われる緊急コードの一つ。「コード・ピンク」は、小児科及び産科の緊急事態や、幼児誘拐の際に用いられます。
ちなみに、心停止を示す緊急コードは「コード・ブルー」。医療ドラマによく登場するコードです。


【曲情報】
♪"These Days" Dr. Dog
アディソンとジェイクがキスしているところで雨が降り出し、雨の中、混乱するERに初出勤したジェームズが、シャーロットから嘔吐物をかけられるシーンで。
♪"Breaking The Yearlings" Shearwater
クーパーがメイソンに自分たちは最強の家族だと言い、アディソンがステファニーにいろいろ話したと知ったサムが怒り、ロンがヴァイオレットに娘を虐待したりしないと断言し、アディソンが患者ミーガンの不妊治療についてジェイクに意見して言い合いになるシーンで。
♪"Hold Me Now" Lazlo Bane
エンディング、術後のミーガンに「子どもを持つ方法はほかにもある」とジェイクが話し、アディソンが産まれたばかりの赤ちゃんを術後のロンに会わせ、勤務明けにジェームズから飲みに行こうと誘われたアメリアがそれを断り、病院に残っているロンとパムの夫妻にヴァイオレットが「家に帰りましょう」と声をかけるシーンで。

2014.1.29|エピソードガイド、プライベート・プラクティス6 フィナーレ|コメント(0)トラックバック(0)

1月22日(水) #3「悲しみにたたずんで」

03妊娠12週になるシャーロットは、ERのピートの欠員を自力で補っており疲労困憊。クーパーはそんな彼女を心配する。サムはシェルダンの健康診断の際、内緒で前立腺特異抗原(PSA)検査をしていた。一方アディソンは、自分の過去を話せばジェイクに嫌われるかもしれないと考え、マークが死んだ悲しみを隠そうとしていた。ジェイクはアディソンの力になろうとするが……。ヴァイオレットは身内を失った悲しみを語り合うサポートグループに参加し……。


今シーズンは、シリーズのフィナーレとなるため、キャラクター一人一人に焦点が当てられたエピソードが用意されています。今回はそのかわきり。主役はヴァイオレットです。

●ピートの死の悲しみを抱えるヴァイオレット。仕事にも影響し……
あのケイティによる惨劇後も暮らし続けてきたあの家から、ついに引っ越したヴァイオレット。住まいは変わっても、まだ幼いルーカスは父の死を理解することができず、「パパはどこ?」「パパに会いたい」と繰り返します。父はもうこの世にいないのだとルーカスに説明するたび、ヴァイオレットの悲しみは深まり……。

 

そんな中、すでに仕事に復帰している彼女は、怒りをコントロールできない患者アダムを担当。その怒りの原因を探るうち、彼から衝撃的な告白を受けます。何と、11年前に強盗しようとしてある男性を誤って銃で撃ち、そのまま逃げたというのです。相手の男性が死んだかどうかは知らないし、知りたくもないと話すアダム。ヴァイオレットは、相手の男性が生きていることが分かればアダムの助けになると考えますが、シェルダンから「相手がどうなったか調べるのは君の仕事じゃない」と諭されます。けれども、いったん思い立ったら行動に移さずにはいられないのがヴァイオレット。ネットで事件を調べ、相手の男性が死んだことを突き止めます。そして、その男性には妻と幼い二人の子どもがいたことも知ると、被害者遺族に今の自分とルーカスを重ね、セラピーの場でアダムに怒りをぶつけてしまいます。いきなり直球を投げつけられて動揺するアダム。「どうしたらいい?」と涙する彼の姿を見て我に返ったヴァイオレットは、自分の医師らしくない言葉を詫び、「よく生きることで償える」とアドバイス。実はこの言葉、シャーロットから聞いたものでした。断酒会で“償い”というものに向き合ってきたシャーロット。さすが的を射たことを言います。
なお、聖アンブローズのロッカールームでの一連のヴァイオレットとシャーロットの会話では、シャーロット自身のピートを失った悲しみについても言及されました。シャーロットにとって、レイプ事件後に寄り添ってくれたピートの存在は、想像以上に大きかったようです……。

 

さて、アダムにはほかの医師を紹介することにしたヴァイオレット。一方で自分は、身内を失った悲しみを語り合うサポートグループに参加します。妻が亡くなったことをすぐに娘に言えなかった夫、夫を亡くした後で浮気されていたことを知った妻、パートナーに脳死判定がくだされた女性、一人息子を亡くした母親、妻の死を機に息子を取り戻したと語る夫と、参加者はそれぞれが苦しい思いを抱えていて……。どの話も、同じ経験をした者でなければ理解できそうもない、辛く悲しいものばかりでした。
ヴァイオレットは、そこでルーカスの話をします。父が帰らないことを認めたルーカスが、「パパはどこ?」という言葉の代わりに「愛してるパパ」と言ったと。幼い息子が父親の死を受け入れたことこそが何より悲しいのだと泣くヴァイオレット。今回は、これまで以上に彼女の苦しい胸の内が浮き彫りになりました。

 

●ピートの穴を自ら埋めようとする妊婦シャーロット
妊娠12週になるシャーロット。ERのピートの欠員を自らシフトに入って補っているため、もう疲労困憊の状態。ついには病院の廊下のストレッチャーで眠りこけてしまい、心配して病院に駆けつけたクーパーに発見されます。「君がそんなんじゃ、守りきれない」と訴えるクーパー。その言葉に反省したシャーロットは、ピートの代わりの医師を雇うことを決意し、クーパーに対しては、1日1回、自分のお腹に話しかけることを許すのでした。
それにしてもクーパー、今から超子煩悩ぶりを発揮していますね。お腹の赤ちゃんの大きさも専用アプリできっちり把握している様子。赤ちゃんたちをプラムにたとえるくだりはキュートでした。

 

●シェルダンにガンの疑いが!?
シェルダンの健康診断を担当したサム。シェルダンの話と彼の家族の病歴から、良かれと思って前立腺特異抗原(PSA)検査を密かにオーダーした結果、シェルダンに前立腺ガンの危険があることが判明します。サムはシェルダンに生検を勧めますが、「知りたくなかった」とシェルダンは怒りをあらわに。実は、彼の父は前立腺ガンで、ガンを宣告された途端に人生を諦めて死人のようになってしまったという経緯があったのです。
今シーズンの第1話で、シェルダンが険しい顔をして酒を飲んでいたのは、この健康診断の結果のせいだったんですね……。

 

●サムとステファニーはすれ違い気味
すっかりサムにご執心の様子のステファニー。ベッドではサムの過去を聞き出そうとします。サムは、元カノのアディソンが今も隣に住んでおり、しかも彼女は元妻の親友で……ということを、まだステファニーに知られたくない様子。はぐらかそうとして彼女とケンカになります。
最終的には、「僕は君が好きだ」というサムの言葉にステファニーもひとまず納得したようですが、クリニックの女性陣の助言通り、彼女には早く事実を話したほうがいいと思うのですが……。

 

●自分の過去をついにジェイクに打ち明けるアディソン
サム同様アディソンも、なぜマークの死にこれほどまでに打ちひしがれているのか、その理由をジェイクに言えないでいました。マークは元夫の親友で、自分は彼と浮気して身ごもり、その子を中絶した……。アディソンがジェイクに本当のことを話すのを躊躇するのも分かります。
一方でジェイクは、アディソンの力になろうとするものの、かたくなに彼女にそれを拒まれ、そろそろ我慢の限界に。アディソンを助けてやってほしいとサムに相談します。サムは「それは僕の役目じゃない」と拒否するものの、後でアディソンに「ジェイクに話せ」と忠告。ついにアディソンは、ジェイクに本当のことを話します。ジェイクは一瞬言葉を失いますが、アディソンが真実を話してくれたことに感謝し、「君はかつて浮気したが今は違う、愛した人が死んで気の毒に」と言葉を返します。自分は聖人なんかじゃないと、めずらしくいら立った様子も見せたジェイクでしたが、結局彼の反応はやはり聖人のようでした。

 

さて、次回はシャーロットが雇ったピートの代わりの医師が初登場します。お楽しみに!


【今回のゲスト】
パートナーに脳死判定が下された女性(ギャビー)役は、「WITHOUT A TRACE/FBI 失踪者を追え!」のビビアン役などで知られるマリアンヌ・ジャン=バプティスト。
妻の死を機に息子を取り戻した男性(ジム)役は、映画「スター・トレック」主演のクリス・パインの父で、「白バイ野郎ジョン&パンチ」シリーズのギトレア部長役などで知られるロバート・パイン。


【注目のセリフ】
「私が寝た男は二人死んだ。私のせい?」by アメリア
 ……アメリアの若さでこの状況、やはりフツウとは言えないかも。
「ピートを入れれば私が寝た男も二人死んだ。でもこっちは1週間で二人。あなたより重罪」by アディソン
 ……確かに、1週間のうちに過去に関係した相手が二人も亡くなるのは異常事態。
「悲しみには5段階あるとされてるけど、もっとずっと多い」by ヴァイオレット
 ……セラピストであるヴァイオレット自身の言葉だけに、真実みのあるセリフ。


【鑑賞MEMO】
PSA

前立腺から分泌され精液中に含まれている生体物質、前立腺特異抗原のこと。前立腺ガンのときに含有量が多くなることから、腫瘍マーカーとして用いられています。
健康な人のPSAはおおよそ2ng/mL以下。加齢にともなって上昇しますが、50歳でも4ng/mL以下が標準値ですから、5ng/mLのシェルダンはグレーゾーン。前立腺ガンの可能性は30%くらいだと考えられます。


【曲情報】
♪"Wooden Chair" Angus Stone

オープニング、ヴァイオレットが身内を失った悲しみを語り合うサポートグループに参加し、アディソンがジェイクに隠れて泣き、サムとステファニーがベッドでキスをしながら会話し、メイソンとの朝食を終えたクーパーがシャーロットと話をするシーンで。
♪"All" The Howls
アディソンが真実をジェイクに語らずにヘンリーの元へ向かい、ヴァイオレットが病院でピートのロッカーを整理しながらシャーロットと話をし、ジェイクがアディソンを助けてほしいとサムに持ちかけるシーンで。
♪"Ordinary World" Cary Brothers
エンディング、サムがステファニーに謝罪し、アディソンがジェイクに過去について打ち明け、ルーカスが父親の死を受け入れたことが悲しいとヴァイオレットがサポートグループで話すシーンで。

2014.1.22|エピソードガイド、プライベート・プラクティス6 フィナーレ|コメント(0)トラックバック(0)

1月15日(水) #2「燃え尽きた命」

02ピートの遺言状が開封され、彼の希望にしたがって明るい追悼パーティーが開かれることに。ヴァイオレットはその席でクーパーに、「私に何かあったらルーカスを引き取って」と頼み込む。アディソンはジェイクと一緒に住んでいることをサムに話しておらず、サムはパーティーでその事実を初めて知る。一方でシェルダンは、患者で小児性愛者のニックが「自殺する」と言い出したため、クリニックを出られずにいたが……。


●ピートの追悼パーティーでヴァイオレットは……
ピートの遺言状が開封され、彼の希望に従い遺体を火葬にしたヴァイオレット。ピートがバリ島の葬式のような歌と笑いと思い出話で盛り上がるパーティーを希望していたことも知り、アディソンの家を借りてピートの追悼パーティーを開きます。そして、ヴァイオレットはクーパーに、「私の身に何かあったらルーカスを引き取って」と頼みます。ピートが亡くなった今、もし自分に何かあったら……とヴァイオレットが考えるのは自然なこと。ただし、現在シャーロットは三つ子を妊娠中です。すでにメイソンという息子もいるわけで、クーパーからそれを聞いたシャーロットは、トゲのある返事をします。板挟みになるクーパー。
その後、あらためて「ヴァイオレットに何かあったらルーカスを路頭に迷わせるのか?」とシャーロットに問いただします。するとシャーロットは、「その時はルーカスは引き取るに決まってるでしょ」と一言。4人も5人も同じことでしょと言い切る彼女、妊娠初期のイライラもあるようですが、何だかんだ言ってもすでに母としての覚悟はできているよう。頼もしいです。

 

一方、ジェイクと一緒に住んでいることをサムにまだ話していなかったアディソン。パーティーの席で初めてそのことを知ったサムに謝り、「また友達に戻れる?」と問います。サムは即答を避けますが、後に「いずれ友達になれるがまだ先だ」と答えます。これまた自然な反応です。

 

そんな中、パーティーに訪れた弔問客たちは、「ワイルダー先生はいつでも頼れる、あきらめない男だった」と、口々にピートのすばらしさを語ります。そんな話を聞くうちに、辛くなってしまったヴァイオレットは、ピートの形見の革のジャケットから出てきたマリファナを手に2階のバスルームへ。それを吸ってハイになってしまいます。それに気付いたアディソンがバスルームで彼女に付き添っていると、そこにクーパーが。彼もまた、ヴァイオレットに誘われてマリファナを吸ってハイに。その後、サム、ジェイクも加わり、ハイになった二人と仲間たちは、アディソンが注文したピザを食べながらしばしピートの思い出話をします。追悼パーティーの弔問客が階下にいる中、医師という立場でマリファナにふける二人には驚きましたが、これも悲しみ方の一つなのかも。このアンバランスな状況にこそ、むしろリアリティがあるのかな、とも思いました。

 

さて、やがて再び下の部屋に戻ったヴァイオレット。弔問客の一人が泣きやまない上に、デレクからの電話でマークの生命維持装置が外されたと聞いたアディソンまでもが泣き出して、どうにもこうにも居たたまれなくなります。そして、「今日は泣かないで!」と叫ぶとカラオケマイクをつかんで歌い始め、ここでピートに対する怒りを爆発! みんなが泣き叫びたい時に私にパーティーをやらせるなんて、ピートは自分勝手だと泣き出し……。この直前、ようやくアディソンの家に駆け付けたシェルダンは「いったい何があったんだ?」と驚くばかり。そんなシェルダン、この後で「すべて大丈夫だって言って」というヴァイオレットに「大丈夫だ」と慰めの言葉をかけます。

 

その夜。ヴァイオレットはクーパーとともに、ピートの灰を海に散骨します。「時間が欲しかった」と言って泣き崩れるヴァイオレット。確かに、ピートの死はあまりにも突然過ぎました。ヴァイオレットの中には、悲しみだけじゃない、怒りにも似た複雑な思いがあるのでしょう。それもこれも、ピートに対する愛情あってこそのこと。この散骨シーンは痛々しかったです。

 

●小児性愛者の患者ニックに付き添うシェルダン

みんながピートの追悼パーティーに出ている間、一人クリニックに残っていたのはシェルダン。患者のニックが「自殺する」と言い出したため、彼のセラピーを行っていたのです。そして、シェルダンはニックから衝撃的な事実を聞かされることになります。「自分は小児性愛者。治らないから自殺する」と。シェルダンはとにかくニックを思いとどまらせようとしますが、そんな中、ニックは突然苦しみ出してその場に倒れ込んでしまいます。彼はすでに睡眠薬を一瓶飲んでいたのです。シェルダンは救急車を呼び、ニックは病院へ。一命をとりとめたニックは、シェルダンとともに問題と闘って生きる決意を表明。ホッと一安心のシェルダンですが、こちらも心境は複雑です。何せ、ニックは小児性愛者。へたをすれば、彼が子どもに手を出す可能性も十分考えられるわけで……。恐ろしい欲望を抱えながらも何とか理性を保とうとし、挙げ句に自ら死を選ぼうとしたニックに寄り添うことは、主治医であるシェルダンにとって当然のことかもしれません。けれども、彼の心の中にも割り切れないものがあるようで……。非常に難しい問題です。

 

●マークの死はアメリアにも伝わり……

追悼パーティーの間、ヘンリーの子守を買って出たアメリア。アディソンは、そんな彼女に感謝し、自分に何かあった時にはヘンリーを引き取ってほしいと頼みます。アメリア、大事なヘンリーを任せられる相手だとアディソンに思ってもらえたことが嬉しかったよう。ただし、この後に訃報を聞かされることになります。マークの死です。アメリアもまた、アディソン同様マークと寝たことがある間柄ですから、彼女もショックを受けたはず。番組を見ているこちらも、「グレイズ・アナトミー」で描かれたマークの死を再び突きつけられるかたちとなり、改めて彼のいないさみしさを痛感せざるを得ませんでした……。

 

そんなこんなの今回のエピソード、実は「プライベート・プラクティス」の記念すべき通算100話目でした。できることなら、150話、200話と「グレイズ・アナトミー」のように回を重ねてほしかったのですが、残すところあと11話。ピートの追悼という一区切りもあり寂しい限りですが、今シーズンは最終シーズンだけに、入魂のエピソードが多数登場します。アディソン、ヴァイオレットだけでなく、サム、ジェイク、シェルダン、アメリア、シャーロット&クーパー、それぞれが主役となるエピソードもあります。次週も苦しい展開が続きそうですが、希望を信じて“迷えるオトナたち”を応援しましょう。


【今回のゲスト】
ニック役は、「私はラブ・リーガル」の守護天使ルーク役のカーター・マッキンタイア。
クリス役は、「グッド・ワイフ」のマタン・ブロディ役のクリス・バトラー。


【注目のセリフ】
「お腹にサナダムシがいるから。しかも3匹も」by シャーロット
 ……三つ子ちゃん、サナダムシ扱い!!!
「そうだ、どうせならヘンリーももらったら? それで半ダースになる」by シャーロット
 ……妊娠のホルモンの影響か、シャーロットの毒舌っぷりが半端ない!
「でもさびしいよね、残されるのって。ママが死んだ時はさびしかった。ヴァイオレットは?」by メイソン
 ……ヴァイオレットを慰めるメイソン、寄り添い方が素晴らしかった!
「死なすべきだったかもしれない男の命を救ってきた。ピートは妻と子どもがいて、人助けをしていたのに死んでしまった。その不条理さが神を信じられない理由だよ」by シェルダン
 ……シェルダンらしい、考えさせられるセリフ。


【曲情報】
♪"Someone To Watch Over Me" Cast

ヴァイオレットが、カラオケで歌った曲。邦題は「やさしき伴侶を」。運命の人に出会うことを夢見る内容の歌詞。
♪"Death To Everyone" Deer Tick
エンディング、アディソンがマークの死をアメリアに伝えようとし、シェルダン&ジェイク、アディソン&サムが話をし、ヴァイオレットがピートの遺灰をクーパーと海に流して泣き崩れるシーンで。

2014.1.15|エピソードガイド、プライベート・プラクティス6 フィナーレ|コメント(0)トラックバック(0)

1月8日(水) #1「胸騒ぎの一日」

01アルコール依存症で家を出たエドという男性が、23年ぶりに娘デブラに会い謝罪するのを助けようとするヴァイオレット。けれども、臨月のデブラは父に積年の恨みをぶつけ、それがきっかけで破水する。サムにプロポーズされたアディソンは、自分の出した答えに幸せを感じる一方、何やら情緒不安定な様子。予備審問の法廷に現れなかったピートには、逮捕状が発令されてしまう。ヴァイオレットは、彼が保釈の身で逃げたと考えるが……。


ついにスタートした「プライベート・プラクティス」の最終シーズン。今回は、アディソンをはじめとするクリニックのメンバーたちのある1日が、それぞれの視点で並行して描かれました。そして、その中で衝撃的な事実が!!

 

●【ヴァイオレット】父娘の和解に尽力。一方、ピートは予備審問に現れず……
アルコール依存症で家族を置いて家を出ていたエドという男性が、23年ぶりに娘のデブラに謝罪するのを助けようと、父娘をクリニックで引き合わせるヴァイオレット。けれども、臨月のデブラは父親に積年の恨みをぶつけ、それをきっかけに破水してしまいます。ひとまずアディソンによる診察を受けたデブラは聖アンブローズに搬送され、ジェイクを担当医として出産に臨むことに。
その頃、まだクリニックにとどまっていたエド。ヴァイオレットに改めてデブラに謝罪するよう説得され、彼女のいる聖アンブローズへ。ところが、そこで心臓発作を起こして倒れてしまいます。たまたまそばに居合わせたサムによるオペで一命を取り留めたエドは、さまざまな偶然が重なったおかげで死なずに済んだことを実感。自分がやり残したことをするため神に生かされているのだと悟ります。そして、断薬会でのアメリアの助言もあり、出産を終えたデブラに「悪かった」と謝罪。父娘はようやく和解に至りました。
一方、この日はピートの予備審問が行われることになっていましたが、その法廷にピート本人は姿を見せず。ピートに対して逮捕状が発令されてしまいます。朝、ピートから「走りに行く。何があっても愛してる」というメールを受け取っていたヴァイオレットは、彼が保釈の身で逃げたと考えるのですが……。

 

●【アディソン&ジェイク】二人はついにカップルに!
前シーズンの最終話でサムにプロポーズされていたアディソン。それを断り、ジェイクと付き合い始めていました。幸せのまっただ中にいるはずのアディソンでしたが、ジェイクの携帯電話を頻繁にチェックしたり、彼の患者に嫉妬したりと、情緒不安定な様子。何ともアディソンらしい反応です。
その後、アディソンから現在の精神状態を説明されたジェイクは、今こそ関係を一歩進めるタイミングだと判断。アディソンの家に引っ越すと宣言します。アディソン、嬉しそうにそれを承諾。ひとまず、この二人については順調に前進しているようです。

 

●【クーパー&シャーロット】シャーロットが三つ子を妊娠!!!
メイソンを我が子のようにかわいがっているものの、自分自身の妊娠は望んでいなかったシャーロット。IUD(避妊具)で避妊していたにも関わらず、まさかの妊娠! IUDを外すと流産することがあるのを承知で、シャーロットはその処置をアディソンに頼みます。中絶賛成の立場を取りながらも、中絶という選択肢を選ぶことはできない彼女は、これで流産すれば……と期待していたのです。
処置後、トイレで出血を確認したシャーロット。流産したのだろうと考えますが、流産どころか何と三つ子を身ごもっていることが判明! IUDを付けているのに妊娠することすら希なのに、その妊娠がまさか三つ子だなんて、一体どんな確率!? シーズンの始めから、驚きの展開です。

 

●【シェルダン&アメリア】アメリアは断薬1年。シェルダンは元妻と!?
断薬1年を迎えたアメリア、断薬会で感謝のスピーチをし、支えになってくれたシェルダンにも感謝の言葉を伝えます。
シェルダンの方は、元妻と毎月3日間だけ各都市の高級ホテルでランデブーを楽しんでいるらしく、こちらはこちらで幸せそう。彼女ともう一度やり直すことには二の足を踏んでいる様子のシェルダンですが、彼女からのバラのプレゼントに思いは揺れているようです(ちなみに、シェルダンの元妻は今シーズン中に登場予定があります。どうぞお楽しみに!)。
ただし、心配なのはサムによる健康診断の結果。サムに呼ばれたシェルダン、その後、一人で険しい顔をしてお酒を飲んでいたのはなぜなんでしょう!?

 

●【サム】看護師のステファニーとラブラブ!?
アディソンに振られたサム。早くも別の彼女ができたようです。お相手は、聖アンブローズの産婦人科の看護師ステファニー。サムはまだ二人の関係をクリニックの仲間たちに秘密にしておきたかったようですが、みんなの前でクーパーに追及され、さっそくバレてしまいました。ステファニーはすっかりサムに夢中のようですが、サムも本気なのかな!? 二人の関係も気になるところです。

 

●【ピート】何と心臓発作で死亡!!!
ついに逃げに走ったかと思われたピート。実は、ランニング中にラニヨン・キャニオンで心臓発作を起こして倒れ、道の脇で死んでいたことが判明します。何という驚愕の事実! 「ルーカスにどう説明すればいい?」とクーパーに問うヴァイオレット。彼女が戸惑うのは当然です。見ているこちらにとっても、あまりにも突然のことで……。
前シーズンをもってピート役のティム・デイリーが降板することはニュースで知っていたのですが、いきなり死亡というシナリオになっていたとはショックでした。回想シーンでしかピートの登場がなかったのも寂しかったです……。

 

さて次回、ピートの死を知ったほかのメンバーは、どのような反応を示すのでしょうか!?
実はこのピートの死、「グレイズ・アナトミー」でマークが亡くなったのとほぼ同じタイミングという設定になっています。次回は、アディソンもマークの死を知ることになりそうです。


【今回のゲスト】
ステファニー役は、「シックス・フィート・アンダー」のヴァネッサ役などで知られるジャスティナ・マシャド。
デブラ役は、「ふたりの男とひとりの女」のアイリーン役や、「THE MENTALIST メンタリストの捜査ファイル」のサラ・ハリガン役のジリアン・バック。
エド役は、映画「ゴッドファーザー」シリーズへの出演で知られ、声優としても活躍するアレックス・ロッコ。


【注目のセリフ】
「魅力的なんてもんじゃない。彼はゼウス。彼はトール。彼はベッカムよ」by アディソン
 ……神話の神と元サッカー選手が混ざってるというヴァイオレットの突っ込みは絶妙。
「僕の精子は水泳選手並み」by クーパー
 ……クーパー、原音では自分の精子をアメリカの元競泳選手、マイケル・フェルプスにたとえてます。
「いいえクーパー、赤ちゃんは一人じゃない。3人産まれてくる」by シャーロット
 ……いくら何でも三つ子という設定は……。


【曲情報】
♪"Anything Anything" Dramarama

オープニング、サムがパンケーキを運び、アメリアが断薬1年のコインをもらい、シャーロット&クーパー&メイソンが朝食をともにし、アディソンがヘンリーを抱き、ジェイクがベッドで目覚め、ヴァイオレットがピートからのメールを見たあとでルーカスと話すシーンで。
♪"Breezeblocks" Alt + J
クーパーがメイソンを迎えに行って、兄弟は欲しいかと聞き、シャーロットがトイレで出血を確認してホッとしたのもつかの間、超音波の映像を見て驚くシーンで。
♪"Flaggin A Ride" Divine Fits
エンディング、シェルダンが一人で酒を飲み、アメリアが連れてきたデブラにエドが謝罪し、クーパーが三つ子の妊娠をシャーロットから聞かされ、ジェイクがアディソンの家に引っ越すと宣言するシーンで。

2014.1. 8|エピソードガイド、プライベート・プラクティス6 フィナーレ|コメント(0)トラックバック(0)