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HB
シアトルでハチドリの餌付けをするのを夢見る30女。


5月30日(水) #22「変わり行くオトナたち」

Bamen22_01サムと別れて孤独に苦しむアディソンは、精神科医から「変化は起こすもの」とアドバイスを受ける。一方、医事審議委員会によってヴァイオレットの医師免許は停止され、ほかのメンバーたちも調査の対象に。クリニックは存続の危機に陥る。そんな中、シャーロットはレイプの被害者を診察。クーパーは、8歳の若年型クラッベ病の少女に造血幹細胞移植を行う。また、ワシントンDCへの出発を延期したファイフは、一緒に来てほしいと再度ナオミに頼むが……。

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●変化は自分で起こす!アディソンが一念発起
サムと別れて孤独に苦しむアディソン。精神科医から「変化は起こすもの」と言われた彼女は思いきった行動を起こします。何と、スーパーで偶然出会った男性(パイナップル男?)と、互いの名前も職業も明かさぬままデート&キス! そして彼からフィジーでのバカンスに誘われると、リゾートファッションに身を包んで空港へと向かいます(空港にはヴァイオレットもナオミもいるという偶然! 二人が空港にいる理由は↓で)。
しかし、アディソンはフィジー行きを思いとどまりました。「変化は起こすもの」だと肝に銘じた彼女は、現在のクリニックを解体して新たなクリニックを立ち上げ、万全の態勢で医事審議委員会と闘うべきだとみんなに提案。さらには、「子作りは諦めないけれど、シングルマザーとなる自分を受け入れてほしい」とサムに持ちかけ、彼とよりを戻します。これで、次シーンズンも“アディサム”の関係が続くことに。
では、パイナップル男はどうなるの!? 彼は次シーズンからレギュラー入りとなります。ここで彼の素性を明かすのはやめておきますが、“中の人”についてちょっと触れておきますね。演じているのは、ベンジャミン・ブラット。ジュリア・ロバーツとの交際で浮名を流したこともある俳優です。彼の加入が、どうストーリー展開に関わっていくのか、次シーズンが楽しみです。

 

●レイプ事件の被害者と向き合うシャーロット
病院に運ばれてきたレイプ被害者のケイトランを診察することとなったシャーロット。まるで、あの時の自分そのもののケイトランを前に、どこまで患者に踏み込むべきか悩みます。そして、最終的には自身の経験を告白し、「必ず乗り越えられる」と彼女の手を取り……。
今シーズン、衝撃的で重い出来事が多過ぎて、シャーロットの事件もずいぶん過去のことのように感じられるほど。だからこそ脚本家側は、ケイトランという患者を登場させることで、あの事件についてあらためて考える機会を与えようとしたのかもしれませんね。

 

●若年型クラッベ病を患う8歳の少女マリサ
若年型クラッベ病を患う8歳の少女マリサ。クーパーらは、延命の可能性がある造血幹細胞移植に踏み切りますが、マリサは激しい薬物アレルギーを起こし植物状態となってしまい……。目覚める見込みのないマリサを前に、父親ジェイソンは「娘を楽にしてやりたい」と安楽死を望みます。クーパーもジェイソンの望みを叶えてやるべきか悩みに悩みますが、出した答えは「やはり安楽死させてやることはできない」というもの。クーパーは「最期までマリサを愛し続けるのが父親の務め」とジェイソンを励ますのでした。
いつも患者を救うことに全力を注いできたクーパー。彼の医師としての信念がよく表れていた点は評価したいのですが、この両親も難病のマリサも気の毒過ぎて、やり切れなさが残ったことは否定できません。

 

●ナオミとファイフが結婚へ!
ワシントンDCへの出発を延期したファイフ。再度一緒に来てほしいとナオミに頼みます。もちろん、ファイフと行きたい気持ちがあるナオミですが、コロンビア大に進学するマヤ、孫のオリヴィア、引き取ったばかりのベッツィー、クリニックのトラブルなど、目の前には問題が山積み。泣く泣くロスにとどまることにします。けれども、ナオミの葛藤を知ったサムは、「君は愛されていい」とファイフの元へ行くべきだとナオミの背中を押します。その言葉に、ようやく決心を固めたナオミは、ファイフを追いかけて空港へ。ナオミが来ると見込んで飛行機に乗らずにいたファイフは、その場でナオミにプロポーズ。ナオミは、マヤの引っ越し先であるニューヨークで暮らすことを条件に「イエス」の返事をするのでした。
実は、これでナオミの登場は最後。ナオミ演じるオードラ・マクドナルドは今シーズンを持って降板となります。家族と過ごす時間を増やしたいという思いが、彼女に降板を決心させた模様。今年に入り、かねてより交際していたブロードウェイ俳優のウィル・スウェンソンと婚約するなど、プライベートもますます充実しているオードラ。円満な降板なだけに、今後のゲスト出演に期待したいです。

 

●ついにお酒に負けたアメリア
酒への渇望に負けたアメリア。シャーロットからの断酒会への誘いを断り、ついに酒を飲んだ直後に執刀。それを知ったシャーロットは彼女から病院で執刀する権限を剥奪。あらためて断酒会に誘います。しかし、そのシャーロットの友情はアメリアに届かず。その後、バーには酒をあおるアメリアの姿が……。
墜ちていくアメリア。演じているカテリーナ・スコーソンの妊娠が、次シーズンの展開に影響するのかしないのか、そのあたりも気になります。

 

●ヴァイオレットの医師免許が停止に!
医事審議委員会による調査の結果、ヴァイオレットの医師免許が停止に! 調査の対象にされてしまったクリニックのほかのメンバーたちも崖っぷち。一同は休診して対策を練ることにします。
そんな中、ヴァイオレットは本の出版記念ツアーに出かけたいとピートに切り出します。本を通して人助けをするためというのがヴァイオレットの言い分ですが、ピートはそんなヴァイオレットに「自分勝手」「現実逃避」と猛反発。けれども、相手はヴァイオレット。今回もピートの反対を無視して自分を押し通します。結局、ピートは苦々しい表情でヴァイオレットを送り出すことになるわけですが、その夜、ピートは突然苦しみ出して倒れてしまい……。ちょっと、ちょっと! 家にはピートのほかに幼いルーカスだけ。ピートはどうなってしまうの!? いずれにせよ、今回のヴァイオレットのツアー決行が、ピートとの間にわだかまりを作る結果となったことは事実。来シーズンの展開が気がかりですね。

 

ちなみに、現地アメリカではシーズン5の放送が終了した「プライベート・プラクティス」。途中で放送枠を移すなど苦戦を強いられましたが、後半で視聴率も上向き、めでたくシーズン6の製作にもGOサインが出ました! ただし、通常より短い13話の構成となり、ファイナル・シーズンになる可能性も。視聴率だけでは語れない質の高さを維持している貴重な番組だけに、シーズン6でさらなる巻き返しを見せて、もっともっと続いてくれるのを願うばかりです。

 

……で、最後になりますが、みなさん、シーズン4はいかがでしたか? 本当に重く悲惨な出来事のめじろ押しで、見ていて辛くなることも多かったことと思いますが、生きていく上で誰もがぶつかるであろう悩みや葛藤に、ここまで真摯に向き合う機会を作ってくれる番組はほかにはなかなかないもの。辛さの中に何を見つけたか、みなさんにとってのシーズン4を振り返ってご意見・ご感想をいただけたら幸いです。
→「WOWOWトーク」で語ろう! シーズン4の感想&次シーズンで気になるキャラクターは?

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【鑑賞MEMO】
ラインホルド・ニーバーの祈り

「主よ、変えられぬものを受け入れる冷静さを与えたまえ。変えられるものを変える勇気を。どちらか見極める知恵を」
これは、今回、シャーロットがクーパーに教えた祈りの言葉。#7「シャーロットに何が起きたのか」でも登場した(シャーロットがCT検査の際にアメリアがともに唱えた)祈りの言葉で、アメリカの神学者ラインホルド・ニーバーによって書かれたものです。アルコール中毒者やドラッグ中毒者が集まって更生を目指す、いわゆる断酒会や断薬会で取り組まれている12段階のプログラム(Twelve Step Program)にも取り入れられています。


【今回のゲスト】
“パイナップル男”役は、「Law & Order」のシーズン6~9にレイ・カーティス役でレギュラー出演し、ジュリア・ロバーツとの交際でマスコミを賑わせたこともあるベンジャミン・ブラット。
マリサの父親役は、「ザ・ホワイトハウス」のウィル役で知られ、「グレイズ・アナトミー」シーズン5の#9「眠れない夜の過ち」では、腹痛を訴える妻に便を提供する夫セスを演じたジョシュア・マリーナ。
マリサの母親役は、「invasion-インベイジョン-」のラーキン・グローヴス役のリサ・シェリダン。


【注目のセリフ】
「自分の人生って気がしない。まるで見たくもない退屈な映画を見てるみたい。ひたすら他人の人生を救うために日々過ごしてる」by アディソン
 ……孤独なアラフォーの心境が凝縮されたセリフ。
「私の人生には仕事しかない。もし失ってしまったら何も残らない」by アディソン
 ……これまたイタいセリフ。
「10分だけ責任引き受けてあげる。だから、あなたは泣いていい」by アディソン
 ……アディソンとナオミの友情にジーン。やっぱり二人はこうでなくっちゃ。
「君は一度ルーカスを捨てて逃げた!」by ピート
 ……自分勝手なヴァイオレットについにピートも怒り爆発!
「あなたの身に起きたことは乗り越えるまでが地獄。避けては通れない。でもこれは言える。乗り越えられる。あなたは被害者じゃない、生存者だから」by シャーロット
 ……同じ経験をしたからこそ言える力強い言葉。
「幸せになっていい。君は愛されていい。だから行くべきだ。行け」by サム
 ……最後にナオミの背中を押したのはサムだった!
「私を愛してほしい。親になる私。それかせめて、今だけ愛してほしい。そうしてくれる?」by アディソン
 ……ここに“アディサム”復活。


【曲情報】
♪"Easier Said Than Done" Morcheeba

オープニング、アディソンが精神科医と話をするシーンで。
♪"Time To Go" Sara Swenson
「人生が変わると感じた」とアディソンが精神科医に話すシーンで。
♪"I Saw A Stone" The Rocketboys
クーパーがマリサの父親に安楽死させることはできないと説明し、シャーロットが自分の経験を踏まえてレイプ被害者のケイトリンを励まし、サムがファイフのところへ行くようナオミを促すシーンで。
♪"I Don't Know" Shelly Fraley
アディソンが「フィジーに行くつもり」と精神科医に話し、ピートが苦々しい表情でツアーに出かけるヴァイオレットを見送り、シャーロットが祈りの言葉でクーパーをなぐさめるシーンで。
♪"Make A Noise - Unreleased Track" Katie Herzig
エンディング、空港でナオミに偶然会ったアディソンが、ファイフの元へ行くナオミを祝福し、ナオミがファイフのプロポーズにイエスと答え、フィジー行きを取りやめたアディソンが、クリニックの解体と再建をメンバーたちに提案した後、サムとよりを戻し、アメリアがバーで酒をあおり、ピートが家で倒れるシーンで。

2012.5.30|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(2)トラックバック(0)

5月23日(水) #21「責任の矛先」

Bamen21_01ほかの病院で中絶手術を受けたというパティが腹痛で来院。実は手術は失敗しており、胎児は19週目を迎えていることが分かる。再び中絶するかどうか悩むパティに対し、中絶反対派のナオミは「産む選択肢もある」と助言するが……。一方、クリニックのメンバーの中に引き取り手がなかったことから養子に出されたデルの娘ベッツィーが、ケガをしてERに運び込まれる。検査と調査の結果、虐待の可能性が浮上するが、里親はそれを強く否定する。

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●中絶手術の失敗で図らずも妊娠が継続していたパティ
他院で中絶手術を受けたパティという女性が腹痛を訴えて来院。アディソンが診察した結果、中絶手術は失敗していて胎児は19週目に入っていることが判明します。再び中絶するとなると肉体的、精神的な負担は大きく、アディソンはパティに決断を委ねます。しかし、偶然パティと対面した中絶反対派のナオミは、「お金がなくても母親になれる」と考え直すよう彼女を説得。ただでさえ動揺していたパティは、このナオミの言葉により一層悩まされることに。そして、後にナオミがパティに出産を促したことを知ったアディソンは、患者の選択権を尊重すべきだとしてナオミの勝手な干渉に激怒します。
そんな中、中絶すべきか否かで迷い続けるパティ。アディソンは電話に出ない彼女に直接会いに行き、「どんな選択をしても全力で支援する」と励まします。この言葉に背中を押されたパティは、やはり中絶を決断するのでした。
そして、いよいよオペの時。アディソンは、「子どもを望んでいる自分にとって中絶手術ほど辛いものはない。けれども、患者のためにやる」と涙をこらえながらナオミに胸の内を吐露します。このシーン、ケイト・ウォルシュ渾身の演技でしたね(吹き替え担当の唐沢さんも!)。中絶というセンシティブな問題がテーマなだけに、あのくらいの熱のこもった演技でないと、見ている側を納得させられないのかも。とはいえ、キリスト教徒の多いアメリカでは、中絶は政治の争点となるほど大きな社会問題(【鑑賞MEMO】参照)。きっと、今回のエピソードにも賛否両論があったことと思います。しかも、今回取り上げたのは後期中絶。その内容も包み隠さず番組の中で明らかにしているだけになおさら……。

 

結局、アディソンの信念に心を打たれたナオミは、反対していた中絶手術に立会い、アディソンとパティを支えました。そして、オペ後、あらためて友達に戻りたいというアディソンとようやく仲直り。手を取り合うアディソンとナオミ、二人の姿に思わずウルっときた方も多かったのでは?
→「WOWOWトーク」で語ろう!一番印象に残ったキャラクターは?

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●養子に出されたベッツィーが虐待!?
クリニックのメンバーの中に引き取り手がなかったことから養子に出されたベッツィーが、階段から落ちて頭を打ち、ERに運び込まれます。検査の結果、虐待の疑いがあることが判明。里親のフィルとジーナが虐待を否定する中、ベッツィーの容体が急変。アメリアは彼女の緊急オペを担当することになります。……が、以前、デルを救えなかったアメリアは、自責の念にかられ自信喪失気味。そんな彼女をシャーロットが励まし、何とかオペは成功。しかしながら、ベッツィーは昏睡状態に……。
一方、ベッツィーのオペ中に、フィルとジーナの息子である8歳のマーシャルと話をしたシェルダンは、彼がベッツィーを虐待していたことを知ります。母親も父親も亡くし、クリニックのメンバーたちからもある意味見放されたベッツィー。里親の家で虐待に遭っていたなんて、あまりにも残酷です。中絶といった難しいテーマに挑戦するのも勇気ですが、ベッツィーをここまで不幸に描くのもまた勇気。正直言って、見ていて心が折れそうでした……。
その後、最初はマーシャルによる虐待を否定していたジーナは、マーシャルが問題を抱えていることをシェルダンの前で認め、学校で問題行動が多く友達がいないマーシャルの遊び相手を作りたいという気持ちからベッツィーを引き取ったのだと話します。そして、マーシャルに必要なのは、今以上の親の愛情と気配りであるとし、実子マーシャルを優先に考え、ベッツィーを手放すと決断。まだ目覚めぬベッツィーを残して去って行くのでした……。
こうして、ますます不幸な境遇に追いやられることとなったベッツィー。ヴァイオレットはいまだ目覚めぬ彼女に、「今度こそ諦めずに愛情を注いでくれる家族を探してみせる」と涙ながらに約束します。すると、その声に応えるかのようにベッツィーが覚醒! よかった! ベッツィーは無事に回復したのです。そして、知らせを受けて病室に駆けつけたナオミは「家にくればいい」とベッツィーを引き取る意思を表明します。これには、ベッツィーも、ヴァイオレットも大喜び。だって、ナオミが里親ならベッツィーの幸せは約束されたようなものですから。彼女の行動力のおかげで、見ているこちらもようやく救われた思いです。

 

それにしても、以前、クリニックのメンバーが誰もベッツィーの引き取り手として手を挙げなかった際、そんなみんなを責めたヴァイオレット。今度も「自分がベッツィーを引き取りたくても引き取れなかったのはピートのせい」と言わんばかりの態度でしたね。自分だけいい人でいようとするヴァイオレット、何かなあ……思いますが、それがヴァイオレットであり、このドラマの神髄。きれい事だけでは済まない、その現実をガツンと視聴者にぶつけてくるのが「プライベート・プラクティス」なんですよね。

 

一方、今回のベッツィーのオペでは相当なストレスを抱えることとなったアメリア。「あなたは力を尽くした」と、シャーロットが慣れないハグで彼女の尽力をたたえたにも関わらず、ついに、長らく断ってきた酒に手を出してしまいます。オペの前には、シャーロットに断酒会へ行くと約束していたのに……。この先のアメリアが心配です。

 

●やっぱりファイフはナオミに振られちゃった!
クーパーとシャーロットの結婚式の後、ナオミとベッドインしたファイフは「一緒にワシントンDCに行こう」とナオミを誘います。けれどもナオミは、ベッツィーを引き取ってロスに留まると決断。ファイフは結局、また振られてしまいました。でもファイフ、「迎えに来たことは後悔してない」とキッパリ。「大切なものは求めるべき、でもそれで手に入らないなら仕方ない」と潔いところを見せます。傲慢な男という印象が先行していたファイフ、元からいい人だったのか、ナオミの影響でいい人になったのか。いずれにせよ、振ってしまうには惜しい相手に見えてくるから不思議です。

 

さて、そんなこんなでいよいよ次回が第4シーズンの最終回。ヴァイオレットの医師免許が停止となり、クリニックは存続の危機に。そして、変化は自分で起こすものと悟ったアディソンは……!?


【鑑賞MEMO】
アメリカの中絶問題

アメリカでは、堕胎禁止を原則違憲とした1973年のいわゆる「ロー対ウェイド判決」により女性に産むか否かの決定権が認められる中絶の合法化が成立しています。しかしながら、堕胎を禁じる聖書の教えを信じるキリスト教徒の多いアメリカでは、中絶反対派の「プロライフ」と中絶擁護派の「プロチョイス」が今もなお対立。中絶は、政治および選挙の争点となっているだけでなく、女性の権利という観点から「フェミニズム」と「反フェミニズム」の対立の争点ともなっています。
そんな中、1993年にはフロリダ州で中絶医が射殺される事件が、1998年にはアラバマ州で中絶クリニックが爆破される事件が発生。自身を危険にさらすようなまねはしたくないという保身、あるいは宗教観、倫理観の問題から、中絶を引き受ける医師はかなり少ないのが現状です。だからこそアディソンは、患者の選択の権利を支持するという立場から、気の進まない中絶手術を引き受けたというわけです。


【今回のゲスト】
フィル役は、映画『マイティ・ハート/愛と絆』のゲイリー・ウィルメス。
ジーナ役は、「LAX」のベティ役のウェンディ・フープス。
パティ役は、ロック歌手のミート・ローフを父に持つアマンダ・アディ。


【注目のセリフ】
「養子に出すことを決めたクリニック全員(の責任)だ。こんな結果になるとは思わなかった」by サム
 ……そう、どんなに胸が痛んでも自業自得……。
「あなたは私と患者との信頼関係を壊した。断りもなく! あなたは超えちゃ行けない一線を越えた。それが分からない?」by アディソン
 ……語気を強めるアディソン。かなりの迫力。
「罪悪感に訴えて、まるで使命だって顔してた。でも一度、児童保護局に預けたら“去るものは日々に疎し”だ」by クーパー
 ……言いにくいことをズバリと言えるのも、彼がヴァイオレットの親友だからこそ。
「人口3億以上のこの国で中絶を引き受けるのはたった1,700人だから。私はその一人」by アディソン
 ……ものすごい説得力。
「あなたがいてよかった。この幸運を当たり前だなんて思いたくない」by シャーロット
 ……自分の幸せをかみしめられるシャーロットってすばらしい。
「だって私は独りだから。いつの間にか、あなたは私の手を離してた。独りってほんとサイテー。親友を取り戻したい」by アディソン
 ……確かにアディソンを見てると、独りがいかにサイテーか分かる気が……。


【曲情報】
♪"Just Stay Here Tonight" Augustana

オープニング、クーパー&シャーロット、ナオミ&ファイフ、ピート&ヴァイオレットがそれぞれカップルで過ごす中、サムが独り腕立て伏せをし、アディソンが眠れない夜を過ごすシーンで。
♪"Psalm Of A Heart" Birgit Bidder
エンディング、ヴァイオレットの語りかけに応えるようにベッツィーが目覚め、ナオミがベッツィーを引き取ると宣言、アメリアが酒に手を出すシーンで。

2012.5.23|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

5月16日(水) #20「孤独の方程式」

Bamen20_01クーパーとシャーロットの結婚式が間近に迫り、両家が一堂に会することに。しかし双方の親は互いに良い印象を持っておらず……。クリニックには、アフリカ出張から戻ったナオミが出勤。アディソンはサムと別れたことを彼に無断で彼女に報告する。また、一度ナオミに振られたファイフは、懲りもせずにストーカーのように彼女をつけ回す。一方、ヴァイオレットの守秘義務違反を調査する医事審議委員会は、クリニック全体に疑惑の目を向け始め……。

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●医事審議委員会、ヴァイオレットだけでなくクリニックをも標的に!
ケイティの訴えをきっかけにスタートした医事審議委員会の調査。医師免許停止を検討されているヴァイオレットは、弁護士リチャードと必死に弁明を続けるも見通しは暗く……。しかも、アディソンやピートなどクリニックのメンバーたちとも面談した委員会のニールは、今度はクリニック全体に守秘義務違反の疑いがあると揺さぶりをかけてきます。アディソンたちは、ヴァイオレット抜きで緊急ミーティング。「ヴァイオレットには休職してもらうべき」「とにかく最優先はクリニックを守ること」と、侃々諤々と意見を交わします。このシーン、それぞれの考え方の違いがよく表れていましたね。
さて、ヴァイオレットの医師免許は守られるのか、医事審議委員会から目を付けられたクリニックはこれまで通り存続していけるのか、これは相当深刻な問題です。
→「WOWOWトーク」で語ろう! このピンチをどうやって乗り切る?

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●両家の反対をおしてクーパー&シャーロットが結婚!
クーパーとシャーロットの結婚式が間近に迫り、フリードマン家とキング家の両家がロスに集まります。けれども、クーパーの両親ローレンスとマイラは、普段からシャーロットに関する愚痴を息子のクーパーから聞かされていたため(クーパー、いい歳して何でも親に話していたなんて!)、彼女のことを良く思っておらず……。これ見よがしに、旧知の仲であるヴァイオレットをもてはやします。シャーロットの母オーガスタはそんなローレンスとマイラの態度に不信感を抱くように。宗教も文化的背景も異なる両家の間の埋めようもない深い溝が、徐々に浮き彫りとなっていきます。
そんな中行われた結婚式前夜の食事会。クリニックが窮地に立たされていることもあり、出席するメンバーたちの表情は暗く、そのきっかけを作ったヴァイオレットに至っては、みんなに合わせる顔がないと欠席。とてもじゃないけれど盛り上がれる雰囲気ではありません。しかも、両家の親は結託し、新郎新婦に結婚中止を迫る始末。クーパーとシャーロットも、これには唖然でしたね。
それでも何とか迎えた結婚式当日。クーパーはお世辞にも和やかとは言えない式場からシャーロットを連れ去るという大胆な行動に出ます。そして、二人はそのまま飛行機でラスベガスに直行!二人だけで式を挙げちゃいました。クーパー、土壇場で行動力を見せつけてくれましたね。いい判断でした。
そして、残された親たちは諦めてお酒を飲み、クリニックのメンバーたちも二人のために祝杯を挙げます(断酒中のアメリアは、ジンジャーエールのつもりでシャンパンを口にし、それをグラスに吐き戻していましたが、結局、あのシャンパンを飲んでしまったんじゃ!?)。

 

とにもかくにも、こうしてクーパーとシャーロットも晴れて夫婦に。ドラマのオープニングでは、「やっぱりこの式はやめにしないか?」とクーパーがシャーロットに持ちかけるシーンからスタートしたので、一体二人の結婚はどうなってしまうのか、ハラハラしながら見進んだのですが、無事ゴールインと相成って本当に良かったです。これで今シーズンは、メンバーたちの中から2組がゴールインしたかたちとなりましたね。

 

●ナオミをつけ回すファイフに勝算あり!?
アフリカ出張に行っていたナオミが、しばらくぶりにロスに戻って来ます。アディソンは歓迎しますが、ナオミの方はつれない態度。ナオミを取り戻したいアディソンは、クーパーたちの結婚式まで別れたことを秘密にしようとサムと約束していたにも関わらず、抜け駆けしてサムとの別れをナオミに報告してしまいます。後にそれを知ったサムは怒り心頭。そりゃあそうですよね。アディソン、ずるいゾ。

 

一方、ナオミの帰りを待ち構えていたファイフは、一度振られているにも関わらず、ストーカー並にナオミをつけ回し、介護施設に入所している患者マリオンの往診に行くという彼女に同行します。マリオンはウォルターという友人を亡くしてからすっかりふさぎ込んでいる様子で、ナオミは彼女にセラピーを提案。ファイフは外科手術で鬱病を直す方法もあると勧めますが、マリオンはセラピーもオペも望んでいないと一蹴します。ナオミは、とにかく一度シェルダンにマリオンを診てもらうことにし、さっそくシェルダンは施設にマリオンを訪ねますが、「医者から子ども扱いされると余計気分が悪くなる」とマリオンは彼のことも突っぱねます。
けれども、その後に意外な展開が。あらためてマリオンに会いに行ったファイフが彼女の心を開いたのです。ファイフは、マリオンがウォルターを愛していたからこそ、彼の死をこれほどまでに悲しんでいるのだと見抜き、彼女の口から本音を引き出すと、「あなたが彼を愛していたことは、言葉にしなくても伝わっていたはず」と慰めの言葉をかけます。マリオン、このファイフの言葉に大いに救われたようです。
そして、このファイフの行いを知ったナオミは、ファイフがすばらしい人間だと再認識。思わず自分から彼にキス! ファイフ、ここにきてようやく勝算が出てきた感が!?


【鑑賞MEMO】
ラスベガスはウェディングの街

ラスベガスのあるネバダ州は、婚姻の手続きが簡単。結婚許可証を取ってから結婚式を挙げるまで1日で済ますことができます。チャペルもたくさんあり、中には24時間対応可能なところも。ドライブスルー挙式のようなユニークなオプションが多い上に、お値段も安いということで、世界中から結婚式を挙げにカップルが集うのがラスベガスなのです。
ちなみに、「グレイズ・アナトミー」のジョージとカリーが結婚したのもラスベガスでした。


【今回のゲスト】
シャーロットの母親のオーガスタ役は「ブレイキング・バッド」や「crash クラッシュ」のゲスト出演などで知られるテス・ハーパー。
クーパーの母親役は「HEROES/ヒーローズ」のアンジェラ・ペトレリ役や「NCIS:LA ~極秘潜入捜査班」のアレクサ・コメスク役でおなじみのクリスティン・ローズ。
ヴァイオレットの弁護士リチャード役は、「ビバリーヒルズ青春白書」でジェシー・バスケスを演じたマーク・エスピノザ。


【注目のセリフ】
「元ジャンキー同士、親友みたいなもんでしょ?」by アメリア
 ……依存症つながりで花嫁の付添人って……。
「悪かったよ、人情に欠けてる家庭で育たなくて」「おたくみたいに感情垂れ流しにしないからって、うちが人情に欠けてるわけじゃないわよ」by クーパー&シャーロット
 ……互いに譲らない二人。お互いに口が達者。
「僕は特別だ。分かります」by ファイフ
 ……傲慢で自信過剰だけれど、確かに良いところもあるのがファイフという人。
「大事なのは君と僕だ。それ意外のことは、親が反対していようと、同僚同士でもめていようと関係ない。結婚式は僕らのものだ」by クーパー
 ……あの沈んだ雰囲気の列席者の前で結婚しなかったのは大正解!


【曲情報】
♪"Heart & Arrow" Matt Duncan

伝統のドレスを着て見せたシャーロットが、両家の態度をめぐってクーパーと言い合うシーンで。
♪"Violin" Amos Lee
別れたことを先にナオミに話したことを怒るサムが、アディソンと言い合うシーンで。
♪"The Winter From Her Leaving" William Fitzsimmons
クーパー&シャーロットの結婚前夜のパーティーシーンで。
♪"Love Is You" Chrisette Michele
エンディング、クーパーとシャーロットがベガスで二人だけの結婚式を挙げ、残されたメンバーたちが祝杯を挙げるシーンで。

2012.5.16|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

5月9日(水) #19「静寂を破るアラーム」

Bamen19_01シアトルから戻ったアディソン。子作りに協力するつもりはあるのか、サムの答えを待つが……。一方、自伝の内容が守秘義務違反に当たるとして、あのケイティから訴えられることとなったヴァイオレット。ピートの反対を無視して、話し合いのため彼女に会いに行く。結婚式の準備を進めているクーパーは、シャーロットが元夫ビリーの写真を今も持っていることを知り不安になる。シェルダンはヴァイオレットのために、マーラを諦めたつもりでいたが……。

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●守秘義務違反に当たるとしてケイティがヴァイオレットを訴えた!
いきなりヴァイオレットの元に届いた訴状。自伝の内容が守秘義務違反に当たるとして、あのケイティから訴えを起こされたのです!  あれだけのことをヴァイオレットにしておきながら、自伝の出版、広告、および販売の即刻停止を要求するとはケイティもたいしたもの。ピートは怒りが収まりません。
その後、何とか話し合いで解決したいヴァイオレットは、ピートが止めるのも聞かず、クーパーに近くまで付き添いを頼んで、ケイティに会いに行ってしまいます。ケイティは突然のヴァイオレットの訪問に驚きますが、「セラピーに通って健全に生活していたのに、本のせいで自分のしたことを周囲に悟られて辛い。あの本が出回っている限り傷は癒えない」と自身の言い分を主張します。
その夜、ヴァイオレットはケイティを訪ねたことをピートに話し、「今もケイティは自分の患者。放っておけない」と言い切ります。そんな彼女に対しピートは、「あの女はもう患者じゃない。構うな」と強く警告。家族のために目を覚ましてくれと訴えますが、このピートの言葉がどのくらいヴァイオレットに響いていることか。彼女の頑固さはかなり厄介ですからね……。
その後、今度はケイティの方が思い詰めた様子でクリニックまでヴァイオレットに会いにやって来ます。彼女にされたことが蘇り、恐怖に怯えるヴァイオレットでしたが、ケイティが発したのは意外にも「自分の問題なのにあなたを苦しめてしまった。怒るのは筋違いだった」という謝罪の言葉。これに考えさせられたヴァイオレットは、自分とマーラとの問題にシェルダンを巻き込んで彼を責めたことを反省します。そして、「マーラが好きなら付き合えばいい」とシェルダンの背中を押すのでした。

 

結局、ケイティはヴァイオレットへの訴えを取り下げました。しかし、問題はここから! 実は、医事審議委員会がすでに調査を開始していたのです。結果次第では、ヴァイオレットは医師免許を停止されることに。ヴァイオレット、大ピンチです!
→「WOWOWトーク」で語ろう! ヴァイオレットとピート、どちらに共感した?

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●シャーロットの元夫が登場! 当時、彼が浮気をした理由は?
結婚式の準備を進めているクーパーとシャーロット。ひょんなことから、シャーロットが元夫ビリーの写真を持っていたことを知ったクーパーは急に不安になり、シェルダンに相談。シェルダンは、「シャーロットは元夫の浮気が自分のせいではないかと今も気にしているのではないか」と指摘し、クーパーは思い切ってビリーに会いに行きます。そして、彼をクリニックでシャーロットと引き合わせ、浮気の理由を告白させます。「結婚後にゲイだと気付いた。ほかの女性と寝たのは確証を得たかったからだ」と。それを聞いて、自分の見る目のなさにすっかり落ち込むシャーロットでしたが、後にあらためてビリーを訪ね、どうしてゲイであることを打ち明けてくれなかったのか問います。「俺だって自分がゲイだとは知らなかった」とビリー。「今回はいい男を選んでるよ」、最後に彼にそう言われたシャーロットは、今度こそ気持ちの踏ん切りがついた様子。これで、結婚までまっしぐら! といきたいところですが、今度はフリードマン家とキング家の間でトラブルが!? 次週の展開が気になります。

 

●癌に冒された妊婦ヴァル。彼女を診るアディソンは……
シアトルから戻ったアディソン。サムに突きつけた“子作りに協力するか、別れるか”という究極の選択の答えはまだもらえず……。

 

そんな中、体調不良でサムの診察を受けた妊娠25週目になるアディソンの患者ヴァルが、リンパ系の癌に冒されていることが判明。すぐに赤ちゃんを取り出して化学療法を始める必要があると分かります。しかし、25週での帝王切開となると、赤ちゃんが助かるという保証はなく……。それでもヴァルは、自分が死んでも赤ちゃんを産むと言い張ります。アディソンと夫のゲイリーは「母体を優先すべき」と主張しますが、アディソンとぎこちない関係となっているサムは「ヴァルの意志も尊重すべき」と意見。二人は、ヴァルとゲイリーの関係に自分たちを重ねて反発し合います。
そして、ヴァルはどうしてすぐに赤ちゃんを取り出すのを拒否しているのか、その理由をアディソンに話します。実は、彼女にはかつて夫ゲイリーとの子を無断で中絶した負い目があったのです。不妊治療の末にやっと授かった赤ちゃんを、今度こそは夫に抱かせてやりたいと訴えるヴァル。そんな矢先、ヴァルの体調は悪化。すぐにでも赤ちゃんを取り出して化学療法を始めないと、命が危ないという状況に。直前に、ゲイリーに秘密を打ち明けるべきだと諭されていたヴァルは、ようやくここで中絶の事実を告白。ゲイリーはショックを受けて病室を出て行き、サムはアディソンがヴァルにプレッシャーをかけて強引に告白させたと、またもや彼女の振る舞いを非難します。
その後、アディソンから「ヴァルは命を差し出して過ちを償おうとしている」と諭されたゲイリー。ヴァルを許し、彼女に帝王切開術を受けさせます。産まれた赤ちゃんが、今後健康に育つかはまだ分かりませんが、とりあえず、ヴァルとゲイリーの夫婦の間の亀裂は修復。アディソンが一役買ったかたちとなりました。

 

……で、肝心のアディソン自身は? 「これ以上待てない」とサムに迫ってはみたものの、色よい返事はもらえず。どうやら二人は別れることになるようです。それにしても、エンディングのアディソンの長ゼリフには、かなりの迫力がありましたね。彼女の切迫した思いが痛かったです。


【鑑賞MEMO】
アディソンの紺のドレスは……

今回、前半でアディソンが着用していた、胸元で切り替えのある紺のドレス。実はあのドレス、「グレイズ・アナトミー」シーズン7の#20で、カリー&アリゾナの結婚式の際にクリスティーナが着ていたのと同じドレスでした!みなさんもお気付きでしたか?


【今回のゲスト】
ケイティ役は、すでに番組ではおなじみの顔となっているアマンダ・フォアマン。


【注目のセリフ】
「連れて行きたい人ならいるよ。一緒にいると楽しくて。同僚の本をけなした人だが」by シェルダン
 ……さりげなくヴァイオレットに“俺は我慢してるんだ!”とアピール。
「私は未来に向かって進みたいの。あの本が出回ってる限り傷は癒えない」by ケイティ
 ……自分のしたことを棚に上げて、何て一方的な。
「悩みはひとりでには解決しない。悩みが深いほどね」by シャーロット
 ……時々シャーロットが精神科医に見えることが。
「祝福する。運命の出会いはそうそうないから」by ヴァイオレット
 ……シェルダンの気持ちを理解できたことについては、ケイティのおかげ!?
「体内時計がその時を刻んでる。アラームが鳴り出してる。叫んでるの」by アディソン
 ……必死で思いを伝えるも、サムの気持ちは動かせなかったみたい……。


【曲情報】
♪"We're On The Run" Gold Motel

オープニング、ロスに戻ったアディソンが、サムとの状況をアメリアに話すシーンで。
♪"Search and Destroy" Sanders Bohlke
マーラのことについてシャーロットがシェルダンにアドバイスし、アメリアがアディソンのしていることはサムの家の偵察だと指摘し、ピートがケイティに関わるなとヴァイオレットに警告するシーンで。
♪"With All My Lungs" Jason Poe
エンディング、シャーロットとクーパーが結婚式の招待状の準備を進め、医事審議委員会がすでに調査を始めていることをピートがヴァイオレットに伝え、アディソンが“もう待てない”とサムに訴えるシーンで。

2012.5. 9|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

5月2日(水) #18「家族の旋律」

Bamen18_01女子高校生3人組が示し合わせて妊娠。動揺する母親と娘たちを相互理解へと導こうと、ヴァイオレットとシェルダンはセラピーを行う。そんな中、刑務所に入っていたピートの母親フランシスが呼吸困難となり、病院に運ばれてくる。発作の原因は「刑務所から出たい」という母親のために、弟アダムが一時的に心臓病を悪化させようと飲ませた薬だった。同じ頃、14歳の天才ピアニストが脳手術を受けることになり……。

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●示し合わせて妊娠した女子高生3人組
リサ、ケイシー、ジェイミーの女子高生仲良し3人組が“協定”という名のもとに示し合わせて妊娠! 動揺するそれぞれの母親と娘たちの相互理解を促すべく、ヴァイオレットとシェルダンはセラピーを行います。ところが、途中でジェイミーの母親リッキーがセラピーの中止を訴え出ます。ヴァイオレットの本を読んで、彼女が二股をかけた挙句に妊娠したことを知り、娘たちのセラピストにはふさわしくないと判断したのです。自伝が精神科医としての信頼を損なう要因になるとは思ってもみなかったヴァイオレット。シェルダンからは、「これが本を出版した代償」と指摘され、セラピーから外れるべきだと言われてしまいますが……。
その後、ケイシーが出血により緊急帝王切開を受けて出産。この時点で初めて現実を目の当たりにしたジェイミーとリサは、子どもを持つことにおじけづきます。結局、ジェイミーは子どもを里子に出すことに。リサは動揺する思いをヴァイオレットにぶつけ、ヴァイオレットは、「力になるから」とそんな彼女を励まします。シェルダンもまた、母親に突き放されて途方に暮れるケイシーに対し、力になると約束するのでした。
それにしても、妙なことをする高校生がいるものだと驚きましたが、実は、似たような実話が存在してるんです。詳しくは【鑑賞MEMO】で。

 

●マーラとヴァイオレットの板挟みとなるシェルダン
マーラとベッドをともにし、彼女との交際をスタートさせたシェルダン。二人の関係はヴァイオレットの知るところとなります。シェルダンは、自分の本を酷評したマーラに嫌悪感を向けるヴァイオレットに「みんなに好かれないと気が済まないのか?」と詰めよりますが、内心ではヴァイオレットの気持ちも理解できるわけで……。この後、「ヴァイオレットもいろいろ大変なんだよ」とマーラに必死で説明します。しかし、今度はそれがマーラを怒らせる結果に。友情より愛情を選ぶ気になるまで連絡しないでと彼女から言い渡されてしまったシェルダン。さあ、どうする?

 

●脳腫瘍を取り除くオペを受けることになった14歳の天才ピアニスト
両親を事故で亡くし、高名な指揮者だった祖父デニスに育てられている14歳の少年パトリック。デニスの教えでピアノを習い、今や神童と言われるほどの名ピアニストに成長。しかし、脳腫瘍が見つかり、すぐにオペを受ける必要があると分かります。しかも、成功率の高いオペ法を採用した場合、右手の機能が失われてピアノが弾けなくなる可能性があると判明。アメリアは、腕の神経を傷つけずに済む覚醒下手術という方法もあるものの、このオペでは将来脚に麻痺が残り、車椅子生活になる可能性があるとデニス&パトリックに伝えます。デニスは大事をとって安全なオペを望みますが、パトリック本人は覚醒下手術を希望。担当医であるクーパーは、自身がピアノの道を諦め、それを今も後悔していないことから「成長につれ興味の対象が変わることもある。ピアノにこだわるべきではない」とパトリックを諭しますが、「音楽だけが僕とおじいちゃんとの絆。ピアノは諦められない」とパトリックの意志は固く……。
一方で、パトリックがピアノにこだわるのは祖父の愛情を失いたくないためだと知ったアメリア。頑固で言葉足らずのデニスに対し、パトリックへの愛情を言葉で伝えるよう忠告します。最初はそんなアメリアの助言を突っぱねたデニスでしたが、いざ、オペが始まる頃には後悔の念がふつふつと……。結局、クーパーに促されてオペ室に乗り込むとパトリックに愛情を伝えます。
そして、オペは無事成功。後遺症が残るかどうかはまだ分かりませんが、どんな結果となっても、きっとパトリックは大丈夫。ピアノが弾けなくなろうと、車椅子生活になろうと祖父が自分を愛してくれることを知ったのですから。

 

なお、クーパーがピアノを諦めたのは亡き兄の身代わりになりたくなかったからだと知ったシャーロットは、彼にピアノをプレゼントします。クーパーは誰の代わりでもない、それを伝えたかったのです。本当に、シャーロットのクーパーへの深い愛情には恐れ入ります。

 

●呼吸困難に陥ったピートの母フランシス
ピートの母親フランシスが呼吸困難となり病院に運ばれてきます。実は、弟のアダムが、「刑務所から出たい」という母親のために、一時的に心臓病を悪化させる薬を飲ませたことが原因。よかれと思ってしたアダムの行いは、すっかり裏目に出てしまったのです。そして、心臓に大きいダメージを受けたフランシスは瀕死の状態に。それでもピートは、母親に対する憎しみを捨て切れず……。
しかし、ヴァイオレットから諭されたピートはついにフランシスと和解。アダムとともに母親の最期を看取ります。そして、抑圧されていた感情を解き放つかのように、ヴァイオレットの胸で号泣するのでした……。

 

今回、自伝出版の代償とは何かを思い知ることとなったヴァイオレットでしたが、かたくなだったピートをフランシスとの和解に導く手腕は本当にお見事でした。ピートの性格をよく理解し、彼が母親に歩み寄れるよううまく誘導していましたね。
ピート、ヴァイオレット……、それぞれのキャラクターの長所を余すところなく描くと同時に、人間として不完全な部分も見事にさらしてしまうのが「プライベート・プラクティス」というドラマの特徴だと思います。良くも悪くも、ありのままの“その人”を見せるのがうまい。そこが、視聴者の共感を呼ぶ理由なんじゃないかと、あらためて感じました。

 

なお、今回、アディソンは登場しませんでした。「グレイズ・アナトミー」とのクロスオーバーで、事故に遭ったカリーとお腹の赤ちゃんを助けにシアトルに飛んでいるという設定です。前回、子作りに協力する気はあるのかと迫ったアディソンへのサムの答えが分かるのは、次回ということになりそうですね。

→「WOWOWトーク」で語ろう! アディソンのいないクリニック、今回のMVPは誰?

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【鑑賞MEMO】
女子高生が“出産協定”で妊娠

2008年、米マサチューセッツ州のとある高校で、女子生徒のグループが同時に、妊娠・出産しようという“協定”を結び、17人が妊娠したことが発覚したとのニュースが報道されました。妊娠した子どもたちの約半数が14歳か15歳。妊娠するための相手は、同級生のほかにホームレスの男性も含まれていたとのことです。
親から得られない愛情を自分の子どもや友人関係に求めざるを得ない“孤独”が、彼女たちを妊娠・出産へと駆り立てたのでしょうか? それとも、ブリトニー・スピアーズの妹ジェイミー・リン・スピアーズが17歳で妊娠・出産したり、予期せぬ妊娠をした16歳の女子高生の成長を描いた映画『JUNO/ジュノ』がヒットしたりといった背景が、彼女たちに“出産は美しいもの”と思い込ませたのでしょうか? いずれにせよ、この事件が社会に与えたインパクトは大きいと思います。


【今回のゲスト】
ケイシー役は、「WITHOUT A TRACE/FBI 失踪者を追え!」でジャック・マローンの娘ハンナを演じていたヴァネッサ・マラーノ。
リサ役は、「シェイムレス 俺たちに恥はない」のカレン役のローラ・ウィギンス。


【注目のセリフ】
「あなたに言われたくない。リアリティ・ショーの特番あるからって急いで帰るような人に」by アメリア
 ……「言えてる」って自分であっさり認めてしまうクーパーもどうかと……。
「失礼だが、精神医学の学位を取るのにヴァギナの有る無しは関係ない」by シェルダン
 ……相手が自分を曲げないヴァイオレットだけに、シェルダンの言い方もエスカレート!
「フランシスを許すことができたら、もう彼女に縛られなくて済むの。彼女は関係ない。あなたの問題。大事なのはどうやって前に進むか。あなた次第なの」by ヴァイオレット
 ……ピートの性格をよく分かっているからこそのヴァイオレットの説得。完璧。
「俺のせいだと思ってた。あんたが飲むのは、俺が悪い子だからって。俺のせいで、連れ込む男が家に居着かないからだって。でも、ルーカスが生まれて、息子のためなら何でもできるって思えた。なんでそう思えなかったんだ?」by ピート
 ……ルーカスをフランシスに会わせてやったピート。自分の本音をよくぞ穏やかに伝えた!
「あなたは患者が安らかに死ねるよう手を尽くしてきた。それはお母さんを助けるための準備だったのかも。今がまさにその時よ」by ヴァイオレット
 ……ピートの背中を押すこのアドバイスも名言。
「赤ん坊はみんな似てる。薄毛ですぐ泣くウンチ製造機。でも、その時期を過ぎたらあなたはクーパー。誰の代わりでもない」by シャーロット
 ……こんなステキな言葉とピアノ、同時にプレゼントされるクーパーって幸せ者。


【曲情報】
♪"Whole New Way" Scissor Sisters

オープニング、シェルダンとマーラがベッドで目を覚ますシーンで。
♪"This Time Tomorrow" Trent Dabbs
ピートとアダムが母フランシスの最期を看取るシーンで。
♪"Bring On The Wonder" Sarah McLachlan
エンディング、シャーロットがクーパーにピアノをプレゼントし、ヴァイオレットを擁護するシェルダンにマーラが不快感を示し、母を亡くしたピートがヴァイオレットの胸で号泣するシーンで。

2012.5. 2|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(2)トラックバック(0)

4月25日(水) #17「描いた青写真」

Bamen17_01ヴァイオレットの著書が出版され、各紙の書評で絶賛される。だが、タイムズ紙に書評を載せた精神科医のマーラだけは本を酷評。ヴァイオレットは出版記念パーティーで彼女を敵視するが、シェルダンは彼女に興味を抱き……。一方、自身の癌を克服し、妹のクローディンに代理母を頼んで母になる夢を叶えようとしていたピートの患者ロレインは、クローディンと夫エリオットが愛し合っていることを知ってしまう。そして、出産時に合併症を起こしたクローディンは、2度と子どもが産めない体になってしまい……。

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●癌を克服したロレインと、彼女の代理母を引き受けた妹のクローディン
癌を克服したピートの患者のロレイン。妹のクローディンに代理母を頼み、夫エリオットとの子どもを持つ夢を叶えようとしていた矢先、クローディンとエリオットが愛し合っていることを知ってしまいます。そして、お腹の赤ちゃんが徐脈となったことから、アディソンによる緊急帝王切開術を受けることとなったクローディンは、無事赤ちゃんを出産するものの、合併症のせいで子宮摘出を余儀なくされ、2度と子どもが産めない体に。この、悲劇的な事実を知らされたクローディンとエリオットは、産まれた赤ちゃんを自分たちの子どもにしたいと主張。アディソンはクローディンに対し、「エリオットと赤ちゃんのどちらかを選ぶべき」と忠告しますが……。
一方、ピートは絶望のふちに突き落とされたロレインに「親とは闘いだ」とアドバイス。ロレインは、赤ちゃんを引き取りたいとクローディンとエリオットに直談判します。エリオットは非情にもロレインの言葉を無視しますが、結局、クローディンが引き下がり、赤ちゃんはロレインが引き取ることで一件落着。それにしても、代理出産を引き受けたがために、子どもを産めない体になったクローディンには同情の余地があったものの、癌と闘っていた妻を裏切り、その妹と不倫した上に、赤ちゃんまで手に入れようとしたエリオット、彼のロレインへの仕打ちはあまりにもひどすぎましたね。クローディン、赤ちゃんではなくエリオットを選んだけれど、彼と生涯幸せに暮らせるんでしょうか……。

 

●肥大型心筋症が発覚した高校生のタイラー
レスリングの試合中にめまいを起こした高校生のタイラー。大学の奨学金がかかった決勝戦に出るため、運動許可書にサインをしてほしいとクーパーに頼みます。けれども、タイラーにはわずかに心雑音が。クーパーから相談を受けたサムはタイラーを再診し、肥大型心筋症のため不整脈で急死する可能性もあると診断。ただし、進学という一生の問題がかかっていることを考えれば、想定内のリスクだとの考えを示します。しかし、そのリスクをタイラーに負わせられないと判断したクーパーは、タイラー本人と両親に「同意書にはサインできない」と説明。タイラーは、「うちの家族で大学に行くチャンスを得たのは自分だけ」とクーパーに訴えますが、ここはクーパー、医師としての見解を変えず、タイラーに心臓MRIを受けさせるよう両親を説得します。
ところが、翌日。タイラーはMRIの予約をすっぽかし、母ステイシーに了承させてレスリングの決勝へ。その頃、MRIの予約時間に病院に来た父ランディは、彼が決勝戦に出るつもりだと気付き、クーパー、サムとともに決勝の試合会場へと向かいます。けれども、到着時、すでにタイラーは試合中。クーパーが試合を止めようと掛け合っている間に、タイラーは勝利を収めます。自分の心配が杞憂に終わったことにホッとするクーパーでしたが、そんな矢先、タイラーが倒れて心停止に。すぐさま病院に運び込まれて一命を取り留めるものの、昏睡状態となってしまいます。そして、すっかりうちひしがれる両親のもとには、皮肉にもUCLAから奨学金の知らせが届きます。つまり、決勝戦の結果に関係なく、タイラーの大学行きはすでに約束されていたのです……。
クーパーは、自分の行動次第ではタイラーをこんな目に遭わせずに済んだかもしれないと自分を責めます。でも、クーパーは最善を尽くした。それは、シャーロットがよく知っています。「親身になって患者の助けになるという点では、ほかの誰にも負けていない」という、シャーロットのクーパーへの励ましの言葉が、胸に響きました。

 

●ヴァイオレット、ついに出版! シェルダンは本を酷評したマーラと……
クリニックのメンバーたちの中で波紋を呼んだヴァイオレットの自伝。ついに出版の日の目を見ます。各紙の書評でも絶賛されて気分上々のヴァイオレットですが、唯一、本を酷評する人物がいることを知ります。それは、精神科医で批評家でもあるマーラ・トムキンス。彼女は、「治療のためよりも自己陶酔のために書いている」と評し、ヴァイオレットのセラピーの仕事についても容赦なく批判。「マーラの指摘は正しいかもしれない……」と気に病むヴァイオレットを、ピートはありったけの言葉で励まします。
一方で、出版記念パーティーでマーラと言葉を交わしたシェルダンは、彼女に興味を抱き、二人で食事をすることに。けれども相手は友人であるヴァイオレットをこき下ろした人物。彼女と交際……ということになれば、ヴァイオレットが自分を裏切り者扱いするのは目に見えています。けれどもシェルダンは自分の気持ちを優先。ついに彼女のアパートを訪れます。シェルダン、もしかしてマーラを“自分の女”にするつもり!?

 

●妊娠したかも……と期待するアディソン
「ナオミとは何もなかった」とサムに釈明されたアディソン。原因不明の吐き気と疲労感に襲われます。そんな彼女の様子を見たアメリアは、「妊娠か?」と騒ぎ出し、アディソン自身も「もしや……」と希望を抱きます。けれども、妊娠検査薬でテストをした結果は陰性。ただの風邪でした。予想はしていたものの、やはりがっかりする気持ちを抑えられないアディソンは、今回の件を通して、何としても子どもが欲しいと決意を固めます。そして、態度を保留していたサムに決断を迫りますが……。さて、サムの答えは?
→「WOWOWトーク」で語ろう! 出産を望むアディソンに共感できる?

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【鑑賞MEMO】
アメリカの新聞

日本には、読売、朝日、毎日、産経、日経など多くの全国紙がありますが、アメリカで全国紙と言えるのは、USA TODAYとウォールストリートジャーナルくらいなもの。ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストあたりの有力紙は全国的に入手が可能ですが、それでも位置づけはローカル紙です。今回、ヴァイオレットが書評をチェックしていた新聞は、サンフランシスコ・クロニクル、ワシントン・ポスト、ロサンゼルス・タイムズ or ニューヨーク・タイムズあたりかなと思われます。


【今回のゲスト】
マーラ役は、「ER 緊急救命室」のエリザベス・コーデイ役でおなじみのアレックス・キングストン。
エリオット役は、「ジェリコ ~閉ざされた街~」のエリック・グリーン役や、「ゴースト~天国からのささやき」のサム・ルーカス役で知られるケネス・ミッチェル。
クローディン役は、「アンジェラ15歳の日々」のシャロン役のデヴォン・オデッサ。
ランディ役は、「ザ・シールド ~ルール無用の警察バッジ~」のジュリアン・ロウ役のマイケル・ジェイス。
ステイシー役は、「トゥルーブラッド」のレティー・メイ・ソーントン役のアディナ・ポーター。


【注目のセリフ】
「彼女は感情的で人を惑わす女の役に安住し、目的を果たすため影響を受けやすい人々を思い通りに動かしている」by ヴァイオレット(マーラの書評より)
 ……自分の著書を酷評するマーラの書評を丸暗記するところがヴァイオレットらしい。
「君の本が僕の本より売れますように」by サム
 ……サムの本「Body Language: The Mind-Body Connection」が懐かしい!
「肩書きとか学位とか著書なんて、そんなの飾りに過ぎないわ。結局私たちはいい医師でありたいの。本当の意味で助けたい。そういうことを一番上手にやれるのはあなた」by シャーロット
 ……最上級の励ましの言葉。
「君は勇敢で、誠実で、素晴らしいセラピストであり、妻であり、母であり……」by ピート
 ……ピートの励ましの言葉も、シャーロットに負けないくらい熱い!
「私決めたの。子どもが欲しい。だから答えて。一緒にやるか、降りるか」by アディソン
 ……アディソン、ついにサムを追い詰めた!


【曲情報】
♪"Everything She Wants" Wham!

オープニング、ヴァイオレットが自分の著書に対する書評に一喜一憂し、具合の悪いアディソンが、バスルームで嘔吐するシーンで。
♪"I'm Your Life" Chrisette Michelle
ヴァイオレットの著書の出版記念パーティーのシーンで。
♪"Second Wind" Trent Dabbs
出産時の合併症でクローディンが子宮を失い、タイラーが心臓MRIの検査をすっぽかしてレスリングの試合に出て、シェルダンがマーラと食事をするシーンで。
♪"Miss Previously Loved" Gareth Dunlop
アディソンがクローディンに「赤ちゃんかエリオットが、どちらか選ぶべき」と諭し、ピートがロレインに「親とは闘いだ」と言って励ますシーンで。
♪"Always Remember Me" Ry Cumming
エンディング、昏睡状態のタイラーの横で両親がむせび泣き、シャーロットがクーパーを、ピートがヴァイオレットをなぐさめ、アディソンが子作りに協力するつもりがあるかサムに迫るシーンで。

2012.4.25|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

4月18日(水) #16「始まりはいつもシンプル」

Bamen16_01母親をハンチントン病で亡くしているアメリアの友人ミシェル。病気が遺伝していれば自分も若くして死ぬことになると恐れる彼女に、アメリアは遺伝子検査を受けるよう勧める。一方、不妊治療の末、ようやく授かった赤ちゃんが、左心低形成症候群のため出生後1日で死ぬ運命にあると知ったイゾベルとフランクのカップルは、とんでもない要望をアディソンらにぶつける。それは、赤ちゃんから卵子を取り出し、それを利用して新たな子を作るというもの。ナオミとクーパーは、オペはすべきでないと猛反対するが……。

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●ハンチントン病の遺伝を恐れるアメリアの友人ミシェル
母親をハンチントン病で亡くしているミシェル。病気が遺伝していれば自分も若くして死ぬことになるため、その可能性に怯えて人生を楽しめないと嘆きます。そんな彼女の友人であるアメリアは、思い切って遺伝子検査を受けるようアドバイス。けれども、ミシェルが勇気を出して検査を受けた結果、実は陽性であることが判明し……。ミシェルから「陽性なら自殺する」と聞かされていたアメリアは、つい“陰性だった”と嘘をついてしまいます。彼女はいつかハンチントン病を発症する。でも、しばらくは健康で楽しく過ごすことができる……。アメリアが、ミシェルに生きてほしいと願うのは当然です。しかし、偽りの人生を送らせることは、彼女を助けることにはなりません。今回は、ピートとヴァイオレットのアメリアへのアドバイスが素晴らしかったですね。
結局、アメリアは勇気を出してミシェルに真実を告げます。動揺するミシェルは、一度はアメリアを拒絶するものの、彼女の友情に心を打たれて精一杯病気と闘うことを決心。こうして、情に厚い一面を見せたアメリアですが、彼女に死にゆく友人を支えていけるだけの度量があるのか……、ちょっと心配な気もします。

 

●自分の赤ちゃんの卵子で子どもをもうけようとするフランク&イゾベルのカップル
不妊治療の末、ようやく赤ちゃんを授かったフランクとイゾベル。しかし、産まれてくる赤ちゃんは左心低形成症候群のため出生後1日で死ぬ運命と分かります。すると、今回の出産が子どもを持つ最後のチャンスだった二人は、とんでもない提案をアディソンたちにぶつけます。それは、赤ちゃんから卵子を取り出し、それを使って新たな子どもを作るというもの。この前代未聞の要望にナオミとクーパーは猛反対しますが、アディソンおよび病院の医局長であるシャーロットは、“医学の進歩に役立つ”として二人の頼みを聞き入れることにします。しかしながら、後に早産で産まれた赤ちゃんの顔を見ようともせず、すぐに赤ちゃんから卵子を取り出してほしいと訴えるフランクとイゾベルの姿に違和感を覚えたアディソンは、ナオミとクーパーの意見にも一理あると納得。赤ちゃんのオペを中止し、たった1日の命でもその子に親としての愛情を注ぐよう促すと、二人の腕に赤ちゃんを抱かせるのでした……。
正直言って、この結末にはホッとしました。いくら医学のためとはいえ、倫理的な問題もさることながら、子どもを欲しがるアディソンの私情が絡んでいたのは明らかでしたから。

 

●ロスに舞い戻ってナオミを口説くファイフ
転職してロスを去ったはずのファイフが、仕事も家も捨ててクリニックに舞い戻ってきます。ナオミを諦めきれず彼女を迎えに来たのです! 前回、ナオミとキスまでしたサムは、ファイフに対する闘争心をあらわにしてナオミに復縁をほのめかしますが(まったく、サムは何を考えてるんだか……)、その様子をアディソンに見られてしまいます。
一方で、クリニックの方向性やアディソンとのギクシャクした関係へのストレスを自覚したナオミは、クリニックを去ることを示唆。「一緒に行こう」というファイフの誘いに乗るかと思いきや、「あなたは過去」と彼のことも切り捨てます。さて、ファイフのアプローチは無駄骨に終わってしまうのでしょうか? そして、ナオミは本当にクリニックを去ってしまうの? どうやらナオミにも大きな転機が訪れているようです。
→「WOWOWトーク」で語ろう! ナオミと合う男性って誰だと思う?

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●ボロボロのアディソンと、“脱都合のいい男”宣言をしたシェルダン
実家からロスに戻って来たアディソンは、妙に涙もろくなっている状態。いつもの“エレベーター・セラピー”の要領で、シェルダンに今の心境を吐露します。そりゃあ、アディソンがシェルダンに話したくなるのも分かります。彼は女性の感情を受け止めるのが上手だし、いつだって的確なアドバイスをくれる身近な名セラピストですから。でも、シェルダンの方は、自分に相談事ばかり持ちかけてくる女性陣にうんざり。ヴァイオレットからは著書の表紙に載せる自分の写真はどれがいいか意見を求められるし(結局、ヴァイオレットは腹部の傷をあらわにした写真を撮り、それを表紙に使うことに!)、ナオミからはファイフの登場に混乱した思いをぶつけられるし……。そんなこんなで、シェルダン、ついに“都合のいい男をやめる”と宣言! 確かに、彼には“他人の女”ではなく“自分の女”が必要ですよね。サムとピートは、独り身が花だと笑い合っていましたけど。

 

さて、シェルダンに話を聞いてもらったからといって、アディソンの心のモヤモヤはそう簡単に晴れるわけもなく。ついに、ビジーが自殺だったことをアメリアに打ち明けます。すると、そこにサムが登場。どうやらナオミとのことを話し合うためにやって来たよう。彼は一体何を言おうとしているの!? 何だか聞くのが怖いですね……。


【鑑賞MEMO】
タスキーギの人体実験

1930年代から1970年代にかけて、米国アラバマ州のタスキーギではアメリカ公衆衛生局による人体実験が行われていました。それは、黒人を故意に梅毒に感染させ、それを本人に明かさないばかりか、何の治療もせずに放置してその経緯を観察するというもの。梅毒の自然的経過を観察する目的で、およそ400名が故意に梅毒に罹患させられました(1997年、当時の米国大統領のビル・クリントンは、このひどい行いに対し正式に謝罪を述べています)。
ナオミは、アディソンが行おうとしていた赤ちゃんから卵子を取り出すオペのことを、「ナチスとタスキーギの人体実験を足したぐらい非倫理的」と批判。それが事実かはさておき、彼女がどれだけ赤ちゃんのオペを阻止したがっていたか、彼女の強い気持ちがこのセリフにはよく表れています。


【今回のゲスト】
フランク役は、「セックス・アンド・ザ・シティ」のスティーヴ役でおなじみのデヴィッド・エイゲンバーグ。
イザベラ役は、「キャロライン in N.Y.」のアニー・スパダーロ役のエイミー・ピエッツ。
ミシェル役は、シドニー・ポワチエの娘で、「ナイトライダー ネクスト」のキャリー・リヴァイ役や、「ヴェロニカ・マーズ」のマロリー・デント役などで知られるシドニー・タミーア・ポワチエ。


【注目のセリフ】
「あなたが移り気で彼ラッキーね。…ごめん、涙と一緒に毒気も出ちゃって止められないの」by アディソン
 ……いくらナオミがまたアーチャーと寝たからって、ちょっと辛辣すぎるんじゃ?
「ただし、自分の娘が妊娠したときは別?」by アディソン
 ……今さらマヤの妊娠の件まで持ち出してナオミを責めるなんて。いつものアディソンらしくない!
「親になるというのはベビー用品揃えるばかりじゃない。子どもの命ある限り愛情を注ぐってことだ」by クーパー
 ……ごもっとも!
「都合のいい男はやめさせてもらう!」by シェルダン
 ……自分の彼女のグチならともかく、仲間の彼女のグチばかりじゃ、ね……。
「俺は毎日ヴァイオレットのヒステリーに耐えてる。それにサムは重すぎる愛に耐えてる」by ピート
 ……出た! 男の本音。
「あなたの人生が本当に生きるに値しなくなったら、この手で死なせてあげる」by アメリア
 ……本気でミシェルを救いたいのは分かるけど、ここまで請け負って大丈夫?
「ただ付き合ってるあなたより、サムとの絆は私の方が強い」by ナオミ
 ……開き直ったナオミ、彼女の言葉もアディソンに負けず劣らず強烈。


【曲情報】
♪"Respirator" Flo Rida

オープニング、ミシェルが死への不安をアメリアにバーで話すシーンで。
♪"Leave To See" Trent Dabbs
産まれた赤ちゃんをアディソンがフランクとイゾベルに抱かせ、アメリアが「生きてほしい」とミシェルに訴えるシーンで。
♪"The Tide Pulls From The Moon" William Fitzsimmons
エンディング、ビジーが自殺だったことをアディソンがアメリアに打ち明けたところに、サムがやって来るシーンで。

2012.4.18|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

4月11日(水) #15「あやふやなステップ」

Bamen15_01多重人格障害の疑いがある患者アンディが、姉に連れられてシェルダンのもとにやって来る。アンディの別人格は、姉とその婚約者が仕事の都合で遠くに引っ越すと話してから現れたらしいが……。一方、シャーロットが婚約指輪をしないことを問題視したクーパーは、彼女と二人でカウンセリングを受ける。ヴァイオレットは出版社の意向に沿って原稿を書き直すが、最新版の原稿を読んだクリニックの同僚たちはその内容に反発し……。

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●多重人格障害の疑いがあるアンディ
多重人格障害らしき症状を見せ、姉のララに連れられてシェルダンのもとにやって来たアンディ。何でも、ララと彼女の婚約者ジャックと3人で夕食を準備している最中、ジャックの仕事の都合でララとジャックがアリゾナに引っ越すという話が出た途端、アンディの別人格が現れたというのです。アンディとララの両親は、アンディが7歳、ララが18歳の時に事故で死亡しており、ララはいわばアンディの親代わり。彼女によると、当時一度アンディは多重人格障害と診断されたものの、ここ10年ほど別人格は出ていなかったというのですが……。
その後、シェルダンがアンディのセラピーをしていると、まずジーナという人格が現れ、「ララとジャックを責めるな」と発言。次の診察の際は、マギーという人格が現れ「ジャックは嫌いだ」と言い出します。ジーナとマギーの人格はあまりにもアンディとかけ離れている上に、アンディは右手で、マギーは左手で絵を描いたことから、シェルダンは、これは演技ではなく本物の解離行動だと診断。ところが、ララ、ジャックも交えてアンディと話をしている時、再びジーナが現れ「ジャックは嫌いだ」と言い始めます。そこでシェルダンは「それはマギーのはずだ」とすかさず指摘。アンディの演技を見破りました。
実はアンディ、ジャックを愛してしまい、彼がララと遠くに行くのが嫌だったとのこと。なかなか複雑な状況ですが、ララはジャックを含めた3人でやり直すことに決めたということで、良かった、良かった。
ちなみに、アンディを演じていたライザ・ウェイルは、クーパー役のポール・アデルスタインの奥さん。どうせなら、二人が一緒に登場するシーンが見てみたかったですね。

 

●重度学習障害のボーイフレンドの子どもを妊娠したダウン症のターニャ
サムの患者のターニャはダウン症。彼女と、学校の友人で重度学習障害のリッキーがセックスしている現場を目撃した母親のエリンは、腹痛を訴えているターニャの検査をサムに頼み、その結果、ターニャの妊娠が判明します。エリンはターニャに中絶させようと考えますが、事情を知ったナオミは絨毛検査をしてはどうかとアドバイス。何せ、ナオミは中絶反対派ですし、マヤに中絶させなくて良かったと心底思っているわけで……。けれどもサムは、「ターニャの世話の上に赤ちゃんまで育てるのはエリンの負担が重すぎる」と中絶を容認する立場。二人は意見を対立させます。
結局、エリンはターニャに絨毛検査をさせたものの、その結果を聞く前に中絶手術を受けさせてしまいました。ターニャとリッキーは赤ちゃんを育てる気満々でしたが、二人だけで育児をこなせるはずはない。エリンにすべてがのしかかるのは目に見えています。だからこそ、エリンは苦渋の決断をした……。サムとナオミも、この重い決断に何も言えませんでした。

 

さて、今回アディソンは、ビジーの葬儀の後、まだ実家に残っているという設定のため登場せず。彼女が不在の中、ターニャの件やマヤの進学問題など、何かと二人で話す機会が多かったサムとナオミは、ついにキスまで! さて、アディソンにバレずに済むのか!?

 

●アメリアへのキスをシャーロットに告白したクーパー
シャーロットが婚約指輪をしないという理由で、カップルでカウンセリングを受けることになったクーパーとシャーロット。「指輪はレイプされた時にはめていたのでしたくない。とはいうものの、新しいものを買うのは無駄だから嫌」というシャーロットに対し、「指輪は結婚までの大事なステップの一つ」とクーパー。シャーロットはクーパーの意見を聞き入れ、また指輪をすることにします。
これで一件落着かと思いきや、今度はクーパーが、シャーロットがレイプされた後にアメリアにキスをしたことを告白! これにより二人の関係はまた一気に後退……。キスを仕返したかとシャーロットに問われたアメリアは、「クーパーは無力感と孤独にさいなまれて救いを求め、間違いをしかけただけ」とシャーロットを説得。シャーロットはクーパーを許し、完全に仲直りした二人はいよいよ結婚式の相談を本格的に始めるのでした。
事件を乗り越え、シャーロットとクーパーの絆がますます深まったことが、よく伝わってくるエピソードでしたね。

 

●書き直した原稿についてみんなから抗議されるヴァイオレット
自伝について、「もっと掘り下げろ」と出版社から要請されたヴァイオレット。ピートの母親が刑務所に入っていることをはじめ、公にされたくないようなクリニックのメンバーたちのプライベートを詳細に盛り込みながら原稿を書き直します。もちろん、最新の原稿を読んだメンバーたちは、不本意な描かれ方をされたことに怒りを爆発させ、自分たちに関する記述を削除するようヴァイオレットに迫ります。戸惑ったヴァイオレットは、「この本で多くの人々を救いたかったが、もしみんなとの関係が壊れるなら出版はしない」と宣言。最終的に、メンバーたちは投票を行い、ヴァイオレットの出版を認めるという結論を出しました。おめでとう!と言いたいところだけれど、何だか嫌な予感がしません!? ヴァイオレットが猪突猛進モードに入ると、周りが見えなくなりますから。それにしても、みんなの書かれっぷりのひどさには笑いました。どれも事実なだけに。
→「WOWOWトーク」で語ろう! 誰の描かれ方が一番気の毒だと思う?

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【鑑賞MEMO】
コーシャ料理

ユダヤ教の戒律に基づいた食材と調理法で作られたユダヤ料理をコーシャ料理と言います。シャーロットは、ユダヤ教徒であるクーパーの養父母のために、結婚式のパーティーではコーシャ料理のバーベキューを出そうと提案していましたが、実は、クーパーを演じるポール・アデルスタインのご両親は東欧ユダヤ系移民。もしかすると、ポールのプロフィールがドラマの設定に生かされているのかもしれませんね。


【今回のゲスト】
アンディ役は、クーパーを演じるポール・アデルスタインの奥様で、「ギルモア・ガールズ」のパリス役で知られるライザ・ウェイル。「グレイズ・アナトミー」のシーズン5に、イジーの癌患者仲間としてゲスト出演したことも。
エリン役は『スーパーガール』の主演や『摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に』のマドンナ役で知られるヘレン・スレイター。


【注目のセリフ】
「私を商売女って書いてあるやつ?」by アメリア
 ……ヴァイオレットは“性的な自信がある”と書きたかったらしいけれど……。
「確か“残り物セックス”って君は書いてたけっな」by シェルダン
 ……捨てられたことをネタにされては、シェルダンが怒るのも当然。
「大人子供」by クーパー
 ……当たっているけれど、こんな風に書かれてはクーパーも辛い。
「エアギターもやめないし……」by サム
 ……人を見下していて、ケチで、ダンスが下手と非難されたヴァイオレット。みんなはエアギターもやめてもらいたいみたい。
「あなたは間違ったの。みんなが私を心配してどこにも行き場がなかったから。あなたを許すわ」by シャーロット
 ……これこそ真の愛!


【曲情報】
♪"This Corrosion" Diane Birch

オープニング、サムとナオミがマヤの進学について話をし、書き直したヴァイオレットの原稿にピートが不満を述べるシーンで。
♪"Sway" Shelly Fraley
シェルダンのセラピー中、アンディの別人格マギーが現れ、リッキーとターニャが赤ちゃんを育てたいと主張し、クーパーがアメリアにキスしたことをセラピーでシャーロットに告白するシーンで。
♪"Following Footsteps" Greg Holden
クーパーが愛しているのはシャーロットだけだとアメリアがシャーロットを説得し、クーパーがアメリアへのキスをシャーロットに告白したことについてヴァイオレットに相談し、ターニャの絨毛検査の結果をエリンに伝えに行ったサムとナオミが、すでにターニャに中絶させたとエリンから聞かされるシーンで。
♪"Dreamers" Gareth Dunlop
エンディング、本を出せることになったとピートがヴァイオレットに報告し、シャーロットとクーパーが結婚について話をし、サムとナオミがキスをしてしまうシーンで。

2012.4.11|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

アディソン役の唐沢潤さんにお話をうかがいました!

ビジーとアディソンの突然の別れ……。非常に衝撃的でした。ビジーは冷静で厳しい人でしたが、アディソンへの愛情はしっかりと持っていた。それがようやくアディソンにも届き始めた矢先の出来事。アディソンのショックは察するに余りあります。
さて、今回はそんな苦しい心境のアディソンを演じている唐沢潤さんからコメントをいただいたのでご紹介します。

 


ご存じの通り、「プライベート・プラクティス」は「グレイズ・アナトミー」のスピンオフ番組です。すでに第4シーズンに突入している今、「プライベート・プラクティス」は「グレイズ・アナトミー」とは一線を画した番組へと成長した感があります。テーマはより深く、暗く…。

 

人間の尊厳や生死に関わる倫理、シャーロットのエピソードに象徴されるような「性」の問題を鋭く描いているのが「プライベート・プラクティス」です。傷ついた人間が、いかにその傷を克服し、まわりはいかにそれを支えていくか。完璧ではない一人の人間が、大事な誰かの傷に触れた時に何を思うのか。相手と向き合うためには、どんなに辛かろうと自分とも向き合わざるを得ない、そんな苦しみを率直に描いている作品です。

 

今シーズン、アディソンは自分の母親(ビジー)との関係にも悩みます。この母娘の関係を描くエピソードは、演じていてとても辛かったです。私自身にも、母親絡みでアディソンと似たような経験があるので。けれども、歳を重ねたアラフォー世代のアディソンだからこそ感じる母親への複雑な思いには共感しましたし、互いに相手を理解しようと思ってもどうしても埋められない溝と言いましょうか、アディソンとビジーの間にあるその微妙な距離を愛しくすら感じました。

 

「プライベート・プラクティス」では、吹き替える役者にも、より繊細な演技が求められます。演出の神尾さんからデリケートな芝居を要求されるので、役作りが大変なんです。吹き替えの役者陣は、それぞれが自分の人生を芝居に投影しながら、“生きたセリフ”を吐くために、収録では必死で自分と向き合っています。つまり、自身の生き様、人間力が問われるんです。だからこそ、アディソンを演じるには毎回ものすごいパワーを使います。

 

演じている方もこれだけ辛いのですから、もしかすると、視聴者のみなさんも「プライベート・プラクティス」を観ていて辛くなることがあるかもしれません。時には、冷徹なまでに難問を突きつけてくるのがこの番組です。しかし、ドラマの中には必ず“救い”があります。「大丈夫だよ、一緒にいるよ」って、人間同士が寄り添う温かさを感じる瞬間が必ずあります。私は、その瞬間を演じられることをとても嬉しく思います。倫理問題にも踏み込みながら、重要な問題提起をしてくれる貴重な番組ですから、今後もじっくり作っていきたいと思っています。

 

収録の前には、「あなただけじゃないのよ」って、それをアディソンになったつもりで毎回心の中で唱えています。この番組のメッセージが、アディソンたちメンバーと同じような問題で傷ついた一人でも多くの人の心に届くことを願っています。


 

いかがでしたでしょうか?
アディソンを演じ終わったあとはすっかり消耗し、ランチでお酒に手が伸びてしまうことも……という唐沢さん。今シーズンの「プライベート・プラクティス」で起きている衝撃的な事件すべて受け入れるのは難しくても、とにかく一緒に受け止めて考えてみてほしいとおっしゃっていました。ぜひ、みなさんもそんな唐沢さんをはじめとする吹替えキャストの思いを感じながら、今シーズン後半戦もお楽しみいただけたらと思います。

2012.4. 5|プライベート・プラクティス4、ミニコラム|コメント(0)トラックバック(0)

4月4日(水) #14「囚われた時間」

Bamen14_01アディソンはビジーの葬儀のためにコネチカットの実家に戻る。そして、彼女から「付き添い不要」と言われたサムはロサンゼルスに残るが、その行動に女性陣からは非難ごうごう。結局、緊急の患者がいるヴァイオレットとシェルダンを除くクリニックのメンバー全員が、アディソンの実家へと弔問に向かう。一方、ヴァイオレットの患者ヒラリーは、48時間後に殺人罪で死刑執行が予定されている夫を救おうと奔走していたが……。

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●ビジーの葬儀に出るアディソンたち
壮絶なビジーの死に直面したアディソン。葬儀のためコネチカットの実家へと戻ります。彼女から「付き添い不要」と言われたサムはロスに残るものの、「気が利かない」と女性陣からは非難ごうごう。結局、アメリアの提案で、緊急の患者がいるヴァイオレットとシェルダンを除くクリニックのメンバー全員で弔問に行くことに。

 

モンゴメリー家の豪邸では、妙に落ち着き払ったアディソンが葬儀の準備を進行中。そのロボットのような態度は、サムやクーパーを気味悪がらせます。そして、ビジーの意向により葬儀で追悼の言葉を述べることになったアディソンは、葬儀の前夜、寝酒を求めにキッチンへ。そこに居合わせたシャーロットに、追悼の言葉を書く手伝いをしてほしいと持ちかけます。病院の医局長としてビジーの死亡証明書を見たシャーロットは、ビジーが自殺だと知っていることをアディソンに打ち明け、「好きなことを言えばいい」とアドバイス。
翌日、葬儀でアディソンはそつのない追悼の言葉を述べますが、その言葉に違和感を覚えたサムは、感情を解き放つようアディソンに訴えます。アディソンはここで初めて号泣。その後、アーチャーにビジーの死因は自殺であることを打ち明け、「ビジーは悲しかっただけ。自分勝手なんじゃない。家族を愛してなかったわけじゃない」と、葬儀では言えなかった追悼の言葉を述べるのでした。以前は、自殺は弱い人間のすることだと思っていたというアディソン。ビジーの自殺を“仕方ない”と受け止められるようになったのは、さまざまな経験を重ねてきた今だからこそかもしれませんね。
なお、アーチャーは久々の登場でしたが、ナオミを口説き落としてまたまたベッドイン。以前、彼女を傷つけたことも忘れ、相変わらずのお調子者ぶりですが、今回はビジーを失った悲しみのさなかのこと。目をつぶってあげたいと思います。

 

一方、アディソンの父キャプテンも伴侶を失った悲しみでボロボロ。ヴァイオレットとの過去を持ち出して、大人気もなくピートに絡んだ上に、パンチを空振りして転倒。いやあ、情けない……。しかし、父親として子どもたちを支えるべきとピートに諭されると、「スーザンが倒れて喜んだ。スーザンが亡くなれば自分の元にビジーが戻ると思った」と本音を吐露します。彼もまた、ビジーの死が辛くて仕方ないのです。それでも、ようやく一家の主人たる自覚を取り戻したキャプテン、墓地で泣き崩れるアーチャーを気遣う一面も見せました。

 

こうして、ビジーの棺は家族と友人に見守られながら埋葬されました。とりあえず、遺族としての務めを果たしたアディソンですが、ビジーの死をしばらく引きずることになりそうです。
→「WOWOWトーク」で語ろう! モンゴメリー家の“家族の絆”はどこに?

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●夫の死刑執行を阻止しようと奔走するヒラリー
本の出版の件でニューヨークに行っていたヴァイオレットはロスに戻り、患者ヒラリーのセラピーを行います。実は、彼女の夫ブレットは殺人罪で有罪になり服役中。しかし、ブレットは17年間にわたり潔白を主張しており、彼の無実を信じるヒラリーは、死刑執行がいよいよ48時間後に迫った今も死刑延期を求めて奔走している状態で、「区切りを付けて」というヴァイオレットのアドバイスに耳を貸そうともしません。

 

一方で、シェルダンは刑務所でブレットに面会。死を覚悟したブレットは、本当は有罪だと告白してシェルダンを驚かせると、「ヒラリーにも、世間を恨んでほしくない」と、真実をヴァイオレットから妻に伝えてほしいと言付けます。そして、シェルダンからこのことを聞いたヴァイオレットは、真実を告げるかどうかはヒラリーの精神状態を見てから決めることに。最終的には、ヒラリーを刑務所に連れていき、ブレット本人の口から真実を告げさせます。しかし、夫の無実を信じきっていたヒラリーは、今さら有罪だと聞かされてもすぐに受け入れられるはずもなく……。ショックのあまり刑務所を飛び出します。
そして、動揺したヒラリーは、ブレットの有罪を知ったにもかかわらず、殺された被害者の妻エレンにまで執行延期の嘆願を頼みに行きます。しかし、夫の命を奪った犯人に時間を与えてやるほどエレンだってお人好しじゃない。ブレットのせいで、夫は子どもたちとの貴重な時間を奪われたのだと涙ながらに訴えます。彼女の言い分はごもっとも。これにはヒラリーも返す言葉がありませんでした……。
ブレットの死刑執行間近となり、ヒラリーに付き添っていたヴァイオレットは、ブレットの死刑を受け入れるよう彼女を説得。納得したヒラリーは、ヴァイオレットとともに刑務所に急ぎます。到着時、すでにブレットの死刑の準備は進んでおり、ガラス越しにしか会えない状態でしたが、ブレットはその表情からヒラリーの愛を感じ取り、静かに自分の死を受け入れ息を引き取るのでした。

 

……、ビジーの葬儀だけでも重いというのに、この死刑執行。見ているのが辛かったです。ただ一つ言えるのは、ヒラリーが本当にブレットを愛していたということ。彼に無実だと信じ込まされていたにもかかわらず、最後まで彼への愛を貫く姿勢には胸を打たれました。ヒラリー役のポーラ・マルコムソンの熱演も光りましたね。お見事でした。

 

さて、次回は、現在進行中のヴァイオレットの出版問題が、波紋を呼ぶことになりそう!?


【鑑賞MEMO】
緊張からくる笑い

刑務所で、ブレットから有罪だと打ち明けられて思わず大笑いしてしまったヒラリー。シェルダンは、“緊張からくる笑いだ”と解説していましたが、確かにたびたびこういうことがあるようです。
たとえば、「グレイズ・アナトミー」のシーズン2の#17「死の予感 PartII」では、メレディスが患者の体内の砲弾をつかんだ際に、思わずイジーが笑い出してしまったことが。同じく「グレイズ・アナトミー」のシーズン6の#1「去りゆく大切なひと」では、ジョージの葬儀の場で、イジーにつられてみんなで大笑いするというシーンも。いずれも“緊張からくる笑い”の典型例ですね。


【今回のゲスト】
ヒラリー役は、「デッドウッド~銃とSEXとワイルドタウン」でトリクシー役を演じていたポーラ・マルコムソン。
エレン役は、「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」のリリー・デヴァロス役や、「シカゴホープ」のカミール・シャット役で知られるロクサーヌ・ハート。
ブレット役は、「HRROES/ヒーローズ」のイーライ役のトッド・スタシュウィック。


【注目のセリフ】
「まるであの冷酷で高飛車な母親の霊にとりつかれたみたいだった。気味悪かった」by サム
 ……あのアディソンの無表情な顔は確かにちょっと……。
「何でだったかデレクが付けた。由来は確か、彼のお気に入りの数学教師。ミスター・マリガン、覚えてる?」by アディソン
 ……献体された解剖用の遺体にそんな名前を付けて追悼していたなんて。
「だって葬儀は遺族のため。悲しみに押しつぶされそうな時の支え。明日はあなたのもの」by シャーロット
 ……親を亡くした経験を持つシャーロットだからこそ言える一言。
「本当にアディソンを癒したいなら押し返すんだ。強くじゃない。張り合おうとせず、彼女を支えるだけの力があることを教えてやるんだ」by クーパー
 ……かなり的確なアドバイス! クーパーを見直しちゃう。
「偽りの結婚生活から40年も抜け出せない方が腰抜けだ」by ピート
 ……キャプテンに痛恨の一撃!
「ビジーは悲しみのあまり壊れてしまっただけ。悲しみの海でおぼれただけ。自分勝手なんじゃない。家族を愛してなかったわけじゃないの。これが真実。言えなかった追悼の言葉」by アディソン
 ……葬儀での追悼の言葉より、この言葉の方がアーチャーの胸に届いたはず。


【曲情報】
♪"We Will Drink Wine" Seinking Ships
オープニング、コネチカットへと発つアディソンをサムが飛行場で見送るシーンおよび、エンディング、ブレットの死刑執行をヒラリーたちが見守り、墓地でビジーの埋葬が行われるシーンで。
♪"In My Head" Unkle Bob
ブレットの死刑執行の延期を訴えてほしいと頼むヒラリーを、被害者の妻のエレンが突っぱねるシーンで。

2012.4. 4|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

3月28日(水) #13「おぼろげな光」

Bamen13_02_2シャーロットをレイプしたリーが、胸にナイフが刺さった状態で聖アンブローズに運び込まれる。彼に暴力を振るわれた恋人が、とっさにナイフで刺してしまったらしい。彼を救うべきか迷うサムに対しクーパーは、「そのままリーを死なせろ」と迫る。一方、ピートは、退役軍人で右目を失明し、左目の視力も低下している乳児を持つ母リジーをアメリアに紹介する。また、パーティーの途中で倒れたスーザンは、病院に運び込まれるが……。

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●胸を刺されて聖アンブローズに運び込まれたレイプ犯リー
シャーロットをレイプしたリーが、胸にナイフが刺さった状態で聖アンブローズに運び込まれます。リーに暴力を振るわれた彼の恋人のナンシーが、身を守ろうとしてとっさに彼を刺したのです。オペを担当することとなったサムはリーを救うべきか迷い、クーパーは「そのまま死なせろ」とサムに迫ります。まさに、マヤとデルが事故に遭った時を思い出させる展開です。
そして、シャーロットも激しく葛藤します。リーを死なせてしまいたい気持ちもある。でも、故意にリーを死なせるようサムに指示すれば、その責め苦を自分が負うことになる……。シェルダンはそんなシャーロットに「本来の論理的で聡明な君までヤツに奪われちゃいけない」と強調。ナオミは、「マヤとオリヴィアが事故に遭って死にかけた時、怒りから解放される唯一の道は加害者を許すことだと気付いた」と自分の経験を話して聞かせます。
結局、シャーロットは、リーを救うようサムに命じました。そして、リーのオペ中、自分のオフィスにやって来て「レイプの事実をリーから聞いた。でも彼を愛している」と訴えるナンシーには、子どもを連れて逃げるよう助言。結局、その言葉に押されたナンシーが、「リーがレイプを認めた」と警察に通報したため、リーはオペ後、手錠をされた状態で目覚めることとなります。そんな彼に対して「あなたには何の力もない。全然怖くない。あなたを許す」と告げるシャーロット。苦しい状況の中、よくぞ最善の道を選んでくれました! 相手を許す、それは簡単なことではない。けれども、それが唯一怒りや恐怖を克服する手段だと自分で気付いたシャーロットは、本当に聡明な女性です。リーの病室を出てきた時の、彼女の凛とした表情は格別に美しかった……。彼女が完全に自分を取り戻してくれたことを何より嬉しく思います。
→「WOWOWトーク」で語ろう! あなたは誰に共感した?

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●低下した視力のせいで授乳中に娘を窒息させそうになったリジー
Bamen13_01_2退役軍人で爆弾の炸裂によって同じく軍人だった恋人のエリックを失った上に、自身も右目を失明、脳に残った爆弾の金属片のせいで左目も視力が低下しつつあるリジー。ピートは彼女の診察をアメリアに頼みます。ところが診察中、リジーは乳児の娘ナターシャを、授乳中にあやうく窒息させそうになるというミスを犯してしまいます。蘇生処置でナターシャは命を取り留めたものの、リジーの左目の視力が本人の説明以上に低下していると見たアメリアは、このままではナターシャに危険が及びかねないと判断。ナターシャの父親である亡きエリックの母親、ジャネットをサンディエゴから呼び寄せます。でも、ジャネットにナターシャを取り上げられるのではないかと恐れるリジーは彼女に反発。「視力が回復すれば自分で子育てできる」と言ってアメリアによるオペを望みます。それに対しジャネットは、「オペでリジーの視力が回復しなかったらナターシャを連れて帰る」と宣言。二人はナターシャを取り合う構えを見せます。
アメリアは危険過ぎるとオペに消極的だったものの、ピートとリジー本人の強い希望に従って最終的にはオペを執刀。でも、リジーの視力は回復するどころか、左目の視力まで完全に失われるという結果に終わります。これでは、ナターシャはジャネットに連れて行かれてしまう……。娘を奪われそうになっているリジーに同情したピートは、見えるようになったと嘘をつくようリジーに入れ知恵。騙されたジャネットは失意のまま帰ろうとしますが、リジーの嘘を見抜いたアメリアは、ピートを責めると、真実をジャネットに告げる機会を設けます。ピートはジャネットに謝罪しつつも、亡くなったエリックのためにもナターシャを取り合うのではなく協力して育てていくべきだと指摘。リジーとジャネットは歩み寄りを見せ、当面は、二人で力を合わせながらナターシャの世話をすることになりました。
この一件も、いろいろ考えさせられましたね。ピートの言い分もアメリアの言い分も分かるし、リジーの思いもジャネットの思いも分かるだけに、ベストな着地点が見つかったことに心底ホッとしました。

 

●逝ってしまったスーザンを追ってビジーが自殺!
シャーロットをレイプしたリーが聖アンブローズに運び込まれたというだけでも大ごとなのに、一方でスーザンが亡くなり、ビジーが後追い自殺をするという衝撃的な事件が起きてしまうところが、このドラマの侮れないところ。蘇生措置を拒否するという本人の意志に従い、ビジーに恨まれるのを覚悟でスーザンをそのまま逝かせたアディソン。彼女の辛さはどれほどのものだったか……。
それでもアディソンは、絶望するビジーを懸命に支えようとします。突っぱねられても諦めなかったアディソンは、荷造りを手伝おうとホテルのビジーの部屋へ。「愛してる」とビジーに告げ「私が付いてる」と励まします。それに対するビジーの返答は意外にも「ありがとう」という言葉とハグ。母娘の関係に明るい兆しが見えた! と思ったのに、それから程なくして、アディソンは大量の睡眠薬を飲んだビジーの亡きがらを見つけることになるのです……。こんな展開、誰が予想していたでしょう? この番組ほど、キャストにも視聴者にも容赦ない番組は珍しいと思います。さて、失意のアディソンの今後は!?


【今回のゲスト】
ジャネット役は、「刑事ナッシュ・ブリッジス」のリサ・ブリッジス役や、『スーパーマン III/電子の要塞』のラナ・ラング役および「ヤング・スーパーマン」のマーサ・ケント役でおなじみのアネット・オトゥール。


【注目のセリフ】
「サムにリーを殺せと命じれば私が責めを負う。一生。リーをすくように言えばヤツは野放し。どっちにしても私の負け」by シャーロット
 ……彼女の葛藤のほどがうかがえる一言。
「ヤツに多くを奪われたが、本当の君まで奪われちゃいけない」by シェルダン
 ……シェルダンらしい見事なアドバイス。
「あの男がデルを死なせて、マヤとオリヴィアを死なせかけた時、こう直感したの。私がすべての怒りから解放される唯一の道は、許すことだと」by ナオミ
 ……深い、深すぎる……。
「あなたを許す」by シャーロット
 ……もう2度とシャーロットを“心なき人”とは言わせない!
「愛してるの。私が付いてる」by アディソン
 ……この一言を口にするために超えなければならないハードルの高さは相当なものだったはず。


【曲情報】
♪"Things Fall Apart" The Sweet Hurt
スーザンを逝かせたアディソンをナオミがなぐさめるシーンで。
♪"This Is Not The Answer" Jon Black
ホテルの部屋でアディソンとビジーが抱き合うシーンで。
♪"Hour Of Need" David J. Roch
エンディング、リジーとジャネットが歩み寄りを見せ、シャーロットがもう大丈夫だとクーパーに告げるシーンで。

2012.3.28|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

3月21日(水) #12「分かち合うために」

Bamen12_01セックスへの抵抗をなくしたいシャーロットは、シェルダンの師匠ラリーのセラピーを受けるが、大量の薬を処方されるだけで、ろくに話も聞いてもらえずに追い返されてしまう。サムは、最愛の妻に先立たれたショックから生きる気力を失ってしまった慢性閉塞性肺疾患を抱えるエイブを心配するが……。一方、アディソンはロドリゲスに口説かれた後ろめたさと勢いから、サムにプロポーズ。そんな中、ビジーとスーザンの結婚式が開かれる。

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●妻に先立たれて生きる気力を失ったエイブ
慢性閉塞性肺疾患を抱えるエイブの家に立ち寄ったサム。最愛の妻に先立たれたショックから生きる気力を失い、だらしない生活を送っているエイブを心配します。しかし、娘リサの世話になることを拒むエイブは、ろくに仕事もしない家事手伝いのシモーンを雇うだけで、ほかはやりたい放題……。
その後、エイブはシモーンと一緒にクリニックへ。たまたまクリニック内でシモーンとぶつかったピートは、彼女がエイブ名義のクレジットカードを何枚も持っていることに気付きます。ピートは、サムやナオミを交えてその件をリサに報告。「父を独りにするよりはシモーンがいてくれた方がまだマシ」とリサは言いますが、このままシモーンの好きにさせておくわけにはいきません。サムはシモーンを呼び出して「2度とエイブに会うな」と告げます。そしてエイブにもシモーンが裏で何をしているか伝えますが、実は、エイブはすべてを承知済みでした。「もうどうでもいい」というのが彼の本音だったのです。しかしながら、内心では「娘の負担になりたくない」と、リサのことを案じる気持ちが強いと知ったサムは、それをリサに伝えます。結局、リサはエイブに同居を懇願。エイブもようやくリサの申し出を受け入れたのでした。仲介役となったサム、いい仕事をしました!

 

●シャーロットを追い返したシェルダンが師と仰ぐ精神科医ラリー
セックスへの抵抗に悩むシャーロットのため、シェルダンは精神科医を彼女に紹介します。ラリーはシェルダンが師と仰ぐ人物で「トーク・セラピー」の第一人者。けれども、ラリーはセラピーでシャーロットの話を軽く聞き流し、大量の薬を処方しただけで彼女を追い返します。あのラリーがどうして!? 訳が分からないシェルダンは、ラリーに会いに行きますが、ラリーは「トーク・セラピーなんてまやかし。役に立つのは薬だけ」とバッサリ。これにはシェルダンも驚きを隠せません。
あらためて、レストランにラリーを呼び出し、どうして彼がトーク・セラピーをやめたのか尋ねるシェルダン。彼が患者の話を聞くことに疲れて心を病み、自ら薬に頼るようになっているのだと確信すると、「力になる」と申し出ます。でも、ラリーは逆ギレ。周りの客のことなど気にもせず、大声でシェルダンを怒鳴りつけて帰って行きます。
結局、シェルダンは心を鬼にして薬物依存症のラリーを警察に通報しました。すべては、ラリーの患者たち、そして何より、師匠であり友人であるラリーを守るため……。自分の問題を抱えながらも、ラリーを助けるようシェルダンに助言したシャーロットも実に立派でした。

 

●結婚式の日を迎えたビジー&スーザン
Bamen12_02ビジーとスーザンの結婚式はアディソンによって準備が進められ、ついにその当日を迎えます。相変わらず、アディソンにお礼の言葉を口にしようとしないビジーに代わり、「感謝してる」とアディソンに伝えるスーザン。ところが、どうもスーザンの様子がおかしい。どうやら癌が再発しているらしいのです。アディソンは再入院を勧めますが、スーザンはすでに蘇生拒否の指示書にサイン済みで、もう治療を受けるつもりはないのだとアディソンに告げます。スーザンの望みは、ただビジーとの結婚式を挙げることだけだったのです。
結局、スーザンは体調不良をビジーに隠して彼女と結婚。パーティーでは、ビジーとのダンスを楽しみます。ビジーもスーザンもとっても幸せそう。でも、宴もたけなわのパーティー会場でスーザンは突然倒れてしまい……。さあ、ビジーはどうする!?

 

●アディソンがサムにプロポーズ!?
相変わらずロドリゲスに口説かれているアディソン。そのことをナオミに知られてしまいます。もともとアディソンが元夫のサムと付き合っていることを手放しで喜んではいないナオミは、ロドリゲスの口説きにまんざらでもないといった表情のアディソンにがっかり……。アディソンの方は、ナオミがロドリゲスのことをサムに話すかもしれないと心配し、先に自分の方から彼のことをサムに打ち明けます。そして何を血迷ったのか「結婚しましょ」とサムにプロポーズ! 後でナオミからは、「後ろめたさからプロポーズした」と非難されます。そりゃ当然ですよね。アディソン、何て早まったことを……。もちろん、プロポーズされた側のサムも戸惑うばかり。「断りたい」とアメリアに相談するサム、何だかかわいそうなくらいでしたよね。
というわけで、周りを巻き込んで迷走を見せたアディソン。ビジー&スーザンの結婚パーティーの会場で、ようやく待ち望んでいた感謝の言葉をビジーから受け取ります。その言葉をきっかけに、自分の気持ちを素直に見つめ直したアディソンは、不安からプロポーズしたことをサムに告白し、プロポーズを撤回。これにはサムも笑顔でした。
これでちょっと一安心のアディソンですが、スーザンが倒れたのが問題。彼女の体調不良をアディソンが承知していたとビジーが知ったらと思うと……。アディソンの苦悩はまだまだ続きそうです。
→「WOWOWトーク」で語ろう! ディソン、ロドリゲスの誘惑に揺れていると思う?

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●ついにセックスレスを脱したシャーロット&クーパー
Bamen12_03はからずもドラッグにおぼれた精神科医を紹介されるハメになったシャーロット。セラピーの効果に期待していたクーパーをがっかりさせたのではないかと落ち込みますが、その後事態は好転します。ビジーとスーザンの結婚パーティーの席でキスをしたシャーロットとクーパーはそのまま開場の製氷室になだれ込んでセックス! 結婚式の幸せムードのおかげでリラックスできたのが良かったみたい。もっと長くかかるかなと思っていましたが、思わぬ進展でしたね。シャーロットもクーパーも、本当にここまでよくがんばりました!


【鑑賞MEMO】
ナラティブ・トーク・セラピー

ラリーが推奨してきたというナラティブ・トーク・セラピー。現代精神医学で用いられている精神療法の一つです。患者の自主性に任せて自由に自分の物語を語らせることによって、症状の除去から人生観の転換に至るまで、幅広い改善効果が期待できるとのこと。シェルダンの治療には、このナラティブ・トーク・セラピーの手法が大いに取り入れられているようです。


【今回のゲスト】
エイブ役は、「ER 緊急救命室」や「デスパレートな妻たち」へのゲスト出演などで知られるポール・ドゥーリイ。
ラリー役は、「ドーソンズ・クリーク」へのゲスト出演などで知られるオッバ・ババタンデ。


【注目のセリフ】
「もしあなたがレズビアンの恋人と結婚するならお祝いのパレードをする。議事堂で合法化を求めてデモをする」by アディソン
 ……でも相手がビジーだと抵抗があるのは当然。ビジーは母親だから。
「感情を司るのは化学物質なのに、ソファでおしゃべりして何になるの?」by アメリア
 ……セラピーに懐疑的でも、シェルダンやヴァイオレットの仕事を否定しちゃダメでしょ。
「やんわり断るにはどうしたらいい?」by サム
 ……アディソンの早まったプロポーズにすっかり振り回されちゃいましたね……。
「あなたはどうして関係を壊すの? 人の男を奪うし、今だって他の男に口説かれてふらついてる。だからサムにプロポーズした」by ナオミ
 ……さすが親友。アディソンの行動の裏をバッチリ読んでる。
「怖いからこそ愛する人を遠ざけることもある。逆に引き寄せようとすることも」by ナオミ
 ……エイブについての言葉だけれど、アディソンにもバッチリ当てはまるみたい。


【曲情報】
♪"Your Easy Lovin' Ain't Pleasin" Mayer Hawthorne

オープニング、ビジーとスーザンの結婚式の花をアディソンがナオミと一緒に選ぶシーンで。
♪"Heading For The Hills" Billy Harvey
サムにプロポーズしたとアディソンから聞かされたナオミが激怒し、サムがエイブに助けを求めるよう説得するシーンで。
♪"Shake It" Metro Station
ビジーとスーザンの結婚披露パーティーで、シャーロットがラリーを助けるようシェルダンに言い、サムとナオミがエイブについて議論するシーンで。
♪"God Only Knows" Dale Dale Earnhardt Jr.
エンディング、クーパーとシャーロットが製氷室でセックスし、シェルダンが警察とともにラリーの部屋に行き、アディソンがプロポーズの撤回をナオミに報告し、ダンス中にスーザンが倒れてしまうシーンで。

2012.3.21|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

3月14日(水) #11「不揃いの歩み」

Bamen11_02天才的な環境エンジニア、コーリー・ラムジーが車で事故に遭い、頭蓋骨にダメージを受けた状態でERに搬送されてくる。ピートらは彼の妻に、脳の損傷部分を切除する治療法を提案するが……。レイプ事件後、セックスができないクーパーとシャーロットは、シェルダンからアドバイスを受けてオフィスでフライドチキンを食べる。また、アディソンの母ビジーは、恋人のスーザンを卵巣癌から救えとアディソンに命じるが……。

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●事故で脳に損傷を受けた天才的環境エンジニアのコーリー
天才的な環境エンジニア、コーリー・ラムジーが車で事故を起こし意識不明でERに運び込まれます。対応に当たったピートは、頭蓋底骨折と診断。アメリアとともに、脳の損傷部分を切除して脳圧を下げる治療法を妻のパトリシアに提案します。ところがパトリシアは、オペで夫の知的能力が損なわれるのであれば、自然治癒で脳が完全に復活するのを待つときっぱり。そんな矢先、ジャネルというコーリーの恋人が現れ、病室でパトリシアと鉢合わせになります。「彼を死なせないで」と頼み込むジャネルと、彼女を追い返そうとするパトリシア。そんな中、コーリーの脳圧が急上昇。ピートはパトリシアの許可を得ずにコーリーの頭にチューブを入れ、ひとまず脳圧を下げて時間を稼ぎます。

 

その後、パトリシアは「夫を仕事に没頭させる環境を苦労して整えてきたのは自分。夫も知的能力が低下してまで生きたくはないはず」と主張。けれども、ジャネルがコーリーの子どもを身ごもっていると知ると、自分に妻としての発言権はないと悟り、彼を生かすことに同意します。そして、コーリーのオペは成功。パトリシアはそのまま立ち去るのでした……。
子どもは成功の邪魔になるとコーリーに言われ、出産を諦めたというパトリシア。すべてはコーリーのためと必死でがんばってきたのに、彼が愛人との間に子どもを作っていたと知ってどんなにショックだったことか。自ら身を引いた彼女の後ろ姿が忘れられません。

 

●ビジーの恋人で卵巣癌を患ったスーザンと彼女の治療を頼まれたアディソン
Bamen11_03突然、卵巣癌を患った恋人のスーザンを連れてLAにやって来たアディソンの母ビジー。スーザンの癌はステージ4でもはや為す術もない状態でしたが、ビジーはアディソンに思いっきりビンタを食らわせ、何としてもスーザンを助けろと命令します。アディソン、とても驚いた表情でしたが、見ている私も驚きでした。ビジーって人は何と強いのか……。

 

Bamen11_01あの勢いで命じられたら何もしないわけにはいかない……ということで、アディソンはあの腫瘍科医のロドリゲスに相談の上で、オペが可能かどうか内視鏡検査で調べてみることに。しかし、スーザンの癌は予想以上に広がり、肝臓に浸潤していることが判明。やはり、有効な治療法はないと分かります。でも、今度もやはりビジーは事実を受け入れません。ビジーはただ我が儘を言っているわけじゃない、娘であるアディソンなら方法を見つけられると期待していたのです。ビジーのアディソンへの仕打ちを見て、アディソンを気の毒に思ったサムはビジーと話をし、その彼女の真意を知ります。そしてサムは、「ビジーはアディソンなら奇跡を起こせるかもしれないと信じてここへ来た」とアディソンにビジーの気持ちを代弁。「ビジーの厳しい態度は娘の腕を信頼しているからこそ」と彼女を励まします。
結局、アディソンは「ダ・ヴィンチ」というロボットを使ってスーザンのオペをし、見事に癌を切除。ロドリゲスによる局所化学療法も施され、スーザンもこれで一安心。さすが、アディソン・フォーブス・モンゴメリ。本当に奇跡を起こしてくれました。当然、ビジーからのお礼の言葉を期待するアディソンでしたが、残念ながらビジーからお礼の言葉はなし。それどころか、翌日ビジーは、「あなたのお父さんと離婚した。スーザンと結婚する」という言葉をアディソンに投げつけます。今度は思いっきり言葉によるビンタをくらったかたちのアディソン。この屈折した母娘の関係は、ビジーとスーザンの結婚で何か変わるのでしょうか?
→「WOWOWトーク」で語ろう! ビジーのような母親をどう思いますか? 印象に残った二人のやりとりと一緒に教えてください!

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●セックスレスに悩むクーパーとシャーロット
レイプ事件依頼、シャーロットとセックスレスになっているクーパー。無理強いするつもりはないものの、いつまでこの状態が続くか見当もつかず、もんもんとした気持ちをシェルダンに打ち明けます。シェルダンのアドバイスは「焦らず会話から」。クーパーは、自分の思いをシャーロットに伝え、仲良くおいしいチキンを食べることに。すると、シャーロットはセックスを試してみるという。本当に大丈夫!? と思ったら、やっぱりダメでした……。

 

シャーロットもクーパーを受け入れられない自分を責め、その辛い思いをナオミにこぼします。「愛やその行為や喜びは、誰もあなたから奪ったりできない」とナオミ。いいことを言います。レイプ事件当時、LAにいなかったナオミは、むしろシャーロットにとって話しやすい相手なのかも。
その後、シャーロットはヴァイオレットに「レイプ後どのくらいでセックスしたい気持ちになったか」と訪ねます。直球の問いにもかかわらず、ヴァイオレットは嫌がるそぶりも見せずに誠実に回答。シャーロットは、そんなヴァイオレットに初めてお礼を言いました。「あなたの話に救われてる」と。

 

その夜、クーパーとシャーロットは再びセックスにチャレンジ。でも、今度はクーパーの方がダメでした。クーパーもこの件でいかに傷ついているかが、今回もまた浮き彫りに……。まだまだ暗いトンネルの中にいる二人ですが、またしてもチキンを一緒に食べることからやり直すところがほほえましい。これを乗り越えることができたら、二人の絆は一層深まるはず!

 

●体験談の出版企画が持ち上がったヴァイオレット
ケイティに襲われた後、セラピーの一環として自らの体験を綴っていたヴァイオレット。それを読ませた出版業界にいる友人から、出版のオファーを受けます。まずは身近な人の反応を確かめてから……と、ナオミとシェルダンに原稿を読ませるヴァイオレット。結果、反応は上々。ヴァイオレットは気を良くしてピートにも原稿を読ませますが、「プライベートがすべて公表されてもいいのか?」とピートは出版には慎重な態度。でも、自分の体験がシャーロットを救ったことに自信を得たヴァイオレットは、自分の手記で救われる人がいれば……と出版を決意。準備のためにニューヨークへ向かうことにします。
へえ~、あの体験が本に。ヴァイオレット、転んでもただでは起きないところが彼女らしいですね。でも、ピートの懸念をもう少し考慮すべきじゃ? こうと決めたら振り返らないのがヴァイオレットの長所ではありますが、時々周りが見えなくなるのが心配ですよね。


【鑑賞MEMO】
オプラ・ウィンフリー

オプラ・ウィンフリーはアメリカで超有名な司会者兼プロデューサー。シェルダンが、彼女の口から自分の名前を言われてみたいと切望していたことからも分かるように、オプラはアメリカのみならず全世界から絶大な人気を集めているカリスマです。
“アメリカのトーク番組史上最高の番組”と評価された彼女の看板番組「オプラ・ウィンフリー・ショー」は、1986年から25年にわたって放送。昨年5月に惜しまれながらも番組終了となりましたが、実は、2006年、「グレイズ・アナトミー」のキャストたちも(もちろんアディソン役のケイト・ウォルシュも!)揃ってこの番組に出演を果たしています。あれからもう5年以上経つわけですが、今も「グレイズ・アナトミー」の放送が続いているのが本当に嬉しいですね。


【今回のゲスト】
パトリシア役は、「秘密情報部 トーチウッド」でトシコ・サトウを演じているナオコ・モリ。
ジャネル役は、「ボストン・リーガル」のケイティ・ロイド役や「ダメージ」のアレックス・ベンジャミン役などで知られるタラ・サマーズ。


【注目のセリフ】
「僕たち、ここで座って黙ってこのチキンを食べない?」by クーパー
 ……言い出しにくい会話もチキンがあればスムーズ。
「私の娘が、私の愛する人の死を何もせず傍観するだけだなんて」by ビジー
 ……そんなつもりアディソンにあるはずないのに……。
「愛やその行為や喜びは、誰もあなたから奪ったりできないの」by ナオミ
 ……心に刺さる名言。
「ありがとう。初めて言った」by シャーロット
 ……この感謝の言葉が、ヴァイオレットに出版を決意させる後押しに!?
「あなたには冷たい母親がいるけど、あなたは私が知る中で一番有能でまともな人間だし、私の目標でもある。要するにビジーは、長い目で見ればいい母親かも」by アメリア
 ……今回はアメリアの口から下ネタではない名言が!


【曲情報】
♪"Brand New Shoes" She & Him

ヴァイオレットが、自分の書いた体験記が本として出版されるかもしれないとナオミに話し、スーザンには手の施しようがないというアディソンをビジーがひっぱたき、スーザンを救えと命じるシーンで。
♪"Pennies In The Snow" Farryl Purkiss
ビジーの件で悩むアディソンにナオミがアドバイスし、出版についてヴァイオレットがピートに意見を聞き、シャーロットとクーパーがセックスを試すも、失敗に終わるシーンで。
♪"I'm In Here" Sia
ジャネルの妊娠を知ったパトリシアが、コーリーを救うことに同意するシーンで。
♪"31 Flavors" Little Jackie
エンディング、ヴァイオレットがニューヨーク行きを決めたとピートに伝え、シャーロットとクーパーが再びセックスを試すも、諦めてチキンを食べることにし、ビジーがスーザンと結婚するとアディソンに宣言するシーンで。

2012.3.14|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

3月7日(水) #10「抑圧の反動」

Bamen10_01クーパーとシャーロットは検事にレイプ犯リーの起訴を掛け合うが、裁判に不利な要素が多いという理由で断られる。憤慨するクーパーだったが、意外にもシャーロットは落ち着き払った様子で……。一方、薬物依存症で妊婦のエミリーが帝王切開のために入院する。彼女は毎年妊娠しては赤ちゃんを売っていることから、ピートは不妊手術を受けるよう彼女を説得。けれども、自身で赤ちゃんを欲しがっているアディソンは不妊手術に反対し……。

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●リーの起訴を判事に掛け合うクーパーとシャーロット
クーパーとシャーロットは、レイプ犯のリーの起訴を検事に掛け合うものの、「当初は強盗だと証言した」「レイプ検査の結果も遅れて提出され信用性に欠ける」「面通しでの被疑者の特定も初回ではなく2度目」「出会い系サイトを利用し、変態的な性的経験を好む傾向にある」と、シャーロットのこれまでの行動に不利な要素が多い点を検事は指摘。起訴はできないと断言します。けれどもシャーロットは落ち着き払った様子。およそ本心とは思えない前向きな発言を繰り返します。けれども、クーパーは本心を語ろうとしないシャーロットにいら立ち、前向きなセリフは聞き飽きたと言わんばかりに、ついには彼女に対して声を荒げてしまいます。当然、おびえるシャーロット……。
その後、ナオミの気遣いから彼女にハグされたシャーロットは、クーパーにすら体を許せなくなっていることへの後ろめたさや、検事に変態呼ばわりされた辛さをナオミに漏らします。クーパーもこういったシャーロットの本音が聞きたいわけですが、クーパーには話せないというシャーロットの気持ちも分かります。
結局、自暴自棄になったクーパーは、勢いでアメリアにキス! でも、いくら肉食系の飢えるアメリアとはいえ、それを受け入れるはずもなく。アメリアはクーパーの軽率な行為をとがめます。そして、クーパーは……、シェルダンに苦しい胸のうちを吐露するのでした。
今のクーパーを見ていると、レイプという犯罪が被害者だけでなくいかに周りの人のことも傷つけるのか思い知らされます。

 

●薬物依存症の妊婦エミリー
毎年妊娠しては赤ちゃんを売る、薬物依存症の厄介者妊婦のエミリーが帝王切開のため入院。ピートとヴァイオレットは、これまでお金を渡すことで彼女に赤ちゃんを手放させてきたのですが、それを知ったアディソンは憤慨します。“子ども欲しい熱”に冒されている彼女ですから、ピートとヴァイオレットの判断に首をかしげるのは当然ですよね。
そして、今回エミリーは、子どもを自分で育てたいと言い出します。もちろんアディソンはエミリーに味方しますが、エミリーの本性を知り尽くしているピートとヴァイオレットは、「これ以上不幸な子どもが生まれないよう卵管を縛る不妊手術をすべき」「エミリーに本気で子育てする気はない。ほかに魂胆があるはず」「エミリーは変わらない」と主張。結局、ピートはエミリーに250ドルを渡すことを約束し、不妊手術を了承させます。けれども、アディソンはお金のために不妊手術を受けさせるのは倫理にもとるとし、帝王切開でエミリーの赤ちゃんを取り上げるだけで、不妊手術は実行せず。子育てのチャンスを奪われそうになるエミリーに自分を重ね、「エミリーを助けてやって」とヴァイオレットに頼みます。
でも、エミリーはやはり金の亡者。不妊手術は行われなかったにもかかわらず、約束したお金をくれと懇願する彼女は、アディソンが1,000ドルを用意すると、産まれた赤ちゃんには見向きもせずにあっさり親権放棄書にサインします。アディソン、エミリーには見事に裏切られたかたちに……。赤ちゃんが欲しくてたまらないのに、自分は産めない可能性が高いと知っているアディソンにとっては、本当に皮肉な展開でした。
→「WOWOWトーク」で語ろう! エミリーへの不妊手術は適切?

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●激太りした15歳の少年ジャスティン
Bamen10_023年ぶりにクリニックを訪れたクーパーの患者で15歳のジャスティン。120㎏以上激太りしていてクーパーを驚かせます。クーパーは、彼の両親のブルースとパムをクリニックに呼んで健康管理に気を付けるよう注意。そんな中、ジャスティンは血糖値の急上昇で意識を失ってしまいます。ブルースは「お前が甘やかすからだ」とパムを責めるだけ責めて、自分は仕事へ行くと言い出しますが……。
その後、クーパーは目覚めたジャスティンから「性的虐待を逃れるためにわざと太った」という衝撃発言を聞かされます。せんだってのブルースの言動を見ていただけに、虐待したのはブルースだと決め込んだクーパーは彼に殴りかかりますが、実は、虐待の犯人は母親のパム。後にこの事実を知ったブルースは、気付いて守ってやれなかったことをジャスティンに詫びます。太ることで自衛をはかってきたジャスティンにも、これでようやく安堵の日々がやってきそうです。
それにしても、あのジャスティンの特殊メイクは強烈でしたね。演じていた俳優さん、かなり暑かったんじゃないかと。

 

●子どもが欲しいアディソンと、彼女に助けを求める母ビジー
財団の事業で海外を旅していたナオミが帰国。孫のオリヴィアを連れて“女子会”に参加します。出産願望にとらわれているアディソンは、会話の中で「サムとの子が欲しい」と本音をポロリ。旅で悟りを開いたナオミは、嫌がらずに彼女の悩みを聞いてやります。子どもに興味などないアメリアは、“女子会”の話題についていけず、男性陣が集まるサムの家へ避難。いかにもアメリアらしいですね。
さて、その後、仕事でエミリーの裏切りに遭ったアディソン。捨てられたエミリーの赤ちゃんを見て涙すると、サムに赤ちゃんを引き取りたいとほのめかします。けれども、もう子どもを育てる気のないサムは「君の生物時計に合わせて動くことはできない」とやんわりアディソンを諭し、「もう少し時間が欲しい」と告げます。結果的に、赤ちゃんは良さそうな里親に引き取られたのが救いでしたが……。

 

そして、翌早朝。アディソンは母ビジーから電話を受けます。そして、呼吸器につながれて車椅子の状態となった恋人のスーザンとともにLAの飛行場に降り立つ彼女を出迎えます。どうやらビジー、病に冒されたスーザンの治療をアディソンに頼みたいようです。
ビジーとアディソン、親子関係が微妙なだけに次回の展開が気になります。


【鑑賞MEMO】
コカインベビー

妊娠中にコカインを使用した母親から生まれた子どもを指す言葉。コカインベビーは低体重で産まれることが多く、脳の異常、体の発育不全などの症状が見られることも。産まれても集中治療室から出られない場合もあるそうです。
エミリーの場合、今回こそ健康な赤ちゃんを産んだものの、それまでに産んだ4人の赤ちゃんにはみな障害が。そのうち一人がコカインベビーでした。ピートとヴァイオレットがエミリーに不妊手術をさせようと思った理由は、ここにあったわけです。


【今回のゲスト】
エミリー役は、映画『フィールド・オブ・ドリームス』の子役として知られるギャビー・ホフマン。
パム役は、「ジェリコ ~閉ざされた街~」のメアリー役や「crash クラッシュ」のクリスティン役、「CHUCK/チャック」のキャスリーン役などで知られるクレア・ケアリー。


【注目のセリフ】
「悪いけどヴァギナ・トークにはついていけない」by アメリア
 ……アメリアらしい物言い。
「心を開きさえすれば自分は独りじゃないと分かるのに。すべて変わるのに」by クーパー
 ……心を閉ざすシャーロットとの毎日はクーパーにとってもかなりのストレスに……。
「驚かせたくないから予告してからにするわね。あなたのことハグする」by ナオミ
 ……さすがナオミ!
「もしものときは、レズビアンになってラバースーツ着てくれる?」by シャーロット
 ……こんな冗談が言えるのも、相手がナオミだからこそ。
「まるで生ける屍を相手によりどころを演じてる。被害者の婚約者を」by クーパー
 ……これが今のクーパーの本音。彼の辛さもよく分かる……。


【曲情報】
♪"1000 Boys" Matt Duncan

赤ちゃんの話題で盛り上がる女子会についていけず、男性陣のポーカーの席に混ざるも、そこでも赤ちゃんの話題となりアメリアがガックリするシーンで。
♪"Ships On The Shoreline" Unkle Bob
子どものことを話し合おうとするサムをアディソンが遠ざけ、悩みを聞こうとしてくれるシェルダンの前でクーパーが口を閉ざし、エミリーの力になってあげてほしいとアディソンがヴァイオレットに頼むシーンで。
♪"Here On The Ground" Noëlle Hampton
エミリーが赤ちゃんを見ようともせず、1,000ドルと引き替えにその赤ちゃんを手放すシーンで。
♪"Homesick" Sleeping At Last
エンディング、心を閉ざしたシャーロットとの毎日の辛さを、クーパーがシェルダンに打ち明け、病気のスーザンを連れてロスの地に降り立ったビジーを、アディソンが飛行場で出迎えるシーンで。

2012.3. 7|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(3)トラックバック(0)

2月29日(水) #9「救いの手」

Bamen09_01てんかんの発作を繰り返す母シャロンの世話をしながら、学校生活や習い事に忙しい15歳のジュリー。彼女の境遇に同情したアメリアは、シャロンの発作をなくすオペを親子に提案する。一方、ピートのオフィスには弟アダムが現れ、「故殺罪で刑務所にいる母が心臓病で死にかけている。人道的釈放で救えないか」と頼みに来る。ピートは戸惑いながらも刑務所で母のフランシスと再会するが……。また、シャーロットは、警察でレイプ犯の面通しをすることになり……。

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●てんかん発作を繰り返す母を持つ15歳のジュリー
7年前の交通事故以来てんかんの発作を繰り返す母シャロンの世話をしながら、学校生活や習い事に忙しい15歳のジュリー。初潮を迎えたためアディソンの診察を受けている最中、付き添っていたシャロンが発作を起こします。検査の結果、病巣さえ切除すれば発作をなくすことができると分かり、アメリアはシャロンにオペを勧めますが、アディソンがリスクに関して踏み込んだ発言をしたせいで、ひるんだシャロンはオペを拒みます。でも、悲劇的な事件で5歳にして父を亡くしているアメリアは、その選択のせいで母親との残された時間が限られてしまうジュリーに同情。彼女から本音を聞き出そうとしますが、ジュリーは「母さんの望むように」と言うだけでした……。
アメリアはたまらずに、このまま何もせず10年後シャロンが植物状態になるのがジュリーにとって本当にいいことか、とアディソンに詰め寄ります。アメリアの言い分に理解を示したアディソンは、自らジュリーと話をすることに、結局、ジュリーはオペを受けてほしいと本心をシャロンに告白。シャロンはオペに承諾し、アメリアは無事シャロンのオペを成功させるのでした。
今回の一件を通して、幼少期に父親を失っている経験がいかにアメリアの人格形成に影響を及ぼしているのかが分かりましたね。破天荒でありながら、彼女が繊細な一面を持っているのも納得です。
なお、今回、シャロンとジュリーの親子関係を間近に見たアディソンには、“赤ちゃん欲しい熱”がメラメラ。本気で子作りの段階に進むつもりでいるようですが、さて、サムの反応は!?

 

●弟アダム、母フランシスと再会するピート
ピートの弟アダムが、突然クリニックに現れます。ヴァイオレットがいつの間にか連絡を取っていたのかと思いきや、意外にもアダムは自分の意志でピートに会いに来たとのこと。彼の目的は、故殺罪で刑務所にいる母が心臓病で死にかけているため、人道的釈放で救えるよう計らってほしいとピートに頼むためでした。ピートは戸惑いますが、ヴァイオレットに励まされて刑務所へ。母フランシスと再会し、彼女の容体の悪さを確認。彼女を救うため、家族ではないサムに嘘の診断書を書いてほしいと頼みます。事情を汲んだサムは承諾し、ピートは書類を整えます。
けれども……、再び刑務所でフランシスと話し合ったピートは、彼女にヘンリーを殺したことを悔いる気持ちが感じられないことに失望。結局、手続きをやめてしまいます。当然、このピートの決断に納得がいかないのはアダム。ピートを責めるだけ責めて「母さんを助けないのなら終わりだ」と吐き捨てて去って行きます。こうして、兄弟は再び決裂。家族と和解する道を絶たれたピートですが、個人的には彼の決断は正しかったと思います。
それにしても、あんな親のもとで育ったのに、一人は医師、一人は弁護士って。出来すぎた息子たちですよね。

 

●ついに面通しでリーをレイプ犯と特定したシャーロット!
通報したことが正しかったのかアディソンが気をもむ中、シャーロットはクーパーに付き添われて警察へ。けれども、「容疑者が捕まった」と聞かされたシャーロットは、面通しで犯人の顔を見るのを恐れ、何もせず立ち去ってしまいます。
クリニックに戻ったシャーロットは、レイプの件をクーパーに話したのかとアディソンに詰め寄ります。シェルダンは、「クーパーには言っていないが、警察に話した」とアディソンの答えを代弁。シェルダンまでもが内実を知っていることに怒り心頭のシャーロットは、犯人のDNAサンプルを鑑定にまわしたとアディソンから聞かされるとさらに憤慨します。
一方、シャーロットがレイプされたことを一人知らないクーパーは、シャーロットに面通しをするよう言ってほしいとヴァイオレットに頼みます。「私は言えない」としながらも、「新たな被害者を生み出さないためにはあなたの勇気が必要」とシャーロットを説得するヴァイオレット。その言葉に押されたシャーロットは、ヴァイオレットと一緒に面通しに臨みますが、リーの顔を見た瞬間、「ここに犯人はいない」と言って出て行ってしまいます。要するにシャーロットは、クーパーの手前、“面通しをした”という事実を作りたかっただけだったんです。
そんな中、釈放されたリーの様子を見張っていたシェルダンは、彼に恋人と息子がいることを突き止めます。このままでは、彼らにも被害が及ぶ可能性が……。シェルダンは、リーを逮捕するため協力するようシャーロットに訴えかけますが、やはりシャーロットは耳を貸さず……。
そして、ヴァイオレットは思い切ってレイプの件をクーパーに話します。このままでは、シャーロット自身がさらに傷つくと考えたのです。クーパーはショックを受けるものの、「犯人を野放しにはできない」とシャーロットを説得。すべてを知っても自分を愛すると言ってくれるクーパーの言葉に心動かされたシャーロットは、彼と一緒にあらためて警察へ。ついに面通しでリーを犯人だと特定するのでした。
シャーロットが勇気を出してくれて本当によかった……。それもこれも、真実を知っても変わることのないクーパーの思いが通じたおかげですね。頼りない面がクローズアップされがちなクーパーですが、今回のシャーロットへの言葉には強い説得力が。彼の頼もしさを見せつけられた気がします。
→「WOWOWトーク」で語ろう! あなたが一番「ほめてあげたい」と思うのは誰?

 

……というわけで、シャーロットを始め、それぞれのキャラクターが勇気を奮いたたせて前に踏み出していく姿が描かれた今回。個人的には、レイプの真相を知ってもシャーロットを受け入れたクーパーの深い愛情にとりわけ心打たれましたが、みなさんが一番「ほめてあげたい」と思ったのは誰だったでしょうか? みなさんの感想、ぜひ聞いてみたいです。

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【鑑賞MEMO】
メリル・ストリープのテレビでの活躍

自分の著作がドラマ化されることになったら、メリル・ストリープ以外の女優が自分を演じるのは許せないと力説していたヴァイオレット。クーパーは「メリル・ストリープはテレビドラマには出ないだろう」と答えていましたが、実はメリル、テレビでも活躍しています。1977年のTVドラマミニシリーズ「スラップ・シュート」、1978年のTVドラマミニシリーズ「ホロコースト/戦争と家族」(エミー賞主演女優賞受賞)、2000年のTV映画「クリント・イーストウッド アウト・オブ・シャドー」、製作総指揮も兼任した1997年のTV映画「誤診」(ゴールデングローブ賞およびエミー賞主演女優賞ノミネート)。そして記憶に新しいのが2004年のTVドラマミニシリーズ「エンジェルス・イン・アメリカ」(ゴールデングローブ賞およびエミー賞主演女優賞受賞)です。ちなみに、このドラマにはあのアル・パチーノも出演(彼は、2010年のTVドラマミニシリーズ「死を処方する男 ジャック・ケヴォーキアンの真実」でも主演)。“テレビ俳優は映画俳優より格下”という見方は確実に変化してきているので、メリルがヴァイオレット役を演じることもあり得るかも!?


【今回のゲスト】
ピートの母親のフランシス役は、『カッコーの巣の上で』でアカデミー主演女優賞、ゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)を受賞しているルイーズ・フレッチャー。
ピートの弟のアダム役は、「ヴェロニカ・マーズ」のジェイク・ケイン役や、「ホミサイド/殺人捜査課」のティム・ベイリス刑事役などで知られるカイル・セコー。
ジュリー役は、「Weeds ~ママの秘密」のイザベル役のアリー・グラント。


【注目のセリフ】
「私、大人よ。大人になった今も父が恋しい」by アメリア
 ……5歳で父親を失ったアメリアの心には今も空洞が……。
「あなたは普通じゃないわ。それほどまともじゃない。ピリピリしてて神経過敏、他人の問題に首を突っ込んでくる。それがあなたよ。私はもううんざり!」by シャーロット
 ……この言葉を投げつけられた時のヴァイオレットの表情には見ごたえが。演じるエイミー・ブレネマンの器の大きさが感じられるワンシーン。
「これは取引じゃない。嘘はつくな。俺も嘘はつかない」by ピート
 ……「人は大きく変わることもある」というサムの言葉を信じたかったのに……。
「いい嘘もある。ごまかしじゃない嘘もある。それは愛よ」by ヴァイオレット
 ……この言葉に、ピートの心も少しは軽くなったのでは?
「愛してる。これからも君を愛してる。永遠に。何があっても。こんなことで……。僕は君のもの。いい? 君のものだ」by クーパー
 ……真実を知っても変わることのないクーパーの思いが、シャーロットの何よりの支えに。


【曲情報】
♪"Juju's Theme" Undersea Poem

オープニング、アディソンとサムがベッドでシャーロットについて話し、クーパーがシャーロットを連れて警察に行くシーンで。
♪"Red Rocking Chair" Black Prairie
ジュリーに説得されて母シャロンがオペを受けることを決心し、面通しでわざとリーを特定しなかったシャーロットが、もう面通しはしないとクーパーに告げ、母フランシスに過去の殺人への後悔の気持ちが感じられないことにピートが失望し、シェルダンがリーに恋人と息子がいることをシャーロットに伝え、ヴァイオレットがシャーロットの身の上に起きた真実をクーパーに告げるシーンで。
♪"In The Morning" Fran Healy
エンディング、アディソンがサムに子どもが欲しいと訴え、ピートの決断をヴァイオレットが支持し、真実を知ったクーパーがシャーロットを説得し、彼女に面通しでリーを特定させるシーンで。

2012.2.29|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

2月22日(水) #8「そして、これから…

Bamen08_01シャーロットが痛々しい姿で職場に復帰。彼女を心配するアディソンは、サムに事件の内実を打ち明ける。一方で、ピートもあの夜シャーロットの身の上に起きたのはレイプだと考えており、それをヴァイオレットに話す。病院では、リンパ腫を患うエリサに癌が再発。また、糖尿病と乳癌を患うレイチェルは、夫婦でのセラピー中に突然かんしゃくを起こして、夫に暴力を振るい始め……。

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●仕事に復帰したシャーロットと、彼女を取り巻く面々
衝撃的なレイプ事件から日も浅いというのに、シャーロットは痛々しい姿で早々に仕事復帰。クリニックのメンバーたちはどんな顔で接していいか分からず、ぎこちない雰囲気……。彼女がレイプされたことを唯一知っているアディソンは、早過ぎる復帰を心配し、回復の具合を診たいとシャーロットに申し出るものの、「あの夜のことは絶対言わないで」と、それだけを強調する彼女の態度に困惑します。
そして、アディソンはついに耐えきれずサムに真実を打ち明けます。密かに犯人のDNAサンプルを採取していることも。内実を知ったサムは、それとなくヴァイオレットに相談。ヴァイオレットもシャーロットがレイプされた可能性に思い当たり、さりげなく彼女の相談に乗ろうとしますが、やはりシャーロットはそれを拒絶……。自分にもレイプされた経験があるだけに、シャーロットの気持ちがよく分かるヴァイオレットは、その後、自分の過去についても告白しつつ、ピートにシャーロットのことを相談します。そして、シャーロットがレイプされたとピートも思っていることを知るのです。
一方、クーパーもシャーロットのことで神経をすり減らしています。長い目で見守る必要があると分かっていても、苦しみを自分の中で抱え込み、少しでも気に障るようなことを言えば反発あるいは無視をするシャーロットには戸惑うばかり。
そんな中、シャーロットについてシェルダンと話をしていたヴァイオレットは、事件の夜、彼が警察でレイプ犯の精神鑑定をしていたことを知り、彼がシャーロットを襲った相手なのでは、と思いつきます。そしてシェルダンも、リーがシャーロットを襲った犯人だと悟るのです。こうして、シャーロットの事件と、シェルダンが警察で相手をしたリーがつながりました。
Bamen08_02_2その後、ヴァイオレットはシャーロットにも自身のレイプ被害について告白。いつでも力になると伝えます。シェルダンは警察署に行き、リーによるレイプの被害者が判明したことを刑事に報告。アディソンはサムに背中を押され、シャーロットに内緒で保管しておいたレイプ犯のサンプルを鑑定に回すことに。
そしてシャーロット。ヴァイオレットに辛い現実を突きつけられ、薬物に逃げたい気持ちになったのか、アメリアを誘って薬物使用防止のミーティングへ。普段は波風を立てることが多いアメリアですが、今はシャーロットの支えになっているようです。そして、余計なおせっかいを焼かないシェルダンも、シャーロットにとってはありがたい存在になっているよう。傷ついている本人が何を望んでいるのか、力になりたいという思いはさておき、相手の立場に立って接するのって本当に難しいですね……。
→「WOWOWトーク」で語ろう! シャーロットへの対応でMVPをあげるなら誰?

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●リンパ腫が再発したエリサ
リンパ腫を患うエリサは、過去に2回化学療法を受けたにもかかわらず癌が再発。西洋医学を信じない父ディエゴは「もう化学療法は受けさせない」と宣言し、エリサをシャーマンに診せると言い出します。信仰の力を信じるピートはディエゴに理解を示しますが、クーパーは猛反対。そして、シャーマンの祈祷中にエリサの容体が急変すると、裁判所に化学療法を認めてもらえるよう訴えるという強硬手段に出ます。
その後、判事が病院へ。エリサは「化学療法は望まない」と言うものの、それはシャーマンを信じているからではなく、医療費の支払いで破産した家族にこれ以上負担をかけたくないからだと本心を打ち明けます。
娘の真意を知ったディエゴは、やはり化学療法を受けさせることに。これで、もうシャーマンの出番はないはずでしたが、家族思いのエリサと信心深いディエゴに胸を打たれたクーパーは、化学療法を始める前に、シャーマンを呼んで祈祷をあげさせてやるのでした。
プライベートでは問題も多々あるクーパーですが、医師として常に子どものために最善を尽くすという点にぶれがないところが素晴らしいです。

 

●糖尿病と乳癌を患うレイチェル
糖尿病と乳癌を患うレイチェル。夫ニックとともにシェルダンのセラピーを受けている最中、突然かんしゃくを起こしてニックに暴力を振るい始めます。尋常ならぬ様子に驚いたシェルダンはアディソンに相談。二人がいかに仲の良い夫婦か知っているアディソンには信じがたい話でしたが、検査の結果、怒りの原因は乳癌の卵巣転移によるテストステロンの上昇ではないかと推察します。とすれば、腫瘍の摘出で怒りはコントロールできるはず。オペのリスクが高いと知りながらも、レイチェルはニックのためにオペを受けると決めます。
けれども、開腹してみると彼女の腫瘍は予想以上に広がっていて……。アディソンの腕を持ってしてもすべて取り除くことはできませんでした……。余命わずかとなったレイチェルは、これ以上ニックを苦しめたくないと、ホスピスに入る決心をします。本当はニックのもとで最期の時を過ごしたかったはずなのに……。ニックを愛しているからこその彼女の決断には胸を打たれました。


【鑑賞MEMO】
ユディトとホロフェルネス

ユディトは旧約聖書外典の一つである『ユディト記』に登場するユダヤ人女性。ホロフェルネスは、同じく『ユディト記』に登場するアッシリアの将軍です。ホロフェルネスに率いられたアッシリアの占領軍はベツリアという町を包囲するのですが、美しき寡婦のユディトが巻き返しの戦略を企てます。ホロフェルネスを誘惑し、亡き者にするというものです。結局、寝返った振りをして敵陣に乗り込んだユディトは、酔いつぶれたホロフェルネスの首をはね、それをベツリアに持ち帰ったとのです……。
「ホロフェルネスの首を斬るユディト」はルーベンスやレンブラント、カラヴァッジョや女流画家アルテミジア・ジェンティレスキなど、多くの画家の作品の題材にされています。そして、アルテミジアはレイプ被害者(レイプしたのは父親がつけた絵の個人教授)。レイプ裁判においては、身体検査や拷問により性的二次被害、いわゆるセカンド・レイプを受けたとも言われています。脚本家が、アルテミジアのことまで深読みして、ユディトとホロフェルネスをセリフに登場させたかどうかは分かりませんが、奇しくもシャーロットの件とリンクするので驚きました。


【今回のゲスト】
ニック役は、「ザ・プラクティス/ボストン弁護士ファイル」のジミー・バルッティ役でおなじみのマイケル・バダルコ。
ディエゴ役は、「CSI:科学捜査班」で刑事のベガを演じているジェフリー・リヴァス。
レイチェル役は、「新ビバリーヒルズ青春白書」のキャサリン役のリサ・ワルツ。
判事役は、「ER 緊急救命室」の看護師コニー・オリガリオ役のコニー・マリー・ブラツェルトン。


【注目のセリフ】
「とりあえず想定内の気まずさで済んで良かった」by サム
 ……シャーロットの前で変な態度をとったみんな。サムの感想は超現実的。
「あなたってちょっと変で、もったいぶってる」by アディソン
 ……いつもエレベーター・セラピーをしてくれているシェルダンを変人扱いしていいの?
「これは僕ら、アディサムのお約束なんだ。あー、アディソンに洗脳されてるな」by サム
 ……サムまでもが自分たちのことを“アディサム”って!
「腹を割かれて赤ん坊を奪われたら何でも見通す力でも身につくわけ?」by シャーロット
 ……毒を吐けば吐くほど、シャーロットの苦しさが浮き彫りに……。


【曲情報】
♪"Stumble on the Line" Andy Zipf

エリサの化学療法を拒むディエゴにクーパーが怒りをあらわにし、アディソンがサムにシャーロットの身の上に起きた真実を打ち明けるシーンで。
♪"The Moon Is Down" Ben Cooper
ピートがエリサから真意を聞き出そうとし、シャーロットのことで不安を感じているアディソンをサムがなだめ、シャーロットが自分を放っておいてくれるシェルダンにお礼を言い、ヴァイオレットが自分にもレイプの経験があることをピートに打ち明け、ピートはシャーロットがレイプされたと思っていることをヴァイオレットに伝え、ベッドでシャーロットがクーパーを拒むシーンで。
♪"Watermark" Sleeping At Last
エンディング、ヴァイオレットから自身のレイプの経験を打ち明けられたシャーロットが、部屋の物に八つ当たりしながら泣き、シェルダンが警察に行き、アディソンがシャーロットから採取したサンプルを鑑定に回し、シャーロットがアメリアと一緒に薬物使用防止のミーティングに行くシーンで。

2012.2.22|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

シャーロット役の本田貴子さんに今回のエピソードについてお聞きしました!

シャーロット、まさか見ず知らずの男にレイプされてしまうなんて……。音楽もほとんど使われず、とにかくシャーロットの身の上に起きたことが生々しく描き出された#7「シャーロットに何が起きたのか?」、ご覧になって衝撃を受けた方も多いことと思います。
今回、シャーロット役のケイディー・ストリックランド、撮影を通して本当にケガをしたほどだったとか。その満身創痍の演技には本当に圧倒されましたが、日本語版でシャーロットを演じる本田貴子さんにもさまざまな思いがあったようです。今回は、シャーロットの身の上に起きた事件について、本田さんにお話をうかがいましたのでご紹介します。

 


レイプ事件の衝撃は大きかったです。あのエピソードの収録以降1カ月くらいは、収録でマイクに向かう度に複雑な思いに駆られました。そして、心に残った最終的な気持ちは一言「悔しい」です。男女平等の社会になったとは言え、女性という「性」ゆえに暴力を受ける事実がなくならないのは悲しいこと。女性に生まれたがために味わわなくてはならない悲劇があることが、本当に悔しいです。

 

演技の上で難しかったのは、実際に彼女の気持ちにどこまで寄り添えるかという点。同じ経験のない自分に苦しい気持ちをどこまで表現できるか、とても悩み、苦労しました。でも、シャーロット役のケイディー・ストリックランドと同様に、日本語版でシャーロットを演じている自分にも視聴者の方々に強く伝えたいメッセージが。だからこそ、視聴者の方々に少しでも届くようにという思いで演じました。


 

本田さん、コメントをありがとうございました。
番組では、シャーロットの苦しみが悲しいかな、まだ続きます。本田さんが苦労して臨まれたという吹き替えの演技にもどうぞご注目ください。

2012.2.18|プライベート・プラクティス4、ミニコラム|コメント(0)トラックバック(0)

2月15日(水) #7「シャーロットに何が起きたのか」

Bamen07_01医局長室で何者かに襲われたシャーロット。傷だらけのところを、たまたま病院にいたピートに発見され、病室で手当てを受ける。シャーロットは駆けつけた警察に、「強盗に財布を取られた」と主張するが、一方でアディソンを病院に呼び寄せ……。その後、病院にはクーパーをはじめとするほかのメンバーたちも到着する。その頃、シェルダンは警察に呼ばれ、リーという不審な男性の精神鑑定をしていた。「話したくない」と突っぱねるリーだったが……。

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●医局長室で襲われたシャーロット
医局長室の中でシャーロットの身の上に起きたこと、それはレイプでした……。そして、犯人が去った後、傷だらけの体でふらつきながら部屋を出た彼女は、ピートによって発見されます。ピートはシャーロットを病室に運んで手当てをし、警察に通報。ほどなくして到着した警察に対しシャーロットは、「強盗に財布を取られた」と説明し、レイプの事実を隠します。けれども、その一方でアディソンに連絡をし、病院に呼び寄せます。レイプ後に必要となる処置を頼むためです。当然、アディソンは警察に証拠を提出するためレイプ検査も行おうとしますが、シャーロットは「レイプじゃなかった」と言ってそれを拒否。真実は秘密にするようアディソンに釘をさします。
Bamen07_02その頃、サムやアメリアとバーで飲んでいたクーパー。バーにやって来たヴァイオレットから事情を聞き、急いで病院へ。アルコールが入っていたこともあり、「(犯人を)殺してやる!」と大騒ぎ。その後、少し落ち着いたところで、いよいよ顔の腫れ上がったシャーロットと対面します。痛々しい彼女の姿を見て、思わずすすり泣くクーパー……。
一方、アメリアはシャーロットの頭部と顔の骨折を調べるためCT検査をすることに。この最中、シャーロットは麻酔にアレルギーがある上に、薬物依存の問題を抱えて断薬会に通っている経緯があることから、麻酔も薬も使えないことをアメリアに話し、アメリアも自身のアルコール依存の問題をシャーロットに打ち明けます。思わぬ共通点から、アメリアにほんの少し気を許したかに見えるシャーロット。彼女は、形成外科医を呼ぶ代わりに、アメリアの手で腕の傷を縫合してもらうことに。麻酔なしの処置の激痛に、グッと歯をくいしばりながらもうなり声をもらしてしまうシャーロットの姿は、本当に痛々しくて……。
結局、シャーロットに神経の損傷などは見られず(不幸中の幸い)。アディソンは縫合を終えたシャーロットに、レイプのことを警察に言うよう説得します。シャーロットが口をつぐんでしまったら、レイプ犯は野放し。新たな被害者が生まれる可能性が高いからです。でも、シャーロットは断固として拒否。「レイプの被害者」として見られたくない、というのがその理由でした。レイプされた経験のないアディソンには、それ以上言えることなんてありません。
そんな中、シャーロットは気丈にも、院内で暴行事件が起きたことについて医局長としてメッセージを発信しようとします。クーパーは、「今はそんなこと考えるな。君は被害者で……」と言いますが、「被害者」という言葉にシャーロットは激しく反応。2度とその言葉を口に出さないようクーパーに約束させます。クーパーはこの後、シャーロットが“強盗”と戦った現場である医局長室へ。荒れ果てた部屋の様子を目の当たりにし号泣する彼を、ヴァイオレットがなぐさめます。
その後、シャーロットは「早く家に帰りたい」と言って、クーパーに支えられながら病院を後にします。病院職員や看護師の好奇の目にさらされながらも、医局長としての威厳を必死で保とうとしながら……。

 

「プライベート・プラクティス」ではこれまでも重いテーマを取り上げてきましたが、今回はかつてないほど衝撃的でした。ここまでの内容、日本はおろかアメリカでも放送するのに勇気が必要だったはずです。それでも、ションダ・ライムズをはじめとする製作陣、そしてシャーロットを演じるケイディー・ストリックランドをはじめとするキャストたちは、性犯罪の被害者と周囲の人たちの心の叫びを、今回のエピソードを通してどうしても代弁したかったんだと思います。このエピソードに向け、実際にレイプ被害者への救済活動をする団体などを通して被害者たちの生の声を集めたという事実からも分かるように、レイプという残酷な犯罪の現実をありのままに伝えようという彼らの強い思いが、ケイディーの満身創痍の演技から痛いくらいに伝わってきました。
現地アメリカでの放送時には、本編とは別に、ケイディーが性犯罪の被害者たちに向けて、苦しみを一人で抱えずに適切な支援を受けるようにと、ホットラインの電話番号をアナウンスしたといいます。そして、この訴えかけが実際に大きな反響を呼んだそうです。
→「WOWOWトーク」で語ろう! 今回のエピソードについて感想を聞かせて!

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●自分の無力さに苦しむアディソンとそれを支えるサム
シャーロットが実はレイプされていたという事実を一人で抱え込むことになったアディソン。シャーロットの力になりたいのに何もできず、自分の無力さを思い知ります。レイプの当事者ではなくても、アディソンも苦しいのです。でも、シャーロットに口止めされているため、サムにすら胸の内を明かすことができず……。

 

●ある男の精神鑑定を警察に頼まれたシェルダン
警察に呼ばれたシェルダンは、血の付いたシャツを着て通りをうろついていたため警官に職務質問され、挙げ句に警官を蹴って拘束されたリーという男の精神鑑定を頼まれます。リーは何が起きたのか話すのを拒みますが、シェルダン、さすがはプロ。徐々に彼の話を引き出していきます。そして、リーはついに自分の恋人以外の女性をレイプしたことをにおわせる発言をします。
シェルダンは「彼はレイプ犯だ」と刑事に告げますが、被害者からの告訴がない限り警察はリーを拘束できないというのが事実。こうして、リーは野放しに……。
今回の脚本、リーの精神鑑定という設定を通して、加害者側の視点も同時に描かれているところが興味深かったです。この先、リーとシャーロットが加害者と被害者の関係にあることにシェルダンが気付く日は来るんでしょうか?


【鑑賞MEMO】
緊急避妊薬

性交後に避妊目的で服用するホルモン剤で、「アフターピル」と呼ばれることも。日本では副作用の少ない緊急避妊薬「レボノルゲストレル」が初めて承認され、昨年5月から使用可能となっています。レボノルゲストレルは、性交から72時間以内に1回2錠を服用することで、約80%の確率で妊娠を阻止できるとのこと。服用したにもかかわらず妊娠してしまった場合でも胎児への悪影響はないといいます。コンドームの破損など、不測の事態の対処に用いられることが多いようですが、当然、レイプなど深刻な事態の対処にも用いられています。
なお、緊急避妊薬は薬局での取り扱いはなく、産婦人科に行って処方してもらう必要があります(保険適用なし)。


【今回のゲスト】
レイプ犯のリー役は、「バフィー~恋する十字架~」のアレキサンダー・“ザンダー”・ラベル・ハリス役や「クリミナル・マインド FBI行動分析課」のケヴィン・リンチ役で知られるニコラス・ブレンドン。


【注目のセリフ】
「主よ、変えられぬものを受け入れる冷静さを与えたまえ。変えられるものを変える勇気を、どちらか見極める知恵を」by シャーロット
 ……神学者ラインホルト・ニーバーの祈りの言葉。
「君じゃなくてよかった」by サム
 ……実際に被害に遭ったシャーロットには決して聞かせたくない言葉。こういう言葉を口にしたり、自分がいても仕方がないと家に帰ろうとしたり、どこか“他人事”といったスタンスを貫いたサムの存在が、逆にストーリーにリアリティを持たせることに一役買っていたのかも。
「あなたは強くなくていい、そばにいればいいの」by ヴァイオレット
 ……シャーロットを守ってやれなかった自分を責めるクーパーも実は被害者の一人。
「クーパーが今のあなたみたいに私を見るようになるなら、お願い。やめて、助けないで」by シャーロット
 ……どうして「被害者」と呼ばれることをシャーロットが拒んだのか、その理由がよく表れたセリフ。
「遺体袋の中か昏睡状態じゃない限り歩くわ」by シャーロット
 ……医局長としての威厳だけは保とうとするシャーロット、本来は強い女性なのに……。

2012.2.15|プライベート・プラクティス4、ミニコラム|コメント(2)トラックバック(0)

2月8日(水) #6「偽りの幸福」

Bamen06_02サムとアメリアは、昏睡状態のジョージーを診断するために施設を訪れる。夫のボブは、彼女が意識を取り戻す可能性はほぼないにもかかわらず献身的な介護を続けていたが、検査の結果、ジョージーの妊娠が判明し……。一方、ピートがシフトに入ったERには、車で事故を起こしたジェイコブと同乗者のエヴァンが運び込まれる。ジェイコブはシャーロットの患者アンジェラの夫だったが、実はエヴァンは男娼で……。

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●昏睡中の妻を妊娠させた夫のボブ
Bamen06_01サムとアメリアは、昏睡状態のジョージーを診断しに介護施設を訪れます。意識を取り戻す可能性はほとんどないジョージーですが、夫のボブは、目覚めると信じて献身的に介護。ところが、検査の結果、ジョージーが妊娠している可能性が浮上します。さっそく、アディソンはジョージーを診察。確かに彼女が妊娠していることを確認し、さらには、彼女を妊娠させたのがほかでもない夫のボブと知って唖然とします。「昏睡状態の女性を犯すなんて!」と怒り心頭のアディソンは、すぐに警察に通報しようとしますが、「2人は夫婦だし、ボブに必要なのはカウンセリング」というのがサムの意見。納得がいかないアディソンは、家に帰ってもサムとのセックスを拒否します。サムは「仕事を家に持ち込むな」とアディソンをたしなめますが…。
翌日、ジョージーが出血を起こし、聖アンブローズに運び込まれます。アディソンは緊急オペを執刀。胎児は救えなかったものの、ジョージーの命を助けます。その間、シェルダンは、自分の将来を現実的に考えるようボブを説得。けれどもボブの気持ちは変わらず、オペを終えたジョージーに対して「また子どもを作ろう」と語りかけます。それを聞いたアディソンは、たまらず警察に通報。ボブにはカウンセリングが必要だと信じていたサムとは最後まで意見をたがわせたままでしたが、「仕事を家に持ち込まない」というルールのもと、彼と仲直りします。
それにしても、仕事とプライベートを完全に切り離すって難しいですよね。みなさんは、プライベートと仕事、完全に線引きできますか? 私は、正直言って不得意です……。
→「WOWOWトーク」で語ろう! 仕事とプライベート、切り分けできますか?

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●ゲイである自分を偽って結婚生活を続けていたジェイコブ
ピートがシフトをこなすERに、車で事故を起こしたジェイコブと同乗者エヴァンが運び込まれます。警官によるとエヴァンは男娼。ジェイコブはドラッグでもやっているのかと疑いたくなるほど落ち着きがなかったのですが、エヴァンが男娼と聞いてピートも納得します。
その後、クリニックに戻ったピートは、あのジェイコブの姿を見つけます。しかし、彼は妻のアンジェラと一緒! アンジェラはシャーロットの患者で、膀胱再建術から回復し、これから子作りしようとしているところだったのです。ピートから、ジェイコブがゲイである可能性を知らされたシャーロットは、それが真実ならアンジェラに伝えるべきだと言いますが……。
ピートは、まず真相を突き止めようとジェイコブをカフェに呼び出します。けれどもジェイコブは「男娼とは知らなかった」と言い張り、ゲイであることを認めようとしません。そんな中、シャーロットが独断で行った血液検査の結果、ジェイコブはHIV陽性(ちなみにアンジェラは陰性)と判明。「彼の口から妻に真実を言うべき」というシャーロットの言葉に押され、ピートはジェイコブをクリニックに呼び、シャーロット、ヴァイオレットも立ち会いのもと、アンジェラに自分がゲイであること、HIV陽性であることを告白するよう説得します。アンジェラを傷つけたくないジェイコブは戸惑いますが、結局、自分がゲイであることを彼女に告白。自分の愛する人としてエヴァンのことも紹介します。するとアンジェラは、「ゲイであることには気付いていた」と大人の反応。懐の深さを見せますが、HIV陽性だと知らされた途端に怒り爆発! ジェイコブをひっぱたいて出て行ってしまうのでした……。
この夫婦のケース、一筋縄では語れないですね。ゲイであることは罪ではないし、責めようもないけれど、騙されたまま危うく自分までもがHIVに感染させられるところだったと知ったら……。

 

●ピートから母親が殺人者だと聞かされたヴァイオレット
ヴァイオレットは、ピートが母親や弟について何も話さないことに不満をつのらせ、ピートの弟アダムの所在をつきとめます。そして、アダムにメールを送ろうか悩みますが、ギリギリのところでこらえます。そして、ピートに「あなたを知ってるって思いたい」と訴え、何があったか話してほしいと迫ります。しぶしぶピートは「一度だけ」と前置きした上で、自分の母親が同居していたヘンリーというパートナーを殺したこと、弟が母に有利な嘘の証言をしたため母は故殺罪にとどまり服役していることを告白。「俺の家族はみんなクズだ」と吐き捨てるのでした。
ピートの過去、想像以上に重いものでしたね。彼が家族のことを封印したくなるのも当然かも。

 

●シャーロットに何が!?
子作りしたいモード全開のクーパー。シャーロットのお腹に手を当てるもんだから、「子どもがいるみたいに私のお腹を見ないで」と彼女を怒らせてしまいます。ちょっとやり過ぎを反省したクーパーは、お詫びのケーキを持参して謝罪。シャーロットはクーパーを許します。その後、仕事を終えたシャーロットは、クーパーにもらったケーキを手にオフィスを出るのですが、その途端、突然男が襲いかかってきて……。
今シーズン、最も話題となった衝撃のエピソードはいよいよ次回。「シャーロットに何が起きたのか?」をお見逃しなく!


【鑑賞MEMO】
アラバマ・レーン・ケーキ

クーパーがシャーロットにお詫びの印として渡した「アラバマ・レーン・ケーキ」。アメリカ南部を代表するお菓子の一つです。1800年代、クレイトン(アラバマ州)のエマ・リランダー・レーンが、コロンバスのカントリーフェアのコンテストで優勝を勝ち取ったとされるケーキで、別名「Prize Cake」とも呼ばれています。ココナッツ、ピーカンナッツ、レーズン、バーボン、砂糖、卵などを合わせて作るフィリングを、数層のスポンジケーキの間に挟み込み、周りをフィリングあるいは生クリームでコーティングして仕上げるアメリカンなケーキです。
みなさんご存じとは思いますが、シャーロットはアラバマ出身。シーズン2の#4「時を戻して」でシャーロットが大好きだと話していた『アラバマ物語』にも、このアラバマ・レーン・ケーキが登場しています。


【今回のゲスト】
ジェイコブ役は「プリズン・ブレイク」のシーノート役でおなじみのロックモンド・ダンバー。
ボブ役は、「グレイズ・アナトミー」シーズン5の#18「そばにいるから」で顔面移植を受ける患者デヴィッド役を演じ、「CSI:科学捜査班」ではエーカーズ巡査役を演じているラリー・サリヴァン。


【注目のセリフ】
「何したの? ウサギをゆでた? 連続強盗殺人?」by クーパー
 ……ピートの母親、いつから『危険な情事』のストーカーに!?
「この体を使って好きなだけセックスしたらいいわ。どうぞ楽しんで、思いっきり。ボブとジョージーみたいに。それともあなたとナオミもこうしてたのかしら?」by アディソン
 ……失言もいいところ。
「ここが好きな理由は、携帯タンブラーがないこと」by アメリア
 ……アメリアの辞書にエコという文字はなし!
「これでルーカスには幸せな思い出ができ、君の親指も守れる」by ピート
 ……ピートが選んだルーカスのかぼちゃの衣装、かわいすぎ!!


【曲情報】
♪"She Said" Plan B

オープニング、ヴァイオレットがルーカスのハロウィンの衣装を縫いながら、幼い頃のハロウィンの思い出をピートに話し、赤ちゃんが欲しいとアピールするためにクーパーがシャーロットのお腹に触って彼女を怒らせるシーンで。
♪"All In A Day" The Open Sea
ヴァイオレットが、ピートの弟にメールをしようか迷っているとクーパーに相談し、ボブとジョージーの件でサムと意見をたがわせているアディソンが、彼に失言を吐くシーンで。
♪"Shed Their Fear" Yael Meyer
エンディング、ピートが母や弟のことをどうして話したくないのか、その理由をヴァイオレットに打ち明けるシーンで。

2012.2. 8|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

2月1日(水) #5「強気と弱気」

Bamen05_02アディソンは、トレイシー&ダニエル夫妻の赤ちゃん、カイラを取り上げるが、実は、巨大な胸膜肺芽腫を抱えていることが判明する。当初、夫妻はアディソンによるオペでカイラの腫瘍を摘出することに同意していたが、トレイシーが分娩後出血で倒れたのをきっかけにダニエルが独断で考えを変え、「化学療法でいく」と言い出し……。一方、ヴァイオレットは、殺人と武装強盗の罪で服役中のルイスが仮釈放されるよう取り計らうが、40年も塀の中で暮らしてきたルイスは刑務所を出るのを嫌がり……。

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●腫瘍を持って生まれたトレイシー&ダニエルの赤ちゃんカイラ
Bamen05_01アディソンが取り上げたトレイシー&ダニエル夫妻の娘カイラ。実は、巨大な胸膜肺芽腫を抱えていることが判明。夫婦は当初、アディソンがオペで腫瘍を摘出することに合意していましたが、腫瘍科医ロドリゲスに化学療法という選択肢もあると説明されたダニエルは、トレイシーが分娩後出血で倒れたのをきっかけに、オペではなく化学療法にすると独断で決定します。そして、オペを行う病院の医局長としてシャーロットもその決断を尊重し……。
けれども、後に目覚めたトレイシーは、アディソンによる摘出手術を希望。夫妻はカイラの治療法を巡って対立します。結局、サムがダニエルを説得し手術に同意させ、アディソンと一緒にカイラのオペを執刀。結果は大成功に終わるわけですが、この一件を通して、完璧だったトレイシーとダニエルのカップルが破綻しかけたのを見たアディソンは、完璧に思える自分とサム(アディサム!)の関係もやがてダメになるのではとおびえるように。サムは「僕は君を傷つけない」と言い聞かせ、アディソンを安心させます。
それにしてもアディソン、うまくいっているのに不安になってしまうところがいかにも彼女らしい。イケメンの腫瘍科医、ロドリゲスから興味を示されているだけに、今後アディソンが迷走しないかちょっと心配です。
→「WOWOWトーク」で語ろう! アディソンにお似合いの相手は?

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●仮釈放を拒む70歳の受刑者ルイス
仮釈放委員会へのアドバイスのため、シェルダンとともに受刑者の面接を担当することになったヴァイオレット。殺人及び武装強盗の罪ですでに40年服役中の受刑者ルイスと面接し、彼は更正したと判断します。けれどもすでに70歳になっているルイスは、今さら外の世界に出ても暮らしていけないと言って、仮釈放されないよう嘘の証言をしてほしいと懇願。ルイスにとって何が一番いいことなのか悩んだ末、シェルダンから「感情移入して客観性を失うな」と助言されたヴァイオレットは、「ルイスは仮釈放されるべき」と委員会で進言します。
こうして、不本意ながら刑務所を出ることになったルイス。ヴァイオレットは、40年ぶりに70歳という年齢で外の世界に出て行くルイスにベッツィーを重ねたのか、洗車場の仕事を手配してやるなど必死で彼に協力。「私が力を貸すから」と、自分の名刺をルイスに握らせるのですが……。
その後、一向に訪ねて来ないルイスを心配したヴァイオレットは、ルイスに会いに自ら洗車場へ。でも、ルイスはそんなヴァイオレットを拒絶し、「俺に近付かない方が身のため」と脅しに近い言葉を吐いて彼女を追い払います。
さすがに手を引くしかないと諦めかけたヴァイオレットでしたが、そんな矢先、ヴァイオレットの熱意に押されたルイスがついにクリニックへやって来ます。「自分は人を殺した。自由な人生を生きる資格はない」と胸の内を吐露するルイス。そんな彼にヴァイオレットは、「あなたは40年服役したのよ。生きてもいい」と言って背中を押してやります。
こうして、ルイスの力になれたことに満足するヴァイオレットでしたが、ピートはそれに真っ向から反発。実は、彼には深い事情が……。

 

●受刑者ルイスに親身になるヴァイオレットに反発するピート
ヴァイオレットが受刑者ルイスのために親身になるのを快く思わないピート。「更正なんてしない。ルイスみたいなヤツはいない方がいい」とバッサリ。これはいつものピートらしくない! ヴァイオレットは、彼に真意を問いただします。最終的にピートの口から出てきたのは、「俺の母親が監獄にいる。弟も今頃塀の中だろう」という衝撃発言! ピートがどうしてこれまで家族のことを語ろうとしなかったのか、その理由がようやく分かってきましたね。ヴァイオレットの性格からして、この事実を知った以上、ただ静観しているなんてできないはず。きっと今後何らかの行動を起こすと見て間違いないでしょう。

 

●子どもが欲しいとシャーロットに持ちかけるクーパー
「将来子どもを持ちたい」とシャーロットに切り出すクーパー。けれども、子どもが苦手な上に自分の母親にないがしろにされた経験を持つシャーロットは、自分が良い親になれるとは思えず、「後で話す」と話し合いを避けます。自分の本音をクーパーに打ち明けたら、彼が離れていくのではと恐れていたんです。でも、クーパーから「今決めなくてもいい」と言われてホッ。今後、引き続き話し合いを続けていくことを了承します。
個人的には、シャーロットはとってもいい母親になるような気がするんですが。

 

●セックスしたさにシェルダンに目を付けるアメリア!
しばらくセックスから遠ざかっているアメリアは、何とか寝る相手を捕まえようと必死。ヴァイオレットとシャーロットから、「シェルダンはベッドの中で最高」という情報を得ると、さっそく彼を誘いにかかります。しかし、それにすぐに乗らないのがシェルダン。突然アメリアが口説いてきた理由が分からず、「考えておく」とだけ返事をします。
その後、アメリアが自分を誘ってきたのは、ヴァイオレットから噂を聞いたからだと知ったシェルダンは、「僕は大人だ。大人の女を求めている」とアメリアにキッパリ。若くてキレイなのに、アメリア玉砕!


【鑑賞MEMO】
バリスタ

元々はイタリアのバールでエスプレッソを淹れる専門職のことを指す言葉だった「バリスタ」。お客様の好みに合わせて求める味を提供できるだけの技術と知識のほか、高いホスピタリティが要求される、いわば“コーヒーのソムリエ”とも言うべき職人のことを言います。最近では、その「バリスタ」という言葉もさらに広義に使われるようになり、カフェなどのコーヒーショップのオーナーや、従業員としてコーヒーなどの飲み物を提供する人のことをバリスタと呼ぶことも。スターバックスでも、コーヒーなどの商品の販売をする店員のことをバリスタと呼んでいます。
そして、今回登場したルイスも、バリスタとしての一歩を踏み出すことに! 彼が淹れるコーヒーの味は、なかなか奥が深そうですね。


【今回のゲスト】
ルイス役は、「アリー・myラブ」のウォルシュ判事役のアルバート・ホール。
腫瘍科医ロドリゲス役は、「ザ・プロテクター/狙われる証人たち」のラファエル・ラミレス役や、「CSI:マイアミ」のラボクルー、サム・ベルモンテス役などで知られるクリスチャン・デ・ラ・フエンテ。


【注目のセリフ】
「アディソンとサム。アディサム。カップルよ」by アディソン
 ……“アディサム”……。聞いていてちょっとこそばゆい。
「それは何週間も前。セックスに換算すれば10年も前のこと」by アメリア
 ……アメリアにとって1セックスは何日?(何時間? 何分?)
「セクシー過ぎよ、あなた。ぶさいくになって」by アディソン
 ……自分の相手にこんな要求してみたい。
「大人になったらまた来てくれ。僕は噂通り最高だから」by シェルダン
 ……ユーモアのある断り文句!


【曲情報】
♪"Tightrope" Janelle Monae

オープニング、アディソン、ヴァイオレット、アメリアがエレベーター内で会話しているとドアが開き、ちょうど噂にしていたシェルダンが姿を見せるシーンで。
♪"Innocent World" Colin Devlin
ルーカスと遊んでいるクーパーに、ヴァイオレットが「ルイスから脅された」と打ち明け、シャーロットが子作りの話に乗り気でないことについてクーパーがヴァイオレットに愚痴をこぼし、アディソンがサムと一緒にカイラのオペを成功させてトレイシーとダニエルの夫妻を喜ばせるシーンで。
♪"Black And Blue" Zach Chance
エンディング、サムが「僕は君を傷つけない」と言ってアディソンを安心させ、ヴァイオレットに問い詰められたピートが、自分の母親が監獄にいると告白し、それ以上話をすることを拒むシーンで。

2012.2. 1|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

1月25日(水) #4「私の居場所」

Bamen04_01全身の痛みを訴えるピートの患者で妊娠6カ月のエラナ。ピートは、繊維筋痛症が妊娠のせいで悪化したのではないかと考える。また、クーパーの患者で14歳のケニーは学校でいじめられていたが、母親のジャッキーにそれを言えずにいた。いじめが発覚するたびに、転校させられてきたからだ。ケニーはクーパーのアドバイス通り、今度の学校ではいじめに耐えようとしていたのだが…。一方、デルの死後ベッツィーを引き取っていた伯母のモニカが、ベッツィーを連れてクリニックにやって来る。

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●ひどい痛みのせいで妊娠継続は無理だと訴えるエラナ
呼吸もつらいほどの激しい痛みを全身に訴える妊娠6カ月のピートの患者エラナ。妊娠のせいで繊維筋痛症が悪化していると見たピートは代替医療で痛みを軽減させようとしますが、エラナは「今すぐに痛みを取り除けないなら中絶したい」と言い出し、子どもを望んでいる夫のスティーヴンは苦悩します。
そんな中、アメリアの提案で脳スキャンをしてみた結果、痛みの原因はキアリ奇形と判明。アメリアはオペによる解決を提案します。けれどもピートは、妊婦にオペは危険だと反対。代替医療で出産まで痛みをコントロールし、出産後にオペをすればいいと主張します。そして、エラナに意見を求められたアディソンは、アメリアの提案を支持。結局、エラナはオペを受け、ようやく痛みから解放されます。初めてエラナにお腹を触らせてもらい、赤ちゃんの胎動をその手に感じたスティーヴンは、心底嬉しそうで。苦しんできた2人に訪れたハッピーエンドには心が救われました。

 

●いじめられるたびに転校させられてきたケニー
クーパーの患者で14歳のケニーは、死んだ父親の影響で大のアニメ好き。それが原因で学校でいじめを受けているものの、母親のジャッキーには言い出せずにいました。なぜなら、いじめが発覚するたびに転校させられてきたから。ケニーはクーパーのアドバイスに従い、今度の学校では多少のいじめには耐え、アニメ好きの友達を作りたいとがんばっていました。
ところが、ケニーがナイフを所持していたとの理由で学校から呼び出しを受けたジャッキーは、クーパーがケニーにいらぬ助言をしたせいだと、ケニーを連れてクリニックに抗議にやってきます。そして、言いたいことだけ言って帰っていこうとしますが、そこをシェルダンに呼び止められます。シェルダンと話をすることとなったケニーは、いじめっ子たちから暴力を受けていることを告白。とても気の毒なケニーですが、転校を繰り返しても問題の解決にはならないというのがクーパーとシェルダンの考えです。2人はケニーに対処する時間を与えるようジャッキーの説得を試みますが、いじめを知ってしまったジャッキーは「また学校を変える。子を守るのは親の務め」と聞く耳を持ちません。
そんな矢先、ついにケニーは自殺未遂事件を起こします。搬送先の病院に駆けつけたクーパーとシェルダンは、自分たちの経験を踏まえた上で、「生きていればそのうち状況は良くなる」とケニーにアドバイス。ケニーは「今の学校をやめさせないでほしい」と初めて母親に本心を伝え、ジャッキーもこれに承諾するのでした。
ケニーが自分で言っていたように、いじめっ子に受け入れてもらう必要なんてない。ただ、何とか気の合う仲間を見つけて乗り越えていってほしいですね。

 

●クリニックに置き去りにされたベッツィー
Bamen04_03デルの死後、ベッツィーを引き取っていた伯母のモニカが「自分に子育ては無理」と言って、ベッツィーをクリニックに置き去りにします。ヴァイオレットは、ベッツィーを養女にして助けたいと言い出しますが、家族として軌道に乗り始めたばかりだし…というのがピートの本音。しかし、正面切ってヴァイオレットに言えず、クーパーに相談します。ピートの意をくんだクーパーは「今のピートにはまだ無理」とヴァイオレットを諭し、ヴァイオレットも養子の件は諦めることに。ただし、ピートがクーパーに相談を持ちかけたことについては「夫婦の問題は直接話し合わなければダメ」とピートに一言。ピートもヴァイオレットの気持ちを理解します。
一方、アディソンもサムにベッツィーを引き取ることを持ちかけますが、「自分の子どもはマヤだけでいい」とサムは反対。クーパーもまた、養子として育ててもらったことへの恩返しをするチャンスかもしれないと考え、ベッツィーの件をシャーロットに相談。でも、シャーロットもベッツィーを引き取ることには反対します。
結局、クリニックのメンバーの中に、ベッツィーの引き取り手として名乗りをあげる者はおらず。ベッツィーは児童保護局の職員に引き取られていきます。「私たちみんなひどいことをした」というヴァイオレットの言葉に、誰もが返す言葉もなく…。
この一件、本当に見ていてつらかったですね。本国での放送後には、脚本に対するブーイングもあったようです。でも、養子を迎えるという決断はそう簡単にできるものではないのは確か。きれい事じゃ子どもを育てられないですもんね…。でも、もしかしたらヴァイオレットならベッツィーのいい親になれたような気も。みなさんはどう思われましたか?
→「WOWOWトーク」で語ろう! 誰かがベッツィーを引き取るべきだった?

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【鑑賞MEMO】
クーパーの子ども時代

クーパーが養子として養父母のもとで育てられたことはご存じの通り。自分は養父母の死んだ息子の身代わりなのではないかと苦しんでいたことも、これまでのストーリーの中で語られていますが、今回は、背が小さくてマジシャン好きだったことから周りになじめなかった時期があったことも分かりました(マジシャン好きだからフーディーニのポスターを貼っていたんだなと納得)。その後、一気に背が伸び、マジックをやめ、ガールフレンドができてからはいじめられることもなくなったというクーパー。そんな経験が彼を成長させたんですね。


【今回のゲスト】
ジャッキー役は、「Glee」のキャロル・ハドソン役のロミー・ローズモント。
スティーヴン役は、「救命医ハンク セレブ診療ファイル」のラージ・バンディオパダイ役のルーパク・ジン。


【注目のセリフ】
「くまのパディントンみたいに置き去りにしたのよ。上着にメモこそつけてないけど」by アディソン
 ……両親を亡くして、伯母にまで見捨てられたベッツィー。あまりにもかわいそう。
「ハーブティーと気功で楽にできるんじゃないの?」by アメリア
 ……代替医療を信用していないからって、ちょっと言い過ぎ。
「あなたとの子どもが欲しくなったら、あなたもそうあってほしいから」by アディソン
 ……このアディソンの思いが、今後サムとの関係に波紋を!?
「2年前、私たちが愛し合って婚約するなんて誰が信じた? 物事は変わる、クーパー。気付かないうちに」by シャーロット
 ……時々、シャーロットが精神科医に見える…。


【曲情報】
♪"Holding On" David Gray

アメリアがエラナのオペをし、ピートから相談を受けたクーパーが、ベッツィーの件でヴァイオレットと話すシーンで。
♪"Severus and Stone" Ben Cooper
スティーヴンがピートの前でエラナが痛みのせいで変わってしまったことを嘆き、エラナのオペを終えたアディソンがピートとベッツィーの件を話し、ケニーが自殺を図ったことをクーパーが知るシーンで。
♪"The Shame" Alex Cornish
エンディング、クリニックの誰もがベッツィーの引き取り手として名乗りをあげず、ベッツィーが児童保護局の職員に引き取られていくシーンで。

2012.1.25|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

1月18日(水) #3「過去の夢」

Bamen03_01マヤとデルの車に衝突した謝罪をするため、トロイ・ヘイゲンがクリニックに現れる。ところが、怒ったサムは彼の首を絞めて気絶させてしまい…。その後、ヘイゲンは不安定狭心症を伴う冠動脈疾患を患っていることが分かるが、罪悪感から彼はオペを拒む。ナオミはシェルダンの勧めで、アディソンがサムと付き合っていることについて、言いたいことをアディソンにぶつけることに。一方、ピートは友人の医師が自宅で診療をしていると知って、その手伝いを始めるが……。

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●マヤとデルの車に衝突したヘイゲンが謝罪に
マヤとデルの車に衝突した件で謝罪をしにきたトロイ・ヘイゲン。怒ったサムに首を絞め上げられて倒れ、聖アンブローズに運び込まれます。診察の結果、不安定狭心症を伴う冠動脈疾患と判明。サムとは別の医師がオペを執刀することに決まりますが、ヘイゲンは罪悪感からオペを拒みます。ナオミは、ヘイゲンの罪は許せないとしながらも、彼に暴力で制裁を加えようとしたサムをたしなめますが、サムは聞く耳を持たず。ナオミは、「ヘイゲンにオペを承諾させるにはサムと話をさせることが必要」とアディソンにサムの説得を頼みますが、最終的にサムの支えになったのはナオミの理解でした。そして、ついにヘイゲンと向き合うことにしたサムは、「手術を受けてもっとましな人生を生きろ」と彼に伝えるのでした。

 

●サムが外科医の道を外れた理由はインターン時代にあった!
Bamen03_02ヘイゲンの登場をきっかけに、サムは12年前、インターン時代に自分が執刀したオペのことを思い出します。まだサムがナオミと、アディソンがデレクと夫婦だった時代です。サムは、45歳の教師イエーツの心臓オペの執刀を一人で任されますが、実は彼は小児性愛者。オペ前に、「子供たちを触るのを止められない」と告白されたサムは、オペ中、心室細動に陥ったイエーツに対しあえて有効な手を打たず、わざとそのまま死なせていたのです。そして、この行いがもたらした苦しみこそがメスを置いた理由であったことを、12年後の今になって初めてサムはアディソンに打ち明けます。「あなたは12年前とは変わった。ヘイゲンと話して」と訴えるアディソン。そして、今のサムにはナオミの支えが必要だと判断した彼女はナオミに事の真相を話します。アディソンに促されたナオミは、「何があったか聞いた」とサムに寄り添い…。
それにしても、サムとナオミの破綻のきっかけは、元をたどればこの12年前の出来事にあったわけですね。彼らの離婚理由が今ひとつよく分からなかったのですが、今回のエピソードのおかげで何となく分かるような気がしてきました。

 

●今の心情をアディソンにぶつけるナオミ
サムとの交際を打ち明けられ、アディソンに対する釈然としない気持ちを抱えていたナオミ。シェルダンから「感情をぶつけるべき」と勧められ、アディソンへの不満をメモにし、それをアディソンの目の前で一気に読み上げます。これにより、気持ちの区切りをつけたナオミ。前に進む自分でありたいと、何とか感情をコントロールしようとがんばっている姿には、彼女の成長ぶりが見て取れます。

 

●自宅で診療する友人医師ギビーを手伝うピート
かつて国境なき医師団で一緒に働いた友人ギビーと久しぶりに再会したピート。彼が、貧しい人たち向けに自宅でクリニックを開いているのを知り、その活動に興味を示します。何せ彼の仕事には、かつて味わった緊迫感がある! ピートは、彼の仕事を手伝い始めます。しかし、ギビーは自宅で違法なオペまでしていて、これがバレれば医師免許を失うという危険な立場。ヴァイオレットは、ピートも巻き添えになりかねないと、ギビーの仕事を手伝うことに反対しますが、当のピートは聞き入れません。
けれどもその後、被弾した少女の緊急オペをギビーのクリニックで手伝ったピートは、ギビーがギャングから金を受け取ってクリニックの運営資金にしていると知ります。彼の行き過ぎた行動に危機感を覚えたピートは、少女を救うには設備の整った病院に運ぶしかないと判断、救急車を呼びます。これにより、ギビーのクリニックの内情は警察の知るところに…。「君には失望した」と憤慨するギビー。「行き過ぎたからだ」とピート。結局、今回の経験をきっかけに、ピートは救急医療の前線に返り咲き、ERでのシフトもこなしていくことを決意。外科医として復活したサム同様、彼も聖アンブローズで活躍する機会が増えていくことになりそうです。

 

●引っ越しを望むシャーロット
クーパーの家にいると苦い過去を思い出してしまうシャーロットは、新しい家を探し始めます。けれどもクーパーは、「君が嫌なら引っ越そう」とシャーロットの気持ちをくみ取りつつも、「でも僕にとってこの部屋は君とのいい思い出ばかりだ」と言います。この言葉に納得したシャーロットは、クーパーの部屋で新しい思い出を作っていくことに。この2人もナオミ同様、着実に前に進んでいる気がします。
→「WOWOWトーク」で語ろう! あなたならクーパーの家を出たい?

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●アメリアがクリニックの仲間に!
シアトルから戻ったアメリアは脳神経外科医としてクリニックに雇ってほしいとナオミに直談判。その結果、正式にクリニックのメンバーに! 破天荒な彼女の加入が、クリニックの人間関係にどんな影響を与えていくことになるのか、今後の展開が気になりますね。
そうそう、みなさんはアメリアの相手にふさわしいメンバーは誰だと思いますか? 下ネタ大好きのいわゆる肉食系で(シアトルではマークと!)、若さゆえの危うさをも持ち合わせており、意外と繊細なところもありそうなアメリア。彼女とうまくやっていけそうな男性キャスト、LAにはいるかな!?


【鑑賞MEMO】
フーディーニ

「脱出王」の異名を取ったアメリカの伝説的な奇術師、ハリー・フーディーニのこと。クーパーは彼のポスターを部屋に貼っていたものの、シャーロットの趣味ではないとの理由からそれを剥がした模様。個人的には、クーパー、なかなか面白い趣味をしているなと思うのですが。


【今回のゲスト】
ギビー役は、「デクスター ~警察官は殺人鬼」のハリー・モーガン役や「SEX AND THE CITY」のリチャード役でおなじみのジェームズ・レマー。


【注目のセリフ】
「夫を奪っといて私にはカップケーキ?」by ナオミ
 ……アディソンへの嫌み一発目!
「あなたも黙って決めたわ。私の元夫と寝ること」by ナオミ
 ……アディソンへの嫌み二発目!
「サムを知ってるのは私。あなたは寝てるだけ」by ナオミ
 ……アディソンへの嫌み三発目!
「視野の狭さのおかげで優秀な外科医だけど、友達としてはサイテー。あなたを見るとその顔をひっぱたきたくなる」by ナオミ
 ……アディソンへの最後の一発!
「孤独にならずに済むのはここだけなの」by アメリア
 ……素直なこの一言が、ナオミへの一番のアピールになったかも。
「あなたと商売女たちとの思い出がつまっていないところであなたと寝たいのよ」by シャーロット
 ……過去のクーパーを思えば、シャーロットがこう言いたくなるのも分かる気が……。
「自慢じゃないが誰もいない時僕はピートのベーグルをなめた」by シェルダン
 ……怒りへの対処法としては意外と健全な方かも。


【曲情報】
♪"Four Dreams" Jesca Hoop

オープニング、アディソンとサムがジョギングし、シャーロットが物件探しをしていることにクーパーが気付くシーンで。
♪"When That Hurricane Blows Through" Epicure
12年前の出来事をサムが回想するシーンで。
♪"Sea Of Love" Cat Power
エンディング、クーパーとシャーロットがキスをし、アディソンとナオミが話をし、ナオミとサムの12年前の様子が回想されるシーンで。

2012.1.18|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

1月11日(水) #2「危険な特効薬」

Bamen02_01シャーロットは性同一性障害で悩むジェーンに性別適合手術を行うため、精神科医の承認をもらうべくシェルダンにジェーンの診断を頼む。ジェーンはシェルダンからの質問に模範的な回答を重ねるが、シェルダンはそんなジェーンの様子に違和感を覚える。一方、自閉症の息子ザックを女手一つで育てている母親シドニーは、ピートから自分の片頭痛のために処方された医療マリファナをザックに与えてしまう。ピートはシドニーをきつく注意するが…


●性別適合手術を臨む“心は女”のジェーン
性同一性障害で悩み、性別適合手術を希望しているジェーン。オペには精神科医の承認が必要なため、シャーロットの紹介でシェルダンの面接を受けることに。ジェーンは自殺未遂をした過去があるにも関わらず、まったく辛いそぶりも見せず、シェルダンの質問に模範的な回答を重ねていきます。シェルダンは、むしろそんなジェーンの精神状態を懸念。すぐにオペの承認を出さず、もう少しセラピーを続けたいと主張します。辛い経験にあえて向き合わない限り、かえってオペがマイナスになることもあると考えたわけです。ジェーンの望みを叶えてやりたいシャーロットはそんなシェルダンに反発しますが…。
そんな中、オペの許可がもらえずに失望したジェーンは、ついに自分でペニスを切り落としてしまいます。ジェーンの部屋に駆けつけたシャーロットとシェルダンは、彼女を救急車で病院へ搬送。一命をとりとめたジェーンは、「力になる」というシェルダンの言葉に涙。彼とセラピーを続けていくことに決めたのでした。
ちなみに、アディソンの吹き替えを担当している唐沢潤さんは「このような立場の人たちの心情をドラマで取り上げるのは大事なこと」とおっしゃっていました。

 

●自閉症の息子ザックの世話に疲れ切っているシドニー
Bamen02_02自閉症の息子ザックを女手一つで育てているシドニー。暴れるザックを静かにさせるのに効果的という理由から、自分の片頭痛用にピートから処方された医療マリファナを、ザックに与えていたことが判明します。それを知ったクーパーは、副作用が危険だと猛反対。ピートは「クーパーが治療法を見つける」とシドニーに説明し、今後ザックにマリファナは与えないよう彼女に釘を刺します。
その後ザックの状態が悪化し、親子は再びクリニックへ。クーパーはマリファナが欲しいというシドニーの要望を聞き入れず2人を帰宅させますが、ほどなくしてザックは猛烈に暴れ出して病院に担ぎ込まれます。実は、切羽詰まったシドニーが、毒物が混入しているとは知らずに通りで買ったマリファナをザックに与えてしまったのです。この事態を受け、シドニーの苦労に寄り添ってきたピートもついに彼女の件を警察に通報。シドニーは逮捕され、ザックは児童保護局に引き取られることになったのでした。
なお、アメリカでは似たような事例が報告されています。重度の自閉症で薬漬けとなり、その副作用で体重が20キロほどにまで落ち込んで日々体力が衰えていた10歳の少年に対し、母親が医療マリファナ入りのブラウニー(お菓子)を与えたところ、彼の症状がみるみる良くなり、体重も増えて生産的な毎日が送れるようになるまでに回復したというのです。果たして、医療マリファナを子どもに与えるのは間違った判断なのか、「間違っている」と一概に言い切れないのが難しいところです。

 

●ヴァイオレットとクーパーの異常な関係!?
めでたくピートと夫婦となったヴァイオレットですが、親友のクーパーとの仲は相変わらず。電話は朝夕、クーパーが突然ヴァイオレットの家を訪れることもしばしば。これにはピートもさすがにイライラ。けれどもヴァイオレットは、「親友だから」と言って取り合いません。ところがある晩、ヴァイオレットとピートがお楽しみの最中に、突然クーパーが! ヴァイオレットはこの件をきっかけに、クーパーと自分の付き合い方を考え直すことに。結果、クーパーはヴァイオレットの家の合い鍵を彼女に返し、電話のタイミングや一緒にテレビを見る時間についても自主的に制限を設けることにしました。まあ、この対応は当然ですよね。ヴァイオレットとクーパーの関係、濃すぎましたから。

 

●4階と5階のクリニックが合併
病を抱えていたウィリアムが、ついに帰らぬ人に…。彼から財団を遺してもらったナオミは、これを資金に4階と5階のクリニックの合併を提案します。反対意見が出ることも想定していたナオミでしたが、誰からも文句は出ず。あっさりと合併が決まり、ナオミはすっかり拍子抜け…。

 

●アメリアはシアトルへ!
アディソンの勧めで、アメリアは兄のデレクに会うためシアトルに行くことに。彼女がシアトルを訪れた際の様子は、「グレイズ・アナトミー」のシーズン7の#3「いびつな愛情」でチェック!

 

●アディソンがサムとの関係をナオミに告白!
密かに交際を続けていたアディソンとサム。いつかナオミに言わなくては…と思いつつ、なかなか行動に移せないアディソン。しかし、ここへ来てようやく「サムと付き合っている」とナオミに打ち明けます。ウィリアムを亡くしたショックのさなかにあるナオミは、涙ながらに「サムのことは二度と言わないで」と言うだけ。ナオミはアディソンとサムの関係を認めたの!?
→「WOWOWトーク」で語ろう! ナオミはアディソンとサムの関係を認めたの?


【鑑賞MEMO】
リアリティ・ショー

視聴者参加型のTV番組のジャンル。「アメリカン・アイドル」やWOWOWでも放送している「プロジェクト・ランウェイ」に代表されるような勝ち残りを競うスター育成系のものから、一般人の恋愛模様を赤裸々に描き出すものなどタイプはさまざま。クーパーとヴァイオレットもリアリティ・ショー好きらしく、先述の「プロジェクト・ランウェイ」をはじめ、どうやらフードバトル系のリアリティ・ショーがお気に入りのようです。
なお、現在アメリカで放送されているフードバトル系のリアリティ・ショーには、「Top Chef」「Hell's Kitchen」「The Next Food Network Star」などが。イギリスBBCでは、お菓子作りが好きなアマチュアがその技を競い合うという、まさにクーパーとヴァイオレットが観ていたような番組「The Great British Bake Off」を放送しています。なお、これらの番組の原点は、日本で放送されていた「料理の鉄人」にあるとか!? 何せ、「料理の鉄人」は「Iron Chef」として英語吹き替えによりアメリカで放送され、その後「Iron Chef America」という米国版「料理の鉄人」を生んだくらいですから。


【今回のゲスト】
シドニー役は、「ファミリー・タイズ」の長女マロリー・キートン役で知られ、俳優のジェイソン・ベイトマンを弟に持つジャスティン・ベイトマン。


【注目のセリフ】
「ただケーキ焼くだけの番組なのに、何で2時間も会話が持つわけ?」by シャーロット
 ……リアリティ・ショーをネタに2時間は確かにキツイかも。
「あなたのカミソリで脚の毛を剃るなって頼みたいの?」by ヴァイオレット
 ……クーパーとの関係の異常性に気付いていないことを象徴する発言。
「彼女は話し相手が必要だ。ピートがアホだから」by クーパー
 ……親友の夫なんだからアホ呼ばわりはひどいんじゃない!?
「次は絶対にノックするって。君のケツのイメージが網膜に焼き付いちまった」by クーパー
 ……そういう問題!? クーパーもピートも言い争いのレベルが低っ!
「そういう優しさを見せてくれるなら、僕らはまた友達になれる」by シェルダン
 ……何だかんだでシャーロットの良さをちゃんと理解しているシェルダンがステキ。


【曲情報】
♪"Got To Get Over It" The Bamboos

オープニング、朝からヴァイオレットに電話してくるクーパーにピートが不満を抱き、アディソンとサムが会話し、シャーロットがジェーンをシェルダンに紹介するシーンで。
♪"Take On Me" Lazlo Bane
シェルダンに正直な気持ちを話すようシャーロットがジェーンを諭し、サムが自分との仲をなかなかナオミに打ち明けようとしないアディソンに対し、本気で付き合う気があるのかと迫り、ヴァイオレットの件でクーパーに腹を立てたシャーロットが、彼にマティーニを浴びせるシーンで。
♪"Bring Your Love" Zach Chance
ザックが死にかけたことでクーパーとピートが途方に暮れ、サムが4階への拡張計画の図面を手にナオミのオフィスを様子うかがいに訪ね、アディソンがアメリアにシアトル行きを勧め、シャーロットとシェルダンがジェーンの家に駆けつけるシーンで。
♪"Hard Times" Peasant
エンディング、クーパーがシャーロットに謝り、アディソンがサムとの関係をナオミに打ち明けるシーンで。

2012.1.11|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

1月4日(木) #1「リセット」

Bamen01_09ヴァイオレットがピートとの結婚を発表。みんなが祝福する一方で、クーパーだけは複雑そうな表情を見せる。そんな中、聖アンブローズでは、腎臓疾患で透析を続けていた患者のライアンが心筋症を起こし、腎臓も機能停止状態に陥る。シャーロットは彼の弟に腎臓を提供してもらい、移植することを勧めるが…。また、アディソンは、ある夫婦の代理出産に協力してほしいとナオミに頼まれる。


●腎臓移植が必要な腎臓疾患を抱えたライアン
聖アンブローズで、腎臓疾患で透析を続けていたライアン。心筋症を起こし腎臓も機能停止状態に。シャーロットは、拒絶反応を極力抑えるため、弟に腎臓を提供してもらうようライアンを説得しますが、実は彼の弟のケヴィンは知的障害者。彼らの両親の死後、ライアンはケヴィンをグループホームに入れただけで、ほとんど面会もしていない状態だったのです。それを知ったシャーロットは、ただでさえオペに関する説明を完全には理解できないケヴィンの腎臓をライアンに移植することに疑問を抱くようになります。でも、素直な心の持ち主であるケヴィンは、兄を助けたいと主張し、サムも「愛と知能は関係ない」と移植を支持。悩んだ末、シャーロットはケヴィンの腎臓をライアンに移植させることに同意します。
オペ後、目覚めたライアンは、今後はケヴィンと一緒に暮らそうと気持ちを新たにしますが、その直後、恐れていた拒絶反応が出てしまい…。このまま死んでいくことになると自覚したライアン。ケヴィンに「一緒に家には帰れない。俺は死ぬ」と説明し、心からの感謝の言葉を伝えました。抱き合う兄弟…、見ているのが辛いシーンでした。

 

●代理出産を望むデーヴとケンドラの夫妻
Bamen01_01アディソンは、ナオミの患者であるデーヴとケンドラの夫妻が代理出産で子どもを設けるのに協力するよう頼まれます。けれども、以前、デーヴによって車中に置き去りにされ、その後ERに運び込まれた彼らの5カ月の息子の治療にあたり、結局その子を助けられなかったという経緯があるアディソンは、彼らが再び子どもを持つことに難色を示します。
シェルダンはひとまず夫妻の話を聞きます。そして、デーヴが耐えがたい罪悪感を抱えていることを知ると、夫妻が絶望から立ち直るためには再び子どもを持つのがベストと判断。夫妻を助けるべきだというナオミの意見に同調します。それでも首を縦に振る気にはなれないアディソンでしたが、ケンドラから「まだ子どもを持ちたい。その子を守り抜くことで立ち直りたい」と訴えられると、結局は夫妻を助けることを承諾したのでした。
それにしてもケンドラ、夫の過失で子どもを失ったというのに、またその夫と子どもを持ちたいという気持ちを持てるところがすごい。自分の絶望を知っているのは夫だけという彼女の言い分も分からなくもないけれど、私だったら夫を見る度に亡くした子どものことを思い出すのが辛くて、別の選択肢を選んでしまいそう…。

 

●ヴァイオレットとピートが結婚!
デルが亡くなるという、悲しい事件に見舞われたアディソンたち。みんな揃ってデルの墓の前に集まり故人を悼みます。そして、その場でヴァイオレットがピートと結婚すると宣言! クーパーとシャーロットが婚約を発表したと思ったら、ヴァイオレットとピートまで! しかも、週末には式を挙げるというから驚き。ヴァイオレットは花嫁の付添人をクーパーに依頼します。
Bamen01_08…で、肝心の結婚式。ヴァイオレットが怖じ気づいてヴァージンロードから引き返して控え室に戻るという一幕もありましたが、ピートが彼女を落ち着かせ、以降は滞りなく式は進行。ついに2人は夫婦に!

 

●サムがディンクに喝!
事故を乗り越え、無事娘オリヴィアを出産したマヤ。ナオミは、オリヴィアの面倒を見ることに没頭し、ディンクを頼りないと決めつけて遠ざけます。そうとは知らないサムは、ディンクがマヤと娘のオリヴィアになかなか会いに行かないことを懸念し、放課後バスケをするディンクのもとへ。ディンクがナオミに追い払われているのだと知ると、彼と一緒にバスケをプレー。わざとディンクを突き飛ばし、「押されるのが嫌なら押し返せ」と諭します。
ヴァイオレットの結婚式の朝、ディンクはナオミの家を訪れ、自分が妻子の面倒を見るとナオミに直談判し、彼女の手から我が子を受け取ります。サム、義父としてとても良いアドバイスでした!

 

●デレクを心配するアメリア
Bamen01_04アメリアは、乱射事件に巻き込まれて被弾した兄デレクのことを心配する一方で、彼に嫌われていることを気にしているよう。アディソンはそんなアメリアに、シアトルに行ってデレクに会ってこいと助言しますが…。

 

●実は続いていた! アディソンとサムの関係
前シーズンの最終話、ついに…! という展開を見せたアディソンとサム。周囲は2人の関係は破綻したものと見ていたようですが、実は親密な関係が続いていたんですね。こうなると、問題はナオミ。アディソンとサムは、一体どうするつもり!?
→「WOWOWトーク」で語ろう! あなたが応援しているキャストは誰?


【鑑賞MEMO】
花嫁の付添人(メイド・オブ・オナー)

Bamen01_12ブライズメイズと呼ばれる花嫁付添人のリーダーで、花嫁の親友が務める役割がメイド・オブ・オナー。本来なら、未婚女性が務めるのですが、最近では男性の友人というケースもあるようです。そうなれば、やはりヴァイオレットのメイド・オブ・オナーは、クーパーを置いてほかにいないですよね。何せクーパーときたら、ヴァイオレットの結婚が自分たちの友情関係を変えてしまうのではないかと心配するくらい、ヴァイオレットとは親密な関係にありますから。
ちなみに、「グレイズ・アナトミー」のデレク役のパトリック・デンプシーが主演した映画『近距離恋愛』では、パトリック演じるトムが、親友であるハンナからメイド・オブ・オナーに指名されるという設定でした。


【今回のゲスト】
ライアン役は、「THE MENTALIST メンタリストの捜査ファイル」のウォルター・マッシュバーン役や、「デスパレートな妻たち」のエド役のカリー・グレアム。


【注目のセリフ】
「彼女とはこういう関係なんだ。特別な関係」by クーパー
 ……ヴァイオレットとクーパーの関係、特別過ぎて時々怖いんですけど。
「誰かをすべて知るなんて不可能だが、君は俺を分かってる」by ピート
 ……グッとくるセリフ!
「私、愛を与えたいのに行き場がないんです」by ケンドラ
 ……このセリフには、さすがのアディソンも心を動かされたよう。
「君に同情しなきゃいけないのか? 君は僕を捨てほかの男と婚約した。それなのに親友になってクーパーとヴァイオレットについてグチを聞けっていうのか? ダメだ。あり得ない」by シェルダン
 ……たしかにシャーロット、シェルダンにグチをこぼすのは反則かも。


【曲情報】
♪"Your Touch" The Black Keys

オープニング、クーパー&シャーロット、ピート&ヴァイオレットがベッドで絡み合うシーンで。
♪"Mamma Don't Like My Man" Sharon Jones & The Dap Kings
サムがディンクとバスケのプレーをし、ナオミへの対処法を体で教えるシーンで。
♪"I don't Want To Leave" Matthew Perryman Jones
チャンスを与えてほしいと、ケンドラがアディソンに訴え、ライアンがケヴィンに感謝の言葉を伝えるシーンで。
♪"The Thanks I Get" Wilco
エンディング、ピートとヴァイオレットの結婚式のシーン、アディソンとサムが一緒にバスタブにつかるシーンで。

2012.1. 4|エピソードガイド、プライベート・プラクティス4|コメント(0)トラックバック(0)

「プライベート・プラクティス4」1月4日(水)放送スタート! アフレコ現場の様子は?

Pp4_00_01来年、1月4日(水)より、「プライベート・プラクティス4」の放送がいよいよスタートします!
前シーズンのクライマックス、交通事故に遭った親友ナオミの娘マヤを救うべく、新生児外科医として全力を注いだアディソンは、マヤとそのお腹の子供の両方を助けるのに成功。しかし、クリニックのメンバーで、マヤを病院に搬送していたデルは命を落としてしまい…。アディソンたちは、この悲しい出来事をはたして乗り越えることができたのか? 今シーズンは、より一層ディープな展開が見られるというから興味津々です。
そして、今シーズンから正式にレギュラー入りとなる、精神科医シェルダンとデレクの妹で脳神経外科医のアメリアが、既存のキャストたちとどのような人間関係を築いていくのか、その点も楽しみですね。

 

もちろん、日本語版の制作も順調に進行しています。実は先日、アフレコ現場におじゃましてきたんですが、スタッフのみなさん、役者のみなさんの表情は真剣そのもの! こちらまで身の引き締まるような思いでした。
…というのも、今シーズンの「プライベート・プラクティス」では、とにかく複雑で悩ましい問題が次々と勃発。演じる役者さんにとっても、それを観る視聴者にとっても、いい意味で苦しいシーズンとなっているようなんです。
アディソン役の唐沢潤さんいわく…
「2011年は東日本大震災という大きな出来事があり、みんなが傷ついた年。そんな今だからこそ、人々と痛みを分かち合うことや自分と向き合うことの大切さを教えてくれる『プライベート・プラクティス』のような番組が必要。今年、この番組の収録に携われたことに感謝しています」
とのこと。確かに今シーズンの「プライベート・プラクティス」は、人が心に負った傷といかに向き合っていくか、周囲の人間は傷ついた人にどうやったら“偽善ではなく”救いの手を差し伸べられるか、そんな再生と絆が大きなテーマの一つとなっています。もしかしたら、観ていて辛くなることがあるかもしれない。でも、必ず苦しみの先には希望の光があるし、傷が癒える瞬間、誰かと寄り添い心が通じ合う瞬間がある。そんなところに注目して番組を観てもらえたらと、唐沢さんは熱く語ってくださいました。

 

Pp4_00_03ちなみに、この日の収録ではクリスマスが近付いているということもあり、WOWOWの番組担当者から役者さん、スタッフのみなさんへの素敵なプレゼントが用意されていました。見てください! 「プライベート・プラクティス4」という番組名がアイシングされたこのかわいらしいクッキー! 「プライベート・プラクティス」の日本語版制作チームはとにかく仲が良いとのことで、この日も忘年会の話題が飛び交っていたほどですが、このクッキーに象徴されるような心遣いがチームワークの潤滑油になっているんだな、とあらためて思い知らされました。

 

さてさて、そんな注目の「プライベート・プラクティス4」ですが、本放送のスタートに先駆け、12月25日(日)午後4:40から第1話を先行無料放送! 1月4日まで待てないという方、ぜひこの先行無料放送でシーズン4を先取りしてください。
今シーズンより放送の曜日は水曜日よる11:00(二カ国語版)となります。みなさん、どうぞお見逃しなく!

2011.12.19|お知らせ、プライベート・プラクティス4、ミニコラム|コメント(0)トラックバック(0)