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シアトルでハチドリの餌付けをするのを夢見る30女。


1月29日(水) #4「嵐のER」

04 ERにピートの後任として医師のジェームズ・ピーターソンがやって来たその日、雨で自動車事故が多発。ERには患者が多数運び込まれ、クリニックの医師たちもみな呼び出される。臨月のパムと夫のトッドも夫婦揃ってERへ。トッドはなぜか脚が動かなくなっており、まずはジェームズが診察。トッドはこれまでも妻の出産のたびにさまざまな神経症状が出ていたが、ジェームズは今回の症状は精神的なものではないと直感する。


前回はヴァイオレットにスポットが当たったエピソードでしたが、今回はERに新しくやってきた医師のジェームズ・ピーターソンを中心としたエピソードでした。ピートの後任ということもあり、クリニックのメンバーたちの反感を買う場面もありましたが、ジェームズはひるむことなく初日から大活躍! とにかく、彼の医師としての腕はなかなかのもののようです。

 

●ピートの後任、ジェームズ・ピーターソンがERへ!
聖アンブローズのERに、ピートの後任としてやり手の医師ジェームズ・ピーターソンがやってきます。そしてこの日の夜、ロサンゼルスには珍しく雨が降り、自動車事故が多発。ERはケガ人や具合の悪い急病人であふれかえり、アディソン、ジェイクらクリニックの医師たちもみな病院へ。

 

さて、ERにやってきた患者の中には、臨月のパムと夫のトッドの夫妻もいました。トッドは脚が動かなくなっており、パムと一緒に診察を受けます。これまでもパムの出産のたびにさまざまな神経症状が出ていたトッド。ジェームズは今回のトッドの一過性の脱力が精神的なものではないと直感し、アメリアにコンサルを頼みます。アメリアは、現在はトッドの症状が治まっていることから、いったん彼を退院させるよう指示。けれどもジェームズはあえてCTをオーダー。結果的に、トッドは硬膜外膿瘍だったことが明らかになります。それを知ったアメリアは、すぐにトッドのオペを決行。おかげでトッドは深刻な障害を免れました。いきなりジェームズの大手柄! でも、ジェームズはこれをアメリアの手柄としてシャーロットに報告します。
そして勤務明け。ジェームズのシャーロットへの報告を知ったアメリアは、今後は人の手柄を横取りするつもりはないとジェームズ本人に一言。そんなアメリアを面白いと思ったのか、ジェームズは彼女を飲みに誘います。するとアメリアは、無脳症の赤ちゃんを産んでその子の臓器を提供した過去を明かし、「お酒を飲むと止まらなくなる」と断ります。こんな理由で誘いを断られるとは、ジェームズも思ってもみなかったはず。もしかすると、そんな意外性のあるアメリアにジェームズはますます興味を持ったかも!?

 

●不妊治療中の患者ミーガンをめぐってジェイクとアディソンが言い合いに
トッドが緊急手術のため運ばれていった直後、アディソンはオペ室が満杯のためERでパムの帝王切開をし、女の子の赤ちゃんを取り上げます。一方、ジェイクの患者で不妊治療を長いこと続けているミーガンは4度目の流産が確定。たまたま隣のベッドで出産したパムと赤ちゃんを見て泣き崩れてしまいます。その様子を見たアディソンは、ミーガンに治療を続けさせようとするジェイクに「あなたは結果を求めるあまり患者を苦しめている」と意見。「君の意見は聞いていない」と突っぱねるジェイクでしたが、その後、子宮内容除去術を終えたミーガンに「ほかの選択肢も考える時だ」と切り出します。
今回のジェイクとアディソンの意見の相違、どちらの言い分にも一理あるな、と思いました。やはりポイントは、「今のミーガンに冷静な判断ができるかどうか」でしょう。
ちなみに、ミーガンは再登場します。その時、アディソンとジェイク、どちらの意見が本当に彼女のためになるものだったのか明らかになるかもしれません。

 

●サムとステファニーが破局!
パムとの会話をきっかけに、サムとアディソンが恋人同士だったことを知ったステファニー。アディソンとサムがメディカル・スクール時代からの友人であること、家も隣同士であることをアディソン本人から聞かされてショックを受けます。アディソンはステファニーとのやり取りについてサムに報告。焦ったサムはステファニーに釈明しに行きます。「何でアディソンと別れたの?」とステファニー。サムは、「アディソンにプロポーズをして断られたから」と正直に答えます。自分が単なる“つなぎの恋人”だったと理解したステファニーは、「あなたを運命の人だと思っていたのに」と言い残し、サムの元を去るのでした。
サム、正直になるのが遅すぎたようです……。

 

●クーパーの患者の少女サラが行方不明に! シェルダンの患者が関与!?
この日は大忙しだったジェームズ。手首の骨折でERに運ばれた少女サラを診察し、親の虐待を疑います。けれども、サムの主治医で両親のロンとデイナも昔からよく知っているクーパーは虐待を否定。ジェームズとの口論の末、児童保護局には連絡せずにヴァイオレットを呼び出します。この判断には不服そうなジェームズでしたが、シャーロットが彼をなだめ、とにかくヴァイオレットはサラ本人と夫婦から話を聞くことに。やがて、ロンの浮気が原因で現在夫婦は別居中であること、顔を合わせるたびに二人はケンカばかりしていること、その様子にサラが傷ついていることが分かってきます。ヴァイオレットは、サラの前でケンカするのはやめるよう夫婦を説得。そんな矢先、サラが行方不明になったことが判明します。シャーロットはすぐさま病院を封鎖。警備員たちが院内をくまなく捜索しますが、サラは見つからず……。結局、警察の捜査に委ねられることとなりました。ついさっきまで罵り合いをしていたロンとデイナは、ただただ茫然とするばかりで……。

 

その頃、ERにはシェルダンの患者で小児性愛者のニックの姿も。衝動を抑えるために処方されていた薬の副作用が出ていたためです。サラが行方不明になったと知ったシェルダンは、ニックが連れ去ったのではないかと疑いますが、彼はまだERのベッドに。シェルダンはニックを疑ったことを本人に謝罪。ニックは「疑われて当然だ」と怒りもせずに言い、病院を出て行くのでした。

 

なお、このサラちゃんの行方不明事件、今回のエピソードでは解決しませんでしたが、今シーズンの間に決着が付く模様。今後の展開にご注目ください。


【今回のゲスト】
ジェームズ役は、「MAD MEN マッドメン」のジョーイ・ベアード役などで知られるマット・ロング。
ロン役は「MAD MEN マッドメン」のエイブ・ドレクスラー役のチャーリー・ホフハイマー。
ミーガン役は、「MAD MEN マッドメン」にサラ役で複数話出演しているミッシー・ヤガー。


【注目のセリフ】
「シャーロットにピートの代わりを雇うよう言ったのは私。だから彼女に文句は言えない。でもここで働いてる医師はピートじゃなくちゃ」by ヴァイオレット
 ……ジェームズ、こんな風にピートと比べられちゃうのは気の毒。
「あなたは心臓外科医で見た目もいいし、本当に親切で誠意のある男性だから、あなたに出会った女性はみんな、胸がときめいてハートマークやお花が見えてしまう。まったく、まいった。やられたわ、サム」by ステファニー
 ……自分はつなぎの恋人だったと知り、潔くサムと訣別するステファニー。確かになかなかいい女。
「私は見かけよりずっと年とってるの」by アメリア
 ……無脳症の赤ちゃんを産んで臓器を提供した。だから飲み出したら止まらなくなる……。お酒の誘いを断るセリフとしては最強レベルの重み。


【鑑賞MEMO】
コード・ピンク

病院で使われる緊急コードの一つ。「コード・ピンク」は、小児科及び産科の緊急事態や、幼児誘拐の際に用いられます。
ちなみに、心停止を示す緊急コードは「コード・ブルー」。医療ドラマによく登場するコードです。


【曲情報】
♪"These Days" Dr. Dog
アディソンとジェイクがキスしているところで雨が降り出し、雨の中、混乱するERに初出勤したジェームズが、シャーロットから嘔吐物をかけられるシーンで。
♪"Breaking The Yearlings" Shearwater
クーパーがメイソンに自分たちは最強の家族だと言い、アディソンがステファニーにいろいろ話したと知ったサムが怒り、ロンがヴァイオレットに娘を虐待したりしないと断言し、アディソンが患者ミーガンの不妊治療についてジェイクに意見して言い合いになるシーンで。
♪"Hold Me Now" Lazlo Bane
エンディング、術後のミーガンに「子どもを持つ方法はほかにもある」とジェイクが話し、アディソンが産まれたばかりの赤ちゃんを術後のロンに会わせ、勤務明けにジェームズから飲みに行こうと誘われたアメリアがそれを断り、病院に残っているロンとパムの夫妻にヴァイオレットが「家に帰りましょう」と声をかけるシーンで。

2014.1.29|エピソードガイド、プライベート・プラクティス6 フィナーレ|コメント(0)トラックバック(0)

1月22日(水) #3「悲しみにたたずんで」

03妊娠12週になるシャーロットは、ERのピートの欠員を自力で補っており疲労困憊。クーパーはそんな彼女を心配する。サムはシェルダンの健康診断の際、内緒で前立腺特異抗原(PSA)検査をしていた。一方アディソンは、自分の過去を話せばジェイクに嫌われるかもしれないと考え、マークが死んだ悲しみを隠そうとしていた。ジェイクはアディソンの力になろうとするが……。ヴァイオレットは身内を失った悲しみを語り合うサポートグループに参加し……。


今シーズンは、シリーズのフィナーレとなるため、キャラクター一人一人に焦点が当てられたエピソードが用意されています。今回はそのかわきり。主役はヴァイオレットです。

●ピートの死の悲しみを抱えるヴァイオレット。仕事にも影響し……
あのケイティによる惨劇後も暮らし続けてきたあの家から、ついに引っ越したヴァイオレット。住まいは変わっても、まだ幼いルーカスは父の死を理解することができず、「パパはどこ?」「パパに会いたい」と繰り返します。父はもうこの世にいないのだとルーカスに説明するたび、ヴァイオレットの悲しみは深まり……。

 

そんな中、すでに仕事に復帰している彼女は、怒りをコントロールできない患者アダムを担当。その怒りの原因を探るうち、彼から衝撃的な告白を受けます。何と、11年前に強盗しようとしてある男性を誤って銃で撃ち、そのまま逃げたというのです。相手の男性が死んだかどうかは知らないし、知りたくもないと話すアダム。ヴァイオレットは、相手の男性が生きていることが分かればアダムの助けになると考えますが、シェルダンから「相手がどうなったか調べるのは君の仕事じゃない」と諭されます。けれども、いったん思い立ったら行動に移さずにはいられないのがヴァイオレット。ネットで事件を調べ、相手の男性が死んだことを突き止めます。そして、その男性には妻と幼い二人の子どもがいたことも知ると、被害者遺族に今の自分とルーカスを重ね、セラピーの場でアダムに怒りをぶつけてしまいます。いきなり直球を投げつけられて動揺するアダム。「どうしたらいい?」と涙する彼の姿を見て我に返ったヴァイオレットは、自分の医師らしくない言葉を詫び、「よく生きることで償える」とアドバイス。実はこの言葉、シャーロットから聞いたものでした。断酒会で“償い”というものに向き合ってきたシャーロット。さすが的を射たことを言います。
なお、聖アンブローズのロッカールームでの一連のヴァイオレットとシャーロットの会話では、シャーロット自身のピートを失った悲しみについても言及されました。シャーロットにとって、レイプ事件後に寄り添ってくれたピートの存在は、想像以上に大きかったようです……。

 

さて、アダムにはほかの医師を紹介することにしたヴァイオレット。一方で自分は、身内を失った悲しみを語り合うサポートグループに参加します。妻が亡くなったことをすぐに娘に言えなかった夫、夫を亡くした後で浮気されていたことを知った妻、パートナーに脳死判定がくだされた女性、一人息子を亡くした母親、妻の死を機に息子を取り戻したと語る夫と、参加者はそれぞれが苦しい思いを抱えていて……。どの話も、同じ経験をした者でなければ理解できそうもない、辛く悲しいものばかりでした。
ヴァイオレットは、そこでルーカスの話をします。父が帰らないことを認めたルーカスが、「パパはどこ?」という言葉の代わりに「愛してるパパ」と言ったと。幼い息子が父親の死を受け入れたことこそが何より悲しいのだと泣くヴァイオレット。今回は、これまで以上に彼女の苦しい胸の内が浮き彫りになりました。

 

●ピートの穴を自ら埋めようとする妊婦シャーロット
妊娠12週になるシャーロット。ERのピートの欠員を自らシフトに入って補っているため、もう疲労困憊の状態。ついには病院の廊下のストレッチャーで眠りこけてしまい、心配して病院に駆けつけたクーパーに発見されます。「君がそんなんじゃ、守りきれない」と訴えるクーパー。その言葉に反省したシャーロットは、ピートの代わりの医師を雇うことを決意し、クーパーに対しては、1日1回、自分のお腹に話しかけることを許すのでした。
それにしてもクーパー、今から超子煩悩ぶりを発揮していますね。お腹の赤ちゃんの大きさも専用アプリできっちり把握している様子。赤ちゃんたちをプラムにたとえるくだりはキュートでした。

 

●シェルダンにガンの疑いが!?
シェルダンの健康診断を担当したサム。シェルダンの話と彼の家族の病歴から、良かれと思って前立腺特異抗原(PSA)検査を密かにオーダーした結果、シェルダンに前立腺ガンの危険があることが判明します。サムはシェルダンに生検を勧めますが、「知りたくなかった」とシェルダンは怒りをあらわに。実は、彼の父は前立腺ガンで、ガンを宣告された途端に人生を諦めて死人のようになってしまったという経緯があったのです。
今シーズンの第1話で、シェルダンが険しい顔をして酒を飲んでいたのは、この健康診断の結果のせいだったんですね……。

 

●サムとステファニーはすれ違い気味
すっかりサムにご執心の様子のステファニー。ベッドではサムの過去を聞き出そうとします。サムは、元カノのアディソンが今も隣に住んでおり、しかも彼女は元妻の親友で……ということを、まだステファニーに知られたくない様子。はぐらかそうとして彼女とケンカになります。
最終的には、「僕は君が好きだ」というサムの言葉にステファニーもひとまず納得したようですが、クリニックの女性陣の助言通り、彼女には早く事実を話したほうがいいと思うのですが……。

 

●自分の過去をついにジェイクに打ち明けるアディソン
サム同様アディソンも、なぜマークの死にこれほどまでに打ちひしがれているのか、その理由をジェイクに言えないでいました。マークは元夫の親友で、自分は彼と浮気して身ごもり、その子を中絶した……。アディソンがジェイクに本当のことを話すのを躊躇するのも分かります。
一方でジェイクは、アディソンの力になろうとするものの、かたくなに彼女にそれを拒まれ、そろそろ我慢の限界に。アディソンを助けてやってほしいとサムに相談します。サムは「それは僕の役目じゃない」と拒否するものの、後でアディソンに「ジェイクに話せ」と忠告。ついにアディソンは、ジェイクに本当のことを話します。ジェイクは一瞬言葉を失いますが、アディソンが真実を話してくれたことに感謝し、「君はかつて浮気したが今は違う、愛した人が死んで気の毒に」と言葉を返します。自分は聖人なんかじゃないと、めずらしくいら立った様子も見せたジェイクでしたが、結局彼の反応はやはり聖人のようでした。

 

さて、次回はシャーロットが雇ったピートの代わりの医師が初登場します。お楽しみに!


【今回のゲスト】
パートナーに脳死判定が下された女性(ギャビー)役は、「WITHOUT A TRACE/FBI 失踪者を追え!」のビビアン役などで知られるマリアンヌ・ジャン=バプティスト。
妻の死を機に息子を取り戻した男性(ジム)役は、映画「スター・トレック」主演のクリス・パインの父で、「白バイ野郎ジョン&パンチ」シリーズのギトレア部長役などで知られるロバート・パイン。


【注目のセリフ】
「私が寝た男は二人死んだ。私のせい?」by アメリア
 ……アメリアの若さでこの状況、やはりフツウとは言えないかも。
「ピートを入れれば私が寝た男も二人死んだ。でもこっちは1週間で二人。あなたより重罪」by アディソン
 ……確かに、1週間のうちに過去に関係した相手が二人も亡くなるのは異常事態。
「悲しみには5段階あるとされてるけど、もっとずっと多い」by ヴァイオレット
 ……セラピストであるヴァイオレット自身の言葉だけに、真実みのあるセリフ。


【鑑賞MEMO】
PSA

前立腺から分泌され精液中に含まれている生体物質、前立腺特異抗原のこと。前立腺ガンのときに含有量が多くなることから、腫瘍マーカーとして用いられています。
健康な人のPSAはおおよそ2ng/mL以下。加齢にともなって上昇しますが、50歳でも4ng/mL以下が標準値ですから、5ng/mLのシェルダンはグレーゾーン。前立腺ガンの可能性は30%くらいだと考えられます。


【曲情報】
♪"Wooden Chair" Angus Stone

オープニング、ヴァイオレットが身内を失った悲しみを語り合うサポートグループに参加し、アディソンがジェイクに隠れて泣き、サムとステファニーがベッドでキスをしながら会話し、メイソンとの朝食を終えたクーパーがシャーロットと話をするシーンで。
♪"All" The Howls
アディソンが真実をジェイクに語らずにヘンリーの元へ向かい、ヴァイオレットが病院でピートのロッカーを整理しながらシャーロットと話をし、ジェイクがアディソンを助けてほしいとサムに持ちかけるシーンで。
♪"Ordinary World" Cary Brothers
エンディング、サムがステファニーに謝罪し、アディソンがジェイクに過去について打ち明け、ルーカスが父親の死を受け入れたことが悲しいとヴァイオレットがサポートグループで話すシーンで。

2014.1.22|エピソードガイド、プライベート・プラクティス6 フィナーレ|コメント(0)トラックバック(0)

1月15日(水) #2「燃え尽きた命」

02ピートの遺言状が開封され、彼の希望にしたがって明るい追悼パーティーが開かれることに。ヴァイオレットはその席でクーパーに、「私に何かあったらルーカスを引き取って」と頼み込む。アディソンはジェイクと一緒に住んでいることをサムに話しておらず、サムはパーティーでその事実を初めて知る。一方でシェルダンは、患者で小児性愛者のニックが「自殺する」と言い出したため、クリニックを出られずにいたが……。


●ピートの追悼パーティーでヴァイオレットは……
ピートの遺言状が開封され、彼の希望に従い遺体を火葬にしたヴァイオレット。ピートがバリ島の葬式のような歌と笑いと思い出話で盛り上がるパーティーを希望していたことも知り、アディソンの家を借りてピートの追悼パーティーを開きます。そして、ヴァイオレットはクーパーに、「私の身に何かあったらルーカスを引き取って」と頼みます。ピートが亡くなった今、もし自分に何かあったら……とヴァイオレットが考えるのは自然なこと。ただし、現在シャーロットは三つ子を妊娠中です。すでにメイソンという息子もいるわけで、クーパーからそれを聞いたシャーロットは、トゲのある返事をします。板挟みになるクーパー。
その後、あらためて「ヴァイオレットに何かあったらルーカスを路頭に迷わせるのか?」とシャーロットに問いただします。するとシャーロットは、「その時はルーカスは引き取るに決まってるでしょ」と一言。4人も5人も同じことでしょと言い切る彼女、妊娠初期のイライラもあるようですが、何だかんだ言ってもすでに母としての覚悟はできているよう。頼もしいです。

 

一方、ジェイクと一緒に住んでいることをサムにまだ話していなかったアディソン。パーティーの席で初めてそのことを知ったサムに謝り、「また友達に戻れる?」と問います。サムは即答を避けますが、後に「いずれ友達になれるがまだ先だ」と答えます。これまた自然な反応です。

 

そんな中、パーティーに訪れた弔問客たちは、「ワイルダー先生はいつでも頼れる、あきらめない男だった」と、口々にピートのすばらしさを語ります。そんな話を聞くうちに、辛くなってしまったヴァイオレットは、ピートの形見の革のジャケットから出てきたマリファナを手に2階のバスルームへ。それを吸ってハイになってしまいます。それに気付いたアディソンがバスルームで彼女に付き添っていると、そこにクーパーが。彼もまた、ヴァイオレットに誘われてマリファナを吸ってハイに。その後、サム、ジェイクも加わり、ハイになった二人と仲間たちは、アディソンが注文したピザを食べながらしばしピートの思い出話をします。追悼パーティーの弔問客が階下にいる中、医師という立場でマリファナにふける二人には驚きましたが、これも悲しみ方の一つなのかも。このアンバランスな状況にこそ、むしろリアリティがあるのかな、とも思いました。

 

さて、やがて再び下の部屋に戻ったヴァイオレット。弔問客の一人が泣きやまない上に、デレクからの電話でマークの生命維持装置が外されたと聞いたアディソンまでもが泣き出して、どうにもこうにも居たたまれなくなります。そして、「今日は泣かないで!」と叫ぶとカラオケマイクをつかんで歌い始め、ここでピートに対する怒りを爆発! みんなが泣き叫びたい時に私にパーティーをやらせるなんて、ピートは自分勝手だと泣き出し……。この直前、ようやくアディソンの家に駆け付けたシェルダンは「いったい何があったんだ?」と驚くばかり。そんなシェルダン、この後で「すべて大丈夫だって言って」というヴァイオレットに「大丈夫だ」と慰めの言葉をかけます。

 

その夜。ヴァイオレットはクーパーとともに、ピートの灰を海に散骨します。「時間が欲しかった」と言って泣き崩れるヴァイオレット。確かに、ピートの死はあまりにも突然過ぎました。ヴァイオレットの中には、悲しみだけじゃない、怒りにも似た複雑な思いがあるのでしょう。それもこれも、ピートに対する愛情あってこそのこと。この散骨シーンは痛々しかったです。

 

●小児性愛者の患者ニックに付き添うシェルダン

みんながピートの追悼パーティーに出ている間、一人クリニックに残っていたのはシェルダン。患者のニックが「自殺する」と言い出したため、彼のセラピーを行っていたのです。そして、シェルダンはニックから衝撃的な事実を聞かされることになります。「自分は小児性愛者。治らないから自殺する」と。シェルダンはとにかくニックを思いとどまらせようとしますが、そんな中、ニックは突然苦しみ出してその場に倒れ込んでしまいます。彼はすでに睡眠薬を一瓶飲んでいたのです。シェルダンは救急車を呼び、ニックは病院へ。一命をとりとめたニックは、シェルダンとともに問題と闘って生きる決意を表明。ホッと一安心のシェルダンですが、こちらも心境は複雑です。何せ、ニックは小児性愛者。へたをすれば、彼が子どもに手を出す可能性も十分考えられるわけで……。恐ろしい欲望を抱えながらも何とか理性を保とうとし、挙げ句に自ら死を選ぼうとしたニックに寄り添うことは、主治医であるシェルダンにとって当然のことかもしれません。けれども、彼の心の中にも割り切れないものがあるようで……。非常に難しい問題です。

 

●マークの死はアメリアにも伝わり……

追悼パーティーの間、ヘンリーの子守を買って出たアメリア。アディソンは、そんな彼女に感謝し、自分に何かあった時にはヘンリーを引き取ってほしいと頼みます。アメリア、大事なヘンリーを任せられる相手だとアディソンに思ってもらえたことが嬉しかったよう。ただし、この後に訃報を聞かされることになります。マークの死です。アメリアもまた、アディソン同様マークと寝たことがある間柄ですから、彼女もショックを受けたはず。番組を見ているこちらも、「グレイズ・アナトミー」で描かれたマークの死を再び突きつけられるかたちとなり、改めて彼のいないさみしさを痛感せざるを得ませんでした……。

 

そんなこんなの今回のエピソード、実は「プライベート・プラクティス」の記念すべき通算100話目でした。できることなら、150話、200話と「グレイズ・アナトミー」のように回を重ねてほしかったのですが、残すところあと11話。ピートの追悼という一区切りもあり寂しい限りですが、今シーズンは最終シーズンだけに、入魂のエピソードが多数登場します。アディソン、ヴァイオレットだけでなく、サム、ジェイク、シェルダン、アメリア、シャーロット&クーパー、それぞれが主役となるエピソードもあります。次週も苦しい展開が続きそうですが、希望を信じて“迷えるオトナたち”を応援しましょう。


【今回のゲスト】
ニック役は、「私はラブ・リーガル」の守護天使ルーク役のカーター・マッキンタイア。
クリス役は、「グッド・ワイフ」のマタン・ブロディ役のクリス・バトラー。


【注目のセリフ】
「お腹にサナダムシがいるから。しかも3匹も」by シャーロット
 ……三つ子ちゃん、サナダムシ扱い!!!
「そうだ、どうせならヘンリーももらったら? それで半ダースになる」by シャーロット
 ……妊娠のホルモンの影響か、シャーロットの毒舌っぷりが半端ない!
「でもさびしいよね、残されるのって。ママが死んだ時はさびしかった。ヴァイオレットは?」by メイソン
 ……ヴァイオレットを慰めるメイソン、寄り添い方が素晴らしかった!
「死なすべきだったかもしれない男の命を救ってきた。ピートは妻と子どもがいて、人助けをしていたのに死んでしまった。その不条理さが神を信じられない理由だよ」by シェルダン
 ……シェルダンらしい、考えさせられるセリフ。


【曲情報】
♪"Someone To Watch Over Me" Cast

ヴァイオレットが、カラオケで歌った曲。邦題は「やさしき伴侶を」。運命の人に出会うことを夢見る内容の歌詞。
♪"Death To Everyone" Deer Tick
エンディング、アディソンがマークの死をアメリアに伝えようとし、シェルダン&ジェイク、アディソン&サムが話をし、ヴァイオレットがピートの遺灰をクーパーと海に流して泣き崩れるシーンで。

2014.1.15|エピソードガイド、プライベート・プラクティス6 フィナーレ|コメント(0)トラックバック(0)

1月8日(水) #1「胸騒ぎの一日」

01アルコール依存症で家を出たエドという男性が、23年ぶりに娘デブラに会い謝罪するのを助けようとするヴァイオレット。けれども、臨月のデブラは父に積年の恨みをぶつけ、それがきっかけで破水する。サムにプロポーズされたアディソンは、自分の出した答えに幸せを感じる一方、何やら情緒不安定な様子。予備審問の法廷に現れなかったピートには、逮捕状が発令されてしまう。ヴァイオレットは、彼が保釈の身で逃げたと考えるが……。


ついにスタートした「プライベート・プラクティス」の最終シーズン。今回は、アディソンをはじめとするクリニックのメンバーたちのある1日が、それぞれの視点で並行して描かれました。そして、その中で衝撃的な事実が!!

 

●【ヴァイオレット】父娘の和解に尽力。一方、ピートは予備審問に現れず……
アルコール依存症で家族を置いて家を出ていたエドという男性が、23年ぶりに娘のデブラに謝罪するのを助けようと、父娘をクリニックで引き合わせるヴァイオレット。けれども、臨月のデブラは父親に積年の恨みをぶつけ、それをきっかけに破水してしまいます。ひとまずアディソンによる診察を受けたデブラは聖アンブローズに搬送され、ジェイクを担当医として出産に臨むことに。
その頃、まだクリニックにとどまっていたエド。ヴァイオレットに改めてデブラに謝罪するよう説得され、彼女のいる聖アンブローズへ。ところが、そこで心臓発作を起こして倒れてしまいます。たまたまそばに居合わせたサムによるオペで一命を取り留めたエドは、さまざまな偶然が重なったおかげで死なずに済んだことを実感。自分がやり残したことをするため神に生かされているのだと悟ります。そして、断薬会でのアメリアの助言もあり、出産を終えたデブラに「悪かった」と謝罪。父娘はようやく和解に至りました。
一方、この日はピートの予備審問が行われることになっていましたが、その法廷にピート本人は姿を見せず。ピートに対して逮捕状が発令されてしまいます。朝、ピートから「走りに行く。何があっても愛してる」というメールを受け取っていたヴァイオレットは、彼が保釈の身で逃げたと考えるのですが……。

 

●【アディソン&ジェイク】二人はついにカップルに!
前シーズンの最終話でサムにプロポーズされていたアディソン。それを断り、ジェイクと付き合い始めていました。幸せのまっただ中にいるはずのアディソンでしたが、ジェイクの携帯電話を頻繁にチェックしたり、彼の患者に嫉妬したりと、情緒不安定な様子。何ともアディソンらしい反応です。
その後、アディソンから現在の精神状態を説明されたジェイクは、今こそ関係を一歩進めるタイミングだと判断。アディソンの家に引っ越すと宣言します。アディソン、嬉しそうにそれを承諾。ひとまず、この二人については順調に前進しているようです。

 

●【クーパー&シャーロット】シャーロットが三つ子を妊娠!!!
メイソンを我が子のようにかわいがっているものの、自分自身の妊娠は望んでいなかったシャーロット。IUD(避妊具)で避妊していたにも関わらず、まさかの妊娠! IUDを外すと流産することがあるのを承知で、シャーロットはその処置をアディソンに頼みます。中絶賛成の立場を取りながらも、中絶という選択肢を選ぶことはできない彼女は、これで流産すれば……と期待していたのです。
処置後、トイレで出血を確認したシャーロット。流産したのだろうと考えますが、流産どころか何と三つ子を身ごもっていることが判明! IUDを付けているのに妊娠することすら希なのに、その妊娠がまさか三つ子だなんて、一体どんな確率!? シーズンの始めから、驚きの展開です。

 

●【シェルダン&アメリア】アメリアは断薬1年。シェルダンは元妻と!?
断薬1年を迎えたアメリア、断薬会で感謝のスピーチをし、支えになってくれたシェルダンにも感謝の言葉を伝えます。
シェルダンの方は、元妻と毎月3日間だけ各都市の高級ホテルでランデブーを楽しんでいるらしく、こちらはこちらで幸せそう。彼女ともう一度やり直すことには二の足を踏んでいる様子のシェルダンですが、彼女からのバラのプレゼントに思いは揺れているようです(ちなみに、シェルダンの元妻は今シーズン中に登場予定があります。どうぞお楽しみに!)。
ただし、心配なのはサムによる健康診断の結果。サムに呼ばれたシェルダン、その後、一人で険しい顔をしてお酒を飲んでいたのはなぜなんでしょう!?

 

●【サム】看護師のステファニーとラブラブ!?
アディソンに振られたサム。早くも別の彼女ができたようです。お相手は、聖アンブローズの産婦人科の看護師ステファニー。サムはまだ二人の関係をクリニックの仲間たちに秘密にしておきたかったようですが、みんなの前でクーパーに追及され、さっそくバレてしまいました。ステファニーはすっかりサムに夢中のようですが、サムも本気なのかな!? 二人の関係も気になるところです。

 

●【ピート】何と心臓発作で死亡!!!
ついに逃げに走ったかと思われたピート。実は、ランニング中にラニヨン・キャニオンで心臓発作を起こして倒れ、道の脇で死んでいたことが判明します。何という驚愕の事実! 「ルーカスにどう説明すればいい?」とクーパーに問うヴァイオレット。彼女が戸惑うのは当然です。見ているこちらにとっても、あまりにも突然のことで……。
前シーズンをもってピート役のティム・デイリーが降板することはニュースで知っていたのですが、いきなり死亡というシナリオになっていたとはショックでした。回想シーンでしかピートの登場がなかったのも寂しかったです……。

 

さて次回、ピートの死を知ったほかのメンバーは、どのような反応を示すのでしょうか!?
実はこのピートの死、「グレイズ・アナトミー」でマークが亡くなったのとほぼ同じタイミングという設定になっています。次回は、アディソンもマークの死を知ることになりそうです。


【今回のゲスト】
ステファニー役は、「シックス・フィート・アンダー」のヴァネッサ役などで知られるジャスティナ・マシャド。
デブラ役は、「ふたりの男とひとりの女」のアイリーン役や、「THE MENTALIST メンタリストの捜査ファイル」のサラ・ハリガン役のジリアン・バック。
エド役は、映画「ゴッドファーザー」シリーズへの出演で知られ、声優としても活躍するアレックス・ロッコ。


【注目のセリフ】
「魅力的なんてもんじゃない。彼はゼウス。彼はトール。彼はベッカムよ」by アディソン
 ……神話の神と元サッカー選手が混ざってるというヴァイオレットの突っ込みは絶妙。
「僕の精子は水泳選手並み」by クーパー
 ……クーパー、原音では自分の精子をアメリカの元競泳選手、マイケル・フェルプスにたとえてます。
「いいえクーパー、赤ちゃんは一人じゃない。3人産まれてくる」by シャーロット
 ……いくら何でも三つ子という設定は……。


【曲情報】
♪"Anything Anything" Dramarama

オープニング、サムがパンケーキを運び、アメリアが断薬1年のコインをもらい、シャーロット&クーパー&メイソンが朝食をともにし、アディソンがヘンリーを抱き、ジェイクがベッドで目覚め、ヴァイオレットがピートからのメールを見たあとでルーカスと話すシーンで。
♪"Breezeblocks" Alt + J
クーパーがメイソンを迎えに行って、兄弟は欲しいかと聞き、シャーロットがトイレで出血を確認してホッとしたのもつかの間、超音波の映像を見て驚くシーンで。
♪"Flaggin A Ride" Divine Fits
エンディング、シェルダンが一人で酒を飲み、アメリアが連れてきたデブラにエドが謝罪し、クーパーが三つ子の妊娠をシャーロットから聞かされ、ジェイクがアディソンの家に引っ越すと宣言するシーンで。

2014.1. 8|エピソードガイド、プライベート・プラクティス6 フィナーレ|コメント(0)トラックバック(0)